JPH069326U - 電気コードの通し具 - Google Patents
電気コードの通し具Info
- Publication number
- JPH069326U JPH069326U JP4622692U JP4622692U JPH069326U JP H069326 U JPH069326 U JP H069326U JP 4622692 U JP4622692 U JP 4622692U JP 4622692 U JP4622692 U JP 4622692U JP H069326 U JPH069326 U JP H069326U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- back plate
- flange portion
- peripheral edge
- electric cord
- threading tool
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
- Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
- Insulating Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 裏板の寸法に、かなりの範囲でばら付きがあ
っても、これに対応できるように、汎用性を与えた電気
コードの通し具を提供する。 【構成】 端面に切込付きの弾性膜(4)を有する筒状
部(1)の両端に形成した環状のフランジ部の、少なく
とも一方(2)に、他方の上記フランジ部(3)に向け
て弧状に湾曲させた断面形状の周縁(2A)を形成し、
この撓みの範囲で、裏板(6)の厚さの相違に対し、適
応性を発揮できる。
っても、これに対応できるように、汎用性を与えた電気
コードの通し具を提供する。 【構成】 端面に切込付きの弾性膜(4)を有する筒状
部(1)の両端に形成した環状のフランジ部の、少なく
とも一方(2)に、他方の上記フランジ部(3)に向け
て弧状に湾曲させた断面形状の周縁(2A)を形成し、
この撓みの範囲で、裏板(6)の厚さの相違に対し、適
応性を発揮できる。
Description
【0001】
本考案は、主として、照明器具、コンセント付きなどの学習机、コンピュータ 用作業机、その他の電気設備を備える家具における裏板などに取り付ける電気コ ードの通し具に関するものである。
【0002】
一般に、この種の電気コードの通し具は、ゴムなどの弾性体で構成され、コー ド単体、あるいは複数本のコードを束ねて通すための筒状部を備え、その筒状部 の両端に環状のフランジ部を形成するとともに、上記筒状部の端面に形成した弾 性膜に、中央から周縁に向けて放射状に延びる切込を形成した構造になっていて 、家具における裏板に形成した通孔に上記筒状部を嵌合し、上記フランジ部で裏 板の表裏面を弾持して、取り付けられるものであって、上記弾性膜でコードを上 記筒状部の中で支えるようになっている。
【0003】
この電気コードの通し具は、コード径、あるいは、コードの束の太さに応じて 数種類が用意され、その径あるいは太さの若干の相違は、弾性膜の撓みの具合で 調整できるので、かなりの汎用性を発揮できるが、対象となる家具の裏板の厚さ に対しては、寸法規格(フランジ部の間隔)が定まっていて、厚さの相違するも のに対しての汎用性が欠けている。しかも、使用現場では、裏板の厚さの相違も 然ることながら、裏板自体の寸法(厚さ)誤差もかなりあって、この点の融通が 必要である。
【0004】
本考案は上記事情に基いてなされたもので、裏板の寸法に、かなりの範囲でば ら付きがあっても、これに対応できるように、汎用性を与えた電気コードの通し 具を提供しようとするものである。
【0005】
このため、本考案の電気コードの通し具では、図示の実施例にも明らかにして いるように、筒状部(1)の両端に環状のフランジ部(2、3)を形成するとと もに、上記筒状部の端面に形成した弾性膜(4)に、中央から周縁に向けて放射 状に延びる切込(5)を形成した弾性体よりなる電気コードの通し具において、 少なくとも、一方の上記フランジ部(2)は、他方の上記フランジ部(3)に向 けて周縁(2A)を弧状に湾曲させた断面形状に形成されている。
【0006】
従って、家具の裏板(6)の通孔に、筒状部(1)を嵌合し、両フランジ部( 2、3)の間で裏板を挟持する場合、裏板が薄いと、一方のフランジ部(2)の 周縁の撓みが少なくてすみ、それでいて、必要な挟持力を確保するだけの弾性を 働かせることができ、また、裏板が厚くても、或る程度の範囲では、フランジ部 (2)の周縁が撓んで、両フランジ部の間隔を広げ、通し具としての適応性を発 揮できる。
【0007】
以下、本考案を図示の実施例に基いて具体的に説明する。ここに示される電気 コードの通し具は、全体として、加硫ゴム、合成ゴムなどの弾性体で構成されて おり、例えば、円、楕円などの断面形状(この実施例では円断面形状)をなした 、比較的短い筒状部1を具備し、その両端に環状のフランジ部2、3を形成する とともに、上記筒状部1の一方の端面に形成した弾性膜4に、中央から周縁に向 けて放射状に延びる切込5を形成し、多数の三角形状の舌片4Aを形成したもの で、特に、本考案では、少なくとも、一方のフランジ部2は、他方の上記フラン ジ部3に向けて周縁2Aを弧状に湾曲させた断面形状に形成されている。特に、 この実施例では、フランジ部2は、その周縁2Aに向けて、厚さが漸進的に薄く なる、ひれ状の断面形状になっている。また、フランジ部3は、弾性変形量が比 較的少ない支持構造になるように、かなりの厚さに形成されている。
【0008】 このような構成では、フランジ部2の周縁2Aと、これに対向するフランジ部 3の面との間隙寸法はtであり、これは、フランジ部2の根元部2B内側面と、 上記フランジ部3の対向面との間隙寸法Tに対して、T>tの関係を確保してい る。従って、家具の裏板6が、その厚さTB が、T>TB >tの範囲のものであ れば、上述の通し具を適用することができる。すなわち、裏板6が比較的薄い場 合には、図4に示すように、フランジ部2の周縁2Aの撓みが少ない状態で、裏 板6を両フランジ部2、3の間に弾性的に挟持し、また、裏板6が比較的厚い場 合には、図5に示すように、周縁2Aの撓みが大きい状態で、裏板6を両フラン ジ部2、3の間に弾性的に挟持することができる。従って、幾種類かの厚さの裏 板に対して、本考案の通し具を適用でき、また、裏板寸法に若干のばら付きがあ っても、これを許容する状態で、通し具を採用できる。
【0009】 なお、この実施例では、フランジ部2の周縁2Aの先端が薄くなっているため 、裏板6に良く密接するので、通し具の取付け時における気密性を保つことがで きる。また、この実施例では、一方のフランジ部2の周縁2Aのみを、対向する フランジ部3に向けて湾曲するように形成しているが、他方のフランジ部3につ いても、同じく、その周縁を、対向するフランジ部2に向けて湾曲するように形 成しても良い。これによって、家具の裏板の厚さに対する許容範囲が拡大され、 通し具としての汎用性が高められる。
【0010】
本考案は、以上詳述したようになり、筒状部の両端に環状のフランジ部を形成 するとともに、上記筒状部の端面に形成した弾性膜に、中央から周縁に向けて放 射状に延びる切込を形成した弾性体よりなる電気コードの通し具において、少な くとも、一方の上記フランジ部は、他方の上記フランジ部に向けて周縁を弧状に 湾曲させた断面形状に形成されているので、裏板の厚さにばら付きがあっても、 或る程度の範囲では、上記フランジ部が撓んで、両フランジ部の間隔を広げて適 応でき、通し具としての汎用性を発揮できるという実用上の効果が得られる。
【図1】本考案の一実施例を示す斜視図である。
【図2】同じく、正面図である。
【図3】同じく、横断平面図である。
【図4】上記実施例の使用態様を示す横断平面図であ
る。
る。
【図5】上記実施例の別の使用態様を示す横断平面図で
ある。
ある。
1 筒状部 2、3 フランジ部 2A 周縁 2B 根元部 4 弾性膜 4A 舌片 5 切込 6 裏板
Claims (1)
- 【請求項1】 筒状部の両端に環状のフランジ部を形成
するとともに、上記筒状部の端面に形成した弾性膜に、
中央から周縁に向けて放射状に延びる切込を形成した弾
性体よりなる電気コードの通し具において、少なくとも
一方の上記フランジ部は、他方の上記フランジ部に向け
て周縁を弧状に湾曲させた断面形状に形成されているこ
とを特徴とする電気コードの通し具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4622692U JPH069326U (ja) | 1992-07-02 | 1992-07-02 | 電気コードの通し具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4622692U JPH069326U (ja) | 1992-07-02 | 1992-07-02 | 電気コードの通し具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH069326U true JPH069326U (ja) | 1994-02-04 |
Family
ID=12741201
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4622692U Pending JPH069326U (ja) | 1992-07-02 | 1992-07-02 | 電気コードの通し具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH069326U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014128134A (ja) * | 2012-12-27 | 2014-07-07 | Nakanishi Metal Works Co Ltd | グロメット |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5484710A (en) * | 1977-12-19 | 1979-07-05 | Teac Corp | Reel drive type cassette magnetic tape feeder |
JPS56137257A (en) * | 1980-03-31 | 1981-10-27 | Sony Corp | Measuring device of dropout depth |
JPS58159601A (ja) * | 1982-03-17 | 1983-09-22 | Toshiba Corp | 電気車の補機装置 |
JPS59150034A (ja) * | 1983-02-16 | 1984-08-28 | Tanaka Kikinzoku Kogyo Kk | 刷子用摺動接点材料 |
JPS61157348A (ja) * | 1984-12-28 | 1986-07-17 | エクソン リサ−チ アンド エンヂニアリング コムパニ− | マンガン硫化物助触媒されるモリブデン又はタングステン硫化物担持触媒の製造方法 |
JPH0251784B2 (ja) * | 1981-10-06 | 1990-11-08 | Dba Sa |
-
1992
- 1992-07-02 JP JP4622692U patent/JPH069326U/ja active Pending
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Cited By (1)
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JP2014128134A (ja) * | 2012-12-27 | 2014-07-07 | Nakanishi Metal Works Co Ltd | グロメット |
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