JPH0693123B2 - 感光性高分子膜およびこれを用いた多層配線板 - Google Patents

感光性高分子膜およびこれを用いた多層配線板

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JPH0693123B2
JPH0693123B2 JP13681686A JP13681686A JPH0693123B2 JP H0693123 B2 JPH0693123 B2 JP H0693123B2 JP 13681686 A JP13681686 A JP 13681686A JP 13681686 A JP13681686 A JP 13681686A JP H0693123 B2 JPH0693123 B2 JP H0693123B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、IC,LSI、ハイブリツドICなどの半導体装置や
高密度実装基板などにおける層間絶縁膜あるいは保護膜
として使用可能で、しかも微細なパターン形成可能な感
光性高分子膜及びそれらを使用した多層配線板に関する
ものである。
〔従来技術とその問題点〕
従来、IC,LSI、多層配線板等の層間絶縁膜や絶縁膜とし
ては、ポリイミドが用いられている。これは、ポリイミ
ドがポリマーの中で最も高い耐熱性と低い誘電率をも
ち、蒸着、メツキなどの加工プロセスに耐え、信号の遅
延を減らすことができる長所をもつためである。このポ
リイミドを用いて高密度実装化する方法としては、通常
基板上にポリイミドの前駆体であるポリアミツク酸をス
ピンコートし、加熱してポリイミドにした後その上にホ
トレジストを塗布しホトリソグラフイにより、ビアホー
ルをつくる。そして、この上に蒸着やスパツタリングで
Cu層をつくる。以下、この工程を繰り返して多層化する
方法がとられている。
しかし、この方法では、ホトレジストのパターンを作つ
た後、ポリイミド皮膜のエツチングにヒドラジンなどの
高反応性で人体に有害なエツチング液を使わなければな
らないこと、またエツチング時にポリイミド皮膜が等方
的にエツチングされるため、小さいビアホールをあける
場合、上部が削れテーパ状となり高密度化の支障となる
欠点がある。
この欠点を改善するために、ポリイミドに感光性をもた
せ、ポリイミドそのものを光によりパターン化すること
が発表されている。(特公昭55−30207号、特公昭55−4
1422号)この感光性ポリイミドを用いることにより工程
は短縮できるが、現像時に露光部が溶けだし、膜減りを
起こしたり、現像時の膨潤のために解像性が低下したり
するなどの問題がある。また、現像後にポストキユアが
必要であり、その際に膜厚が30〜50%も収縮するという
欠点を有している。
また、ビアホールのテーパ化をさけることを目的に、プ
ラズマエツチングを利用してビアホールを形成しようと
の報告もなされている。(58年度電子通信学会半導体材
料部門全国大会、予稿集、講演番号27)すなわち、第5
図(a)〜(h)に示すように、絶縁基板1上にアデイ
テイブ法により第一層の導体2を設け、この上にポリイ
ミドなどの耐熱性樹脂膜3を形成し、その上に無機物4
を塗布する。さらに、その上にホトレジスト5を塗布し
三層構造とする。ついで、この上にホトマスク6を載
せ、最上層のホトレジスト5を露光し現像することによ
りパターニングする。さらに、これをマスクとして無機
物4をエツチングする。パターン化した無機物4をマス
クとして、下層の耐熱性樹脂膜3をエツチングする。最
後に無機物4を除去する。
このように、3層構造とすることによりテーパのない微
細なパターンの形成が可能であるが、無機物の塗布、除
去など工程数が多く煩雑である欠点をもつている。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで、この発明にあつてはポリシロキサン構造を有
し、側鎖にフエニル基を多数導入したシリコーンポリマ
とオルトナフトキノン系化合物とからなる感光性高分子
膜を層間絶縁膜、保護膜等に用いることにより上記問題
点を解決するようにした。
本発明の感光性高分子膜は、次の一般式(I)あるいは
(II) 〔但しXは (Rは炭化水素あるいは置換炭化水素を示す。)、カル
ボキシル基の群から選ばれた一種であり、同じでも異な
つてもよい。
R′,R″およびRは、同一または異なり、水素、アル
キル基およびフエニル基よりなる群から選ばれる1種の
基を示す。
l,mおよびnは0または正の整数を示し、lとmが同時
