JPH0692498B2 - スポンジ用ゴム組成物及びその製造方法 - Google Patents

スポンジ用ゴム組成物及びその製造方法

Info

Publication number
JPH0692498B2
JPH0692498B2 JP1285568A JP28556889A JPH0692498B2 JP H0692498 B2 JPH0692498 B2 JP H0692498B2 JP 1285568 A JP1285568 A JP 1285568A JP 28556889 A JP28556889 A JP 28556889A JP H0692498 B2 JPH0692498 B2 JP H0692498B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
copolymer rubber
rubber
sponge
copolymer
rubber composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1285568A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03146531A (ja
Inventor
圭作 山本
秀昭 山田
孝一 池谷
Original Assignee
住友化学工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 住友化学工業株式会社 filed Critical 住友化学工業株式会社
Priority to JP1285568A priority Critical patent/JPH0692498B2/ja
Publication of JPH03146531A publication Critical patent/JPH03146531A/ja
Publication of JPH0692498B2 publication Critical patent/JPH0692498B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、シール性能,柔さ,低温特性,及び外観に優
れたスポンジゴムを得ることができ、かつ、ローウ巻付
性,押出加工性,発泡時の形状保持性に優れたエチレン
−α・オレフィン−ジオレフィン共重合ゴム組成物及び
その製造方法に関するものである。上記の優れた特性を
有するスポンジゴムは、自動車用シール材,土木建築用
シール材の他、広い分野に利用できる。
<従来の技術> 自動車,建築用に使用されるスポンジゴムの多くには、
耐熱性,耐侯性,加工性及びコストの点で優れた性能を
もつエチレン−α・オレフィン共重合ゴムが使用されて
おり、特に、自動車用ドアーシール,トランクシール,
ウインドシールには欠くことのない素材として、その普
及率は著しい。
しかし、自動車の高性能化に伴い、これらのスポンジゴ
ムに要求される性能も高度化されてきており、従来の技
術で、高度化された全ての要求性能を十分に満足するこ
とが困難になってきた。
すなわち、自動車の走行時に発生するエンジン音,ドア
ー廻りの風切り音,タイヤのキシミ音等の室内への漏
洩,雨漏れ等の問題はドアー廻りのシール性能に左右さ
れるため、シールスポンジに対する要求は、より厳しく
なっている。
シール性能はスポンジゴムの断面形状,圧縮永久歪,柔
さ等多くの要因に影響されるが、断面形状を例にとる
と、従来に比べ、リップ部の肉厚が薄く、しかも長くな
っていることを含め、複雑な形状になっている。さら
に、ハードトップタイプに装着されるシールスポンジ
は、断面積が従来に比べてより大きく、肉厚も薄い構造
が要求されており、シールスポンジを製造する加硫,発
泡工程において、正確な断面形状が得られない、いわゆ
る形崩れが発生するといった問題がクローズアップされ
ている。
形崩れの指標としては、形状保持率が一般に用いられて
おり、形状保持率の優れたスポンジゴムが求められてい
る。さらに、高温から低温にわたる広い温度領域におい
て、ドアーの開閉がスムーズに行なわれることが必要で
あり、スポンジゴムも広範囲な温度領域で十分な柔かさ
を維持することが必要とされている。
