JPH0626839Y2 - 環境試験装置 - Google Patents
環境試験装置Info
- Publication number
- JPH0626839Y2 JPH0626839Y2 JP4969688U JP4969688U JPH0626839Y2 JP H0626839 Y2 JPH0626839 Y2 JP H0626839Y2 JP 4969688 U JP4969688 U JP 4969688U JP 4969688 U JP4969688 U JP 4969688U JP H0626839 Y2 JPH0626839 Y2 JP H0626839Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heating
- condenser
- refrigeration circuit
- circuit
- compressor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Testing Resistance To Weather, Investigating Materials By Mechanical Methods (AREA)
- Other Air-Conditioning Systems (AREA)
- Drying Of Solid Materials (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は冷凍回路を備えた環境試験装置に関する。
この種環境試験装置における冷凍回路は、基本的には、
冷媒を圧縮機から凝縮器、膨張機構及び装置内空調部の
蒸発器へ順次導き、再び前記圧縮機へ戻すものである。
この冷凍回路は専ら冷却又は除湿のみに使用され、蒸発
温度以上の恒温を得ようとするときには、空調部に別個
に設けた電気ヒータ等の加熱手段により温度制御するの
が一般的である。
冷媒を圧縮機から凝縮器、膨張機構及び装置内空調部の
蒸発器へ順次導き、再び前記圧縮機へ戻すものである。
この冷凍回路は専ら冷却又は除湿のみに使用され、蒸発
温度以上の恒温を得ようとするときには、空調部に別個
に設けた電気ヒータ等の加熱手段により温度制御するの
が一般的である。
しかしながら、冷凍回路の蒸発器温度以上の温度を得る
場合におけるかかる冷凍回路の使用では、冷凍回路の凝
縮熱はそのまま外部へ捨てられ、更に別個の加熱手段が
運転されるので、エネルギーロスが大きい。
場合におけるかかる冷凍回路の使用では、冷凍回路の凝
縮熱はそのまま外部へ捨てられ、更に別個の加熱手段が
運転されるので、エネルギーロスが大きい。
そこで本考案は、冷凍回路を備えた環境試験装置にし
て、電気ヒータ等の従来加熱手段を使用しなくても該冷
凍回路を利用して広い範囲で、しかもエネルギーを節約
して温度制御できる環境試験装置を提供することを目的
とする。
て、電気ヒータ等の従来加熱手段を使用しなくても該冷
凍回路を利用して広い範囲で、しかもエネルギーを節約
して温度制御できる環境試験装置を提供することを目的
とする。
本考案は前記目的にしたがい、冷凍回路を備えた環境試
験装置において、該冷凍回路における圧縮機からの吐出
冷媒の一部を加熱に使用するための加熱回路を備え、該
加熱回路は、前記吐出冷媒の一部を加熱用凝縮器、前記
冷凍回路における膨張機構とは別の膨張機構及び前記冷
凍回路中の主凝縮器部に設けた蒸発器を順次介して前記
圧縮機へ戻し導くことができ、前記加熱用凝縮器は装置
内空調部に設置されていることを特徴とする環境試験装
置を提供するものである。
験装置において、該冷凍回路における圧縮機からの吐出
冷媒の一部を加熱に使用するための加熱回路を備え、該
加熱回路は、前記吐出冷媒の一部を加熱用凝縮器、前記
冷凍回路における膨張機構とは別の膨張機構及び前記冷
凍回路中の主凝縮器部に設けた蒸発器を順次介して前記
圧縮機へ戻し導くことができ、前記加熱用凝縮器は装置
内空調部に設置されていることを特徴とする環境試験装
置を提供するものである。
前記膨張機構には、キャピラリーチューブ、ステップモ
ータ駆動により開度調節される膨張弁等を採用できる。
ータ駆動により開度調節される膨張弁等を採用できる。
