JPH0942752A - 輻射式空気調和装置 - Google Patents
輻射式空気調和装置Info
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- JPH0942752A JPH0942752A JP7214028A JP21402895A JPH0942752A JP H0942752 A JPH0942752 A JP H0942752A JP 7214028 A JP7214028 A JP 7214028A JP 21402895 A JP21402895 A JP 21402895A JP H0942752 A JPH0942752 A JP H0942752A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 冷房能力を高めることができ、輻射パネルの
表面に結露が生じにくいようにするとともに除湿を可能
とした輻射式空気調和装置を提供する。 【解決手段】 輻射式空気調和装置1において、輻射パ
ネル7は送風された空気を室内に吹出可能な多数の貫通
孔31を有するとともに、輻射パネル7に空気を送風す
る際に、室内空気の取入れ量を制御する制御機構23を
備える構成であるから、室内の冷房要求負荷が高い場合
には、室内空気の取入れ量を多くして、輻射パネル7の
貫通孔31から冷風を積極的に室内に送付して室内の冷
房能力を高めることができる。
表面に結露が生じにくいようにするとともに除湿を可能
とした輻射式空気調和装置を提供する。 【解決手段】 輻射式空気調和装置1において、輻射パ
ネル7は送風された空気を室内に吹出可能な多数の貫通
孔31を有するとともに、輻射パネル7に空気を送風す
る際に、室内空気の取入れ量を制御する制御機構23を
備える構成であるから、室内の冷房要求負荷が高い場合
には、室内空気の取入れ量を多くして、輻射パネル7の
貫通孔31から冷風を積極的に室内に送付して室内の冷
房能力を高めることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、輻射パネルの輻射
熱を利用して被調和室たる室内を冷房または除湿する輻
射式空気調和装置に関する。
熱を利用して被調和室たる室内を冷房または除湿する輻
射式空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、天井等に輻射パネルを設置し、
この輻射パネルに冷風を流して、輻射パネルからの輻射
熱により室内を冷房するようにした輻射式空気調和装置
が知られている。そして、輻射パネルには、送風機によ
り熱交換器(冷却器)を通過させた冷風を循環させてい
る。
この輻射パネルに冷風を流して、輻射パネルからの輻射
熱により室内を冷房するようにした輻射式空気調和装置
が知られている。そして、輻射パネルには、送風機によ
り熱交換器(冷却器)を通過させた冷風を循環させてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種の輻射式空気調
和装置では、輻射パネルを低温にし過ぎると、輻射パネ
ルの表面に接触する室内空気が冷却され、この空気が露
点温度よりも低くなると、輻射パネルの表面に結露して
この露が落ちて床やカーペット等を濡らすおそれがあ
る。
和装置では、輻射パネルを低温にし過ぎると、輻射パネ
ルの表面に接触する室内空気が冷却され、この空気が露
点温度よりも低くなると、輻射パネルの表面に結露して
この露が落ちて床やカーペット等を濡らすおそれがあ
る。
【0004】また、輻射式空気調和装置は、輻射パネル
の熱を空気層に伝達するという性質上、冷房能力を高め
るにも限界があり、特に、急速な冷房をすることができ
なかった。
の熱を空気層に伝達するという性質上、冷房能力を高め
るにも限界があり、特に、急速な冷房をすることができ
なかった。
【0005】更に、輻射パネルを低温にし過ぎない場合
であっても、梅雨時等の湿度が高い場合には輻射パネル
の表面に結露を生じやすく、床やカーペット等を濡らす
おそれがある。即ち、除湿したい場合には、別途除湿機
を必要としていた。
であっても、梅雨時等の湿度が高い場合には輻射パネル
の表面に結露を生じやすく、床やカーペット等を濡らす
おそれがある。即ち、除湿したい場合には、別途除湿機
を必要としていた。
【0006】そこで、本発明の目的は、上述した従来の
