JPH0694062A - 防振支持装置用ストッパ - Google Patents

防振支持装置用ストッパ

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JPH0694062A
JPH0694062A JP24095892A JP24095892A JPH0694062A JP H0694062 A JPH0694062 A JP H0694062A JP 24095892 A JP24095892 A JP 24095892A JP 24095892 A JP24095892 A JP 24095892A JP H0694062 A JPH0694062 A JP H0694062A
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JP
Japan
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stopper
outer cylinder
bracket
cylinder
vibration
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Takanobu Ide
孝信 井手
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Abstract

(57)【要約】 【目的】外筒と内筒との間に大きな相対変位が生じて
も、外筒と内筒用ブラケットとの接触を確実に防止で
き、且つ、組立時の作業性の向上をも図れるようにす
る。 【構成】外筒2と内筒3との間に支持弾性体4を介在さ
せてなる防振支持装置1に用いられ、外筒2と、内筒3
を支持側又は被支持側に固定するためのブラケット6と
の接触を防止するストッパ10を、その外筒2の外周面
に固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、二重構造をなす第1
及び第2の部材と、これら第1及び第2の部材間に介在
する支持弾性体とからなる防振支持装置に用いられ、外
側に配設される第1の部材と、その内側に配設される第
2の部材用のブラケットとの間の接触を防止するストッ
パに関し、特に、それら第1の部材とブラケットとの間
の接触を確実に防止することができるとともに、組立時
の作業性の向上等も図られるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の技術としては、例えば実
開昭64−4911号公報に開示されたものがある(第
1従来例)。即ち、この従来の技術は、外筒と、この外
筒の内側に平行に配設された内筒と、外筒内面及び内筒
外面間に介在する支持弾性体とから構成された防振支持
装置に関するものであって、例えば車両のエンジンを車
体に支持する装置として使用する場合には、外筒をこれ
と一体に形成されたブラケットを介してエンジン及び車
体の一方に固定し、内筒をその端部に結合されるブラケ
ットを介してエンジン及び車体の他方に固定する。
【0003】そして、このような構成の防振支持装置に
あっては、内筒が外筒で囲まれた二重構造をなすため、
内筒用のブラケットの一部を外筒の近傍に配さなければ
ならず、従って、支持弾性体がたわんだ際に、外筒と、
ブラケットとが衝突等し、不快な騒音が生じたりブラケ
ット等の損傷を招いてしまう恐れがある。そこで、この
第1従来例では、内筒の端部に板状に形成されたゴム等
からなるストッパを支持させ、もって外筒とブラケット
との直接の接触を防止する構成としている。
【0004】また、図10及び図11は、他の従来例
(第2従来例)の構成を示す図であって、図10は防振
支持装置1の正面図、図11は防振支持装置1の平面図
であり、2は外筒、3は内筒、4は支持弾性体、5は外
筒用のブラケット、6は内筒用のブラケットである。即
ち、この第2従来例においても上記第1従来例と同様の
問題点を解決するため、ブラケット6,6の内側に板状
に形成されたゴム等からなるストッパ8,8を固定し、
もって外筒2とブラケット6,6との直接の接触を防止
する構成としている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の技術にあっては、下記のような未解決の課題が
あった。即ち、上記第1従来例では、支持弾性体の変形
を伴って外筒及び内筒間に大きな相対変位が生じた場合
に、ストッパの寸法によっては外筒とブラケットとが接
触してしまう恐れがあることから、外筒及び内筒間の最
大相対変位を考慮してストッパの形状や寸法を決定する
必要があるため、いきおいストッパが大きく嵩張るもの
となってしまうし、一つの防振支持装置に対して二つの
ストッパが必要であるため、組立時の作業工数もそれだ
け必要になる。
【0006】また、この第1従来例は、内筒の端部にス
トッパを支持させる構成であり、ブラケットに装着する
までの間はストッパが簡単に内筒から離れることから、
搬送中や車体への取付け時にストッパが脱落したりめく
れたりする不具合もある。一方、上記第2従来例にあっ
ても、やはり外筒2及び内筒3間の最大相対変位を考慮
してストッパ8,8の形状や寸法を決定する必要があ
る。
【0007】そして、この第2従来例では、ストッパ
8,8をブラケット6,6の内側に固定する構成である
ため、ナット等の締結作業も例えば図10,11の例で
あれば一つの防振支持装置1に対して4箇所必要とな
