JPH0694726A - 血液凝固第xiii因子活性測定方法および該測定用試薬キット - Google Patents

血液凝固第xiii因子活性測定方法および該測定用試薬キット

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JPH0694726A
JPH0694726A JP4243098A JP24309892A JPH0694726A JP H0694726 A JPH0694726 A JP H0694726A JP 4243098 A JP4243098 A JP 4243098A JP 24309892 A JP24309892 A JP 24309892A JP H0694726 A JPH0694726 A JP H0694726A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 血液凝固第XIII因子活性の正確、迅速かつ
簡便な測定方法およびそのための試薬キットを提供す
る。 【構成】 検体とフィブリン析出阻害剤とを混合した
後、あるいは検体とフィブリノゲンとフィブリン析出阻
害剤とを混合した後、トロンビン溶液を加え、カルシウ
ムイオン存在下でフィブリン凝固時間を測定し、その凝
固時間を標準と比較する。該測定方法のための試薬キッ
トは、トロンビンと、カルシウムイオンと、フィブリン
析出阻害剤よりなり、さらにフィブリノゲンと組み合わ
せることもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は血液凝固第XIII因子(以
下、第XIII因子と称する)の活性測定方法および該測定
用試薬キットに関する。
【0002】
【従来の技術】第XIII因子はフィブリン安定化因子と
も呼ばれ、トロンビンとカルシウムイオンにより活性化
されると、血液凝固反応の最終段階においてフィブリン
分子間およびフィブリンと他のタンパク質との間にトラ
ンスグルタミナーゼ反応によって架橋反応を進行させ、
安定なフィブリン塊等を形成し、線溶抵抗性の獲得と繊
維芽細胞の接着担体形成を促進する役割を担うタンパク
質である。平常は血液中に不活性状態で存在するが、出
血などで血液凝固が起こりトロンビンが生成すると、こ
のトロンビンとカルシウムイオンの作用により活性化さ
れ、フィブリンを安定化する。
【0003】従って、第XIII因子が減少もしくは欠損
している血液では、血液凝固時間は正常閾値を示すが、
形成されたフィブリン塊は脆弱であり、後出血などの特
有の現象を呈する他に創傷治癒遅延の傾向を示す。この
ように第XIII因子が減少もしくは欠損する事例として
は、先天性の欠乏症、播種性血管内凝固(DIC)、重症
肝疾患、悪性腫瘍、白血病、第XIII因子インヒビター
獲得者、大手術等が挙げられる。従って、第XIII因子
の測定は病気の診断や治療効果を判定する上で重要であ
り、第XIII因子の正確、迅速、簡便な測定方法の確立
が要望されている。
【0004】しかしながら、これまでの測定方法は、こ
の要望を十分に満足するものではなかった。即ち、第X
III因子測定の従来法としては、血漿を凝固させたクロ
ット(フィブリン塊)が1%モノクロール酢酸などの希薄
な酸や5〜8mol/lの尿素液によって溶解するか否かを
調べるクロット溶解による定性法、抗体中和や希釈系列
作製後のクロット溶解法による半定量法、その他免疫学
的方法や活性第XIII因子のトランスグルタミナーゼ活
性を利用したアミン取り込み法による定量方法が知られ
ている[例えば、日本臨床47巻、1989年増刊号、
846〜848頁、臨床検査Vol.27、No.8、8
48〜853頁(1983年8月)]が、まず、定性法や
半定量法は正確な第XIII因子活性が求まるものではな
い。
【0005】また、免疫学的方法、即ち、第XIII因子
に対する抗体を用い、第XIII因子を抗原として捕える