技術が有する問題点を解消し、冷房能力を高めることが
でき、輻射パネルの表面に結露が生じにくいようにする
とともに除湿を可能とした輻射式空気調和装置を提供す
ることにある。
技術が有する問題点を解消し、冷房能力を高めることが
でき、輻射パネルの表面に結露が生じにくいようにする
とともに除湿を可能とした輻射式空気調和装置を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、輻射パネルに、熱交換した空気を送風して輻射パネ
ルの輻射熱により室内を冷房する輻射式空気調和装置に
おいて、前記輻射パネルは、送風された空気を室内に吹
出可能な多数の貫通孔を有するとともに、輻射パネルに
空気を送風する際に室内空気の取入れ量を制御して前記
貫通孔から吹出される空気量を増減する制御機構を備え
るものである。
は、輻射パネルに、熱交換した空気を送風して輻射パネ
ルの輻射熱により室内を冷房する輻射式空気調和装置に
おいて、前記輻射パネルは、送風された空気を室内に吹
出可能な多数の貫通孔を有するとともに、輻射パネルに
空気を送風する際に室内空気の取入れ量を制御して前記
貫通孔から吹出される空気量を増減する制御機構を備え
るものである。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の輻射式空気調和装置において、制御機構は、室内温度
と要求される設定温度との温度差に基づいて室内空気の
取入れ量を制御するものである。
の輻射式空気調和装置において、制御機構は、室内温度
と要求される設定温度との温度差に基づいて室内空気の
取入れ量を制御するものである。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の輻射式空気調和装置において、制御機構は、室内湿度
に基づいて室内空気の取入れ量を制御するものである。
の輻射式空気調和装置において、制御機構は、室内湿度
に基づいて室内空気の取入れ量を制御するものである。
【0010】請求項1に記載の発明によれば、輻射パネ
ルに供給された熱交換後の空気(冷風)は、その一部が
貫通孔から室内に吹出されるので、積極的に室内を冷房
することができる。
ルに供給された熱交換後の空気(冷風)は、その一部が
貫通孔から室内に吹出されるので、積極的に室内を冷房
することができる。
【0011】この場合、輻射パネルに送風する際に室内
空気を取入れて送風するとともにその取入れ量を多くす
れば、室内の冷房能力を高めることができる。更に、室
内空気の取入れ量を多くして輻射パネルに送風すること
によって、室内空気圧が低下し、輻射パネルを貫通して
放出される空気量が多くなる。
空気を取入れて送風するとともにその取入れ量を多くす
れば、室内の冷房能力を高めることができる。更に、室
内空気の取入れ量を多くして輻射パネルに送風すること
によって、室内空気圧が低下し、輻射パネルを貫通して
放出される空気量が多くなる。
【0012】また、除湿運転をする場合には、室内空気
を取入れて輻射パネルに送風する際に、その空気を冷却
器により除湿した後、輻射パネルの貫通孔を介して室内
に戻すことによって、室内空気を除湿する。
を取入れて輻射パネルに送風する際に、その空気を冷却
器により除湿した後、輻射パネルの貫通孔を介して室内
に戻すことによって、室内空気を除湿する。
【0013】請求項2に記載の発明によれば、室内温度
と要求される設定温度との温度差(負荷)に基づいて、
室内空気の取入れ量を制御するものであり、例えば、負
荷が大きい場合には室内空気取入れ量を多くし、負荷が
小さい場合には室内空気取入れ量を少なくすれば、負荷
に応じて快適な冷房または暖房を図ることができる。
と要求される設定温度との温度差(負荷)に基づいて、
室内空気の取入れ量を制御するものであり、例えば、負
荷が大きい場合には室内空気取入れ量を多くし、負荷が
小さい場合には室内空気取入れ量を少なくすれば、負荷
に応じて快適な冷房または暖房を図ることができる。
【0014】請求項3に記載の発明によれば、室内湿度
が所定の値より高い場合には、室内空気の取入れ量を多
くし、室内湿度が所定値よりも低い場合には空気取入れ
量を少なくして、湿度に応じた除湿ができる。
が所定の値より高い場合には、室内空気の取入れ量を多
くし、室内湿度が所定値よりも低い場合には空気取入れ