に0になることはない。〕 で表わされるポリマとオルトナフトキノン系化合物とか
らなるものである。
上記一般式(I)または(II)で示されるシリコーンポ
リマは、主鎖構造がポリシロキサン構造であるため耐熱
性が高く、側鎖のフエニル基に親水基が導入されている
ためアルカリ水溶液に可溶である。また、ポリシロキサ
ン構造を有するために酸素プラズマエツチング(O2RI
E)耐性が非常に高く、O2RIEによつて微細なパターンを
形成する際のマスクとして使用可能となる。
また、上記オルトナフトキノン系化合物としては、次の
一般式(III)、 (式中Zは−OH、−OCl、−OF、 で表わされるものが用いられる。
一般式(I)または(II)のシリコーンポリマにこのよ
うな一般式(III)で表わされるオルトナフトキノン系
化合物を添加した組成物は、紫外線照射により照射部分
のオルトナフトキノン系化合物がインデンカルボン酸の
形となるため、アルカリ可溶性を示し、ポジ形の感光性
を示すようになる。このため、この組成物から膜化した
この発明の高分子膜は、ポジ形の感光性を有するものと
なる。
上記オルトナフトキノン系化合物の添加量は、通常5〜
30重量%の範囲とされる。5重量%未満では、シリコー
ンポリマのアルカリ現像液に対する溶解を抑制すること
ができず、アルカリ現像ができなくなり、また30重量%
を超えると耐熱性が低下して不都合となる。
この発明の感光性高分子膜は、上記シリコーンポリマお
よびオルトナフトキノン系化合物をアルカリ性水溶液、
エタノール、メタノールなどの溶剤に溶解し、この溶液
をスピンコート法などによつて基板などの基材に塗布
し、乾燥することによつて形成することができる。そし
て、この感光性高分子膜は、上述の特性を有することか
ら、IC、LSI、ハイブリツドICなどの半導体装置や高密
度実装基板の層間絶縁膜や保護膜として使用することが
できる。
次に、図面を参照して、本発明の感光性高分子膜の使用
例を具体的に説明する。
第1図(A)〜(D)は、保護膜として使用した例を工
程順に示すものである。まず、絶縁基板21上に常法のア
デイテイププロセスにより導体パターン22を形成する。
この上に、本発明のシリコーンポリマとオルソナフトキ
ノン系化合物とからなる組成物の溶液をスピンコート法
などによつて塗布し、乾燥して保護膜23を形成する。つ
いで、この保護膜23上にホトマスク24を載せ、紫外線照
射し、アルカリ現像液で現像し、保護膜23にビアホール
25,25…を形成する。
第2図(A)〜(E)は、本発明の感光性高分子膜を層
間絶縁膜として使用する例を工程順に示したものであ
る。先の例と同様に絶縁基板31上に第1層の導体パター
ン32を設け、この上に本発明のシリコーンポリマとオル
トナフトキノン系化合物とからなる溶液を塗布、乾燥し
て層間絶縁膜33を形成する。ついで、この上にホトマス
ク34を載せ、紫外線照射しアルカリ現像液で現像し、層
間絶縁膜33にビアホール35,35…を形成する。次に、こ
の層間絶縁膜33上にセミアデイテイププロセスにより銅
などの第2層の導体パターン36を形成する。
第3図(A)〜(F)は、この感光性高分子膜を他のポ
リイミドなどの高分子膜と組み合わせ二層構造とし、こ
れを層間絶縁膜として使用する例を工程順に示したもの
である。
まず、絶縁基板41上に第1層目の導体パターン42を設
け、この上に液状ポリイミドプレポリマなどをスピンコ
ート法などによつて塗布し、加熱して硬化させて有機高
分子膜43とする。次に、この高分子膜43上に本発明の感
光性高分子膜44を先の例と同様にして設け、これら2層
で層間絶縁膜45を形成する。ついで、この層間絶縁膜45
上にホトマスク46を載せ、紫外線照射、アルカリ現像
し、感光性高分子膜44にビアホール47,47…を形成した
のち、この感光性高分子膜44をマスクとして、下層の高
分子膜43を酸素プラズマエツチングし、高分子膜43にも
ビアホール47,47…を形成する。ついで、この上にセミ
アデイテイププロセスにより第2層目の導体パターン48
を設ける。必要に応じてこの一連の工程を繰り返すこと
で、所望の層数の多層配線板などを得ることができる。
なお、上記高分子膜43を構成するものとしては、酸素プ
ラズマエツチングされるものであれば、特に限定されな
いが、絶縁性、耐熱性、機械的特性などの優れたポリイ
ミドが最も好ましい。
〔作用〕
このように本発明の感光性高分子膜は、紫外線照射でア
ルカリ可溶性を示し、アルカリ水溶液で現像が可能とな
る。このため、従来のビアホール形成法(第5図)に比
べて簡便な工程でビアホールが形成でき、しかも現像時
