JPH0693984B2 - ポリイミド気体分離膜 - Google Patents

ポリイミド気体分離膜

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JPH0693984B2
JPH0693984B2 JP62097891A JP9789187A JPH0693984B2 JP H0693984 B2 JPH0693984 B2 JP H0693984B2 JP 62097891 A JP62097891 A JP 62097891A JP 9789187 A JP9789187 A JP 9789187A JP H0693984 B2 JPH0693984 B2 JP H0693984B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の分野] 本発明は、ポリイミド気体分離膜に関するものである。
さらに詳しくは、本発明は、二酸化炭素を含有する気体
混合物から二酸化炭素を分離したり、濃縮したりするた
めに有用な、芳香族ポリイミドからなる均質層を有する
気体分離膜に関するものである。
[発明の背景] 従来、ポリイミドからなる気体分離膜としては、種々の
ものが知られており、例えば、特開昭57−15819号公報
にはビフェニルテトラカルボン酸系のポリイミドからな
る気体分離層を有する気体分離材料が開示されている。
しかし、ビフェニルテトラカルボン酸系の芳香族ポリイ
ミド製気体分離膜は、二酸化炭素を含有する気体混合物
から二酸化炭素を分離したり、濃縮したりする用途に使
用する場合に、二酸化炭素の透過性能が充分とはいえな
い。
[発明の目的] 本発明は、二酸化炭素を含む気体混合物から二酸化炭素
を分離、濃縮するために有用であって、耐熱性を有す
る、新規な芳香族ポリイミド製気体分離膜を提供するこ
とを目的とする。
[発明の要旨] 本発明は、芳香族テトラカルボン酸骨格と芳香族ジアミ
ン骨格とからなる芳香族ポリイミドから形成されるポリ
イミド気体分離膜であって、 上記の芳香族テトラカルボン酸骨格が、ジフェニルエー
テルテトラカルボン酸成分10〜100モル%と、オキシ基
を持たない芳香族テトラカルボン酸成分0〜90モル%と
からなることを特徴とするポリイミド気体分離膜にあ
る。
[発明の詳細な説明] 本発明は、ジフェニルエーテルテトラカルボン酸骨格を
主とする芳香族テトラカルボン酸骨格と、芳香族ジアミ
ン骨格とからなる芳香族ポリイミドから形成され、優れ
た二酸化炭素透過性能を有するポリイミド気体分離膜に
関するものである。
上記のジフェニルエーテルテトラカルボン酸は、一般式
[I]: で示される。その製法は、特開昭55−136246号公報に開
示されており、主として一般式[I]で示されるジフェ
ニルエーテルテトラカルボン酸またはその誘導体からな
る芳香族テトラカルボン酸骨格と芳香族ジアミン骨格と
から形成される芳香族ポリイミドが知られている。
本発明の芳香族ポリイミドに使用するジフェニルエーテ
ルテトラカルボン酸成分は、3,3′,4,4′−ジフェニル
エーテルテトラカルボン酸、あるいは2,3,3′,4′−ジ
フェニルエーテルテトラカルボン酸、またはこれらの酸
二無水物、エステル化物、ハロゲン化塩などのジフェニ
ルエーテルテトラカルボン酸誘導体であればよいが、酸
二無水物である場合に特に有利に使用できる。
本発明の芳香族ポリイミドに使用する芳香族テトラカル
ボン酸成分は、上記ジフェニルエーテルテトラカルボン
酸またはその誘導体を、少なくとも10モル%以上、さら
に30モル%以上、特に45〜100モル%含有していること
が好ましい。
上記の芳香族テトラカルボン酸成分において、ジフェニ
ルエーテルテトラカルボン酸成分が10モル%未満の場合
には、二酸化炭素について実用上充分な透過性能が得ら
れないので、好ましくない。
また、上記の芳香族テトラカルボン酸成分は、ジフェニ
ルエーテルテトラカルボン酸成分とともに、オキシ基を