量を少なくして、湿度に応じた除湿ができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施の形態を
添付図面を参照して詳細に説明する。図1において、輻
射式空気調和装置1は、冷却器3と、送風機5と、例え
ば天井に設置される輻射パネル7と、これらをつなぐパ
ネル循環ダクト9とを備えている。
添付図面を参照して詳細に説明する。図1において、輻
射式空気調和装置1は、冷却器3と、送風機5と、例え
ば天井に設置される輻射パネル7と、これらをつなぐパ
ネル循環ダクト9とを備えている。
【0016】冷却器3は、冷凍サイクルにおける蒸発器
であり、この冷凍サイクルは、図2に示すように、コン
プレッサ11、室外熱交換器13、膨脹弁15のほか、
本実施の形態では除湿用凝縮器17及びその制御弁19
が接続されており、冷房のほか、除湿機能をも付与して
いる。即ち、送風機5から送風された風は、蒸発器3及
び凝縮器17を通過するようになっており、蒸発器3で
凝縮されて空気中の水分が除去された空気を凝縮器17
で暖めてもとの温度に戻して除湿するものである。
であり、この冷凍サイクルは、図2に示すように、コン
プレッサ11、室外熱交換器13、膨脹弁15のほか、
本実施の形態では除湿用凝縮器17及びその制御弁19
が接続されており、冷房のほか、除湿機能をも付与して
いる。即ち、送風機5から送風された風は、蒸発器3及
び凝縮器17を通過するようになっており、蒸発器3で
凝縮されて空気中の水分が除去された空気を凝縮器17
で暖めてもとの温度に戻して除湿するものである。
【0017】パネル循環ダクト9は、送風機5に接続さ
れており、輻射パネル7の空気は戻されるが、送風機5
の手前で室内空気を取入れる室内空気循環ダクト21が
制御機構としての切り替え弁23を介して接続されてい
る。
れており、輻射パネル7の空気は戻されるが、送風機5
の手前で室内空気を取入れる室内空気循環ダクト21が
制御機構としての切り替え弁23を介して接続されてい
る。
【0018】この切り替え弁23の開度は、制御装置2
5により制御されており、制御装置25からの開度信号
に応じて、室内空気の取入れ量を変えるようになってい
る。
5により制御されており、制御装置25からの開度信号
に応じて、室内空気の取入れ量を変えるようになってい
る。
【0019】尚、この制御装置25は、上述した切り替
え弁23及び膨脹弁19にも接続されており、要求され
る冷房負荷や、除湿の程度に応じてそれぞれの開度の制
御もするようになっている。
え弁23及び膨脹弁19にも接続されており、要求され
る冷房負荷や、除湿の程度に応じてそれぞれの開度の制
御もするようになっている。
【0020】また、室内には、輻射式空気調和装置1の
運転状態や温度等を設定するリモコン(リモートコント
ロールスイッチ)27が設けられており、このリモコン
には設定温度や、冷房、または除湿等の運転モード切り
替えができるようになっている。同時に、リモコン27
には、温度検出器及び湿度検出器が内臓されており、室
内温度及び室内湿度を検出して制御装置25に夫々の検
出信号を送るようになっている。
運転状態や温度等を設定するリモコン(リモートコント
ロールスイッチ)27が設けられており、このリモコン
には設定温度や、冷房、または除湿等の運転モード切り
替えができるようになっている。同時に、リモコン27
には、温度検出器及び湿度検出器が内臓されており、室
内温度及び室内湿度を検出して制御装置25に夫々の検
出信号を送るようになっている。
【0021】輻射パネル7は、送風機5の送風により、
蒸発器3を通過して冷やされた冷風が供給されて冷却さ
れ、その冷やされた輻射パネル7の輻射熱により室内空
気を冷房するものである。
蒸発器3を通過して冷やされた冷風が供給されて冷却さ
れ、その冷やされた輻射パネル7の輻射熱により室内空
気を冷房するものである。
【0022】輻射パネル7には、図1に示すように、空
洞8が形成されており、この空洞8に冷風が供給され
る。この輻射パネル7は、断熱性に優れる部材により形
成される箱状の本体12の開口に、純アルミニウムまた
はアルミニウム合金製の表面材29を設けて構成され
る。この輻射パネル7の表面材29のほぼ全域には、冷
風を吹出可能な多数の貫通孔31が設けられる。この貫
通孔31は、孔径1mm以下のものを、ほぼ10mm以下の
孔間隔で設けることが望ましい。このように多数の貫通
