JPH0696106A - 製品出荷システム - Google Patents

製品出荷システム

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JPH0696106A
JPH0696106A JP26963292A JP26963292A JPH0696106A JP H0696106 A JPH0696106 A JP H0696106A JP 26963292 A JP26963292 A JP 26963292A JP 26963292 A JP26963292 A JP 26963292A JP H0696106 A JPH0696106 A JP H0696106A
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修 斉藤
Masaji Shiozaki
正次 塩崎
Masahiro Towatari
正裕 都渡
Osamu Kuroyanagi
修 黒柳
Shinichi Sato
真一 佐藤
Mitsuo Saito
光男 斉藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 施設内に複数の製品積込設備を備えた製品出
荷システムにおける処理効率を高める。 【構成】 製品積込設備1〜4毎にトラックスケール11
等を備え、各設備1〜4の制御装置12等は、トラックス
ケール上に停車した運搬車両の重量を計測しながらサイ
ロT11等に収納された製品を運搬車両に充填する制御を
行う。施設に入場してきた運搬車両Aがどの製品積込設
備に進入すべきか,或いはどの製品積込設備で待機すべ
きかは、運搬車両A中のデータキャリアaから取得した
識別子と出荷ファイル等の内容に基づき上位制御装置61
で自動的に判断されて各設備の進入口付近に設けられた
表示盤71,72に表示される。トラックスケール11等の計
測値が所定値以下になるとその製品積込設備が空き状態
になったと判断され、待機中の運搬車両B,Cに対する
進入指示が表示盤71,72に表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリ塩化ビニル等の製
品をタンクローリ車等の運搬車両に積み込む製品積込設
備を同一施設内に複数備えた製品出荷システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、セメント等の粉体状の製品を運搬
車両に積み込む設備を同一施設内に複数備え、施設に入
場してきた運搬車両に対し製品の積み込みを行う製品出
荷システムにおいては、石油等の流体製品のように流量
によって積込量を制御することが困難なことから、例え
ば特開平2−183368号公報に見られるように、複
数の製品積込設備で共用するトラックスケールを施設内
に設け、入門してきた運搬車両の風袋重量をそのトラッ
クスケールで計測した後、該当する製品積込設備まで運
搬車両を移動してそこで製品を積み込み、次いで再びト
ラックスケールまで運搬車両を戻して重量を計測し、先
に計測した風袋重量との差を正味積込量として把握して
いる。
【0003】また、この種の製品出荷システムでは、効
率的な出荷を可能にするため、入場してきた運搬車両に
積み込むべき製品を扱う製品積込設備が空いている場
合、その運搬車両を速やかにその製品積込設備に誘導す
ることが重要である。しかし、どの製品積込設備が空い
ているかを運搬車両の操作員に判断させることは広大な
施設の場合は著しく困難で且つ運搬車両の運転中にそれ
を行わせると事故を誘発する危険性がある。また、シス
テム内に配置した誘導員に製品積込設備の状況の把握や
運搬車両の誘導を行わせることは人件費の高騰を招き得
策ではない。そこで、例えば特開平4−6088号公報
に見られるように、各製品積込設備に待機車両が有るか
否かを監視するTVカメラ等の監視手段を設け、各製品
積込設備の空き状態を無人にて監視してその結果に応じ
た誘導情報を表示装置に表示するようにしたシステムが
報告されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の製品出荷システ
ムは上述したような構成を有していたが、以下のような
問題点があった。
【0005】複数の製品積込設備でトラックスケールを
共用しているため、同時に複数の運搬車両が入場した場
合、製品積込設備に空きがあってもトラックスケールで
長時間待たされ、結果として積込完了までに長い時間が
かかる。
【0006】製品積込完了後の計量で積込量不足と判断
された場合、運搬車両を製品積込設備に戻して再度積込
作業を実施する必要があり、反対に積込量過多と判断さ
れた場合、所定の場所へ移動して一旦積み込んだ製品を
戻す必要がある。そして、再びトラックスケールによる
計測を実施する必要がある。
【0007】運搬車両の製品積込設備への誘導を目的と
して各製品積込設備の空き状態を無人で監視するために
は、TVカメラ等の監視手段が別途必要となる。
【0008】本発明はこのような事情に鑑みて為された
ものであり、その第1の目的は、製品の積み込みを効率
的に行うことができる製品出荷システムを提供すること
にある。
【0009】また、本発明の第2の目的は、各製品積込