以上述べたスポンジゴムに要求される性能の他に、混練
加工性,ロール巻付性,圧縮永久歪,表面肌等に十分優
れていることが要求されているのはいうまでもない。ス
ポンジゴムのこの様な要求に対して、従来の技術とし
て、例えば、特公昭58−57450号公報には、エチレン含
有量が55〜73モル%,ムーニー粘度(ML1+4121℃)が65
〜120で、しかも最大引張強度と破断点伸びの積が7×1
03以上の共重合ゴムを用い、かつ、引張試験におけるコ
ンパウンドの最大強度を10(kgf/cm2)以上とすること
により加硫発泡工程の形崩れを少くできることが記載さ
れている。
<本発明が解決しようとする課題> しかし、かかる従来技術においては、低温柔軟性又は引
張強度が優れたスポンジゴムは得られるものの、加硫,
発泡時の形状保持性の点で未だ不満足であった。
<課題を解決するための手段> 本発明者らは、かかる現状に鑑み、従来技術では不十分
であった加硫,発泡時の形状保持性が優れたスポンジ用
ゴム組成物を得ることを主たる目的として鋭意検討した
結果、本発明に到達したものである。
すなわち、本発明のうち、一の発明は、 下記共重合ゴムA及び共重合ゴムBよりなることを特徴
とするスポンジ用ゴム組成物に係るものである。
共重合ゴムA:ムーニー粘度(ML1+4121℃)が130〜195,
エチレン/α・オレフィンの重量比が73/27〜40/60,ヨ
ウ素価で8〜33の非共役ジエンを含有するエチレン−α
・オレフィン−非共役ジエン共重合ゴム。
共重合ゴムB:ムーニー粘度(ML1+4121℃)が20〜55,エ
チレン/α・オレフィンの重量比が73/27〜40/60,ヨウ
素価で10〜36の非共役ジエンを含有するエチレンα・オ
レフィン−非共役ジエン共重合ゴム。
また、他の発明は、 直列に連結した2以上の反応槽のうちの一の反応槽にお
いて、共重合ゴムA又は共重合ゴムBのいづれか一方を
溶液重合により得、他の一の反応槽において、該得られ
た共重合ゴムの存在下、他の一方の共重合ゴムを溶液重
合により得、該得られた共重合体ゴムA及び共重合体B
を回収することを特徴とする前記スポンジ用ゴム組成物
の製造方法に係るものである。
以下、本発明について詳しく説明する。
本発明のスポンジ用ゴム組成物は、共重合ゴムA及び共
重合ゴムBよりなるゴム組成物である。
共重合ゴムAは、比較的高ムーニー粘度であることを特
徴とし、一方、共重合ゴムBは、比較的低ムーニー粘度
であることを特徴とする。
そして、共重合ゴムAは、主としてスポンジの諸物性の
改良に寄与し、共重合ゴムBは、主として混練加工性,
ロール巻付性,押出加工性の改良に寄与する。
このように、それぞれ特徴を備えた共重合ゴムを混合す
ることにより、スポンジの諸性能と製造工程における加
工性とを共に良好な領域にバランスさせることができ
る。
共重合ゴムAのムーニー粘度(ML1+4121℃)は130〜19
5,好ましくは135〜190である。ムーニー粘度が130未満
では応力緩和速度が速くなり、本発明の目的である加
硫,発泡時の形状保持性が劣り、更に、スポンジゴムの
圧縮永久歪が悪化する原因になる。逆に、ムーニー粘度
が195を超えると、形状保持性,圧縮永久歪は優れるも
のの、混合する相手の共重合ゴムBとのムーニー粘度差
が拡大するため、混練加工性が悪化し、混練時にカーボ
ン凝集塊を形成し、押出機で押出された成形物のエッヂ
切れ、肌荒れ等の原因になり、実用上使用することが困
難になる。
共重合ゴムAの非共役ジエンの含有量は、ヨウ素価で8
〜33、好ましくは10〜30である。ヨウ素価が8未満の場
合、スポンジゴムの圧縮永久歪が劣り、更に、加硫速度
が遅くなるため、加硫促進剤を多量に配合しなければな
らなく、ブルームの原因になる等の問題がある。逆に、
ヨウ素価が33を超えると、スポンジゴムの柔さが失われ
たり、コストが高くなる等の問題が生じる。
共重合ゴムAのエチレン/α・オレフィンの重量比は73
/27〜40/60,好ましくは67/33〜50/50である。エチレン
比率が73%を超えると、スポンジゴムの低温における圧
縮永久歪が悪くなり、スポンジゴムの回復性が著しく劣
り、シール材として不適当なものとなる。逆に、エチレ
ン比率が40%未満の場合はカーボンブラック,無機フィ
