JP3988252B2 - 空気調和機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気調和機に係わり、より詳細には、一台の室外機に接続された二台の室内機を室内の壁面上下部に夫々据え付け、互いに相関関係のある運転を行うことによってより快適な空気調和を実現できるようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の空気調和機は、例えば図8で示すように、一台の室外機Aに接続された一台の室内機B'を室内の壁面上部に据え付けて、例えば冷房運転時には、矢印a'で示すような略水平方向に冷風を送出するようにし、また暖房運転時には、矢印b'で示すような下方に温風を送出するようにして空気調和を行っていた。
【0003】
しかしながら、空気調和を行う室内が広い場合や、とくに天井が高いような場合には、冷房運転時の冷風や、暖房運転時の温風を室内全体に充分に行き届かせるのが困難になるため、快適な空気調和が実現できにくいという問題を有していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明においては、上記の問題点に鑑み、一台の室外機に接続された二台の室内機を室内の壁面上下部に夫々据え付け、互いに相関関係のある運転を行うことによってより快適な空気調和を実現できるようにした空気調和機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するため、圧縮機、四方弁、室外熱交換器、膨張弁、二路に分岐された一方の流路に電磁弁を備えた第一室内熱交換器、第一開閉弁を順次配管接続して冷凍サイクルを構成するとともに、前記第一室内熱交換器およびこれに対向する第一室内ファン等を収容した第一室内機を室内の壁面上部に据え付ける一方、前記室外熱交換器およびこれに対向する室外ファン等を収容した室外機を室外に設置してなる空気調和機において、
前記膨張弁と前記圧縮機との間に、第二室内熱交換器と、同第二室内熱交換器および前記膨張弁の間に設けられ、同膨張弁に向けて開となる逆止弁と、前記第二室内熱交換器および前記圧縮機の間に設けられた第二開閉弁とを順次配管接続してバイパス路を構成するとともに、前記第二室内熱交換器およびこれに対向する第二室内ファン等を収容した第二室内機を室内の壁面下部に据え付けてなり、冷房運転を行う際、前記四方弁により冷房用の冷媒流路を構成して前記膨張弁および前記第一開閉弁を開くとともに、前記電磁弁を開いて前記第一室内ファンを起動し、前記第二開閉弁を閉じ前記第二室内ファンを停止して、前記第一室内機から室内の上部に冷風を送出するようにし、
除湿運転を行う際、前記四方弁により冷房用の冷媒流路を構成して前記膨張弁および前記第一開閉弁を開くとともに、前記電磁弁を開いて前記第一室内ファンを起動し、前記第二開閉弁を閉じ前記第二室内ファンを起動して、前記第一室内機から室内の上部に冷風を送出するのと同時に、前記第二室内機から室内の下部に室内空気と同じ温度の空気を送出するようにし、
暖房運転を行う際、前記四方弁により暖房用の冷媒流路を構成して前記第一開閉弁を閉じるとともに、前記第一室内ファンを停止し、前記第二開閉弁および前記膨張弁を開き、前記第二室内ファンを起動して、前記第二室内機から室内の下部に温風を送出するようにした構成となっている。
【0006】
また、冷房運転を行う際、前記四方弁により冷房用の冷媒流路を構成して前記膨張弁および前記第一開閉弁を開くとともに、前記電磁弁を閉じて前記第一室内ファンを起動し、前記第二開閉弁を閉じ前記第二室内ファンを停止して、前記第一室内機から室内の上部に冷風を送出するようにした構成となっている。
【0007】
また、除湿運転を行う際、前記四方弁により冷房用の冷媒流路を構成して前記膨張弁および前記第一開閉弁を開くとともに、前記電磁弁を閉じて前記第一室内ファンを起動し、前記第二開閉弁を閉じ前記第二室内ファンを起動して、前記第一室内機から室内の上部に冷風を送出するのと同時に、前記第二室内機から室内の下部に室内空気と同じ温度の空気を送出するようにした構成となっている。
【0008】