り、作業性が悪いという不具合もあった。本発明は、こ
のような従来の技術が有する未解決の課題に着目してな
されたものであって、大きなストッパを用いなくても外
筒とブラケットとの接触を確実に防止することができ、
且つ、組立時の作業性の向上をも容易に図ることができ
る防振支持装置用ストッパを提供することを目的として
いる。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、筒状をなし且つ第1のブラケットを介し
て支持体及び被支持体の一方に固定される第1の部材
と、この第1の部材の内側に配設され且つ第2のブラケ
ットを介して前記支持体及び被支持体の他方に固定され
る第2の部材と、これら第1の部材及び第2の部材間に
介在する支持弾性体と、を備えた防振支持装置に用いら
れ、前記第1の部材と前記第2のブラケットとの接触を
防止するストッパであって、このストッパを、前記第1
の部材の外周部に固定した。
【0009】
【作用】本発明にあっては、第1の部材の外周部にスト
ッパを固定しているため、かかるストッパは当該第1の
部材と一体に変位することから、第1の部材と第2の部
材との間に大きな相対変位が生じても、第1の部材と第
2のブラケットとの接触を防止できないような位置にス
トッパが移動してしまうようなことがない。
【0010】また、ストッパが第1の部材の外周部に固
定される構成であると、そのストッパの形状を適宜選定
すれば一つのストッパで第1の部材の両端面を覆うこと
が可能であるから、一つの防振支持装置には一つのスト
ッパで済むようになる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1,図2及び図3は本発明の第1実施例を示す
図であり、図1は防振支持装置1の正面図、図2は防振
支持装置1の平面図、図3はストッパ10の斜視図であ
る。
【0012】先ず、構成を説明すると、この防振支持装
置1も従来のそれと同様に、第1の部材としての外筒2
の内側に、第2の部材としての内筒3を平行に配設する
とともに、それら外筒2内周面及び内筒3外周面間に加
硫接着等により支持弾性体4を介在させて構成されてい
て、例えば車両のエンジンを車体に支持する装置として
用いられる場合には、外筒2を支持体としての車体及び
被支持体としてのエンジンの一方に第1のブラケットと
してのブラケット5を介して固定し、内筒3を車体及び
エンジンの他方に第2のブラケットとしてのブラケット
6,6を介して固定する。
【0013】従って、例えばブラケット5をエンジン側
に、ブラケット6,6を車体側に固定したならば、その
エンジンは、ブラケット5,外筒2,支持弾性体4,内
筒3及びブラケット6,6を介して、車体に弾性的に支
持されることになる。そして、本実施例では、外筒2と
ブラケット6,6との直接の接触を防止するために、ブ
ラケット6,6で挟まれた部分に位置する外筒2の外周
面に、ゴム等の弾性体からなるストッパ10を固定して
いる。
【0014】このストッパ10は、外筒2の外周面を覆
うようにやや湾曲した平板からなる中央部10aと、外
筒2の両端面を覆うように曲板部10aの側部に連続し
て形成された側板部10bとから構成されていて、ブラ
ケット6,6で挟まれた部分に位置する外筒2の外周面
に沿うようにこれと一体に形成され且つ端部が互いに向
かい合うように配置された一対のクリップ部11,11
に、中央部10aの両端部を挟み込むことにより外筒2
の外周面に固定されている。
【0015】次に、本実施例の作用効果を説明する。即
ち、本実施例にあっては、外筒2とブラケット6,6と
の接触は、ストッパ10の側板部10b,10bによっ
て防止されているが、そのストッパ10は外筒2の外周
面に固定されているため、例えば外筒2及び内筒3間に
大きな相対変位が生じても、ストッパ10は外筒2と一
体に変位するから、外筒2とブラケット6,6との接触
を防止できないような位置にストッパ10が移動してし
まうようなことがない。従って、大きくて嵩張るストッ
パ10を用いなくても、外筒2とブラケット6,6との
接触を確実に防止することができる。
【0016】また、本実施例の構成であれば、外筒2の
両端部とブラケット6,6との間の二つの部位の接触を
一つのストッパ10によって防止することができ、一つ
の防振支持装置1に一つのストッパ10で済み、しかも
そのストッパ10の外筒2への固定も中央部10aをク
リップ部11に挟み込むだけであるから、部品点数が少
なくなってコスト低減が図られるし、組立時の作業工数
も簡略化され作業効率の向上も図られる。
【0017】さらに、ストッパ10をクリップ部11に
よって挟み込んで外筒2に固定する構成であるため、搬
送時や組立時等にストッパ10が脱落してしまうような
こともない。図4,図5及び図6は本発明の第2実施例
を示す図であり、図4は防振支持装置1の正面図、図5
は防振支持装置1の平面図、図6はストッパ10の斜視
図である。なお、上記第1実施例と同等の構成には、同
じ符号を付し、その重複する説明は省略する。
【0018】即ち、本実施例では、ストッパ10の中央
部10aに方形の貫通孔10cを形成するとともに、ブ
ラケット6,6で挟まれた部分に位置する外筒2の外周
面にこれに沿うように且つ端部が互いに逆方向を向くよ
うに一対のクリップ部12,12を形成していて、貫通
孔10c側から中央部10aをクリップ部12,12で
