JPH0692530A - シート反転装置 - Google Patents

シート反転装置

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JPH0692530A
JPH0692530A JP4246107A JP24610792A JPH0692530A JP H0692530 A JPH0692530 A JP H0692530A JP 4246107 A JP4246107 A JP 4246107A JP 24610792 A JP24610792 A JP 24610792A JP H0692530 A JPH0692530 A JP H0692530A
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sheet
roller pair
reversing
reversing roller
rollers
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Toru Fujiwara
徹 藤原
Kiyoshi Aimori
潔 会森
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 先行シートと後行シートが反転用ローラ対ニ
ップ部で重なり合うことがあっても、反転用ローラ対が
互いに離間することでシート汚れや画像不良を防止す
る。 【構成】 反転用ローラ対R3の正転運転にて取り込
み、逆転運転にて排紙ローラ対R2に渡し、表裏反転し
た状態で送り出すシート反転装置SUにおいて、先行シ
ートがローラ対R3に取り込まれたのち、送り出されて
シート到来検出センサPS1により検出されると、セン
サPS1がシートの到来を検出してから該シートの後端
がローラ対R3を抜け出るまでに要する時間Bをカウン
ト開始し、該カウントが終了する前に後行シートがロー
ラ対R3に到来するとき、該シート到来から前記カウン
ト終了までの間、ローラ対R3を相互離間させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複写機、プリンタ等の画
像形成装置において画像形成されたシートを表裏反転さ
せて送り出すシート反転装置、すなわち、例えば画像が
上側に向いていると、頁を揃える等の目的でこれを下側
に向くように引っ繰り返して送り出したり、或いは、一
面に画像形成されたシートの他面にも画像形成するため
に、該シートを表裏反転させてもう一度画像形成部へ送
り込むためのシート反転装置に関する。
【0002】
【従来の技術】かかるシート反転装置には種々のタイプ
のものがあるが、画像形成装置本体中に固定的に設ける
ことができることは勿論のこと、画像形成装置本体に必
要に応じ着脱可能にも構成できるものとして、送られて
きたシートを受け取り、所定の搬送路から正転逆転運転
可能の反転用ローラ対の正転運転にて取り込み、引き続
き該反転用ローラ対の逆転運転にて前記搬送路とは異な
る搬送路へ送り出して排紙ローラ対に渡し、該排紙ロー
ラ対から表裏反転した状態で送り出すシート反転装置が
提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
のシート反転装置によると、シートを所定の間隔をおい
て連続して送り込んだ場合、隣合うシートのうち先行す
るシートが所定の搬送路を通って反転用ローラ対に到来
し、該ローラ対の正転運転にて所定位置まで取り込ま
れ、引き続き該ローラ対の逆転運転にて前記搬送路とは
異なる搬送路に送り出されて排紙ローラ対に渡され、該
排紙ローラ対により送り出され初めてから、該先行シー
トの後端が反転用ローラ対を抜け出るまでの間に、後行
シートが反転用ローラ対に到来し、該ローラ対の正転運
転にて取り込まれ始めることがあると、先行シートが反
転用ローラ対を抜け出るまでの間、反転用ローラ対のニ
ップ部には、先行シートと後行シートの両者が重なって
存在することになり、その結果、後行シート上の画像
(又は先行シート上の画像)が先行シート裏面(又は後
行シート裏面)に擦り付けられ、該シート裏面が汚れた
り、画像不良が発生したりするという不都合がある。
【0004】かかる不都合を解消する手段として、先行
シートが排紙ローラ対に渡されてから予め定めた一定時
間の間、毎回、反転用ローラ対を相互離間させ、それに
よって先行シートの後端が反転用ローラ対を抜け出る前
に後行シートが反転用ローラ対に突入しても、両者が互
いに擦り合わないようにすることが考えられる。しかし
この手段では、反転用ローラ対において先行シートと後
行シートが互いに重ならない場合(例えば、シートが1
枚送りの場合、先行シートと後行シート相互の間隔が大
きく、重なりが発生しない場合)や、先行シートと後行
シートとの重なりが一旦発生しても、その後すぐに該重
なりが解消する場合等でも反転用ローラ対は一定時間、
必要以上に離間される。その結果、シートの斜行が発生
する等、シート搬送性能が低下するという問題がある。
【0005】そこで本発明は、既述のタイプのシート反
転装置であって、先行シートと後行シートが反転用ロー
ラ対ニップ部で重なり合うことがあっても、反転用ロー
ラ対が互いに離間することでシート汚れや画像不良が発
生する恐れがなく、且つ、該ローラ対の離間が、反転用
ローラ対の間にシート重なりが発生している間だけ実行
され、それだけシート搬送性能の低下が抑制されるシー
