JP2009073093A - 画像形成方法、画像転写媒体および情報記録体 - Google Patents
画像形成方法、画像転写媒体および情報記録体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009073093A JP2009073093A JP2007245385A JP2007245385A JP2009073093A JP 2009073093 A JP2009073093 A JP 2009073093A JP 2007245385 A JP2007245385 A JP 2007245385A JP 2007245385 A JP2007245385 A JP 2007245385A JP 2009073093 A JP2009073093 A JP 2009073093A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- receiving layer
- transfer medium
- support
- image forming
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Abstract
【解決手段】支持体66の少なくとも片面に、顔料を含有してなる受像層64を有する画像転写媒体20を用い、前記受像層64が設けられた面に、少なくとも離型剤を含有する画像形成材料62によって、画像を形成する画像形成工程と、前記画像転写媒体20の画像が形成された面に、記録媒体22を重ね合わせて積層体68とする重合せ工程と、前記積層体68を加熱・加圧する加熱加圧工程と、前記積層体68から、前記支持体66と共に、前記受像層64の画像部に該当する領域を除去する除去工程と、を有する画像形成方法。
【選択図】図2
Description
この装置では、インクドナーフィルムに塗布されたインクを第1の加熱部によって中間転写フィルムに転写してインク像を形成し、この中間転写フィルムに転写されたインク像を第2の加熱部によって受像体に再転写することによって画像を形成する。
また、第2には、画像転写媒体中の受像層による画像を、記録媒体上に所望の形状で良好に形成することができる画像形成方法、および該画像形成方法によって得られる情報記録体を提供することを目的とする。
更に、上記画像形成方法に好適に用い得ると共に、光輝性の画像を良好に形成することができる画像転写媒体を提供することを目的とする。
すなわち請求項1に係る発明は、支持体の少なくとも片面に、顔料を含有してなる受像層を有する画像転写媒体を用い、前記受像層が設けられた面に、少なくとも離型剤を含有する画像形成材料によって、画像を形成する画像形成工程と、前記画像転写媒体の画像が形成された面に、記録媒体を重ね合わせて積層体とする重合せ工程と、前記積層体を加熱・加圧する加熱加圧工程と、前記積層体から、前記支持体と共に、前記受像層の画像部に該当する領域を除去する除去工程と、を有する画像形成方法である。
好ましい態様である第1の実施形態に係る画像形成方法は、支持体の少なくとも片面に、顔料を含有してなる受像層を有する画像転写媒体を用い、前記受像層が設けられた面に、少なくとも離型剤を含有する画像形成材料によって、画像を形成する画像形成工程と、前記画像転写媒体の画像が形成された面に、記録媒体を重ね合わせて積層体とする重合せ工程と、前記積層体を加熱・加圧する加熱加圧工程と、前記積層体から、前記支持体と共に、前記受像層の画像部に該当する領域を除去する除去工程と、を有する。
図1は、第1の実施の形態に係る画像形成方法に用いられる画像形成装置の概略構成図である。図1に示す画像形成装置10は、丁合い装置12と、ラミネート装置14(ラミネート部)と、から構成されている。
丁合い装置12は、画像転写媒体貯蔵部32、上記画像転写媒体20と同サイズの記録媒体22を貯蔵する記録媒体貯蔵部34、画像形成済みの画像転写媒体20と記録媒体22とを重ね合わせて位置決めする丁合い部(位置決め部)36、画像転写媒体貯蔵部32から丁合い部36へ画像形成済み画像転写媒体20を供給する画像転写媒体搬送路40、記録媒体貯蔵部34から丁合い部36へ記録媒体22を供給する記録媒体搬送路42、を備えている。尚、画像転写媒体貯蔵部32には、図2(A)に示すように支持体66の片面に受像層64が形成され、更に受像層64表面に既に画像形成材料62によって画像が形成(画像形成工程)された画像転写媒体20が貯蔵されている。
前記のようにして丁合い部36に搬送された記録媒体22および画像形成済み画像転写媒体20は、丁合い部36で画像転写媒体20の画像形成面と記録媒体とが重ね合わされ、丁合い部36の前記タンパーにより直行する2辺の壁面に押し付けられることで互いに位置決めされ(重合せ工程)、図2(B)に示す積層体68が形成される。その後該積層体68はラミネート装置14に搬送される。
尚、上記支持体66の剥離方法としては、公知の剥離装置を用いた剥離方法や、剥離爪、剥離板(バッフル)を用いて強制的に力を作用させる等の方法を用いることが出来る。
次に、上記第1の実施形態に用いられる画像転写媒体、画像形成材料、記録媒体についてより詳細に説明する。尚、該画像転写媒体と、画像形成材料および記録媒体とには、下記(1)乃至(3)式の関係を有することが求められる。
(1) 剥離力(支持体/受像層) > 剥離力(受像層/画像形成材料)
(2) 剥離力(記録媒体/画像形成材料) > 剥離力(受像層/画像形成材料)
(3) 剥離力(記録媒体/受像層) > 剥離力(支持体/受像層)
剥離力は、初めに加熱加圧工程を経た画像転写媒体を幅25mmに切りその一端をカッター等で剥がして試験片を作製する。この試験片の支持体側をクランプに挟んで固定した後、剥がしたフィルム側を別のクランプで挟み、支持体に対して180度方向に剥離するように引っ張りながら、引っ張り力を測定することで剥離力を求めることができる。
本明細書において、上記(1)乃至(3)式に該当するか否かの判定は、上記剥離力の測定方法により算出した値を元に行った。
尚、上記(1)および(2)式を満たす観点で、第1の実施形態に用いられる画像形成材料は、離型剤を含有することを必須とする。また、画像転写媒体の受像層には、後述の画像形成材料に対して離型性を有する材料を含有することが望ましい。また、上記(3)式を満たす観点で、前記支持体は受像層形成側表面に離型層を有することが好ましい。
具体的に、剥離力(支持体/受像層)は、5N/m以上200N/m以下であることが好ましく、10N/m以上100N/m以下であることが特に好ましい。
剥離力(受像層/画像形成材料)は、2N/m以上100N/m以下であることが好ましく、5N/m以上50N/m以下であることが特に好ましい。
剥離力(記録媒体/画像形成材料)は、50N/m以上であることが好ましく、100N/m以上であることが特に好ましい。
剥離力(記録媒体/受像層)は、50N/m以上であることが好ましく、100N/m以上であることが特に好ましい。
第1の実施形態に用いられる画像転写媒体としては、(a)支持体と、該支持体の少なくとも片面に、顔料を含有してなる(b)受像層と、を有する。また前述の通り、支持体はその受像層形成側表面に(c)離型層を有する(即ち、受像層が離型層を介して支持体上に形成される)ことが好ましい。更に、前記受像層には後述の画像形成材料に対して離型性を有する材料を含有することが望ましい。
第1の実施形態に係る画像形成方法に用いられる画像転写媒体に使用可能な支持体は、特に光透過性を有する必要はない。ここで、光透過性とは、例えば、可視光領域の光をある程度、透過する性質をいい、少なくとも画像が形成された面と反対側の面から該画像が支持体を通して目視できる程度に透明であればよい。