ラー等の補強剤の分散が不十分になり、スポンジゴムの
表面肌が悪化する原因となる。
共重合ゴムBのムーニー粘度(ML1+4121℃)は20〜55,
好ましくは25〜55である。ムーニー粘度が20未満ではロ
ール巻付性,押出加工性は改良されるものの、応力緩和
速度が著しく速くなり、本発明の目的である形状保持性
が劣り、更に、スポンジゴムの圧縮永久歪が悪化する原
因になる。
逆に、ムーニー粘度が55を超えると、共重合ゴムAと混
合した共重合ゴム組成物のロール巻付性,押出加工性が
悪化し、エッヂ切れ,肌荒れの原因となり、共重合ゴム
Bを混合する効果が失われる。
共重合ゴムBの非共役ジエンの含有量は、ヨウ素価で10
〜36,好ましくは13〜33である。ヨウ素価が10未満では
スポンジゴムの圧縮永久歪が劣ったり、加硫速度が遅く
なる等の問題が生じる。
共重合ゴムBは、比較的低ムーニー粘度であることか
ら、ヨウ素価が低い場合には、圧縮永久歪が著しい悪化
傾向を示す。このような問題を解消するためには、共重
合ゴムBのヨウ素価は、共重合ゴムAのヨウ素価より3
〜4高くすることが好ましい。
共重合ゴムBのエチレン/α・オレフィンの重量比は73
/27〜40/60,好ましくは67/33〜50/50である。その理由
は、共重合ゴムAについて記載した理由と同様である。
本発明で用いられるα・オレフィンとしては、プロピレ
ン,ブテン−1,4−メチルペンテン−1,ヘキセン−1,オ
クテン−1などが挙げられ、中でもプロピレンが好まし
い。
本発明で用いられる非共役ジエンとしては、1−4ペン
タジエン,1−4ヘキサジエン,ジビニルベンゼン,ジシ
クロペンタジエン,メチレンノルボルネン,エチリデン
ノルボルネン,ビニルノルボルネン等が挙げられる。中
でもエチリデンノルボルネンが特に好ましい。
本発明の共重合体A及び共重合体Bは、通常の方法で溶
液重合により製造することができる。すなわち媒体中、
可溶性バナジウム化合物と有機アルミニウム化合物など
のチーグラー触媒を用い、エチレン,α・オレフィン,
非共役ジエン,更には分子量調節剤としての水素ガスな
どを供給することにより製造される。
媒体としては、例えばペンタン,ヘキサン,ヘプタン,
オクタン,灯油のような脂肪族,炭化水素,シクロヘキ
サンのような脂環族炭化水素,ベンゼン,トルエン,キ
シレンのような芳香族炭化水素,クロルベンゼン,四塩
化炭素,テトラクロルエチレン,トリクロルエチレン,
塩化エチル,塩化メチレン,ジクロルエタンなどのハロ
ゲン化炭化水素を単独であるいは混合して用いることが
できる。可溶性バナジウム化合物としては、例えば四塩
化バナジウム,バナジルトリクロリド,バナジウムトリ
アセチルアセトネート,バナジルジアセチルアセトネー
ト,バナジルトリアルコキシドVO(OR)(ここでRは
脂肪族炭化水素基を示す。),ハロゲン化バナジルアル
コキシVO(OR)nX3-n(ここでRは脂肪族炭化水素基,X
はハロゲン原子を示し、また0<n<3である。)など
を単独でまたは混合して用いることができる。一方、有
機アルミニウム化合物としては一般式RmAlX3-m(ここで
Rは脂肪族炭化水素基、Xはハロゲンを示し、また1≦
m≦3である。)で表わされる化合物、例えばトリエチ
ルアルミニウム,ジエチルアルミニウムクロリド,エチ
ルアルミニウムセスキクロリド,エチルアルミニウムジ
クロリドなどを単独であるいは混合して用いることがで
きる。
本発明のスポンジ用ゴム組成物は、共重合体A及び共重
合体Bよりなるスポンジ用ゴム組成物である。かかるス
ポンジ用ゴム組成物は、直列に連結した2以上の反応槽
のうちの一の反応槽において、共重合ゴムA又は共重合
ゴムBのいづれか一方を溶液重合により得、他の一の反
応槽において、該得られた共重合ゴムの共存下、他の一
方の共重合ゴムを溶液重合により得、該得られた共重合
体ゴムA及び共重合体Bを回収するという特徴的な方法
によって好適に製造される。
しかし、上記以外の方法、例えば並列に並べた反応槽で
共重合ゴムA及び共重合ゴムBを同時に別々に溶液重合
し、ライン又は貯槽で混合して製造することも可能であ
る。また、共重合ゴムAと共重合ゴムBを別々に溶液重
合を行い、溶液の状態でそれぞれのゴムを混合する、い
