JPH069088B2 - 光学的情報記録再生方法及び光学的情報記録再生装置 - Google Patents

光学的情報記録再生方法及び光学的情報記録再生装置

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JPH069088B2
JPH069088B2 JP62182316A JP18231687A JPH069088B2 JP H069088 B2 JPH069088 B2 JP H069088B2 JP 62182316 A JP62182316 A JP 62182316A JP 18231687 A JP18231687 A JP 18231687A JP H069088 B2 JPH069088 B2 JP H069088B2
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  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は光学的情報記録再生方法及び光学的情報記録再
生装置に関し、特に光ビームスポットの目的情報トラッ
クへのキック動作特性の向上した光学的情報記録再生方
法及び光学的情報記録再生装置に関する。本発明は、た
とえば光学的情報記録媒体として光カードを使用する光
学的情報記録再生に好適に適用される。
[従来の技術及びその問題点] 従来、光を用いて情報を記録し、また記録されている情
報を読み出す媒体の形態としてデイスク状、カード状、
テープ状等の各種のものが知られている。これら光学的
情報記録媒体には記録及び再生の可能なものや再生のみ
可能なもの等がある。
記録可能な媒体への情報の記録は、記録情報に従つて変
調され微小スポット状に絞られた光ビームで情報トラッ
クを走査することにより行なわれ、光学的に検出可能な
情報ビツト列として情報が記録される。
また、記録媒体からの情報の再生は、該媒体に記録が行
なわれない程度の一定のパワーの光ビームスポットで情
報トラックの情報ビツト列を走査し、該媒体からの反射
光または透過光を検出することにより行なわれる。
以上の様な記録媒体への光ビームスポット照射及び該媒
体からの反射光または透過光の検出のため、いわゆる光
ヘッドが用いられる。該光ヘッドは記録媒体に対しその
情報トラック方向及び該方向を横切る方向に相対的に移
動可能とされており、この相対的移動により光ビームス
ポットを所望の情報トラックに走査させることができ
る。
以上の様な光学的情報記録媒体のうちでカード状の光学
的情報記録媒体(以下「光カード」を称する)は小型軽
量で持ち運びに便利な比較的大容量の情報記録媒体とし
て大きな需要が見込まれている。
ところで、上記光カードは数千本から数万本の情報トラ
ックを有しており、所望の情報トラックに情報の記録再
生を行なうには、これら多くのトラックから正確な選択
を行なうことが必要である。一般に、この様なトラック
選択の動作をトラックアクセスまたは単にアクセスと称
し、該アクセスは光ヘッド全体を情報トラックと直交す
る方向に移動させる動作と、光ヘッドを全体として固定
しておき該光ヘッド中の光学系の一部たとえば対物レン
ズのみを情報トラックと直交する方向へと移動させる動
作とからなる。後者はキック動作と呼ばれる。
この種の記録媒体を用いて情報の記録再生を行なう光学
的情報記録再生装置は、記録媒体の面振れに追従して該
媒体面上に常に所定の大きさの光ビームスポットを形成
する制御を行なうためのオートフオーカシング(AF)
制御手段を有するのが一般的である。また、この種の光
学的情報記録再生装置は、記録媒体の外形に対する情報
トラック配置のずれ基づく該情報トラックの振れに追従
して該情報トラック上に正確に光ビームスポットを位置
させるためのオートトラツキング(AT)制御手段を有
するのが一般的である。情報記録媒体が光カードである
場合には、上記「記録媒体の外形に対する情報トラック
配置のずれ」は光カード辺に対する情報トラックの傾き
(スキユー)である。
そして、上記キック動作は一般に以下の様にしてなされ
る。即ち、AT制御ループを開として対物レンズを情報
トラックと直交する方向に移動させるためのアクチユエ
ータにパルス(キックパルス)を印加して、該対物レン