この場合、例えば、少なくとも支持体の外側の面を形成するいずれかの層にPETG樹脂が含まれていることが好ましく、この層がPETG樹脂のみからなる層であってもよいが、支持体はPETG樹脂を含む層と、これ以外の成分からなる層とから構成されることがより好ましい。この層を構成する材料としては、PETG樹脂よりも軟化点温度が高いポリエステル系樹脂を用いることが好適であり、この材料としては、ポリカーボネート、ポリアリレート、およびこれらの混合あるいは共重合体、またはポリエチレンテレフタレート(PET)などが望ましい。またこれらの支持体は、二軸延伸を施してあることが好ましい。
このようにして得られた二軸延伸フィルムは、必要に応じて熱処理が施される。熱処理はテンター内で行うのが好ましく、特に縦横方向に緩和しながら熱処理することが好ましい。
また、支持体の受像層が設けられる側の面は、表面粗さが小さいことが好ましく、具体的には表面粗さRa(JIS−B0601(1994年))が1μm以下であることが好ましく、0.1μm以下であることがより好ましい。
・顔料
前記第1の実施形態に係る画像形成方法における画像転写媒体の受像層は、該画像形成方法によって最終的に得られる最終画像を形成する材料でもあり、求められる最終画像に対応した顔料(着色剤)を添加することを要する。受像層中に添加される顔料としては特に限定されず、いかなる顔料も用いることができる。
特に、上記受像層には、金、銀、ブロンズ、パール色などの光輝性顔料や、蛍光、蓄光、ラメ等や、イエロー、マゼンタ、シアンでは再現できない、特色の顔料を添加することも可能である。これらの顔料を添加することにより、例えば電子写真方式などに適用されているイエロー、マゼンタ、シアンの三原色を用いた減法混色による色以外の特色を、最終画像に付与することができる。
尚、上記厚みおよび粒径は、以下の方法により測定することができ、本明細書に記載の数値は下記方法によって測定したものである。粒径の測定装置としてはコールターカウンターTA−II型(ベックマンーコールター社製)を用い得る。測定法としては、分散剤として界面活性剤(好ましくはアルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム)の5質量%水溶液2ml中に測定試料を0.5g以上50mg以下の範囲で加える。これを100ml以上150ml以下の電解液中に添加する。試料を懸濁した電解液は超音波分散機で1分間分散処理を行い、前記コールターカウンターTA−II型により、体積平均分布、個数平均分布を求める。これら求めた体積平均分布,個数平均分布より、体積平均粒径を得ることができる。
上記受像層には、熱溶融性のポリエステル樹脂が好ましく用いられる。一般的にポリエステル樹脂は、多価ヒドロキシ化合物と多塩基性カルボン酸またはその反応性酸誘導体との反応によって製造することができる。ポリエステルを構成する多価ヒドロキシ化合物としては、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,3−プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール等のジオール類があるが、上記ポリエステルとしては、エチレングリコールとネオペンチルグリコールとを用いることが特に好ましい。
また前述通り、受像層には画像形成材料に対して離型性を有する材料(離型性材料)を含有することが望ましい。該離型性材料としては、低付着性材料である天然ワックスや合成ワックス、離型性樹脂、反応性シリコーン化合物、変性シリコーンオイルなどの離型性材料を挙げることができる。
具体的には、カルナバワックス、密ロウ、モンタンワックス、パラフィンワックス、ミクロクリスタリンワックスなどの天然ワックスや低分子量ポリエチレンワックス、低分子量酸化型ポリエチレンワックス、低分子量ポリプロピレンワックス、低分子量酸化型ポリプロピレンワックス、高級脂肪酸ワックス、高級脂肪酸エステルワックス、サゾールワックスなどの合成ワックスなどが挙げられ、これらは単独使用に限らず混合して複数使用することができる。
上記変性シリコーン樹脂は、画像形成材料として用いられるトナー樹脂や、前記熱溶融性のポリエステル樹脂等との親和性が高く、適度に混和、相溶し、溶融混和するため好ましい。
前記第1の実施形態に用いる画像転写媒体は、支持体表面に設けられた受像層の最表面の表面抵抗率が、1.0×108Ω/□以上1.0×1013Ω/□以下の範囲であることが好ましく、1.0×109Ω/□以上1.0×1011Ω/□以下の範囲であることがより好ましい。
また、受像層が支持体の片面のみに設けられる場合には、支持体の受像層が設けられていない側の支持体表面の表面抵抗率が1.0×108Ω/□以上1.0×1013Ω/□以下の範囲であることが好ましく、1.0×109Ω/□以上1.0×1011Ω/□以下の範囲であることが好ましい。
なお、上記表面抵抗率は、23℃55%RHの環境下で、円形電極(例えば三菱油化(株)製ハイレスターIPの「HRプローブ」)を用い、JIS−K6911(1995年)に従って測定することができる。
また、第1の実施形態における画像転写媒体において、片面のみが上記範囲の表面抵抗率を有する場合には、当該面は画像が形成される側の面であることが好ましい。
また、搬送性を向上させる観点から、受像層にはマット剤が添加されることが好ましい。上記マット剤に使用される潤滑性を有する樹脂としては、ポリエチレン等のポリオレフィン;ポリフッ化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、ポリテトラフルオロエチレン(テフロン(登録商標))等のフッ素樹脂;を挙げることができる。具体的には、低分子量ポリオレフィン系ワックス(例えばポリエチレン系ワックス、分子量1000以上5000以下)、高密度ポリエチレン系ワックス、パラフィン系またはマイクロクリスタリン系のワックスを挙げることができる。
また、フッ素樹脂の例としてはポリテトラフルオロエチレン(PTFE)分散液を挙げることができる。
これらの中で、スチレン類、α−不飽和脂肪酸モノカルボン酸のエステル類等が好ましく、これら熱溶融性樹脂をフィラーとして使用する場合は、これら樹脂を溶解しない溶媒で塗工することにより、光沢制御を目的としたフィラーとして用いることができるが、好ましくは、これら熱溶融性樹脂に架橋剤などを添加して、架橋構造を持たせた熱硬化性樹脂、光硬化性樹脂、電子線硬化樹脂などを微粒子化したものがより好ましく用いられる。
また、無機系の材料としては酸化亜鉛、酸化チタンの酸化物粒子、その他、酸化鉄、酸化セリウムなどの金属酸化物粒子が挙げられる。
前記受像層には、耐光性材料としては、市販されている酸化防止剤等を用いることができる。添加する材料は、前記紫外線吸収剤のごとく、組成物中での分散安定性が良好で、かつ、光の照射で変性しないものより選ばれる。例えば、リン酸系、イオウ系、フェノール系、ヒンダードアミン系酸化防止剤などが挙げられる。
リン酸系酸化防止剤としての具体例としては、トリメチルホスファイト、トルエチルホスファイト、トリ−n−ブチルホスファイト、トリオクチルホスファイト、トリデシルホスファイト、トリステアリルホスファイト、トリオレイルホスファイト、トリストリデシルホスファイト、トリセチルホスファイト、ジラウリルハイドロジエンホスファイト、ジフェニルモノデシルホスファイト、ジフェニルモノ(トリデシル)ホスファイト、テトラフェニルジプロピレングリコールジホスファイト、4,4’−ブチリデン−ビス〔3−メチル−6−t−(ブチル)フェニル−ジ−トリデシル〕ホスファイト、ジステアリルペンタエリスリトールジホスファイト、ジトリデシルペンタエリスリトールジホスファイト、ビスノニルフェニルペンタエリスリトールジホスファイト、ジフェニルオクチルホスファイト、テトラ(トリデシル)−4,4’−イソプロピリデンジフェニルジホスファイト、トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイト、ジ(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイトなどの亜リン酸エステル化合物などがある。
