JP2017212086A - 取付補助部材、器具設置構造及び器具の設置方法 - Google Patents

取付補助部材、器具設置構造及び器具の設置方法 Download PDF

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Abstract

【課題】天井材の厚み及び突条に対応し、天井材に穿設した取付孔への器具の取着を補助するための取付補助部材を提供する。【解決手段】取付補助部材100は、天井材11に穿設された取付孔12に連通する透孔101bを形成し、天井材101裏面側から取付孔12周縁に当接する当接部102を有し、器具15の挟持部18により天井材11とともに挟持される厚みを有する本体部101と、当接部102が取付孔12周縁に当接した状態で、天井材11に裏面側に凸設された突条13を回避すべく当接部102の一部に凹設された回避凹部108とを備える【選択図】図1

Description

本発明は、天井材に穿設した取付孔への器具の取着を補助するための取付補助部材、該取付補助部材を介して器具が天井材に固定された器具設置構造、及び、該取付補助部材を用いて器具を設置する方法に関する。
一般的に、ダウンライトなどの器具を天井材の取付孔に取り付けるには、取付孔に器具を挿入し、器具の一部を天井裏に配置した上で器具の取付金具(例えば、板バネ)と器具の一部(例えば、鍔部)とで天井材を厚み方向に挟持することにより、器具を天井材の取付孔に取り付ける。しかしながら、取付孔周縁における天井材の形状、厚み、材質等が多岐に亘っている。そして、器具が天井材(取付孔周縁)の形状等に対応していない場合、器具の天井材への取り付けを補助する取付補助部材が用いられる。
例えば、特許文献1は、天井材の取付孔の内側縁の状態にかかわらず、天井材の取付孔に対してダウンライト器具を取り付けるためのダウンライト器具の取付補助部材を開示する。特許文献1において、ダウンライト器具の器具本体(10)は、筐体(12)の開口部外縁外周に設けられた外鍔(14)と、筐体(12)の外側に上広がりの角度に設置された一対の取付バネ(16a,16b)を有し、中空の内部にランプ(15)が取り付けられる。取付補助板(30)は、中央に筐体(12)が挿通可能な透孔(32)が形成され、天井材の厚み以上の幅(w)にわたって切除された切除部(34)を有する略C型形状に形成されている。そして、器具本体(10)を天井材(18)に固定するには、まず、取付補助板(30)を天井材(18)の取付孔(20)に挿入し、裏側取付部(18b)に固定する。次に、器具本体(10)を、取付バネ(16a,16b)を筐体(12)側に押して撓ませた状態で取付孔(20)及び透孔(32)に押し込む。そして、取付孔(20)及び透孔(32)に挿通した取付バネ(16a,16b)が外方向に復帰して取り付けが完了する。なお、()内に特許文献1の符号を示した。
特開2009−140650号公報
しかしながら、例えば、天井材がスパンドレルのような薄厚の材料で構成された場合、ダウンライト器具の取付バネで天井材を十分に挟持することができない。そして、従来技術の取付補助板を取付バネと天井材裏面との間に介在させたとしても、取付補助板が薄板状に形成されているので、天井厚と取付補助板の厚みの合計が器具の取付バネで十分に挟持可能な厚みには足りず、器具を天井材にしっかりと固定できない。また、天井材にスパンドレルを採用した場合、図6のように、天井材に裏面側に複数の突条が突出形成されることが多い。このような天井材に対して特許文献1の取付補助板を用いようとしても、取付補助板の裏面が突条に干渉して取付孔周縁に載置できないため、器具の取り付けを補助することができない。すなわち、従来の取付補助部材は、肉薄であり且つ突条が裏面側に突出形成された天井材への器具の取り付けに対応していないことが問題であった。
本発明の目的は、天井材の厚み及び突条に対応し、天井材に穿設した取付孔への器具の取着を補助するための取付補助部材、該取付補助部材を介して器具が天井材に固定された器具設置構造、及び、該取付補助部材を用いて器具を設置する方法を提供することにある。
請求項1に記載の取付補助部材は、裏面側に1又は複数の突条を有する天井材に穿設された取付孔に対して、前記天井材を厚み方向に挟持するための挟持部を有する器具を取り付けることを補助する取付補助部材であって、
前記取付孔に連通する透孔を形成し、前記天井材裏面側から前記取付孔周縁に当接する当接部を有し、前記挟持部により前記天井材とともに挟持される厚みを有する本体部と、
前記当接部が前記取付孔周縁に当接した状態で、前記突条を回避すべく前記当接部の一部に凹設された回避凹部と、
を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の取付補助部材は、請求項1に記載の取付補助部材において、前記本体部は、前記取付孔を取り囲むように環状を形成し、
前記回避凹部は、前記透孔を隔てて対向する少なくとも2箇所に設けられていることを特徴とする。
請求項3に記載の取付補助部材は、請求項1又は2に記載の取付補助部材において、前記本体部は、前記天井材表面側から前記取付孔を通過させて前記天井材裏面側へと配置可能に構成されていることを特徴とする。
請求項4に記載の取付補助部材は、請求項3に記載の取付補助部材において、前記本体部は、2つの分割体を組み合わせてなり、前記各分割体の位置を相対的に変位させることにより、前記本体部が前記取付孔周縁に当接可能である第1形態と前記取付孔を通過可能な第2形態とに相互に変形可能であることを特徴とする。
請求項5に記載の取付補助部材は、請求項4に記載の取付補助部材において、前記少なくとも2つの分割体は、ヒンジにより連結されていることを特徴とする。
請求項6に記載の取付補助部材は、請求項5に記載の取付補助部材において、前記少なくとも2つの分割体は、前記ヒンジを軸に回動して折り畳まれることで第2形態に変形し、折り畳まれた状態で互いに摩擦係合する係合部を備えることを特徴とする。
請求項7に記載の器具設置構造は、裏面側に凸設された1又は複数の突条、及び、前記突条を切り欠くように穿設された取付孔を有する天井材と、
前記天井材を厚み方向に挟持する挟持部を有し、前記取付孔を介して前記天井材に固定された器具と、
前記天井材裏面側に配置され、前記挟持部によって前記天井材とともに挟持された取付補助部材と、を備えてなり、
前記取付補助部材は、
前記取付孔に連通する透孔を形成し、前記天井材裏面側から前記取付孔周縁に当接する当接部を有し、前記挟持部により前記天井材とともに挟持される厚みを有する本体部と、
前記当接部の一部に凹設された回避凹部と、を備え、
前記回避凹部内に前記突条が収容され、前記取付補助部材が前記突条を跨ぐように配置され、前記当接部が前記取付孔周縁に当接していることを特徴とする。
請求項8に記載の方法は、裏面側に凸設された1又は複数の突条及び前記突条を切り欠くように穿設された取付孔を有する天井材に対して、前記天井材を厚み方向に挟持する挟持部を有する器具を前記取付孔を介して固定する方法であって、
前記取付孔に連通する透孔を形成し、前記取付孔周縁に当接する当接部を有する本体部と、前記当接部の一部に凹設された回避凹部とを備える取付補助部材を準備する工程と、
前記取付孔を介して前記取付補助部材を前記天井材表面側から前記天井材裏面側へと挿入し、前記天井材裏面側から前記当接部を前記取付孔周縁に当接させるとともに、前記回避凹部を介して前記突条を跨がせるように、前記取付補助部材を配置する工程と、
前記器具を前記天井材表面側から挿入し、前記挟持部に前記天井材とともに前記取付補助部材の前記本体部を挟持させて、前記天井材に器具を固定する工程と、
を含むことを特徴とする。
請求項9に記載の方法は、請求項8に記載の方法において、前記当接部を前記天井材の前記取付孔周縁に対して両面テープにより貼着する工程をさらに含むことを特徴とする。
本発明の請求項1に記載の取付補助部材によれば、本体部は、当接部が天井材の取付孔周縁に当接した状態で、器具の挟持部により天井材とともに挟持され得る厚みを有している。つまり、天井材の厚みと本体部の厚みの合計が器具の挟持部により挟持可能な厚みに達するように、本体部の厚みが定められている。これにより、天井材の厚みによらずに、取付補助部材を介して器具を天井材に取り付け可能となる。また、当接部の一部に回避凹部が凹設されていることにより、当接部を取付孔周縁に当接させた状態で天井材の突条を回避するように、本体部を取付孔周縁に載置することが可能となる。よって、本発明の取付補助部材を用いることで、突条を有する天井材に対して器具を取り付けることが可能である。すなわち、本発明の取付補助部材は、薄厚であり且つ突条が裏面側に突出形成された天井材への器具の取り付けを確実に補助するものである。
請求項2に記載の取付補助部材によれば、請求項1の発明の効果に加えて、回避凹部が透孔を隔てて対向する少なくとも2箇所に設けられていることにより、直状の突条を跨ぐように取付補助部材を取付孔周縁上に載置可能である。
請求項3に記載の取付補助部材によれば、請求項1又は2の発明の効果に加えて、本体部が天井材表面側から取付孔を通過させて天井材裏面側へと配置可能であることにより、器具の取付作業が容易となる。
請求項4に記載の取付補助部材によれば、請求項3の発明の効果に加えて、少なくとも2つの分割体の各分割体の位置を相対的に変位させて本体部を変形させることで、本体部を簡単に取付孔に通過させることができる。
請求項5に記載の取付補助部材によれば、請求項4の発明の効果に加えて、複数の分割体がヒンジにより連結されていることにより、分割体を分離することなく容易に変形させることが可能である。
請求項6に記載の取付補助部材によれば、請求項5の発明の効果に加えて、係合部によって複数の分割体が折り畳み状態で互いに摩擦係合することにより、折り畳み状態を簡易的に維持することが可能である。すなわち、天井材表面側から取付孔を挿通する際には摩擦係合によって取付補助部材を第2形態に維持し、天井材裏面側で摩擦係合を解除して取付補助部材を第2形態から第1形態へと簡単に変形することが可能である。これにより、天井材への器具の取り付けの作業性が改善される。
請求項7に記載の器具設置構造によれば、本体部は、当接部が天井材の取付孔周縁に当接した状態で、器具の挟持部により天井材とともに挟持され得る厚みを有している。つまり、天井材の厚みと本体部の厚みの合計が器具の挟持部により挟持可能な厚みに達するように、本体部の厚みが定められている。これにより、本器具設置構造では、天井材の厚みによらずに、取付補助部材を介して器具が天井材に安定的に取り付けられている。また、当接部の一部に回避凹部が凹設されていることにより、当接部を取付孔周縁に当接させた状態で天井材の突条を回避するように、本体部が取付孔周縁に載置されている。すなわち、本発明の器具設置構造では、取付補助部材を介して、突条を有する天井材に対して器具が安定的に取り付けられている。
請求項8に記載の方法によれば、本体部は、当接部が天井材の取付孔周縁に当接した状態で、器具の挟持部により天井材とともに挟持され得る厚みを有している。つまり、天井材の厚みと本体部の厚みの合計が器具の挟持部により挟持可能な厚みに達するように、本体部の厚みが定められている。これにより、天井材の厚みによらずに、取付補助部材を介して器具を天井材に取り付け可能となる。また、当接部の一部に回避凹部が凹設されていることにより、当接部を取付孔周縁に当接させた状態で天井材の突条を回避するように、本体部を取付孔周縁に載置することが可能となる。これにより、本発明の方法を用いることで、突条を有する天井材に対して器具を取り付けることが可能である。すなわち、本発明の方法は、薄厚であり且つ突条が裏面側に突出形成された天井材への器具の取り付けをより確実に実現可能とするものである。
請求項9に記載の方法によれば、請求項8の発明の効果に加えて、当接部を天井材の取付孔周縁に対して両面テープにより貼着することにより、取付補助部材を所定位置に確実に固定することが可能である。
本発明の一実施形態の取付補助部材の(a)上から見た概略斜視図、及び、(b)下から見た概略斜視図。 図1の取付補助部材の(a)平面図、(b)正面図、(c)側面図、及び(d)底面図。 図2の取付補助部材の(a)A−A断面図及び(b)B−B断面図。 図1の第1形態から折り畳まれた第2形態の取付補助部材の(a)上から見た概略斜視図、及び、(b)下から見た概略斜視図。 図4の取付補助部材の(a)平面図、(b)正面図、(c)側面図、及び(d)底面図。 本実施形態の天井材の概略斜視図。 本実施形態のダウンライト器具の(a)上から見た概略斜視図、及び、(b)下から見た概略斜視図。 本発明の一実施形態の器具設置構造の概略斜視図。 図8の器具設置構造の平面図。 図9の器具設置構造のC−C概略断面図。 図9の器具設置構造のD−D概略断面図。 一実施形態の取付補助部材を用いてダウンライト器具を天井材の取付孔に対して設置する方法の各工程を示す模式図であって、(a)取付補助部材を天井材表面側から裏面側へと移動させる工程及び(b)取付補助部材を取付孔周縁に対して設置する工程を示す。 一実施形態の取付補助部材を用いてダウンライト器具を天井材の取付孔に対して設置する方法の一工程を示す模式図であって、取付孔周縁に取付補助部材を設置した天井材に対してダウンライト器具を取り付ける工程を示す。 本発明の変形例の取付補助部材の(a)上から見た概略斜視図、(b)下から見た概略斜視図、及び、(c)該取付補助部材を取付孔に通過させる工程を示す図。 本発明の変形例の取付補助部材の(a)上から見た概略斜視図、及び(b)下から見た概略斜視図。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、以下の説明において参照する各図の形状は、好適な形状寸法を説明する上での概念図又は概略図であり、寸法比率等は実際の寸法比率とは必ずしも一致しない。つまり、本発明は、図面における寸法比率に限定されるものではない。
本発明の一実施形態の取付補助部材100は、天井材に穿設された取付孔に対する器具の取付を補助するように構成されている。より具体的には、取付補助部材100は、図6に示すような、裏面側に複数の突条13を有する天井材11に穿設された取付孔12に対してダウンライト器具15(図7参照)を取り付けることを補助する。そして、本実施形態において、取付補助部材100を用いて天井材11の取付孔12にダウンライト器具15を設置した構造を器具設置構造10(図8乃至図10参照)と称する。
まず、図1乃至図5を参照して、取付補助部材100を詳細に説明する。図1(a),(b)は、一実施形態の取付補助部材100の上方から見た斜視図及び下方から見た斜視図である。図2(a)〜(d)は、取付補助部材100の平面図、正面図、側面図及び底面図である。図3(a),(b)は、取付補助部材100のA−A断面図、B−B断面図である。図4(a),(b)は、折り畳み変形した形態の取付補助部材100の上方から見た斜視図及び下方から見た斜視図である。図5(a)〜(d)は、折り畳み変形した形態の取付補助部材100の平面図、正面図、側面図及び底面図である。
図1乃至図3に示すとおり、取付補助部材100は、平面視円環状に形成された本体部101と、該本体部101の一部に凹設された回避凹部108とを備える。本体部101は、一対のC字状又は半円弧状の分割体101a1,101a2が接合することで円環状に構成されている。また、本体部101は、円環の内側に天井材11の取付孔12(図6参照)に連通する透孔101bを形成する。
該本体部101の下面には、天井材11裏面側から取付孔12周縁に当接する当接部102が設けられている。すなわち、当接部102が取付孔12周縁に当接可能であるように、本体部101の外径は少なくとも取付孔12内径よりも大きい。本実施形態では、本体部101(透孔101b)の内径と、取付孔12の内径とがほぼ等しくなるように定められている。該本体部101の上面には、ダウンライト器具15の弾性片18(図7参照)を受けるための受け部103が設けられている。また、本体部101の外周側面から複数の張り出し部107が突出している。作業者は該張り出し部107を把持して取付補助部材100を操作可能である。本実施形態では、一方の分割体101a1に2つの張り出し部107が設けられ、他方の分割体101a2に1つの張り出し部107が設けられている。そして、各張り出し部107下面と(該張り出し部107に連設された)当接部102下面の一部とによって比較的広い平坦部位111が形成されている。該平坦部位111は、取付補助部材100を取付孔12周縁に固定するための固定手段の配置スペースとして活用可能である。特には、張り出し部107の張り出しによって、両面テープの貼着面を比較的広く確保することができる。また、一方の分割体101a1の2つの張り出し部107の間において、本体部101の内周面が切り欠かれて本体部101がL字断面をなしている。本体部101のL字断面部分の受け部103側の壁部は、作業者にとってつまみ易く、つまみ部112として機能し得る。
そして、本体部101は、ダウンライト器具15の挟持部(鍔部17、弾性片18)により天井材11とともに挟持される厚み(当接部102と受け部103との距離)を有するように構成されている。この本体部101の厚み(本実施形態では約10mm)は、後述のダウンライト器具15の挟持部によって挟持可能な厚みとほぼ等しいか、又は、それよりも大きく定められることが好ましい。しかしながら、本体部101及び天井材11の厚みの合計が、挟持部で挟持又は挟圧可能な板材の厚みを少なくとも超えていればよい。すなわち、本発明の本体部101の厚みは、天井材の厚みと挟持部で挟持可能な厚みに基づいて適宜設定され得る。
また、取付補助部材100には、当接部102が取付孔12周縁に当接した状態で、突条13を回避すべく当接部102の一部に凹設された回避凹部108が形成されている。回避凹部108は、本体部101の周方向において当接部102と隣接して形成されているとともに、透孔101bを隔てて対向する2箇所に設けられている。つまり、本実施形態では、1本の突条13を跨ぐことが可能であるように、直線上に整列した一対の回避凹部108が設けられている。該回避凹部108は、本体部101の周方向に所定長さで延在する上壁108aと、該上壁108aの両端から延びるように本体部101の厚み方向に所定高さで延在する一対の対向する側壁108bとによって略矩形状の凹みとして定められている。上壁108aは、本体部101の厚みと比べて肉薄であり、受け部103上面から上方に隆起するように形成されている。また、該上壁108aは三角形状のリブ108cによって受け部103上面と連結されている。すなわち、回避凹部108は、本体部101の周方向に沿って所定長さで延在し、その長さは天井材11の突条13の幅よりも大きく定められている。また、回避凹部108は、当接部102から所定の高さで上方に後退し、その高さは天井材11の突条13の高さよりも大きく定められている。すなわち、取付補助部材100は、回避凹部108を介して突条13を跨いで天井11裏面に載置可能に構成されている。
本体部101を構成する一対の分割体101a1,101a2は、ヒンジ部104を介して回動式に連結されてなる。そして、本体部101は、取付孔12周縁に当接可能である第1形態(図1〜図3の形態)から各分割体101a,101a2の相対位置を変位させることにより、取付孔12を通過可能な第2形態(図4〜図5の形態)に変形可能である。すなわち、環状の本体部101の外径が取付孔12の内径よりも大きいので、環状の第1形態では取付孔12を通過できない。それ故、取付補助部材100を取付孔12に通過させる際に第2形態が選択され得る。
詳細には、ヒンジ部104が、本体部101において回避凹部108が形成された位置に設けられている。該ヒンジ部104は、回避凹部108を定める上壁108aの略中央を径方向に横断する溝である。また、ヒンジ部104の溝は、下面側(当接部102側)に開放又は凹設されている。そのため、一対の分割体101a1,101a2は、上面(受け部103)が互いに近接する方向に優先的に回動可能である。そして、上壁108aにおけるヒンジ部104の両側には、係合凸部105と係合凹部106が設けられている。係合凸部105は上壁108aから隆起した突起であり、係合凹部106は、係合凸部105を嵌合可能な孔又は凹みである。係合凸部105及び係合凹部106は、ヒンジ部104を中心とした対称位置にそれぞれ配置されている。
そして、図1乃至図3に示した環状の第1形態から一対の分割体101a1,101a2を折り畳むように回動させると、取付補助部材100は、図4及び図5に示すようなC字状の第2形態に変形する。第2形態では、一対の分割体101a1,101a2がヒンジ部104を境に折り畳まれており、各分割体101a1,101a2の受け部103上面が略平行に対向しているとともに上壁108a上面が当接している。このとき、係合凸部105が係合凹部106に摩擦係合している。この嵌合による摩擦力によって第2形態が簡易的に維持されている。このような摩擦による係合凸部105及び係合凹部106の嵌合は簡単に解除することができるので、取付補助部材100は第2形態から第1形態へと簡単に変形可能である。
次に、図6を参照して、本実施形態の器具設置構造10を構成する天井材11の構造を説明する。本実施形態の天井材11は、一般的にスパンドレルと呼ばれる金属板からなり、比較的薄く形成されている。この天井材11の厚み(本実施形態では約1mm)は、後述のダウンライト器具15の挟持部(鍔部17、弾性片18)によって挟持可能な厚みよりも大幅に薄い。また、天井材11には、裏面側に凸設された複数の(1つでもよい)突条13が設けられている。複数の突条13は等間隔で略平行に延伸している。各突条13は、鋼板を屈曲されることにより形成されたものであり、天井材11の見栄えや強度を改善する。そして、この突条13は、長手方向に一様な断面を有し、その横断面において所定の幅及び高さでコ字状に形成されてなる。さらに、天井材11には、ダウンライト器具15を設置するための複数の取付孔12が穿設されている。各取付孔12は、突条13の幅方向中央を中心とする円形の孔として形成されている。つまり、取付孔12は、1本の突条13を切り欠くように穿設されている。本実施形態の天井材11では、取付孔12の直径が突条13の幅よりも大きく、尚且つ、取付孔12の半径が突条13の中心間距離よりも小さい。そのため、取付孔12は、隣接する突条13に及ばずに、1本の突条13を分断するように形成されている。
図7を参照して、本実施形態の器具設置構造10を構成するダウンライト器具15の構造を説明する。図7に示すように、ダウンライト器具15は、LED電球などの電灯を内装する器具本体16と、該器具本体16の下面(照光側端面)から側方に張り出した環状の鍔部17とを備える。そして、器具本体16における鍔部17の裏面側基端から一対の板バネ状の弾性片18が側方に延び出ている。弾性片18は、鍔部17に近接する角度で延在しており、鍔部17と離隔する方向(上方)に弾性変形可能である。離隔方向に弾性変形した弾性片18と、鍔部17とで所定厚の板材(天井材11の取付孔12周縁)を弾性力によって挟み込んで挟持することが可能である。すなわち、鍔部17及び弾性片18が協働して挟持部として機能する。本実施形態では、挟持部(鍔部17、弾性片18)で実用的に挟持又は挟圧可能な板材の厚みは、少なくとも約9mmであり、本体部101を挟持可能である。なお、ここで説明したダウンライト器具15は、器具の例示にすぎず、挟持部で板材を挟持するタイプの一般的な器具又は照明器具であれば、その形状・形態は問わない。また、挟持部の弾性片は板バネに限定されず、爪などの非弾性の部材であってもよい。さらに、「挟持」の方向も必ずしも天井材11に対して垂直な方向に限定されず、器具の挟持部が外方に広がるようにして挟持圧がかかるタイプのものでもよい。
次いで、図8乃至図11を参照して、本実施形態の取付補助部材100を用いてダウンライト器具15を天井材11の取付孔12に設置した器具設置構造10について説明する。図8は、器具設置構造10の概略斜視図である。図9は、器具設置構造10の平面図である。図10は、器具設置構造10のC−C概略断面図である。図11は、器具設置構造10の概略D−D断面図である。なお、概略断面図において、説明の便宜上、ダウンライト器具15の器具本体16内部を断面として表していない。
図8及び図9に示すとおり、器具設置構造10では、天井材11の取付孔12にダウンライト器具15の器具本体16が収容されている。また、環状の取付補助部材100が天井材11裏面上に載置されている。このとき、該取付補助部材100は、突条13に跨がるようにして配置されている。そして、ダウンライト器具15の一対の弾性片18と鍔部17とによって、天井材11と取付補助部材100が挟持されることにより、ダウンライト器具15が天井材11に設置されている。
より具体的には、図10に示すように、天井材11表面に鍔部17上面が当接した状態で器具本体16の筐体上部が天井材11裏面側へと延び出ている。他方、取付補助部材100の当接部102が取付孔12周縁に天井材11裏面から当接している。このとき、取付補助部材100の透孔101bと取付孔12とが連通し、その中心及び内周縁がほぼ合致している。本実施形態では、取付補助部材100は、当接部102の一部に設けられた両面テープ(図示せず)を介して取付孔12周縁に固着されている。そして、弾性片18が鍔部17上面から取付孔12を通って天井材11裏面側へと延び出ている。弾性片18は、少なくとも取付補助部材100の受け部103に当接して上方(天井材裏面側)に弾性変形している。つまり、弾性片18は図7の初期状態から上方に回動するように弾性変形している。そして、弾性片18の弾性復帰力が受け部103に作用することにより、鍔部17と弾性片18とによって天井材11(取付孔12周縁)及び取付補助部材100(本体部101)が併せて挟持されている。すなわち、器具設置構造10では、本体部101の厚みによって天井材11の厚みがかさ増しされることにより、弾性片18による弾性力が十分に発揮されている。換言すれば、天井材11の厚みだけでは弾性片18の弾性変形が不十分となり、取付補助部材100なしでは天井材11を鍔部17及び弾性片18でしっかりと挟持することができない。その結果、ダウンライト器具15が天井材11の取付孔12に対して安定的に取り付けられている。
また、ダウンライト器具15は、天井材11裏面側に突出する突条13を分断する取付孔12に対して取り付けられている。すなわち、取付孔12周縁には、取付孔12を隔てて対向する2箇所において突条13が形成されている。他方、取付補助部材100には、透孔101bを隔てて対向する2箇所において、当接部102から回避凹部108が凹設されている。図11に示すように、直状の突条13が、直線上に整列した一対の回避凹部108を通過することにより、当接部102が取付孔12周縁に当接している。換言すると、一対の回避凹部108に突条13が収容されることで、突条13を跨ぐようにして取付補助部材100が取付孔12周縁に安定的に固着されている。
続いて、図12及び図13を参照して、本実施形態の器具設置構造10を構築する方法、すなわち、天井材11を厚み方向に挟持する挟持部を有するダウンライト器具15を取付孔12を介して固定する方法を説明する。
まず、取付補助部材100を準備し、図12(a)に示すように、天井材11表面側で取付補助部材100を折り畳んで第2形態へと変形させる。具体的には、ヒンジ部104を中心として、受け部103が近接する方向に一対の分割体101a,101aを相対的に回動させ、係合凸部105及び係合凹部106を摩擦嵌合させることによって本体部101を折り畳む。次に、張り出し部107又はつまみ部112を把持しつつ、取付孔12を介してC字状に変形した取付補助部材100を天井材11表面側から裏面側へと挿入する。このとき、つまみ部112をつまんで、取付補助部材100を天井材11裏面に挿入配置することが好ましい。すなわち、張り出し部107下面の平坦部位111に両面テープが予め設けられている場合、つまみ部112を活用することで、作業者が両面テープを触って汚したりして、接着力を低下させることを防止できる。なお、取付補助部材100の本体部101の外径は取付孔12の径よりも大きいが、このように半分に折り畳むことにより、取付補助部材100を天井材11裏面側へと簡単に配置することができる。また、第2形態の取付補助部材100は比較的コンパクトであるので、天井材11裏面側での取り回しが容易である。
次に、図12(b)に示すように、係合凸部105及び係合凹部106の摩擦係合を解除し、天井材11裏面側で取付補助部材100を第2形態から展開して第1形態へと変形させ、回避凹部108を介して突条13を跨ぐように取付補助部材100を取付孔12周縁上に配置する。好ましくは、取付補助部材100を折り畳んだ状態で、一方の分割体101a1を取付孔12周縁の突条13を境とした一方側に両面テープで固着した上で、張り出し部107を把持しつつ取付補助部材100を第1形態に変形させ、他方の分割体101a2を取付孔12周縁の突条13を境とした他方側に両面テープで固着する。これにより、回避凹部108に突条13を収容するとともに取付孔12及び透孔101bを合致させて、取付補助部材100を取付孔12周縁上に簡単に固着することができる。なお、位置固定手段として両面テープ(貼着)の代わりに、磁石(磁着)を採用してもよい。こうして、天井材11裏面に取付補助部材100を設置して取付孔12周縁の厚みをかさ増しすることができる。
そして、図13に示すように、取付孔12及び透孔101bに向けて天井材11表面側から(図示しないが、電源等に配線された)ダウンライト器具15を差し込む。具体的には、器具本体16上部を取付孔12に差し込む際、弾性片18を上方及び内方に弾性変形させることにより、弾性片18を取付孔12周縁に当接させずに器具本体16を取付孔12に通過させることができる。そして、ダウンライト器具15の鍔部17上面が天井材11表面に当接するまで器具本体16を差し込むと、弾性片18が下方に部分的に回動して受け部103に当接する。このとき、弾性片18はまだ弾性変形した状態にあるため、弾性片18が受け部103を下方に付勢している。このようにして、弾性片18と鍔部17とに天井材11及び取付補助部材100を挟持させることで、ダウンライト器具15を天井材11の取付孔12に対して設置することができる。なお、ここで説明した方法は、一例にすぎず、当業者であれば、各工程の順序を入れ替え、又は、状況に応じて不要な工程を省略又は変更することも可能である。
以下、本発明に係る一実施形態の取付補助部材100の作用効果について説明する。
本実施形態の取付補助部材100によれば、本体部101は、当接部102が天井材11の取付孔12周縁に当接した状態で、ダウンライト器具15の挟持部17,18により天井材11とともに挟持され得る厚みを有している。つまり、天井材11の厚みと本体部101の厚みの合計がダウンライト器具15の挟持部17,18により挟持可能な厚みに達するように、本体部101の厚みが定められている。これにより、天井材11の厚みによらずに、取付補助部材100を介してダウンライト器具15を天井材11の取付孔12に対して取り付け可能となる。また、当接部102の一部に一対の回避凹部108が凹設されていることにより、当接部102を取付孔12周縁に当接させた状態で天井材11の直状の突条13を回避するように、本体部101を取付孔12周縁に載置することが可能となる。よって、本実施形態の取付補助部材100を用いることで、突条13を有する天井材11に対してダウンライト器具15を簡単に取り付けることが可能とある。すなわち、本実施形態の取付補助部材100は、肉薄であり且つ突条13が裏面側に突出形成された天井材11へのダウンライト器具15の取り付けを確実に補助するものである。
[変形例]
本発明は、上記実施形態に限定されず、種々の変形例を取り得る。以下、本発明の変形例を説明する。なお、各変形例において、三桁で示される構成要素において下二桁が共通する構成要素は、説明がない限り、同一又は類似の特徴を有し、その説明を一部省略する。
(1)上記実施形態の取付補助部材100では、回避凹部108の上壁108aに設けられたヒンジ部104によって2つの分割体101a1,101a2を相対変位可能としたが、本発明はこれに限定されない。例えば、ヒンジ部は回避凹部の上壁以外の箇所に設けられてもよい。また、ヒンジ部を設けるかわりに、2つの分割体を部分的に又は完全に着脱可能にしてもよい。さらに、本発明の取付補助部材は、3以上の分割体で構成されてもよい。さらには、上記実施形態では、2つの分割体101a1,101a2は、互いに重合するように完全に折り畳まれるが、取付孔を通過可能であればV字状に折られてもよい。以下に本発明の変形例を具体的に例示する。
例えば、図14に示した取付補助部材200は、取付孔22に連通する透孔201bを形成し、天井材21裏面側から取付孔22周縁に当接する当接部202を有し、ダウンライト器具の挟持部により天井材21とともに挟持される厚みを有する本体部201と、当接部202が取付孔22周縁に当接した状態で、突条23を回避すべく当接部202の一部に凹設された回避凹部208と、を備える。該取付補助部材200の本体部201は、上記実施形態の取付補助部材100と異なり、変位可能な分割体でなく、周方向の一部に切り欠き部209を有するC字形状に形成されている。回避凹部208及び切り欠き部209は、透孔201bを隔てて対向するように位置している。そして、図14(c)に示すように、切り欠き部209で天井材21を挟み込むように取付補助部材200を傾けることにより、取付補助部材200に取付孔22を通過させ、取付補助部材200を天井材21表面側から裏面側へと移動させることができる。本変形例では、回避凹部208と切り欠き部209を介して突条23を跨ぐようにして取付補助部材200を天井材21に対して設置可能である。ただし、本変形例の本体部201は、C字状であるので切り欠き部209が拡がるように撓み変形し易い。それ故、ダウンライト器具の挟持部が外方に広がるように挟持圧がかかるタイプの場合には、(上記実施形態の取付補助部材100のように)切り欠き部209が繋がった環状とした方が、取付補助部材の形状が安定するため好適である。
例えば、図15に示した取付補助部材300は、取付孔に連通する透孔301bを形成し、天井材裏面側から取付孔周縁に当接する当接部302を有し、ダウンライト器具の挟持部により天井材とともに挟持される厚みを有する本体部301と、当接部302が取付孔周縁に当接した状態で、突条を回避すべく当接部302の一部に凹設された一対の回避凹部308と、を備える。本変形例の取付補助部材300は、上記実施形態の取付補助部材100と異なり、回避凹部308を定める上壁308aが蛇腹状である。この蛇腹状の上壁308aを屈曲又は屈折させることにより、両分割体301a1,301a2を互いに傾動させて、取付孔を通過可能な形態に変形可能である。
(2)上記実施形態では、天井材において、突条の幅方向の中心に円形の取付孔が穿設され、取付孔は1つの突条を切り欠いているだけであるが、本発明はこれに限定されない。例えば、天井材において、隣接する複数の突条に及ぶ程度に取付孔が大きくてもよい。その場合、突条の数に合わせて直線状に整列する複数対の回避凹部を取付補助部材に形成することにより対応可能である。または、取付孔の形状を円形でなく、角形等の他の形状としてもよい。その場合、取付補助部材の外形を取付孔の形状に合わせて変更することにより対応可能である。あるいは、天井材において突条が屈曲又は屈折していてもよい。その場合、突条の屈折角に応じて、取付補助部材の回避凹部の位置を対向位置からずらして配置することに対応可能である。すなわち、上記実施形態は、本発明を例示する一実施形態にすぎず、本発明の技術的範囲の範疇であれば、天井材や器具の形状・種類に応じて、取付補助部材及び器具設置構造の形態は適宜改変可能である。
(3)上記実施形態では、肉薄の天井材に器具を取り付けることを補助する用途に取付補助部材が用いられたが、その用途は実施形態に限定されるものではない。例えば、天井材の脆い取付孔周縁を補強したり、取付孔の径を変換する用途に用いられてもよい。
本発明は上述した実施形態や変形例に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限りにおいて種々の態様で実施しうるものである。
10 器具設置構造
11 天井材
12 取付孔
13 突条
15 ダウンライト器具(器具)
16 器具本体
17 鍔部(挟持部の一部)
18 弾性片(挟持部の一部)
100 取付補助部材
101 本体部
101a1 一方の分割体
101a2 他方の分割体
101b 透孔
102 当接部
103 受け部
104 ヒンジ部
105 係合突部
106 係合凹部
107 張り出し部
108 回避凹部
108a 上壁
108b 側壁
111 平坦部位
112 つまみ部

Claims (9)

  1. 裏面側に1又は複数の突条を有する天井材に穿設された取付孔に対して、前記天井材を厚み方向に挟持するための挟持部を有する器具を取り付けることを補助する取付補助部材であって、
    前記取付孔に連通する透孔を形成し、前記天井材裏面側から前記取付孔周縁に当接する当接部を有し、前記挟持部により前記天井材とともに挟持される厚みを有する本体部と、
    前記当接部が前記取付孔周縁に当接した状態で、前記突条を回避すべく前記当接部の一部に凹設された回避凹部と、
    を備えることを特徴とする取付補助部材。
  2. 前記本体部は、前記取付孔を取り囲むように環状を形成し、
    前記回避凹部は、前記透孔を隔てて対向する少なくとも2箇所に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の取付補助部材。
  3. 前記本体部は、前記天井材表面側から前記取付孔を通過させて前記天井材裏面側へと配置可能に構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の取付補助部材。
  4. 前記本体部は、2つの分割体を組み合わせてなり、前記各分割体の位置を相対的に変位させることにより、前記本体部が前記取付孔周縁に当接可能である第1形態と前記取付孔を通過可能な第2形態とに相互に変形可能であることを特徴とする請求項3に記載の取付補助部材。
  5. 前記少なくとも2つの分割体は、ヒンジにより連結されていることを特徴とする請求項4に記載の取付補助部材。
  6. 前記少なくとも2つの分割体は、前記ヒンジを軸に回動して折り畳まれることで第2形態に変形し、折り畳まれた状態で互いに摩擦係合する係合部を備えることを特徴とする請求項5に記載の取付補助部材。
  7. 裏面側に凸設された1又は複数の突条、及び、前記突条を切り欠くように穿設された取付孔を有する天井材と、
    前記天井材を厚み方向に挟持する挟持部を有し、前記取付孔を介して前記天井材に固定された器具と、
    前記天井材裏面側に配置され、前記挟持部によって前記天井材とともに挟持された取付補助部材と、を備えてなり、
    前記取付補助部材は、
    前記取付孔に連通する透孔を形成し、前記天井材裏面側から前記取付孔周縁に当接する当接部を有し、前記挟持部により前記天井材とともに挟持される厚みを有する本体部と、
    前記当接部の一部に凹設された回避凹部と、を備え、
    前記回避凹部内に前記突条が収容され、前記取付補助部材が前記突条を跨ぐように配置され、前記当接部が前記取付孔周縁に当接していることを特徴とする器具設置構造。
  8. 裏面側に凸設された1又は複数の突条及び前記突条を切り欠くように穿設された取付孔を有する天井材に対して、前記天井材を厚み方向に挟持する挟持部を有する器具を前記取付孔を介して固定する方法であって、
    前記取付孔に連通する透孔を形成し、前記取付孔周縁に当接する当接部を有する本体部と、前記当接部の一部に凹設された回避凹部とを備える取付補助部材を準備する工程と、
    前記取付孔を介して前記取付補助部材を前記天井材表面側から前記天井材裏面側へと挿入し、前記天井材裏面側から前記当接部を前記取付孔周縁に当接させるとともに、前記回避凹部を介して前記突条を跨がせるように、前記取付補助部材を配置する工程と、
    前記器具を前記天井材表面側から挿入し、前記挟持部に前記天井材とともに前記取付補助部材の前記本体部を挟持させて、前記天井材に器具を固定する工程と、
    を含むことを特徴とする方法。
  9. 前記当接部を前記天井材の前記取付孔周縁に対して両面テープにより貼着する工程をさらに含むことを特徴とする請求項8に記載の方法。
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