方法(例えば、特開昭59−192961号、特開昭6
3−184061号)は、一般的に操作が煩雑であり、
測定に数時間を要する。また、抗原量としての測定であ
るため、生体内での第XIII因子活性を正確に反映しな
いという問題点がある。
【0006】さらに、定量的に第XIII因子活性を測定
するアミン取り込み法としては、検体中の第XIII因子
をトロンビンとカルシウムイオンで活性化し活性第XII
I因子を形成させた後、カルボニル基質としてカゼイ
ン、フェニルプロピオニルチオコリン、ブチリルピラゾ
ール等を用い、アミン基質としてモノダンシルカダベリ
ン、プトレシン、グリシンエチルエステル、ヒスタミン
等の合成基質を用いて、カルボニル基質にアミン基質を
取り込ませるラジオアイソトープ法、蛍光法[例えば、
特開昭58−216959号]やアミン取り込み反応に
より形成されるアンモニアをNADHまたはNADPH
とGLDH(グルタミンデヒドロゲナーゼ)およびケトグ
ルタレートを用いNADまたはNADPの生成反応に導
く方法[クリニカル・ケミストリー(Clin.Chem.),
Vol.31,No.1,35〜40頁、1985;特開
平1−309700号]がある。これらの方法では検体
中のフィブリノゲンを不活化するために第XIII因子を
活性化する前に56℃で3または4分加温し、冷却する
という操作を必要とする。また、活性化第XIII因子測
定の反応時間は10〜30分であり、反応停止後、遠心
操作またはカラム操作を必要とする。従って、操作は煩
雑であり、長時間を要し、測定の正確性にも問題があ
る。さらには、ラジオアイソトープ法では放射性物質を
取り扱うために設備にかなりの投資が必要であり経済的
負担も大きい。
【0007】前記したアミン取り込み法のうち、特開平
1−309700号の方法では、フィブリノゲン−フィ
ブリンの影響を除く目的で、フィブリン凝集阻害剤グリ
シン−プロリン−アルギニン−プロリンを用いる。その
フィブリン凝集阻害剤存在下でグルタミン含有ペプチ
ド、例えば、ロイシン−ロイシン−グリシン−プロリン
−グリシン−グルタミン−セリン−リジン−バリン−イ
ソロイシン−グリシンアミドと第1級アミンを用い、形
成されるアンモニアを測定する。この方法では特殊なペ
プチドを用いるため高価となる。また、測定に関与する
反応が多く、誤差を生じ易い。さらには、検体中に存在
するアンモニアも測定に影響し得る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、この
ような従来法の問題点を解消し、正確、迅速、かつ簡便
な第XIII因子活性の測定方法およびかかる測定のため
の試薬キットを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような事情に鑑み、
本発明者らは、鋭意研究を重ねた結果、トロンビンによ
りフィブリノゲンをフィブリンとし、トロンビンとカル
シウムイオンで第XIII因子を活性化し、活性化第XIII
因子がフィブリンを架橋させフィブリン塊を形成する一
連の反応をフィブリン析出阻害剤の存在下で行い、形成
されるフィブリン塊が析出する凝固時間を測定し、標準
と比較することにより第XIII因子活性が求められるこ
とを見い出し、本発明を完成するに至った。
【0010】即ち、本発明は、検体とフィブリン析出阻
害剤とを混合した後、トロンビン溶液を加え、カルシウ
ムイオン存在下でフィブリン凝固時間を測定し、その凝
固時間を標準の凝固時間と比較して検体中の第XIII因
子活性を求めることを特徴とする第XIII因子活性測定
方法(以下、方法1という)を提供するものである。ま
た、本発明は、検体と、フィブリノゲンと、フィブリン
析出阻害剤とを混合した後、トロンビン溶液を加え、カ
ルシウムイオン存在下でフィブリン凝固時間を測定し、
その凝固時間を標準の凝固時間と比較して検体中の第X
III因子活性を求めることを特徴とする第XIII因子活性