孔31を形成することにより表面材29の表面の結露を
抑制することができる。
洞8が形成されており、この空洞8に冷風が供給され
る。この輻射パネル7は、断熱性に優れる部材により形
成される箱状の本体12の開口に、純アルミニウムまた
はアルミニウム合金製の表面材29を設けて構成され
る。この輻射パネル7の表面材29のほぼ全域には、冷
風を吹出可能な多数の貫通孔31が設けられる。この貫
通孔31は、孔径1mm以下のものを、ほぼ10mm以下の
孔間隔で設けることが望ましい。このように多数の貫通
孔31を形成することにより表面材29の表面の結露を
抑制することができる。
【0023】次に、本実施の形態の作用について説明す
る。通常の輻射冷房時には、切り替え弁23を制御し
て、室内空気循環ダクト21を閉じ、パネル循環ダクト
9のみ開いて空気を循環させる。
る。通常の輻射冷房時には、切り替え弁23を制御し
て、室内空気循環ダクト21を閉じ、パネル循環ダクト
9のみ開いて空気を循環させる。
【0024】この場合、室内空気の取入れをおこなわ
ず、送風機5により送風された空気は冷却器3を通過し
て冷やされた後、輻射パネル7の空洞8に供給される。
輻射パネル7では、送付された空気により表面材29が
冷やされ、その輻射熱により室内が徐々に冷却される。
この表面材29の表面が冷気で均一に覆われると、空洞
8内の冷気を室内空気の露点温度より低い温度にしたと
しても、表面材29の表面の結露は抑制される。更に、
表面材29の表面は、貫通孔31を通じて吹出された冷
気と、空洞8内の冷気とにより冷却されるので、表面材
29の表面温度は冷気温度にきわめて近い温度になるの
で、輻射熱による効果的な冷房が実現される。また、冷
房時に多数の小径の貫通孔31を通じて、表面材29の
ほぼ全面から冷風が均一に吹出される。この冷気は表面
材29の表面に付着して表面から室内空気を押し退ける
ので、表面材29の表面は冷気で均一に覆われる。
ず、送風機5により送風された空気は冷却器3を通過し
て冷やされた後、輻射パネル7の空洞8に供給される。
輻射パネル7では、送付された空気により表面材29が
冷やされ、その輻射熱により室内が徐々に冷却される。
この表面材29の表面が冷気で均一に覆われると、空洞
8内の冷気を室内空気の露点温度より低い温度にしたと
しても、表面材29の表面の結露は抑制される。更に、
表面材29の表面は、貫通孔31を通じて吹出された冷
気と、空洞8内の冷気とにより冷却されるので、表面材
29の表面温度は冷気温度にきわめて近い温度になるの
で、輻射熱による効果的な冷房が実現される。また、冷
房時に多数の小径の貫通孔31を通じて、表面材29の
ほぼ全面から冷風が均一に吹出される。この冷気は表面
材29の表面に付着して表面から室内空気を押し退ける
ので、表面材29の表面は冷気で均一に覆われる。
【0025】更に、貫通孔31を通じて吹出される冷気
も、室内に降下して、室内に拡散されるので、室内冷房
に寄与できる。
も、室内に降下して、室内に拡散されるので、室内冷房
に寄与できる。
【0026】一方、室内冷房の立ち上げ時には、設定温
度と室内温度との温度差Tが所定値T0 以上である場
合、急速な冷房が要求される。この場合には、要求負荷
に応じて、切り替え弁23の開度を所定量だけ調節して
室内空気循環ダクト21を開き、室内空気を導入して送
風する。導入された室内空気は冷却器3により冷却され
た後、表面材23の貫通孔31から室内に送風される。
従って、冷却された空気が積極的に室内に供給されるか
ら、冷風を送風して冷却する空気調和機と同様に室内を
積極的に供給することができ、立上がり特性に優れ、快
適な冷房が得られる。
度と室内温度との温度差Tが所定値T0 以上である場
合、急速な冷房が要求される。この場合には、要求負荷
に応じて、切り替え弁23の開度を所定量だけ調節して
室内空気循環ダクト21を開き、室内空気を導入して送
風する。導入された室内空気は冷却器3により冷却され
た後、表面材23の貫通孔31から室内に送風される。
従って、冷却された空気が積極的に室内に供給されるか
ら、冷風を送風して冷却する空気調和機と同様に室内を
積極的に供給することができ、立上がり特性に優れ、快
適な冷房が得られる。
【0027】この場合、輻射パネル7に送風する際に室
内空気の取入れ量を多くすれば、室内の冷房能力を高め
ることができる。しかも、室内空気の取入れ量を多くし
