JPH0696236B2 - 紙器打抜き装置における打抜き屑の外脱装置 - Google Patents

紙器打抜き装置における打抜き屑の外脱装置

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JPH0696236B2
JPH0696236B2 JP7314289A JP7314289A JPH0696236B2 JP H0696236 B2 JPH0696236 B2 JP H0696236B2 JP 7314289 A JP7314289 A JP 7314289A JP 7314289 A JP7314289 A JP 7314289A JP H0696236 B2 JPH0696236 B2 JP H0696236B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、紙器の打抜き装置において、予め型抜きした
打抜紙から雄雌両型の嵌合で製品を打抜いて打抜き屑を
外脱する紙器打抜き屑の外脱装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の装置は、例えば、特公昭61−49080号に
開示されている如く、固定押型には、打抜き部を外周に
切割を設けると共に複数個の湾曲板ばねをその自由端が
打抜紙の移動方向に位置するように設ける一方、可動型
には、打抜き屑を分断するために上記切割に嵌合する切
刃を設けたもので、型の構造が複雑にして製造コストが
高い上に、上記可動型は、上記切刃を打抜紙の移動方向
と大略垂直方向に設けると共に該切刃の下方に可動型の
取付棒を切刃と同方向に設けて、該取付棒を装置本体の
下側から取付枠にボルトとナットで取付ける構造のもの
で、その取付けに手間がかかる上に、装置本体の駆動装
置との関連で可動型の取付作業に危険を伴う欠点があっ
た。
雌型の固定型の形状が複雑で容易に成形出来ないと共
に、その取付に手数がかかる等の欠点があった。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、上記した従来の装置の欠点を除去して、雄雌
両型の構造を簡単にすると同時に雄雌両型、特に雌型の
取付枠への取り付けを容易にして取付けに危険性のない
構造を新規に創作したものである。
〔課題を解決するための手段〕
すなわち、第一に、本発明は、紙器打抜き装置におけ
る、雄型と雌型との間に一枚の打抜紙を所定方向から所
定位置へ挿入してのち、両型を雄雌嵌合させて打抜紙か
ら予め型抜きした製品を打抜く打抜き屑の外脱装置にし
て、上記雌型は、製品の外形寸法よりやや小さい寸法の
外部を持つ押板と、該押板の端面から打抜紙の挿入方向
と大略平行に設けた支持棒を介して押板の両側に設けた
一対の取付板と、該取付板に設けた型位置決め片とを備
えて、装置本体に設けた一方の取付枠の所定位置に一方
側からの嵌込取付で着脱自在に固定される一方、上記雄
型は、両側の取付縁と型位置決め片を持つ基板と、該基
板に設けた上記雌型の押板と雄雌嵌合して製品の継ぎ目
を切断する突刃と、雄雌嵌合時に製品を雌型の押板へ弾
性的に押しつける上記基板に設けたスポンジ片と、雄雌
嵌合時の空気抜き用として上記基板に設けた貫通孔とを
備えて、装置本体に設けた他方の取付枠の所定位置に一
方側からの嵌込取付で着脱自在に固定されるようにし
て、上記雄雌両型の嵌合でその間に挿入した打抜紙から
製品を打ち抜くと共に打抜屑を雌型の下方へ落下させる
ようにしたことを特徴とする外脱装置を提供するもので
ある。
したがって、本発明の外脱装置は、従来例の如き湾曲板
ばねや切割と切刃を備えないものであるから、雄雌両型
の構造が簡単になる一方、雄雌の両型を夫々対応する取
付枠の所定位置に一方側からの嵌込取付で着脱自在に固
定するようにしたものであるから、両型の取付、特に雌
型の取付けを容易かつ安全に行えるものである。
また、雌型の取付板の支持棒を押板の裏面で打抜板の挿
