JPH069187Y2 - 角アンコー - Google Patents

角アンコー

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JPH069187Y2
JPH069187Y2 JP14339788U JP14339788U JPH069187Y2 JP H069187 Y2 JPH069187 Y2 JP H069187Y2 JP 14339788 U JP14339788 U JP 14339788U JP 14339788 U JP14339788 U JP 14339788U JP H069187 Y2 JPH069187 Y2 JP H069187Y2
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JP
Japan
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anchor
anko
water collector
main body
forming
Prior art date
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JP14339788U
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JPH0264626U (ja
Inventor
健一 増子
Original Assignee
銅市金属工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は烈しい降雨の際や更に風が強くてもアンコー用
集水器とアンコー本体との接続部から雨水が洩れ出るこ
とのない角アンコーに関するものである。
〔従来の技術〕
屋根から樋へ流下した雨水は、樋の所々に設置されてい
る角アンコーに流れ込み、角アンコー先端から更に受け
ます又は寄せますを経て竪樋によって地下に排水され
る。第2図はこのような角アンコーの設置状態を屋根と
の関係で示す図、第3図及び第4図は従来の角アンコー
の接続状態を示す側断面説明図である。一般に角アンコ
ー1は、第2図に示す如く見返し3付きのアンコー用集
水器2の下端がアンコー用本体4の上端開口部内に挿入
されカシメ鋲又はボルト・ナットにより固定されて接続
されているのであるが、従来の角アンコーの構造は第3
図に示す如くアンコー用集水器2の下端が下方にほぼ鉛
直に延びて高さの低い角筒状部2aを成しているだけであ
り、またアンコー用本体4の上端もほぼ鉛直に上方に延
びただけの高さの低い角筒状部4bを成しているものであ
って、重なり部分としてはアンコー用集水器2下端の角
筒状部2aがアンコー用本体4上端の角筒状部4b内に挿入
されて固定される1段だけのものであった。
しかしながらこのような従来の角アンコーの接続部では
重なり部分は通過水路の短い角筒状部2aと4bとの1段だ
けであるから、烈しい降雨のときなどには屋根5からア
ンコー用集水器2に勢いよく流れ込んだ雨水の一部はア
ンコー用集水器2の下端とアンコー用本体4の上端との
間の重なり部分を抜けて外へ洩れ出て角アンコーや竪樋
の外周に沿って流下して建築物の外壁を濡らすなどの弊
害を生ずることが屡々ある問題点があった。
そこでこのような問題点を解決する構造の角アンコーと
して、実公昭62-39218号(金属製雨樋集水器)に第4図
に示す如く「上方が開口し側面板に軒樋を載置する切込
みを有する略角筒状の雨樋を集水器に於いて、下部の短
筒状排水口に四辺より舌片状の導水板をやゝ内方に向け
て延設してなる金属製雨樋集水器」が提案されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながらこのような従来の角アンコーを改良した実
公昭62-39218号に開示されているような第4図に示す如
き構造の角アンコーにおいても、その接続部では重なり
部分は最上部の互いの固定される角筒状部2a,4bとアン
コー用集水器2の角筒状部2aからやゝ内側に折り曲げた
舌片状部2b及びアンコー用本体4のやゝ外側に傾斜して
延びて角筒状部4bとの連結部を形成する傾斜部4aとの通
過水路の短い2段だけでありしかもこれらの2段の接続
部では角筒状部2aと4bとの間の空隙はほぼ無いのに等し
く、やゝ内側に折り曲げられた舌片状部2bとアンコー用
本体4の傾斜部4aとの間の空隙も非常に狭いために、烈
しい降雨のときなどには屋根5からアンコー用集水器2