て輻射パネル7に送風することによって、室内空気圧が
低下し、貫通孔31から放出される空気量が多くなる。
輻射パネルを貫通孔を介して室内に放出される冷風は、
輻射パネル7の表面材29の表面に向かう室内空気を押
し退けるとともに、表面材の表面には冷風が回り込むの
で、表面材29の表面の結露は抑制される。
内空気の取入れ量を多くすれば、室内の冷房能力を高め
ることができる。しかも、室内空気の取入れ量を多くし
て輻射パネル7に送風することによって、室内空気圧が
低下し、貫通孔31から放出される空気量が多くなる。
輻射パネルを貫通孔を介して室内に放出される冷風は、
輻射パネル7の表面材29の表面に向かう室内空気を押
し退けるとともに、表面材の表面には冷風が回り込むの
で、表面材29の表面の結露は抑制される。
【0028】また、除湿運転の場合には、輻射パネル7
に送風する際に、室内空気を取入れてその空気を熱交換
により除湿した後、輻射パネル7を貫通孔31を介して
室内に戻すことによって、室内空気を除湿する。
に送風する際に、室内空気を取入れてその空気を熱交換
により除湿した後、輻射パネル7を貫通孔31を介して
室内に戻すことによって、室内空気を除湿する。
【0029】ここで、制御装置25における制御動作に
ついて説明する。
ついて説明する。
【0030】図4に示すように、ステップS1において
制御が開始されると、ステップS2に進み、制御装置2
5ではリモコンによる設定温度と室内温度との温度信号
を受けてこれらを比較して、その温度差Tが所定値T0
より大きいか否かを判断する。
制御が開始されると、ステップS2に進み、制御装置2
5ではリモコンによる設定温度と室内温度との温度信号
を受けてこれらを比較して、その温度差Tが所定値T0
より大きいか否かを判断する。
【0031】所定値T0 より大きい場合にはステップS
3に進み、空気取入れ制御をおこなう。この空気取入れ
制御は、温度差に応じて開度を比例的に変化させるもの
が好ましいが、室内空気循環ダクト21の開閉の2方向
位置を制御するものであってもよい。室内温度と要求さ
れる設定温度との温度差(負荷)に基づいて、室内空気
の取入れ量を比例的に制御する場合には、負荷が大きい
場合には室内空気取入れ量を多くし、負荷が小さい場合
には室内空気取入れ量を少なくし、負荷に応じて快適な
冷房または除湿を図ることができる。尚、所定値T0 と
は例えば25乃至35℃であり、本実施の形態では30
℃である。
3に進み、空気取入れ制御をおこなう。この空気取入れ
制御は、温度差に応じて開度を比例的に変化させるもの
が好ましいが、室内空気循環ダクト21の開閉の2方向
位置を制御するものであってもよい。室内温度と要求さ
れる設定温度との温度差(負荷)に基づいて、室内空気
の取入れ量を比例的に制御する場合には、負荷が大きい
場合には室内空気取入れ量を多くし、負荷が小さい場合
には室内空気取入れ量を少なくし、負荷に応じて快適な
冷房または除湿を図ることができる。尚、所定値T0 と
は例えば25乃至35℃であり、本実施の形態では30
℃である。
【0032】一方、ステップS2において、設定温度と
室温との温度差Tが所定値T0 より大きくない場合に
は、ステップS5に移行し、室内湿度と設定湿度との湿
度差Wが所定値W0 より大きいか否かが判断される。
室温との温度差Tが所定値T0 より大きくない場合に
は、ステップS5に移行し、室内湿度と設定湿度との湿
度差Wが所定値W0 より大きいか否かが判断される。
【0033】所定値W0 より大きい場合には、ステップ
S3に進み、空気取入れ制御をおこなう。この空気取入
れ制御は、上述の温度制御の場合と同様に、温度差に応
じて開度を種々変化させるものであってもよく。また、
室内空気循環ダクト21の開閉の2方向位置を制御する
ものであってもよい。
S3に進み、空気取入れ制御をおこなう。この空気取入
れ制御は、上述の温度制御の場合と同様に、温度差に応
じて開度を種々変化させるものであってもよく。また、
室内空気循環ダクト21の開閉の2方向位置を制御する
ものであってもよい。
【0034】尚、所定値W0 は、例えば60乃至90%
であり、本実施の形態では80%である。
であり、本実施の形態では80%である。
【0035】ステップS3で、空気取入れ制御を行った
後に、ステップS4に進みスタートステップS1に戻
る。
後に、ステップS4に進みスタートステップS1に戻
