JPH0692829B2 - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

Info

Publication number
JPH0692829B2
JPH0692829B2 JP62097840A JP9784087A JPH0692829B2 JP H0692829 B2 JPH0692829 B2 JP H0692829B2 JP 62097840 A JP62097840 A JP 62097840A JP 9784087 A JP9784087 A JP 9784087A JP H0692829 B2 JPH0692829 B2 JP H0692829B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
indoor
outdoor
heat exchanger
room
air conditioner
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP62097840A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63263334A (ja
Inventor
文雄 沼田
Original Assignee
松下精工株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 松下精工株式会社 filed Critical 松下精工株式会社
Priority to JP62097840A priority Critical patent/JPH0692829B2/ja
Publication of JPS63263334A publication Critical patent/JPS63263334A/ja
Publication of JPH0692829B2 publication Critical patent/JPH0692829B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は主に食堂や台所等の空気調和装置に関するもの
である。
従来の技術 従来、住宅などの空気調和装置は居間(リビングルー
ム)や、和室などの居住室を中心に多室分離形空気調和
機などにより空調を行う。すなわち、1台の室外機に対
し複数台の室内機をそれぞれ冷媒配管で接続し、前記複
数の室内機は、居間,寝室,子供部屋といった主要とな
る室内に備えて空調を行うものであった。また多室分離
形空気調和機でない空調方式としては、居間,寝室とい
ったその部屋に対応して室外機を設け、この室外機とそ
の室内に設けた室内機を冷媒配管で接続して空調をする
といった方法であった。
発明が解決しようとする問題点 このような従来の構成では、各主要室内の空調を行うに
はよいが、たとえば台所などでは、炊事時に発生する湯
煙を排気するための換気扇が設けられているから、台所
における空調は負荷が非常に大きい。特に夏期冷房時は
ガステーブル使用等によって室内温度が高くなる。また
冬期暖房時は、前記台所用換気扇で台所室内の空気を排
気することから、台所室内の温度は低くく冷感となるな
どの問題点があった。また台所や食堂に居間や寝室と同
様の室内機を設けてもよいが、使用時間帯の少ない台所
や食堂では普通設置しない傾向が強く、したがって台所
や食堂における空調は、以外と無視されていることが多
いという問題点があった。
本発明はこのような問題点を解決するもので、台所や食
堂の空調を行いながら、かつ簡易な保冷庫を有する空調
機を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 この問題点を解決するために本発明は、壁面を貫通して
設ける空気調和機の本体における室内機側に室内吹出口
および床下吹出口とを設けて、どちらかを開口するダン
パーと室内熱交換器と、室内送風機を設け、室外機側に
室外熱交換器と室外送風機と、圧縮機とを備え、前記本
体の側方に断熱仕切板によって区画された保冷庫を設
け、この保冷庫に室内熱交換器と電動膨張弁との間より
分岐した冷媒配管が配設された室内蒸発装置と、室外熱
交換器と電動膨張弁との間より分岐した冷媒配管が配設
された室外蒸発装置を設けたものである。
作用 この構成により、冷房時は室内送風機を運転し室内熱交
換器で蒸発される蒸発冷媒により室内(台所)を冷房す
るとともに、室内熱交換器から分岐し、保冷庫内に配設
された室内蒸発装置により、前記保冷庫を冷却し、一方
暖房時には凝縮器として作用する室内熱交換器により室
内(台所)を暖房すると共に、室外熱交換器より分岐し
保冷庫内に配設された室外蒸発装置により前記保冷庫を
冷却するさらに中間期は室内の空調を不要とするから、
室内機側に設けたダンパーを床下側が開口するようにし
て室内の空調を避けることとなる。
実施例 以下本発明による一実施例を第1図〜第3図にもとづい
て説明する。第1図において、住宅の壁1には出窓2が
造られ、前記壁1を貫通し、かつ出窓2の下側にヒート
ポンプ式の空気調和機の本体3が据付けられている。こ
の本体3内は仕切板4によって室外機側5と室内機側6
とに区画され、前記室外機側5には室外吸込口7と室外
へ吹出す室外吹出口10が形成され、かつ室外送風機8
と、冷房時凝縮器として暖房時蒸発器として作用する室
外熱交換器9と、圧縮機16が設けられている。一方室内
機側6には、室内に対向して室内吸込口11が形成され、
かつ室内送風機12と、冷房時蒸発器として暖房時凝縮器
として作用する室内熱交換器13が設けられている。さら
に室内側に向って形成された室内吹出口14と、床下より
外側に向って吹出すようにした床下吹出口14aを設け前
記室内吹出口14を開口するか、または前記床下吹出口14
aを開口するダンパー17を備えている。また壁1の上
方、すなわち台所のガステーブル(図示せず)の位置に
は湯煙排気用の換気扇15を設けている。
第2図は台所内の正面から見た図面であり、出窓2の下
方に本体3の室内吸込口11と足元から吹出すようにした
室内吹出口14があり、前記本体3の側方には断熱仕切板
38によって仕切られ、室内側より前方へ開閉する扉18を
設けた保冷庫19を前記本体3と一体に形成し、把手20に
よって開閉するようにしている。
第3図はこれら本体3と保冷庫19との間に構成される冷
凍サイクルを示している。この冷凍サイクルは冷房時に
おいては実線矢印に示すようにインバータ圧縮機16より
吐出管21を出て四方弁22、室外熱交換器9、膨張機構と
なる電動膨張弁23で減圧され、室内熱交換器13,四方弁2
2,アキュームレータ24と冷媒が循環され、この途中にお
いて電動膨張弁23と室内熱交換器13との間より分岐した
分岐管25に第1電磁弁26を設け、冷房時は開、暖房時は