の膨潤がないため、微細なパターンをシヤープに形成で
きる。
さらに、この感光性高分子膜は酸素プラズマエツチング
耐性が非常に高く、その高分子膜をパターンマスクとし
て下層の有機高分子膜を酸素プラズマエツチングでき、
下層の有機高分子膜に微細でしかも高アスペクト比を有
するピアホールを形成することができる。このため、保
護膜、層間絶縁膜として有効に使用でき、さらにこれら
を多層に積層して優れた多層配線板を形成することがで
きる。
〔製造方法〕
次に、本発明で用いられる一般式(I)および(II)の
シリコーンポリマの製造法について説明する。
一般式(I)で示されるシロキサンポリマの製造法とし
ては、ヘキサフエニルシクロトリシロキサンなど環状フ
エニルシロキサンをアルカリ金属の水酸化物で開環重合
したポリマをフリーデルクラフト反応で変性する方法が
とられる。
一般式(II)で示されるシロキサンポリマの製造法とし
ては、 (ZはClまたはOCH3)で表わされるシラン化合物を加水
分解することにより容易に得られるフエニリシルセスキ
オキサンポリマをフリーデルクラフト反応で変性する方
法がとられる。
以下、製造例を示す。
(製造例1) かきまぜ機、温度計、滴下漏戸をつけた300mlのフラス
コに無水塩化アルミニウム15g、塩化アセチル50mlをと
り撹拌する。つぎに分子量7800のポリフエニルシルセス
キオキサン5gを塩化アセチル50mlに溶かした溶液を徐々
に滴下する。温度を25℃に保ち反応を進める。反応の進
行とともに塩化水素が発生する。3時間反応後冷却して
内容物を塩酸を含む氷水中に注ぐ。よくかき混ぜて塩化
アルミニウムを分解し、氷水が酸性であることを確かめ
てから沈澱したポリマを別する。希塩酸−水でよく洗
い、最後に真空乾燥器で乾燥する。得られたポリマの分
子量は7900であつた。赤外線吸収スペクトルでは1670cm
-1にカルボニル基の吸収が、NMRでδ=2.4にメチル基の
吸収がみられ、アセチル化されたことが確認できた。こ
の時のアセチル化率はNMRから60%であつた。
(製造例2) かき混ぜ機、温度計、滴下漏戸をつけた300mlのフラス
コに塩化第二スズ25ml、無水酢酸50mlをとり撹拌する。
つぎにジフエニルシランジオール6gを無水酢酸50mlに溶
かした溶液を徐々に滴下する。以下製造例1と同様な方
法でアセチル化ポリシロキサンを得た。得られたポリマ
の分子量は1500であり、アセチル化率は42%であつた。
(製造例3) 製造例1で得たアセチル化ポリフエニルシルセスキオキ
サン6gを10%の次亜塩素酸ナトリウムの水溶液100mlに
加え、12時間還流する。得られた透明な液に塩酸を加え
ることにより酸性にすると沈澱が生じる。別して黄白
色固体を得た。赤外線吸収スペクトルにおいて1670cm-1
のカルボニル基の吸収が消滅し1700cm-1にカルボキシル
基の吸収がみられカルボキシル化されたことが認められ
た。収率70%。
(製造例4) 製造例2で得られたアセチル化ポリジフエニルシロキサ
ン6gを10%の次亜塩素酸ナトリウムの水溶液100mlに加
え、12時間還流する。以下、製造例3と同様にしてカル
ボキシル化を行つた。収率65%。
製造例3および製造例4で得られたカルボキシル化物は
アルカリ性水溶液、メタノール、エタノールに可溶、他
の有機溶媒に不溶であつた。
(製造例5) 製造例1で得たアセチル化ポリフエニルシルセスキオキ
サン5gをテトラヒドロフラン100mlに溶かし、これに3g
のLiAlH4を加え、3時間還流を行つた。反応終了後5%
の塩酸を含む氷水の中に注ぎこみ、黄白色固体を得た。
収率55%。
生成物の赤外線吸収スペクトルでは原料でみられた1670
cm-1のカルボニルの吸収が消え、3100〜3400cm-1付近に
OH基に起因する吸収が見られ、還元されたことが確認で
きた。
(製造例6) 製造例2で得たアセチル化ポリジフエニルシロキサン5g
をテトラヒドロフラン100mlに溶かし、これに3gのLiAlH
4を加え還流を行つた。反応終了後5%の塩酸を含む氷
水の中に注ぎこみ、黄白色固体を得た。収率66%。
製造例5および製造例6で得られたポリマはアルカリ性
水溶液、メタノール等のアルコールに可溶であつた。
(製造例7) 製造例1においてポリフエニルシルセスキオキサンの代
りに環状シロキサンの開環重合で得られたポリジフエニ
ルシロキサン(分子量1万)を用いて、同じ方法でアセ
チル化ポリジフエニルシロキサンを得た。
(製造例8) 製造例1において、塩化アセチルの代りに塩化プロピオ
ニルを用いて同じ方法によりプロピオニル化ポリフエニ