測定方法(以下、方法2という)を提供するものであ
る。
【0011】第XIII因子の作用は生体内でのフィブリ
ンクロット形成であり、その形成は血液中で生じたフィ
ブリンを基質とし、その架橋反応を行うものである。従
って、方法1により、血液中でのフィブリンクロット形
成能全体を知ることができ、それにより第XIII因子活
性が求まる。また、方法2により、第XIII因子含有検
体中のフィブリノゲンだけでなく、試薬としてフィブリ
ノゲンを補充することにより、正味の第XIII因子活性
をより正確に測定することができる。
【0012】本発明の測定方法では、従来の方法と異な
り、第XIII因子活性を、フィブリン塊が析出する凝固
時間を測定することにより行う。即ち、フィブリノゲン
がトロンビンによりフィブリンとなり、活性化第XIII
因子によりフィブリンが架橋され、フィブリン塊となる
反応を第XIII因子活性に依存した凝固時間として測定
する方法は従来全く見当たらない。
【0013】例えば、外因系凝固反応のスクリーニング
検査であるプロトロンビン時間や内因系凝固反応のスク
リーニング検査である活性化部分トロンボプラスチン時
間の測定のような凝固時間で測定する方法では、第XII
I因子活性に関係なくフィブリン析出が生じ凝固時間が
測定される[US−A−3323995;メディカル・
テクノロジー(Medical Technology), Vol.13,
No.7,726〜729頁(1985 臨時増刊)]。ま
た、フィブリノゲン量の測定に日常検査として用いられ
ているトロンビン時間法では、フィブリノゲン(検体)に
トロンビンを加えて、フィブリンが生成されるまでの時
間を測定するが、この測定でも第XIII因子の存在の有
無に関係なく凝固時間は測定される。即ち、トロンビン
によりフィブリノゲンがフィブリンになるとフィブリン
が重合し、析出が生じ、凝固時間として測定される。従
って、血液凝固反応での凝固時間は第XIII因子活性に
依存しないで測定されてしまう。
【0014】このように、フィブリノゲン溶液にトロン
ビン溶液を添加すると、第XIII因子に依存しない凝固
が生じる。例えば、フィブリノゲン溶液(2mg/ml)20
0μlにトロンビン溶液(100NIHU/ml)100μl
を添加すると、第XIII因子が存在しないにも拘わら
ず、フィブリン析出が生じ、10秒以内に凝固する。従
って、このままでは第XIII因子の測定は行えない。本
発明では、フィブリン析出を阻害し、第XIII因子の活
性に応じた凝固が起こる系において凝固時間を測定する
ことにより第XIII因子の活性を測定する。この点、前
記特開平1−309700号には、フィブリノゲン−フ
ィブリンの影響を除く目的でフィブリン凝集阻害剤(グ
リシン−プロリン−アルギニン−プロリン)を添加し
て、第XIII因子活性を測定することが開示されている
が、検出する方法はアンモニア発生の測定であり、凝固
時間法で測定する本発明の方法とは全く異なるものであ
る。
【0015】次に、本発明の測定方法で用いる検体およ
び試薬類について説明する。検体 本発明の方法の対象となる検体は、通常、血漿であり、
全血でもよい。常法に従って被検者から採血し、血漿を
分取する。
【0016】フィブリン析出阻害剤 今回、上記反応でフィブリン析出を阻害する条件、即
ち、フィブリノゲンがトロンビンによりフィブリンとな
り、生成したフィブリンができるだけ長時間析出(重合)
ないし凝固しない条件と、第XIII因子がトロンビンと
カルシウムイオンによって活性化され、活性化された第
XIII因子はフィブリンを架橋させる作用を発揮できる
条件とが判明し、本発明はかかる知見に基づいてなされ
たものである。
【0017】ここに、本明細書中においては、フィブリ
ン析出を阻害する条件および第XIII因子活性が発揮さ
れる条件の二つの条件を付与する物質をフィブリン析出
阻害剤という。本発明におけるフィブリン析出阻害剤と