設備に設けたトラックスケールで各製品積込設備の空き
状態を検出する製品出荷システムを提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の製品出荷システ
ムは、上記の第1の目的を達成するために、
【0011】施設内に複数の製品積込設備を備え、施設
に入場してきた運搬車両に対し製品の積み込みを行う製
品出荷システムにおいて、各製品積込設備毎に、トラッ
クスケールと、該トラックスケールによって計測された
運搬車両の風袋重量および製品積込中の運搬車両の重量
に基づき製品積込量を制御する制御装置とを備えてい
る。
【0012】また、上記第2の目的を達成するために、
前記制御装置は、前記トラックスケールの計測値が予め
定められた値以下を示すことにより自製品積込設備を空
き状態と判定するようにしている。
【0013】更に、施設に入場してきた運搬車両の操作
員が自らの行き先を容易に知ることができるようにする
ために、施設に入場してきた運搬車両の識別子を取得す
る車両識別装置と、オーダ情報を保持する出荷ファイル
と、各製品積込設備にかかる情報を保持する製品積込設
備ファイルと、施設に入場してきた運搬車両に対する指
示情報を表示する表示盤と、前記車両識別装置によって
取得された識別子,前記出荷ファイルの内容,前記製品
積込設備ファイルの内容,前記各制御装置の判定結果お
よび自ら管理している各製品積込設備毎の現在の運搬車
両の待機状況に基づき、前記施設に入場してきた運搬車
両に割り当てる製品積込設備を決定し、前記施設に入場
してきた運搬車両を前記決定した製品積込設備へ誘導す
る進入指示または前記決定した製品積込設備を待機すべ
き製品積込設備として通知する待機指示を前記表示盤に
表示し、且つ、製品積込設備が空き状態となった時点で
その製品積込設備に待機中の運搬車両があれば最も早く
待ち状態となった運搬車両をその空き状態となった製品
積込設備へ誘導する進入指示を前記表示盤に表示する上
位制御装置とを備えている。
【0014】なお、前記上位制御装置は、割り当て可能
な製品積込設備が複数存在し且つ何れも空き状態でない
とき、現在の運搬車両の待機状況に基づき待機時間が最
小となる製品積込設備を割り当て対象の製品積込設備に
決定する。
【0015】更に、前記各製品積込設備への製品の入荷
は製造プラントからのパイプライン輸送で行う構成を採
用し、前記上位制御装置は製造部門から通信回線を通じ
て送られる製品入荷データに基づき前記製品積込設備フ
ァイル中の前記製品の入荷した製品積込設備にかかる情
報を更新し、また、前記製造プラントで製造されて前記
パイプライン輸送された製品の検査を行う検査部門から
通信回線を通じて送られる検査結果に基づき、前記製品
積込設備ファイル中の前記製品の入荷した製品積込設備
にかかる出荷可否を決定する情報を更新し、更に、営業
部門から通信回線を通じて送られるオーダ情報に基づき
前記出荷ファイルを更新するようにしている。
【0016】
【作用】本発明の製品出荷システムにおいては、運搬車
両が施設に入場すると、施設の入口付近等に設けられた
車両識別装置がその運搬車両の識別子を取得し、上位制
御装置が、運搬車両の識別子,製品銘柄,数量を含むオ
ーダ情報を保持する出荷ファイルを参照して当該運搬車
両に積み込むべき製品銘柄,数量を認識すると共に、各
製品積込設備の扱う製品銘柄,在庫量,検査合格フラグ
等の情報を保持する製品積込設備ファイルを参照して当
該運搬車両に割り当て可能な製品積込設備を決定する。
【0017】そして、当該運搬車両に割り当て可能な製
品積込設備が空き状態であることがその製品積込設備の
トラックスケールの計測値に基づいて制御装置で判定さ
れており且つ上位制御装置で管理している当該製品積込
設備の現在の運搬車両の待機状態が待機運搬車両無しの
場合、上位制御装置は当該運搬車両を前記決定した製品
積込設備へ誘導する進入指示を表示盤に表示する。
【0018】また、当該運搬車両に割り当て可能な製品
積込設備が空き状態でないことがその製品積込設備の制
御装置で判定されている場合、上位制御装置は前記決定
した製品積込設備を待機製品積込設備として通知する待
機指示を表示盤に表示する。なお、割り当て可能な製品
積込設備が複数存在し且つ何れも空き状態でないとき、
上位制御装置は現在の運搬車両の待機状況に基づき待機
時間が最小となる製品積込設備を割り当て対象の製品積
込設備に決定し、その製品積込設備を待機製品積込設備
として通知する待機指示を表示盤に表示する。そして、
製品積込設備が空き状態となった時点で、その製品積込
設備で待機中の運搬車両に対しその空き状態となった製
品積込設備へ誘導する進入指示を表示盤に表示する。
【0019】表示盤に以上のような指示が表示されるこ
とにより、入場してきた運搬車両の運転手はどの製品積
込設備に運搬車両を入車すれば良いか、また、どの製品
積込設備で待機すれば良いかを容易に知ることができ、
また待機中においては該当する製品積込設備へ何時進入
すれば良いかを知ることができる。
【0020】製品積込設備に入車した運搬車両は、その
製品積込設備に備わるトラックスケール上に停車し、こ
こで製品の積み込みが行われる。このとき、その製品積
込設備の制御装置が、トラックスケールによって計測さ
れた運搬車両の風袋重量および製品積込中の運搬車両の