入方向と大略平行に設けた構造のために、上記支持棒
が、打抜紙の挿入方向に多数設ける必要がある製品の継
ぎ目と干渉することがなくなって、打抜き屑の外脱及び
落下を容易かつ確実に行える利点を有するものである。
第二に、本発明は、雄型と雌型との間に一枚の打抜紙を
所定方向から所定位置へ挿入してのち、両型を雄雌嵌合
させて打抜紙から予め型抜きした製品を打抜く打抜き屑
の外脱装置において、 上記雌型を、1枚の矩形状の平板から構成し、該平板内
に打抜紙搬送手段と対応する一辺を残した三辺を打抜製
品部分を略同形状で且つ打抜製品となる部分より僅かに
小さい寸法の外形を有する製品挟持部を、上記外形の外
周に沿って溝を設けて形成し、上記製品挟持部と上記溝
を挟んで対向する型板の外枠との間を連結する支持棒部
を形成した構成とする一方、 上記雌型の一端を、機体に固定した固定受板上に載置す
ると共に対向する他端を、エアーシリンダ等の移動手段
に固定した可動受板上に載置し、該可動受板を移動手段
で固定受板側に移動することにより、雌型を固定受板と
可動受板の間に載置するだけで所定位置に定置すること
が出来るようにしたことを特徴とする紙器打抜き装置に
おける打抜き屑の外脱装置を提供するものである。
さらに、上記雌型の一端に位置決め用の凹部あるいは凸
部を形成する一方、固定受板の対応する位置に上記凹部
あるいは凸部を嵌合する凸部あるいは凹部を形成してい
ること、および、上記雌型と嵌合する雄型には、打抜製
品の打ち抜きラインを切断する上記突刃を、雌板に形成
した支持棒部の部分をあけて突設しておき、打抜紙から
予め型抜きした製品の打ち抜きラインを切断する際に、
雌型に形成している支持棒部が干渉しないようにするこ
とを特徴とする打抜き屑の外脱装置を提供するものであ
る。
〔作用〕
上記した構成とすることにより、雌型および雄型自体の
構成が極めて簡単になると共に、雌型を機体側に設けた
受板上に載置するだけで、極めて簡単に位置決め固定で
きるようにしている。また、突刃に沿う雌型の製品挟持
部分の外端面が、溝を介して取付板或いは一体の外枠で
囲繞していることにより、この外端面に損傷が発生しに
くいようにしている 〔実施例〕 以下、本発明の打抜き屑外脱装置の一実施例を図面につ
いて説明する。
第1図において、A,Bは装置本体(図示せず)の上部及
び下部に固定される可動盤と固定盤で、両盤の間に打抜
紙Cが搬送機(図示せず)で挿入され、ついで可動盤A
が駆動装置(図示せず)で固定盤Bに押圧するように下
方へ作動さえ、打抜紙の打抜屑が切り離されて下方へ落
下される。打抜紙Cは、第1図でみて、右方から搬送さ
れて来て両盤A,Bの間に挿入され、打抜屑を外脱した製
品50が左方へ取り出される。
可動盤Aは、駆動装置で上下動される可動枠30と、該可
動枠30に着脱自在に取り付けられる可動型40とよりな
る。固定盤Bは、装置本体に固定される固定枠10と該固
定枠10に着脱自在に取り付けられる固定型20とよりな
る。可動型40の第4図に示す如き下面は、固定型20の第
5図で示す如き上面と相対面して、第6図に示す如く互
いに雌雄の嵌合ができる位置に取り付けられる。
可動枠30は、装置本体に固定される短形枠31と、該短形
枠31の下部に設けた一対の受板33,34、即ち、固定前受
板33と可動後受板34とを備える。固定前受板33は、矩形
枠31の第2図でみて左側枠の下部に固定して取り付けら
れる一方、可動後受板34は、短形枠31の下部中央で、短
形枠31の左右両側の枠の間に橋渡した案内棒35上に摺動
自在に設けた案内片36の下部に吊り下げて取り付けられ
ると共に、プランジャ37に設けた係止片38に係止され
て、プランジャ37の作動で係止片38と共に案内片36の案
内棒35に沿って左右へ変位できるように取り付けられ
る。両受板は、断面が略L字形をなして可動型40の合板
製基板41の側縁を当接する垂直部と基板41の下面を支持
する水平部とを備え、第1図に示す如く基板41を両受板