しては、その作用を有するものであればいずれでもよ
く、特に限定されるものではない。その例としては、ヨ
ウ化ナトリウム、ヨウ化カリウム、塩化カルシウム、塩
化マグネシウム等でのナトリウムイオン、カリウムイオ
ン、カルシウムイオン、マグネシウムイオン、ヨウ素イ
オン、塩素イオン等(カルシウムイオンは第XIII因子活
性化に必要な成分であるが、フィブリン析出阻害剤とし
ても使用できる)や、尿素、SDS(Sodium Dodecyl
Sulfate)のような蛋白変性剤、ジチオスレイトール
(DTT)、ジチオエリトリトール(DTE)、2−メルカ
プトエタノール、β−チオジグリコールのようなSH試
薬、EDTA(Ethylenediamine tetraacetic Aci
d)、EGTA(Ethylene Glycol Bis(β−aminoeth
ylether)−N,N,N',N'−tetraaceticAcid)のような
キレート試薬、グリシン−プロリン−アルギニン−プロ
リンのようなペプチド、塩化テトラエチルアンモニウ
ム、塩化ベンジルトリエチルアンモニウム、硫酸アンモ
ニウム、コール酸ナトリウム、フェリシアン化カリウ
ム、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、エ
チレングリコール、ヘキサメチレングリコール等が挙げ
られる。本発明においては、これらのフィブリン析出阻
害剤のうち1種、あるいは2種以上を組み合わせて用い
ることができる。
【0018】また、フィブリン析出阻害剤は、反応液の
pHによりその阻害作用が異なる場合があるが、析出阻
害作用が十分に発揮されるpHで使用するのが好まし
く、例えば、実施例に示すごとく、弱酸性とすることに
よってフィブリン析出阻害作用が十分発揮される場合
は、緩衝剤を用いてpHを弱酸性域に調節する。これら
の場合、反応液の最終pHは5.0〜8.0の範囲、好ま
しくは6.0〜7.0の範囲とし、緩衝剤の濃度は2〜2
000mmol/lの範囲、好ましくは20〜400mmol/l
の範囲とする。pH調節用の緩衝剤としてはトリス、バ
ルビタール、イミダゾール、ベロナール、グリシルグリ
シン、MES、Bis−Tris、ADA、PIPES、H
EPES、ACES、MOPUSO、BES、MOPU
S等が挙げられる。
【0019】フィブリン析出阻害剤としての各物質添加
の反応液中での濃度は、イオンとしてのナトリウムイオ
ン、カリウムイオン、カルシウムイオン、マグネシウム
イオン、ヨウ素イオン、塩素イオンはヨウ化ナトリウ
ム、ヨウ化カリウム、塩化ナトリウム、塩化カリウム、
塩化カルシウム、塩化マグネシウム等の塩であり、添加
濃度は0.1〜5000mmol/lである。蛋白変性剤とし
ての尿素は0.1〜3000mmol/l、SDSは0.01
〜1.0%(w/v)である。SH試薬としてのDTT、D
TEは0.1〜1000mmol/l、2−メルカプトエタノ
ールは0.1〜2000mmol/l、β−チオジグリコール
は0.1〜3000mmol/lである。キレート試薬として
のEDTA、EGTAは0.1〜500mmol/lである。
ペプチドとしてのグリシン−プロリン−アルギニン−プ
ロリンは0.01〜10mmol/lである。塩化テトラエチ
ルアンモニウムは0.1〜5000mmol/l、塩化ベンジ
ルトリエチルアンモニウムは0.1〜3000mmol/l、
硫酸アンモニウムは0.1〜2000mmol/l、コール酸
ナトリウムは0.01〜10%(w/v)、フェリシアン化
カリウムは0.1〜500mmol/l、ジメチルスルホキシ
ドは0.01〜40%(v/v)、ジメチルホルムアミドは
0.01〜40%(v/v)、エチレングリコールは0.01
〜40%(v/v)、ヘキサメチレングリコールは0.1〜
5000mmol/lである。これら物質の好ましい濃度はp
Hと各々の物質の組み合わせに応じて適宜選択すること
ができる。
【0020】なお、これまでにフィブリン凝集(析出)を