ト反転装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的に従
い、送られてきたシートを受け取り、所定の搬送路から
正転逆転運転可能の反転用ローラ対の正転運転にて取り
込み、引き続き該反転用ローラ対の逆転運転にて前記搬
送路とは異なる搬送路へ送り出して排紙ローラ対に渡
し、該排紙ローラ対から表裏反転した状態で送り出すシ
ート反転装置において、前記反転用ローラ対を互いに離
間させるローラ対離間駆動手段と、前記反転用ローラ対
よりシート送り出し側に設けられ、該反転用ローラ対に
て送り出されてくるシートの到来を検出する検出手段
と、前記検出手段がシートの到来を検出してから該シー
トの後端が前記反転用ローラ対を抜け出るまでに要する
時間を演算する手段と、先行シートが前記反転用ローラ
対にて取り込まれたのち、送り出されて前記検出手段に
より検出されると、前記時間をカウント開始する手段
と、前記カウントが終了する前に後行シートが前記反転
用ローラ対に到来したか否かを判断する手段と、前記カ
ウント終了前に該後行シートが前記反転用ローラ対に到
来するとき、該シート到来から前記カウント終了までの
間、前記ローラ対離間駆動手段に前記反転用ローラ対を
相互離間させる制御手段とを備えたことを特徴とするシ
ート反転装置を提供する。
【0007】ここで、前記検出手段がシートの到来を検
出してから該シートの後端が前記反転用ローラ対を抜け
出るまでに要する、演算された前記時間のカウントは、
減算カウントと、加算カウントの双方が考えられる。前
記検出手段が先行シートの到来を検出してから該シート
の後端が前記反転用ローラ対を抜け出るまでに要する時
間の演算は、例えば図9に示すように、予め分かってい
る反転用ローラ対から前記検出手段に至るシート搬送路
の長さLx、シートの搬送方向長さLo及びシート搬送
速度Vsから(Lo−Lx)/Vsとして演算できる。
なお、図9の例では、検出手段は排紙ローラ対のニップ
部に設けてあるが、この位置である必要はない。反転用
ローラ対よりシート送り出し側の予め定めた位置にあれ
ばよい。
【0008】また、後行シートが前記反転用ローラ対に
到来したか否かの判断は、該ローラ対のニップ部又はそ
の近傍に後行シートの到来を検出する手段を設けてお
き、該検出手段によるシートの到来検出の有無で行うこ
とや、予め分かっているシートの長さLo、先行・後行
シート間隔Li、反転用ローラ対よりシート受取り側に
おける予め定めた基準位置Posから反転用ローラ対まで
のシート搬送路の長さL1、反転用ローラ対から前記送
り出し側の検出手段までの搬送路の長さLx、シート搬
送速度Vs等に応じて、反転用ローラ対の正転運転開始
・終了タイミングや逆点運転開始・終了タイミングを定
め、且つ、反転用ローラ対の正転運転開始タイミングを
該ローラ対へのシート到来と同時又はその直前としてお
き、該ローラ対が正転運転に入ったか否かを判断するこ
とで行うこと等が考えられる。
【0009】さらに、図9に示すように、前記基準位置
Posにシート到来を検出する検出手段αを設けておき、
この検出手段αが先行シートの到来を検出する時点を基
準時点として、この時点から後行シートが反転用ローラ
対に到来するまでの時間TN+ 1 を演算し、検出手段αが
先行シートの到来を検出すると、この時間TN+1 をカウ
ント開始し、該カウント終了により後行シートが反転用
ローラ対に到来したと判断してもよい。時間TN+1 は、
(Lo+L1+Li)/Vsとして演算できる。
【0010】なお、先行シートが検出手段αにて検出さ
れた時点から、該先行シートが反転用ローラ対にて所定
位置PPまで取り込まれ、そのあと逆送されて排紙ロー
ラ対へ向かい、シート後端が反転用ローラ対を抜け出る
までの時間TN は、 TN =(2Lo+L1−2X)/Vsとして演算でき
る。ここでXは、前記所定位置PPから反転用ローラ対
までの長さである。
【0011】そして、TN ≧TN+1 の関係にあるとき、
反転用ローラ対において、先行シートと後行シートの重
なりが発生することになり、その時間は TN −TN+1 =(Lo−Li−2X)/Vsである。こ
の時間TN −TN+1 は、前記本発明シート反転装置にお
いて、先行シートが反転用ローラ対より逆送され、送り
出し側の検出手段にて到来を検出されてから、該シート
の後端が反転用ローラ対を抜け出るまでに要する時間の
カウント終了前に後行シートが反転用ローラ対に到来し
た場合において、該シート到来からカウント終了に至る
までの時間に一致する。
【0012】これらの関係は後述する図4のタイミング
チャートにも例示した。なお、図9では、検出手段α
(基準位置PP)を、シート反転装置へのシート送り込
みを行う入口部に相当する、画像形成装置本体の排紙ロ
ーラ対のニップ部に設定したが、この位置である必要は
ない。反転用ローラ対よりシート送り込み側の予め定め
た位置であればよい。
【0013】
【作用】本発明のシート反転装置よると、先行シートが
所定の搬送路を通って反転用ローラ対に到来し、該ロー
ラ対の正転運転にて所定位置まで取り込まれ、引き続き
該ローラ対の逆転運転にて前記搬送路とは異なる搬送路
に送り出され、そこで待ち受ける検出手段が該シートの
到来を検出すると、該検出手段によるシートの到来検出
からシート後端が反転用ローラ対を抜け出るまでに要す
る時間がカウント開始され、先行シートはそのまま排紙
ローラ対に渡されて該ローラ対から表裏反転した状態で
送り出され、一方、前記カウントが終了する前に後行シ