の間に支持することができる。固定前受板33には、位置
決め凹部39を設けて、基板41に設けた位置決め凸片45を
着脱自在に嵌合して、基板41の固定前受板33に対する、
第2図でみて、前後方向の位置を特定するようにする。
基板41を両受板の間に載置してのち、プランジャ37を作
動して可動後受板34を、第2図でみて、左側へ摺動する
と、両受板の間に基板41が固定前受板33を基準にして固
定される。
固定枠10は、装置本体に固定される短形枠11と、該短形
枠11の下部に設けた一対の受板13,14、即ち、固定前受
板13と可動後受板14とを備える。固定前受板13は、短形
枠11の第3図でみて左側枠の下部に固定して取り付けら
れる一方、可動後受板14は、短形枠11の下部中央で、短
形枠11の左右両側の枠の間に橋渡しした案内棒15上に摺
動自在に設けた案内片16の下部に吊り下げて取り付けら
れると共に、プランジャ17に設けた係止片18に係止され
て、プランジャ17の作動で係止片18と共に案内片16の案
内棒15に沿って左右へ変位できるように取り付けられ
る。両受板は、断面が略L字形をなして固定型20の合板
製押板21を支持する前後一対の取付板22,23の側縁を当
接する垂直部と、前後取付板22,23の下面を支持する水
平部とを備え、第1図に示す如く押板21を両受板の間に
支持することができる。固定前受板13には、位置決め凹
部19を設けて、押板21の後取付板22に設けた位置決め凸
片27を着脱自在に嵌合して、押板21の固定前受板13に対
する、第3図でみて、前後方向の位置を特定するように
する。押板21を両受板の間に載置してのち、プランジャ
17を作動して可動後受板17を、第3図でみて、左側へ摺
動すると、両受板の間に押板21が固定前受板13を基準に
して固定される。
固定型20は、合板製押板21と、該押板21の前部に支持棒
24を介して取付けた前取付板23と、押板の後部に取付け
た後取付板22とよりなり、後取付板22と後面中央に位置
決め凸片27を設けると共に支持棒24に断面三角形状の案
内片28を設ける。押板21の外形は、打抜製品50の外径寸
法よりやや小さい(約1.5〜2mm)寸法で製品50の輪郭に
対応する形状に形成してある。なお、第5図に示す押板
21は、第8図に示す如き一組の製品の打抜屑を外脱する
のに用いられるもので、2つの製品50を区切る切欠部25
を押板21の中央で打抜紙Cの搬送方向と略平行に設ける
と共に、押板21の製品部分挾持平面26の一部に製品50の
角部を形成する切欠部25を押板21の前部で、打抜紙Cの
搬送方向と略平行に設ける。押板21の下面で、前取付板
23と後取付板22の間にまたがって設ける支持棒24は、押
板21の中央よりも両側へ片寄り切欠部とは重ならない位
置で打抜紙Cの搬送方向と略平行に設けられる。支持棒
24の位置は、第8図に示す如き打抜製品50の打抜紙との
継ぎ目とは重ならないで、打抜製品50の抜型時に形成す
る捨刃の位置と重なるようにすると、製品と打抜屑が確
実に外脱し、かつ外脱した打抜屑が支持棒24に引っかか
ることなく固定型20の下方へ落下させることが出来る。
支持棒24が、押板21と前取付板23の間で露出している上
面には、案内片28を取り付けて、打抜屑が固定型20の下
方へ落下し易いようにする。
打抜紙Cは、第8図にX印で示す如く、その搬送方向Y
と大略平行をなす製品50の外径部分には付抜紙Cとの継
ぎ目を多く設ける必要はないが、その搬送方向Yと大略
垂直をなす製品50の外径部分には搬送作業上打抜紙Cと
の継ぎ目を多く設ける必要がある。打抜紙Cの継ぎ目
は、可動型40の突刃42で切断されるので、支持棒42と重
なる位置に設けることは出来ない。
可動型40の合板製基板41の下面には、金属薄板製突刃42
と、スポンジ型43と透孔44を設ける一方、基板41の後縁
48に位置決め凸片45を設ける。
突刃42は、適宜巾と高さを有して、固定型20の押板21に
対する雄型を形成するように、打抜製品50の外径寸法よ