わゆるバッチ式重合を用いることもできる。
本発明におけるスポンジ用ゴム組成物を得るのに際し
て、共重合ゴムAと共重合ゴムBの混合割合は広い範囲
にわたって変化させることができるが、好ましくは、共
重合ゴムA/共重ゴムBの重量比で3.5/1〜1/3.5、より好
ましくは3.0/1〜1/3.0である。
共重合ゴムAの割合が上記範囲未満であると、スポンジ
用ゴム組成物のロール巻付性,押出加工性は優れるもの
の、応力緩和速度が速くなり、本発明の目的である加
硫,発泡時の形状保持性の改良が不十分になったり、ス
ポンジゴムの圧縮永久歪が劣る等の問題が生じる。逆
に、共重合ゴムAの割合が上記範囲を超えると、スポン
ジ用ゴム組成物のロール巻付性,押出加工性が悪化す
る。更に、共重合ゴムAと共重合ゴムBの混合割合が上
記範囲を超えても、又は上記範囲未満であっても、連続
重合における生産性が著しく低下する問題があり、生産
コストの面からも好ましくない。
本発明のスポンジ用ゴム組成物には、発泡剤,加硫剤,
加硫促進剤,加硫助剤,充填剤等の各種配合剤が適宜添
加・配合される。
本発明で使用する可塑剤としては、通常ゴムに使用され
る可塑剤が使用されるが、例えば、プロセスオイル,潤
滑油,パラフィン,流動パラフィン2,石油アスファル
ト,ワセリン,コールタールピッチなどのヒマシ油,ア
マニ油,サブ,密ロウ,リシノール酸,パルミチン酸,
ステアリン酸バリウム,ステアリン酸カルシウム,ラウ
リン酸亜鉛,アタクチックポリプロピレン,クマロンイ
ンデン樹脂などを挙げることができる。
なかでも、特にプロセスオイルが好ましく用いられる。
これらの可塑剤は本発明のスポンジ用ゴム組成物100重
量部に対して10〜120重量部、好ましくは30ないし120重
量部、更に、好ましくは50〜120重量部用いられる。
かかる範囲で可塑剤を用いることにより、混練時の操作
性及び形状保持性を損うことなく、柔らかいスポンジゴ
ムを得ることができる。
本発明で使用される加硫剤としては、イオウ,塩化イオ
ウ,二塩化イオウ,モルホリンジスルフィド,アルキル
フェノールジスルフィド,テトラメチルチウラムジスル
フィド,ジメチルジチオカルバミン酸セレン,ジクミル
ペルオキシド,2,5−ジメチル−2,5−ジ(第三ブチルペ
ルオキシ)ヘキサン,2,5−ジメチル−2,5−ジ(ベンゾ
イルペルオキシ)ヘキサン,2,5−ジメチル−2,5−ジメ
チル−2,5−ジ(第三ブチルペルオキシ)ヘキサン−3,
ジ第三ブチルペルオキシド,ジ第三ブチルオキシ−3,3,
5−トリメチルシクロヘキサン,第三ブチルヒドロペル
オキシドなどを挙げることができる。
特にイオウ,ジクミルペルオキシド,ジ第三ブチルペル
オキシド,ジ第三ブチルペルオキシド−3,3,5−トリメ
チルシクロヘキサンが好ましい。
イオウは通常本発明のスポンジ用ゴム組成物100重量部
に対して0.1ないし10重量部,好ましくは0.5ないし5重
量部の割合で使用される。また有機過酸化物は通常スポ
ンジ用ゴム組成物100重量部に対して0.1ないし15重量
部、好ましくは0.5ないし8重量部の割合で使用され
る。
また加硫剤としてイオウ又はイオウ系化合物を使用する
ときは必要に応じて加硫促進剤,加硫助剤が併用され
る。
加硫促進剤としては,N−シクロヘキシル−2−ベンゾチ
アゾール−スルフエンアミド,N−オキシジエチレン−2
−ベンゾチアゾール−スルフエンアミド,N,N−ジイソプ
ロピル−2−ベンゾチアゾールスルフエンアミド,2−メ
ルカプトベンゾチアゾール,2−(2,4−ジニトロフエニ
ル)メルカプトベンゾチアゾール,2−(2,6−ジエチル
−4−モルホリノチオ)ベンゾチアゾール,ジベンゾチ
アジル−ジスルフイド,ジフエニルグアニジン,トリフ
エニルグアニジン,ジオルソトリルグアニジン,オルソ
トリル・バイ・グアナイド,ジフエニルグアニジン・フ
タレート,アセトアルデヒド−アニリン反応物,ブチル
アルデヒド−アニリン縮合物,ヘキサメチレンテトラミ
ン,アセトアルデヒドアンモニア,2−メルカプトイミダ
ゾリン,チオカルバニリド,ジエチルチオユリア,ジブ
チルチオユリア,トリメチルチオユリア,ジオルソトリ
ルチオユリア,テトラメチルチウラムモノスルフイド,
テトラメチルチウラムジスルフイド,テトラエチルチウ