これらの酸化防止剤は、それぞれ単独で用いても、あるいは2種以上を混合して用いても良い。
第1の実施形態における画像転写媒体においては、前述の通り、前記支持体の受像層を形成する側の表面に離型層を有することが好ましい。
該離型層には離型性材料が含まれている。該離型性材料は、画像転写媒体の非画像部においては、加熱加圧工程を経た後に上記受像層を特に良好に離型し、記録媒体表面に残存するよう制御するためのものである。
なお、前記縮合型は、形態的には、溶液型とエマルジョン型とに分類され、そのいずれも好適に使用する事ができる。
なお、前記付加型は、形態的には、溶剤型、エマルジョン型、および無溶剤型に分類され、そのいずれも好適に使用する事ができる。
前記硬化性シリコーン樹脂としては、アクリル変性シリコーン樹脂と熱硬化性のシリコーン樹脂とを共に含有させても良い。前記アクリル変性シリコーン樹脂と、熱硬化性のシリコーン樹脂と、を共に含有する場合には、その含有比、硬化条件、添加量等により、これらの中間的な性質発現させることが可能となる。
これらのコロイダルシリカは、通常水性分散液、あるいは水性/有機溶剤分散液の形態にある。これらの製造方法は、例えば米国特許第4914143号明細書、同第3986997号明細書、同第5503935号明細書、同第4177315号明細書に示されている。
また、これらのコロイダルシリカは、透過型電子顕微鏡などで観察すると、直径10ナノメートル(nm)未満の平均粒径を有していて、さらに粒子体積を基準にして、少なくとも80%のコロイダルシリカ粒子が6nm以上9nm以下の範囲の直径を有している。
前記受像層表面には、さらに光反射調整層を設けることができる。該光反射調整層とは、前記第1の実施形態に係る画像形成方法によって製造された情報記録体において、受像層を通して記録媒体に到達した光が再度受像層に反射して戻ってくる量を調整する層である。即ち、ラミネート面に相対する材料面(即ち記録媒体表面)の色に影響されないよう隠蔽効果を機能させることを目的として設けられる。
例えば、印刷前のカードなどはホワイトカードとも呼ばれるように白色であり、黒色の光反射調整層を設けることが多い。またこの特性を生かして、受像層の上に黒インクなどで文字や記号、絵などの画像を作ることによって記録媒体からの反射光量のちがいを利用してこれら画像を正面から見ても着色された画像をすかし技術のように浮き上がらせることができる。特にカードにおいては画像部と非画像部分でのコントラストをカラーコピー機での安易な解像、複写が困難になるため偽造防止の1手段として活用することができる。
次いで、第1の実施形態に用いられる画像転写媒体の製造方法について説明する。
前述の組成物等を含有してなる受像層は、以下の方法によって支持体の表面に形成することができる。例えば、受像層を支持体表面に直接形成する場合には、上記受像層の組成物である、ポリエステル樹脂、顔料、離型性材料、フィラー等を有機溶媒もしくは水などを用いて混合し、超音波、ウエーブローター、アトライター、サンドミルなどの装置により分散させ塗工液を調整する。該塗工液をそのままの状態で、支持体の表面へ塗布あるいは含浸させることによって形成することができる。
第1の実施形態における画像形成工程では、画像を形成する方法として、例えば電子写真方式、インクジェット方式、感熱転写方式等の公知の方法を採用することができ、特に限定されるものではない。以下においては、これらの中でも特に好ましい態様である電子写真方式を用いて画像を形成する方法について説明する。
次に、上記第1実施形態に係る画像形成方法によって得られる情報記録体について説明する。
上記情報記録体は、受像層の表面に画像形成された画像転写媒体の画像面を、少なくとも記録媒体の片面に対して加熱加圧処理を施し、画像形成材料が冷却固化した後、前記画像転写媒体の支持体を記録媒体から剥し、画像部の画像形成材料および非画像部の受像層が記録媒体に転写されることで画像情報が記録される情報記録体である。
例えば、画像が可変情報を含む場合、可変情報に対応した部分の画像は、情報記録体毎に異なる画像とすることができる。
これらの中でも、記録媒体としては、プラスチックシートが好ましく、特に情報記録体としたときに形成された画像が見えやすいよう不透明であることが好ましく、白色化したプラスチックシートが代表的に使用される。
記録媒体の少なくとも画像が転写される側の面は、PETGを含むことが好ましい。
記録媒体中に半導体回路を内蔵させる方法としては、前記半導体回路が固定されたインレットと呼ばれるシートを、記録媒体を構成するシート材料間に挟み、熱プレスによって熱融着一体化させる方法が一般的に好ましく用いられる。また、上記インレットシートなしに直接、半導体回路を配置し、上記に示す方法にて熱融着一体化させる方法も可能である。
さらに、情報記録体として使用上問題がなければ、半導体回路を記録媒体の内部ではなく、表面に露出した状態で配置することも可能である。
好ましい態様である第2の実施形態に係る画像形成方法は、支持体の少なくとも片面に、顔料を含有してなる受像層を有する画像転写媒体を用い、前記受像層が設けられた面に、少なくとも離型剤を含有する画像部被覆材料によって、被覆画像を形成する被覆画像形成工程と、前記画像転写媒体の被覆画像が形成された面に、被覆画像除去媒体を重ね合わせて第1の積層体とする第1の重合せ工程と、前記第1の積層体を加熱・加圧する第1の加熱加圧工程と、前記第1の積層体から、前記被覆画像除去媒体と共に、前記被覆画像および受像層の非画像部に該当する領域を除去する第1の除去工程と、前記画像転写媒体の、受像層の画像部に該当する領域が残存した面に、記録媒体を重ね合わせて第2の積層体とする第2の重合せ工程と、前記第2の積層体を加熱・加圧する第2の加熱加圧工程と、前記第2の積層体から前記支持体を除去する第2の除去工程と、を有する。
図3は、第2の実施の形態に係る画像形成方法に用いられる画像形成装置の概略構成図である。図3に示す画像形成装置110は、剥離装置111と、丁合い装置112と、ラミネート装置114(ラミネート部)と、から構成されている。
剥離装置111は、画像転写媒体貯蔵部132、被覆画像除去媒体118の送りロール115、画像転写媒体貯蔵部132の画像転写媒体120搬送方向下流側に配置された加熱ロール対117、該加熱ロール対117の被覆画像除去媒体118および画像転写媒体120の搬送方向下流側に配置された剥離ロール119、該剥離ロール119の被覆画像除去媒体118搬送方向下流側に配置された巻き取りロール116、を備えている。被覆画像除去媒体118は、送りロール115から加熱ロール対117、剥離ロール119を通って巻き取りロール116にまで、図示しない駆動モータにより送られる。
画像転写媒体貯蔵部132には、被覆画像形成済みの画像転写媒体120が、被覆画像形成面を下方に向けて貯蔵される。上記画像転写媒体120はピックアップロール128の駆動によって排出されると共に、給紙ロール130が駆動して被覆画像形成済み画像転写媒体120が加熱ロール対117の2つのロールの接触部に搬送される。
また、重ね合わされると共に該積層体170は加熱ロール対117の接触部(挟持部)に挿入され通過することにより、図4(B)にて矢印で示すように画像転写媒体20側および被覆画像除去媒体118側の両側から加熱・加圧処理が施される(第1の加熱加圧工程)。
その後、被覆画像が除去された画像転写媒体120は、画像転写媒体搬送路140により丁合い装置112に搬送される。
また、画像転写媒体搬送路140の排出部を出た被覆画像除去済み画像転写媒体120は、受像層形成面が下方を向くように設置されており、その自重によって丁合い部136へ供給され、記録媒体122と重ね合わせられる。