持たない芳香族テトラカルボン酸成分を含有するもので
あってもよい。
ジフエニルエーテルテトラカルボン酸成分とともに使用
することができる、上記のオキシ基を持たない芳香族テ
トラカルボン酸成分としては、3,3′,4,4′−ビフェニ
ルテトラカルボン酸、あるいは2,3,3′,4′−ビフェニ
ルテトラカルボン酸、またはこれらの酸二無水物、低級
アルコールエステル化物などのビフェニルテトラカルボ
ン酸類;3,3′,4,4′−ベンゾフェノンテトラカルボン
酸、あるいは2,3,3′,4′−ベンゾフェノンテトラカル
ボン酸、またはこれらの酸二無水物、低級アルコールエ
ステル化物などのベンゾフェノンテトラカルボン酸類;
さらに、ピロメリット酸、その酸二無水物、エステル化
物などのピロメリット酸類などを挙げることができる。
本発明においては、オキシ基を持たない芳香族テトラカ
ルボン酸成分として、3,3,4,4′−ビフエニルテトラカ
ルボン酸、あるいは2,3,3′,4′−ビフェニルテトラカ
ルボン酸、またはこれらの酸二無水物を使用することが
好ましい。上述のビフェニルテトラカルボン酸類を用い
ることにより、後述するように有機極性溶媒中で芳香族
ポリアミック酸または芳香族ポリイミドを生成させたの
ち、安定なドープ液が得られ、製膜性が向上するので好
適である。
上述のオキシ基を持たない芳香族テトラカルボン酸成分
は、全芳香族テトラカルボン酸成分の90モル%以下、さ
らに70モル%以下、特に55モル%以下であることが好ま
しい。
本発明の芳香族ポリイミドを形成する芳香族ジアミン成
分としては、4,4′−ジアミノジフェニルエーテル、3,
3′−ジメチル−4,4′−ジアミノジフェニルエーテル、
3,3′−ジメトキシ−4,4′−ジアミノジフェニルエーテ
ル、3,3′−ジアミノジフェニルエーテルなどのジフェ
ニルエーテル系化合物、4,4′−ジアミノジフェニルメ
タン、3,3′−ジアミノジフェニルメタンなどのジフェ
ニルメタン系化合物、3,3′−ジアミノジフェニルスル
フィド、4,4′−ジアミノジフェニルスルフィド、3,3′
−ジアミノジフェニルスルホン、4,4′−ジアミノジフ
ェニルスルホンなどのジアミノジフェニルスルフィド系
化合物、4,4′−ジアミノビベンジル、4,4′−ジアミノ
−2,2−ジメチルビベンジルなどのビベンジル系化合
物、4,4′−ジアミノベンゾフェノン、3,3′−ジアミノ
ベンゾフェノンなどのベンゾフェノン系化合物、2,2−
ビス(3−アミノフェニル)プロパン、2,2−ビス(4
−アミノフェニル)プロパン、2,2−ビス[4−(4′
−アミノフェノキシ)フェニル]プロパンなどの2,2−
ビス(フェニル)プロパン系化合物、3,3′−ジメチル
ベンチジン、3,3′−ジメトキシベンチジンなどのベン
チジン系化合物、さらに、o−ジアニシジン、o−、m
−、p−フェニレンジアミン、3,5−ジアミノ安息香
酸、2,6−ジアミノピリジンなどを挙げることができ
る。
本発明に使用する芳香族ジアミン成分としては、上記の
群から選ばれた芳香族ジアミンを、単独で、あるいは混
合して用いることができるが、4,4′−ジアミノジフェ
ニルエーテルまたはo−ジアニシジンを単独で用いるこ
とが好ましい。
本発明の気体分離膜の製造に使用される芳香族ポリアミ
ック酸(ポリイミド前駆体)あるいは芳香族ポリイミド
は、上述の芳香族テトラカルボン酸成分と略等モルの上
述の芳香族ジアミン成分とから得られるものであれば公
知のどのような方法で製造されたものであってもよい。
上記の芳香族ポリアミック酸は、その対数粘度(測定温
度:30℃、濃度:0.5g/100ml溶媒、溶媒:N−メチル−2−
ピロリドン)が0.1〜7、特に0.2〜5程度であるような
重合体であることが好ましく、また、芳香族ポリイミド
は、その対数粘度(測定温度:30℃、濃度:0.5g/100ml溶
媒、溶媒:p−クロルフェノール4容量+o−クロルフェ