重量に基づき製品積込量を制御する。
【0021】製品の積み込みを終えた運搬車両が製品積
込設備から出車すると、その製品積込設備の制御装置が
トラックスケールの計測値が予め定められた値以下とな
ることにより自製品積込設備を空き状態と判定する。
【0022】また、製造プラントからパイプライン輸送
によって製品積込設備へ製品が入荷し、製造部門から通
信回線を通じてその入荷した製品の銘柄等を含む製品入
荷データが送られてくると、受信した製品入荷データに
基づき上位制御装置が製品積込設備ファイル中の上記製
品の入荷した製品積込設備にかかる在庫量等の情報を更
新する。なお、このとき当該製品の出荷可否を決定する
情報である検査合格フラグは未検査状態に設定される。
そして、前記パイプライン輸送された製品の検査を行う
検査部門から通信回線を通じてその製品の検査結果が送
られてくると、上位制御装置がそれに基づき、検査結果
が合格であれば該当する製品の検査合格フラグを合格に
更新する。これにより当該製品の出荷が可能になる。更
に、営業部門から通信回線を通じてオーダ情報が送られ
てくると、上位制御装置がそれに基づき出荷ファイルを
更新する。
【0023】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
詳細に説明する。
【0024】先ず、図1を参照して、本発明の製品出荷
システムを適用した製品出荷施設の概略を説明する。
【0025】図1に示した製品出荷施設においては、施
設の入口INの付近にアンテナ81が設置されている。こ
のアンテナ81は、運搬車両(タンクローリ車)Aのよう
に入口INから施設に入場してきた運搬車両に搭載され
たデータキャリアaと交信するためのアンテナである。
【0026】入口INを通ると、左手に待機場MPがあ
り、施設に入場してきた運搬車両Aは、運搬車両B,C
のように、この待機場MPで一旦停車することになる。
【0027】待機場MPの前方には、2つのゲートG
1,G2があり、各ゲートG1,G2の例えば上方の見
やすい場所に進入指示や待機指示を表示する表示盤7
1,72が設けられている。
【0028】第1ゲートG1を通ると、最初に製品積込
設備1があり、その奥に隣接して製品積込設備2があ
る。また、第2ゲートG2を通ると、製品積込設備3が
あり、その奥に隣接して製品積込設備4がある。運搬車
両は各ゲートを通って目的とする製品積込設備に進むの
で、このような製品積込設備の配置では、製品積込設備
2,4に行くには製品積込設備1,3を通過する必要が
あるが、各ゲート毎に1台の製品積込設備を設ける構成
に比べて横幅の狭い敷地を有効利用できるメリットがあ
る。勿論、敷地の形状によっては1ゲート・1製品積込
設備,1ゲート・3製品積込設備等の他の構成を採用し
ても良い。
【0029】製品積込設備1にはトラックスケール11
と制御装置12とアンテナ13と2個のサイロT11,
T12とが、製品積込設備2にはトラックスケール21
と制御装置22とアンテナ23と2個のサイロT21,
T22とが、製品積込設備3にはトラックスケール31
と制御装置32とアンテナ33と2個のサイロT31,
T32とが、製品積込設備4にはトラックスケール41
と制御装置42とアンテナ43と2個のサイロT41,
T42とがあり、それぞれ最大2種類の製品の積込が行
えるようになっている。
【0030】なお、アンテナ13,23,33,43
は、各製品積込設備1〜4のトラックスケール11,2
1,31,41上に停車した運搬車両のデータキャリア
と交信するためのアンテナである。また、各サイロT1
1等へのポリ塩化ビニル粉体等の製品の入荷は図示しな
い製造プラントからパイプラインPLによるパイプライ
ン輸送で行われる。
【0031】運搬車両は製品積込設備1〜4において製
品の積み込みを行い、その後、運搬車両Dに示すように
進入口とは反対の方向から出車する。通路に沿って進む
と管理事務所6の前を通るようになっており、管理事務
所6には、上位制御装置61が設置され、また出荷票,
検査票を受け取る詰所68がある。製品の積み込みを終
えた運搬車両はこの詰所68で出荷票,検査票を受け取
って、入口INから施設外に退場する。なお、詰所68
近傍のアンテナ62は、積み込みを終えた運搬車両のデ
ータキャリアと交信するためのアンテナである。
【0032】図2は本実施例の製品出荷システムのブロ
ック図であり、図1と同一符号は同一部分を示してい
る。
【0033】上位制御装置61には、出荷票や検査票を
印字出力するプリンタ66と、メッセージ等を管理事務
所6の保守員に表示する表示装置68と、車番ファイル
63,出荷ファイル64,製品積込設備ファイル65等
の各種ファイル(データベース)と、制御装置91,3
2,42,22,12,83とが接続され、また通信回
線100を介して遠方の製造部門101,検査部門10
2,営業部門103に接続されている。
【0034】車番ファイル63は、当該製品積込施設に
入場することが予定されている運搬車両の識別子(本実
施例では会社名と車番ID)を事前に登録したファイル
である。
【0035】出荷ファイル64はオーダ情報を保持する
ファイルである。この出荷ファイル64はオーダ情報の
集まりであり、各オーダ情報には、出荷日(出荷予定