る。
【0036】本発明は上述した実施の形態に限定され
ず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々種変形可能で
ある。
ず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々種変形可能で
ある。
【0037】例えば、図3に示すように、冷凍サイクル
は冷却器3のみを備え、図2に示す実施の形態と異な
り、凝縮器を有しないものでもよいが、この場合には湿
度制御はできないので温度制御に基づいて室内空気取入
れ制御をおこなうことになる。
は冷却器3のみを備え、図2に示す実施の形態と異な
り、凝縮器を有しないものでもよいが、この場合には湿
度制御はできないので温度制御に基づいて室内空気取入
れ制御をおこなうことになる。
【0038】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、要求負
荷に応じて輻射パネルに送風する空気における室内空気
取入れ量を制御し、要求負荷が高い場合には、室内空気
の取入れ量を多くして、輻射パネルの貫通孔から冷風を
積極的に室内に送付して室内の冷房能力を高めることが
できる。この場合、室内空気の取入れ量を多くして輻射
パネルに送風することによって、室内空気圧が低下し、
輻射パネルを貫通して放出される空気量が多くなる。
荷に応じて輻射パネルに送風する空気における室内空気
取入れ量を制御し、要求負荷が高い場合には、室内空気
の取入れ量を多くして、輻射パネルの貫通孔から冷風を
積極的に室内に送付して室内の冷房能力を高めることが
できる。この場合、室内空気の取入れ量を多くして輻射
パネルに送風することによって、室内空気圧が低下し、
輻射パネルを貫通して放出される空気量が多くなる。
【0039】また、輻射パネルを貫通孔を介して室内に
放出される冷風は、輻射パネルの表面材の表面に向かう
室内空気を押し退けるとともに、表面材の表面には冷風
が回り込むので、表面材の表面の結露は抑制される。
放出される冷風は、輻射パネルの表面材の表面に向かう
室内空気を押し退けるとともに、表面材の表面には冷風
が回り込むので、表面材の表面の結露は抑制される。
【0040】また、除湿運転に際しては、輻射パネルに
送風する際に、室内空気を取入れてその空気を熱交換に
より除湿した後、輻射パネルを貫通孔を介して室内に戻
すことによって、室内空気を除湿する。
送風する際に、室内空気を取入れてその空気を熱交換に
より除湿した後、輻射パネルを貫通孔を介して室内に戻
すことによって、室内空気を除湿する。
【0041】請求項2に記載の発明によれば、室内温度
と要求される設定温度との温度差(負荷)に基づいて、
室内空気の取入れ量を制御するものであるから、負荷に
応じて快適な冷房または暖房を図ることができる。
と要求される設定温度との温度差(負荷)に基づいて、
室内空気の取入れ量を制御するものであるから、負荷に
応じて快適な冷房または暖房を図ることができる。
【0042】請求項3に記載の発明によれば、室内湿度
が所定の値より高い場合には、室内空気の取入れ量を多
くし、室内湿度が所定値よりも低い場合には空気取入れ
量を少なくして、湿度に応じた除湿ができる。
が所定の値より高い場合には、室内空気の取入れ量を多
くし、室内湿度が所定値よりも低い場合には空気取入れ
量を少なくして、湿度に応じた除湿ができる。
【図1】本発明による輻射式空気調和装置の概略的構成
を示す図である。
を示す図である。
【図2】輻射式空気調和装置の冷凍サイクルを示す回路
図である。
図である。
【図3】他の実施の形態にかかる冷凍サイクルを示す回
路図である。
路図である。
【図4】制御装置による制御を示すフローチャートであ
る。
る。
1 輻射式空気調和装置 3 冷却器 5 送風機 7 輻射パネル 9 パネル循環ダクト 15 貫通孔 23 切り替え弁(制御機構) 25 制御装置 29 表面材
Claims (3)
- 【請求項1】 輻射パネルに、熱交換した空気を送風し
て輻射パネルの輻射熱により室内を冷房する輻射式空気
調和装置において、 前記輻射パネルは、送風された空気を室内に吹出可能な
多数の貫通孔を有するとともに、輻射パネルに空気を送
風する際に室内空気の取入れ量を制御して前記貫通孔か
ら吹出される空気量を増減する制御機構を備えることを