挟み込むことにより、ストッパ10を外筒2の外周面に
固定している。
【0019】このような構成であると、外筒2にストッ
パ10を固定する際にストッパ10を引っ張り方向に変
形させることになるため、一般的な弾性ゴムの特性か
ら、ストッパ10を圧縮方向に変形させる必要がある上
記第1実施例に比べて固定作業が容易になるという利点
がある。その他の作用効果は上記第1実施例と同様であ
る。
【0020】図7,図8及び図9は本発明の第2実施例
を示す図であり、図7は防振支持装置1の正面図、図8
は防振支持装置1の平面図、図9はストッパ10の斜視
図である。なお、上記第1実施例と同等の構成には、同
じ符号を付し、その重複する説明は省略する。即ち、本
実施例では、ストッパ10の中央部10aに複数(この
実施例では四つ)の円形の貫通孔10d,…,10dを
形成するとともに、それら貫通孔10d,…,10dの
個数及び位置に対応して、ブラケット6,6で挟まれた
部分に位置する外筒2の外周面に複数のきのこ型の突起
13,…,13を形成していて、貫通孔10d,…,1
0dに突起13,…,13を嵌め込むことにより、スト
ッパ10を外筒2の外周面に固定している。
【0021】このような構成であると、外筒2にストッ
パ10を固定する際に、このストッパ10を外筒2の外
周面に押しつける作業だけで済むようになるから、上記
第1実施例及び第2実施例に比べてその固定作業が極め
て容易になるという利点がある。その他の作用効果は上
記第1実施例と同様である。なお、この第3実施例で
は、貫通孔10d及び突起13を四つ設けた場合につい
て説明しているが、これらの数は任意であり、例えば、
図9に示す構成において、一方の対角線上に設けられた
二つの貫通孔10d及びこれに対応する突起13を省略
する構成であってもよい。
【0022】また、上記第1実施例では、本発明を車両
のエンジンを車体に支持する防振支持装置1に適用した
場合について説明したが、本発明を適用し得る防振支持
装置はこれに限定されるものではない。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
二重構造の外筒部分をなす第1の部材の外周部にストッ
パを固定する構成としたため、大きくて嵩張るストッパ
を用いなくても、第1の部材と第2のブラケットとの接
触を確実に防止することができるとともに、一つの防振
支持装置に一つのストッパで済むから、部品点数が少な
くなってコスト低減が図られるし、組立時の作業工数も
簡略化され作業効率の向上も図られるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例における防振支持装置の正面図であ
る。
【図2】第1実施例における防振支持装置の平面図であ
る。
【図3】第1実施例におけるストッパの斜視図である。
【図4】第2実施例における防振支持装置の正面図であ
る。
【図5】第2実施例における防振支持装置の平面図であ
る。
【図6】第2実施例におけるストッパの斜視図である。
【図7】第3実施例における防振支持装置の正面図であ
る。
【図8】第3実施例における防振支持装置の平面図であ
る。
【図9】第3実施例におけるストッパの斜視図である。
【図10】第2従来例における防振支持装置の正面図で
ある。
【図11】第2従来例における防振支持装置の平面図で
ある。
【符号の説明】
1 防振支持装置 2 外筒(第1の部材) 3 内筒(第2の部材) 4 支持弾性体 5 ブラケット(第1のブラケット) 6 ブラケット(第2のブラケット) 10 ストッパ 10a 中央部 10b 側板部 10c 貫通孔 10d 貫通孔 11 クリップ部 12 クリップ部 13 突起

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状をなし且つ第1のブラケットを介し
    て支持体及び被支持体の一方に固定される第1の部材
    と、この第1の部材の内側に配設され且つ第2のブラケ
    ットを介して前記支持体及び被支持体の他方に固定され
    る第2の部材と、これら第1の部材及び第2の部材間に
    介在する支持弾性体と、を備えた防振支持装置に用いら
    れ、前記第1の部材と前記第2のブラケットとの接触を
    防止するストッパであって、このストッパを、前記第1
    の部材の外周部に固定したことを特徴とする防振支持装
    置用ストッパ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014234833A (ja) * 2013-05-31 2014-12-15 住友理工株式会社 筒形防振装置用アウタブラケットおよびアウタブラケット付き筒形防振装置
WO2022239302A1 (ja) * 2021-05-11 2022-11-17 株式会社プロスパイラ 防振装置

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JP2014234833A (ja) * 2013-05-31 2014-12-15 住友理工株式会社 筒形防振装置用アウタブラケットおよびアウタブラケット付き筒形防振装置
WO2022239302A1 (ja) * 2021-05-11 2022-11-17 株式会社プロスパイラ 防振装置

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