日),会社名,車番ID,銘柄名,数量(出荷する製品
の重量)が含まれている。
【0036】本実施例では、出荷ファイル64へのオー
ダ情報の登録は、営業部門103からオンラインで行え
るようになっている。即ち、営業部門103から通信回
線100を通じてオーダ情報が送られてくると、上位制
御装置61がそれを受信し、出荷ファイル64へ格納す
るものである。同様にオーダ情報の取消や変更もオンラ
インで行える。
【0037】製品積込設備ファイル65は、各製品積込
設備1〜4にかかる各種の情報を保持するファイルであ
る。
【0038】この製品積込設備ファイル65には、各製
品積込設備1〜4毎のデータと、その製品積込設備に存
在するサイロ毎のデータとが格納されている。
【0039】製品積込設備のデータには、製品積込設備
名,当該製品積込設備がゲートG1,G2の何れに配置
されているかを示すゲート番号,当該製品積込設備が存
在するゲートに何台の製品積込設備があって当該製品積
込設備がどの位置に存在するかを示す配列情報等が含ま
れる。
【0040】更に、製品積込設備のデータには、当該製
品積込設備が空き状態か否かを示す空き状況,空き状態
でない場合どのような識別子,出荷内容を持つ運搬車両
が積み込み中で且つ現在どのような状態(風袋重量計量
済等)にあるかを示す積込中車両情報,当該製品積込設
備の空きを待っている待機車両がある場合にその待機車
両がどのような識別子,出荷内容を持つ運搬車両である
かを待ち行列的に保持する待機車両情報,当該製品積込
設備の待ち時間が含まれている。
【0041】ここで、待ち時間の計算は本実施例では以
下のようなアルゴリズムで行う。 (1)新たな待機車両が1台生じる毎に、以下の待ち時
間を加算する。 数量(トン数)×定数T+t1分 ここで、数量とはオーダ情報中の数量であり、定数Tは
例えば1分である。これは数量に比例して充填時間が長
くなるからである。また、t1分は充填の前後の補助的
な作業に必要な時間を考慮したものである。 (2)待機車両が製品積込設備に入車し、風袋計量(空
車計量)を終える毎に現在の待ち時間からt2分を減算
する。 (3)充填が完了すると、更に、数量×定数T分を現在
の待ち時間から減算する。 (4)充填完了した車両がトラックスケールから離れる
と、更にt3分を現在の待ち時間から減算する。
【0042】次に、各サイロのデータには、サイロ名,
そのサイロに収納されている製品の銘柄,検査合格フラ
グ,正味在庫量等が含まれる。
【0043】検査合格フラグは、当該サイロに収納され
た製品の分析値が所定の要件を満たしているか即ち検査
に合格したか否かを示すフラグであり、検査に合格して
始めて出荷可能となる。即ち、本実施例では、各サイロ
へパイプラインPLを通じて製造プラントから製品を輸
送しており、製造プラントには製造した製品を蓄えてお
く大容量のタンク等がないことや輸送に長時間かかるこ
とを考慮して製造後速やかにパイプライン輸送するよう
にしている。このため、サイロへ製品が入荷した後に製
品の検査結果が出る場合がある。そこで、万が一検査に
合格しなかった製品が誤って出荷されないように出荷と
検査結果とのインタロックをこの検査合格フラグでとる
ようにしている。そして、本実施例では、製品の検査を
行う検査部門102からの検査結果の報告は通信回線1
00を通じてオンラインで行えるようになっており、上
位制御装置61は検査部門から検査結果が通知される
と、製品積込設備ファイル65の該当するサイロの検査
合格フラグを操作する。
【0044】また、サイロのデータには、引当後在庫量
が含まれている。この引当後在庫量は、正味在庫量が或
る時点の正味の在庫量を示すのに対し、未だ積み込みを
行っていない待機車両への積み込みをも考慮した在庫量
である。
【0045】なお、本実施例では、サイロのデータ中の
正味在庫量等は製造部門101からオンラインで設定で
きるようになっている。即ち、製造部門101から通信
回線100を通じて製品出荷データが送られてくると、
上位制御装置61がそれを受信し、製品積込設備ファイ
ル65の正味在庫量等を更新するものである。
【0046】再び図2を参照すると、上位制御装置61
に接続された制御装置91には、表示盤71,72と、
詰所68の前に停車した運搬車両,各製品積込設備1〜
4に入車した運搬車両のデータキャリアからその運搬車
両の識別子を取得するアンテナ62,13,23,3
3,43とが接続されている。
【0047】また、上位制御装置61に接続された各製
品積込設備1〜4の制御装置12,22,32,42
は、制御線によって配下のトラックスケール11,2
1,31,41と配下のサイロT11等に接続されると
共に、操作盤14,24,34,44に接続されてい
る。
【0048】更に、上位制御装置61に接続された制御
装置83には、施設に入場してきた運搬車両のデータキ
ャリアからその運搬車両の識別子を取得するアンテナ8
1が接続されている。
【0049】図3および図4は施設に入場してきた運搬
車両の識別子を検出したときに上位制御装置61が行う
サイロ引当処理例を示すフローチャート、図5は待ち時
間計算イベントの発生時に上位制御装置61が行う処理
例を示すフローチャート、図6は表示盤71,72の制
御等のために一定周期例えば10秒毎に上位制御装置6