ラムジスルフイド,テトラブチルチウラムジスルフイ
ド,ペンタメチレンチウラムテトラスルフイド,ジメチ
ルジチオカルバミン酸亜鉛,ジエチルチオカルバミン酸
亜鉛,ジ−n−ブチルジチオカルバミン酸亜鉛,エチル
フエニルジチオカルバミン酸亜鉛,ブチルフエニルジチ
オカルバミン酸亜鉛,ジメチルジチオカルバミン酸ナト
リウム,ジメチルジチオカルバミン酸セレン,ジエチル
ジチオカルバミン酸テルル,ジブチルキサントゲン酸亜
鉛などを挙げることができる。これら加硫促進剤はスポ
ンジ用ゴム組成物100重量部に対して0.1ないし20重量
部、好ましくは0.2ないし10重量部の割合で使用され
る。
加硫助剤としては酸化マグネシウム,亜鉛華などの金属
酸化物を挙げることができるが、亜鉛華の使用が好まし
い。通常これらの加硫助剤はスポンジ用ゴム組成物100
重量部に対して3ないし20重量部使用される。
また過酸化物による架橋に際しては、硫黄,P−キノンジ
オキシムなどのキノンジオキシム系,ポリエチレングリ
コールジメタクリレート,ジアリルフタレート,トリア
リルシアヌレート,ジビニルベンゼンなどの架橋助剤を
使用してもよい。
本発明で使用される充填剤としては、SRF,GPF,FEF,HAF,
ISAF,SAF,FT,MTなどの通常ゴムに用いられるカーボンブ
ラック,微粉ケイ酸,炭酸カルシウム,タルク,クレー
などの無機充填剤が好ましく使用される。
本発明で使用される発泡剤としては、重炭酸ナトリウ
ム,炭酸ナトリウム,重炭酸アンモニウム,炭酸アンモ
ニウム,亜硝酸アンモニウム,N,N′−ジメチルN,N′−
ジニトロン・テレフタルアミド,N,N′−ジニトロン・ペ
ンタメチレン・テトラミン,アゾジカルボンアミド,ア
ゾビスイソブチロニトリル,アゾシクロヘキシルニトリ
ル,アゾジアミノベンゼン,バリウム・アゾジカルボキ
シレート,ベンゼン・スルホニル・ヒドラジド,トルエ
ン・スルホニル・ヒドラジド,P,P′−オキシビス(ベン
ゼンスルホニル・ヒドラジド),ジフエニルスルホン−
3,3′−ジスルホニル・ヒドラジド,カルシウムアジド,
4,4′−ジフエニル・ジスルホニルアジド・バラ・トル
エン・マルホニルアジドを挙げることができる。発泡剤
はスポンジ用ゴム組成物100重量部に対して0.5ないし30
重量部、好ましくは1ないし15重量部の割合で配合され
る。
また必要に応じて発泡剤と併用して、発泡助剤を使用し
ても差支えない。
また、発泡体のゴム成分として、本発明のスポンジ用ゴ
ム組成物と共に他の種類のゴムまたは他のエチレン−α
・オレフィン−ジオレフィン共重合体を混合使用しても
さしつかえない。
本発明においては、従来から公知の混練機,押出機,発
泡装置を適用することができる。
すなわち、本発明のスポンジ用ゴム組成物に前記の配合
剤を加え、オーブンロールミル,バンバリーミキサー,
ニーダーなどを用いて処理した後、発泡および加硫可能
温度にて発泡架橋させる方法がとられる。
ここで、本発明のスポンジ用ゴム組成物について、加工
時の特徴について説明する。
本発明で得られるスポンジ用ゴム組成物とカーボンブラ
ック,無機フィラー,プロセスオイル等をバンバリーミ
キサーで代表される混練機を用いて混練した配合物(以
下コンパウンドAと称す)に、更に、加硫剤,発泡剤を
添加した配合物(以下コンパウンドBと称す)を押出機
で成形した後、UHF,Hot Air等の加硫槽で発泡する際、
コンパウンドBのムーニー粘度が低すぎると形状保持性
が悪化する。逆に高すぎると、押出機の負荷が高くな
り、生産ラインで支障をきたしたり、スポンジゴムの硬
度が上って柔さを失う等の問題が生じるので、コンパウ
ンドBのムーニー粘度を適度な範囲(ML1+4100℃で30〜
65)に調節することが必要である。ここで、コンパウン
ドAおよびコンパウンドBのムーニー粘度の調節は、カ
ーボンブラック,無機フィラー,プロセスオイルなどを
増減することで達成される。
本発明で得られるスポンジ用ゴム組成物を用いて得られ
る、前記した適度な範囲にムーニー粘度を調節したコン
パウンドA及びBのグリーン強度(以下GSと称す)の最
大引張強度は2.6〜7(kgf/cm2),破断伸びは1000〜17
00%であり、かかるコンパウンドのロール巻付性,加硫