また、冷房運転を行う際、前記四方弁により冷房用の冷媒流路を構成して前記膨張弁および前記第一開閉弁を開くとともに、前記電磁弁を開いて前記第一室内ファンを起動し、前記第二開閉弁を開き前記第二室内ファンを起動して、前記第一室内機から室内の上部に冷風を送出するのと同時に、前記第二室内機から室内の下部に冷風を送出するようにした構成となっている。
【0009】
また、冷房運転を行う際、前記四方弁により冷房用の冷媒流路を構成して前記膨張弁および前記第一開閉弁を開くとともに、前記電磁弁を閉じて前記第一室内ファンを起動し、前記第二開閉弁を開き前記第二室内ファンを起動して、前記第一室内機から室内の上部に冷風を送出するのと同時に、前記第二室内機から室内の下部に冷風を送出するようにした構成となっている。
【0010】
また、除霜運転を行う際、前記四方弁により冷房用の冷媒流路を構成して前記膨張弁および前記第一開閉弁を開くとともに、前記電磁弁を開いて前記第一室内ファンを起動し、前記第二開閉弁を開いて前記第二室内ファンを起動するようにした構成となっている。
【0011】
また、除霜運転を行う際、前記四方弁により冷房用の冷媒流路を構成して前記膨張弁および前記第一開閉弁を開くとともに、前記電磁弁を閉じて前記第一室内ファンを起動し、前記第二開閉弁を開いて前記第二室内ファンを起動するようにした構成となっている。
【0012】
また、暖房運転を行う際、前記四方弁により暖房用の冷媒流路を構成して前記膨張弁および前記第二開閉弁を開くとともに、前記第二室内ファンを起動し、前記第一開閉弁を閉じて前記第一室内ファンを起動し、前記第一室内機から室内の上部に室内空気と同じ温度の空気を送出するのと同時に、前記第二室内機から室内の下部に温風を送出するようにした構成となっている。
【0013】
また、暖房運転を行う際、前記四方弁により暖房用の冷媒流路を構成して前記膨張弁および前記第一開閉弁を開くとともに、前記電磁弁を開いて前記第一室内ファンを起動し、前記第二開閉弁を開き前記第二室内ファンを起動して、前記第一室内機から室内の上部に温風を送出するのと同時に、前記第二室内機から室内の下部に温風を送出するようにした構成となっている。
【0014】
更に、暖房運転を行う際、前記四方弁により暖房用の冷媒流路を構成して前記膨張弁および前記第一開閉弁を開くとともに、前記電磁弁を閉じて前記第一室内ファンを起動し、前記第二開閉弁を開き前記第二室内ファンを起動して、前記第一室内機から室内の上部に温風を送出するのと同時に、前記第二室内機から室内の下部に温風を送出するようにした構成となっている。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に基づいた実施例として説明する。
図1(A)および図1(B)と、図2(A)および図2(B)と、図3(A)および図3(B)と、図4(A)および図4(B)と、図5(A)および図5(B)と、図6(A)および図6(B)と、図7(A)および図7(B)とにおいて、Aは室外に設置された室外機、BおよびCは同室外機Aに接続されて室内の壁面上下部に据え付けられ、後述する第一室内熱交換器等を収容した第一室内機および後述する第二室内熱交換器等を収容した第二室内機で、これらは順次配管接続された構成となっている。
【0016】
1は圧縮機、2は四方弁、3は室外熱交換器、4は膨張弁、7は二路に分岐された一方の流路に電磁弁6を備えた第一室内熱交換器、8は第一開閉弁で、これらを順次配管接続して冷凍サイクルを構成するとともに、前記第一室内熱交換器7およびこれに対向する第一室内ファン5等を収容した第一室内機Bを室内の壁面上部に据え付けた構成となっている。
【0017】
また、前記冷凍サイクルを構成する前記膨張弁4と前記圧縮機1との間に、第二室内熱交換器10と、同第二室内熱交換器10と前記膨張弁4との間に設けられ、同膨張弁4に向けて開となる逆止弁12と、前記第二室内熱交換器10と前記圧縮機1との間に設けられた第二開閉弁11とからなるバイパス路を付設するとともに、前記第二室内熱交換器10およびこれに対向する第一室内ファン5等を収容した第一室内機Bを室内の壁面上部に据え付けた構成となっている。
【0018】
前記冷凍サイクルに前記バイパス路を付設して、室内の壁面上下部に据え付けられた前記第一室内機Bおよび前記第二室内機Cによって冷房運転を行う際、第一の実施例として図1(A)および図1(B)で示すように、前記四方弁2により冷房用の冷媒流路を構成して前記膨張弁4および前記第一開閉弁8を開くとともに、前記電磁弁6を開いて前記第一室内ファン5を起動し、前記第二開閉弁11を閉じ前記第二室内ファン9を停止して、矢印aのように前記第一室内機Bから室内の上部に冷風を送出するようにしたことにより、
