JP2563402B2 - 非標準信号検出回路 - Google Patents

非標準信号検出回路

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JP2563402B2
JP2563402B2 JP62302394A JP30239487A JP2563402B2 JP 2563402 B2 JP2563402 B2 JP 2563402B2 JP 62302394 A JP62302394 A JP 62302394A JP 30239487 A JP30239487 A JP 30239487A JP 2563402 B2 JP2563402 B2 JP 2563402B2
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はIDTV(Improved Television)等に使用され
る非標準信号(NTSC放送方式規格に合致しない信号)の
検出回路に関するものである。
従来の技術 近年、エレクトロニクス技術の進歩により、大容量メ
モリを家庭用映像機器に導入し、機能・性能の向上を図
ることが可能になってきた。例えば、IDTVにおけるフレ
ームメモリを用いた適応型YC分離である。その際に重要
なのは、非標準信号の扱かいである。家庭用の映像信号
源としては他種のものが、すでに存在し、それらの信号
源にも対応できるようにしないと、家庭用機器としては
成立しない(日経エレクトロニクス1987・10−19No.432
P.P.102〜105。)。IDTV以外でも、一般に、デジタル信
号処理は、規格に合った信号を対象とした場合に特有な
回路を構成する場合が、しばしばあり、規格外の信号が
入力された場合は、それを検出して、回路を切替える必
要があり、その点で、非標準信号の検出技術が重要にな
ってくる。本発明で取り上げるのは、フレーム間で、色
副搬送波の位相が反転していないような、非標準信号を
検出する回路技術についてである。
NTSC規格における、SC(色副搬送波の周波数),
(水平同期周波数),(垂直同期周波数)の相互
関係は、次式のように定められている。
したがって、の2周期期間(1フレーム期間)で
は、 となり、SCは半周期ずれた位相関係となっている。ID
TVにおけるフレーム・メモリによるくし形フィルタは、
この関係を利用して、フレーム間の複合ビデオ信号の和
によりY(輝度)信号を、差によりC(搬送色信号)を
各々分離する。
ところが、SCが、フレーム間で同相となっている信
号源が存在する。例えば、光方式ビデオ・ディスク・プ
レーヤーでスチル(静止画)モードにすると、ディスク
上の同一フレームをくり返して表示するシステムとなっ
ており、SCは、フレーム間で同相になる。このような
信号を、前述のフレーム・メモリによるくし形フィルム
に入力すると、Y信号は、色信号が倍増したものとな
り、C信号は出てこない。
したがって、非標準信号検出を行なって、ラインメモ
リによるくし形フィルタに固定する必要がある。
こうすれば、垂直ブランキング期間内で、一時的に画
像は乱れるが、実用上、問題のないYC分離を実現でき
る。
このような非標準信号を検出した従来例の文献として
昭和62年電子情報通信学会全国大会493「IDTVの非標準
信号検出方式」,日立家電研荒井他がある。
以下、図面を参照しながら、上述した従来の非標準信
号検出回路の一例について説明する。第4図は従来の非
標準信号検出回路のブロック図を示すものである。
第4図において、1は複合ビデオ信号の入力端子、2
は非標準判定出力端子、51はバースト抜き取り回路、52
は位相比較器、53はローパスフィルタ、54は電圧制御発
振器、55は増幅器、56は絶対値回路、57は電圧比較器、
58は基準電圧源、59は積分回路である。
以上のように構成された従来非標準信号検出回路につ
いて以下その動作について説明する。
まず、前段の回路は、いわゆるAPC(Automatic Phase
Coafrol)方式の色副搬送波発生回路で、複合ビデオ信
号の入力端子1からの信号から、バースト抜き取り回路
51でバースト信号を抜き取り、電圧制御発振器54の出力
と位相比較器52でその位相を比較し、その誤差信号出力
をローパスフィルタ53で電圧に変換して電圧制御発振器
54の発振を制御する。これにより、電圧制御発振器54の
出力には、複合ビデオ信号入力端子1の信号に含まれる
バースト信号に位相が合った色副搬送波が発生する。
前述のように、フレーム間でバースト信号の位相が同
相の信号を複合ビデオ信号入力端子1に入れた場合につ
いて、第5図のタイミング図を参照しながら説明する。
波形gは、電圧制御発振器54の出力、波形hはバース
ト抜き取り回路51の出力を各々示している。
時刻t0で、フレーム間のバースト位相が同相、つま
り、不連続な場合を示している。時刻t0以前は、バース
ト信号の位相(波形hに点線で示す。)は波形gとロッ
クして同相だが、時刻t0以降は、逆相になってしまう。
したがって位相比較器52の誤差信号出力の波形iに乱れ
が生じる。
この誤差信号出力(0.2Vp−p程度)を増幅器55で増
幅し、更に、乱れは正負両方向の場合があるので、絶対
値回路56で絶対値を取り、電圧比較器57で、基準電圧源
58の一定電位と比較し、積分回路59で、1フレーム期間
以上の判定出力に引き伸ばして非標準信号判定出力端子
2から非標準信号である旨を示す信号を出力する。
発明が解決しようとする問題点 しかし、上記のような構成では位相比較器の誤差電圧
出力の乱れが微小で、ノイズの多い信号での誤判定の問
題や、又、部品点数が多くなる等の問題点を有してい
た。
本発明は上記問題点に鑑み、より検出確度が高く、
又、デジタル化により、部品点数の少ない非標準信号検
出回路を提供することを目的とするものである。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明の非標準信号検出
回路は、複合ビデオ信号入力端子と、入力された複合ビ
デオ信号を1フレーム期間遅延させる1フレームメモリ
と、1フレームメモリの出力と前記複合ビデオ信号とを
入力とする加算器と、加算器の出力側に順に縦列に接続
されたバンドパスフィルター,絶対値回路,最大値検出
回路,データ抜取り回路,データ比較回路,時定数回路
とを備えたものである。
作用 上記構成によって複合ビデオ信号のフレーム和により
誤差検出を行なうため、フレーム間でバースト位相が同
相の場合は、バースト振巾が倍に又、標準信号の場合
は、バーストが除去されるという顕著な差をもって検出
でき、従来例のように、フレームの変わり目でのAPC電
圧の乱れの検出を行なうよりも、検出感度が高く、安定
した非標準信号検出の特性を得ることができる。
実 施 例 以下、本発明の一実施例の非標準信号検出回路につい
て図面を参照しながら説明する。第1図は、本発明の一
実施例における非標準信号検出回路のブロック図であ
る。
第1図において、1は複合ビデオ信号の入力端子、2
は非標準判定出力端子、3はクロック入力端子、4は水
平同期パルス入力端子、5は垂直同期パルス入力端子、
6は1フレームメモリ、7は加算器、8は色副搬送波を
抜き取るバンドパス・フィルター、8は排他的NORゲー
トにより構成される絶対値回路、10,11はD−フリップ
フロップ、12は最大値検出回路、13,14はパルスの位相
を遅延させる遅延回路、15はANDゲート、16はD−フリ
ップフロップ、17はデータ比較回路、18は基準値入力端
子、19,20はD−フリップ・フロップ、21はANDゲート、
22,23はDフリップ・フロップ、24はORゲートである。
以上のように構成された非標準信号検出回路につい
て、以下、第2図,第3図の波形図を参照しながら、そ
の動作を説明する。
まず、第3図は、複合ビデオ信号の入力端子1の波形
例で、バースト信号付近を拡大して示したものである。
標準信号の場合は、波形(e)の実線と点線との関係の
ようにフレーム間でバースト位相が反転しているため、
加算器7で、1フレームメモリ6の入出力の和をとる
と、バースト信号は除去されて、Y信号のみが出力され
る。一方、波形(f)のように、フレーム間でバースト
位相が同相な非標準信号の場合は、加算器7の出力に
は、バーストがそのまま残留する。
第2図の波形(a)は、非標準複合ビデオ信号が入力
された場合の加算器7の出力波形である。加算器7の出
力はバンドバスフィルター8で、色副搬送波成分が抽出
される。これが波形(b)である。そして、絶対値回路
9で、波形(b)の絶対値をとったのが、波形(c)で
ある。この波形(c)をD−フリップ・フロップ10,11
でクロック刻みに時間シフトする。このクロックは、14
MHz程度である。最大値検出回路12では、Dフリップ・
フロップ10,11によって作られた連続した3つのサンプ
リング・データのうちで最大のものを選択して出力す
る。バースト信号は3.58MHzなので、これにより、ピー
ク検波が行なわれ、波形(d)のような出力が得られ
る。
フリップ・フロップ16で、画面中央付近の、バースト
位置(波形dのP点)のデータだけを毎フィールド抜き
取る。そのタイミング・パルスは、水平同期パルス入力
端子4の入力を遅延回路13でバースト位置に遅延させた
パルスと、1水平周期巾の垂直同期パルス入力端子5の
入力を、遅延回路14により、画面中央付近に遅延させた
パルスの積をANDゲート15で取ることにより作成する。
画面中央付近のデータを捕捉するのは、垂直ブランキン
グ付近のデータは、クロックの乱れ等により、誤検出が
多いので、安定したデータのみを扱かう目的である。デ
ータ抜き取り用のD−フリップ・フロップ16の出力は、
データ比較回路17で、基準値入力端子18の値Kと比較す
る(波形(d)参照)。この基準値Kは、バースト信号
分が除去される標準信号と、バースト信号分が残る非標
準信号分とを判別しうるレベルであればよい。値K以上
の場合を非標準とし、データ比較回路17の出力にHレベ
ル信号を出力する。データ比較回路17の出力はDフリッ
プ・フロップ19,20,22,23とANDゲート21、ORゲート24で
構成された時定数回路に入力される。まず、ANDゲート2
1では、連続した3フィールド期間、データ比較回路17
の出力が「H」であった場合に、「H」を出力し、ORゲ
ート24は、例えば過去3フィールドの期間に1度でもAN
Dゲート21の出力が「H」になった場合は、非標準と判
定して、「H」を、非標準判定出力端子2に出力する。
垂直周期のデータ抜き取り用D−フリップ・フロップ16
と、ANDゲート21との動作により、単発生ノイズによる
誤動作は十分、除去できる。ORゲート24は、データ比較
回路17の出力が不安定な時などに、非標準判定出力端子
2の値が不安定になるのを防止する。
発明の効果 以上のように本発明によれば、入力された複合ビデオ
信号を1フレーム期間遅延させる1フレームメモリと、
この1フレームメモリの出力と前記複合ビデオ信号とを
入力する加算器と、加算器の出力以降に縦列に接続され
たバンドパスフィルター,絶対値回路,最大値検出回
路,データ抜取り回路,データ比較回路,時定数回路と
を設けることにより、フレーム間でバースト位相が不連
続な非標準信号の検出を、バースト信号のフレーム和に
よる高い検出感度で行え、検出以降の非標準判定も、ノ
イズ等の影響を除去できるような十分な時定数をもって
行える。また、フレーム間でバースト位相が不連続な非
標準信号が問題になるシステムでは、デジタルのフレー
ムメモリを、すでに、信号処理回路において使用してい
る場合が多く、共用化により、部品点数の増加なしに非
標準信号検出回路を構成できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における非標準信号検出回路
のブロック図、第2図,第3図は第1図に示した非標準
信号検出回路の各部の波形図、第4図は従来例における
非標準信号検出回路のブロック図、第5図は、第4図の
非標準信号検出回路のタイミング図である。 6……1フレームメモリ、7……加算器、8……バンド
パスフィルター、9……絶対値回路、12……最大値検出
回路、16……D−フリップ・フロップ、17……データ比
較回路、21……ANDゲート、22……ORゲート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−184082(JP,A) 特開 昭63−272194(JP,A) 特開 昭62−291282(JP,A) 特開 昭64−84983(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複合ビデオ信号入力端子と、入力された複
    合ビデオ信号を1フレーム期間遅延させる1フレームメ
    モリと、この1フレームメモリの出力と前記複合ビデオ
    信号を入力とする加算器と、この加算器の出力側に接続
    されたバンドパスフィルターと、このバンドパスフィル
    ターの出力の絶対値を得る絶対値回路と、この絶対値回
    路の出力の隣合う連続した3つ以上のサンプリング・デ
    ータのうちで最大のものを検出して出力する最大値検出
    回路と、1フィールド期間に1つのバースト位置の最大
    値検出回路出力データを捕捉するデータ抜取り回路と、
    このデータ抜取り回路の出力を一定値と比較し非標準側
    か標準側か判定して出力するデータ比較回路と、このデ
    ータ比較回路の出力が連続してNフィールド期間非標準
    側の場合を検出する回路ならびにその検出回路の検出出
    力がMフィールド期間に一度でも非標準側になった場合
    はその1フィールド期間を非標準と判定して出力する判
    定回路とにより構成された時定数回路とを備えたことを
    特徴とする非標準信号検出回路。
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