発泡時の形状保持性は良好である。
本発明の特徴の一つを、従来の技術との比較において説
明すると次のとおりである。
従来の技術(特公昭58−57450号公報参照)において
は、ロール巻付性が良好であるために、コンパウンドA
のGSの最大引張強度を10(kgf/cm2)として、加硫,発
泡工程での形崩れを少なくするために、コンパウンドB
のGSの最大引張強度を10(kgf/cm2)とすることが好ま
しいとされている。
これに対し、本発明においては、コンパウンドA及びコ
ンパウンドBのGSの最大引張強度が10(kgf/cm2)未満
(前記のとおり2.6〜7程度)において、ロールへの巻
付性が良好であり、かつ、加硫,発泡時の形状保持性に
優れるスポンジ用ゴム組成物を実現したものである。か
かる本発明の特徴は、共重合ゴムA及び共重合ゴムBな
る二種の共重合ゴムを用いることにより、最適の混合割
合に自由に調整したゴム組成物を提供できた点に基くも
のである。
具体的に説明すると次のとおりである。
本発明のスポンジ用ゴム組成物を用いたコンパウンドA
およびコンパウンドBのロール巻付性が良好であるの
は、ロール巻付性が優れた低分子量の共重合ゴムBを混
合使用している効果である。
本発明の共重合ゴム組成物の加硫,発泡時の形状保持性
が優れるのは、応力緩和速度が遅いことによる。すなわ
ち、応力緩和速度が著しく遅い共重合ゴムAを応力緩和
速度は速いが加工性に優れた共重合ゴムBと混合するこ
とによる効果である。優れた形状保持性を得るには、共
重合ゴム組成物の応力緩和速度は5.5×10-2より高い値
が好ましい。
なお、本発明における応力緩和速度の具体的内容(測定
法)については、後記する。
本発明は、それぞれ特徴を備えた共重合ゴムA及び共重
合ゴムBを混合することにより、コンパウンドのロール
巻付性,押出加工性と加硫,発泡時の形状保持性を改良
したものであり,共重合ゴムAと共重合ゴムBの混合割
合は、コンパウンドA及びコンパウンドBのロール巻付
性のみを改良することであれば、共重合ゴムBの割合が
高い方が好ましい。しかし、加硫,発泡時の形状保持性
を改良するためには共重合ゴムAの割合が高い方が好ま
しく、結局、ロール巻付性,加硫,発泡時の形状保持性
のバランスを考慮すると、最適な混合割合は前記のとお
り共重合体A/共重合体Bの重量比で3.5/1〜1/3.5、更
に、3.0/1〜1/3.0が好ましいのである。
<実施例> 以下、実施例を挙げ、本発明を具体的に説明するが、本
発明はこれらに限定されるものではない。
直列に連結した2槽の反応槽において、第1反応槽で表
−1及び表−2中の共重合ゴムAを溶液重合により得、
更に、第2反応槽において、該共重合ゴムAを第2反応
槽に共存させた状態で、共重合ゴムBを溶液重合により
得、該得られた共重合体A及び共重合体Bを回収し、よ
って、共重合ゴムA及び共重合ゴムBの混合物よりなる
スポンジ用ゴム組成物Fを得た。なお、表−1及び表−
2において、共重合ゴムAの物性値は第1反応槽出口か
ら採取した共重合ゴムを分析することにより、スポンジ
用ゴム組成物Fの物性値は第2反応槽内のゴム組成物を
分析することにより求め、更に、共重合ゴムBの物性値
はスポンジ用ゴム組成物Fの物性値と共重合ゴムAの物
性値より計算により求めた。
また、応力緩和速度は次の方法で求めた。
JSRログタイマーを用いて、厚さ4.5mm,直径8mmの円筒形
試料を80℃の温度で20%圧縮した場合、圧縮した瞬間の
応力に対する100秒後の応力の比率(保持率)を測定
し、応力緩和速度とした。この保持率が高いほど、応力
緩和速度が遅いことを示す。試料の成型は、スポンジ用
ゴム組成物Fを130℃の熱プレスで10分間圧縮したの
ち、水冷プレスに移し換え、10分間冷却し、直径8mmの
円形打抜機で打抜いたものを用いた。
次に、BR型バンバリーミキサー(内容積1.5)を用
い、表−3のうち、スポンジ用ゴム組成物F,シースト・
SO,シースト・S,亜鉛華,ステアリン酸,及び表−2,3最
下段に示す量可塑剤を混練して、コンパウンドAを作製
した。次に、8インチオープンロールで表−3の残りの
配合剤を添加してコンパウンドBを作製した。
次に、45mm押出機にチューブ状ダイス(内径10mm肉厚1.