前記のようにして丁合い部136に搬送された記録媒体122および被覆画像除去済み画像転写媒体120は、丁合い部136で画像転写媒体120の受像層形成面と記録媒体とが重ね合わされ、丁合い部136の前記タンパーにより直行する2辺の壁面に押し付けられることで互いに位置決めされ(第2の重合せ工程)、図4(D)に示す積層体168が形成される。その後該積層体168はラミネート装置114に搬送される。
尚、上記支持体166の剥離方法としては、公知の剥離装置を用いた剥離方法や、剥離爪、剥離板(バッフル)を用いて強制的に力を作用させる等の方法を用いることが出来る。
次に、上記第2の実施形態に用いられる画像転写媒体、画像形成材料、記録媒体についてより詳細に説明する。尚、該画像転写媒体と、画像形成材料および記録媒体とには、下記(4)乃至(7)式の関係を有することが求められる。
(4) 剥離力(支持体/受像層) > 剥離力(受像層/画像部被覆材料)
(5) 剥離力(被覆画像除去媒体/画像部被覆材料)
> 剥離力(受像層/画像部被覆材料)
(6) 剥離力(被覆画像除去媒体/受像層)
> 剥離力(支持体/受像層)
(7) 剥離力(記録媒体/受像層) > 剥離力(支持体/受像層)
尚、上記剥離力とは、第1の実施形態の項において示す通りである。
ここで上記(4)乃至(6)式を満たすことにより、第1の除去工程において、画像部に該当する領域では画像部被覆材料と受像層との界面で剥離され、受像層は支持体表面に残存し、画像部被覆材料は被覆材料除去媒体と共に除去される。また、非画像部に該当する領域では受像層と支持体との界面で剥離され、受像層は被覆材料除去媒体表面と共に除去される。
更に、上記(7)式を満たすことにより、第2の除去工程において、画像部に該当する領域では受像層と支持体との界面で剥離され、受像層は記録媒体表面に残存する。
具体的に、剥離力(支持体/受像層)は、10N/m以上500N/m以下であることが好ましく、20N/m以上200N/m以下であることが特に好ましい。
剥離力(受像層/画像部被覆材料)は、5N/m以上200N/m以下であることが好ましく、10N/m以上100N/m以下であることが特に好ましい。
剥離力(被覆画像除去媒体/画像部被覆材料)は、50N/m以上であることが好ましく、100N/m以上であることが特に好ましい。
剥離力(支持体/受像層)は、10N/m以上500N/m以下であることが好ましく、20N/m以上200N/m以下であることが特に好ましい。
剥離力(記録媒体/受像層)は、50N/m以上であることが好ましく、100N/m以上であることが特に好ましい。
また、第2の実施形態における「被覆画像形成工程」は、第1の実施形態における画像形成工程をそのまま適用することができ、「画像部被覆材料」は、第1の実施形態に用い得る画像形成材料をそのまま適用することができる。
更に、第2の実施形態における「被覆画像除去媒体」は、第1の実施形態に用い得る記録媒体の形状を剥離装置に適用可能なように変更する以外は、そのまま適用することができる。
次に、上記第2実施形態に係る画像形成方法によって得られる情報記録体について説明する。
上記情報記録体は、受像層の表面に被覆画像が形成された画像転写媒体の画像面を、少なくとも被覆画像除去媒体の片面に対して第1の加熱加圧処理を施し、画像部被覆材料が冷却固化した後、被覆画像除去媒体を画像転写媒体から剥し、画像部の画像部被覆材料および非画像部の受像層が被覆画像除去媒体によって除去され、次いで被覆画像除去済みの画像転写媒体の受像層形成面を、少なくとも記録媒体の片面に対して第2の加熱加圧処理を施し、受像層が冷却固化した後、前記画像転写媒体の支持体を記録媒体から剥し、画像部の受像層が記録媒体に転写されることで画像情報が記録される情報記録体である。
また、第2の実施形態における「記録媒体」は、第1の実施形態に用い得る記録媒体のをそのまま適用することができる。
−画像形成装置−
画像形成装置としては、前述の図1に示す画像形成装置10を用いた。
画像の形成に用いた記録媒体としては、白色PETG(三菱樹脂社製,ディアフィクスWHI)製で、厚さは760μm、大きさはA4サイズに予め加工されたものを用いた。
転写フィルム(画像転写媒体)には、支持体と受像層とからなる2層構造のものを用いた。
支持体には、PETフィルム(東レ社製、ルミラーT60、二軸延伸処理、厚み:100μm、幅:300mm、長さ:5m)を用いた。
受像層は、ウレタン変性ポリエステル樹脂(東洋紡績社製、UR−4122)10質量部、金色パール顔料(薄片のマイカ表面に二酸化チタンの被覆層を設けた粒径10μm以上60μm以下の光輝性顔料、日本光研工業製、パールグレイズMY−100R)8質量部を、シクロヘキサノンとメチルエチルケトンとを質量比で10:90で混合した液30質量部に添加して十分攪拌し受像層塗工液を用い、前記PETフィルムの片面に乾燥後の厚さが10μmとなるようにワイヤーバーを用いて塗布することにより形成した。
上記カラー画像印刷済み転写フィルム1−1を、図1に示す画像形成装置10の画像転写媒体貯蔵部32に、前記記録媒体を記録媒体貯蔵部34にセットした。ラミネート装置14における加熱・加圧処理の温度はベルト46を150℃、ベルト48を150℃に設定し、送り速度を10mm/sとしてラミネートした。次いで、排出部56に排出された上記転写フィルム1−1と記録媒体との積層体68を、十分冷却した後、支持体66を端部から手で剥離し、記録媒体上に最終画像を形成した。
画像部(トナーにより画像を形成した部分)には良好なトナー画像が転写され、且つ非画像部には受像層が良好に転写された。
[輝度]
輝度は、光輝性の画像の目視による官能評価にて行った。10人の評価者を対象として、以下の5段階評価を行った。
1.非常に悪い
2.悪い
3.普通
4.良い
5.非常に良い
次に、その平均値を求めて、下記の基準で評価した。
×・・・平均値が2未満の場合
△・・・2以上4未満の場合
○・・・4以上の場合
−金色現像剤―
(トナー)
・ポリエステル系結着樹脂 86.7質量部
・金色顔料(日本光研工業社製:MC−326R、
粒径5μm以上30μm以下) 13.3質量部
上記成分を二軸式混練機にて混練し、つづいて粉砕分級することにより、体積平均粒子径7μmのトナー粒子を得た。得られたトナー粒子100質量部に対して、ヘキサメチルジシラザンによって表面処理された粒径40nmのシリカ粒子1質量部を加え、更にトリメトキシデシルシランによって表面処理された粒径20nmのシリカ粒子1質量部を加え、ヘンシェルミキサーにて混合した。また、その後、目開き45μmメッシュの篩分器によって篩分を行った。
・Cu−Zn−Feコア(体積平均粒子径50μm) 100質量部
・フッ素含有アクリル系ポリマー 0.5質量部
上記成分をニーダーにて混合し、乾燥して、体積平均粒子径50μmのキャリアを得た。
上記トナーおよびキャリアを10:100の質量比で混合して金色現像剤を調製した。
転写フィルム(画像転写媒体)1−2として、PETフィルム(東レ社製、ルミラーT60、厚み:100μm、A4サイズ)を用いた。
富士ゼロックス製DocuPrint C3540において、イエロー、マゼンタおよびシアンの3色のトナーとして製品に搭載されたものをそのまま用い、一方黒色現像剤の代わりに上記の方法にて作製した金色現像剤を用いて、上記転写フィルム1−2に金色部分を含むカラー画像を印刷した。
次いで、上記の転写フィルム1−2を用いた以外は実施例1に記載の方法にて画像を形成した。
金色部分を含め画像部(トナーにより画像を形成した部分)のトナー画像が記録媒体に転写された。また、実施例1に記載の方法にて輝度の評価を行った。
−転写フィルム1−3−
転写フィルム(画像転写媒体)には、支持体と受像層とからなる2層構造のものを用いた。