ートが反転用ローラ対に到来すると、該シート到来から
前記カウント終了までの間、ローラ対離間駆動手段が反
転用ローラ対を相互離間させ、それによって反転用ロー
ラ対における先行・後行シートの重なり部分が相互に擦
れ合うことが防止される。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は一実施例であるシート反転装置SUの概略
断面図であり、図2はこのシート反転装置を付設したプ
リンタPBの概略断面図である。シート反転装置SUは
プリンタPBに着脱できるユニットの形態に構成されて
いる。
【0015】このシート反転ユニットSUは図1に示す
ように、プリンタPBから送られてくるシート(本例で
は紙)を受け取るシート受け取り用のローラ対R1、ロ
ーラ対R1と反対側に設けた排紙ローラ対R2、ローラ
対R1、R2の中間下方に設けた反転用ローラ対R3、
ローラ対R3の下方に設けた反転用ローラ対R5及びロ
ーラ対R3、R5の間、且つ、ローラ対R1の下方に設
けた排紙ローラ対R4を含んでいる。
【0016】シート受け取り用のローラ対R1から反転
用ローラ対R3までシート搬送路11が延びており、ま
た、ローラ対R1から排紙ローラ対R2へ向けシート搬
送路12が延びている。シート搬送路11の途中には可
撓性のあるシート搬送方向制御部材(本例ではマイラー
シート)110が配置してあり、この方向制御部材11
0から前記排紙ローラ対R2に向けシート搬送路13が
延びている。
【0017】また、反転用ローラ対R3からその下方の
反転用ローラ対R5へ向けシート搬送路14が延びてお
り、さらにローラ対R3から排紙ローラ対R4へ向け別
のシート搬送路15が延びている。シート搬送路14の
途中には可撓性のあるシート搬送方向制御部材(本例で
はマイラーシート)140が配置してあり、この部材1
40がある部分から排紙ローラ対R4へ向けさらに別の
シート搬送路16が延びている。
【0018】シート受け取り用のローラ対R1は駆動ロ
ーラR11と、これに常に接触して従動回転するコロR
12とからなっており、排紙ローラ対R2は駆動ローラ
R21と、これに常時接触して従動回転するコロR22
とからなっている。反転用ローラ対R3は表面層がゴム
層である駆動ローラR31と、これに接触して従動回転
し、或いはこれから離間できるコロR32とからなって
いる。反転用ローラ対R5は表面層がゴム層である駆動
ローラR51と、このローラに接触して従動回転でき、
或いはこのローラから離間できる従動コロR52とから
なっている。排紙ローラ対R4は駆動ローラR41と、
常にこれに接触して従動回転するコロR42とからなっ
ている。
【0019】前記駆動ローラR11、R21、R41は
シート反転ユニットSUがプリンタPBに付設される
と、該プリンタ本体から図示していない伝動機構を介し
て駆動力を受け、プリンタPB中におけるシート搬送速
度Vsと同速度でシートを搬送できるように常時回転せ
しめられる。反転用ローラ対R3における駆動ローラR
31はステッピングモータM1から駆動力を受ける。こ
の駆動ローラR31はステッピングモータM1により正
転方向(図中時計方向)又は逆転方向(図中反時計方
向)に切り換え運転可能となっている。
【0020】ローラ対R3における従動コロR32は軸
棒18aによりユニットフレームFに回動可能に支持さ
れたコロ支持部材18に回転自在に支持されており、ま
た、部材18からはアーム19が延びており、これにソ
レノイドSL3が連結されている。ソレノイドSL3は
スプリングオフセット型のもので、これがオフのときに
はスプリング力により部材18が駆動ローラR31の方
向へ回動し、コロR32がローラR31に圧接される。
ソレノイドSL3がオンになると、支持部材18は図中
時計方向に回され、それによってコロR32が駆動ロー
ラR31から離間する。
【0021】反転用ローラ対R5における駆動ローラR
51はステッピングモータM2から駆動力を受ける。ロ
ーラR51はステッピングモータM2により正転方向
(図中反時計方向)又は逆転方向(図中時計方向)に切
り換え運転可能となっている。従動コロR52は軸棒2
0aによりユニットフレームFに回動可能に支持された
コロ支持部材20に回転自在に支持されている。部材2
0からはアーム21が延びており、このアームにソレノ
イドSL4が連結されている。ソレノイドSL4はスプ
リングオフセット型のもので、これがオフのときにはス
プリング力によりコロ支持部材20が図中時計方向に回
動し、コロR52が駆動ローラR51に圧接する。ソレ
ノイドSL4がオンされると、部材20が図中反時計方
向に回され、それによって従動コロR52が駆動ローラ
R51から離間する。
【0022】ローラ対R3、R5によるシート搬送速度
もVsである。なお、ローラ対R5の下方にはこのロー
ラによって取り込まれるシートを一旦溜めておくシート
溜部17が形成されている。前記シート搬送路11と1
2の間にはシート搬送方向を切り換える方向切り換え爪
11Aが設けられており、この方向切り換え爪11Aは
ユニットフレームFに回動可能に支持された軸棒111
に固定されており、さらにこの軸棒からアーム112が
延びており、これにソレノイドSL1が連結されてい
る。ソレノイドSL1はスプリングオフセット型のもの
で、これがオフのときにはバネ力により切り換え爪11
Aは図中時計方向に回動して上位置にあり、ローラ対R
1から進入してくるシートを反転用ローラ対R3の方へ