使用者に対し冷風を直接に吹き付けることのない、快適な空気調和を実現できるようにした構成となっている。
なお、前記第一室内ファン4は、例えば運転開始時に高速回転とし、室内温度が下降するのに応じて中速回転から低速回転へと順次切り替えることによって快適な冷房運転を実現できる。
【0019】
また、除湿運転を行う際、第二の実施例として図2(A)および図2(B)で示すように、前記四方弁2により冷房用の冷媒流路を構成して前記膨張弁4および前記第一開閉弁8を開くとともに、前記電磁弁6を開いて前記第一室内ファン5を起動し、前記第二開閉弁11を閉じ前記第二室内ファン9を起動して、矢印bのように前記第一室内機Bから室内の上部に冷風を送出するのと同時に、矢印cのように前記第二室内機Cから室内の下部に室内空気と同じ温度の空気を送出するようにしたことにより、
使用者に対し冷風を直接に吹き付けることがなく、居室内の下部に室内空気と同じ温度の空気を送出することにより、快適な空気調和を実現できるようにした構成となっている。
なお、前記第一室内ファン4および前記第二室内ファン9は、例えば運転開始時に高速回転とし、室内湿度が低下するのに応じて中速回転から低速回転へと順次切り替えることによって快適な除湿運転を実現できる。
【0020】
また、暖房運転を行う際、第三の実施例として図3(A)および図3(B)で示すように、前記四方弁2により暖房用の冷媒流路を構成して前記第一開閉弁8を閉じるとともに、前記第一室内ファン5を停止し、前記第二開閉弁11および前記膨張弁4を開き、前記第二室内ファン9を起動して、矢印dのように前記第二室内機Bから室内の下部に温風を送出するようにしたことにより、
使用者の足元に向けて温風を効果的に吹き出すことで、快適な空気調和を実現できるようにした構成となっている。
なお、前記第二室内ファン9は、例えば運転開始時に高速回転とし、室内温度が上昇するのに応じて中速回転から低速回転へと順次切り替えることによって快適な暖房運転を実現できる。
【0021】
また、冷房運転を行う際、上記に説明した第一の実施例の一応用例として図1(A)および図1(B)で示すように、前記四方弁2により冷房用の冷媒流路を構成して前記膨張弁4および前記第一開閉弁8を開くとともに、前記電磁弁6を閉じて前記第一室内ファン5を起動し、前記第二開閉弁11を閉じ前記第二室内ファン9を停止して、前記第一室内機Bから室内の上部に冷風を送出するようにしたことにより、
第一の実施例で説明した冷房運転時の冷風よりも少し温度の高い冷風を、前記第一室内機Bから、使用者に直接に吹き付けないように送出できるようにした構成となっている。
【0022】
また、除湿運転を行う際、上記に説明した第一の実施例の他の応用例として図2(A)および図2(B)で示すように、前記四方弁2により冷房用の冷媒流路を構成して前記膨張弁4および前記第一開閉弁8を開くとともに、前記電磁弁6を閉じて前記第一室内ファン5を起動し、前記第二開閉弁11を閉じ前記第二室内ファン9を起動して、前記第一室内機Bから室内の上部に冷風を送出するのと同時に、前記第二室内機Cから室内の下部に室内空気と同じ温度の空気を送出するようにしたことにより、
第一の実施例で説明した除湿運転時の冷風よりも少し温度の高い冷風を、前記第一室内機Bから、使用者に直接に吹き付けないように送出できるようにした構成となっている。
【0023】
また、冷房運転を行う際、第四の実施例として図4(A)および図4(B)で示すように、前記四方弁2により冷房用の冷媒流路を構成して前記膨張弁4および前記第一開閉弁8を開くとともに、前記電磁弁6を開いて前記第一室内ファン5を起動し、前記第二開閉弁9を開き前記第二室内ファン9を起動して、矢印eのように前記第一室内機Bから室内の上部に冷風を送出するのと同時に、矢印fのように前記第二室内機Cから室内の下部に冷風を送出するようにしたことにより、
室内の上部および下部の両方に冷風を吹き出すことによって、空気調和を行う室内が広い場合や、とくに天井が高いような場合であっても、急速に冷房する冷房運転を実現できるようにした構成となっている。