支持体には、PETフィルム(東レ社製、ルミラーT60、厚み:100μm、A4サイズ)を用いた。
受像層には実施例1にて用いた材料を用い、前記支持体の片面に乾燥後の厚さが10μmとなるようにワイヤーバーを用いて塗布することにより形成した。
上記の転写フィルム1−3を用いた以外は実施例1に記載の方法にて画像を形成した。
画像部(トナーにより画像を形成した部分)は、トナーあるいは金バール色がまだらにかつ表面がザラザラになって転写されていた。また非画像部は、金バール色がまだらにかつ表面がザラザラになって転写していた。
また、実施例1に記載の方法にて輝度の評価を行った。
−画像形成装置−
画像形成装置としては、前述の図3に示す画像形成装置110を用いた。尚、被覆画像除去媒体118としては、PETフィルム(東レ製、ルミラーT60、厚み:50μm、幅:300mm、長さ:10m)を用いた。
記録媒体および転写フィルムとしては、実施例1に示す記録媒体および転写フィルム1−1を用いた。
上記カラー画像印刷済み転写フィルム1−1を、図3に示す画像形成装置110の画像転写媒体貯蔵部132に、前記記録媒体を記録媒体貯蔵部134にセットした。剥離装置111における第1の加熱・加圧処理の温度は加熱ロール対117を120℃に設定し、送り速度を10mm/sとして第1の除去工程を行った。また、ラミネート装置114におけるの加熱・加圧処理の温度はベルト146を150℃、ベルト148を150℃に設定し、送り速度を10mm/sとしてラミネートした。次いで、排出部156に排出された上記転写フィルム1−1と記録媒体との積層体168を、十分冷却した後、支持体166を端部から手で剥離し、記録媒体上に最終画像を形成した。
まず、第1の除去工程において、被覆画像(トナーにより形成された画像)が形成された領域(画像部)では、被覆画像除去媒体に被覆画像が良好に転写され、且つ非画像部では受像層が良好に転写された。
また、最終画像が形成された記録媒体においては、画像部において受像層が良好に転写された。
−画像形成−
記録媒体および転写フィルムとしては、比較例2に示す記録媒体および転写フィルム1−3を用いた。
上記の転写フィルム1−3を用いた以外は実施例2に記載の方法にて画像を形成した。
まず、第1の除去工程において、画像部では、被覆画像の一部が残り、また受像層の一部が転写され、表面もざらざらであった。非画像部では、受像層の一部が転写され、表面もざらざらであった。また、最終画像が形成された記録媒体においては、画像部では部分的に色のぬけたザラザラした画像であった。
また、実施例1に記載の方法にて輝度の評価を行った。
<抵抗調整層液A−1の調製>
カチオン系帯電防止剤であるアクリル系高分子溶解液(綜研化学社製:エレコンドQO−101、固形分濃度50質量%)100質量部にフィラーとして架橋型アクリル球状粒子(綜研化学社製:MX−180、平均粒子径:1.8μm)0.5質量部、エタノール200質量部を混合して十分攪拌し、表面抵抗率を制御する抵抗調整層液A−1を調製した。
熱溶融性樹脂としてポリエステル樹脂(東洋紡績社製:バイロン245)20質量部、界面活性剤(日本油脂社製:エレガン264WAX)2質量部、金色顔料((薄片のマイカ表面に二酸化珪素、二酸化チタン、酸化鉄、酸化スズを含有した被覆層を設けた粒径が10μm以上60μm以下、日本光研工業社製:MC−305R)24質量部を、メチルエチルケトン50質量部の溶媒中に添加して十分攪拌し、受像層塗工液B−1を調製した。
支持体としての二軸延伸PET(東レ社製PET50 T−60、厚み50μm)の片面側に、前記抵抗調整層液A−1をワイヤーバーを用いて塗工し、120℃で1分間乾燥させ膜厚0.5μmの抵抗調整層を形成した。
さらに前記受像層塗工液B−1を、支持体の上記抵抗調整層面とは反対側の未塗工面にワイヤーバーを用いて塗工し、120℃で1分間乾燥させ膜厚10μmの金色の受像層を形成し、転写フィルム2−1を作製した。
この転写フィルム2−1の表面抵抗率は、抵抗調整層面で2.8×108Ω/□、受像層面で2.6×1010Ω/□であった。
上記カラー画像印刷済み転写フィルム2−1を、図1に示す画像形成装置10の画像転写媒体貯蔵部32に、記録媒体としての白色PETGシート(三菱樹脂社製:ディアフィックスWHI、厚さ760μm、A4サイズ)を記録媒体貯蔵部34にセットした。ラミネート装置14におけるの加熱・加圧処理の温度はベルト46を140℃、ベルト48を140℃に設定し、送り速度を6mm/sとしてラミネートした。次いで、排出部56に排出された上記転写フィルム2−1と記録媒体との積層体68を、十分冷却した後、支持体66を端部から手で剥離し、記録媒体上に最終画像を形成した。
画像部(トナーにより画像を形成した部分)には良好なトナー画像が転写され、且つ非画像部には受像層が良好に転写された。
また、実施例1に記載の方法にて輝度の評価を行った。結果を下記表3に示す。
<受像層塗工液B−2の調製>
熱溶融性樹脂としてポリエステル樹脂(東洋紡績社製:バイロン885)20質量部、界面活性剤(日本油脂社製:エレガン264WAX)2.5質量部、金色顔料((薄片のマイカ表面に二酸化チタン、酸化鉄を含有した被覆層を設けた粒径が10μm以上60μm以下、日本光研工業社製:MC−306)20質量部、およびフィラーとして球状アクリル樹脂粒子(積水化成品工業社製:XX−179W、平均粒径15μm)5質量部を、メチルエチルケトン60質量部の溶媒中に添加して十分攪拌し、受像層塗工液B−2を調製した。
実施例3の受像層塗工液B−1の代わりに前記着色塗工液B−2を用いた他は、実施例3に示す方法にて、金色の受像層を形成した転写フィルム2−2を作製した。
この転写フィルム2−2の表面抵抗率は、受像層面で7.8×109Ω/□であった。
次に、上記転写フィルム2−2を用いた他は、実施例3に示す方法にて、最終画像を形成した。
画像部(トナーにより画像を形成した部分)には良好なトナー画像が転写され、且つ非画像部には受像層が良好に転写された。
また、実施例1に記載の方法にて輝度の評価を行った。
<受像層塗工液B−3の調製>
実施例4の金色顔料の代わりに銀色顔料((薄片のマイカ表面に二酸化チタン、酸化スズを含有した被覆層を設けた粒径が10μm以上60μm以下、日本光研工業社製:ME−100R)にした以外は実施例4に記載の方法にて受像層塗工液B−3を調製した。
実施例3の受像層塗工液B−1の代わりに前記受像層塗工液B−3を用いた他は、実施例3に記載の方法にて、銀色の受像層を形成した転写フィルム2−3を作製した。
この転写フィルム2−3の表面抵抗率は、受像層面で6.7×109Ω/□であった。
次に、上記転写フィルム2−3を用いた他は、実施例3に示す方法にて、最終画像を形成した。
画像部(トナーにより画像を形成した部分)には良好なトナー画像が転写され、且つ非画像部には受像層が良好に転写された。
また、実施例1に記載の方法にて輝度の評価を行った。
<受像層塗工液B−4の調製>
実施例3の金色顔料の変わりにブロンズ色顔料((薄片のマイカ表面に二酸化チタン、酸化スズを含有した被覆層を設けた粒径が10μm以上60μm以下、日本光研工業社製:MC−500)した以外は実施例3に記載の方法にて受像層塗工液B−4を調製した。
実施例3の受像層塗工液B−1の代わりに前記受像層塗工液B−4を用いた他は、実施例3に記載の方法にて、ブロンズ色の受像層を形成した転写フィルム2−4を作製した。
この転写フィルム2−4の表面抵抗率は、受像層面で3.1×1010Ω/□であった。
次に、上記転写フィルム2−4を用いた他は、実施例3に示す方法にて、最終画像を形成した。
画像部(トナーにより画像を形成した部分)には良好なトナー画像が転写され、且つ非画像部には受像層が良好に転写された。
また、実施例1に記載の方法にて輝度の評価を行った。
<転写フィルム2−5の作製>