ノール1容量)が0.1〜7、特に0.2〜5程度であるよう
な重合体であることが好ましい。
なお、対数粘度は、重合度または分子量とかなり相関が
あり、次に示す計算式によって算出された値である。
対数粘度={自然対数(溶液の粘度/溶媒の粘度)}/溶液中のポリマーの濃度 本発明のポリイミド気体分離膜は、上述の芳香族テトラ
カルボン酸骨格と芳香族ジアミン骨格とから形成された
芳香族ポリアミック酸、または芳香族ポリイミドの有機
溶媒溶液を製膜用ドープ液として使用して、そのドープ
液から薄膜を形成し、溶媒を除去して固化する乾燥工程
を主体にして製膜する乾式製膜法、またはドープ液から
形成した薄膜を凝固液と接触凝固させて製膜する湿式製
膜法により、平膜状、中空糸状など種々の構造のポリイ
ミド膜を得ることができる。
例えば、本発明のポリイミド気体分離膜の製造方法とし
ては、下記のような乾式製膜法を挙げることができる。
(A)ポリアミック酸の溶液からの製膜法 上述の芳香族テトラカルボン酸成分と、芳香族ジアミン
成分とを略等モル、有機極性溶媒中で、約100℃以下、
特に60℃以下の温度で重合して芳香族ポリアミック酸を
製造する。
その芳香族ポリアミック酸の有機極性溶媒の溶液(ポリ
マー濃度:約3〜30重量%)を、製膜用ドープ液として
使用し、約10〜100℃の温度の基材上に塗布または流延
してドープ液から薄膜を形成して、次いで、その薄膜か
ら溶媒を徐々に蒸発除去すると共に、次第に加熱、昇温
して、芳香族ポリアミック酸のアミド−酸結合をイミド
環化して芳香族ポリイミドを得る。
最後に約150〜350℃の温度に充分加熱して乾燥、熱処理
して芳香族ポリイミドの均質膜を形成する乾式製膜方
法。
(B)ポリイミドの有機溶媒溶液からの製膜法 上述の芳香族テトラカルボン酸成分と、芳香族ジアミン
成分とを略等モル、フェノール系化合物の有機溶媒中、
約140℃以上の温度で一段階で重合およびイミド化し
て、芳香族ポリイミドを形成する。
この芳香族ポリイミドの有機極性溶媒溶液(濃度:約3
〜30重量%)をドープ液として使用し、約30〜150℃の
温度の基材上に塗布または流延してドープ液から薄膜を
形成し、次いで、その薄膜から溶媒を徐々に蒸発、除去
する。
最後に150〜400℃、特に170〜350℃の温度で充分に乾
燥、熱処理して、芳香族ポリイミドの均質膜を形成する
乾式製膜方法。
上述の均質膜の製造において、最後の高温での乾燥、熱
処理は、使用されている芳香族ポリイミドが溶融しない
温度で行うことは言うまでもないことであり、その高温
での乾燥、熱処理は、約180〜350℃の温度範囲内におい
て、約0.5〜10時間行うことが最適であり、この高温の
熱処理によって、均質膜の気体分離性能が著しく向上す
る。
上述の均質膜の製造において、基材として表面の平滑な
材料(例えば、ガラス板、平面平滑な銅板、表面平滑な
金属ロールまたはベルトなど)を使用して均質膜を形成
した後に基材から膜を引き剥がせば、極めて薄いフィル
ム状の均質膜が得られる。この極めて薄いフィルム状の
均質膜は、そのまま気体分離材料として使用することも
できるが、他の多孔質膜と積層したり貼合わせたりして
使用することもできる。
さらに、上述の均質膜の製造法において基材として多孔
質膜を使用すれば、上述のようにして均質膜が多孔質膜
の表面に一体に形成された複合気体分離材料が得られ
る。
上述の芳香族ポリアミック酸の製造およびそのドープ液
の調製に使用される有機極性溶媒としては、N−メチル
−2−ピロリドン、N,N−ジメチルアセトアミド、N,N−
ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、テトラ
メチル尿素などを挙げることができる。
上述の芳香族ポリイミドの製造およびそのポリイミド膜
の製膜用のドープ液の調製に使用される有機極性溶媒と
しては、フェノール、クレゾール、モノハロゲン化フェ
ノール、モノハロゲン化モノアルキルフェノールなどの