【0024】
また、冷房運転を行う際、上記に説明した第四の実施例の一応用例として図4(A)および図4(B)で示すように、前記四方弁2により冷房用の冷媒流路を構成して前記膨張弁4および前記第一開閉弁8を開くとともに、前記電磁弁6を閉じて前記第一室内ファン5を起動し、前記第二開閉弁11を開き前記第二室内ファン9を起動して、前記第一室内機Bから室内の上部に冷風を送出するのと同時に、前記第二室内機Cから室内の下部に冷風を送出するようにしたことにより、
第四の実施例で説明した冷房運転時の冷風よりも少し温度の高い冷風を、前記第一室内機Bから、室内の上部に送出できるようにした構成となっている。
【0025】
また、除霜運転を行う際、第五の実施例として図5(A)および図5(B)で示すように、前記四方弁2により冷房用の冷媒流路を構成して前記膨張弁4および前記第一開閉弁8を開くとともに、前記電磁弁6を開いて前記第一室内ファン5を起動し、前記第二開閉弁11を開いて前記第二室内ファン9を起動するようにしたことにより、
前記第一室内ファン5を低速回転させて、前記第一室内機Bの吹出口から吹き出す吹出空気gを同第一室内機Bの吸込口に循環させるとともに、前記第二室内ファン9を低速回転させて吹出空気hを前記第二室内機Cから吹き出しながら効率よく除霜運転を行えるようにした構成となっている。
【0026】
また、除霜運転を行う際、上記に説明した第五の実施例の一応用例として図5(A)および図5(B)で示すように、前記四方弁2により冷房用の冷媒流路を構成して前記膨張弁4および前記第一開閉弁8を開くとともに、前記電磁弁6を閉じて前記第一室内ファン5を起動し、前記第二開閉弁9を開いて前記第二室内ファン9を起動するようにしたことにより、
第五の実施例で説明した除霜運転時の吹出空気よりも少し温度の高い吹出空気を、前記第一室内機Bから室内の上部に送出できるようにした構成となっている。
【0027】
また、暖房運転を行う際、第六の実施例として図6(A)および図6(B)で示すように、前記四方弁2により暖房用の冷媒流路を構成して前記膨張弁4および前記第二開閉弁11を開くとともに、前記第二室内ファン9を起動し、前記第一開閉弁8を閉じて前記第一室内ファン5を起動し、矢印jのように前記第一室内機Bから室内の上部に室内空気と同じ温度の空気を送出するのと同時に、矢印kのように前記第二室内機Cから室内の下部に温風を送出するようにしたことにより、
前記第一室内機Bから送出した吹出空気で、前記第二室内機Cから送出した温風が上昇しないように抑えながら、快適な空気調和を実現できるようにした構成となっている。
なお、前記第一室内ファン4は低速回転とし、前記第二室内ファン9は室内温度が上昇するのに応じて中速回転から低速回転へと順次切り替えることによって快適な暖房運転を実現できる。
【0028】
また、暖房運転を行う際、第七の実施例として図7(A)および図7(B)で示すように、前記四方弁2により暖房用の冷媒流路を構成して前記膨張弁4および前記第一開閉弁8を開くとともに、前記電磁弁6を開いて前記第一室内ファン5を起動し、前記第二開閉弁11を開き前記第二室内ファン9を起動して、矢印mのように前記第一室内機Bから室内の上部に温風を送出するのと同時に、矢印nのように前記第二室内機Cから室内の下部に温風を送出するようにしたことにより、
室内の上部および下部の両方に温風を吹き出すことで、空気調和を行う室内が広い場合や、とくに天井が高いような場合であっても、急速に暖房する暖房運転を実現できるようにした構成となっている。
【0029】
更に、暖房運転を行う際、上記に説明した第七の実施例の一応用例として図7(A)および図7(B)で示すように、前記四方弁2により暖房用の冷媒流路を構成して前記膨張弁4および前記第一開閉弁8を開くとともに、前記電磁弁6を閉じて前記第一室内ファン5を起動し、前記第二開閉弁11を開き前記第二室内ファン9を起動して、前記第一室内機Bから室内の上部に温風を送出するのと同時に、前記第二室内機Cから室内の下部に温風を送出するようにしたことにより、第七の実施例で説明した暖房運転時の温風よりも少し温度の低い温風を、前記第一室内機Bから、室内の上部に送出できるようにした構成となっている。
【0030】