阻害する物質として、フィブリン析出に影響するものと
して、または、析出フィブリンを溶解するものとして、
グリシン−プロリン−アルギニン残基を有するペプチ
ド、尿素、塩化ベンジルトリエチルアンモニウム、塩化
テトラエチルアンモニウム、酸やイオン強度が知られて
いる[バイオケミストリー(Biochemistry), Vol.1
9、1013〜1019、1980;ブラッド(Bloo
d), Vol.50、619〜624、1977]が、これ
らの物質等はフィブリン同士の重合反応の研究、フィブ
リンモノマー調製やフィブリンクロット溶解のために用
いられたにすぎず、本発明のごとく第XIII因子活性を
凝固時間法で測定する方法に用いられていたものではな
い。
【0021】トロンビン、フィブリノゲン、カルシウム
イオン 本発明の測定方法では、フィブリノゲンおよびトロンビ
ンとして、ヒト、ウシ、ウマ、ヤギ等の血液由来のもの
が使用できる。カルシウムイオンとしては、塩化カルシ
ウム、グルコン酸カルシウム等のカルシウム塩からのも
のが使用できる。これらの試薬およびフィブリン析出阻
害剤はいずれも商業的に入手可能である。また、フィブ
リノゲン試薬、トロンビン試薬およびフィブリン析出阻
害剤試薬は必要に応じてpH調節し、pH調節の緩衝剤と
しては、トリス、バルビタール、イミダゾール、ベロナ
ール、グリシルグリシンやMES、Bis−Tris、AD
A、PIPES、HEPES、ACES、MOPUS
O、BES、MOPS等が挙げられる。これらの緩衝剤
も商業的に入手可能である。
【0022】各試薬の濃度は適時選択することができる
が、フィブリノゲン試薬のフィブリノゲン量は反応液中
で0.01〜100mg/ml、好ましくは0.5〜10mg/
mlが望ましい。トロンビン試薬のトロンビンは反応液中
で1〜20000NIHU/ml、好ましくは20〜50
0NIHU/mlが望ましい。トロンビン試薬は、一般
に、検体とフィブリノゲン試薬とフィブリン析出阻害試
薬の混合液100μl当り、20〜300μl程度の割合
で用いられる。カルシウムイオンはフィブリノゲン試
薬、フィブリン析出阻害試薬、トロンビン試薬の何れか
または何れにも処方してもよいが、反応液中での濃度
は、0.1〜1000mmol/l、好ましくは5〜100mm
ol/lが望ましい。なお、フィブリノゲン試薬、トロン
ビン試薬のpH、濃度および緩衝剤の種類はそれぞれ選
択することができる。
【0023】さらに、本発明による測定においては、各
種物質の影響の除去、試薬の性能や品質の維持、製造等
を目的として、フィブリノゲン試薬、フィブリン析出阻
害試薬、トロンビン試薬に各種の物質を適時添加するこ
ともできる。その例としては、イプシロンアミノカプロ
ン酸、トラネキサム酸、アプロチニン等の抗線溶剤、ポ
リブレン、プロタミン等のヘパリン阻害物質、アジ化ナ
トリウム、硫酸ゲンタマイシン、チメロサール等の防腐
剤、トリトンX−100、ツィーン−20等の界面活性
剤等の他に、糖類、アミノ酸類、アルブミン等のタンパ
ク質、ポリエチレングリコール、グリセロール等の物質
が挙げられる。
【0024】次に、本発明の測定方法の具体的操作につ
いて説明する。本発明による第XIII因子活性測定の方
法1としてのフィブリノゲン試薬を用いない方法におい
ては、所定量の検体血漿あるいはその希釈液とフィブリ
ン析出阻害剤試薬を混合し、15〜45℃、通常、37
℃で1〜10分、好ましくは2〜5分間加温後、トロン
ビン試薬を添加し、同温度で凝固時間を測定することに
より行う。フィブリン析出阻害試薬をトロンビン試薬に
処方してもよい。その場合は検体のみをあらかじめ加温
する。方法2においては、所定量の検体血漿あるいはそ
の希釈液と、フィブリノゲン試薬と、フィブリン析出阻
害試薬とを混合し、15〜45℃、通常、37℃で1〜
10分、好ましくは、2〜5分間加温後、トロンビン試
薬を添加し、同温度で凝固時間を測定することにより行