りやや大きい(約1.5〜2mm)寸法で製品50の輪郭と対応
するように基板41の下面上に複数枚を一連に並べて張着
突設する。突刃42は、可動型40の製品部品挾持平面46が
雌型を形成する固定型20の押板21に押圧された時には、
その間に挿入される打抜紙Cの全ての継ぎ目Xを切断し
て、製品50を平面46上に載置する一方、打抜屑を固定型
20の下方へ落下させる。突刃42は、固定型20を支持棒24
と相対面する部分には設けずに間欠部47として、互いに
干渉しないようにする。
スポンジ片43は、可動型40が下降して打抜紙Cを固定型
20へ押圧する時には、収縮して打抜紙Cを均一に製品部
分狭持平面26に押し付けて突刃42による切断を容易にす
る一方、可動型40が上昇して固定型20から離れる時に
は、膨張して打抜屑と切離した製品50を製品部分挾持平
面26に定置させて製品50の取り出しが確実に行われるよ
うにする。なお、透孔44は可動型40の持ち運びと、固定
型20への押圧時に空気抜きとして用いらえる。
上記の如き構造よりなる固定型20と可動型40は、夫々固
定枠10と可動枠30の受板13,14と33,34上に取りつけられ
る。固定型20は、固定枠10の上方から一対の受板13,14
の間に挿入してその取付板22,23を受板の水平部に載置
し、プランジャ17を作動して凹部19に凸片27を嵌合した
状態で、取付板22,23を受板の垂直部の間で挾着する
と、固定枠10の定位置に固定される。同様に、可動型40
は、可動枠30の上方から一対の受板33,34の間に挿入し
て基板41の前縁49と後縁48を受板の水平部に載置し、プ
ランジャ37を作動して凹部39に凸片45を嵌合した状態
で、基板41を受板の垂直部の間で挾着すると、可動枠30
の定位置に固定される。固定枠10に固定型20を固定した
固定盤Bに対して、可動枠30に可動型40を固定した可動
盤Aを、駆動装置で押圧するように作動して、固定型20
と可動型40を着脱自在に雄雌嵌合させて、その間に打抜
紙Cを挿入すると、打抜紙Cの継ぎ目Xが可動型40の突
刃42で切断されて、製品50を押板21上から取り出すこと
ができる一方、外脱した打抜屑は押板21の外周から固定
盤Bの下方へ自然又は強制的に落下される。なお、打抜
紙Cは、固定型20でみて、前取付板23の前方から支持棒
24と同方向に後取付板22へ向けて搬送して挿入され、打
抜紙Cには製品50と打抜屑との間で上記搬送方向と略垂
直方向には継ぎ目Xを多数設けているが、これらの継ぎ
目Xが可動型40の突刃42で切断されて製品50が取り出さ
れることになる。
本発明は、上記の実施例に特定されるものではない。
例えば、可動盤を固定盤の下方に配置して上方へ作動す
るようにしてもよく、また、固定盤を可動盤と同様に可
動盤に対して作動するようにしてもよい。さらに、固定
盤と可動盤は、製品の形状と数量に従って、種々の形状
に形成できることは、言うまでもない。
また、固定型となる雌型の押板と支持棒と取付板は、前
記実施例においては夫々別のものを一体の取付けている
が、三者を一体に1枚板から形成するようにしてもよ
い。即ち、第9図から第11図に示す実施例は、固定型と
なる雄型を1枚の矩形状の合板から形成したのである。
上記固定型20の雌型(以下、型板と称する)100は、第
9図に示すように、1枚の矩形状平板の厚幅の合板より
なり、その内部に打抜紙搬送手段と対応する一辺を残し
た三辺を2組の打抜製品部分と略同形状で且つ打抜製品
となる部分より僅かに小さい寸法の外形を有する製品挾
持部101A、101Bとして、上記外形の外周に沿って溝102
を設けて形成している。かつ、上記製品挾持部101A、10
1Bとして上記溝102を挾んで対向する型板の外枠103との
間を連結する支持棒部104を形成している。該支持棒部1
04の幅は15〜20mm程度と小さく設定している。
尚、該型板100は、1枚の合板に溝を穿設加工すること
により形成している。また、溝102を形成していない側