ズを情報トラックと直交する方向に移動させる。次い
で、適宜の時間後に上記アクチユエータに上記キックパ
ルスとは逆極性のパルス(ブレーキパルス)を印加して
対物レンズ移動にブレーキをかけ、ちようど隣接の情報
トラック上に光ビームスポットが位置した時に該スポッ
トの速度が0となる様にする。これは、上記キックパル
ス及びブレーキパルスの大きさ及び幅を適宜設定するこ
とによりなされ、この時点でAT制御ループを閉じて光
ビームスポットを目的とする情報トラックに引込む。
ところで、光カードを用いて情報の記録再生を行なう場
合、光カードの往復移動の反転時には急激な加速及び減
速が行なわれ、このため機械的振動が発生する。この振
動によるキック誤動作を避けるために、従来は光カード
往復移動の反転時ではなく光カード定速移動時にキック
動作が行なわれている。このため、光カードにかなり広
いキック動作のための領域が必要となり、データ記録領
域の割合が減少し媒体面積の有効利用の点で十分とはい
えないという難点があつた。
また、以上の様にキック動作を光カード定速移動時に行
なうと、上記スキユーの影響で光ビームスポットが隣接
情報トラックへ向かつて移動する間に情報トラック自体
も移動してずれるため、予め定められたキックパルス及
びブレーキパルスの印加では隣接情報トラック到達時に
該光ビームスポットの速度が0とならないことがあり、
このためAT制御による引込みに失敗することがある。
光カードでは、一般にトラック配列のピツチが10μm
程度と比較的大きいのでキック動作にある程度の時間を
要し、この際に比較的大きなトラックずれが発生する。
たとえば、トラックピツチ10μm、スキユー角度0.
3度、光カード移動速度を400mm/s、キック動作に
要する時間を2msとすると、キック動作中に隣接情報ト
ラックは約4.2μmずれることになり、これはトラッ
クピツチの40%以上にも達し、キック動作を確実且つ
安定に行なうことができない。一旦キックミスが発生す
ると、光ビームスポットはどの情報トラックに引込まれ
るか分らないので、現在の情報トラックのトラック番号
を読み取つて再度目的とする情報トラックでのアクセス
を行なう必要があり、このためには更にキック動作を複
数回行なうことが必要となり、アクセスに多大の時間を
要する。この様に、キックミスは光学的情報記録再生装
置において、極めて大きな問題であつた。
そこで、本発明は、光ビームスポットの所望情報トラッ
クへのキック動作を正確、安定且つ短時間で行ない、更
に情報記録媒体面の有効利用をは かることを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本発明によれば、以上の如き目的を達成するものとし
て、 複数の情報トラックが並設されている光学的情報記録媒
体と光ヘッドとを情報トラックの方向に相対的に往復移
動させながら該光ヘッドから光学的情報記録媒体にスポ
ット状に光ビームを照射して情報の記録再生を行なう方
法において、光ヘッドと光学的情報記録媒体との情報ト
ラック方向の相対速度を実施上なくした後、所定時間経
過後に光ヘッド内の光学系の一部を移動させることによ
り光ビームスポットを現在いる情報トラックから隣接す
る情報トラックへ移動させるキック動作を行なうことを
特徴とする光学的情報記録再生方法、 及び、 複数の情報トラックが並設されている光学的情報記録媒
体と光ヘッドとを情報トラックの方向に相対的に往復移
動させながら該光ヘッドから光学的情報記録媒体にスポ
ット状に光ビームを照射して情報の記録再生を行なう装
置において、光ヘッドと光学的情報記録媒体との情報ト
ラック方向の相対速度を検出する手段と、該手段により
前記相対速度が実質上ゼロと検定された後、所定時間経
過後に光ヘッド内の光学系の一部を移動させることによ
り光ビームスポットを現在いる情報トラックから隣接す
る情報トラックへ移動させるキック動作制御手段とを有
することを特徴とする光学的情報記録再生装置、 が提供される。
[実施例] 以下、図面を参照しながら本発明の具体的実施例を説明
する。
第1図は本発明による情報記録再生方法の実施に用いら
れる光カードを示す模式的平面図である。
第1図において、光カード1の情報記録面には、LF方
向に延びている情報トラック4が多数平行に配列されて