に勢いよく流れ込んだ雨水の一部はアンコーのこれらの
重なり部分を毛細管現象で吸い揚げられて外へ洩れ出て
角アンコーや竪樋の外周に沿って流下して建築物の外壁
を濡らすなどの弊害が未だ残るという問題点があった。
そこで本考案は、上記従来技術の問題点を解決してアン
コー集水器とアンコー本体との接続部分から水洩れが生
じない角アンコーを提供することを課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案者はかかる課題を解決すべく鋭意研究の結果、ア
ンコー用集水器の下端開口周縁部の形状を、下方に向か
って延びた角筒状部を形成してから直角又は直角に近い
角度で内側に折曲された上側内側折曲部を形成した後に
更にその上側内側折曲部の内側がほぼ垂直に垂下された
上側垂直部を形成してから直角又は直角に近い角度で内
側に折曲された下側内側折曲部を形成した後に更に再び
ほぼ垂直に垂下された下側垂直部を形成した5段の面を
構成する構造とし、このアンコー用集水器の下端が外挿
されるアンコー用本体の上端開口周縁部の形状はアンコ
ー用集水器の下端開口周縁部の形状に対応してやゝ外側
に傾斜して延びた傾斜部を形成してから上方に向かう角
筒状部を形成した従来と同様の2段の面を構成した構造
として、アンコー用集水器の角筒状部がアンコー用本体
の角筒状部内に挿入されて固定された際にアンコー用集
水器の上側内側折曲部と上側垂直部とアンコー用本体の
傾斜部との間及びアンコー用集水器の下側内側折曲部と
下側垂直部とアンコー用本体の傾斜部との間にそれぞれ
空間が形成されている構造とすれば、下方からこの2つ
の空間を経てアンコー用集水器2の下部に最初に続く鉛
直に延びた高さの低い角筒状部とアンコー用本体の最上
部の鉛直に延びた高さの低い角筒状部との接続部にまで
雨水が到達して毛細管現象によって吸い揚げられるとい
う現象は全く発生しないことを究明して本考案を完成し
たのである。
〔構成の説明〕
以下、本考案に係る角アンコーを図面によって説明す
る。
第1図は本考案に係る角アンコーの1実施例の接続部分
を示す側断面拡大説明図である。
第1図に示すように、角アンコー1の上部を構成するア
ンコー用集水器2は、下端開口周縁部が下方に向かって
延びた角筒状部2aを形成してから直角又は直角に近い角
度で内側に折曲された上側内側折曲部2cを形成した後に
更にその上側内側折曲部2cの内側がほぼ直角に垂下され
た上側垂直部2dを形成してから直角又は直角に近い角度
で内側に折曲された下側内側折曲部2eを形成した後に更
に再びほぼ垂直に垂下された下側垂直部2fを形成した5
段の面を構成している。また、アンコー用集水器2の下
端に外挿されるアンコー用本体4の上端開口周縁部は、
従来と同様にアンコー用集水器2の下端開口周縁部の形
状に対応してやゝ外側に傾斜して延びた傾斜部4aを形成
してから上方に向かう角筒状部4bを形成した2段の面を
構成していて、このアンコー用集水器2の角筒状部2aが
アンコー用本体4の角筒状部4b内に挿入されてカシメ鋲
やボルト・ナット等で固定され、アンコー用集水器2の
上側内側折曲部2cと上側垂直部2bとアンコー用本体4の
傾斜部4aとの間及びアンコー用集水器2の下側内側折曲
部2eと下側垂直部2fとアンコー用本体4の傾斜部4aとの
間にそれぞれ空間が形成されている。この空間として
は、アンコー用集水器2の上側垂直部2dの下端及び下側
垂直部2fの下端がそれぞれアンコー用本体4の傾斜部4a
と当接してほぼ三角形状の断面を有する空間とすれば、
アンコー用集水器2の下端開口部の最下端すなわち下側
垂直部2fの下端がアンコー用本体4の上端開口部の傾斜
部4aにほぼ当接した状態となり、先ずこの当接部が毛細
管現象でしか雨水が上方に移動できない第1の基点とな
り、この第1の基点を通過して上方に至ると断面三角形
状の下方の空間で毛細管現象が遮断されるため雨水は上
方へは移動し得なくなるのである。そしてもし強風時な
どに下方から吹き上げてくる風によってこの下方の空間
を通過して上方に至った雨水は、アンコー用集水器2の
上側垂直部2dの下端とアンコー用本体4の傾斜部4aとの
当接部より成る毛細管現象でしか雨水が上方に移動でき
ない第2の基点でその上方への移動を阻止され、この第
2の基点を通過して上方に至ってもその上の断面三角形
状の上方の空間で毛細管現象が遮断されるため雨水は上
方へは移動し得なくなるのである。
また、本考案に係る角アンコーは従来の角アンコーと同
様に見返し3を取り付けて使用してもよいことは言うま