う。フィブリン析出阻害剤はフィブリノゲン試薬、トロ
ンビン試薬のいずれか、または両方に処方してもよい
し、別試薬としてもよい。別試薬とした場合は、トロン
ビン試薬添加前に検体とフィブリノゲン試薬の混合液に
添加するが、添加の順序は特に限定されるものではな
い。本発明の測定方法における温度および加温時間は厳
密ではなく、前記範囲から選択される一定の反応温度が
達成されれば足りる。別途、標準として正常血漿を希釈
液または第XIII因子欠乏血漿で種々の濃度に希釈し、
同様にして凝固時間を測定し、希釈度に対して凝固時間
をプロットして検量線を得る。得られた検量線より、正
常血漿の第XIII因子活性に対する割合として表示する
ことにより検体中の第XIII因子活性が求まる。
【0025】検体を希釈する場合は、通常、生理的食塩
水またはpH5.5〜8.5の緩衝液、例えば、ミカエリ
ス緩衝液、トリス−塩酸緩衝液、オーレン・ベロナール
緩衝液、イミダゾール緩衝液、HEPES、BES、M
OPS等のグッド緩衝液等を用いて行い、それら希釈溶
液にフィブリノゲンやフィブリン析出阻害剤を含有させ
ることもできる。
【0026】かくして、本発明の測定方法によれば、正
確かつ迅速、簡便に第XIII因子の活性が測定できる。
即ち、前記の試薬を用いる前記操作により、検体中の第
XIII因子の活性に依存した凝固時間が生じ、簡単な通
常の血液凝固時間測定機器を用いるだけで、正確な第X
III因子の活性の測定を行うことができる。また、測定
に要する正味の時間は約5分と短時間である。
【0027】また、本発明は、トロンビンと、カルシウ
ムイオンと、フィブリン析出阻害剤よりなる第XIII因
子活性を凝固時間法で測定する試薬キット(方法1に対
応)、およびフィブリノゲンと、トロンビンと、カルシ
ウムイオンと、フィブリン析出阻害剤よりなる第XIII
因子活性を凝固時間法で測定する試薬キット(方法2に
対応)を提供するものである。試薬キットの構成試薬の
フィブリノゲン試薬、フィブリン析出阻害試薬、トロン
ビン試薬において、フィブリノゲン試薬、トロンビン試
薬にフィブリン析出阻害試薬の一部、または、全部を含
有させてもよい。また、カルシウムイオンはフィブリノ
ゲン試薬、トロンビン試薬、フィブリン析出阻害試薬の
いずれか、または、それぞれに含有させることができ
る。なお、カルシウムイオンはフィブリン析出阻害剤と
しても使用できる。
【0028】本発明の第XIII因子の活性測定用試薬キ
ットは、構成試薬を混合したもの、あるいは各構成試薬
の集合体とすることができる。混合試薬、あるいは各構
成試薬は、常法に従って、賦形剤と共に反応液中で所定
の濃度になるように精製水や緩衝剤に溶解した剤形の、
そのまま直接、測定に供することのできる形態、あるい
は使用時、適時、所望の濃度に希釈する濃厚液の形態、
さらには、凍結乾燥品の形態とすることができる。この
うち、凍結乾燥品の形態が通常採用される形態であり、
使用に際し精製水または緩衝液で復元する。また、各構
成試薬は同一の形態あるいは別の形態とすることができ
る。
【0029】
【実施例】次に参考例および実施例を挙げて本発明をさ
らに詳しく説明する。参考例1 検体として、市販管理正常血漿カリプラズマ(登録商
標、フランス国、ビオメリュー社製)又は、第XIII
因子欠乏血漿(米国、シグマ社製)50μlに0.3mol/l
塩化ナトリウムで溶解したヒト血漿由来フィブリノゲン
(米国、シグマ社製、フラクションI)15mg/mlの溶液
50μlを加え、さらに試料溶液50μl添加後、37
℃、2分間加温後、20mmol/l塩化カルシウムで溶解
したトロンビン(フランス国、ビオメリュー社製、フィ
ブリノゲンキットの構成品)100NIHU/ml溶液1
00μlを添加し、凝固時間を凝固時間測定機器KC−
4(アメルング社製)で測定した。試料溶液50μl中に
緩衝剤を添加し、その種類とpHでの凝固時間の関係を
