JPH0692672B2 - Ｐｃ柱の継手工法 - Google Patents
Ｐｃ柱の継手工法Info
- Publication number
- JPH0692672B2 JPH0692672B2 JP20009686A JP20009686A JPH0692672B2 JP H0692672 B2 JPH0692672 B2 JP H0692672B2 JP 20009686 A JP20009686 A JP 20009686A JP 20009686 A JP20009686 A JP 20009686A JP H0692672 B2 JPH0692672 B2 JP H0692672B2
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- column
- notch
- main bar
- main
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- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
- Reinforcement Elements For Buildings (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はPC柱の継手工法に係るものである。
（従来の技術） PC柱の継手工法として、上部PC柱及び下部PC柱の各柱主
筋を柱の中間部で圧接したのち現場打ち接合コンクリー
トを打設するか、PC柱の柱脚部において、同PC柱に埋設
された柱主筋の下端部と下部構造体より突出した主筋と
をスリーブジョイントを介して接合し、現場打ち接合コ
ンクリートを打設する方法が従来行なわれていた。
筋を柱の中間部で圧接したのち現場打ち接合コンクリー
トを打設するか、PC柱の柱脚部において、同PC柱に埋設
された柱主筋の下端部と下部構造体より突出した主筋と
をスリーブジョイントを介して接合し、現場打ち接合コ
ンクリートを打設する方法が従来行なわれていた。
（発明が解決しようとする問題点） 前者の方法は柱の曲げ応力が最小の個所での接合である
が、主筋を圧接したのち、柱の接合部の断面全体をコン
クリート打設するため、接合部の型枠面積コンクリート
量が多くなる。
が、主筋を圧接したのち、柱の接合部の断面全体をコン
クリート打設するため、接合部の型枠面積コンクリート
量が多くなる。
また後者の方法は、柱の曲げ応力が最大の柱脚部で行な
われるので作業は高度の熟練を要し、また後打ちコンク
リートの量も多くなる。
われるので作業は高度の熟練を要し、また後打ちコンク
リートの量も多くなる。
（問題点を解決するための手段） 本発明はこのような問題点を解決するために提案された
PC柱の継手工法に係り、柱中間部に柱外周面に開口する
主筋接合用欠込み部が欠截されるとともに、同欠込み部
より上方には柱主筋が、下方には同主筋と同一軸線上に
シース管が夫々埋設されてなるPC柱を、下部構造体上に
突出する主筋が前記シース管内に嵌挿されるように立設
し、同シース管に嵌挿された下部主筋と前記PC柱の柱主
筋とを接合し、同下部主筋と前記シース管との空隙にモ
ルタルを注入したのち、前記欠込み部にコンクリートを
打設することによつて前記問題点を解決するものであ
る。
PC柱の継手工法に係り、柱中間部に柱外周面に開口する
主筋接合用欠込み部が欠截されるとともに、同欠込み部
より上方には柱主筋が、下方には同主筋と同一軸線上に
シース管が夫々埋設されてなるPC柱を、下部構造体上に
突出する主筋が前記シース管内に嵌挿されるように立設
し、同シース管に嵌挿された下部主筋と前記PC柱の柱主
筋とを接合し、同下部主筋と前記シース管との空隙にモ
ルタルを注入したのち、前記欠込み部にコンクリートを
打設することによつて前記問題点を解決するものであ
る。
（作用） 本発明においては前記したように、柱中間部に欠截され
た柱外周面に開口する欠込み部より上部には柱主筋が埋
設され、下部には同柱主筋と同一軸線上に位置するシー
ス管が埋設されたPC柱を使用し、同PC柱のシース管に下
部構造体より突設された主筋を嵌挿するように同下部構
造体上に前記PC柱を立設することによつて、同PC柱にお
ける前記欠込み部内にシース管を貫通する下部主筋が突
出するので、同下部主筋とPC柱に埋設された柱主筋とを
前記欠込み部内で接合し、しかるのち前記シース管と下