フェノール系溶媒または、N−メチル−2−ピロリド
ン、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド系溶媒を
挙げることができる。
本発明のポリイミド気体分離膜は、その膜厚が厚くなる
に従って気体透過速度が低下するので、実用的にはその
膜厚が20μm以下であることが好ましい。
[発明の効果] 本発明のポリイミド気体分離膜は、二酸化炭素について
従来の気体分離膜に比べて特に優れた選択透過性を有し
ている気体分離膜である。
従って、本発明のポリイミド気体分離膜は、二酸化炭素
を含有する気体混合物から二酸化炭素を分離、精製、濃
縮する用途に好適に用いることができる。
さらに、本発明のポリイミド気体分離膜は、公知の芳香
族ポリイミド気体分離膜に対して同等の耐熱性、耐薬品
性、機械的強度を有している。
次に実施例および比較例を示す。実施例および比較例に
おいて、気体透過テストは、面積14.65cm2のステンレス
製のセルに気体分離膜を設置し、水素、二酸化炭素およ
びメタンの混合気体を、50℃、0.5〜2kg/cm2に加圧して
膜の一方の側に接触させ膜の他方の側を減圧に保つこと
により減圧した側に透過気体の混合物を得、該気体混合
物の成分および各成分の容量をガスクロマトグラフ分析
で測定し、各気体成分の透過係数と各気体成分相互の分
離係数とを算出した。
本発明において、気体透過膜の気体透過速度の程度を示
す気体透過係数(cm3・cm/cm2・秒・cmHg)は、次に示
す計算式に従って算出された値である。
気体透過係数=(気体の透過量×膜厚)/(膜面積×透過時間×圧力差) [実施例1] 撹拌機および窒素導入管の設けられたセパラブルフラス
コに、3,3′,4,4′−ジフェニルエーテルテトラカルボ
ン酸二無水物(以下ETDAと略す)20ミリモル、4,4′−
ジアミノジフェニルエーテル(以下DADEと略す)20ミリ
モルおよびp−ケロルフェノール85gを入れて、窒素雰
囲気下に反応液を撹拌しながら常温(25℃)から180℃
まで約60分間で昇温し、さらに、その反応液を約20時間
180℃に保持して重合およびイミド化を一段階で行な
い、粘稠なポリイミド溶液を得た。このポリイミド溶液
は、ポリマー濃度が約10重量%であった。
このポリイミド溶液を加圧下に濾過し脱泡して製膜用の
ドープ液を得た。このドープ液をガラス板上に流延し、
ドクターブレードで均一な厚さ(約0.2mm)として、ド
ープ液の薄膜を形成し、その薄膜を窒素気流中で3時間
約100℃に維持して、溶媒を徐々に蒸発して除去し、次
いで室温から300℃まで約1時間で昇温し、その後300℃
で1時間、乾燥・熱処理して、厚さ7μmの均質膜を形
成した。この均質膜を気体分離膜として使用し、上述の
方法で気体透過テストを行なった。その結果を第1表に
示す。
[実施例2] 芳香族テトラカルボン酸成分として、ETDA20ミリモルの
代わりに、ETDA16ミリモルおよび3,3′,4,4′−ビフェ
ニルテトラカルボン酸二無水物(以下BPDAと略す)4ミ
ルモルを使用した外は実施例1と同様に厚さ7μmの芳
香族ポリイミド均質膜を形成し、この均質膜を気体分離
膜として気体透過テストを行なった。その結果を第1表
に示す。
[実施例3] 芳香族テトラカルボン酸成分として、ETDA20ミリモルの
代わりに、ETDA10ミリモルおよびBPDA10ミリモルを使用
した外は実施例1と同様にして厚さ7μmの芳香族ポリ
イミド均質膜を形成し、この均質膜を気体分離膜として
気体透過テストを行なった。その結果を第1表に示す。
[比較例1] 芳香族テトラカルボン酸成分としてETDAの代わりにBPDA
を使用した外は、実施例1と同様にして厚さ7μmの芳
香族ポリイミド均質膜を形成し、この均質膜を気体分離
膜として気体透過テストを行なった。その結果を第1表
に示す。
[実施例4] 芳香族ジアミン成分としてDADEの代わりにo−ジアニシ