調べた。その結果を表1に示す(濃度とpHは試料溶液中
である)。
【0030】
【表1】
【0031】pHの低下で正常血漿および第XIII因子欠
乏血漿とも凝固時間が延長し、フィブリン析出が抑制さ
れた。しかし、正常血漿と第XIII因子欠乏血漿での凝
固時間に差は特に認められない。
【0032】実施例1 検体として、市販管理正常血漿カリプラズマ、または、
第XIII因子欠乏血漿50μlに0.3mol/l塩化ナトリ
ウム、0.2mol/l HEPES pH7.0で溶解したヒ
ト血漿由来フィブリノゲン15mg/mlの溶液50μlを
加え、さらに試料溶液50μl添加後、37℃、2分間
加温後、20mmol/l塩化カルシウムで溶解したトロン
ビン100NIHU/ml溶液100μlを添加し、凝固
時間を凝固時間測定機器KC−4で測定した。試料溶液
50μl中に各種物質を添加し、その効果を調べた。そ
の結果を表2に示す(添加濃度は試料溶液中における濃
度である)。
【0033】
【表2】
【0034】各種物質の添加により凝固時間は延長し、
尿素、ヨウ化ナトリウム、ヨウ化カリウム、塩化マグネ
シウム、SDS、塩化ベンジルトリエチルアンモニウ
ム、コール酸ナトリウムでは正常血漿と第XIII因子欠
乏血漿の凝固時間差、即ち、第XIII因子活性の有無に
よる凝固時間差が5.0秒以上生じ、フィブリン析出阻
害剤としての効果が認められた。本検討条件ではGly−
Pro−Arg−Pro、DTT、DTE、EDTA、EGT
Aでフィブリン析出阻害剤としての効果はほとんど認め
られない。
【0035】実施例2 検体として、市販管理正常血漿カリプラズマ、または、
第XIII因子欠乏血漿50μlに1.0mol/l塩化ナトリ
ウム、0.2mol/l HEPES pH6.6で溶解したヒ
ト血漿由来フィブリノゲン15mg/mlの溶液50μlを
加え、さらに試料溶液50μl添加後、37℃、2分間
加温後、40mmol/l塩化カルシウム、0.2mol/l H
EPES pH6.6で溶解したトロンビン100NIH
U/ml溶液100μlを添加し、凝固時間を凝固時間測
定機器KC−4で測定した。試料溶液50μl中に各種
物質を添加し、その効果を調べた。その結果を表3に示
す(添加濃度は試料溶液中における濃度である)。
【0036】
【表3】
【0037】塩化ナトリウム、塩化カルシウムの高濃度
および弱酸性の条件下で、各種物質の添加により凝固時
間は延長し、尿素、ヨウ化ナトリウム、ヨウ化カリウ
ム、塩化マグネシウム、塩化カルシウム、DTT、DT
E、2−メルカプトエタノール、β−ジチオグリコー
ル、EDTA、EGTA、グリシン−プロリン−アルギ
ニン−プロリン、塩化テトラエチルアンモニウム、塩化
ベンジルトリエチルアンモニウム、硫酸アンモニウム、
コール酸ナトリウム、フェリシアン化カリウム、ジメチ
ルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、エチレングリ
コール、ヘキサメチレングリコールで正常血漿と第XII
I因子欠乏血漿の凝固時間差、即ち、第XIII因子活性の
有無による凝固時間差が5.0秒以上生じ、フィブリン
析出阻害剤としての効果が認められた。実施例2では実
施例1で認められなかった多くの物質にフィブリン析出
阻害効果を認めた。実施例1と2は塩濃度、緩衝剤濃度
とpHが異なり、実施例2では実施例1より添加物質の
低濃度でその効果が認められた。
【0038】実施例3 市販管理正常血漿カリプラズマ(第XIII因子活性を10
0%とする)と、第XIII因子欠乏血漿(第XIII因子
活性を0%とする)を混合し、第XIII因子活性100
%、50%、25%、12.5%の検体を調製した。そ
れら検体100μlにフィブリン析出阻害試薬として、
3mmol/l DTTと0.4mol/lヨウ化ナトリウムを含
む溶液50μl添加後、37℃、2分間加温後、80mmo
l/l塩化カルシウム、0.4mol/l HEPES pH6.