1が行う処理例のフローチャート、図7は各製品積込設
備1〜4の制御装置12,22,32,42が行う処理
の一例を示すフローチャートであり、以下、各図を参照
して、本実施例の動作を説明する。
【0050】(1)新たな運搬車両の入場時
【0051】図1に示すように、新たな運搬車両Aが入
口INから施設内に入場してくると、図2の制御装置8
3の制御の下にアンテナ81が運搬車両Aに搭載された
データキャリアaと交信し、運搬車両Aの識別子(会社
名,車番ID)を取得する。この取得された識別子は制
御装置83から上位制御装置61に伝達され、上位制御
装置61は図3に示す処理を開始する。
【0052】先ず、取得された識別子が車番ファイル6
3に登録されているか否か、製品積込設備ファイル65
に格納された積込中車両情報,待機車両情報中の識別子
と重複するか否かをチェックする(S1)。車番ファイ
ル63に未登録の場合、未登録車両として処理され例え
ば上位制御装置61からその旨の情報が表示装置68に
出力され、また積込中車両情報,待機車両情報中の識別
子と重複する場合、車番重複と判定され、例えば今回の
識別子は無視される(S2)。
【0053】処理S1でチェックをパスすると、次に、
出荷ファイル64中に上記取得した識別子を含み且つ当
該処理日を出荷日として含むオーダ情報が存在するか否
かを調べ(S3)、存在しなければオーダ無しとして処
理し、例えばその旨を表示装置68に出力する(S
4)。
【0054】条件の一致するオーダ情報があった場合、
製品積込設備ファイル65に格納された各サイロのデー
タを参照して、オーダ情報中の銘柄名の製品を収納する
サイロがあるか否かをチェックし(S5)、そのような
サイロがあれば、そのようなサイロ全てについて検査合
格フラグは合格になっているか、引当後在庫量にオーダ
情報中の数量に見合う在庫量があるかをチェックする
(S6)。
【0055】処理S5で一致する銘柄のサイロが存在し
ないと判定した場合、銘柄の一致する全てのサイロが処
理S6のチェックをパスしなかった場合、引当サイロ無
しと判定し(S7)、例えばその旨を表示装置68に表
示する。
【0056】処理S6のチェックをパスしたサイロが存
在する場合、チェックをパスしたサイロが複数あったか
否かを調べ(S8)、1つだけであれば、処理S12に
おいてそのサイロを引当サイロに決定する。
【0057】複数のサイロがあった場合、それらのサイ
ロが複数の製品積込設備にまたがっているか否かを製品
積込設備ファイル65におけるそれらサイロの製品積込
設備のゲート番号によって調べ(S9)、またがってい
ない場合すなわち同一製品積込設備配下のサイロである
場合、処理S12において任意のサイロを引当サイロに
決定する。
【0058】複数のサイロが複数の製品積込設備にまた
がっている場合、これらの製品積込設備の待ち時間を参
照して待ち時間に差があるか否かを調べ(S10)、差
が無ければ処理S12において任意のサイロを引当サイ
ロに決定する。
【0059】待ち時間に差がある場合、待ち時間の最も
短い製品積込設備側のサイロを選択し(S11)、処理
S12においてそのサイロを引当サイロに決定する。
【0060】引当サイロが決定すると、処理S12にお
いて、決定した引当サイロ名,今回の運搬車両Aの識別
子,オーダ情報の内容を1つの待機車両情報として、製
品積込設備ファイル65におけるその引当サイロを配下
に持つ製品積込設備のデータ中の待機車両情報における
待ち行列の後尾に格納する。
【0061】次に、今回の引当サイロを配下に持つ製品
積込設備の空き状況を調べ、使用中であれば、今回入場
してきた運搬車両Aを待機場MPで暫く待機させるた
め、社名および車番を含む待機指示を、待機すべき製品
積込設備の属するゲートの表示盤71,72に表示する
(S13)。なお、該当する製品積込設備が空きのとき
は後述するように速やかに進入指示が表示される。
【0062】そして最後に、新たな待機車両が1台生じ
た旨の待ち時間計算イベントを発行し(S14)、図3
および図4の処理を終える。
【0063】上記発行された待ち時間計算イベントによ
り、上位制御装置61は図5の処理を開始し、処理S3
1にて新たな待機車両の発生を識別し、待機車両の生じ
た製品積込設備に対応する現在の待ち時間を更新する
(S32)。また、引当サイロのデータにおける引当後
在庫量からその待機車両に積み込む製品の数量を差し引
く(S33)。
【0064】以上のような処理が、運搬車両が施設に新
たに入場してくる毎に行われる。
【0065】(2)待機運搬車両の誘導等
【0066】上位制御装置61は、例えば10秒毎に図
6に示す処理を実行する。
【0067】先ず最初は、第1ゲートG1に属する製品
積込設備1,2について、各々の空き状況を調べる(S
51)。出口側の製品積込設備2のみが空きの場合およ
び双方とも空き状態でない場合、進入指示を出さずに処
理S59に移る。出口側の製品積込設備2のみが空きの
場合に進入指示を出さないのは、入口側の製品積込設備
1にいる運搬車両によって製品積込設備2への進入が阻
害されているからである。
【0068】入口側の製品積込設備1のみが空きの場
合、出口側の製品積込設備2の運搬車両は風袋計量済か
否かを製品積込設備ファイル65における製品積込設備