の型板一端100aの中央部には位置決め用の凸部105を突
設している。
上記固定雌型の型板100を固定する機体側には、第10図
および第11図に示すように、機体110に予め断面L字状
の固定受板111を固定しており、該固定受板111の垂直部
111aには上記型板100の凸部105が嵌合する凹部112を形
成している。一方、対向する機体側にはエアーシリンダ
113を固定し、該エアーシリンダ113のロッド114の先端
に断面L字状の可動受板115を固定している。該可動受
板115は対向する機体間に装架したガイドバー(図示せ
ず)に沿って移動するようにしている。固定の型板100
を機体に取り付ける際、まず、型板100の一端100aを固
定受板111の下部水平部111b上に載置し、その凸部105を
固定受板111の凹部112に嵌合して前後方向を位置決めし
ている。一方、型板100に対向する他端100bを可動受板1
15の水平部115a上に載置する。この状態で、エアーシリ
ンダ113のロッド114を伸長作動することにより、型板10
0の一端100aを固定受板111の垂直部111aに押圧固定し、
左右方向を位置決めして取り付けている。
〔発明の効果〕
以上の説明より明らかなように、本発明は紙器打抜き装
置における打抜き屑の外脱装置として、可動型と固定型
との間に一枚の打抜紙を所定方向から所定位置へ挿入し
てのち、両型を雄雌嵌合させて打抜紙から予め型抜きし
た製品を打抜いて打抜き屑を外脱落下させるものにおい
て、第一に、上記固定型に、製品の外形寸法よりやや小
さい寸法の外部を持つ押板と、該押板の裏面で打抜紙の
挿入方向と大略平行に設けた支持棒を介して押板の両側
に設けた一対の取付板と、該取付板に設けた型位置決め
片とを備えて、装置本体に設けた一方の固定枠の所定位
置に一方側からの嵌込取付で着脱自在に固定される一
方、上記可動型は、両側の取付縁と型位置決め片を持つ
基板と、該基板に設けた上記固定型の押板と雄雌嵌合し
て製品の継ぎ目を切断する突刃と、雄雌嵌合時に製品を
固定型の押板へ弾性的に押しつける上記基板に設けたス
ポンジ片と、雄雌嵌合時の空気抜き用として上記基板に
設けた貫通孔とを備えて、装置本体に設けた他方の可動
枠の所定位置に一方側からの嵌込取付で着脱自在に固定
されるようにしたものでは、上記可動,固定両型の嵌合
でその間に挿入した打抜紙から製品を確実に打ち抜くこ
とができると共に打抜屑を固定型の下方へ容易に落下さ
せることができるものである。
したがって、本発明にかかる打抜き屑の外脱装置は、簡
単な構造を持つ可動型と固定型を、夫々可動枠と固定枠
に容易かつ安全な状態で取り付けることが出来て、上記
両型の雄雌嵌合により、打抜紙からの打抜屑を確実に外
脱除去することができる効果を奏し得るものである。
また、固定型の雌型板を、1枚の矩形状の平板内に、打
抜紙搬送手段と対応する一辺を残した三辺を打抜製品部
分と略同形状で且つ打抜製品となる部分より僅かに小さ
い寸法の外形を有する製品挾持部を、上記外形の外周に
沿って溝を設けて形成し、上記製品挾持部と上記溝を挾
んで対向する型板の外枠との間を連結する支持棒部を形
成した場合においては、該固定型の型板の一端を、機体
に固定した固定受板上に載置すると共に、型板の対向す
る他端を、エアーシリンダ等の移動手段に固定した可動
受板上に載置し、該可動受板を移動手段で固定受板側に
移動することにより、固定型の型板を固定受板と可動受
板の間に載置するだけで、極めて簡単に位置合わせを行
って所定位置に位置決め固定することが出来る。また、
固定型板の突刃と係合する製品挾持部の外端面が溝を介
して外枠で囲繞されているため、該外端面に損傷が発生
する恐れなく、打抜き屑の外脱が正確に出来る利点を有
する。さらに、固定型板を矩形状にして、可動受板に載
置する部分を直線状の端部としているため、可動受板の
形状を簡単にすることができ、かつ、移動手段による押
圧力も型板に均等に付加することが出来る等の種々の利