以上の構成により、図1(A)および図1(B)と、図2(A)および図2(B)と、図3(A)および図3(B)と、図4(A)および図4(B)と、図5(A)および図5(B)と、図6(A)および図6(B)と、図7(A)および図7(B)とに基づいて上記に説明したとおり、空気調和を行う室内が広い場合や、とくに天井が高いような場合であっても、室内温度などに応じて、冷房運転時の冷風や、暖房運転時の温風を室内全体に充分に行き届かせることができるようになり、また、使用者のニーズに応じた温度の吹出空気を自在に混合して、より快適な空気調和が実現できるようにした空気調和機となる。
【0031】
【発明の効果】
以上のように本発明によると、一台の室外機に接続された二台の室内機を室内の壁面上下部に夫々据え付け、互いに相関関係のある運転を行うことによってより快適な空気調和を実現できるようにした空気調和機となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による空気調和機の第一の実施例を示す説明図で、(A)は冷凍サイクル図であり、(B)は吹出空気流を示す側面図である。
【図2】本発明による空気調和機の第二の実施例を示す説明図で、(A)は冷凍サイクル図であり、(B)は吹出空気流を示す側面図である。
【図3】本発明による空気調和機の第三の実施例を示す説明図で、(A)は冷凍サイクル図であり、(B)は吹出空気流を示す側面図である。
【図4】本発明による空気調和機の第四の実施例を示す説明図で、(A)は冷凍サイクル図であり、(B)は吹出空気流を示す側面図である。
【図5】本発明による空気調和機の第五の実施例を示す説明図で、(A)は冷凍サイクル図であり、(B)は吹出空気流を示す側面図である。
【図6】本発明による空気調和機の第六の実施例を示す説明図で、(A)は冷凍サイクル図であり、(B)は吹出空気流を示す側面図である。
【図7】本発明による空気調和機の第七の実施例を示す説明図で、(A)は冷凍サイクル図であり、(B)は吹出空気流を示す側面図である。
【図8】従来例による空気調和機の吹出空気流を示す側面図である。
【符号の説明】
A 空気調和機の室外機
B 空気調和機の第一室内機
C 空気調和機の第二室内機
1 圧縮機
2 四方弁
3 室外熱交換器
4 膨張弁
5 第一室内ファン
6 電磁弁
7 第一室内熱交換器
8 第一開閉弁
9 第二室内ファン
10 第二室内熱交換器
11 第二開閉弁
12 逆止弁
Claims (10)
- 圧縮機、四方弁、室外熱交換器、膨張弁、二路に分岐された一方の流路に電磁弁を備えた第一室内熱交換器、第一開閉弁を順次配管接続して冷凍サイクルを構成するとともに、前記第一室内熱交換器およびこれに対向する第一室内ファン等を収容した第一室内機を室内の壁面上部に据え付ける一方、前記室外熱交換器およびこれに対向する室外ファン等を収容した室外機を室外に設置してなる空気調和機において、
前記膨張弁と前記圧縮機との間に、第二室内熱交換器と、同第二室内熱交換器および前記膨張弁の間に設けられ、同膨張弁に向けて開となる逆止弁と、前記第二室内熱交換器および前記圧縮機の間に設けられた第二開閉弁とを順次配管接続してバイパス路を構成するとともに、前記第二室内熱交換器およびこれに対向する第二室内ファン等を収容した第二室内機を室内の壁面下部に据え付けてなり、
冷房運転を行う際、前記四方弁により冷房用の冷媒流路を構成して前記膨張弁および前記第一開閉弁を開くとともに、前記電磁弁を開いて前記第一室内ファンを起動し、前記第二開閉弁を閉じ前記第二室内ファンを停止して、前記第一室内機から室内の上部に冷風を送出するようにし、
除湿運転を行う際、前記四方弁により冷房用の冷媒流路を構成して前記膨張弁および前記第一開閉弁を開くとともに、前記電磁弁を開いて前記第一室内ファンを起動し、前記第二開閉弁を閉じ前記第二室内ファンを起動して、前記第一室内機から室内の上部に冷風を送出するのと同時に、前記第二室内機から室内の下部に室内空気と同じ温度の空気を送出するようにし、