2のデータ中の積込中車両情報によって調べ(S5
2)、風袋計量済でなければ進入指示を出さずに処理S
59に進む。これは、製品積込設備1に待機車両を進入
させて積込を行わせても、積込完了時に出口側の製品積
込設備2の運搬車両が未だ出車していず待たされること
があるからである。反対に風袋計量済であればそのよう
な問題は少ないので、次に入口側の製品積込設備1に待
機車両があるか否かを調べ(S53)、あれば進入指示
を表示盤71に表示する(S54)。このとき、当該進
入指示を出した待機車両について表示盤71に待機指示
が表示されているときはそれを消去し、後続の待機指示
を順次繰り上げる。
【0069】そして、製品積込設備ファイル65の更新
と制御データの制御装置12への送出を行い(S57,
S58)、処理S59へ進む。この処理S57の製品積
込設備ファイル65の更新では、今回進入指示を出した
運搬車両の待機車両情報を積込中車両情報に移し、当該
製品積込設備の空き状況を使用中に変更する操作が行わ
れる。また、処理S58では、進入先の製品積込設備の
制御装置に対し、進入を許可した運搬車両の識別子,積
込にかかる数量,充填サイロ等を含む制御データが送出
される。
【0070】また入口側と出口側の両方の製品積込設備
1,2が空いている場合、先ず、出口側の製品積込設備
2に待機車両があるかを調べ(S55)、あればその製
品積込設備2への進入指示を表示盤71に表示する(S
56)。このときも当該進入指示を出した待機車両につ
いて表示盤71に待機指示が表示されているときはそれ
を消去し、後続の待機指示を順次繰り上げる。次に上述
と同様に製品積込設備ファイル65の更新と制御データ
の制御装置22への送出を行い(S57,S58)、処
理S59へ進む。また、出口側の製品積込設備2に待機
車両がなければ、入口側の製品積込設備1に待機車両が
あるかを調べ(S53)、なければ処理S59へ進み、
あればその製品積込設備1への進入指示を表示盤71に
表示し(S54)、上述と同様に製品積込設備ファイル
65の更新と制御データの制御装置12への送出を行っ
て(S57,S58)、処理S59へ進む。
【0071】処理S59では、全ゲートについて処理を
終えたか否かを判定し、終えていなければ残りのゲート
について上述した処理を繰り返す。従って、第1ゲート
の次に第2ゲートの製品積込設備3,4が処理され、そ
の時点で今回の図6の処理を終える。
【0072】以上の図6に示したような処理が短い周期
で実行されることにより、施設に入場してきた運搬車両
に割り当てる製品積込設備に空きがあればその製品積込
設備の属するゲートの表示盤に進入指示が速やかに表示
されることになる。また、空きがなく待機場で待たされ
ていた運搬車両に対して、待機中の製品積込設備に空き
が生じれば速やかに進入指示が表示されることになる。
【0073】(3)製品の積込 図6における処理S58で上位制御装置61から送出さ
れた、進入を許可した運搬車両の識別子,積込にかかる
数量,充填サイロ等を含む制御データは、該当する製品
積込設備の制御装置で受信される。以下、制御データが
製品積込設備4における制御装置42で受信されたもの
として説明する。
【0074】制御装置42は制御データを受信すると図
7に示す処理を開始し、先ず受信した制御データを内部
のレジスタ等にセットし(S71)、上位制御装置61
からの識別子のチェック結果を待つ(S72)。
【0075】進入指示に従って、運搬車両が製品積込設
備4のトラックスケール41上に移動し停止すると、図
2の制御装置91の制御の下にアンテナ43を通じて上
記運搬車両に搭載されたデータキャリアからその運搬車
両の識別子が取得されて上位制御装置61に伝達され
る。
【0076】上位制御装置61は、この伝達されてきた
運搬車両の識別子とその製品積込設備4に対する進入指
示を出した運搬車両の識別子とが一致するか否かをチェ
ックし、その結果を制御装置42に通知する。
【0077】制御装置42は、このチェック結果を判別
し(S73)、識別子不一致であった場合、操作盤44
に製品積込設備が相違している旨のガイドメッセージを
表示して運搬車両の操作員に知らせ(S74)、処理を
終える。これによって、誤った製品積込設備からの積み
込みが防止される。
【0078】チェック結果が識別子一致を示す場合、ト
ラックスケール41によって運搬車両の風袋重量を計測
して内部レジスタ等に保持する(S75)。このとき同
時に風袋計量が完了した旨の待ち時間計算イベントを上
位制御装置61に発行する。
【0079】これにより、図5の処理S35が実行さ
れ、製品積込設備ファイル65の製品積込設備4のデー
タにおける待ち時間がt2分減算される。このとき同時
に、製品積込設備ファイル65の製品積込設備4のデー
タにおける積込中車両情報に風袋計量済が記録される。
【0080】その後、操作員が指定された充填サイロ用
の充填ノズルを運搬車両のハッチにセットする。このと
き、充填ノズルの着脱に連動するリミットスイッチが作
動し、制御装置42は作動したリミットスイッチから使
用された充填ノズルつまり使用されたサイロを識別し、
これが内部レジスタ等に保持した制御データ中の充填サ
イロと一致するか否かを調べる(S76)。そして、一
致しなければ充填サイロ誤りである旨のガイドメッセー