でもない。
〔考案の作用及び効果〕
以上詳述した如く本考案に係る角アンコーは、アンコー
用集水器の下端開口周縁部の形状を下方に向かって延び
た角筒状部を形成してから直角又は直角に近い角度で内
側に折曲された上側内側折曲部を形成した後に更にその
上側内側折曲部の内側がほぼ垂直に垂下された上側垂直
部を形成してから直角又は直角に近い角度で内側に折曲
された下側内側折曲部を形成した後に更に再びほぼ垂直
に垂下された下側垂直部を形成した5段の面を構成する
構造とし、このアンコー用集水器の下端が外挿されるア
ンコー用本体の上端開口周縁部の形状はアンコー用集水
器の下端開口周縁部の形状に対応してやゝ外側に傾斜し
て延びた傾斜部を形成してから上方に向かう角筒状部を
形成した従来と同様の2段の面を構成した構造としたこ
とによって、アンコー用集水器の角筒状部がアンコー用
本体の角筒状部内に挿入されて固定された際にアンコー
用集水器の上側内側折曲部と上側垂直部とアンコー用本
体の傾斜部との間,及びアンコー用集水器の下側内側折
曲部と下側垂直部とアンコー用本体の傾斜部との間にそ
れぞれ空間が形成されている構造であるので毛細管現象
による雨水の吸い揚げ現象が発生しないため、烈しい降
雨のときや風の強いときでも樋からアンコー用集水器に
流れ込んだ雨水は重なり部分を通り抜けて外へ洩れ出る
ことがない優れたものである。そしてこのよな構造とす
ることにより、アンコー用集水器の下端開口周縁部の下
方に向かってほぼ鉛直に延びた高さの低い角筒状部とア
ンコー用本体の上端開口周縁部の上方に向かうほぼ鉛直
に延びた高さの低い角筒状部をカシメ鋲又はボルト・ナ
ットにより固定する際の工具がアンコー用集水器内部に
接触して固定作業が円滑に行われないという欠点も解消
できるものであり、その実用的価値の非常に大きなもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る角アンコーの1実施例の接続部分
を示す側断面拡大説明図、第2図は角アンコーの設置状
態を屋根との関係で示す図、第3図及び第4図は従来の
角アンコーの接続部を示す側断面説明図である。 図面中 1……角アンコー 2……アンコー用集水器 2a……角筒状部 2b……舌片状部 2c……上側内側折曲部 2d……上側垂直部 2e……下側内側折曲部 2f……下側垂直部 3……見直し 4……アンコー用本体 4a……傾斜部 4b……角筒状部 5……屋根

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】アンコー用集水器(2)の下端開口周縁部が
    下方に向かって延びた角筒状部(2a)を形成してから直角
    又は直角に近い角度で内側に折曲された上側内側折曲部
    (2c)を形成した後に更にその上側内側折曲部(2c)の内側
    がほぼ垂直に垂下された上側垂直部(2d)を形成してから
    直角又は直角に近い角度で内側に折曲された下側内側折
    曲部(2e)を形成した後に更に再びほぼ垂直に垂下された
    下側垂直部(2f)を形成した5段の面を構成しており、該
    アンコー用集水器(2)の下端が外挿されるアンコー用本
    体(4)の上端開口周縁部がアンコー用集水器(2)の下端開
    口周縁部の形状に対応してやゝ外側に傾斜して延びた傾
    斜部(4a)を形成してから上方に向かう角筒状部(4b)を形
    成した2段の面を構成していて、アンコー用集水器(2)
    の角筒状部(2a)がアンコー用本体(4)の角筒状部(4b)内
    に挿入されて固定され、アンコー用集水器(2)の上側内
    側折曲部(2c)と上側垂直部(2d)とアンコー用本体(4)の
    傾斜部(4a)との間及びアンコー用集水器(2)の下側内側
    折曲部(2e)と下側垂直部(2f)とアンコー用本体(4)の傾
    斜部(4a)との間にそれぞれ空間が形成されていることを
    特徴とする角アンコー。
JP14339788U 1988-11-04 1988-11-04 角アンコー Expired - Lifetime JPH069187Y2 (ja)

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JPH0264626U JPH0264626U (ja) 1990-05-15
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