おり、また上記情報トラック4へのアクセスの基準位置
となるホームポジシヨン3が設けられている。このホー
ムポジシヨンは仮想的なものであつてもよい。上記情報
トラック4はホームポジシヨン3に近い方から順に4−
0,4−1,4−2,4−3,・・・・4−(n+1)
と配列されている。そして、これら情報トラックのそれ
ぞれについてトラツキングトラック5−0,5−1,5
−2,5−3,・・・・5−(n+1)が設けられてい
る。尚、トラツキングトラック5−0に隣接してトラツ
キングトラック5−1と反対の側にはガードのためのト
ラツキングトラック5−aが設けられており、同様にト
ラツキングトラック5−(n+1)に隣接してトラツキ
ングトラック5−nと反対の側にはガードのためのトラ
ツキングトラック5−(n+2),5−(n+2)′が
設けられている。これらガードトラックは適宜の数設け
ることができる。
第2図は上記第1図の光カードの一部拡大図を示す。
第2図に示される様に、情報トラック4−0にはGマー
ク7が予め記録されている。該Gマークは当該情報トラ
ックが基準トラックであることを示すためのものであ
り、従つて情報トラック4−0が基準トラックである。
該基準トラックには、記録媒体識別用のパターン8が記
録されている。該記録媒体識別用パターンは光カードの
種別を示すものであり、変復調の方式、1情報トラック
当りのデータ容量、総トラックの本数等の当該光カード
に関する情報を示すものである。これらGマーク7また
は記録媒体識別用パターン8はトラツキングトラックと
同様プリフオーマツトにより形成されているか、または
光ビームスポットによる記録により形成されている。
第1図において、情報トラック4−1〜4−nまでのう
ち、情報トラック4−1〜4−mには既に情報が記録さ
れており、これら情報トラックは既記録情報トラックで
ある。また、情報トラック4−(m+1)〜4−nには
未だ情報が記録されておらず、これら情報トラックは未
記録情報トラックである。上記各既記録情報トラック上
の既記録情報のLの向きの端部の延長上には、当該情報
トラックに記録されている情報にエラーがない場合には
エラーなしマーク(Vマーク)9が付されている。該エ
ラーなしマークは情報トラックに情報記録を行なつた後
に該記録内容を再生してエラーがあるか否かを判定し、
エラーなしの場合にのみ所定の位置に光ビームスポット
を用いて記録されたものである。第1図の場合には情報
トラック4−2に対応するVマークが付されていないの
で、情報トラック4−2に記録された情報にはエラーが
ある。該Vマークの採用の代りに、エラーありの場合に
エラーありマークを付する様にしてもよい。
第1図に示される様に、情報トラック4−(n+1)に
もGマーク7′が記録されており、該情報トラックも基
準トラックとされている。但し、この基準トラックはデ
イレクトリのための基準であり、上記既記録情報トラッ
クのデイレクトリ情報が該情報トラック4−(n+1)
に記録されている。そして、未記録情報トラックへの追
記を行なうごとにそのデイレクトリ情報の追記が行なわ
れる。基準トラック4−(n+1)が埋まると、続いて
情報トラック4−n,4−(n−1),・・・へと順に
デイレクトリ情報が記録される。
第1図に示される様に、光カード1の左上隅部には小孔
40が形成されている。
第3図は以上の様な光カード1へ情報を記録し且つ該光
カードに記録されている情報を再生するための本発明に
よる情報記録再生装置の一実施例の構成の概略を示すブ
ロツク図である。
第3図において、19は記録再生装置を示し、該装置に
は、上位制御装置たるCPU50が接続されている。記
録再生装置19において、14は不図示の搬送機構を介
して光カード1を記録再生装置内に導入し、所定の記録
再生位置にてR方向に往復移動させ、更に該装置外へと
排出するための駆動モータである。
17は光源を含む光ビーム照射光学系であり、これによ
り情報記録時及び記録再生時には光カード1上に光ビー
ムスポットが形成される。本実施例では記録再生時には
光カード上には3つの光ビームスポットが形成される。
22〜24は光検出器であり、上記光カード1上の3つ
の光ビームスポットの反射光をそれぞれ受光することが
できる。15は光ビーム照射光学系17の一部を駆動し