特徴とする輻射式空気調和装置。 - 【請求項2】 前記制御機構は、室内温度と要求される
設定温度との温度差に基づいて室内空気の取入れ量を制
御することを特徴とする請求項1に記載の輻射式空気調
和装置。 - 【請求項3】 前記制御機構は、室内湿度に基づいて室
内空気の取入れ量を制御することを特徴とする請求項1
に記載の輻射式空気調和装置。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7214028A JPH0942752A (ja) | 1995-07-31 | 1995-07-31 | 輻射式空気調和装置 |
TW085104281A TW290624B (ja) | 1995-04-28 | 1996-04-11 | |
KR1019960012820A KR960038290A (ko) | 1995-04-28 | 1996-04-25 | 복사식 공기조화장치 |
EP96106564A EP0740114A3 (en) | 1995-04-28 | 1996-04-25 | Radiation type air conditioning system having dew-condensation preventing mechanism |
US08/638,450 US5729994A (en) | 1995-04-28 | 1996-04-26 | Radiation type air conditioning system having dew-condensation preventing mechanism |
SG1996009624A SG63639A1 (en) | 1995-04-28 | 1996-04-27 | Radiation type air conditioning system having dew-condensation preventing mechanism |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7214028A JPH0942752A (ja) | 1995-07-31 | 1995-07-31 | 輻射式空気調和装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0942752A true JPH0942752A (ja) | 1997-02-14 |
Family
ID=16649087
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7214028A Pending JPH0942752A (ja) | 1995-04-28 | 1995-07-31 | 輻射式空気調和装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0942752A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005030756A (ja) * | 2003-02-20 | 2005-02-03 | Daikin Ind Ltd | 輻射パネル構造体および空気調和機 |
JP2009275960A (ja) * | 2008-05-14 | 2009-11-26 | Toyota Motor Corp | 建物の空調設備 |
JP2009281709A (ja) * | 2008-05-26 | 2009-12-03 | Takenaka Komuten Co Ltd | 空調装置 |
KR100980543B1 (ko) * | 2003-09-09 | 2010-09-06 | 엘지전자 주식회사 | 복사패널을 갖는 공기조화장치 |
JP2015064129A (ja) * | 2013-09-24 | 2015-04-09 | 鹿島建設株式会社 | 空調方法及び当該空調方法において使用する空調システム |
CN111059664A (zh) * | 2019-12-30 | 2020-04-24 | 广州康普顿至高建材有限公司 | 一种带除湿系统的防冷凝冷辐射系统及其防冷凝方法 |
-
1995
- 1995-07-31 JP JP7214028A patent/JPH0942752A/ja active Pending
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