閉となり、冷房時は電動膨張弁23を通過した一部の冷媒
が、前記断熱仕切板38を貫通して保冷庫19内の第1キャ
ピラリチューブ27を通すように冷媒配管を配設して形成
した室内蒸発装置28を備え、配管29から逆止弁30を通っ
て四方弁22に戻り室内蒸発装置28における蒸発冷媒によ
って保冷庫19内の温度を下げ、野菜,果物等の低温保冷
でよい場合の物を入れておくようにしている。
次に暖房時においては点線矢印で示すように、圧縮機16
より吐出管21を出た冷媒は四方弁22より配管31を流れて
室内熱交換器13を経て電動膨張弁23に流れる。このとき
第1電磁弁26は閉の動作をしている。前記電動膨張弁23
から室外熱交換器9に流れるが、一部の冷媒は分岐管32
に設けた第2電磁弁33を開にしているからこの第2電磁
弁33より、前記断熱仕切板38を貫通して保冷庫19内のキ
ャピラリチューブ34を経て室外蒸発装置35を通り、逆止
弁36より四方弁22に戻る。当然大部分の冷媒は室外熱交
換器9で蒸発して四方弁22,アキュームレータ24を経て
圧縮機16に戻る。
上記構成において、冬期は室内の暖房を行い、夏期は冷
房を行いながら通年において保冷庫19では物の保存を行
うのである。すなわち、ダンパー17は室内吹出口14を開
にしておいて冷房時は第2電磁弁33を閉に、第1電磁弁
26を開にして、室外熱交換器9で凝縮された冷媒が電動
膨張弁23で減圧され、冷媒の主は室内熱交換器13に流れ
て台所等の室内の冷房を行う。一方分岐管25に流れた一
部の減圧冷媒は、第1電磁弁26を経て保冷庫19内のキャ
ピラリチューブ27でさらに減圧され室内蒸発装置28にお
ける蒸発潜熱で保冷庫19内を冷却する。したがって冷房
時は室内蒸発装置28により保冷庫を冷却する。
次に暖房時においては、冷房時と同じくダンパー17は室
内吹出口14を開にしておいて、第1電磁弁26が閉とな
り、第2電磁弁33が開の動作になり、圧縮機16,四方弁2
2を出た冷媒は室内熱交換器13で凝縮され、この凝縮潜
熱によって台所に設けた室内吹出口14よりほぼ足元の位
置方向へと温風を吹出し暖房するとともに、電動膨張弁
23で減圧された冷媒の一部が第2電磁弁33を通って保冷
庫19内のキャピラリチューブ34で、さらに減圧され室外
蒸発装置35を流れ、ここで保冷庫19を冷却し、冷媒は逆
止弁36を経て四方弁22に戻る。主の冷媒は電動膨張弁23
より室外熱交換器9に流れて四方弁22,圧縮機16に戻る
流路となるのである。
また、中間期などは室内の冷房あるいは暖房といった空
調をする必要がない時期においては、室内吹出口14は閉
にして床下吹出口14aを開にして、夏期の冷風と冬期の
温風は床下吹出口14aを通して外へ拾て去り、保冷庫の
み使用するのである。さらには、台所等で長時間空調を
使用しないときは、ダンパー17を室内吹出口14側にして
閉とし、床下吹出口14aを開にして空調機を運転し、保
冷庫19内の温度を保持するようにすればよい。要は、ダ
ンパー17はその使用勝手によりどちらかに切換えればよ
いのである。
こうした本実施例は、壁1に貫通した空気調和機の本体
に、室外機側と室内機側とに区画して室内機側を台所,
食堂等室内に臨ませて冷暖房を行わせ、かつ、本体と一
体に設けた保冷庫19内へ冷媒配管を断熱仕切板を貫通し
て室内蒸発装置と室外蒸発装置を設けて保冷庫19を冬
期,夏期そして中間期ともに冷却させるようにしてい
る。なお、本実施例では保冷庫19を本体3と一体形にし
たが、保冷庫19を分離してもよく、この場合の冷媒配管
構成は、前記実施例と同一でよい。
発明の効果 前記実施例の説明より明らかなように本発明は、壁面を
貫通し設ける空気調和機の本体に断熱仕切板で区画した
保冷庫を備え、前記保冷庫に室内熱交換器と電動膨張弁
との間より分岐した冷媒配管が配設された室内蒸発装置
と、室外熱交換器と電動膨張弁との間より分岐した冷媒
配管が配設された室外蒸発装置とを設けるようにしたか
ら、特に負荷の大きい台所の空調が、ガステーブル上に
設けた換気扇を運転しても良好に足元から空調が行わ
れ、冬期などにおいて料理者が足元から冷感を受けるこ
とも少なく、暖房時の温風感を受けられるし、また、冷
房時も炊事による室内温度の高まりに対し、温風による
不快感も少なくなる。さらには空気調和機の本体と一体
に保冷庫を設けて、冷凍食品以外の野菜や、果物等冷凍
保存を必要としない食品の保冷にも役立ち、使用を便な
らしむるなどの効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の空気調和装置の据付け断面
図、第2図は同空気調和装置の正面構成図、第3図は同
空気調和装置の冷凍サイクル図である。 1……壁、3……本体、4……仕切板、5……室外機
側、6……室内機側、8……室外送風機、9……室外熱
交換器、12……室内送風機、13……室内熱交換器、16…
…圧縮機、17……ダンパー、19……保冷庫、23……電動
膨張弁、28……室内蒸発装置、35……室外蒸発装置、38
……断熱仕切板。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】壁面に貫通して設ける空気調和機の本体を
    備え、この本体内を仕切板によって室内機側と室外機側
    に区画し、前記室内機側に室内吹出口および床下吹出口
    とを設けて、どちらかを開口するダンパーと、室内熱交
    換器と室内送風機を設け、前記室外機側に室外熱交換器
    と室外送風機と、圧縮機を設け、前記本体の側方に断熱
    仕切板によって区画された保冷庫を設け、この保冷庫に
    室内熱交換器と膨張弁との間より分岐した冷媒配管が配
    設された室内蒸発装置と、室外熱交換器と膨張弁との間
    より分岐した冷媒配管が配設された室外蒸発装置を設け
    てなる空気調和装置。
JP62097840A 1987-04-21 1987-04-21 空気調和装置 Expired - Lifetime JPH0692829B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62097840A JPH0692829B2 (ja) 1987-04-21 1987-04-21 空気調和装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62097840A JPH0692829B2 (ja) 1987-04-21 1987-04-21 空気調和装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63263334A JPS63263334A (ja) 1988-10-31
JPH0692829B2 true JPH0692829B2 (ja) 1994-11-16

Family

ID=14202914

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62097840A Expired - Lifetime JPH0692829B2 (ja) 1987-04-21 1987-04-21 空気調和装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0692829B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2226552B1 (es) * 2001-03-23 2006-06-01 Kaisha Mitsubishi Denki Kabushiki Aparato de aire acondicionado y metodo para instalar el aparato de aire acondicionado.
CN1419645A (zh) * 2001-03-23 2003-05-21 三菱电机株式会社 空气调节装置及其设置方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63263334A (ja) 1988-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5076745B2 (ja) 換気空調装置
US8215123B2 (en) Compact grille cabinet for room air-conditioners
US4138859A (en) Split heat pump outdoor fan arrangement
JP5256828B2 (ja) 換気空調装置
JP4654073B2 (ja) 冷凍空調システム
JP3852571B2 (ja) 空気調和機
JPH0413612B2 (ja)
JPH0692829B2 (ja) 空気調和装置
CN210267846U (zh) 一种新式商用冷柜制冷系统结构
US2222241A (en) Air conditioning system
JPH10267440A (ja) 冷蔵庫
JP2525769B2 (ja) 空気調和機
JPS621648Y2 (ja)
CN218328398U (zh) 一种空调多联机
CN2169808Y (zh) 组合式冷冻冷藏空调器
JPS634093B2 (ja)
JP3988252B2 (ja) 空気調和機
JPH0526103B2 (ja)
JPH0112151Y2 (ja)
JPH0626839Y2 (ja) 環境試験装置
JPH05231699A (ja) 店舗の空調方法及びその装置
JPS55110841A (en) Integral heating and cooling type air conditioner
JPS62268967A (ja) ヒ−トポンプ給湯装置
JPH1137513A (ja) 空気調和機
JPS62210333A (ja) ダクト式空調方式