部主筋との空隙にモルタルを注入し、前記欠込み部に接
合コンクリートを打設して、PC柱と下部構造体とを接合
するものである。
た柱外周面に開口する欠込み部より上部には柱主筋が埋
設され、下部には同柱主筋と同一軸線上に位置するシー
ス管が埋設されたPC柱を使用し、同PC柱のシース管に下
部構造体より突設された主筋を嵌挿するように同下部構
造体上に前記PC柱を立設することによつて、同PC柱にお
ける前記欠込み部内にシース管を貫通する下部主筋が突
出するので、同下部主筋とPC柱に埋設された柱主筋とを
前記欠込み部内で接合し、しかるのち前記シース管と下
部主筋との空隙にモルタルを注入し、前記欠込み部に接
合コンクリートを打設して、PC柱と下部構造体とを接合
するものである。
本発明の方法によれば前記シース管がPC柱の柱主筋の同
一軸線上に位置するため、シース管に嵌挿された下部主
筋と柱主筋とが同一軸線上に正確に位置決めされ、また
前記欠込み部が柱の曲げ応力の小さい柱中間部に配設さ
れていることと相俟つて、構造的に信頼性のあるPC柱の
継手が構成されるものである。
一軸線上に位置するため、シース管に嵌挿された下部主
筋と柱主筋とが同一軸線上に正確に位置決めされ、また
前記欠込み部が柱の曲げ応力の小さい柱中間部に配設さ
れていることと相俟つて、構造的に信頼性のあるPC柱の
継手が構成されるものである。
（実施例） 以下本発明を図示の実施例について説明する。
（Ａ）はPC柱で、その下部に全体の高さ約1/3の個所
に、柱外周面に開口する少なくとも４個の欠込み部
（１）が欠截されている。
に、柱外周面に開口する少なくとも４個の欠込み部
（１）が欠截されている。
PC柱（Ａ）内における欠込み部（１）より上部には柱主
筋（２）及び同主筋（２）を囲繞するスパイラルフープ
（３）が埋設され、欠込み部（１）より下部には前記柱
主筋（２）と同一軸線上に位置するシース管（４）及び
同シース管（４）を囲繞するフープ筋（５）が埋設され
ている。図中（６）は相隣る欠込み部（１）（１）間に
亘つて配設された直線上のフープ筋である。
筋（２）及び同主筋（２）を囲繞するスパイラルフープ
（３）が埋設され、欠込み部（１）より下部には前記柱
主筋（２）と同一軸線上に位置するシース管（４）及び
同シース管（４）を囲繞するフープ筋（５）が埋設され
ている。図中（６）は相隣る欠込み部（１）（１）間に
亘つて配設された直線上のフープ筋である。
而して前記PC柱（Ａ）を下部構造体（Ｂ）の敷モルタル
（Ｃ）上に、下部構造体（Ｂ）より突設された下部主筋
（７）がシース管（４）を嵌挿するように建込む。
（Ｃ）上に、下部構造体（Ｂ）より突設された下部主筋
（７）がシース管（４）を嵌挿するように建込む。
而して同シース管（４）は柱主筋（２）と同一軸線上に
配設されているので、下部主筋（７）と柱主筋（２）と
は同一直線上に位置し、同両主筋（２）（７）はエンク
ローズ溶接（Ｗ）される。
配設されているので、下部主筋（７）と柱主筋（２）と
は同一直線上に位置し、同両主筋（２）（７）はエンク
ローズ溶接（Ｗ）される。
更に前記両主筋（２）（７）は前記直線状のフープ筋
（６）と相隣る同フープ筋（６）に溶接（Ｗ）されるＬ
型フープ筋（８）とによつて囲繞される。
（６）と相隣る同フープ筋（６）に溶接（Ｗ）されるＬ
型フープ筋（８）とによつて囲繞される。
次いで前記シース管（４）と下部主筋（７）との間にモ
ルタルをグラウトしたのち、前記欠込み部（１）に接合
コンクリートで打設し、PC柱（Ａ）を下部構造体（Ｂ）
に接合するものである。
ルタルをグラウトしたのち、前記欠込み部（１）に接合
コンクリートで打設し、PC柱（Ａ）を下部構造体（Ｂ）
に接合するものである。
この後前記PC柱（Ａ）の上端に突出する柱主筋（２）を
利用して、同PC柱（Ａ）上に次階のPC柱を前記同様にし
て継接するものである。
利用して、同PC柱（Ａ）上に次階のPC柱を前記同様にし
て継接するものである。
（発明の効果） 本発明においては前記したようにPC柱の中間部に、同PC
柱外周面に開口する欠込み部を設け、同欠込み部内にお
いて、同欠込み部の上部に埋設されたPC柱の柱主筋の下
端と、同欠込み部の下部に柱主筋と同一軸線上に位置す
るように埋設されたシース管に嵌挿された、下部構造体
より突出する下部主筋の上端とを接合し、同下部主筋と
シース管との空隙にモルタルを注入して下部主筋をPC柱
と一体化するとともに、小容積の欠込み部に接合コンク
