JPH052039B2 - - Google Patents

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JPH052039B2
JPH052039B2 JP22199185A JP22199185A JPH052039B2 JP H052039 B2 JPH052039 B2 JP H052039B2 JP 22199185 A JP22199185 A JP 22199185A JP 22199185 A JP22199185 A JP 22199185A JP H052039 B2 JPH052039 B2 JP H052039B2
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JP
Japan
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signal
color
subcarrier
phase angle
circuit
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JP22199185A
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Norio Suzuki
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NEC Corp
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Nippon Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は複合カラーテレビ信号のデジタル色信
号復調に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、この種の色信号復調は、アナログ回路を
用いて行われるのが主であり、Y/C分離された
搬送色信号とカラーバースト信号から再生した副
搬送波(サブキヤリア)とを用いて同期復調を行
つた後に低域ろ波器を通して色信号を得ていた。
また、安定度を増すためにデジタル回路を用いた
復調方式が考えられるが、従来は、カラーバース
ト部分の位相誤差を検出して、その誤差に応じて
標本化クロツクの位相を制御し、予め定められた
サンプリング位相関係でA/D変換を行つてから
Y/C分離および色信号復調を行う復調回路であ
つた。
このことは、たとえば、エスエム ピイテイ
イー ジヤール,942〜944頁、1981年10月
(SMPTE Journal,pp.942−944,October,
1981)に示されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上述した従来のデジタル色信号復調回路では、
デジタル信号は、位相ロツクされ、A/D変換さ
れる必要があるため、自由度が少なくく、また、
位相ロツクした標本化クロツクを発生する回路が
必要であり、クロツク回路が複雑になるという欠
点があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
このような欠点を除去するために本発明は、複
合カラーテレビ信号から搬送色信号を分離する分
離手段と、カラーバースト信号区間内で近傍とな
る少なくとも2つの標本点における搬送色信号か
らカラーバースト信号の位相情報を検出し各標本
点におけるサブキヤリアの位相角を求めてサブキ
ヤリア位相角信号を出力する位相信号出力手段
と、搬送色信号とサブキヤリア位相角信号とから
基底帯域の色信号を復調する復調手段とを設ける
ようにしたものである。
〔作用〕
本発明においては、複合カラーテレビ信号を標
本化する標本点をカラーテレビ信号と特別な位相
関係となるように標本化する必要はなく、標本化
周波数のみが明らかなデジタル信号に対しても色
信号復調と行うことができる。
〔実施例〕
第1図に本発明に係わるデジタル色信号復調回
路の一実施例を示す。第1図において、1は入力
端子、2は入力端子1から入力された複合カラー
テレビ信号をデジタル信号に変換するA/D変換
器、3は複合カラーテレビ信号の水平同期信号あ
るいはサブキヤリアの周波数と適当な分数比の周
波数を有する標本化クロツクおよび必要なタイミ
ングパルスを発生するパルス発生回路、4はA/
D変換器2からのデジタル化された複合カラーテ
レビ信号を入力し帯域通過ろ波器又はライン相関
等を利用したくし型ろ波器により輝度信号Yと搬
送色信号Cに分離する分離手段としてのY/C分
離回路、5はY/C分離回路4からの搬送色信号
とパルス発生回路3からの出力信号とを入力しカ
ラーバースト信号からサブキヤリアの位相を求め
て各標本化時刻におけるサブキヤリア位相角信号
を発生する位相信号出力手段としてのサブキヤリ
ア発生回路、6はY/C分離回路4から出力され
る搬送色信号とサブキヤリア発生回路5から出力
されるサブキヤリア位相角信号とを入力して基底
帯域の色信号を得る復調手段としての色信号復調
回路、7は輝度信号を出力するための出力端子、
8,9は2つの色信号を出力するための出力端子
である。
次に本実施例の動作について説明する。A/D
変換器2に入力されたNTSCの複合カラーテレビ
信号は、パルス発生回路3から供給される標本化
クロツクパルス、たとえば、標本化周波数s
13.5MHz(s=858HHは水平同期周波数)のク
ロツクパルスに従つてデジタル信号に変換され、
Y/C分離回路4へ供給される。
Y/C分離回路4では、複合カラーテレビ信号
がNTSCカラーテレビ信号である場合にはサブキ
ヤリアがラインごとに位相反転していることよ
り、ラインメモリを用いたくし型ろ波器およびサ
ブキヤリア周波数近傍を通過させる帯域通過ろ波
器を用いて輝度信号と搬送色信号を分離し、搬送
色信号を色信号復調回路6へ供給する。
サブキヤリア発生回路5では、カラーバースト
信号区間の搬送色信号からカラーバースト信号の
位相角を検出してサブキヤリアの基準位相角を求
め、基準位相角に対して一標本化クロツクごとに
サブキヤリア位相角を一定値θs(θs=2π×scs

scはサブキヤリア周数数)ずつ増加させて、カ
ラーバースト信号に位相同期したサブキヤリア位
相角信号θを求め、色信号復調回路6へ供給す
る。
色信号復調回路6では、Y/C分離回路4から
供給される搬送色信号Cとサブキヤリア発生回路
5から供給されるサブキヤリア位相角信号θとを
用いて基底帯域の色信号を復調する。たとえば、
同期復調方式により復調を行つて色信号U,Vを
得て、出力端子8,9から出力する。
第2図はサブキヤリア発生回路5の一実施例を
示す系統図である。
まず、サブキヤリア位相角を求めるための原理
について説明する。搬送色信号を振幅Rと位相角
Ψで示し、ある標本化時刻toとto+1の標本点にお
いて標本化された搬送色信号の標本値をCoとCo+1
で示すと、 Co=Ro・sinΨo ……(1) Co+1=Ro+1・sinΨo+1 ……(2) の関係がある。
時刻toとto+1では色信号の振幅はほぼ一定であ
ることによりRo=Ro+1として、(1),(2)式をΨo
ついて解くと、次式のようになる。
Ψo=tan-1(A/B) ……(3) A=Co・sin(Ψo+1−Ψo) B=Co+1−Co・cos(Ψo+1−Ψo) たとえばtoとto+1が連続する標本化時刻である場
合はΨo+1−Ψo=θsとなる。(3)式により、2つの
搬送色信号の標本値Co,Co+1から、その時刻の位
相角が求められる。NTSCカラーテレビ信号で
は、カラーバースト信号の位相はサブキヤリアの
基準位相軸よりπだけ位相が進んでいるので、カ
ラーバースト信号の部分から位相角を求め、それ
からπだけ減算すぜば、その時刻におけるサブキ
ヤリアの位相角が求まる。
第2図において、51,52は入力端子、53
は遅延レジスタ、54は位相検出回路、55は基
準位相発生回路、56は位相角発生回路、57は
出力端子である。遅延レジスタ53は入力信号を
一標本化クロツクの周期遅延して出力する。たと
えば、時刻to+1において入力端子51に搬送色信
号Co+1が供給された場合、遅延レジスタ53は、
一標本化クロツク前の搬送色信号Coを出力する。
位相検出回路54は2つの搬送色信号Co,Co+1
入力し、(3)式に従つて位相角Ψoを出力する回路
であり、たとえば、(3)式の関係が書き込まれてい
る読み出し専用メモリ(ROM)で構成される。
位相検出回路54で検出された位相角信号Ψo
基準位相発生回路55へ供給される。
基準位相発生回路55において、ある基準の標
本化時刻to0でのサブキヤリアの基準位相軸の位
相角θo0とすれば、時刻toの時のサブキヤリア位
相角信号θoは次式で示される。
θo=(n−n0)・θs+θo0 ……(4) θo0は、時刻to0でのカラーバースト信号の位相角
Ψo0より基準位相がπだけ遅れていることより、
Ψo0−πで求めることができるが、1回だけの検
出では量子化誤差等が含まれるので、検出結果を
複数サンプルするか、または、複数のラインのサ
ンプルにわたつて平均化するかして求める必要が
ある。
基準標本化時刻to0に対応する基準のサブキヤ
リア位相角θo0は位相角発生回路56へ供給され
る。位相角発生回路56は、(4)式に従つて各標本
化時刻toにおけるサブキヤリア位相角信号θoを発
生して出力端子57から出力する。
本実施例では標本化周波数はs=858Hで、複
合カラーテレビ信号はNTSC信号であるので、2
ラインごとに各標本点のサブキヤリア位相角は一
致するようになり、nの値は2ラインごとにリセ
ツトする構成とすることもできる。
第3図は色信号復調回路6の一実施例を示す系
統図である。
まず、この実施例における復調の原理について
説明する。ある標本化時刻toにおいて、サブキヤ
リアの位相角をθoとすると、基底帯域の色信号
U,Vでサブキヤリアを平衡変調した搬送色信号
Cは次式のように示される。ただし、添字は時刻
toにおける標本値を示す。
Co=Uo・Sinθo+Vo・cosθo ……(5) 時刻to+1では次式のようになる。
Co+1=Uo+1・sinθo+1 +Vo+1・cosθo+1 ……(6) 一標本化周期Ts(=to+1−to)の間では色信号
U,Vは一定と見なせることにより、Uo=Uo+1
とVo=Vo+1の関係を用いて、(5),(6)式をUo,Vo
について解くと次式のようになる。
Uo=−A1/B1 ……(7) A1=Co・cosθo+1−Co+1・cosθo B1=sin(θo+1−θo) Vo=A2/B2 ……(8) A2=Co・sinθo+1−Co+1・sinθo B2=sin(θo+1−θo) すなわち、時刻toとto+1における搬送色信号の標
本値とサブキヤリアの位相角がわかれば、(7),(8)
式からその時刻の色信号が得られる。なお、(4)式
によれば、θo+1−θo=θsとなる。
次に第3図に示す色信号復調回路6の構成につ
いて説明する。61,62は入力端子、63は入
力θに対してcosθの値を出力するCOS発生器、
64は入力θに対してsinθの値を出力するSIN発
生器、65〜67は入力信号を一標本化クロツク
周期遅延して出力する遅延レジスタ、68〜71
は乗算器、72,73は減算器、74,75は利
得が1/sinθsの増幅器であり、すべてデジタル
信号を処理する構成となつている。
時刻to+1において、搬送色信号Co+1とサブキヤ
リア位相角信号θo+1が入力された場合、COS発生
器63はcosθo+1の信号を出力し、SIN発生器6
4はsinθo+1の信号を出力する。乗算器68,6
9および70,71に供給される各々2つの信号
は乗算が行われて、その結果が各々減算器72お
よび73に供給され、各々の減算結果は増幅器7
4および75へ供給され、各々1/sinθs倍に増
幅され出力される。
この結果、増幅器74の出力には、(7)式に従つ
て求められたU信号が得られ、増幅器75の出力
には(8)式に従つて求められたV信号が得られる。
第4図は色信号復調回路6の第2の実施例を示
す系統図である。この実施例では、色信号の復調
は同期復調方式をデジタル回路で実現している。
次に第4図に示す色信号復調回路6の動作につ
いて説明する。入力端子81に入力された搬送色
信号Coと入力端子82に入力されたサブキヤリ
ア位相角信号θoは、各々、U復調回路83とV復
調回路84へ供給され、各標本化時刻ごとに、U
復調回路83ではCo×2cosθoの演算が高われ、V
復調回路84ではCo×2sinθoの演算が行われ、そ
の結果が、各々、U信号低域通過フイルタ85と
V信号低域通過フイルタ86へ供給される。デジ
タルフイルタで構成された各低域通過フイルタ8
5,86においては、帯域内の色信号成分のみが
通過し、平滑化され、U信号、V信号となり、
各々出力端子8,9から出力される。
第1図に示す実施例では、複合カラーテレビ信
号はNTSCカラーテレビ信号の場合について示し
たが、これに限定する必要はなく、他の方式のテ
レビ信号、たとえば、PAL方式のカラーテレビ
信号でもよい。この場合、たとえば、PAL−B
方式では、サブキヤリア周波数scと水平同期周
波数Hの関係は、 sc=(1135/4+1/625)H であるので、標本化周波数sを水平同期周波数H
の整数倍に選ぶと、サブキヤリアの位相が一致す
るサンプル点は2フレームごとになる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、複合カラーテレ
ビ信号から搬送色信号を分離し、カラーバースト
信号区間内で近傍となる少なくとも2つの標本点
における搬送色信号からカラーバースト信号の位
相情報を検出し、各標本点におけるサブキヤリア
の位相角を求めてサブキヤリア位相角信号を復調
手段に出力し、このサブキヤリア位相角信号と上
記搬送色信号とから基底帯域の色信号を復調する
ことにより、複合カラーテレビ信号を標本化する
標本点はカラーバースト信号と特別な位相関係と
なるように標本化する必要はないので、標本化周
波数のみが明らかなデジタル信号に対しても色信
号復調を行うことができ、また、位相ロツクした
標本化クロツクを発生する回路も不要で回路を簡
単なものとすることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係わるデジタル色信号復調回
路の一実施例を示す系統図、第2図は本回路を構
成するサブキヤリア発生回路の一実施例を示す系
統図、第3図は本回路を構成する色信号復調回路
の一実施例を示す系統図、第4図はその色信号復
調回路の他の実施例を示す系統図である。 1,7,8,9…端子、2…A/D変換器、3
…パルス発生回路、4…Y/C分離回路、5…サ
ブキヤリア発生回路、6…色信号復調回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 標本化された複合カラーテレビ信号から色信
    号を復調するデジタル色信号復調回路において、
    前記複合カラーテレビ信号から搬送色信号を分離
    する分離手段と、カラーバースト信号区間内で近
    傍となる少なくとも2つの標本点における前記搬
    送色信号から前記カラーバースト信号の位相情報
    を検出し各標本点におけるサブキヤリアの位相角
    を求めてサブキヤリア位相角信号を出力する位相
    信号出力手段と、前記搬送色信号と前記サブキヤ
    リア位相角信号とから基底帯域の色信号を復調す
    る復調手段とを備えたことを特徴とするデジタル
    色信号復調回路。
JP22199185A 1985-10-07 1985-10-07 デジタル色信号復調回路 Granted JPS6282795A (ja)

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JP22199185A JPS6282795A (ja) 1985-10-07 1985-10-07 デジタル色信号復調回路

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JPH08330790A (ja) * 1995-05-30 1996-12-13 Nec Corp ベアチップマウンタ

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