て光カード面上の光ビームスポットのピント位置をZ方
向即ち光カード面と垂直の方向に移動させてオートフオ
ーカシング(AF)を行なうためのAFアクチユエータ
であり、16は光ビーム照射光学系17の一部を駆動し
て光カード面上の光ビームスポットをY方向(即ち、R
方向とZ方向との双方に直交する方向)に移動させてA
Tを行なうためのATアクチユエータである。
上記光ビーム照射光学系17、光検出器22〜24、A
Fアクチユエータ15及びATアクチユエータ16を含
んで光カード18が構成される。13は該光カードをY
方向に移動させて光ビームスポットを光カード上の所望
のトラックへとアクセスさせるための駆動モータであ
る。
該駆動モータ13及び上記駆動モータ14はMPU10
により制御される。また、上記光検出器22〜24の出
力はAT/AF制御回路11に入力され、これに基づき
該制御回路は上記AFアクチユエータ15及びATアク
チユエータ16を制御してAF及びATを行なう。上記
光検出器22〜24の出力はまた変復調回路12へと入
力され、読み取り情報の復調が行なわれ、復調信号は上
記MPU10へと送られる。また、該変復調回路12は
上記MPU10から送られてくる情報信号を変調し、変
調信号に従つて上記光ビーム照射光学系17を駆動さ
せ、情報記録を行なう。
また、70は光カード1のR方向移動速度を駆動モータ
14から検出する移動速度検出回路である。71は上記
AT/AF制御回路11に対しAT制御ループの開閉及
びキック動作の指令を行なうキック回路である。
上記MPU10は上記CPU50により制御され且つ該
CPUとデータのやりとりを行なう。
第4図は上記第3図の光ヘッド部分の詳細を示す斜視図
である。
第4図において、27は光源たる半導体レーザであり、
28はコリメータレンズであり、29は光ビーム整形プ
リズムであり、30は光束分割のための回折格子であ
り、20はビームスプリツタであり、25は反射プリズ
ムであり、26は対物レンズであり、21は非点収差集
光レンズ系であり、22〜24は上記光検出器である。
半導体レーザ27から発せられた光ビームは発散光束と
なつてコリメータレンズ28に入射し該レンズにより平
行光ビームとされる。該平行光ビームは光ビーム整形プ
リズムにより所定の光強度分布に整形された上で、回折
格子30に入射し、該回折格子により有効な3つの光ビ
ーム(0次回折光及び±1次回折光)に分割される。こ
れら3つの光ビームは次いで、ビームスプリツタ20に
入射して透過直進し更に反射プリズム25により反射さ
れて対物レンズ26に入射し、これを通過することによ
り集束せしめられて、光カード1上に3つの微小光ビー
ムスポットS1(+1次回折光に対応する)、S2(0
次回折光に対応する)、S3(−1次回折光に対応す
る)を形成する。
光ビームスポットS1,S3は隣接するトラツキングト
ラック5上に位置し、光ビームスポットS2は該トラツ
キングトラック間の情報トラック4上に位置している。
かくして、光カード上に形成された光ビームスポットか
らの反射光は対物レンズ26を通つてほぼ平行とされ、
反射プリズム25により反射され、更にビームスプリツ
タ20により反射され集束レンズ系2により集束せしめ
られて、光検出器22,23,24に入射する。
第5図は上記光検出器22〜24の構成を示す図であ
る。光検出器23は4分割光検出器である。
第6図(A),(B),(C)は上記記録再生装置にお
ける光カード搬送機構の要部を示す側面図、平面図、正
面図である。
これらの図において、35は光カード導入排出用ローラ
であり、該ローラは記録再生装置内に光カード1が挿入
されたことを不図示の光検出器で検出した後に駆動モー
タ14の駆動力に基づき駆動され、光カード1をLの向
きに記録再生位置の方へと移動させる。この際の光カー
ド1の移動状況は発光素子37及び受光素子36を用い
て検知される。38,39は上記の様にして導入された
光カード1を記録再生位置へと移動させ更に該記録再生
位置でLF方向に往復移動させるのに使用されるローラ
である。尚、該ローラと同様なローラがLF方向に沿つ
て適宜個数配列されている。これらローラは上記発光素
子37及び受光素子36により記録再生位置への光カー
ドの到来が検知された後に駆動モータ14の駆動力に基
づき駆動される。