片面に離型剤としてフッ素樹脂を含んだ離型性熱硬化樹脂層(離型層)が付与された二軸延伸PET(パナック社製PET100 SG−2、厚み101μm)の未処理面側に、前記実施例3で用いた塗工液A−1をワイヤーバーを用いて塗工し、120℃で1分間乾燥させ膜厚0.5μmの抵抗調整層を形成した。
さらに前記受像層塗工液B−1を、基体の上記塗工面と反対側の離型処理面に、ワイヤーバーを用いて塗工し、120℃で1分間乾燥させ膜厚10μmの金色の受像層を形成し、転写フィルム2−5を作製した。
この転写フィルム2−5の表面抵抗率は、受像層面で6.4×1012Ω/□であった。
次に、上記転写フィルム2−5を用いた他は、実施例3に示す方法にて、最終画像を形成した。
支持体の剥離がより容易に行うことができると共に、画像部(トナーにより画像を形成した部分)には良好なトナー画像が転写され、且つ非画像部には受像層が良好に転写された。
また、実施例1に記載の方法にて輝度の評価を行った。
<転写フィルム2−6乃至2−8の作製>
受像層塗工液B−1の代わりに前記実施例4乃至6で用いた受像層塗工液B−2、B−3、B−4を用いた他は、実施例7に記載の方法にて、膜厚10μmの金、銀、ブロンズ色の受像層を形成し、転写フィルム2−6、2−7、2−8を作製した。
この転写フィルム2−6、2−7、2−8の表面抵抗率は、それぞれ受像層面で8.3×1010Ω/□、6.2×1010Ω/□、9×1012Ω/□であった。
次に、上記転写フィルム2−6、2−7、2−8を用いた他は、実施例3に示す方法にて、最終画像を形成した。
支持体の剥離がより容易に行うことができると共に、画像部(トナーにより画像を形成した部分)には良好なトナー画像が転写され、且つ非画像部には受像層が良好に転写された。
また、実施例1に記載の方法にて輝度の評価を行った。
<受像層塗工液B−5の調製>
実施例3において、受像層塗工液B−1の金色顔料の代わりに黄色系顔料((二酸化チタンと酸化スズを含有した被覆層を薄片のマイカ表面に設けた粒径が10μm以上60μm以下、日本光研工業社製:MY−100R)にした以外は、実施例3に記載の方法にて受像層塗工液B−5調製した。
実施例7の受像層塗工液B−1の代わりに前記受像層塗工液B−5を用いた他は、実施例7に記載の方法にて、黄色受像層を形成した転写フィルム2−9を作製した。
この転写フィルム2−9の表面抵抗率は受像層面で5.7×1012Ω/□であった。
その結果、非画像形成面を転写した面は、正面から見ると白色で、斜めからみるとパール系金色に変化する可変色になった。また黒色のベタ部、鏡像画像部分は、どの角度から見ても金色画像に見えた。
<受像層塗工液B−6の調製>
実施例3において、受像層塗工液B−1の金色顔料の代わりに紫色系顔料((二酸化チタンと酸化スズを含有した被覆層を薄片のマイカ表面に設けた粒径が5μm以上30μm以下の光輝性顔料)日本光研工業社製:MV−100RF)にした以外は、実施例3に記載の方法にて受像層塗工液B−6を調製した。
実施例7の受像層塗工液B−1の代わりに前記受像層塗工液B−6を用いた他は、実施例7に記載の方法にて、紫色受像層を形成した転写フィルム2−10を作製した。
この転写フィルム2−10の表面抵抗率は受像層面で7.1×1012Ω/□であった。
その結果、非画像形成面を転写した面は、正面から見ると白色で、斜めからみるとパール系紫色に変化する可変色になった。また黒色のベタ部、鏡像画像部分は、どの角度から見ても紫色画像に見えた。
<受像層塗工液B−7の調製>
実施例3において、受像層塗工液B−1の金色顔料の代わりに緑色系顔料((二酸化チタンと酸化スズを含有した被覆層を薄片のマイカ表面に設けた粒径が10μm以上60μm以下の光輝性顔料)日本光研工業社製:MG−2100R)にした以外は、実施例3に記載の方法にて受像層塗工液B−7を調製した。
実施例7の受像層塗工液B−1の代わりに前記受像層塗工液B−7を用いた他は、実施例7に記載の方法にて、緑色受像層を形成した転写フィルム2−11を作製した。
この転写フィルム2−11の表面抵抗率は受像層面で6.9×1012Ω/□であった。
その結果、非画像形成面を転写した面は、正面から見ると白色で、斜めからみるとパール系緑色に変化する可変色になった。また黒色のベタ部、鏡像画像部分は、どの角度から見ても緑色画像に見えた。
<受像層塗工液B−8の調製>
実施例3において、受像層塗工液B−1の金色顔料の代わりに青色系顔料((二酸化チタンと酸化スズを含有した被覆層を薄片のマイカ表面に設けた粒径が10μm以上60μm以下の光輝性顔料)日本光研工業社製:MB−2100R)にした以外は、実施例3に記載の方法にて受像層塗工液B−8を調製した。
実施例7の受像層塗工液B−1の代わりに前記受像層塗工液B−8を用いた他は、実施例7に記載の方法にて、青色受像層を形成した転写フィルム2−12を作製した。
この転写フィルム2−12の表面抵抗率は受像層面で5.8×1012Ω/□であった。
その結果、非画像形成面を転写した面は、正面から見ると白色で、斜めからみるとパール系青色に変化する可変色になった。また黒色のベタ部、鏡像画像部分は、どの角度から見ても青色画像に見えた。
<1> 支持体の少なくとも片面に、顔料を含有してなる受像層を有する画像転写媒体を用い、前記受像層が設けられた面に、少なくとも離型剤を含有する画像形成材料によって、画像を形成する画像形成工程と、前記画像転写媒体の画像が形成された面に、記録媒体を重ね合わせて積層体とする重合せ工程と、前記積層体を加熱・加圧する加熱加圧工程と、前記積層体から、前記支持体と共に、前記受像層の画像部に該当する領域を除去する除去工程と、を有する画像形成方法である。該構成とすることにより、画像形成材料による画像と、画像転写媒体中の受像層による画像とを、記録媒体上に所望の形状で良好に形成することができる。
<2> 前記画像転写媒体への画像形成材料による画像の形成を、電子写真方式によって行う前記<1>に記載の画像形成方法である。該構成とすることにより、画像形成材料による画像をより簡易に且つ良好に形成することができる。
<3> 支持体の少なくとも片面に、顔料を含有してなる受像層を有する画像転写媒体を用い、前記受像層が設けられた面に、少なくとも離型剤を含有する画像部被覆材料によって、被覆画像を形成する被覆画像形成工程と、前記画像転写媒体の被覆画像が形成された面に、被覆画像除去媒体を重ね合わせて第1の積層体とする第1の重合せ工程と、前記第1の積層体を加熱・加圧する第1の加熱加圧工程と、前記第1の積層体から、前記被覆画像除去媒体と共に、前記被覆画像および受像層の非画像部に該当する領域を除去する第1の除去工程と、前記画像転写媒体の、受像層の画像部に該当する領域が残存した面に、記録媒体を重ね合わせて第2の積層体とする第2の重合せ工程と、前記第2の積層体を加熱・加圧する第2の加熱加圧工程と、前記第2の積層体から前記支持体を除去する第2の除去工程と、を有する画像形成方法である。該構成とすることにより、画像転写媒体中の受像層による画像を、記録媒体上に所望の形状で良好に形成することができる。
<4> 前記画像転写媒体への画像部被覆材料による被覆画像の形成を、電子写真方式によって行う前記<3>に記載の画像形成方法である。該構成とすることにより、画像形成材料による画像をより簡易に且つ良好に形成することができる。
<5> 支持体と、該支持体の少なくとも片面に光輝性顔料を含んでなる受像層と、を有する画像転写媒体である。該構成とすることにより、前記<1>乃至<4>に記載の画像形成方法に好適に用い得ると共に、光輝性の画像を良好に形成し得る画像転写媒体を提供することができる。
<6> 前記受像層に含有される光輝性顔料の粒径が3μm以上500μm以下である前記<5>に記載の画像転写媒体である。該構成とすることにより、粒径を考慮しない場合に比べて、より輝度の高い金属様の光沢を有する画像を形成することができる。