5mm)を装着し、ダイス温度80℃,シリンダー温度60℃
の条件でコンパウンドBを押出し、チューブ状に成型し
た。押出肌の評価はこの時のチューブの外観の平滑性を
目視にて判定した。この成型物を240℃のHot Air加硫槽
に導入し、5分間加熱してチューブ状のスポンジゴムを
得た。スポンジゴムの比重は長さ50mmに切断したものを
試験片とし、空気中の重量と水中に浸漬した場合の浮力
からその容積を求め、重量/容積の値から求めた。
コンパウンドGSの最大引張強度は次の方法で求めた。JI
S−K6301に基づき、2mm厚シート状コンパウンドをJIS−
3号ダンベルで打抜き、標線間距離は20mmにマーキング
したものを試験片として用いた。温度は23℃で引張速度
は500mm/minで行った。
2mm厚シート状に成形する条件としては、150×150×2mm
の金型に過剰な体積のコンパウンドを充填し、130℃の
温度で10分間プレス成形を行ったのち、水冷プレスに移
行し20分間冷却を行い、シートを取り出して12時間恒温
室に放置したのち、タンベルで打抜き試験片を作製し
た。
圧縮永久歪はチューブ状スポンジゴムを長さ20mmに切断
して試験片とした。スポンジ圧縮永久歪測定金型に、チ
ューブの外径に対し50%圧縮して、70℃×100時間ギャ
ーオーブンで熱処理を行い、膨張ゴムの物理試験方法
(SRIS−0101)に準拠して求めた。
コンパウンドAのロールへの巻付性は、8インチのオー
プンロールを用いて、ロール温度40℃,ロールギャップ
3mm,ガイド幅350mmの条件でコンパウンドAを約1kg投入
したときのフロントロールへの巻付性を目視で観察し
た。
加硫発泡時の形状保持率は、図−1に示すチューブ状ス
ポンジの断面の横外径と縦外径の割合から求めた。
本発明の要件を満足する実施例1〜4においてはそのい
ずれも、スポンジゴムの形状保持率,コンパウンドAの
ロールへの巻付性,コンパウンドBの押出肌の全ての点
において優れた物性を示している。一方、共重合ゴムA
およびBのムーニー粘度が等しい比較例−1において
は、共重合ゴム組成物の応力緩和速度が速いため、形状
保持性が劣り不満足である。
共重合ゴムAのムーニー粘度が高すぎる比較例−2にお
いては、形状保持率は満足するものの、バンバリー混練
機における混練の際、カーボンの分散が劣るため、押出
肌が不良となっている。
共重合ゴムA及びBのムーニー粘度の差が少く、しか
も、共重合ゴムBのムーニー粘度が高い比較例−3にお
いては、応力緩和速度が速いため形状保持率が不満足と
なり、いずれも本発明の目的に照らして、不適当なもの
である。
<発明の効果> 以上説明したように、本発明により、ロール巻付性,押
出加工性,発泡時の形状保持性に優れ、かつ表面肌に優
れたスポンジを実現できる、スポンジ用ゴム組成物及び
その製造方法を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
図−1は、加硫発泡時の形状保持率測定用チューブの断
面図である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記共重合ゴムA及び共重合ゴムBよりな
    ることを特徴とするスポンジ用ゴム組成物。 共重合ゴムA:ムーニー粘度(ML1+4121℃)が130〜195,
    エチレン/α・オレフィンの重量比が73/27〜40/60,ヨ
    ウ素価で8〜33の非共役ジエンを含有するエチレン−α
    ・オレフィン−非共役ジエン共重合ゴム。 共重合ゴムB:ムーニー粘度(ML1+4121℃)が20〜55,エ
    チレン/α・オレフィンの重量比が73/27〜40/60,ヨウ
    素価で10〜36の非共役ジエンを含有するエチレン−α・
    オレフィン−非共役ジエン共重合ゴム。
  2. 【請求項2】共重合ゴムA及び共重合ゴムBの非共役ジ
    エンが、エチリデンノルボルネンである請求項(1)記
    載のスポンジ用ゴム組成物。
  3. 【請求項3】共重合ゴムA/共重合ゴムBの重量比が3.5/
    1〜1/3.5である請求項(1)又は(2)記載のスポンジ
    用ゴム組成物。
  4. 【請求項4】応力緩和速度が5.0×10-2以上である請求
    項(1),(2)又は(3)記載のスポンジ用ゴム組成
    物。
  5. 【請求項5】直列に連結した2以上の反応槽のうちの一
    の反応槽において共重合ゴムA又は共重合ゴムBのいづ
    れか一方を溶液重合により得、他の一の反応槽におい
    て、該得られた共重合ゴムの共存下、他の一方の共重合
    ゴムを溶液重合により得、該得られた共重合ゴムA及び
    共重合ゴムBを回収することを特徴とする請求項
    (1),(2),(3)又は(4)記載のスポンジ用ゴ
    ム組成物の製造方法。
JP1285568A 1989-10-31 1989-10-31 スポンジ用ゴム組成物及びその製造方法 Expired - Fee Related JPH0692498B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1285568A JPH0692498B2 (ja) 1989-10-31 1989-10-31 スポンジ用ゴム組成物及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1285568A JPH0692498B2 (ja) 1989-10-31 1989-10-31 スポンジ用ゴム組成物及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03146531A JPH03146531A (ja) 1991-06-21