6で溶解したトロンビン100NIHU/ml溶液100
μlを添加し、凝固時間を凝固時間測定機器KC−4で
測定した。その結果を図1に示す。
【0039】方法1としてのフィブリノゲンを試薬とし
て用いない第XIII因子活性測定で、第XIII因子活性と
凝固時間は両対数グラフ上で直線関係が認められ、第X
III因子活性が定量性よく測定された。
【0040】実施例4 市販管理正常血漿カリプラズマ(第XIII因子活性を10
0%とする)と第XIII因子欠乏血漿(第XIII因子活性を
0%とする)を混合し、第XIII因子活性100%、50
%、25%、12.5%の検体を調製した。それら検体
50μlに0.3mol/l塩化ナトリウムで溶解したヒト血
漿由来フィブリノゲン15mg/mlの溶液50μlを加
え、さらにフィブリン析出阻害試薬として、40mmol/
l DTTと0.1mol/lヨウ化ナトリウムを含む溶液5
0μl添加後、37℃、2分間加温後、40mmol/l塩化
カルシウム、0.4mol/l HEPES pH6.6で溶解
したトロンビン100NIHU/ml溶液100μlを添
加し、凝固時間を凝固時間測定機器KC−4で測定し
た。その結果を図2に示す。
【0041】方法2としてのフィブリノゲンを試薬とし
て用いる方法で、第XIII因子活性と凝固時間は片対数
グラフ上(横軸が対数軸である)で直線関係が認めら
れ、第XIII因子活性が定量性よく測定された。
【0042】実施例5 トロンビン(濃度100NIHU/ml)、カルシウムイ
オン(濃度80mmol/l)およびHEPES 0.4mol
/l、pH6.6よりなるトロンビン溶液と、フィブリ
ン析出阻害剤としてのDTT(3mmol/l)、ヨウ化ナ
トリウム(0.4mol/l)よりなるフィブリン析出阻害
剤溶液とを組み合わせて本発明の第XIII因子活性測定
用試薬キットを得た。
【0043】実施例6 フィブリノゲン(濃度15mg/ml)、塩化ナトリウム
(濃度0.3mol/l)よりなるフィブリノゲン溶液と、
トロンビン(濃度100NIHU/ml)、カルシウムイ
オン(濃度40mmol/l)およびHEPES 0.4mol
/l、pH6.6よりなるトロンビン溶液と、フィブリ
ン析出阻害剤としてのDTT40mmol/l、ヨウ化ナト
リウム0.1mol/lよりなるフィブリン析出阻害剤溶液
とを組み合わせて本発明の第XIII因子活性測定用試薬
キットを得た。
【0044】
【発明の効果】以上述べた通り、本発明の第XIII因子
活性測定方法は第XIII因子の生体内での反応に近い反
応系を利用する方法であり、測定感度が高く、かつ正確
な値を得ることができる方法である。また、その測定操
作は極めて簡単であり、迅速に行うことができ、通常の
臨床検査に適用できる有用な方法である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例3において、フィブリノゲンを試薬と
して用いない方法1で、種々の濃度の検体を用いて測定
した第XIII因子活性と凝固時間の関係を示すグラフで
ある。
【図2】 実施例4において、フィブリノゲンを試薬と
して用いる方法2で、種々の濃度の検体を用いて測定し
た第XIII因子活性と凝固時間の関係を示すグラフであ
る。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検体とフィブリン析出阻害剤とを混合し
    た後、トロンビン溶液を加え、カルシウムイオン存在下
    でフィブリン凝固時間を測定し、その凝固時間を標準の
    凝固時間と比較して検体中の第XIII因子活性を求める
    ことを特徴とする第XIII因子活性測定方法。
  2. 【請求項2】 検体と、フィブリノゲンと、フィブリン
    析出阻害剤とを混合した後、トロンビン溶液を加え、カ
    ルシウムイオン存在下でフィブリン凝固時間を測定し、
    その凝固時間を標準の凝固時間と比較して検体中の第X
    III因子活性を求めることを特徴とする第XIII因子活性
    測定方法。
  3. 【請求項3】 トロンビンと、カルシウムイオンと、フ
    ィブリン析出阻害剤とからなる、第XIII因子活性を凝
    固時間法で測定することを特徴とする第XIII因子活性
    測定用試薬キット。
  4. 【請求項4】 フィブリノゲンと、トロンビンと、カル
    シウムイオンと、フィブリン析出阻害剤とからなる、第
    XIII因子活性を凝固時間法で測定することを特徴とす
    る第XIII因子活性測定用試薬キット。
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