案内する。ソレノイドSL1がオンされると、切り換え
爪11Aが図中反時計方向に回され、ローラ対R1から
進入してくるシートは直接排紙ローラ対R2へ向け案内
される。
【0023】前記可撓性のシート方向制御部材110は
ローラ対R1から反転用ローラ対R3へ向けてのシート
搬送を許すが、該シートの後端がこの部材110を通過
し、予め定めた所定位置PP1に達したのち、反転用ロ
ーラ対R3により逆送されるときには、該シートを搬送
路13へ進入させる。また、前記シート搬送路14と1
5の間にはシート搬送方向切り換え爪14Aが配置して
あり、この爪14AはユニットフレームFに回動可能に
支持された軸棒141に固定されており、該軸棒141
にはアーム142が連結され、該アームにソレノイドS
L2が連結されている。ソレノイドSL2はスプリング
オフセット型のもので、これがオフのときにはバネ力に
より切り換え爪14Aが図中反時計方向に回され、反転
用ローラ対R3から搬送路14へ進入してくるシートを
反転用ローラ対R5へ向け案内する。ソレノイドSL2
がオンされると、切り換え爪14Aが図中時計方向に回
り、それによってローラ対R3から進入してくるシート
は排紙ローラ対R4へ進行するように搬送路15に進入
せしめられる。
【0024】シート搬送路14の途中に設けた可撓性の
シート方向制御部材140は、反転用ローラ対R3から
反転用ローラ対R5へのシート進行を許すが、ローラ対
R5によってシート溜部17へ取り込まれるシートの後
端が部材140を通過し、予め定めた所定位置PP2に
達したのち、ローラ対R5の逆転運転によりシートが逆
送され始めると、これを搬送路16の方へ案内する。
【0025】シート反転ユニットSUが図2に示すよう
にプリンタPBに付設されると、シート受け取り用のロ
ーラ対R1は該プリンタにおける排紙ローラ対9に臨む
とともに、ユニットSUにおける下側の排紙ローラ対R
4はプリンタPBの両面・合成プリント用通路RLの入
口に臨む。シート反転ユニットSUの入口部に相当する
プリンタPBにおける排紙ローラ対9のニップ部には、
ここへのシート到来を検出するセンサPSが配置してあ
る。また、ユニットSUにおける上側の排紙ローラ対R
2のニップ部には、ここへのシート到来を検出するセン
サPS1が配置してある。さらに、反転用ローラ対R3
のニップ部には、ここへのシート到来を検出するセンサ
PS2が配置してあり、下側の排紙ローラ対R4のニッ
プ部には、ここへのシート到来を検出するセンサPS3
が配置してある。
【0026】反転用ローラ対R3におけるセンサPS2
から上側の排紙ローラ対におけるセンサPS1までの距
離はL2である。また、反転用ローラ対R5のニップ部
から下側の排紙ローラ対R4におけるセンサPS3まで
の距離はL3である。ユニットフレームFの下部には、
このユニットの動作を制御する制御基板10を設けてあ
り、ここにはシート反転ユニット制御プロセッサ102
が搭載されている。
【0027】図2に示すプリンタPBは中央部に感光体
ドラム3を備えており、その周囲には帯電チャージャ3
1、現像装置32、転写チャージャ33、分離チャージ
ャ34、クリーナ35等が順次配置されており、転写チ
ャージャ33の図中左側にはタイミングローラ対6が、
さらにその左側に用紙収容ユニット50が設けられてい
る。
【0028】用紙収容ユニット50は異なるサイズの用
紙をそれぞれ収容できる給紙カセット51、52、53
及びこれらカセットに臨設された給紙ローラ511、5
21、531等を含み、ここから供給される用紙はガイ
ドを通ってタイミングローラ対6に供給される。一方、
分離チャージャ34の図中右側には用紙搬送ベルト7、
定着ローラ対8及び前述の排紙ローラ対9が順次配置さ
れている。また、これらの下方には両面・合成通路RL
が配置されており、シート反転ユニットSUの排紙ロー
ラ対R4によって反転されて排出されてきたシートは、
この通路RLによって再び画像形成部へ導かれる。
【0029】感光体ドラム3の上方には半導体レーザか
らなる光学系4が配置されている。このプリンタには図
示しない制御基板が搭載されており、該基板には図3に
示すように、感光体ドラム3を含む画像形成部を制御す
るプリンタ本体制御プロセッサ100、光学系4を制御
する光学系制御プロセッサ101、用紙収容ユニット5
0を制御する制御プロセッサ103が搭載されていると
ともに、これらにシリアル通信用バス116にて接続さ
れたインターフェイス制御プロセッサ115、さらにこ
れにバス114を介して接続された画像作成コントロー
ラ112が搭載されている。画像作成コントローラ11
2はバス111を介してホストコンピュータ等の外部装
置110から画像信号を受け取る。なお、画像作成コン
トローラ112はバス113を介して光学系制御プロセ
ッサ101にも接続されている。
【0030】インターフェイス制御プロセッサにはプリ
ンタPB上における操作パネル117及び該パネル上の
表示部117aが接続されている。シート反転ユニット
SUにおける前述のユニット制御プロセッサ102はバ
ス116に接続される。また、プロセッサ102には、
シート反転ユニットに関係するセンサPS、PS1、P
S2、PS3によるシート到来検出信号が入力されるよ
うになっており、モータM1、M2、ソレノイドSL
1、SL2、SL3、SL4はプロセッサ102からの
指示に基づいて制御運転される。
【0031】このプリンタPBによると、感光体ドラム
3表面が帯電チャージャ31によって一様に帯電され、
その帯電域に光学系4によって画像露光されて静電潜像
が形成される。この静電潜像が現像装置32より現像さ
れてトナー像となり、転写チャージャ33に臨む転写領
域に到来する。一方、用紙収容ユニット50から何れか
のサイズの用紙が送り出されてタイミングローラ対6に
至り、ここで感光体ドラム3上のトナー像と同期をとっ
て転写領域に送り込まれ、転写チャージャ33の作用で
トナー像を転写され、しかるのち分離チャージャ34に
てドラム3から離され、搬送ベルト7にて定着装置8に
至り、ここでトナー像を定着されたのち排紙ローラ対9
によって排出される。
【0032】シート反転ユニットSUにおいては、この
ように排紙ローラ対9によって排出されてきたシートを
ローラ対R1により受け取る。その後は、シートをその
まま排出するときには方向切り換え爪11Aの駆動ソレ
ノイドSL1をオンしておき、それによって爪11Aを
図1において下降させ、シートを直接排紙ローラ対R2
へ導く。そして該ローラ対R2によって排紙トレイTL
上に排出する(通常モード)。
【0033】しかし、排紙ローラ対9によって送られて
きたシートを表裏反転させてトレイTLに排出したいと
きは、方向切り換え爪11Aの駆動ソレノイドSL1は
オフ状態としておき、それによってシート反転用ローラ
対R3へ導き、ここで反転用ローラ対R3を正転運転す
ることで該シートを取り込み、また、必要に応じ下方の
反転用ローラ対R5も正転運転してシートの取り込みを
助け、該取り込まれたシートの後端が位置PP1に達す
ると、反転用ローラ対R3の回転を逆転方向に切り換
え、それによって該シートを搬送路13から排紙ローラ
対R2へ導き、該ローラ対R2によって排紙トレイTL
上へ表裏反転した状態で排出する(フェイスダウンモー
ド)。
【0034】また、片面に画像形成されたシートの同じ
片面に別の画像をプリント合成したいときは、方向切り
換え爪14Aの駆動ソレノイドSL2をオンして、反転
用ローラ対R3から進入してくるシートを搬送路15か
ら直接排紙ローラ対R4へ導き、該ローラ対にてプリン
タPBの両面・合成通路RLに送り出し、合成プリント
したのち、前記通常モードで排紙トレイTLへ排出する
(合成モード)。
【0035】また、片面に画像形成されたシートのもう
片面にも画像を形成する両面プリントモードを実行した
いときには、プリンタの排紙ローラ対9から排出されて
きたシートを反転用ローラ対R3及びその下方の反転用
ローラ対R5の正転運転によってシート溜部17へ取り
込み、該シートの後端が予め定めた位置PP2に到達す
ると、ローラ対R5を逆転運転して該シートを搬送路1
6から下側の排紙ローラ対R4へ導き、該ローラ対R4
によってプリンタPBの両面・合成通路RL内へ送り込
む。このように送り込まれたシートはまだ画像が形成さ
れてない面が感光体ドラム3上のトナー像に面するよう
に画像形成部へ送られ、画像形成されたのち排紙ローラ
対9から再び排出される。このように送り出されてきた
シートは前記通常モードでそのまま排紙トレイTL上に
排出される。
【0036】かかる一連の動作は、プリンタPB上の操
作パネルにおける操作パネル上での用紙の選択、プリン
ト枚数の選択、通常モードか、フェイスダウンモード
か、合成モードか、両面モードか等の選択に基づいて、
図3に示すインターフェイス制御プロセッサ115及び
プリンタ本体制御プロセッサ100、光学系制御プロセ
ッサ101、シート反転ユニット制御プロセッサ102
及び用紙収容ユニット制御プロセッサ103がバスライ
ン116で相互にシリアル通信し、それによってインタ
ーフェイス回路を制御し、選択された用紙のサイズ、モ
ード、予め分かっているシート搬送速度や搬送路長さ等
に基づき、プリンタ及びシート反転ユニット各部の動作
タイミングが抑制される。
【0037】既述のとおり、反転ユニットSUに関係す
るセンサPS、PS1、PS2、PS3は、これらセン
サによるシートの到来検出をシート反転ユニット制御プ
ロセッサ102に入力するようになっており、また、該
プロセッサは反転用ローラ対駆動モータM1及びM2を
制御し、さらに、方向切り換え爪11A駆動用のソレノ
イドSL1、方向切り換え爪14A駆動用のソレノイド
SL2、反転用ローラ対R3における従動コロR32の
離間駆動用ソレノイドSL3、反転用ローラ対R5にお
ける従動コロR52の離間駆動用ソレノイドSL4を所
定のタイミングでオンするようになっている。
【0038】これをさらに説明すると、シート反転ユニ
ットSUにおける各部は、制御プロセッサ102からの
指示に基づき次のように運転される。 〔通常モードのとき〕方向切り換え爪11A駆動用のソ
レノイドSL1がオンされ、他のソレノイドSL2、S
L3、SL4はオフのままとされる。モータM1、M2
は停止状態とされる。
【0039】従って排紙ローラ対9から送り込まれてき
たシートは、シート搬送路12を通って排紙ローラ対R
2に至り、該ローラ対R2によってそのまま排紙トレイ
TL上に排出される。 〔フェイスダウンモードのとき〕方向切り換え爪駆動用
のソレノイドSL1、SL2及び下側の反転用ローラ対
R5の離間駆動用ソレノイドSL4は何れもオフのまま
とされる。
【0040】そしてプリンタの排紙ローラ対9から送り
込まれてきたシートが搬送路11を通って反転用ローラ
対R3に到来し、これをセンサPS2が検出する直前に
駆動ローラR31がモータM1により正転運転開始さ
れ、それによってシートが搬送路14内へ取り込まれ
る。該シートの先端が下側のローラ対R5に到来する
と、そこの駆動ローラR51がモータM2により正転運
転開始される。かくしてシートの後端が所定位置PP1
に達すると、今度は反転用ローラ対R3がモータM1に
より逆転運転開始されるとともに反転用ローラ対R5も
モータM2により逆転運転開始される。かくしてシート
が上昇し、搬送路13を通って排紙ローラ対R2に到来
する。このシート到来はセンサPS1により検出され
る。シートはそのままローラ対R2の運転により表裏反
転された状態で排紙トレイTL上に排出される。
【0041】このようなフェイスダウンモードにおいて
シートが連続して送られてくる場合、隣合うシートのう
ち先行シートの先端が排紙ローラ対R2におけるセンサ
PS1にて検出されてのち、該先行シートの後端が反転
用ローラ対R3を抜け出るまでに後行シートの先端が反
転用ローラ対R3に到来すると、その直前に、反転用ロ
ーラ対R3における駆動ローラR31はモータM1にて
正転運転開始される。
【0042】かくして反転用ローラ対R3のニップ部に
は先行シートと後行シートが重なり合って存在すること
になる。そこでこのようにシートが重なる場合、ソレノ
イドSL3がオンされ、それによって従動コロR32が
駆動ローラR31から離間せしめれる。かくしてシート
重なりが発生しても、シートが相互にこすれあってシー
ト汚れや画像不良が発生するということはない。
【0043】従動コロR32が駆動ローラR31から離
間している時間は、ローラ対ニップ部に先行シートと後
行シートが重なり合っている時間とする。そのため、先
行シートの先端が排紙ローラ対R2におけるセンサPS
1によって検出されてのち、該先行シートの後端が反転
用ローラ対R3を抜け出るまでの時間がプロセッサ10
2において演算され、且つ、センサPS1が先行シート
の到来を検出すると、この時間がカウントされる。そし
て該カウントが終了する前に後行シートの先端が反転用
ローラ対R3に到来すると(これは本例では、ローラR
31が正転運転に入ったか否かで判断する。)、該到来
から前記カウントが終了するまでの時間だけソレノイド
SL3がオンされ、従動コロR32が駆動ローラR31
から離間せしめられる。 〔合成モードのとき〕方向切り換え爪14A駆動用のソ
レノイドSL2のみがオンされ、他のソレノイドSL
1、SL3及びSL4はオフのままとされる。ソレノイ
ドSL2のオンにより、反転用ローラ対R3から進入し
てきたシートは搬送路15に導かれ、排紙ローラ対R4
に進行することができる。すなわち、プリンタPBの排
紙ローラ対9から送り出されてきて、片面に既に画像形
成されているシートは、搬送路11を通り反転用ローラ
対R3に至り、該ローラ対の正転運転により搬送路15
を通って排紙ローラ対R4に達し、該ローラ対R4にて
プリンタPBの両面・合成通路RLに送り込まれる。か
くして送り込まれたシートは、画像形成されている面が
再び感光体ドラム3上のトナー像に向けられ、合成プリ
ントが行われる。合成プリント終了後は、既述の通常モ
ードにて排紙トレイTL上に排出される。 〔両面プリントモードのとき〕このモードではソレノイ
ドSL1、SL2及びSL3はオフのままとされる。
【0044】プリンタPBの排紙ローラ対9によって片
面に画像形成されたシートが送り込まてくると、該シー
トは搬送路11を通って反転用ローラ対R3に至り、こ
こで該ローラ対の正転運転により搬送路14を通って下
側の反転用ローラ対R5に至る。シートがローラ対R5
に到来する直前にローラ対R5は正転運転開始され、従
って搬送路14に進入されてきたシートはローラ対R5
によりシート溜部17に取り込まれる。該シートの後端
が所定位置PP2に到達すると、今度はローラ対R5が
逆転運転開始され、それによってシートは搬送路16か
ら排紙ローラ対R4に導かれ、該ローラ対R4によって
表裏反転した状態でプリンタPB内の両面・合成通路R
Lに送り込まれる。
【0045】かくして該シートはまだ画像が形成されて
ない面が感光体ドラム3上のトナー像に向けられるよう
にして画像形成部に送り込まれ、画像形成されたのち再
びシート反転ユニットSUに送り込まれ、前述の通常モ
ードにて排紙トレイTL上に排出される。この両面プリ
ントモードにおいて、シートが連続して送られる場合、
先行シートがローラ対R5により逆送されて排紙ローラ
対R4に到来し、その到来をセンサPS3が検出したの
ち、該先行シートの後端がローラ対R5のニップ部を抜
け出る前に、後行シートの先端がこのローラ対R5に到
来すると、ローラ対R5における従動ローラR51はそ
の到来直前に正転運転開始される。従って、ローラ対R
5のニップ部に先行シートと後行シートが重なり合って
存在することになる。そこで、このようにシートが重な
り合っている間だけソレノイドSL4がオンされ、それ
によって従動コロR52が駆動ローラR51から離間せ
しめられ、重なり合うシート相互がこすれ合ってシート
汚れや画像不良が発生することが防止される。
【0046】従動コロR52が駆動ローラR52から離
間する時間は、シートが重なり合っている時間だけとす
る。そのために、ローラ対R5によって逆送される先行
シートの先端が排紙ローラ対R4におけるセンサPS1
にて検出されてのち、該先行シートの後端がローラ対R
5を抜け出るまでの時間がプロセッサ102によって演
算され、先行シート先端がセンサPS3によって検出さ
れると該時間がカウント開始され、該カウントの終了前
に後行シートの先端がローラ対R5に到来すると(本例
ではローラR51が正転運転に入ったか否かで判断す
る。)、該到来から前記カウントの終までの時間だけソ
レノイドSL4がオンされ、その時間だけ従動コロR5
2が駆動ローラR51から離間せしめれる。
【0047】以上のモードのうち、フェイスダウンモー
ドにおける各センサのシート到来検出のタイミング、反
転用ローラ対R3、R5の正転・逆転運転の開始・終了
タイミング及び各ソレノイドのオン・オフタイミングを
図4に示す。図4においてAで示す時点Aがソレノイド
SL3のオンタイミングである。時点A′では、未だ後
述するタイマBがスタートしていないので、SL3はオ
ンしない。
【0048】両面プリントモードにおける各部動作も、
このタイミングチャートに示す動作と類似する。但し、
両面プリントでは、SL3はオフのままであり、図3の
タイミングチャートにおけるSL3のオンタイミングに
代え、ソレノイドSL4が同様なタイミングでオンされ
る。次にシート反転ユニット制御プロセッサ102の動
作を図5から図8に示すフローチャートに基づいて説明
する。
【0049】図5はプロセッサ102の動作のメインル
ーチンを示すフローチャートであり、図6は該メインル
ーチン中のプリント処理ルーチンを示すフローチャート
であり、図7は該プリント処理ルーチンにおけるソレノ
イドSL3処理ルーチンを、図8はプリント処理ルーチ
ンにおけるソレノイドSL4処理ルーチンを示してい
る。
【0050】図5に示すメインルーチンにおいては、ス
テップS1において初期設定を行い、次にステップS2
で他のプロセッサとシリアル通信してその入力処理を行
う。このシリアル通信入力処理では、選択されたモー
ド、用紙サイズ(搬送方向長さLo)及びプリントシー
ケンスのタイミング等を入力する。さらにステップS3
でプリント中か否か、換言すれば操作パネル117上の
図示しないプリント開始キーがオンされたか否かを判断
し、YESであればステップS4でプリント処理を行
い、ステップS5で他のプロセッサとシリアル通信して
出力処理を行う。この出力処理では、シート反転ユニッ
トSUの状態をインターフェイス制御プロセッサ115
へ出力する。また、ステップS3でプリント中でないと
きは直ちにステップS5に移る。ステップS5のシリア
ル通信出力処理が終了すると、ステップS6にてループ
カウンタの終了を待って再びステップS2へリターンす
る。
【0051】図6に示すプリント処理ルーチンによる
と、ステップS41においてステッピングモータ(パル
スモータ)M1、M2、ソレノイドSL1、SL2等の
制御処理を行い、次いでステップS42でソレノイドS
L3処理を、さらにステップS43でソレノイドSL4
処理を行ったのちメインルーチンへリターンする。以下
の説明では動作の各ステップを指示するにあたって、
「ステップ」の文字は省略し、単に「S」とそれに続く
数字で示す場合がある。
【0052】図7に示すソレノイドSL3処理ルーチン
では、まず、センサPS1オンか否かを判断し、YES
であるとPS1フラグがオンであるか否かを判断し、N
OであるとPS1フラグをセットし、続いてフェイスダ
ウンモードか否かを判断する(S421〜S424)。
フェイスダウンモードであるとシートサイズ(搬送方向
の長さ)Loを読み込み、タイマBをセットする(S4
25、S426)。
【0053】このタイマBの値は、1枚のシートが反転
用ローラ対R3によって取り込まれ、引き続き逆送され
て排紙ローラ対R2におけるセンサPS1にて検出され
たのち、該シートの後端が反転用ローラ対R3を抜け出
るまでの時間であり、これは(Lo−L2)/Vsであ
り、プロセッサによる演算にて求められる。タイマBセ
ットのあと反転用ローラ対R3が正転に入っているか否
かを判断し、YESであるとソレノイドSL3フラグが
オンか否かを判断し、NOであるとSL3フラグをセッ
トし、しかるのちタイマBが終了したか否かを判断し、
未だのときはソレノイドSL3をオンし、これによって
ローラ対R3における従動コロR32を駆動ローラR3
1から離間させる(S427〜S431)。
【0054】ソレノイドSL3オンのあと再びタイマB
が終了したか否かを判断し、未だのときは減算カウント
し、再びタイマBが終了か否かを判断し、終了している
とソレノイドSL3をオフしてメインルーチンへリター
ンする(S432〜S435)。前記ステップS431
におけるソレノイドSL3オンからタイマB終了までの
時間が反転用ローラ対R3のニップ部において先行シー
トと後行シートが重なり合っている時間であり、この間
だけソレノイドSL3がオンされ、ローラ対R3が離間
駆動される。
【0055】なお、ステップS421においてセンサP
S1オンでないときはPS1フラグをリセットしたのち
ステップS427に移行する。また、S422でPS1
フラグオンのとき及びS424でフェイスダウンモード
でないと判断したときも同様にS427にジャンプす
る。S427で反転用ローラ対R3が正転運転に入って
いないと判断したときはS437でSL3フラグをリセ
ットし、S432へジャンプする。S428でSL3フ
ラグオンのとき及びS430でタイマBが終了している
と判断したときもS432へジャンプする。また、S4
32やS434でタイマB終了と判断したときはメイン
ルーチンへリターンする。
【0056】図8に示すソレノイドSL4処理ルーチン
は、前記ソレノイドSL3処理ルーチンと同様のルーチ
ンである。但し、このSL4処理ルーチンでは、SL3
処理ルーチンにおけるセンサPS1のオンに代えて排紙
ローラ対R4におけるセンサPS3のオンが基準とさ
れ、PS1フラグに代えてPS3フラグが用いられてい
る。
【0057】また、ステップS434におけるモードの
判定では、SL3処理ルーチンにおけるフェイスダウン
モードか否かの判断に代わって両面モードか否かが判断
される。さらに、ステップS436におけるタイマB′
の設定にあたって演算される時間B′は、(Lo−L
3)/Vsにて求められる時間である。また、SL3処
理ルーチンにおけるSL3フラグに代え、SL4フラグ
が用いられている。
【0058】時間B′は先行シートが下側の反転用ロー
ラ対R5の正転運転によりシート溜部17に取り込まれ
てのち、該ローラ対R5の逆転運転にて排紙ローラ対R
4に至り、そこのセンサPS3に検出されてから、該先
行シート後端がローラ対R5を抜け出るまでの時間であ
る。そして、後行シートの先端がローラ対R5に到来す
るとローラ対R5はその直前に正転運転開始されるが、
このように反転用ローラ対R5が正転運転に入ったか否
かがステップS437において判断される。そしてこの
状態のときにステップS440で未だタイマB′が終了
していないときには、ソレノイドSL4がオンされ、ロ
ーラ対R5が離間駆動されることになる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように本発明によると、送
られてきたシートを受け取り、所定の搬送路から正転逆
転運転可能の反転用ローラ対の正転運転にて取り込み、
引き続き該反転用ローラ対の逆転運転にて前記搬送路と
は異なる搬送路へ送り出して排紙ローラ対に渡し、該排
紙ローラ対から表裏反転した状態で送り出すシート反転
装置であって、先行シートと後行シートが反転用ローラ
対ニップ部で重なり合うことがあっても、反転用ローラ
対が互いに離間することでシート汚れや画像不良が発生
する恐れがなく、且つ、該ローラ対の離間が、反転用ロ
ーラ対の間にシート重なりが発生している間だけ実行さ
れ、それだけシート搬送性能の低下が抑制されるシート
反転装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の概略断面図である。
【図2】図1に示すシート反転ユニットを付設したプリ
ンタの概略断面図である。
【図3】プリンタ及びシート反転ユニットの制御回路図
である。
【図4】フェイスダウンモード時のシート反転ユニット
における各部の動作を示すタイミングチャートである。
【図5】シート反転ユニット制御プロセッサの動作のメ
インルーチンを示すフローチャートである。
【図6】図5のメインルーチン中のプリント処理ルーチ
ンを示すフローチャートである。
【図7】図6のプリント処理ルーチン中のソレノイドS
L3処理ルーチンを示すフローチャートである。
【図8】図6のプリント処理ルーチン中のソレノイドS
L4処理ルーチンを示すフローチャートである。
【図9】本発明シート反転装置の動作原理の説明図であ
る。
【符号の説明】
SU シート反転ユニット(シート反転装置) R1 シート受け取り用ローラ対 R2 排紙ローラ対 R3 反転用ローラ対 R4 排紙用ローラ対 R5 反転用ローラ対 9 プリンタにおける排紙ローラ対 PS、PS1、PS2、PS3 シート到来を検出する
センサ 11、12、13、14、15、16 シート搬送路 17 シート溜部 11A シート方向切り換え爪 14A シート方向切り換え爪 SL1 方向切り換え爪11A駆動用ソレノイド SL2 方向切り換え爪14A駆動用ソレノイド SL3 反転用ローラ対R3離間駆動用ソレノイド SL4 反転用ローラ対R5離間駆動用ソレノイド M1 反転用ローラ対R3駆動モータ M2 反転用ローラ対R5駆動モータ 102 シート反転ユニット制御プロセッサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送られてきたシートを受け取り、所定の
    搬送路から正転逆転運転可能の反転用ローラ対の正転運
    転にて取り込み、引き続き該反転用ローラ対の逆転運転
    にて前記搬送路とは異なる搬送路へ送り出して排紙ロー
    ラ対に渡し、該排紙ローラ対から表裏反転した状態で送
    り出すシート反転装置において、 前記反転用ローラ対を互いに離間させるローラ対離間駆
    動手段と、 前記反転用ローラ対よりシート送り出し側に設けられ、
    該反転用ローラ対にて送り出されてくるシートの到来を
    検出する検出手段と、 前記検出手段がシートの到来を検出してから該シートの
    後端が前記反転用ローラ対を抜け出るまでに要する時間
    を演算する手段と、 先行シートが前記反転用ローラ対にて取り込まれたの
    ち、送り出されて前記検出手段により検出されると、前
    記時間をカウント開始する手段と、 前記カウントが終了する前に後行シートが前記反転用ロ
    ーラ対に到来したか否かを判断する手段と、 前記カウント終了前に該後行シートが前記反転用ローラ
    対に到来すると、該シート到来から前記カウント終了ま
    での間、前記ローラ対離間駆動手段に前記反転用ローラ
    対を相互離間させる制御手段とを備えたことを特徴とす
    るシート反転装置。
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