<7> 前記光輝性顔料が、薄片状の基板上に酸化チタン、酸化ケイ素、酸化鉄および酸化スズから選択される少なくとも1種以上の皮膜層を有してなる前記<5>または<6>に記載の画像転写媒体である。該構成とすることにより、当該構成を有しない場合に比べて、光輝性の画像をより良好に形成し得る画像転写媒体を提供することができる。
<8> 前記支持体の厚みが50μm以上200μm以下であり、前記受像層がポリエステル樹脂を含有し、且つ該受像層が前記支持体の少なくとも片面に離型層を介して形成されている前記<5>乃至<7>の何れか1項に記載の画像転写媒体である。該構成とすることにより、光輝性の顔料を含んだ受像層を支持体から記録媒体へと簡易にかつ良好に転写することが可能な画像転写媒体を提供することができる。
<9> 前記支持体が、二軸延伸により作製されている前記<5>乃至<8>の何れか1項に記載の画像転写媒体である。該構成とすることにより、電子写真方式の画像形成装置においても、紙づまりや走行不良を起こすことなく、良好に画像形成が可能な画像転写媒体を提供することができる。
<10> 前記<1>乃至<4>の何れか1項に記載の画像形成方法により作製される情報記録体である。該構成とすることにより、画像形成材料による画像と画像転写媒体中の受像層による画像とを有する画像、或いは画像転写媒体中の受像層による画像、を所望の形状で良好に形成した情報記録媒体を提供することができる。
12、112 丁合い装置
14、114 ラミネート装置
20、120 画像転写媒体
22、122 記録媒体
24、124、28、128 ピックアップロール
26、126、30、130 給紙ロール
32、132 画像転写媒体貯蔵部
34、134 記録媒体貯蔵部
36、136 丁合い部
40、140 画像転写媒体搬送路
42、142 記録媒体搬送路
46、48、146、148 加熱ベルト対
56、156 排出部
62 画像形成材料
64 受像層
66、166 支持体
68、168 積層体
111 剥離装置
115 送りロール
116 巻き取りロール
117 加熱ロール対
118 被覆画像除去媒体
119 剥離ロール
162 画像部被覆材料
164 受像層
164a 非画像部に該当する領域の受像層
164b 画像部に該当する領域の受像層
170 積層体
Claims (10)
- 支持体の少なくとも片面に、顔料を含有してなる受像層を有する画像転写媒体を用い、前記受像層が設けられた面に、少なくとも離型剤を含有する画像形成材料によって、画像を形成する画像形成工程と、
前記画像転写媒体の画像が形成された面に、記録媒体を重ね合わせて積層体とする重合せ工程と、
前記積層体を加熱・加圧する加熱加圧工程と、
前記積層体から、前記支持体と共に、前記受像層の画像部に該当する領域を除去する除去工程と、
を有することを特徴とする画像形成方法。 - 前記画像転写媒体への画像形成材料による画像の形成を、電子写真方式によって行うことを特徴とする請求項1に記載の画像形成方法。
- 支持体の少なくとも片面に、顔料を含有してなる受像層を有する画像転写媒体を用い、前記受像層が設けられた面に、少なくとも離型剤を含有する画像部被覆材料によって、被覆画像を形成する被覆画像形成工程と、
前記画像転写媒体の被覆画像が形成された面に、被覆画像除去媒体を重ね合わせて第1の積層体とする第1の重合せ工程と、
前記第1の積層体を加熱・加圧する第1の加熱加圧工程と、
前記第1の積層体から、前記被覆画像除去媒体と共に、前記被覆画像および受像層の非画像部に該当する領域を除去する第1の除去工程と、
前記画像転写媒体の、受像層の画像部に該当する領域が残存した面に、記録媒体を重ね合わせて第2の積層体とする第2の重合せ工程と、
前記第2の積層体を加熱・加圧する第2の加熱加圧工程と、
前記第2の積層体から前記支持体を除去する第2の除去工程と、
を有することを特徴とする画像形成方法。 - 前記画像転写媒体への画像部被覆材料による被覆画像の形成を、電子写真方式によって行うことを特徴とする請求項3に記載の画像形成方法。
- 支持体と、該支持体の少なくとも片面に光輝性顔料を含んでなる受像層と、を有することを特徴とする画像転写媒体。
- 前記受像層に含有される光輝性顔料の粒径が3μm以上500μm以下であることを特徴とする請求項5に記載の画像転写媒体。
- 前記光輝性顔料が、薄片状の基板上に酸化チタン、酸化ケイ素、酸化鉄および酸化スズから選択される少なくとも1種以上の皮膜層を有してなることを特徴とする請求項5または請求項6に記載の画像転写媒体。
- 前記支持体の厚みが50μm以上200μm以下であり、前記受像層がポリエステル樹脂を含有し、且つ該受像層が前記支持体の少なくとも片面に離型層を介して形成されていることを特徴とする請求項5乃至請求項7の何れか1項に記載の画像転写媒体。
- 前記支持体が、二軸延伸により作製されていることを特徴とする請求項5乃至請求項8の何れか1項に記載の画像転写媒体。
- 請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の画像形成方法により作製されることを特徴とする情報記録体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007245385A JP5104157B2 (ja) | 2007-09-21 | 2007-09-21 | 画像形成方法、画像転写媒体および情報記録体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007245385A JP5104157B2 (ja) | 2007-09-21 | 2007-09-21 | 画像形成方法、画像転写媒体および情報記録体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009073093A true JP2009073093A (ja) | 2009-04-09 |
JP5104157B2 JP5104157B2 (ja) | 2012-12-19 |
Family
ID=40608563
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007245385A Expired - Fee Related JP5104157B2 (ja) | 2007-09-21 | 2007-09-21 | 画像形成方法、画像転写媒体および情報記録体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5104157B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105824204A (zh) * | 2015-01-28 | 2016-08-03 | 富士施乐株式会社 | 光亮性调色剂、静电图像显影剂、以及调色剂盒 |
JP2016139053A (ja) * | 2015-01-28 | 2016-08-04 | 富士ゼロックス株式会社 | 光輝性トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び、画像形成方法 |
JP2017062436A (ja) * | 2015-09-25 | 2017-03-30 | 富士ゼロックス株式会社 | トナー画像印刷物の製造方法及びトナー画像印刷物の製造装置 |
JP2019060926A (ja) * | 2017-09-25 | 2019-04-18 | 富士ゼロックス株式会社 | 樹脂フィルム及び画像形成装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10211797A (ja) * | 1997-01-29 | 1998-08-11 | Okasei:Kk | カラーコピー等の転写方法 |
JP2001270234A (ja) * | 2000-03-28 | 2001-10-02 | Nippon Paper Industries Co Ltd | 艶消し金属光沢面を持つ記録用シート及びラベル |
JP2006276304A (ja) * | 2005-03-28 | 2006-10-12 | Fuji Xerox Co Ltd | 電子写真用画像転写シート、及び画像記録体、並びに画像記録体の作製方法 |
-
2007
- 2007-09-21 JP JP2007245385A patent/JP5104157B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10211797A (ja) * | 1997-01-29 | 1998-08-11 | Okasei:Kk | カラーコピー等の転写方法 |
JP2001270234A (ja) * | 2000-03-28 | 2001-10-02 | Nippon Paper Industries Co Ltd | 艶消し金属光沢面を持つ記録用シート及びラベル |
JP2006276304A (ja) * | 2005-03-28 | 2006-10-12 | Fuji Xerox Co Ltd | 電子写真用画像転写シート、及び画像記録体、並びに画像記録体の作製方法 |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105824204A (zh) * | 2015-01-28 | 2016-08-03 | 富士施乐株式会社 | 光亮性调色剂、静电图像显影剂、以及调色剂盒 |
JP2016139053A (ja) * | 2015-01-28 | 2016-08-04 | 富士ゼロックス株式会社 | 光輝性トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び、画像形成方法 |
CN105824204B (zh) * | 2015-01-28 | 2019-12-27 | 富士施乐株式会社 | 光亮性调色剂、静电图像显影剂、以及调色剂盒 |
JP2017062436A (ja) * | 2015-09-25 | 2017-03-30 | 富士ゼロックス株式会社 | トナー画像印刷物の製造方法及びトナー画像印刷物の製造装置 |
JP2019060926A (ja) * | 2017-09-25 | 2019-04-18 | 富士ゼロックス株式会社 | 樹脂フィルム及び画像形成装置 |
JP7127259B2 (ja) | 2017-09-25 | 2022-08-30 | 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 | 画像形成装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5104157B2 (ja) | 2012-12-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7820272B2 (en) | Image transfer sheet for electrophotography, and image recorded medium, as well as method for manufacturing the same | |
US7579130B2 (en) | Image transfer sheet for electrophotography, method for manufacturing image recorded medium using the same, and image recorded medium | |
JP6044121B2 (ja) | 画像転写シート、および画像記録体 | |
JP4525100B2 (ja) | 電子写真用画像形成材料転写シートを用いた画像記録体の作製方法 | |
EP1429194A1 (en) | Lamimated film for electrophotography and method for producing same, and image forming method | |
JP5309548B2 (ja) | 情報記録媒体およびその製造方法 | |
JP5104157B2 (ja) | 画像形成方法、画像転写媒体および情報記録体 | |
JP2014004830A (ja) | 画像転写シート、および画像記録体 | |
JP5509580B2 (ja) | 画像転写シート、画像記録体および画像記録体の作製方法 | |
US7052817B2 (en) | Information recording medium and method of producing the same | |
KR100821599B1 (ko) | 전자 사진용 라미네이트 필름과 그 제조 방법 및 화상형성 방법 | |
US8846167B2 (en) | Image transfer sheet | |
JP4645553B2 (ja) | 電子写真用画像転写シート、及びこれを用いた画像記録体の作製方法、並びに画像記録体 | |
JP2008158219A (ja) | 電子写真用画像転写シート及び画像記録体 | |
JP2010230700A (ja) | 画像記録体の製造方法、および画像記録体の製造装置 | |
JP6089842B2 (ja) | 画像付きレンチキュラー媒体 | |
JP2009069389A (ja) | 画像転写媒体および画像記録体 | |
JP4168846B2 (ja) | 情報記録媒体用コア基材とラミネートするためのフィルム、並びに、これを用いた画像形成方法及び情報記録媒体 | |
JP4225143B2 (ja) | 情報記録媒体、その製造方法、及び、該製造方法に用いる情報記録媒体製造装置 | |
JP4168847B2 (ja) | 情報記録媒体用コア基材とラミネートするためのフィルム及びその製造方法、並びに、これを用いた画像形成方法及び情報記録媒体 | |
JP5374999B2 (ja) | 画像記録体の作製方法および画像記録体 | |
JP2005271217A (ja) | 情報記録媒体及びその作製方法 | |
JP4577134B2 (ja) | 磁気情報記録媒体及びその製造方法 | |
JP2004354861A (ja) | 電子写真用ラミネートフィルム及びその製造方法、並びに、これを用いた画像形成方法及び情報記録媒体 | |
JP2004240393A (ja) | 電子写真用ラミネートフィルム、コア基材、情報記録媒体、及びこれらの製造方法、画像形成方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100818 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120312 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120321 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120521 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120904 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120917 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151012 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |