JPH0693788B2 - 3値同期遅延検出回路 - Google Patents

3値同期遅延検出回路

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JPH0693788B2
JPH0693788B2 JP63293808A JP29380888A JPH0693788B2 JP H0693788 B2 JPH0693788 B2 JP H0693788B2 JP 63293808 A JP63293808 A JP 63293808A JP 29380888 A JP29380888 A JP 29380888A JP H0693788 B2 JPH0693788 B2 JP H0693788B2
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JP
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signal
sync
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ternary
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JP63293808A
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裕章 中田
邦昭 内海
克行 藤戸
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、3値水平同期信号を有するテレビ信号、例え
ばハイビジョンコンポーネント信号のデジタル伝送によ
り生じるコンポーネント信号の遅延時間差を自動的に検
出する3値同期遅延検出回路に関するものである。
従来の技術 ハイビジョンのコンポーネント信号を3本の伝送線で並
列伝送する場合、各信号間の遅延時間差の検知限は3.5n
secであると言われている。コンポーネント信号をアナ
ログ伝送する場合を考えると、伝送路に同軸ケーブルを
用い100m伝送すれば、ケーブルの波長短縮率偏差により
±15nsec程度の遅延時間差が生じる。従って従来はケー
ブル長を調製するか、アナログ信号のディレイラインを
挿入する等の対策が必要であった。また、コンポーネン
ト信号をデジタル化し伝送する場合には、同軸ケーブル
による遅延時間差に加えA/D,D/A変換の際に用いるロー
パスフィルターによる遅延時間差が生じ、これは同軸ケ
ーブルによる遅延時間差より大きい。つまり、通常A/D
変換器の直前には入力信号の帯域制限をするための前置
フィルターと、D/A変換器からの出力信号を平滑化する
ための平滑フィルターを用いる。ハイビジョンのスタジ
オ規格により、Y信号のサンプリング周波数はPR,PB信
号のサンプリング周波数の倍である74.25MHzと規定され
ている。従ってPR,PB信号系統に用いるフィルターは、
Y信号系統で用いるフィルターにくらべ狭帯域であるた
めY信号系統のフィルターによる遅延時間より大きくな
っている。本発明者の実測によれば約200nsecの遅延時
間差があった。
従って従来は伝送装置を設計する際、事前にフィルター
の遅延時間差を測定しておき、受信側において、Y信号
をデジタル信号の段階で遅延させるためのシフトレジス
タを設けたり、アナログ信号に復調された段階でアナロ
グディレイライン等を予じめ設ける等の遅延対策を施こ
していた。
発明が解決しようとする課題 以上述べたような従来の技術では、装置に用いる同軸ケ
ーブルの長さが遅延の偏差等を設計段階において充分調
べておく必要があり、またデジタル信号の遅延を施す場
合でも論理素子の遅延マージンや、デジタル波形の劣化
によるタイミングの変化等により、検知限以下の遅延時
間差を事前に推定することは極めて困難な作業となり、
組み立て後の設計変更等によらざるを得ず、調整に時間
がかかるといった課題があった。
本発明は上記課題に対し、遅延時間差を検出し自動的に
調整することにより調整が不要な遅延調整回路を提供す
ることを目的としている。
課題を解決するための手段 本発明は上記課題を解決するために、D/A変換されたY
信号から3値同期信号を分離する第1の同期分離部と、
D/A変換されたPRまたはPB信号のいずれか一方から3値
同期信号を分離する第2の同期分離部と、これにより分
離された同期信号を差動増幅し、ステイスしたのちその
信号の平均値を検出する平均値検出部と、この検出値に
よりY信号のデジタル信号を遅延させる手段を設けてい
る。
作用 上記構成により同期分離された二つの3値同期信号を差
動増幅しスライスした出力信号の平均値を検出すること
により遅延時間差を検出することができる。従ってこの
平均値出力の大きさに従ってD/A変換器に入力されるY
信号のデジタル信号の遅延時間を変えることにより、遅
延時間差を自動的に調整できる。
実施例 第1図は本発明の1実施例を示すブロック図である。第
1図において、11はY信号をD/A変換するD/A変換器、12
はPR信号をD/A変換するD/A変換器、21および22は各々D/
A変換器21および22からの出力信号から3値の水平同期
信号部分を分離する同期分離部、3は分離された二つの
同期信号を差動増幅する差動アンプ、4は差動アンプ3
からの出力信号を設定されたレベルでスライスするスラ
イサ、5はスライサ4からの出力信号の平均値を検出す
る平均値検出部、6は平均値検出部からの出力信号によ
りY信号のデジタル信号を遅延させる遅延部である。
Y信号のデジタルは、遅延部6を介してD/A変換器11に
入力され、アナログ信号に復調されローパスフィルター
(LPF)を経て出力される。復調されたY信号は分岐さ
れ第1の同期分離部21により同期信号期間が分離され
る。分離された同期信号は差動アンプ3の非反転入力端
子に加えられる。PR信号も同様にD/A変換器12により復
調されLPFを経て第2の同期分離部22により同期信号期
間が分離される。分離された同期信号は差動アンプ3反
転入力端子に加えられる。差動アンプ3は、2入力の差
動増幅を行ないスライサ4に出力する。スライサ4は、
差動アンプ3からの出力信号の振幅の上下を予じめ設定
したレベルでスライスし、平均値検出部5に出力する。
平均値検出部5はスライサ4からの出力信号から平均値
を検出し遅延部6に平均値に応じた大きさの電圧を出力
する。
第2図に本実施例における主要箇所の信号波形を示す。
同図中a〜cは、差動アンプ3に入力される二つの同期
信号の遅延関係と、そのときの差動アンプ3の出力波形
およびスライサ4の出力波形を示したものである。PR信
号がY信号より進んでいる場合、スライスされた信号は
正極性のパルスが負極性のパルスより多く現われる。逆
にPR信号がY信号に対し遅れている場合、スライスされ
た信号は負極性のパルスが多く現われることになる。
第3図は、二つの同期信号の遅延関係と平均値検出部5
で検出された平均値出力電圧との関係を示したものであ
る。PR信号がY信号に対し進んでいけば平均値出力電圧
は上昇し、逆に遅れていけば低下する。このように差動
アンプ3の出力信号をスライスして平均値を検出するこ
とにより、3値同期信号の遅延時間差、つまりY信号と
PR信号の遅延時間差を検出出来ることになる。
従って、第3図の特性を用い、平均値出力電圧がゼロと
なるように遅延部6でY信号の遅延時間を換えていけば
よい。
遅延時間を変える為には、例えばシフトレジスタとラッ
チ回路を用いればよい。シフトレジスタにより1段シフ
トさせると1タイムスロット遅延させることが出来る。
サンプリング周波数を74.25MHzにすると1タイムスロッ
トは約13nsecとなり、13nsecスラップで遅延時間が可変
となる。しかし前述のように画質上での遅延時間差の検
出限は3.5nsecと言われているので、1タイムスロット
以下の調整が必要となる。これにはシフトされたのちの
デジタル信号をラッチしそのラッチ回路に加えるクロッ
クの位相を微小変化させればよい。これにはクロックの
伝送経路にバリキャップ等を用い、バリキャップに印加
する電圧を変化させることにより容易に実現できる。
これらの遅延時間の調整を平均値検出部5からの出力信
号により自動的に行なうには、N段のシフトレジスタと
N本の入力から1本を外部制御により選択するセレクタ
を設け、シフトレジスタの各段からの出力をセレクタに
結線しておき、平均値出力電圧に応じてそのうちの1本
を選択するようにしておけばよい。そしてそののちにバ
リキャップに印加する電圧が変わるようにしておけば遅
延時間は自動的に調整できる。
発明の効果 本発明によれば、3値同期信号を有する二つのテレビ信
号の遅延時間差を容易に検出することができ、またハイ
ビジョンのテレビ信号をコンポーネント信号形式でデジ
タル伝送するとき、フィルターにより大きな遅延時間差
が生じるがこの遅延時間差を自動的に調整できることが
可能となり、設計期間が大幅に短縮できるとともに、調
整は不要となる等実用上多大な効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の構成を示すブロック図、第
二図は同実施例における腰部波形図、第3図は遅延時間
差に対する平均値出力電圧特性図である。 11,12……D/A変換器、21,22……同期分離部、3……差
動アンプ、4……スライサ、5……平均値検出部、6…
…遅延部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】正負両極性の3値同期信号をそれぞれ有す
    る二つのテレビ信号のうち一方のテレビ信号から3値同
    期信号を分離する第1の同期分離部と、他方のテレビ信
    号から3値同期信号を分離する第2の同期分離部と、前
    記第1の同期分離部および第2の同期分離部から出力さ
    れる第1の3値同期信号および第2の3値同期信号を差
    動増幅する差動アンプと、この差動アンプの出力信号を
    スライスするスライサと、このスライサの出力信号の平
    均値を検出する平均値検出部とからなる3値同期遅延検
    出回路。
  2. 【請求項2】水平同期信号が正負両極性の3値同期信号
    であり、かつ輝度信号(以下Y信号という)と二つの色
    差信号(以下PR,PB信号という)とから成るハイビジョ
    ンコンポーネント信号がA/D変換され伝送されてきた信
    号を受信する受信機において、D/A変換されたY信号か
    ら3値同期信号を分離する第1の同期分離部と、D/A変
    換されたPR信号またはPB信号のうちいずれか一方の信号
    から3値同期信号を分離する第2の同期分離部と、前記
    第1の同期分離部および前記第2の同期分離部から出力
    される第1の3値同期信号および第2の3値同期信号を
    差動増幅する差動アンプと、差動アンプの出力信号をス
    ライスするスライサと、このスライサの出力信号の平均
    値を検出する平均値検出部と、この平均値検出部からの
    出力信号により前記D/A変換器に入力されるY信号を遅
    延する手段とを備えたことを特徴とする3値同期遅延検
    出回路。
JP63293808A 1988-11-21 1988-11-21 3値同期遅延検出回路 Expired - Lifetime JPH0693788B2 (ja)

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JPH02141086A JPH02141086A (ja) 1990-05-30
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