JPH0692498B2 true JPH0692498B2 (ja) 1994-11-16

Family

ID=17693242

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1285568A Expired - Fee Related JPH0692498B2 (ja) 1989-10-31 1989-10-31 スポンジ用ゴム組成物及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0692498B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5677382A (en) 1994-12-19 1997-10-14 Japan Synthetic Rubber Co., Ltd. Ethylene-α-olefin-non-conjugated diene copolymer rubber composition
JPH08199018A (ja) * 1995-01-19 1996-08-06 Japan Synthetic Rubber Co Ltd ゴム組成物
JP3472943B2 (ja) * 1995-04-17 2003-12-02 三井化学株式会社 高流動性ゴム組成物およびその用途
KR20000061490A (ko) * 1999-03-26 2000-10-25 이성율 무광택 폴리올레핀 발포체
JP2002080662A (ja) * 2000-09-08 2002-03-19 Jsr Corp ゴム組成物
CN101817955B (zh) * 2009-02-27 2013-10-30 住友化学株式会社 共聚物橡胶组合物、橡胶发泡制品和汽车密封件
WO2012165216A1 (ja) * 2011-06-02 2012-12-06 株式会社ブリヂストン シール材

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6124417A (ja) * 1984-07-14 1986-02-03 Makoto Ishikawa ボ−ルの製造方法
JPS61278540A (ja) * 1985-06-04 1986-12-09 Japan Synthetic Rubber Co Ltd スポンジゴム

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6124417A (ja) * 1984-07-14 1986-02-03 Makoto Ishikawa ボ−ルの製造方法
JPS61278540A (ja) * 1985-06-04 1986-12-09 Japan Synthetic Rubber Co Ltd スポンジゴム

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03146531A (ja) 1991-06-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR0158498B1 (ko) 에틸렌-알파-올레핀-비공액 디엔 공중합체 고무 조성물
US8426522B2 (en) Copolymer rubber composition, rubber foamed product, and automotive sealant
US5691413A (en) Ethylene-α-olefin-non-conjugated diene copolymer rubber composition
US5646224A (en) Rubber composition
JPH0692498B2 (ja) スポンジ用ゴム組成物及びその製造方法
US5093381A (en) Rubber for sponge and rubber composition for sponge
JP3582184B2 (ja) エチレン−α−オレフィン−非共役ジエン共重合ゴム 組成物
JP3191592B2 (ja) エチレン−α−オレフィン−非共役ジエン共重合ゴム組成物
JP4562898B2 (ja) 複合成形品およびその用途
JP2929640B2 (ja) スポンジ用ゴム及びスポンジ用ゴム組成物
JP3896798B2 (ja) ゴム発泡体及び自動車用シール材
JP3654472B2 (ja) スポンジゴム用組成物、並びにそれを用いたウェザーストリップスポンジゴムおよび型成形スポンジゴム
JP4583592B2 (ja) ゴム組成物およびその用途
JP3903825B2 (ja) エチレン系共重合ゴム組成物、スポンジ用ゴム組成物およびスポンジ製品
JP3579942B2 (ja) エチレン−α−オレフィン−非共役ジエン共重合ゴム 組成物
JPH0967484A (ja) エチレン−α−オレフィン−非共役ジエン共重合ゴム 組成物
JP3209068B2 (ja) エチレン−α−オレフィン−非共役ジエン共重合ゴム組成物
JP3191589B2 (ja) エチレン−α−オレフィン−非共役ジエン共重合ゴム組成物
JP2001270957A (ja) スポンジ用ゴム組成物およびスポンジ
JP3191593B2 (ja) エチレン−α−オレフィン−非共役ジエン共重合ゴム組成物
JPH0480245A (ja) スポンジ用ゴム組成物
JP3711621B2 (ja) ゴムロール用エチレン−α−オレフィン系共重合体ゴム組成物
JP2005213312A (ja) スポンジ用ゴム組成物
JP3700542B2 (ja) スポンジ用油展共重合体
JPH0262582B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees