JP2793726B2 - 水平同期信号検出装置 - Google Patents

水平同期信号検出装置

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JP2793726B2
JP2793726B2 JP3148826A JP14882691A JP2793726B2 JP 2793726 B2 JP2793726 B2 JP 2793726B2 JP 3148826 A JP3148826 A JP 3148826A JP 14882691 A JP14882691 A JP 14882691A JP 2793726 B2 JP2793726 B2 JP 2793726B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はMUSE信号をVSB−
AM方式で過変調したときなどに使用される水平同期信
号検出装置に関する。
【0002】[発明の概要] 本発明はMUSE信号をVSB−AM方式で過変調した
ときのIF信号を包絡線検波して得られる信号や前記I
F信号を直接、サンプリングして得られる信号が、所定
期間所定レベルの条件を満たすかどうかを判定してクラ
ンプレベル期間を検出し、この検出結果に基づき、全ラ
インの水平同期期間(以下、HD期間という)を検出
し、この検出結果と前記信号とを水平同期信号の再生に
用いる。
【0003】
【従来の技術】NTSC信号方式のテレビジョンシステ
ムにおいては、水平同期信号が負極性となっているた
め、振幅分離等の技術を用いて水平同期信号を分離抽出
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ハイビ
ションテレビジョンシステム等において使用されるMU
SE信号では、正極性の水平同期信号を使用しているの
で、このような振幅分離等の技術で水平同期信号を抽出
することができない。
【0005】このため、MUSEデコーダ等で用いられ
ているように非常に複雑な回路によって水平同期信号を
抽出しなければならず、製造コストが高くなってしまう
という問題があった。
【0006】本発明は上記の事情に鑑み、簡単な回路構
成によってMUSE信号の水平同期信号を検出でき、こ
れによって大幅なコストダウンを達成することができる
水平同期信号検出装置を提供することを目的としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1記載の水平同期信号検出装置は、MUS
E信号のIF信号を包絡線検波して得られる信号が、所
定期間所定レベルの条件を満たすか否かを検出しクラン
プレベル期間であることを示す検出信号を出力するクラ
ンプレベル期間検出部と、このクランプレベル期間検出
部の検出信号に同期しライン毎に出力されるタイミング
信号であって、MUSE信号のHD期間部分を切り出す
ゲート信号を生成するためのタイミング信号を出力する
ためのタイミング信号発生部とを備えたことを特徴とし
ている。
【0008】請求項2記載の水平同期信号検出装置は、
MUSE信号のIF信号を直接サンプリングしたデータ
が、所定期間所定レベルの条件を満たすか否かを検出し
クランプレベル期間であることを示す検出信号を出力す
るクランプレベル期間検出部と、このクランプレベル期
間検出部の検出信号に同期しライン毎に出力されるタイ
ミング信号であって、MUSE信号のHD期間部分を切
り出すゲート信号を生成するためのタイミング信号を出
力するタイミング信号発生部とを備えたことを特徴とし
ている。
【0009】
【0010】
【作用】上記の構成において、請求項1記載の水平同期
信号検出装置では、クランプレベル期間検出部によって
MUSE信号のIF信号を包絡線検波して得られる信号
が所定期間所定レベルの条件を満たすかどうかが判定さ
れるとともに、タイミング信号発生部から出力されるタ
イミング信号により生成されたゲート信号によってMU
SE信号のHD期間部分が切り出され、全ラインのHD
期間が検出される。
【0011】請求項2記載の水平同期信号検出装置で
は、クランプレベル期間検出部によってMUSE信号の
IF信号を直接サンプリングしたデータが所定期間所定
レベルの条件を満たすかどうかが判定されるとともに、
タイミング信号発生部から出力されるタイミング信号に
より生成されたゲート信号によってMUSE信号のHD
期間部分が切り出され、全ラインのHD期間が検出され
る。
【0012】
【0013】
【実施例】図1は本発明による水平同期信号検出装置の
第1実施例である水平同期信号検出再生回路の一例を示
すブロック図である。
【0014】この図に示す水平同期信号検出再生回路は
包絡線検出部1と、A/D変換部2と、同期検出部3
と、水平同期信号再生部4とを備えており、図2に示す
伝送信号形式で送信されるMUSE信号を受信して得ら
れたIF信号を取り込んで、クランプレベル期間部分を
検出してHD期間を検知するととともに、このHD期間
に対応する水平同期信号を再生する。
【0015】包絡線検出部1はMUSE信号を受信して
得られた一定振幅のIF信号を取り込むとともに、この
IF信号を検波して包絡線信号を抽出し、これをA/D
変換部2に供給する。
【0016】A/D変換部2は予め設定されている周
期、例えば32.4MHzのクロックレートで前記包絡
線検出部1から出力される包絡線信号を取り込んでこれ
を量子化し予め設定されているビット数、例えば8ビッ
トのデジタル信号に変換し、これを同期検出部3に供給
する。
【0017】同期検出部3は第1ゲート信号生成部5
と、システムクロック信号生成部6と、第2ゲート信号
生成部7と、制御信号生成部8とを備えており、前記A
/D変換部2から出力されるデジタル信号のクランプレ
ベル期間を検出してHD期間を検知するととともに、こ
のHD期間に対応する第2ゲート信号を生成してこれを
水平同期信号再生部4に供給する。
【0018】第1ゲート信号生成部5は図3に示す如く
クランプレベル期間検出回路10と、クランプレベル期
間判定回路11と、信号ループ回路12と、第1ゲート
信号生成回路13とを備えており、前記A/D変換部2
から出力されるデジタル信号を取り込んでクランプレベ
ル期間を検出するとともに、この検出結果に基づいて第
1ゲート信号を生成してこれをシステムクロック信号生
成部6と、第2ゲート信号生成部7と、制御信号生成部
8とに供給する。
【0019】クランプレベル期間検出回路10は前記包
絡線検出部1に入力されるIF信号の変調度に応じたレ
ベル、例えば極めてキャリア抑圧に近い状態では零に近
いレベルの基準レベル信号を出力するように設定される
レベル設定回路14と、このレベル設定回路14から出
力される基準レベル信号と前記A/D変換部2から出力
されるデジタル信号との差を取り、その絶対値を示す差
分信号を生成する差分抽出回路15と、クランプレベル
判定値が設定されるクランプレベル設定回路16と、前
記差分抽出回路15から出力される差分信号の値と前記
クランプレベル設定回路16に設定されているクランプ
レベル判定値とを比較して前記差分抽出回路15から出
力される差分信号の値が前記クランプレベル判定値より
小さいとき、低レベル検知信号を生成するコンパレータ
回路17と、このコンパレータ回路17から低レベル検
知信号が出力されたとき、これを検出してロード信号を
生成する立ち上がり検出回路18と、前記コンパレータ
回路17から低レベル検知信号が出力されなくなったと
き、これを検出してクリア信号を生成する立ち下がり検
出回路19とを備えている。
【0020】そして、前記A/D変換部2から出力され
るデジタル信号を取り込んでこのデジタル信号のレベル
と基準レベル信号との差が予め設定されているクランプ
レベル判定値より小さくなったとき、低レベル検知信号
を生成してこれをクランプレベル期間判定回路11に供
給するとともに、ロード信号を生成してこれを前記クラ
ンプレベル期間判定回路11に供給し、前記デジタル信
号のレベルと基準レベル信号との差が前記クランプレベ
ル判定値より大きくなったとき、低レベル検知信号の生
成を停止するとともに、クリア信号を生成してこれを前
記クランプレベル期間判定回路11に供給する。
【0021】クランプレベル期間判定回路11は前記ク
ランプレベル期間検出回路10から出力されるロード信
号と信号ループ回路12から出力されるロード信号との
論理積をとるアンド回路20と、クランプレベル期間デ
ータ値“748”が設定されるクランプレベル期間デー
タ設定回路21と、前記アンド回路20からロード信号
が出力されたとき、前記クランプレベル期間データ設定
回路21に設定されているクランプレベル期間データ値
“748”を初期の計数値としてロードし、この後シス
テムクロック信号が供給される毎に前記計数値をデクリ
メントして前記クランプレベル期間検出回路10からク
リア信号が出力される前に、前記計数値が零になったと
き、クランプレベル期間の終了を検出したことを示すク
ランプレベル期間終了検出信号を生成するカウンタ回路
22とを備えている。このカウンタ回路22とクランプ
レベル期間検出回路10が請求項1記載のクランプレベ
ル期間検出部を構成する。
【0022】そして、前記クランプレベル期間検出回路
10及び信号ループ回路12からロード信号が出力され
ると、カウンタ回路22によってクランプレベル期間デ
ータ設定回路21に設定されているクランプレベル期間
データ値“748”をロードし、この後システムクロッ
ク信号が供給される毎に前記計数値をデクリメントして
前記クランプレベル期間検出回路10からクリア信号が
出力される前に、前記計数値が零になったとき、クラン
プレベル期間の終了を検出したことを示すクランプレベ
ル期間終了検出信号を生成してこれを信号ループ回路1
2と、第1ゲート信号生成回路13とに供給する。
【0023】信号ループ回路12はシステムクロック信
号が供給される毎にシフト動作を行なって前記クランプ
レベル期間判定回路11からクランプレベル期間終了検
出信号が出力されたとき、これを取り込んで“212”
クロック遅延させるシフトレジスタ回路23と、MUS
E信号の1走査ラインのクロック数値“960”が設定
される期間データ設定回路24と、前記シフトレジスタ
回路23から信号が出力されたとき、前記期間データ設
定回路24に設定されている1走査ラインのデータ値
“960”を初期の計数値としてロードし、この後シス
テムクロック信号が供給される毎に前記計数値をデクリ
メントしてこれが零になったとき、前回の測定結果に基
づいて予測される今回のクランプレベル期間の開始タイ
ミングを示すロード信号を生成するカウンタ回路25
と、このカウンタ回路25のロード信号と前記シフトレ
ジスタ回路23の出力信号との論理和をとって前記カウ
ンタ回路25に出力するオア回路121とを備えてい
る。
【0024】そして、前記クランプレベル期間判定回路
11からクランプレベル期間終了検出信号が出力された
とき、これを取り込んで“212”クロック遅延させた
後、システムクロック信号を“960”計数する毎に、
ロード信号を生成してこれを前記クランプレベル期間判
定回路11に供給する。
【0025】また、第1ゲート信号生成回路13は実験
等によって得られたライン数値が設定されるライン数設
定回路26と、前記クランプレベル期間判定回路11か
らクランプレベル期間終了検出信号が出力される毎にこ
れを計数してこの計数結果と前記ライン数設定回路26
に設定されているライン数値とが一致したとき、検出信
号を生成するカウンタ回路27と、1走査ラインのクロ
ック数値が設定される期間データ設定回路28と、前記
カウンタ回路27から検出信号が出力される毎に、前記
期間データ設定回路28に設定されているクロック数値
を初期の計数値としてロードし、この後システムクロッ
ク信号が供給される毎に前記計数値をデクリメントして
この計数値が零になったとき、第1ゲート信号を生成す
るカウンタ回路29とを備えている。
【0026】そして、前記クランプレベル期間判定回路
11からクランプレベル期間終了検出信号が所定回数、
出力されたとき、システムクロック信号の計数を開始し
てシステムクロック信号を“960”計数したとき、第
1ゲート信号を生成してこれをシステムクロック信号生
成部6と、第2ゲート信号生成部7と、制御信号生成部
8とに供給する。従って、第1ゲート信号は数フレーム
毎に出力される。
【0027】システムクロック信号生成部6は図4に示
す如く前記第1ゲート信号生成部5から出力される第1
ゲート信号の位相と帰還信号の位相とを比較してこの比
較結果に応じた電圧値の信号を生成する位相比較回路3
0と、この位相比較回路30から出力される信号を積分
するループフィルタ回路31と、前記制御信号生成部8
から第2制御信号が出力されていないときには前記ルー
プフィルタ回路31から出力される信号を取り込んでこ
れを出力し、また前記制御信号生成部8から第2制御信
号が出力されたときには、前記ループフィルタ回路31
から出力される信号をサンプルして前記第2制御信号が
出力されなくなるまでホールドしてサンプルした信号を
出力し続けるサンプル・ホールド回路32と、このサン
プル・ホールド回路32から出力される信号の電圧値に
応じた周波数(基本周波数は“32.4MHz”)で発
振してシステムクロック信号を生成するVCXO33
と、このVCXO33から出力されるシステムクロック
信号を“1/540000”に分周して帰還信号を生成
しこれを前記位相比較回路30に供給する分周回路34
とを備えている。
【0028】そして、前記第1ゲート信号生成部5から
出力される第1ゲート信号に同期したシステムクロック
信号を生成してこれを前記第1ゲート信号生成部5と、
第2ゲート信号生成部7とに供給する。
【0029】第2ゲート信号生成部7は図5に示す如く
前記制御信号生成部8から第1制御信号が出力されてい
るとき、前記第1ゲート信号生成部5から出力される第
1ゲート信号を通過させるアンド回路35と、1走査ラ
インのクロック数値“960”が設定される期間データ
設定回路36と、前記アンド回路35から第1ゲート信
号が出力されたとき、前記期間データ設定回路36に設
定されているクロック数値を初期の計数値としてロード
し、この後システムクロック信号が供給される毎に前記
計数値をディクリメントして計数値が零になる毎に第2
ゲート信号を生成して初期の計数値をロードし、以下こ
の動作を繰り返すカウンタ回路37と、このカウンタ回
路37の出力信号と前記アンド回路35の出力信号との
論理和をとって前記カウンタ回路37に出力するオア回
路38とを備えている。この第2ゲート信号が請求項1
記載のタイミング信号に相当し、第2ゲート信号生成部
7が請求項1記載のタイミング信号発生部を構成する。
【0030】そして、前記制御信号生成部8から第1制
御信号が出力されている状態で、前記第1ゲート信号生
成部5から第1ゲート信号が出力されたとき、前記期間
データ設定回路36に設定されているクロック数値を初
期の計数値としてロードする。この後、システムクロッ
ク信号が供給される毎に前記計数値をディクリメントし
て計数値が零になる毎に第2ゲート信号を生成して初期
の計数値をロードする。以下、この動作を繰り返して
“960”クロック毎(1ライン毎)に、第2ゲート信
号を生成しこれを制御信号生成部8と、水平同期信号再
生部4とに供給する。
【0031】制御信号生成部8は図6に示す如く第1制
御信号生成部40と、第2制御信号生成部41とを備え
ており、第1ゲート信号生成部5から出力される第1ゲ
ート信号と前記第2ゲート信号生成部7から出力される
第2ゲート信号との関係が予め設定されている条件を満
たしていないとき、第1制御信号を生成してこれを前記
第2ゲート信号生成部7に供給したり、第2制御信号を
生成してこれを前記システムクロック信号生成部6に供
給したりする。
【0032】第1制御信号生成部40は2つのアンド回
路42、44および1つのオア回路43によって構成さ
れ、前記第1ゲート信号生成部5から出力される第1ゲ
ート信号と前記第2ゲート信号生成部7から出力される
第2ゲート信号とが時間的に一致していないとき、これ
を検出してパルス信号を生成する不一致検出回路45
と、この不一致検出回路45からパルス信号が出力され
る毎に、これを計数し、第1制御信号が供給されたと
き、計数値を零に戻すカウンタ回路46と、このカウン
タ回路46の計数値が予め設定されている値になったと
き、これを検出して第1制御信号を生成して前記カウン
タ回路46をリセットするコンパレータ回路47とを備
えており、前記第1ゲート信号生成部5から出力される
第1ゲート信号と前記第2ゲート信号生成部7から出力
される第2ゲート信号とが一致していない状態が所定回
数、発生したとき、これを検出して第1制御信号を生成
し、これを前記第2ゲート信号生成部7に供給する。
【0033】これによって、第1ゲート信号生成部5か
ら第1ゲート信号が出力されなくなった後、図7(a)
に示す如く前記第1ゲート信号生成部5から第1ゲート
信号が出力され始めたとき、図7(c)に示す如く第2
ゲート信号生成部7から出力される第2ゲート信号を前
記第1ゲート信号に同期させて、図7(b)に示す如く
システムクロック信号生成部6から出力されるシステム
クロック信号を前記第1ゲート信号に同期させる。
【0034】また、第2制御信号生成部41は1つのア
ンド回路48によって構成され、前記第2ゲート信号生
成部7から第2ゲート信号が出力されている状態で前記
第1ゲート信号生成部5から第1ゲート信号が出力され
なくなったとき、これを検出して立ち上がりパルス信号
を生成する信号有無検出回路49と、データ“1”が設
定されるデータ設定回路50と、前記第2ゲート信号生
成部7から第2ゲート信号が出力されたとき、前記デー
タ設定回路50に設定されているデータ“1”をロード
し、この状態で前記信号有無検出回路49から立ち上が
りパルス信号が出力されたとき、ロードしたデータ
“1”をダウンカウントして第2制御信号を生成するダ
ウンカウンタ回路51とを備えており、前記第2ゲート
信号生成部7から第2ゲート信号が出力されている状態
で前記第1ゲート信号生成部5から第1ゲート信号が出
力されなくなったとき、これを検出して第2制御信号を
生成し、これを前記システムクロック信号生成部6に供
給してこのシステムクロック信号生成部6から出力され
るシステムクロック信号の周波数をロックさせる。
【0035】また、水平同期信号再生部4は位相誤差検
出部55と、ループフィルタ部56と、VCXO57
と、カウンタ回路58とを備えており、図9(a)に示
す如く前記第2ゲート信号生成部7から1ライン毎に出
力される第2ゲート信号に基づいて生成された前記A/
D変換部2から出力されるデジタル信号のHD期間部分
をゲートするゲート信号により、図9(b)に示す如く
前記A/D変換部2から出力されるデジタル信号のHD
期間部分を切り出すとともに、切り出したデジタル信号
に基づいてHD期間の中点を検出し、この中点に応じた
正確なタイミングで水平同期信号を再生する。
【0036】位相誤差検出部55は図8に示す如くゲー
ト回路551と、シフトレジスタ回路552と、演算回
路59とを備えており、前記第2ゲート信号生成部7か
ら出力される第2ゲート信号に基づいて前記A/D変換
部2から出力されるデジタル信号をゲートしてHD期間
部分のみを選択するとともに、選択したデジタル信号に
基づいて演算を行なってHD期間の中点からの誤差を示
す位相誤差信号を生成しこれを前記ループフィルタ部5
6に供給する。
【0037】ゲート回路551は前記第2ゲート信号生
成部7から第2ゲート信号が出力されているとき、前記
A/D変換部2から出力されるデジタル信号を通過させ
てシフトレジスタ回路552と、演算回路59とに供給
する。
【0038】シフトレジスタ回路552はクロック信号
が供給される毎に、前記ゲート回路551から出力され
るデジタル信号を取り込んでこれを順次、シフトして遅
延させるとともに、この遅延動作によって得られた
“8”クロック前のデジタル信号と、“4”クロック前
のデジタル信号とを演算回路59に供給する。
【0039】演算回路59は前記シフトレジスタ回路5
52から出力される“8”クロック前のデジタル信号を
取り込んで符号を反転させる符号反転回路65と、この
符号反転回路65によって符号が反転されたデジタル信
号と前記ゲート回路551から出力される今回のデジタ
ル信号とを加算する加算回路66と、この加算回路66
の加算動作によって得られたデジタル信号の絶対値を求
める絶対値回路67と、この絶対値回路67から出力さ
れるデジタル信号に対して“−1/2”をかける係数回
路68と、この係数回路68から出力されるデジタル信
号と前記シフトレジスタ回路552から出力される
“4”クロック前のデジタル信号とを加算して位相誤差
信号を生成する加算回路69とを備えており、前記シフ
トレジスタ回路552から出力される“8”クロック前
のデジタル信号と、“4”クロック前のデジタル信号
と、前記ゲート回路551から出力される今回のデジタ
ル信号とに基づいて次式に示す演算を行なってHD期間
の中点からの誤差を示す位相誤差信号を生成してこれを
前記ループフィルタ部56に供給する。
【0040】
【数1】 S=B−|−A+C|/2 …(1) 但し、S:位相誤差信号 A:“8”クロック前のデジタル信号の値 B:“4”クロック前のデジタル信号の値 C:今回のデジタル信号の値
【0041】この場合、この(1)式から明らかなよう
に、MUSE信号のIF信号の水平同期波形の部分のキ
ャリアの極性が1ライン毎に反転する程度の過変調とな
り、図9(b)に示す如く、前記A/D変換部2から出
力されるデジタル信号のレベルの微分値の符号が最小点
を境にして反転していても、1ラインに1回、確定する
HD期間の中点を確実に検出して前記中点に対する位相
誤差を求めることができる。
【0042】また、ループフィルタ部56は前記位相誤
差検出部55から出力される位相誤差信号を積分してこ
の積分動作によって得られた信号をVCXO57に供給
する。
【0043】VCXO57は前記ループフィルタ部56
から出力される信号に応じた周波数で発振してクロック
信号(32.4MHz)を生成し、これを前記位相誤差
検出部55と、A/D変換部2と、カウンタ回路58と
に供給する。
【0044】カウンタ回路58は前記VCXO57から
出力されるクロック信号をカウントして計数値が“96
0”になる毎に、水平同期信号を生成して次段回路(図
示は省略する)に出力する。
【0045】このようにこの実施例においては、受信動
作によって得られたMUSE信号のレベル判定と、期間
判定とを行なってクランプレベル期間を検出するように
したので、簡単な回路によってMUSE信号のHD期間
を検出して水平同期信号を再生することができ、これに
よって水平同期信号検出回路部分の大幅なコストダウン
を達成することができる。
【0046】また、上述した実施例においては、第1ゲ
ート信号生成部5に設けられた差分抽出回路15によっ
てIF信号の変調度に応じたレベルのプリセット値と、
IF信号に対応するデジタル信号との差を抽出しこれら
の差の絶対値を使用するようにしているので、ノイズに
よる誤動作が発生しないようにすることができる。
【0047】また、第1ゲート信号生成部5によってI
F信号のレベル判定と、“748”クロックの期間判定
を数フレームに渡って行なってクランプレベル期間を検
出するようにしているので、送信側から送信されるMU
SE信号の変調度がキャリア抑圧に近く、これに対応し
てクランプレベル期間のIF信号レベルが零に非常に近
いレベルになっても、また過変調になっても、クランプ
レベル期間を検出することができる。なお、この場合、
図2に示す如く映像のY信号で同様の信号が存在する可
能性があるが、このような信号をクランプレベル期間の
信号と誤判定しても、その期間の直後にHD期間が存在
するので、なんら差し支えない。また、映像のC信号期
間と、Y信号期間とにまたがって、上述した信号と同様
な信号が存在する可能性があるが、この実施例において
は、信号ループ回路12によってHD期間が終了してか
ら“191”クロック後かどうかを判定しているため、
“190”クロック以内に立ち上がり検出されたものは
誤検出として排除することができる。
【0048】また、上述した実施例においては、第1ゲ
ート信号生成部5から出力される第1ゲート信号の位相
と、第2ゲート信号生成部7から出力される第2ゲート
信号の位相とが一定値以上ずれたとき、制御信号生成部
8によってこれを検出して第1制御信号を生成するとと
もに、この第1制御信号によって第2ゲート信号生成部
7のカウンタ回路37をリセットしこの第2ゲート信号
生成部7から出力される第2ゲート信号の位相を第1ゲ
ート信号生成部5から出力される第1ゲート信号の位相
と同期させるようにしているので、第1ゲート信号生成
部5から出力される第1ゲート信号の位相と、第2ゲー
ト信号生成部7から出力される第2ゲート信号の位相と
のずれを一定値以内にすることができる。
【0049】また、上述した実施例においては、第2ゲ
ート信号生成部7から第2ゲート信号が出力されている
状態で前記第1ゲート信号生成部5から第1ゲート信号
が出力されなくなったとき、これを検出して第2制御信
号を生成し、これをシステムクロック信号生成部6に供
給してサンプル・ホールド回路32に前記第1ゲート信
号生成部5から第1ゲート信号が出力されなくなる前の
値を保持させるようにしているので、第1ゲート信号生
成部5から第1ゲート信号が出力されなくなっても、前
記第1ゲート信号生成部5から新たな第1ゲート信号が
出力されるまでの間(例えば、数フレームの間)、ほぼ
正確なシステムクロック信号を生成することができ、こ
れによって第2ゲート信号生成部7からほぼ正確な第2
ゲート信号を出力させることができる。
【0050】また、この実施例においては、HD期間の
中点からの誤差を示す位相誤差信号を生成してVCXO
57から出力されるクロック信号の位相と前記中点とを
対応させながら、前記クロック信号を計数して水平同期
信号を再生するようにしているので、正確な水平同期信
号を再生することができる。
【0051】図10は本発明による水平同期信号検出装
置の第2実施例である水平同期信号検出再生回路の一例
を示すブロック図である。なお、この図において、図1
に示す各部と同じ部分には同じ符号が付してある。
【0052】この図に示す水平同期信号検出再生回路が
図1に示す回路と異なる点は包絡線検出部1とA/D変
換部2とに代えてサンプリング部75を設け、さらに第
1ゲート信号生成部5に代えて第1ゲート信号生成部7
6を設けたことである。
【0053】サンプリング部75は前記水平同期信号再
生部4から出力されるクロック信号に基づいたサンプリ
ングタイミングでキャリア抑圧されたMUSE信号のI
F信号を直接サンプリングしてデジタル信号を抽出し、
これを同期検出部3の第1ゲート信号生成部76と、水
平同期信号再生部4の位相誤差検出部55とに供給す
る。
【0054】第1ゲート信号生成部76は図11に示す
如くクランプレベル期間検出回路77と、クランプレベ
ル期間判定回路11と、信号ループ回路12と、第1ゲ
ート信号生成回路13とを備えており、前記サンプリン
グ部75から出力されるデジタル信号を取り込んでクラ
ンプレベル期間を検出するとともに、この検出結果に基
づいて第1ゲート信号を生成してこれをシステムクロッ
ク信号生成部6と、第2ゲート信号生成部7と、制御信
号生成部8とに供給する。なお、この図に示すクランプ
レベル期間判定回路11および信号ループ回路12、第
2ゲート信号生成回路13は上述した第1ゲート信号生
成部5に設けられているものと同じものである。
【0055】クランプレベル期間検出回路77はデジタ
ル値判定回路78と、立ち上がり検出回路18と、立ち
下がり検出回路19とを備えており、前記サンプリング
部75から出力されるデジタル信号を取り込んでこのデ
ジタル信号の値が“0”または“1”のとき、低レベル
検知信号(“1”信号)を生成してこれをクランプレベ
ル期間判定回路11に供給するとともに、ロード信号を
生成してこれを前記クランプレベル期間判定回路11に
供給し、前記デジタル信号の値が“2”以上になったと
き、低レベル検知信号の生成を停止するとともに、クリ
ア信号を生成してこれを前記クランプレベル期間判定回
路11に供給する。
【0056】この場合、デジタル値判定回路78は図1
2に示す如く前記サンプリング部75から出力されるデ
ジタル信号の上位“7”ビットを反転させるインバータ
80と、前記デジタル信号の最下位ビットを反転させる
インバータ81と、前記サンプリング部75から出力さ
れるデジタル信号の最下位ビットと前記インバータ80
から出力される信号との論理積をとって前記デジタル信
号の値が“1”のときこれを検出するアンド回路82
と、前記各インバータ80、81から出力される信号の
論理積をとって前記サンプリング部75から出力される
デジタル信号の値が“0”のとき、これを検出するアン
ド回路83と、これらの各アンド回路82、83から出
力される信号の論理和をとるオア回路84とを備えてお
り、前記サンプリング部75から出力されるデジタル値
の値が“0”または“1”のとき、低レベル検知信号を
生成してこれをクランプレベル期間判定回路11と、立
ち上がり検出回路18と、立ち下がり検出回路19とに
供給する。
【0057】これによって、図3に示す上述した実施例
のクランプレベル期間検出回路10と同様に前記デジタ
ル信号の値がクランプレベルとなっているとき、これを
検出してクランプレベル期間判定回路11を動作させる
ことができる。
【0058】このようにしても、上述した実施例と同様
に簡単な回路によってMUSE信号のクランプレベル期
間を検出して水平同期信号を再生することができ、これ
によって水平同期信号検出再生回路部分の大幅なコスト
ダウンを達成することができる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、簡
単な回路によってMUSE信号のHD期間を検出して水
平同期信号を再生させることができ、これによって水平
同期信号検出装置の大幅なコストダウンを達成すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による水平同期信号検出装置の第1実施
例である水平同期信号検出再生回路の一例を示すブロッ
ク図である。
【図2】図1に示す水平同期信号検出再生回路に入力さ
れるMUSE信号のフォーマット例を示す模式図であ
る。
【図3】図1に示す第1ゲート信号生成部の詳細な構成
を示すブロック図である。
【図4】図1に示すシステムクロック信号生成部の詳細
な構成を示すブロック図である。
【図5】図1に示す第2ゲート信号生成部の詳細な構成
を示すブロック図である。
【図6】図1に示す制御信号生成部の詳細な構成を示す
ブロック図である。
【図7】図1に示す同期検出部の動作例を示すタイミン
グ図である。
【図8】図1に示す位相誤差検出部の詳細な構成を示す
ブロック図である。
【図9】図1に示す水平同期信号再生部の動作例を示す
波形図である。
【図10】本発明による水平同期信号検出装置の第2実
施例である水平同期信号検出再生回路の一例を示すブロ
ック図である。
【図11】図10に示す第1ゲート信号生成部の詳細な
構成を示すブロック図である。
【図12】図11に示すデジタル値判定回路の詳細な構
成を示す回路図である。
【符号の説明】
1 包絡線検出部 2 A/D変換部 3 同期検出部 4 水平同期信号再生部 5 第1ゲート信号生成部 7 第2ゲート信号生成部 10 クランプレベル期間検出回路 22 カウンタ回路 55 位相誤差検出部 57 VCXO 58 カウンタ回路 75 サンプリング部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 MUSE信号のIF信号を包絡線検波し
    て得られる信号が、所定期間所定レベルの条件を満たす
    か否かを検出しクランプレベル期間であることを示す検
    出信号を出力するクランプレベル期間検出部と、このク
    ランプレベル期間検出部の検出信号に同期しライン毎に
    出力されるタイミング信号であって、MUSE信号のH
    D期間部分を切り出すゲート信号を生成するためのタイ
    ミング信号を出力するためのタイミング信号発生部と、
    を備えたことを特徴とする水平同期信号検出装置。
  2. 【請求項2】 MUSE信号のIF信号を直接サンプリ
    ングしたデータが、所定期間所定レベルの条件を満たす
    か否かを検出しクランプレベル期間であることを示す検
    出信号を出力するクランプレベル期間検出部と、このク
    ランプレベル期間検出部の検出信号に同期しライン毎に
    出力されるタイミング信号であって、MUSE信号のH
    D期間部分を切り出すゲート信号を生成するためのタイ
    ミング信号を出力するタイミング信号発生部と、を備え
    たことを特徴とする水平同期信号検出装置。
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