ジを操作盤44に表示し(S77)、処理S76に戻
る。これにより、サイロの選択誤りを防止している。
【0081】他方、正しいサイロの充填ノズルが運搬車
両のハッチにセットされると、制御装置42は自動充填
シーケンスを実行する(S78)。
【0082】この自動充填シーケンスでは、トラックス
ケール41によって運搬車両の重量を計測しながら充填
サイロから製品を運搬車両に充填していき、計測された
運搬車両の重量が下記の式を満足するに至った時点で充
填終了と判定する。
【0083】計測された運搬車両の重量=風袋重量+制
御データ中の製品数量+αここで、αは充填ノズルの重
量等の補正値であり、事前に設定されている。
【0084】次に制御装置42は、充填サイロの製品の
運搬車両への充填を終了すると、上位制御装置61へ充
填が完了した旨の待ち時間計算イベントを発行する(S
79)。
【0085】これにより、図5の処理S37が実行さ
れ、製品積込設備ファイル65の製品積込設備4のデー
タにおける待ち時間から、数量×T分の時間が減算され
る。
【0086】その後、制御装置42は、再度トラックス
ケール41で運搬車両の重量を計測し、これを充填実績
値として上位制御装置61に通知する(S80)。この
充填実績値は充填ノズル等の重量等を含まない正味の積
込量を示す。
【0087】その後、積込を終えた操作員が運搬車両を
移動させ製品積込設備4のトラックスケール41から出
ると、トラックスケール41の計測値が所定値以下に低
下する。制御装置42はトラックスケール41の計測値
が所定値以下に低下したことを処理S81で検出するこ
とで当該製品積込設備4が空き状態になったと判断す
る。
【0088】制御装置42は製品積込設備4が空き状態
になったと判断すると、空き報告の待ち時間計算イベン
トを上位制御装置61に発行し(S82)、今回の運搬
車両にかかる制御を終了する。
【0089】空き報告の待ち時間計算イベントを受けた
上位制御装置61は、図5の処理38を実行して製品積
込設備ファイル65の製品積込設備4のデータにおける
積込中車両情報を消去すると共に空き状態を空きに変更
する。また、待ち時間からt3分減算する(S39)。
【0090】以上は製品積込設備4を例にしてその動作
を説明したが、他の製品積込設備1〜3においても同様
な動作が行われる。
【0091】さて、積込を終えた運搬車両が管理事務所
6の詰所68の前で停車すると、アンテナ62を通じて
その運搬車両に搭載されたデータキャリアからその運搬
車両の識別子が取得され、上位制御装置61に通知され
る。
【0092】上位制御装置61はこの識別子に基づき、
積込を終えた運搬車両を識別し、その出荷ファイルの内
容,充填実績値等から出荷票,検査票を作成してプリン
タ66から出力する。運搬車両の操作員はこの出荷票,
検査票を受取り、入口INから施設外に退場する。
【0093】以上本発明の実施例について説明したが、
本発明は以上の実施例にのみ限定されず、その他各種の
付加変更が可能である。例えば、データキャリアの代わ
りにICカード等を運搬車両の操作員に持たせ、このI
Cカードに記録された会社名,車番等をカードリーダ等
で読み取るようにしても良い。また、製品積込設備の配
列構造も図1に示す構造に限られるものではない。
【0094】
【発明の効果】以上説明した本発明の製品出荷システム
によれば、以下のような効果を得ることができる。
【0095】各製品積込設備毎にトラックスケールを備
えるため、製品積込設備に空きがあってもトラックスケ
ールで長時間待たされるということがなくなり、また、
各製品積込設備において運搬車両の重量を計測しながら
製品を積み込むので、正確な量の製品を1度に積み込め
る。よって、製品の積み込みを効率的に行うことができ
る。
【0096】各製品積込設備毎のトラックスケールによ
って各製品積込設備の空き状態を検出するため、TVカ
メラ等の別途の監視手段が不要になる。
【0097】施設に入場してきた運搬車両に積み込むべ
き製品を扱う製品積込設備を自動的に認識し、各製品積
込設備の空き状態や待機状態に基づき、その運搬車両に
対し進入すべき製品積込設備や待機すべき製品積込設備
を表示盤に表示するので、運搬車両の操作員は行き先を
容易に知ることができ、またシステム内の誘導員を省く
ことができる。
【0098】割り当て可能な製品積込設備が複数存在し
且つ何れも空き状態でないとき、現在の運搬車両の待機
状況に基づき待機時間が最小となる製品積込設備を割り
当て対象に決定するので、積込効率をより一層高めるこ
とができる。
【0099】製造部門から通信回線を通じて送られる製
品入荷データに基づき製品の在庫量の情報を自動的に設
定できる。
【0100】検査部門から通信回線を通じて送られる検
査結果によって製品の出荷可否を決定する検査合格フラ
グ等の情報を自動更新するので、検査結果を迅速に製品
積込施設へ反映することができる。
【0101】営業部門から通信回線を通じて送られるオ
ーダ情報によって出荷ファイルを自動的に更新するた
め、出荷ファイルの更新に人手が不要となり、また出荷
前であれば何時でもオーダの取消,変更等を行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製品出荷システムを適用した製品出荷