ジンを使用した外は実施例1と同様にして厚さ7μmの
芳香族ポリイミド均質膜を形成し、この均質膜を気体分
離膜として気体透過テストを行なった。その結果を第1
表に示す。
[比較例2] 芳香族テトラカルボン酸成分としてETDAの代わりにBPDA
を使用した外は、実施例4と同様にして厚さ7μmの芳
香族ポリイミド均質膜を形成し、この均質膜を気体分離
膜として気体透過テストを行なった。その結果を第1表
に示す。
気体透過係数:cm3・cm/cm2・秒・cmHg メタンに対する分離係数=(CO2の気体透過数)/(メタンの気体透過係数) 第1表から、本発明のポリイミド気体分離膜は、芳香族
テトラカルボン酸骨格がBPDAのみから形成された気体分
離膜に比較して、二酸化炭素の透過係数が高く、メタン
に対する二酸化炭素の分離係数が大であり、優れた二酸
化炭素透過性能を有していることが明らかである。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】芳香族テトラカルボン酸骨格と芳香族ジア
    ミン骨格とからなる芳香族ポリイミドから形成されるポ
    リイミド気体分離膜であって、 上記の芳香族テトラカルボン酸骨格が、ジフェニルエー
    テルテトラカルボン酸成分10〜100モル%と、オキシ基
    を持たない芳香族テトラカルボン酸成分0〜90モル%と
    から形成されたものであることを特徴とするポリイミド
    気体分離膜。
  2. 【請求項2】芳香族テトラカルボン酸骨格が、ジフェニ
    ルエーテルテトラカルボン酸成分30〜100モル%と、オ
    キシ基を持たない芳香族テトラカルボン酸成分0〜70モ
    ル%とから形成されたものであることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載のポリイミド気体分離膜。
  3. 【請求項3】芳香族テトラカルボン酸骨格が、ジフェニ
    ルエーテルテトラカルボン酸成分45〜100モル%と、オ
    キシ基を持たない芳香族テトラカルボン酸成分0〜55モ
    ル%とから形成されたものであることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載のポリイミド気体分離膜。
  4. 【請求項4】ジフェニルエーテルテトラカルボン酸成分
    が、3,3′,4,4′−ジフェニルエーテルテトラカルボン
    酸二無水物であることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載のポリイミド気体分離膜。
  5. 【請求項5】ジフェニルエーテルテトラカルボン酸成分
    が、2,3,3′,4′−ジフェニルエーテルテトラカルボン
    酸二無水物であることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載のポリイミド気体分離膜。
  6. 【請求項6】オキシ基を持たない芳香族テトラカルボン
    酸成分が、3,3′,4,4′−ビフェニルテトラカルボン酸
    二無水物であることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載のポリイミド気体分離膜。
  7. 【請求項7】オキシ基を持たない芳香族テトラカルボン
    酸成分が、2,3,3′,4′−ビフェニルテトラカルボン酸
    二無水物であることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載のポリイミド気体分離膜。
  8. 【請求項8】膜厚が20μm以下であることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載のポリイミド気体分離膜。
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