ルシルセスキオキサンを得た。
(製造例9) 製造例7において、塩化アセチルの代りに塩化プロピオ
ニルを用いて同じ方法によりプロピオニル化ポリフエニ
ルシロキサンを得た。
〔実施例〕
以下、実施例を示すが、本発明はこれに限定されるもの
ではない。
(実施例1) セラミツク基板を出発原料として、一般に行なわれてい
るアデイテイププロセスにより第一層目導体パターン
(パターン幅30μm、パツド径50μm、厚さ5μm)を
形成した。次ぎに、製造例1〜9で得られたシリコーン
ポリマに で表わされるオルトナフトキノン系化合物を20重量%添
加した組成物溶液をスピンコート法により5μmの厚さ
で塗布し80℃,20分間プリベークした。つぎにホトマス
クを用いオーク社のジエツトライトを用いて表1に示す
照射量を照射した。照射後、マイクロポジツト2401(シ
ブレイ社製)と水の比が1/1の現像液で現像し、ビアホ
ールを形成した。さらに、一般に行なわれているセミア
デイテイブ法により無電解銅メツキで導体パターン20μ
m、パツド径30μm、ビアホール20μmを形成した。
以上述べた方法により絶縁層形成と回路形成を行い、高
密度な多層配線板を製造できた。
(実施例2) 製造例1によるフエニルシロキサンポリマを用い、前記
一般式(II)で示されるオルトナフキノン系化合物にお
いて基Zが下記構造; (1) −OH、(2) −OCl、(3) −OF、 のものを20重量%添加し、表2に示す照射量で照射し、
実施例1と同様な方法で高密度な多層配線板を製造し
た。
(実施例3) セラミツク基板を出発基材として、一般に行われている
アデイテイププロセスにより第一層目導体パターン(パ
ターン幅30μm、パツド径50μm、厚さ5μm)を形成
した。次ぎに、有機高分子膜として液状ポリイミド樹脂
をスピンコート法により1500〜2000rpmの回転速度で10
μmの膜を均一に塗布し、250℃で30分硬化させポリイ
ミド膜を設けた。
次いで、この上に実施例1で用いた組成物を、スピンコ
ート法により0.3μmの厚さに塗布した。次ぎに、ホト
マスクビアホール用孔30μm径を介して紫外光を照射し
た。紫外光の照射量は表3に示したものとした。照射
後、実施例1と同様な現像条件で現像し、ビアホールを
形成した。次ぎに、ポリイミド膜へビアホールを酸素プ
ラズマにより形成した。酸素プラズマ条件は、アルパツ
ク社製平行平板形ドライエツチング装置(DEM-451)を
用い、酸素ガスをエツチヤントガスとし、ガス流量50sc
cm、ガス圧30mmTorr、RFパワー200W、電極間電圧800Vで
エツチング時間20分で行つた。
さらに、この上に一般のセミアデイテイブ法により無電
解銅メツキで導体パターン20μm、パツド径30μm、ビ
アホール20μmを形成した。
以上述べた方法により、絶縁層形成と回路形成を行い、
高密度な多層配線板を製造した。
(実施例4) モノリシツクLSIにおける多層配線を第4図(A)〜
(D)に示すように行つた。Si基板51上に所定の寸法で
酸化シリコンの絶縁膜52を形成し、この上に、FETと第
1層のAl配線層53を形成したのち、その上に実施例2で
用いた層間絶縁膜53を3μmの厚さで形成した。次い
で、実施例2と同様の方法で露光、現像し3μm径のビ
アホール55を形成した。その後、所定の方法で第2層の
Al配線層56を形成した。
多層配線板の層間絶縁膜に酸化シリコンなどの無機材料
を用いた場合、段差構造が避けられないため、段差部に
おけるAl配線の断線を生ずる問題があつた。
しかし、本発明の層間絶縁膜を用いたモノリジツクLSI
の場合、平坦化されているため上記問題は生じなかつ
た。また、耐熱性に優れているため、LSIの加工工程に
おける熱処理においても熱劣化を生じることはなかつ
た。
(実施例5) 実施例4で得られたモノリジツクLSIの上に実施例2で
用いた組成物を保護膜として60μm厚さに形成した。
防湿性および表面絶縁性が良好であることは当然のこと
とし、α線によるLSIのソフトエラー防止に大きな役割
りを果すことができた。60μm厚さの保護膜を形成する
ことによりソフトエラー率を数千分の1に減少させるこ
とができた。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明の感光性高分子膜は、紫外
線照射によりアルカリ現像ができ、ポジ形の感光性を示
し、かつ現像時の膨潤がないため、微細でテーパの小さ
いビアホールの形成が可能となる。また、酸素プラズマ
エツチング耐性が極めて大きいため、この高分子膜を酸
素プラズマエツチングの際のレジストとして使用するこ
とができ、微細で高アスペクト比のパターン形成が可能
となる。
よつて、この感光性高分子膜は、IC、LSIなどの半導体
装置や高密度配線板などの層間絶縁膜や保護膜として極
めて有用なものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は、いずれもこの発明の感光性高分
子膜の具体的使用例についての製造工程を示す説明図で
あつて、 第1図(A)〜(D)は感光性高分子膜を保護膜とした
ものの、第2図(A)〜(E)は感光性高分子膜を層間
絶縁膜としたものの、第3図(A)〜(F)は感光性高
分子膜を他の有機高分子膜と組み合せ2層構造とし、多
層配線板としたものの、第4図(A)〜(D)は感光性
高分子膜をモノリシツクICの層間絶縁層としたものの工
程説明図である。 第5図(a)〜(h)は、従来の多層配線板の製造工程
を説明する説明図である。 23,33,43,54……感光性高分子膜(層間絶縁膜、絶縁
膜)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小野瀬 勝秀 茨城県那珂郡東海村大字白方字白根162番 地 日本電信電話株式会社茨城電気通信研 究所内 (56)参考文献 特開 昭62−247350(JP,A) 特開 昭62−159141(JP,A)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記一般式 〔但しXは (Rは炭化水素あるいは置換炭化水素を示す。)、カル
    ボキシル基の群から選ばれた一種であり、同じでも異な
    つてもよい。 R′,R″およびRは、同一または異なり、水素、アル
    キル基およびフエニル基よりなる群から選ばれる1種の
    基を示す。 l,mおよびnは0または正の整数を示し、lとmが同時
    に0になることはない。〕 で表わされるポリマとオルトナフトキノン系化合物から
    なる感光性高分子膜。
  2. 【請求項2】層間絶縁膜である特許請求の範囲第1項記
    載の感光性高分子膜。
  3. 【請求項3】保護膜である特許請求の範囲第1項記載の
    感光性高分子膜。
  4. 【請求項4】有機高分子膜との二層構造である特許請求
    の範囲第1項記載の感光性高分子膜。
  5. 【請求項5】下記一般式 〔但しXは (Rは炭化水素あるいは置換炭化水素を示す。)、カル
    ボキシル基の群から選ばれた一種であり、同じでも異な
    つてもよい。 R′,R″およびRは、同一または異なり、水素、アル
    キル基およびフエニル基よりなる群から選ばれる1種の
    基を示す。 l,mおよびnは0または正の整数を示し、lとmが同時
    に0になることはない。〕 で表わされるポリマとオルトナフトキノン系化合物から
    なる感光性高分子膜。
  6. 【請求項6】層間絶縁膜である特許請求の範囲第5項記
    載の感光性高分子膜。
  7. 【請求項7】保護膜である特許請求の範囲第5項記載の
    感光性高分子膜。
  8. 【請求項8】有機高分子膜との二層構造である特許請求
    の範囲第5項記載の感光性高分子膜。
  9. 【請求項9】下記一般式 〔但しXは (Rは炭化水素あるいは置換炭化水素を示す。)、カル
    ボキシル基の群から選ばれた一種であり、同じでも異な
    つてもよい。 R′,R″およびRは、同一または異なり、水素、アル
    キル基およびフエニル基よりなる群から選ばれる1種の
    基を示す。 l,mおよびnは0または正の整数を示し、lとmが同時
    に0になることはない。〕 で表わされるポリマとオルトナフトキノン系化合物から
    なる感光性高分子膜を、層間絶縁膜または保護膜とした
    多層配線板。
  10. 【請求項10】下記一般式 〔但しXは (Rは炭化水素あるいは置換炭化水素を示す。)、カル
    ボキシル基の群から選ばれた一種であり、同じでも異な
    つてもよい。 R′,R″およびRは、同一または異なり、水素、アル
    キル基およびフエニル基よりなる群から選ばれる1種の
    基を示す。 l,mおよびnは0または正の整数を示し、lとmが同時
    に0になることはない。〕 で表わされるポリマとオルトナフトキノン系化合物から
    なる感光性高分子膜を、層間絶縁膜または保護膜とした
    多層配線板。
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