リートを打設するようにしたので、PC柱の継接作業に当
つて型枠が減少され、接合コンクリート打設量が減少さ
せ、PC柱の下部構造体上への建込みと同時に同下部構造
体より突出する主筋と柱主筋とが同一直線上に自動的に
配設され、鉄筋組立作業が省略されることと相俟つて、
本発明の方法によれば従来工法に比して現場作業が最少
限になり、工期が短縮され、工費が節減され、また、柱
の品質の向上が図れる。
柱外周面に開口する欠込み部を設け、同欠込み部内にお
いて、同欠込み部の上部に埋設されたPC柱の柱主筋の下
端と、同欠込み部の下部に柱主筋と同一軸線上に位置す
るように埋設されたシース管に嵌挿された、下部構造体
より突出する下部主筋の上端とを接合し、同下部主筋と
シース管との空隙にモルタルを注入して下部主筋をPC柱
と一体化するとともに、小容積の欠込み部に接合コンク
リートを打設するようにしたので、PC柱の継接作業に当
つて型枠が減少され、接合コンクリート打設量が減少さ
せ、PC柱の下部構造体上への建込みと同時に同下部構造
体より突出する主筋と柱主筋とが同一直線上に自動的に
配設され、鉄筋組立作業が省略されることと相俟つて、
本発明の方法によれば従来工法に比して現場作業が最少
限になり、工期が短縮され、工費が節減され、また、柱
の品質の向上が図れる。
第１図及び第２図は本発明に係るPC柱の継手工法の一実
施例の工程を示し、第１図はPC柱建込時の状態を示す正
面図、第２図は鉄筋の溶接完了時の状態を示す正面図、
第３図はPC柱の部分正面図、第４図及び第５図並に第６
図は夫々第３図の矢視IV−IV図及び矢視Ｖ−Ｖ図並に矢
視VI−VI図である。 （Ａ）…PC柱、（Ｂ）…下部構造体 （１）…欠込み部、（２）…柱主筋 （４）…シース管
施例の工程を示し、第１図はPC柱建込時の状態を示す正
面図、第２図は鉄筋の溶接完了時の状態を示す正面図、
第３図はPC柱の部分正面図、第４図及び第５図並に第６
図は夫々第３図の矢視IV−IV図及び矢視Ｖ−Ｖ図並に矢
視VI−VI図である。 （Ａ）…PC柱、（Ｂ）…下部構造体 （１）…欠込み部、（２）…柱主筋 （４）…シース管
Claims (1)
- 【請求項１】柱中間部に柱外周面に開口する主筋接合用
欠込み部が欠截されるとともに、同欠込み部より上方に
は柱主筋が、下方には同主筋と同一軸線上にシース管が
夫々埋設されてなるPC柱を、下部構造体上に突出する主
筋が前記シース管内に嵌挿されるように立設し、同シー
ス管に嵌挿された下部主筋と前記PC柱の柱主筋とを接合
し、同下部主筋と前記シース管との空隙にモルタルを注
入したのち、前記欠込み部にコンクリートを打設するこ
とを特徴とするPC柱の継手工法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20009686A JPH0692672B2 (ja) | 1986-08-28 | 1986-08-28 | Ｐｃ柱の継手工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20009686A JPH0692672B2 (ja) | 1986-08-28 | 1986-08-28 | Ｐｃ柱の継手工法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6360339A JPS6360339A (ja) | 1988-03-16 |
| JPH0692672B2 true JPH0692672B2 (ja) | 1994-11-16 |
Family
ID=16418781
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20009686A Expired - Lifetime JPH0692672B2 (ja) | 1986-08-28 | 1986-08-28 | Ｐｃ柱の継手工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0692672B2 (ja) |
-
1986
- 1986-08-28 JP JP20009686A patent/JPH0692672B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6360339A (ja) | 1988-03-16 |
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