JP2019065982A - 固定金具 - Google Patents

固定金具 Download PDF

Info

Publication number
JP2019065982A
JP2019065982A JP2017192925A JP2017192925A JP2019065982A JP 2019065982 A JP2019065982 A JP 2019065982A JP 2017192925 A JP2017192925 A JP 2017192925A JP 2017192925 A JP2017192925 A JP 2017192925A JP 2019065982 A JP2019065982 A JP 2019065982A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
holding
plate portion
insertion hole
main body
pressing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017192925A
Other languages
English (en)
Inventor
徹也 古田
Tetsuya Furuta
徹也 古田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nichiei Intec Co Ltd
Original Assignee
Nichiei Intec Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nichiei Intec Co Ltd filed Critical Nichiei Intec Co Ltd
Priority to JP2017192925A priority Critical patent/JP2019065982A/ja
Publication of JP2019065982A publication Critical patent/JP2019065982A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Clamps And Clips (AREA)

Abstract

【課題】金具本体によって挟持部材を保持するとともに全体を小型化することができる固定金具を提供する。【解決手段】挟持部材3が対向板部23A、23Bの挿通孔に挿通されるとともに、交差板部32に係止突起322が形成されている。挟持部材3が金具本体2に対して組み付け時の方向及びその逆方向のいずれに移動した場合でも脱落が抑制され、金具本体2によって挟持部材3を保持することができる。挟持部材3が挿通孔231に挿通されることで、挟持部材における対向する2枚の板部を連結する部分が対向板部に対してZ方向又はY方向に並ぶ構成と比較して、Z方向又はY方向において固定金具1全体を小型化することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、被固定部材を固定するための固定金具に関する。
一般に、スプリンクラー配管等の管部材(被固定部材)と、建造物の天井裏に設けられた角パイプ等(被固定部材)と、を固定する固定金具として、金具本体にボルト(押圧部材)を螺合させ、金具本体の一部とボルトとによって管部材及び角パイプを挟み込み、ボルトの締め付け力によって固定するものが知られている。このような固定金具では、ボルトが管部材又は角パイプを局所的に押圧するため、管部材や角パイプが変形してしまうことがあった。
そこで、板状の当て具(挟持部材)を介してボルトによって角パイプを押圧することにより、局所的な押圧を抑制したスプリンクラー配管用の固定金具が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載されたスプリンクラー配管用の固定金具では、ブラケット(金具本体)の側面部(対向板部)にボルト孔が形成されるとともに、U字状の当て具の2枚の板部によって側面部が挟み込まれている。さらに、2枚の板部のうち側面部を挟んで管部材と反対側の板部には、ボルトが挿通される貫通孔が形成されており、ボルトをこの貫通孔に挿通するとともに側面部のボルト孔に螺合させることにより、ブラケットに当て具が保持されるようになっている。
特開2012−10833号公報
しかしながら、特許文献1の固定金具では、当て具のうち2枚の板部を連結する部分が、側面部に対して面内方向に並ぶように配置されるため、面内方向において固定金具全体が大型化してしまう。例えば、狭所において被固定部材を固定する場合には、他の部材との干渉を抑制するために固定金具を小型化することが望ましい。
本発明の目的は、金具本体によって挟持部材を保持するとともに全体を小型化することができる固定金具を提供することにある。
本発明の固定金具は、被固定部材を固定するための固定金具であって、前記被固定部材を保持するための保持部、及び、該保持部に対向するように配置された対向板部を備える金具本体と、前記保持部との間に前記被固定部材を挟み込む挟持板部、及び、該挟持板部に連続して交差するように延びる交差板部を有する挟持部材と、前記挟持板部を前記保持部側に押圧するボルト状の押圧部材と、を備え、前記対向板部には、前記挟持部材を挿通可能な挿通孔と、前記押圧部材が螺合可能なボルト孔と、が形成され、前記交差板部には、前記挟持板部から離れた位置に、前記対向板部における前記挿通孔の周辺部に係止される係止突起が形成され、前記挟持部材が前記挿通孔に挿通されて前記金具本体に組み付けられるとともに前記押圧部材が前記ボルト孔に螺合した状態において、前記挟持板部と前記交差板部との間の屈曲部が前記挿通孔を通過するように、前記挟持部材を前記押圧部材に対して組み付け時とは逆方向に移動させた場合に、前記交差板部が前記押圧部材に当接して当該通過を規制するように構成されていることを特徴とする。
以上のような本発明によれば、挟持部材の交差板部に係止突起が形成され、係止突起が対向板部における挿通孔の周辺部に係止されることで、挟持板部側から挿通孔に挿通されて金具本体に組み付けられた挟持部材は、組み付け時の方向にさらに移動して交差板部が挿通孔を通過することが規制され、金具本体から外れてしまうことが抑制される。また、挟持部材が組み付け時とは逆方向に移動した場合に、交差板部が押圧部材に当接し、屈曲部が挿通孔を通過することが規制されることで、挟持部材が金具本体から外れてしまうことが抑制される。従って、押圧部材が取り付けられていない金具本体に対し、挿通孔に挟持板部側から挟持部材を挿通した後、押圧部材を金具本体のボルト孔に螺合させることにより、挟持板部がいずれの方向に移動した場合でも金具本体から外れることが抑制され、金具本体によって挟持部材を保持することができる。
さらに、挟持部材が挿通孔に挿通されることで、従来のように対向する2枚の板部を連結する部分が対向板部に対して面内方向に並ぶ構成と比較して、面内方向において固定金具全体を小型化することができる。
この際、本発明の固定金具では、前記係止突起は、前記交差板部の他の部分と同一平面上に形成されていることが好ましい。このような構成によれば、交差板部に係止突起を容易に形成することができる。
また、本発明の固定金具は、管状又は柱状で長尺状の第1部材と、該第1部材と交差して延びる第2部材と、で構成された被固定部材を固定するための固定金具であって、前記被固定部材を保持するための保持部、及び、該保持部に対向するように配置された対向板部を備える金具本体と、前記保持部との間に前記被固定部材を挟み込む挟持板部、及び、該挟持板部に連続して交差するように延びる交差板部を有する挟持部材と、前記挟持板部を前記保持部側に押圧するボルト状の押圧部材と、を備え、前記対向板部には、前記挟持部材を挿通可能な挿通孔と、前記押圧部材が螺合可能なボルト孔と、が形成され、前記交差板部には、前記挟持板部から離れた位置に、前記対向板部における前記挿通孔の周辺部に係止される係止突起が形成され、前記第1部材とともに前記第2部材を前記保持部と前記挟持板部とによって挟み込むことにより、当該第1部材と当該第2部材とを固定するように構成され、前記挟持部材が前記挿通孔に挿通されて前記金具本体に組み付けられるとともに前記押圧部材が前記ボルト孔に螺合した状態において、前記挟持板部と前記交差板部との間の屈曲部が前記挿通孔を通過するように、前記挟持部材を前記押圧部材に対して組み付け時とは逆方向に移動させた場合に、前記交差板部が前記押圧部材に当接して当該通過を規制するように構成されていることを特徴とする。
このような本発明の固定金具によれば、上記のように金具本体によって挟持部材を保持するとともに全体を小型化することができる。さらに、互いに交差して延びる第1部材及び第2部材からなる被固定部材を保持部と挟持板部とで挟み込むことにより、簡単な構成で第1部材と第2部材とを固定することができる。
以上のような本発明の固定金具によれば、挟持部材が対向板部の挿通孔に挿通されるとともに、係止突起及び押圧部材によって挟持部材が挿通孔を通過することが規制されていることで、金具本体によって挟持部材を保持するとともに全体を小型化することができる。
本発明の実施形態に係る固定金具を示す斜視図である。 前記固定金具の金具本体を示す斜視図である。 前記固定金具の挟持部材を示す正面図及び側面図である。 前記固定金具を示す側面図である。 本発明の変形例に係る固定金具を示す側面図である。
以下、本発明の各実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態の固定金具1は、図1に示すように、金具本体2と、挟持部材3と、押圧部材4と、を備え、例えば建造物の壁に固定され、図示しない管状の被固定部材を保持することにより、この被固定部材を壁に対して固定するとともに、図示しない吊りボルトが固定されることにより、吊り下げ部材を吊りボルトによって吊り下げるように構成されている。本実施形態において、固定金具1が固定される壁の壁面に沿う方向をX方向及びY方向とし、面直方向をZ方向とする。
金具本体2は、図2にも示すように、例えば1枚の板金を曲げ加工及び打ち抜き加工することによって形成され、壁に対して固定される一対の固定部21A、21Bと、被固定部材を保持するための一対の保持部22A、22Bと、保持部22A、22Bに対向するように配置される対向板部23A、23Bと、吊りボルトが固定されるボルト固定部24と、Y方向において離隔するとともにZX平面に沿って延びる一対の側板部25A、25Bと、を有する。
一対の固定部21A、21Bは、それぞれ側板部25A、25Bに対して屈曲されてXY平面に沿って延びるとともに、固着部材が挿通される固定挿通孔211が形成され、例えばピン状の固着部材が壁に対して打込まれたり、ボルト状の固着部材が壁のボルト孔やナットに螺合したりすることにより、壁に対して固定されるようになっている。
一対の保持部22A、22Bは、それぞれ側板部25A、25Bに対して屈曲されてYZ平面に沿って延びるとともに、Y方向において間隔をあけ、ボルト固定部24のY方向両側に配置されている。
対向板部23A、23Bは、それぞれ側板部25A、25Bに対して屈曲されてYZ平面に沿って延びるとともに、X方向において重ねられている。即ち、対向板部23A、23Bは、保持部22A、22Bと略平行に延びている。また、対向板部23A、23Bは、Y方向において保持部22A、22B同士の間に位置し、ボルト固定部24と対向している。即ち、対向板部23A、23Bは、保持部22A、22BとX方向において対向(Y方向やZ方向から見て対向)している。対向板部23A、23Bには、挟持部材3を挿通可能な挿通孔231と、押圧部材4が螺合可能なボルト孔232と、が形成されている。
挿通孔231は、Z方向における固定部21A、21Bと反対側の端部近傍に形成されるとともに、Y方向を長手方向とする長方形状に形成されている。ボルト孔232は、Z方向において、挿通孔231に対して固定部21A、21B側に並ぶ位置に形成されている。また、挿通孔231は対向板部23A、23Bの両方に形成されており、ボルト孔232は対向板部23A、23Bの両方に形成されていてもよいし、いずれか一方にのみ形成されていてもよい。また、挿通孔231とボルト孔232とはZ方向において充分に近く(例えば後述する押圧部材の長さと交差板部32のX方向寸法との差よりも小さく)形成されている。
ボルト固定部24は、YZ平面に沿って延びて一対の側板部25A、25Bを連結するとともに、その上面(対向板部23A、23B側の面)にカシメナット5が固定されている。カシメナット5に吊りボルトが螺合することにより、ボルト固定部24に吊りボルトが固定されるようになっている。
側板部25A、25Bは、1枚の板状の部材を、ボルト固定部24を中心として2枚の板状の部分が対向するように屈曲させることにより形成されている。予め打ち抜き加工されるとともに所定の形状に形成された板状の部材を、上記のように屈曲させて側板部25A、25Bを形成し、側板部25A、25Bの一部を切り起こして互いに離れるように屈曲させることにより一対の保持部22A、22Bを形成し、側板部25A、25Bにおけるボルト固定部24と反対側の端部同士を互いに近づくように屈曲させて重ねることにより対向板部23A、23Bを形成し、側板部25A、25Bにおける挿通孔231と反対側の端部を互いに離れるように屈曲させることにより一対の固定部21A、21Bを形成することにより、金具本体2が形成される。
挟持部材3は、図3にも示すように、例えば1枚の板金を曲げ加工することによって形成され、挟持板部31と、挟持板部31に連続した交差板部32と、挟持板部31と交差板部32との間の屈曲部33と、を有して断面L字状に形成されている。
挟持板部31は、挟持部材3が金具本体2に取り付けられて交差板部32が挿通孔231内に位置する際に、YZ平面に沿って延びるように形成されている。即ち、挟持板部31と一対の保持部22A、22Bとが略平行に延び、これらの間に被固定部材が挟み込まれるようになっている。
交差板部32は、挟持部材3が金具本体2に取り付けられて挿通孔231内に位置する際に、XY平面に沿って延びるように形成されている。即ち、交差板部32は、対向板部23A、23Bに対して略直交するように挿通孔231に挿通される。また、交差板部32は、板本体321と、板本体321のうち挟持板部31と反対側の端部に形成された係止突起322と、を有している。係止突起322は、板本体321と同一平面上に形成され、板本体321のY方向(幅方向)両端からY方向に沿って突出している。さらに、交差板部32のX方向寸法は、対向板部23A、23Bと保持部22A、22BとのX方向における間隔と同程度となっている。
屈曲部33は、挟持板部31と交差板部32とが略直交するように約90°の屈曲角度を有するものとするが、金具本体2の各部の寸法や位置関係(例えば、挿通孔231とボルト孔232との間隔)等に応じて、適宜な屈曲角度を有していればよい。
ここで、金具本体2の対向板部23A、23Bに形成された挿通孔231と、挟持部材3の各部と、の寸法の関係について説明する。まず、挿通孔231の短辺の長さであるZ方向寸法は、挟持部材3の板厚である挟持板部31のX方向寸法、及び、交差板部32のZ方向寸法よりも若干大きい。また、挿通孔231の長辺の長さであるY方向寸法は、挟持板部31のY方向寸法(幅方向寸法)、及び、交差板部32の板本体321におけるY方向寸法(幅方向寸法)よりも若干大きく、且つ、交差板部32の係止突起322におけるY方向寸法よりも小さい。従って、挿通孔231に対し、挟持板部31における交差板部32と反対側の端部311から、挟持部材3を挿通することができるようになっている。
押圧部材4は、例えばボルトであって、対向板部23A、23Bのボルト孔232に螺合する。押圧部材4の長さ(金具本体2に取り付けられた際のX方向寸法)は、交差板部32のX方向寸法よりも大きい。
以上のような金具本体2と挟持部材3と押圧部材4とを組み付けて固定金具1を組み立てる手順について説明する。尚、カシメナット5は、組み立て前にボルト固定部24に固定されていてもよいし、組み立て後に固定されてもよい。まず、押圧部材4が取り付けられていない金具本体2に対し、挟持板部31が対向板部23A、23Bに略直交するような向きで挟持部材3を挿通孔231に対して端部311から挿通していく。挟持板部31が挿通孔231を通過して屈曲部33が挿通孔231の内側に位置したら、金具本体2に対して挟持部材3を回動させ、挟持板部31を保持部22A、22Bに対して略平行にするとともに、交差板部32を挿通孔231内に位置づける。次に、押圧部材4の首下部分41をボルト孔232に螺合させ、首下部分41を対向板部23Bから保持部22A、22B側に突出させる。即ち、首下部分41の先端によって挟持板部31を保持部22A、22B側に押圧可能な状態とする。以上のような手順により、固定金具1が組み立てられる。
このように組み立てられた固定金具1において、挟持部材3が金具本体2によって保持される様子を図4に基づいて説明する。まず、挟持部材3が組み付け時の方向にさらに移動し、交差板部32における挟持板部31と反対側の端部323が挿通孔231を通過しようとした場合(即ち、挟持部材3が図4中下方側に移動しようとした場合)について考える。このとき、図4(A)に二点鎖線で示すように、対向板部23Aにおける挿通孔231の周辺部に係止突起322が係止されることから、交差板部32が挿通孔231を通過することが規制され、挟持部材3の金具本体2からの脱落が抑制される。
次に、挟持部材3が組み付け時と逆方向に移動し、屈曲部33が挿通孔231を通過しようとした場合(即ち、挟持部材3が図4中上方側に移動しようとした場合)について考える。このとき、図4(B)に実線で示すように、首下部分41の先端と挟持板部31とが当接し、挟持部材3の上方側への相対移動が規制される。
さらに、押圧部材4の首下部分41の長さが交差板部32のX方向寸法よりも大きく、挿通孔231とボルト孔232とが充分に近接していることから、図4(B)に二点鎖線で示すように、挟持部材3が金具本体2に対して回動し、挟持板部31が保持部22A、22Bに対して傾斜した場合、交差板部32の端部323が押圧部材4に当接し、挟持部材3が交差板部32に沿って斜め上方に移動したり、さらに回動したりすることが規制される。従って、挟持板部31が挿通孔231を通過することが規制され、挟持部材3の金具本体2からの脱落が抑制される。尚、首下部分41の下方側への突出寸法が異なる場合であっても、同様に通過が規制される。以上のように、挟持部材3が金具本体2に対して組み付け時の方向及びその逆方向のいずれに移動した場合でも、脱落が抑制され、挟持部材3が金具本体2によって保持される。
上記のように組み立てられた固定金具1は、次に説明するように、被固定部材を壁に対して固定する。まず、金具本体2が固定部21A、21Bにおいて壁に固定され、保持部22A、22Bと挟持板部31との間に被固定部材が配置される。押圧部材4を回転させ、首下部分41の突出寸法を大きくしていくことにより、被固定部材が挟持板部31を介して押圧部材4によって押圧される。押圧部材4によって適宜な押圧力を加えることにより、挟持板部31と保持部22A、22Bとによって被固定部材が挟持される。尚、押圧力は、例えば被固定部材の強度や、挟持板部31及び保持部22A、22Bと被固定部材との接触面積等に応じて設定されればよい。このように、金具本体2が壁に固定され、金具本体2と挟持部材3とによって被固定部材を保持することにより、固定金具1は被固定部材を壁に対して固定する。
このような本実施形態によれば、以下のような効果がある。即ち、挟持部材3が金具本体2に対して組み付け時の方向及びその逆方向のいずれに移動した場合でも脱落が抑制されていることで、金具本体2によって挟持部材3を保持することができる。さらに、挟持部材3が挿通孔231に挿通されることで、挟持部材における対向する2枚の板部を連結する部分が対向板部に対してZ方向又はY方向に並ぶ構成と比較して、Z方向又はY方向において固定金具1全体を小型化することができる。
さらに、係止突起322が板本体321と同一平面上に形成されていることで、係止突起322を容易に形成することができる。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的が達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。例えば、前記実施形態では、固定金具1が建造物の壁に対して1本の管状の被固定部材を固定するものとしたが、被固定部材の固定の様態はこれに限定されない。例えば、図5に示すように、金具本体11と、挟持部材12と、押圧部材13と、を備えた固定金具10が、建造物の天井下地材の上方に架橋された角パイプであるの第1部材P1と、スプリンクラー用配管部材である第2部材P2と、で構成された被固定部材を固定する構成としてもよい。尚、図5に示す変形例において、第1部材P1は四角筒状に形成され、第2部材P2は八角筒状に形成されているものとする。また、第1部材P1の長手方向をA方向とし、A方向に略直交する2方向をB方向及びC方向とする。
このような固定金具10では、A方向に沿って延びる第1部材P1に対し、第2部材P2がB方向に沿って延びるように配置された状態において、金具本体11の保持部111と、挟持部材12の挟持板部121と、によって第1部材P1とともに第2部材P2が挟み込まれ、第1部材P1と第2部材P2とが固定されるようになっている。尚、押圧手段13は、例えば蝶ボルトであって、手作業によって容易に回転可能に構成されているが、前記実施形態のように適宜な工具によって回転可能な通常のボルトであってもよい。
また、前記実施形態では、係止突起322が交差板部32における他の部分である板本体321と同一平面上に形成され、幅方向であるY方向の両側において突出するものとしたが、係止突起は、対向板部23A、23Bにおける挿通孔231の周辺部に係止されるものであればよく、このような形状に限定されない。例えば、挿通孔231と板本体321とのY方向寸法の差が充分に小さく、板本体321が挿通孔231内でY方向にがたつきにくい場合や、係止突起の突出寸法が充分に大きい場合には、係止突起は幅方向の一方側にのみ設けられていてもよい。また、板本体321に対して面直方向に突出する係止突起が形成されていてもよい。
その他、本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、且つ、説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部、もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
1、10 固定金具
2、11 金具本体
3、12 挟持部材
4、13 押圧部材
22A、22B 保持部
23A、23B 対向板部
231 挿通孔
232 ボルト孔
31 挟持板部
311 端部
32 交差板部
322 係止突起
33 屈曲部
P1 第1部材
P2 第2部材

Claims (3)

  1. 被固定部材を固定するための固定金具であって、
    前記被固定部材を保持するための保持部、及び、該保持部に対向するように配置された対向板部を備える金具本体と、
    前記保持部との間に前記被固定部材を挟み込む挟持板部、及び、該挟持板部に連続して交差するように延びる交差板部を有する挟持部材と、
    前記挟持板部を前記保持部側に押圧するボルト状の押圧部材と、を備え、
    前記対向板部には、前記挟持部材を挿通可能な挿通孔と、前記押圧部材が螺合可能なボルト孔と、が形成され、
    前記交差板部には、前記挟持板部から離れた位置に、前記対向板部における前記挿通孔の周辺部に係止される係止突起が形成され、
    前記挟持部材が前記挿通孔に挿通されて前記金具本体に組み付けられるとともに前記押圧部材が前記ボルト孔に螺合した状態において、前記挟持板部と前記交差板部との間の屈曲部が前記挿通孔を通過するように、前記挟持部材を前記押圧部材に対して組み付け時とは逆方向に移動させた場合に、前記交差板部が前記押圧部材に当接して当該通過を規制するように構成されていることを特徴とする固定金具。
  2. 前記係止突起は、前記交差板部の他の部分と同一平面上に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の固定金具。
  3. 管状又は柱状で長尺状の第1部材と、該第1部材と交差して延びる第2部材と、で構成された被固定部材を固定するための固定金具であって、
    前記被固定部材を保持するための保持部、及び、該保持部に対向するように配置された対向板部を備える金具本体と、
    前記保持部との間に前記被固定部材を挟み込む挟持板部、及び、該挟持板部に連続して交差するように延びる交差板部を有する挟持部材と、
    前記挟持板部を前記保持部側に押圧するボルト状の押圧部材と、を備え、
    前記対向板部には、前記挟持部材を挿通可能な挿通孔と、前記押圧部材が螺合可能なボルト孔と、が形成され、
    前記交差板部には、前記挟持板部から離れた位置に、前記対向板部における前記挿通孔の周辺部に係止される係止突起が形成され、
    前記第1部材とともに前記第2部材を前記保持部と前記挟持板部とによって挟み込むことにより、当該第1部材と当該第2部材とを固定するように構成され、
    前記挟持部材が前記挿通孔に挿通されて前記金具本体に組み付けられるとともに前記押圧部材が前記ボルト孔に螺合した状態において、前記挟持板部と前記交差板部との間の屈曲部が前記挿通孔を通過するように、前記挟持部材を前記押圧部材に対して組み付け時とは逆方向に移動させた場合に、前記交差板部が前記押圧部材に当接して当該通過を規制するように構成されていることを特徴とする固定金具。
JP2017192925A 2017-10-02 2017-10-02 固定金具 Pending JP2019065982A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017192925A JP2019065982A (ja) 2017-10-02 2017-10-02 固定金具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017192925A JP2019065982A (ja) 2017-10-02 2017-10-02 固定金具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019065982A true JP2019065982A (ja) 2019-04-25

Family

ID=66339352

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017192925A Pending JP2019065982A (ja) 2017-10-02 2017-10-02 固定金具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019065982A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7896573B2 (en) Clamping assembly for making connections to elongated members
US10514127B2 (en) Suspension Mount
JP6602499B2 (ja) 交差連結具
US11105443B2 (en) Holder
JP6263594B2 (ja) 交差連結具
JP5086892B2 (ja) クロスクリップ
JP2017063573A (ja) フラットケーブル固定構造
JP2019065982A (ja) 固定金具
KR20190031820A (ko) 구조물 연결장치 및 연결장치의 유동방지용 브라켓
JP6026497B2 (ja) 交差連結具
JP2008259969A (ja) マスキング治具
JP6506801B2 (ja) 交差連結具
JP2005086393A (ja) 取付装置
JP6479636B2 (ja) 金属製配線ボックスの固定具、及び固定装置
US11624457B2 (en) Holder
KR101304495B1 (ko) 인장력 증대 및 체결이 용이한 나사 잠금 방식 파이프 연결장치
JP6329387B2 (ja) 筋交いの取付装置
WO2018121996A1 (en) Line holder
CN220476149U (zh) 阶梯卡扣及电气安装结构
JP4423649B2 (ja) 線材連結金具
JP7286145B2 (ja) ノイズ吸収装置の支持装置
JP5671086B2 (ja) 屋根上物品取付具
US10941795B2 (en) Clipping bushing device of fastener assembly
JP2019094650A (ja) 天井下地構造
JP4521046B2 (ja) 吊りボルト取付け装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20180328