施設例の概略を示す平面図である。
【図2】本発明の製品出荷システムの一実施例のブロッ
ク図である。
【図3】施設に入場してきた運搬車両の識別子を検出し
たときに上位制御装置が行うサイロ引当処理例の一部を
示すフローチャートである。
【図4】施設に入場してきた運搬車両の識別子を検出し
たときに上位制御装置が行うサイロ引当処理例の残りの
部分を示すフローチャートである。
【図5】待ち時間計算イベントの発生時に上位制御装置
が行う処理例を示すフローチャートである。
【図6】表示盤の制御等のために一定周期毎に上位制御
装置が行う処理例を示すフローチャートである。
【図7】各製品積込設備の制御装置が行う処理の一例を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
1〜4…製品積込設備 6…管理事務所 11,21,31,41…トラックスケール 12,22,32,42…制御装置 13,23,33,43,62,81…アンテナ 61…上位制御装置 71,72…表示盤 T11,T12,T21,T22,T31,T32,T
41,T42…サイロ G1,G2…ゲート PL…パイプライン A〜E…運搬車両(タンクローリ車) a〜e…データキャリア MP…待機場
フロントページの続き (72)発明者 黒柳 修 千葉県市原市姉崎海岸5番1 住友化学工 業株式会社内 (72)発明者 佐藤 真一 東京都中央区日本橋2丁目7番9号 住友 化学工業株式会社内 (72)発明者 斉藤 光男 千葉県市原市姉崎海岸131 泉葉運輸株式 会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 施設内に複数の製品積込設備を備え、施
    設に入場してきた運搬車両に対し製品の積み込みを行う
    製品出荷システムにおいて、 各製品積込設備毎に、トラックスケールと、該トラック
    スケールによって計測された運搬車両の風袋重量および
    製品積込中の運搬車両の重量に基づき製品積込量を制御
    する制御装置とを備えることを特徴とする製品出荷シス
    テム。
  2. 【請求項2】 前記制御装置は、前記トラックスケール
    の計測値が予め定められた値以下を示すことにより自製
    品積込設備を空き状態と判定することを特徴とする請求
    項1記載の製品出荷システム。
  3. 【請求項3】 施設に入場してきた運搬車両の識別子を
    取得する車両識別装置と、 オーダ情報を保持する出荷ファイルと、 各製品積込設備にかかる情報を保持する製品積込設備フ
    ァイルと、 施設に入場してきた運搬車両に対する指示情報を表示す
    る表示盤と、 前記車両識別装置によって取得された識別子,前記出荷
    ファイルの内容,前記製品積込設備ファイルの内容,前
    記各制御装置の判定結果および自ら管理している各製品
    積込設備毎の現在の運搬車両の待機状況に基づき、前記
    施設に入場してきた運搬車両に割り当てる製品積込設備
    を決定し、前記施設に入場してきた運搬車両を前記決定
    した製品積込設備へ誘導する進入指示または前記決定し
    た製品積込設備を待機する製品積込設備として通知する
    待機指示を前記表示盤に表示し、且つ、製品積込設備が
    空き状態となった時点でその製品積込設備に待機中の運
    搬車両があれば最も早く待ち状態となった運搬車両をそ
    の空き状態となった製品積込設備へ誘導する進入指示を
    前記表示盤に表示する上位制御装置とを備える請求項2
    記載の製品出荷システム。
  4. 【請求項4】 前記上位制御装置は、割り当て可能な製
    品積込設備が複数存在し且つ何れも空き状態でないと
    き、現在の運搬車両の待機状況に基づき待機時間が最小
    となる製品積込設備を割り当て対象の製品積込設備に決
    定する請求項3記載の製品出荷システム。
  5. 【請求項5】 前記複数の製品積込設備を幾つかのグル
    ープに分割し、各グループ毎に前記表示盤を備える請求
    項4記載の製品出荷システム。
  6. 【請求項6】 前記各製品積込設備への製品の入荷を製
    造プラントからのパイプライン輸送で行い、且つ、前記
    上位制御装置は製造部門から通信回線を通じて送られる
    製品入荷データに基づき前記製品積込設備ファイル中の
    前記製品の入荷した製品積込設備にかかる情報を更新す
    る請求項3,4または5記載の製品出荷システム。
  7. 【請求項7】 前記上位制御装置は、前記製造プラント
    で製造されて前記パイプライン輸送された製品の検査を
    行う検査部門から通信回線を通じて送られる検査結果に
    基づき、前記製品積込設備ファイル中の前記製品の入荷
    した製品積込設備にかかる出荷可否を決定する情報を更
    新する請求項6記載の製品出荷システム。
  8. 【請求項8】 前記上位制御装置は、営業部門から通信
    回線を通じて送られるオーダ情報に基づき前記出荷ファ
    イルを更新する請求項3,4,5,6または7記載の製
    品出荷システム。
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