点を有するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の打抜き屑外脱装置の一実施例を示すもの
で、第1図は可動盤と固定盤の概略断面図、第2図は可
動枠の斜視図、第3図は固定枠の斜視図、第4図は可動
型の下面斜視図、第5図は固定型の上面斜視図、第6図
は可動型と固定型の下面斜視図、第7図は第5図の一部
を拡大した斜視図、第8図は打抜紙の斜視図、第9図は
本発明の他の実施例を示す固定型の平面図、第10図は第
9図の固定型の取付状態を示す平面図、第11図は第10図
の断面図である。 A……可動盤、B……固定盤、 C……打抜紙、10……固定枠、 13,14……受板、17……プランジャ、 20……固定型、 21……押板、22,23……取付板、 24……支持棒、27……凸片、 30……可動枠、40……可動型。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】雄型と雌型との間に一枚の打抜紙を所定方
    向から所定位置へ挿入してのち、両型を雄雌嵌合させて
    打抜紙から予め型抜きした製品を打抜く打抜き屑の外脱
    装置にして、 上記雌型は、製品の外形寸法よりやや小さい寸法の外部
    を持つ押板と、該押板の端面から打抜紙の挿入方向と大
    略平行に設けた支持棒を介して押板の両側に設けた一対
    の取付板と、該取付板に設けた型位置決め片とを備え
    て、装置本体に設けた一方の取付枠の所定位置に一方側
    からの嵌込取付で着脱自在に固定される一方、 上記雄型は、両側の取付縁と型位置決め片を持つ基板
    と、該基板に設けた上記雌型の押板と雄雌嵌合して製品
    の継ぎ目を切断する突刃と、雄雌嵌合時に製品を雌型の
    押板へ弾性的に押しつける上記基板に設けたスポンジ片
    と、雄雌嵌合時の空気抜き用として上記基板に設けた貫
    通孔とを備えて、装置本体に設けた他方の取付枠の所定
    位置に一方側からの嵌込取付で着脱自在に固定されるよ
    うにして、上記雄雌両型の嵌合でその間に挿入した打抜
    紙から製品を打ち抜くと共に打抜屑を雌型の下方へ落下
    させるようにしたことを特徴とする紙器打抜き装置にお
    ける打抜き屑の外脱装置。
  2. 【請求項2】雄型と雌型との間に一枚の打抜紙を所定方
    向から所定位置へ挿入してのち、両型を雄雌嵌合させて
    打抜紙から予め型抜きした製品を打抜く打抜き屑の外脱
    装置にして、 上記固定型となる雌型を、1枚の矩形状の平板から構成
    し、該平板内に打抜紙搬送手段と対応する一辺を残した
    三辺を打抜製品部分と略同形状で且つ打抜製品となる部
    分より僅かに小さい寸法の外形を有する製品挟持部を、
    上記外形の外周に沿って溝を設けて形成し、上記製品挟
    持部と上記溝を挟んで対向する型板の外枠との間を連結
    する支持棒部を形成した構成とする一方、 上記固定型の雌型の一端を、機体に固定した固定受板上
    に載置すると共に対向する他端を、エアーシリンダ等の
    移動手段に固定した可動受板上に載置し、該可動受板を
    移動手段で固定受板側に移動することにより、雌型を固
    定受板と可動受板の間に載置するだけで所定位置に定置
    することが出来るようにしたことを特徴とする紙器打抜
    き装置における打抜き屑の外脱装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の装置において、上記雌型の
    一端に位置決め用の凹部あるいは凸部を形成する一方、
    固定受板の対応する位置に上記凹部あるいは凸部を嵌合
    する凸部あるいは凹部を形成していることを特徴とする
    紙器打抜き装置における打抜き屑の外脱装置。
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