本考案環境試験装置によると、冷凍回路における蒸発温
度以上のある温度範囲までは、次のようにして温度制御
可能である。すなわち、冷凍回路における圧縮機吐出口
を出た温度の高い冷媒の一部を装置内空調部の加熱用凝
縮器へ導き、そこで放熱させ、凝縮させたあと、膨張機
構を介して冷凍回路の主凝縮器部の蒸発器へ導き、そこ
から圧縮器の吸入口へ戻す。この間、前記加熱用凝縮器
は加熱器として作用させる。また、温度制御は、冷凍回
路及び加熱回路のいずれか一方又は双方における膨張機
構による冷媒流量制御にて行う。
度以上のある温度範囲までは、次のようにして温度制御
可能である。すなわち、冷凍回路における圧縮機吐出口
を出た温度の高い冷媒の一部を装置内空調部の加熱用凝
縮器へ導き、そこで放熱させ、凝縮させたあと、膨張機
構を介して冷凍回路の主凝縮器部の蒸発器へ導き、そこ
から圧縮器の吸入口へ戻す。この間、前記加熱用凝縮器
は加熱器として作用させる。また、温度制御は、冷凍回
路及び加熱回路のいずれか一方又は双方における膨張機
構による冷媒流量制御にて行う。
以下、本考案の実施例を図面を参照しつつ説明する。
図示の環境試験装置は恒温恒湿器である。
該恒温恒湿器1は、開閉可能な扉11を備え、内部が仕
切り壁12によって試験室13及び空調部14に分けら
れている。
切り壁12によって試験室13及び空調部14に分けら
れている。
空調部14は、下から(上流側から)順次、加熱蒸発式
加湿器2、蒸発器34、加熱用凝縮器42及び気体循環
用ファン5を備えている。蒸発器34は冷凍回路3の一
構成部品であり、凝縮器42は加熱回路4の一構成部品
である。
加湿器2、蒸発器34、加熱用凝縮器42及び気体循環
用ファン5を備えている。蒸発器34は冷凍回路3の一
構成部品であり、凝縮器42は加熱回路4の一構成部品
である。
冷凍回路3は、冷媒を圧縮機31から凝縮器32、膨張
機構33及び空調部14の蒸発器34へ順次導き、再び
圧縮機31へ戻す回路である。この膨張機構はステッピ
ングモータにて流量制御可能な膨張弁からなる。
機構33及び空調部14の蒸発器34へ順次導き、再び
圧縮機31へ戻す回路である。この膨張機構はステッピ
ングモータにて流量制御可能な膨張弁からなる。
また、加熱回路4は、圧縮器31を出て凝縮器32へ至
る途中の冷媒の一部を電磁開閉弁41を介して凝縮器4
2へ導き、該凝縮器を出た冷媒を膨張機構43及び蒸発
器44を介して圧縮器31へ戻す回路である。膨張機構
43はステッピングモータにて流量制御可能な膨張弁で
ある。
る途中の冷媒の一部を電磁開閉弁41を介して凝縮器4
2へ導き、該凝縮器を出た冷媒を膨張機構43及び蒸発
器44を介して圧縮器31へ戻す回路である。膨張機構
43はステッピングモータにて流量制御可能な膨張弁で
ある。
凝縮器32及び蒸発器44は共にフィンチューブ式のも
ので、両者のフィンは一体に形成されている。なお、両
者のフィンは必ずしも一体的である必要はなく、分離し
ていてもよい。一体的に形成されているときは、凝縮器
32の能力が若干向上する。
ので、両者のフィンは一体に形成されている。なお、両
者のフィンは必ずしも一体的である必要はなく、分離し
ていてもよい。一体的に形成されているときは、凝縮器
32の能力が若干向上する。
かかる恒温恒湿器1によると、試験室13の温湿度は空
調部14により制御される。即ち、既に知られているよ
うに、試験室13が目標温湿度になるように蒸発器34
が冷却兼除湿器として作動せしめられるとともに加湿器
2及び加熱回路4が適宜運転される。
調部14により制御される。即ち、既に知られているよ
うに、試験室13が目標温湿度になるように蒸発器34
が冷却兼除湿器として作動せしめられるとともに加湿器
2及び加熱回路4が適宜運転される。
加熱回路4の運転は、電磁弁41の開成にて行われる。
この弁が開かれると、圧縮機31を出た温度の高い冷媒
の一部が、凝縮器42へ導かれ、そこで放熱して凝縮
し、凝縮器42から出たあと、膨張弁43及び蒸発器4
4を介して再び圧縮機31へ戻る。温度制御は試験室1
3内温度を検出しつつ膨張弁33、43による冷媒流量
制御により行われる。
この弁が開かれると、圧縮機31を出た温度の高い冷媒
の一部が、凝縮器42へ導かれ、そこで放熱して凝縮
し、凝縮器42から出たあと、膨張弁43及び蒸発器4
4を介して再び圧縮機31へ戻る。温度制御は試験室1
3内温度を検出しつつ膨張弁33、43による冷媒流量
制御により行われる。
加熱回路4だけでは到達し得ない高温を得ようとすると
きにはヒータ6が運転される。
きにはヒータ6が運転される。
前記実施例によると、恒温恒湿器1内を加熱する手段と
して、既に備わっている冷凍回路3を利用した加熱回路
4が採用されていて該加熱回路中の凝縮器42が加熱器
として作用するので、冷凍回路3だけで調整可能な温度
範囲が広がり、且つ外部への排熱量が減り、全体として
省エネルギーが図れる。
して、既に備わっている冷凍回路3を利用した加熱回路
4が採用されていて該加熱回路中の凝縮器42が加熱器
として作用するので、冷凍回路3だけで調整可能な温度
範囲が広がり、且つ外部への排熱量が減り、全体として
省エネルギーが図れる。
かくのごとく本考案によると、冷凍回路を備えた環境試
験装置にして、電気ヒータ等の従来加熱手段を使用しな
くても該冷凍回路を利用して広い範囲で、しかもエネル
ギーを節約して温度制御できる環境試験装置を提供する
ことができる。
験装置にして、電気ヒータ等の従来加熱手段を使用しな
くても該冷凍回路を利用して広い範囲で、しかもエネル
ギーを節約して温度制御できる環境試験装置を提供する
ことができる。
図面は本考案の一実施例を示す断面図である。 1……恒温恒湿器、 3……冷凍回路、 31……圧縮器、 32……凝縮器、 33……膨張弁、 34……蒸発器、 4……加熱回路、 41……電磁弁、 42……加熱用凝縮器、 43……膨張機構、 44……蒸発器。
Claims (1)
- 【請求項1】冷凍回路を備えた環境試験装置において、
該冷凍回路における圧縮機からの吐出冷媒の一部を加熱
に使用するための加熱回路を備え、該加熱回路は、前記
吐出冷媒の一部を加熱用凝縮器、前記冷凍回路における
膨張機構とは別の膨張機構及び前記冷凍回路中の主凝縮
器部に設けた蒸発器を順次介して前記圧縮機へ戻し導く
ことができ、前記加熱用凝縮器は装置内空調部に設置さ
れていることを特徴とする環境試験装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4969688U JPH0626839Y2 (ja) | 1988-04-13 | 1988-04-13 | 環境試験装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4969688U JPH0626839Y2 (ja) | 1988-04-13 | 1988-04-13 | 環境試験装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01152243U JPH01152243U (ja) | 1989-10-20 |
JPH0626839Y2 true JPH0626839Y2 (ja) | 1994-07-20 |
Family
ID=31275780
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4969688U Expired - Lifetime JPH0626839Y2 (ja) | 1988-04-13 | 1988-04-13 | 環境試験装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0626839Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014081120A (ja) * | 2012-10-16 | 2014-05-08 | Orion Mach Co Ltd | 精密温度調整装置 |
-
1988
- 1988-04-13 JP JP4969688U patent/JPH0626839Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01152243U (ja) | 1989-10-20 |
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