暖房運転を行う際、前記四方弁により暖房用の冷媒流路を構成して前記第一開閉弁を閉じるとともに、前記第一室内ファンを停止し、前記第二開閉弁および前記膨張弁を開き、前記第二室内ファンを起動して、前記第二室内機から室内の下部に温風を送出するようにしたことを特徴とする空気調和機。 - 冷房運転を行う際、前記四方弁により冷房用の冷媒流路を構成して前記第一膨張弁および前記第一開閉弁を開くとともに、前記電磁弁を閉じて前記第一室内ファンを起動し、前記第二開閉弁を閉じ前記第二室内ファンを停止して、前記第一室内機から室内の上部に冷風を送出するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
- 除湿運転を行う際、前記四方弁により冷房用の冷媒流路を構成して前記膨張弁および前記第一開閉弁を開くとともに、前記電磁弁を閉じて前記第一室内ファンを起動し、前記第二開閉弁を閉じ前記第二室内ファンを起動して、前記第一室内機から室内の上部に冷風を送出するのと同時に、前記第二室内機から室内の下部に室内空気と同じ温度の空気を送出するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
- 冷房運転を行う際、前記四方弁により冷房用の冷媒流路を構成して前記膨張弁および前記第一開閉弁を開くとともに、前記電磁弁を開いて前記第一室内ファンを起動し、前記第二開閉弁を開き前記第二室内ファンを起動して、前記第一室内機から室内の上部に冷風を送出するのと同時に、前記第二室内機から室内の下部に冷風を送出するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
- 冷房運転を行う際、前記四方弁により冷房用の冷媒流路を構成して前記膨張弁および前記第一開閉弁を開くとともに、前記電磁弁を閉じて前記第一室内ファンを起動し、前記第二開閉弁を開き前記第二室内ファンを起動して、前記第一室内機から室内の上部に冷風を送出するのと同時に、前記第二室内機から室内の下部に冷風を送出するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
- 除霜運転を行う際、前記四方弁により冷房用の冷媒流路を構成して前記膨張弁および前記第一開閉弁を開くとともに、前記電磁弁を開いて前記第一室内ファンを起動し、前記第二開閉弁を開いて前記第二室内ファンを起動するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
- 除霜運転を行う際、前記四方弁により冷房用の冷媒流路を構成して前記膨張弁および前記第一開閉弁を開くとともに、前記電磁弁を閉じて前記第一室内ファンを起動し、前記第二開閉弁を開いて前記第二室内ファンを起動するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
- 暖房運転を行う際、前記四方弁により暖房用の冷媒流路を構成して前記膨張弁および前記第二開閉弁を開くとともに、前記第二室内ファンを起動し、前記第一開閉弁を閉じて前記第一室内ファンを起動し、前記第一室内機から室内の上部に室内空気と同じ温度の空気を送出するのと同時に、前記第二室内機から室内の下部に温風を送出するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
- 暖房運転を行う際、前記四方弁により暖房用の冷媒流路を構成して前記膨張弁および前記第一開閉弁を開くとともに、前記電磁弁を開いて前記第一室内ファンを起動し、前記第二開閉弁を開き前記第二室内ファンを起動して、前記第一室内機から室内の上部に温風を送出するのと同時に、前記第二室内機から室内の下部に温風を送出するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
- 暖房運転を行う際、前記四方弁により暖房用の冷媒流路を構成して前記膨張弁および前記第一開閉弁を開くとともに、前記電磁弁を閉じて前記第一室内ファンを起動し、前記第二開閉弁を開き前記第二室内ファンを起動して、前記第一室内機から室内の上部に温風を送出するのと同時に、前記第二室内機から室内の下部に温風を送出するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
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JPH11325640A (ja) | 1999-11-26 |
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