次に、以上の様な光カード及び記録再生装置を用いた情
報記録再生の一実施例を説明する。
先ず、記録再生装置に光カード1を導入させ、第6図に
示されるローラ35を駆動回転させて光カード1をLの
向きに移動させる。
第7図は、光カード1の導入にともなつて第6図の受光
素子36から出力される信号を示す図である。第1図に
示される位置f(即ち、光カード先端部)が受光素子位
置に到達するとそれまでLOWレベルであつた信号がH
IGHレベルとなり、更に第1図で示される位置gから
位置hまで(即ち、小孔40の部分)が受光素子位置に
ある時には再びLOWレベルとなる。この様なパターン
の信号が得られたこと及び該信号からf−g間の距離を
算出して所定距離であることを確認することによつて、
光カード1が正しい姿勢で導入されたと判定することが
できる。上記の様な信号が得られず、光カード導入姿勢
が正しくないと判定された時は、直ちにローラ35を逆
転させ、光カード1を記録再生装置から排出し、ラン
プ、ブザー等の手段で、操作者に対しその旨警告して、
正しい姿勢での光カード導入を促す。
正しい姿勢で光カード1が導入されたと判定された時に
は、上記ローラ35及びローラ38,39でのLの向き
の光カード移動が更に継続され、上記小孔40の検知後
所定の時間後に停止せしめられる。この停止時にちよう
ど光ビームスポットがホームポジシヨン3に位置する。
次に、光ビームスポットによる基準トラック4−0への
アクセスを行なうわめ、駆動モータ13により光ヘッド
18を第1図のDの向きに移動させる。この移動にとも
ない光ビームスポットS2に対応する光検出器23から
は第8図に示される様な信号が得られる。第1図に示さ
れる様に、Gマーク7はホームポジシヨン3と対応する
位置に設けられているので、トラツキングトラック5−
0の検知までは間隔jが現れるが、Gマーク7の検知時
には比較的短い間隔kが現れる。そこで、この様な間隔
kが現れた時点で光ヘッド18の移動を停止させる。
そして、駆動モータ14により搬送機構を駆動させて光
カード1を一旦Fの向きに移動させ光ビームスポットS
2からの反射光を光検出器23で受光してVマークを検
出した後に、光カード1をLの向きに移動させて記録情
報の再生を行なう。該再生により記録媒体識別パターン
8を読み取り、上記MPU10内のROMに記録されて
いる本装置に適用可能な光カードであるか否かの判別を
行ない、その結果をCPU50に送る。
次に、光ビームスポットをホームポジシヨン3へ戻し、
更に駆動モータ13により光ヘッド18をDの向きに移
動させることにより光ビームスポットを一旦トラツキン
グトラック5−(n+2)′の外側へと移動させ、次い
で光ビームスポットS2をDと反対の向きに移動させ
て、上記基準トラック4−0へのアクセスと同様にし
て、基準トラック4−(n+1)へのアクセスを行な
う。そして、同様にして該情報トラックの記録情報であ
るデイレクトリ情報を読み出し、上記MPU10内のR
AMに記録する。その後、光ビームスポットをホームポ
ジシヨン3へ戻す。
次に、情報を記録する場合にはCPU50から記録再生
装置のMPU10に対し記録指令信号が入力され、該M
PUではこれに基づき未記録情報トラックの内の最初の
情報トラック5−(m+1)に対応する論理的トラック
ナンバーを決定する。該論理的トラックナンバーは既記
録情報トラックのうちのエラーありトラック(即し、V
マーク9の付されていない情報トラック)を除いて基準
トラック4−0から順次付されている。
記録再生装置側では、該トラックナンバー指令後、直ち
に光カード1を静止させた状態で、駆動モータ13によ
り光ヘッド18をDの向きに移動させ光カード1上で光
ビームスポットをDの向きに移動させて、目的情報トラ
ックへとアクセスする。
かくして、目的情報トラックへのアクセスが終了した後
に当該情報トラックへの情報記録が行なわれる。第9図
は記録時の光ビームスポットとトラックとの関係を示す
図である。光ビームスポットS1,S3はそれぞれトラ
ツキングトラック5−(m+1)及び5−(m+2)に
かかつており、該光ビームスポットの反射光をそれぞれ
光検出器22,24で検出し、その受光量が等きくなる
様にATアクチユエータ16を駆動してATが行なわれ
る。また、光ビームスポットS2は情報トラック4−
(m+1)にかかつており、光カード移動とともに変調
光で情報ビツト31が記録されていく。また、光ビーム
スポットS2からの反射光を4分割光検出器23で検出
し、各分割部分の受光量が等しくなる様にAFアクチユ
エータ15を駆動してAFが行なわれる。
尚、第9図において、3つの光ビームスポットは情報ト
ラックに垂直の方向に配列されているが、同図に破線で
示した様に斜めの配置でもよい。
第10図は情報記録時の動作を更に詳細に説明するため
の図である。
第10図において、35は光ビームスポットS2の移動
経路を示す。第11図(A)は以上の様な移動にともな
う光ビームスポットS2の移動速度変化を示す図であ
り、第11図(B)は該移動にともなう記録タイミング
を示す図である。また、第12図は情報記録時の動作を
説明するフロー図である。
目的情報トラックへのアクセスが終了した後に、光カー
ド1をLの向きに移動させ光ビームスポットS2を位置
aから光カード上で比較的低い速度でFの向きに移動さ
せる。この際、位置cまでにVマークがなかつた場合に
は該位置cから位置c′までの間に情報トラック4−
(m+1)に情報の記録が行なわれ、位置cまでにVマ
ークがあつた場合にはエラーなしの既記録情報トラック
であるので記録を行なわない。光ビームスポットは位置
bに到達した後に反転せしめられ、比較的高い速度でL
の向きに移動せしめられる。この際には光源の光量を記
録不能な比較的低い一定光量としておき、光検出器23
の受光量から記録済情報トラック4−(m+1)の再生
を行ない該記録内容にエラーがあるか否かをチエツクす
る。このエラーチエツクは光ビームスポットが位置cに
到達するまで行なわれる。位置c到達後には上記F向き
の移動時と同様の比較的低い速度に変更する。そして、
エラーチエツクの結果、エラーなしと判定された場合に
は、光ビームスポットが情報トラックの延長上の位置d
〜eにある間に光ビームスポットS2の強度を高めてV
マーク34を記録する。もちろん該Vマークの位置は既
記録情報トラックに関するVマーク9の位置と同等の位
置である。一方、エラーチエツクの結果、エラーありと
判定された場合には、Vマーク9の記録を行なわない。
そして、更に続いて情報記録を行なう場合にはキック動
作を行ない、光ビームスポットを隣接する次のトラック
へと移動させる。
第13図(A)はキック動作前後における光ビームスポ
ットS2の移動速度変化を示す図であり、上記第11図
(A)のK部分に相当する。第13図(B)はキック動
作タイミングを示す図である。また、第14図はキック
動作を説明するフロー図である。
先ず、光ビームスポットがLの向きに上記位置eを通過
した後に光ヘッド1を減速させ、光ビームスポットを位
置aに停止させる。光ビームスポットの移動速度即ち光
ヘッド18の移動速度は移動速度検出回路70で検出さ
れMPU10に入力されており、該MPUは上記移動速
度が0となつた後に時間tを経過した時点でキック回
路71に対しキック命令を発する。該キック回路ではA
T/AF制御回路11に対し、AT制御ループを開とし
且つ第13図(B)で示される予め定められた正のキッ
クパルス及び負のブレーキパルスをATアクチユエータ
16に対し出力する様指令する。これにより、光ビーム
スポットはキックされて隣接情報トラックへと移動す
る。そして、上記ブレーキパルス印加後に時間tを経
過した時点で、キック回路71ではAT/AF制御回路
11に対し、AT制御ループを閉とする様指令する。上
記時間tは急激な減速にともない発生する振動が十分
減衰するまでの待た時間であり、たとえば10ms程度
とれば十分である。また、上記時間tはAT制御ルー
プを閉とした後の整定時間であり、たとえば1ms程度
とすれば十分である。
以上の様にして光ビームスポットを新たに情報トラック
へと移動させた後に、上記同様にして記録を行なう。光
ビームスポット移動前の情報トラックへの記録後のエラ
ーチエツクでエラーありと判定された場合には続けて新
たな情報トラックに前回と同一の情報を記録する。
以上の様にして情報トラックに記録が行なわれた後に、
その記録の行なわれた情報トラックの論理的トラックナ
ンバー及び該記録情報の内容を示すデイレクトリ情報が
デイレクトリに追記される。
以上の説明では記録時とエラーチエツク時とで光ビーム
スポットの移動速度を変えているが、双方で同一の速度
であつてもよい。
情報を再生する場合にも、上記記録の際と類似の方法で
目的情報トラックへのアクセスが行なわれる。
第15図は再生時の光ビームスポットとトラックとの関
係を示す図だある。光ビームスポットS1,S3はそれ
ぞれトラツキングトラック5−p及び5−(p+1)に
かかつており、光ビームスポットS2は既記録情報トラ
ック4−pにかかつている(ここでp≦)。
再生されたデータ情報はMPU10からCPU50へと
転送される。
第16図は再生時の光ビームスポットの移動速度変化を
示す図であり、キック動作は位置a,bのいずれにおい
ても行なうことがある。即ち、再生開始時に光ビームス
ポットが位置aにある場合において、位置c到達までに
Vマークが検出されればエラーチエツク後に位置bでキ
ック動作が行なわれるが、位置c到達までにVマークが
検出されなければ再生を行なわずに位置bでキック動作
が行なわれる。一方、再生開始時に光ビームスポットが
位置bにある場合は、先ずエラーチエツクまで実行し、
位置e到達までにVマークが検出されなければエラーの
有無にかかわらず再生データとして取込まずに位置aで
キック動作が行なわれ、位置e倒達までにVマークが検
出されればエラーなしの場合は再生データとして取込み
位置aでキック動作が行なわれエラーありの場合には所
定の回数のリトライ後に位置aまたはbでキック動作が
行なわれる。
キック動作は上記記録時の場合と同様にして行なわれ
る。但し、記録時と再生時とではキック前の光ビームス
ポットの減速状態が異なり、再生時は高速度からの停止
であり減速により生ずる振動が記録時よりも大きいの
で、上記第13図(B)に示される待ち時間をより長
く設定するのが好ましい。
本実施例では、光カード1に対する情報トラック方向の
光ビームスポット移動速度が0で且つ減速による振動が
十分に減衰した後にキック動作が行なわれるので、トラ
ックずれの影響を受けることがなく、予め設定したキッ
クパルス及びブレーキパルスを用いて正確且つ安定にキ
ック動作が行らわれる。
以上の説明では、記録再生動作とキック動作とを交互に
行なう場合が示されているが、場合によつてはキック動
作を連続して行なうこともある。たとえば、駆動モータ
13を駆動して光ヘッド18を情報トラックと直交する
方向に移動させてアクセスした結果、光ビームスポット
が実際に到達した情報トラックと目的情報トラックとが
ATアクチユエータ16により対物レンズの可動範囲内
である場合であり、この場合にはキック動作を連続して
複数回行なうことにより光ビームスポットを目的情報ト
ラックへと移動させることができる。この際、光カード
1が情報トラック方向に移動している場合には直ちに減
速停止させ、所定の待ち時間後に上記と同様にしてキッ
ク動作を行なう。2回目以降のキック動作に際しては、
振動は既に十分に減衰しているので待ち時間は不要であ
る。但し、整定時間は必要である。
以上の実施例においては、移動速度検出回路70を用い
て移動速度0を検出し、所定の待ち時間後にキック動作
を行なつているが、MPU10から駆動モータ14に対
し停止指令が発せられた後に実際に光カード1が停止す
るまでの時間はほぼ一定であるので、上記MPU10か
らの停止指令後に停止する迄の時間と振動が十分に減衰
する時間とをバラツキをも勘案して、これら時間の経過
後にキック動作を行なう様にしてもよい。この場合は第
3図の移動速度検出回路70は不要である。
[発明の効果] 以上の様な本発明によれば、キック動作に先立ち光ビー
ムスポットと記録媒体との情報トラック方向の相対移動
速度を実質上なくし、その後所定時間経過した後にキッ
ク動作を行うので、減速による振動を十分に減衰させた
上でキック動作が行われ、かくしてキック時にトラック
ずれが発生することがなく光ビームスポットの所望情報
トラックへのキック動作を正確、安定且つ短時間で行な
うことができ、更にキックの際に使用される記録媒体面
積は十分に小さいので記録媒体面を有効に利用すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による情報記録再生方法の実施に用いら
れる光カードを示す模式的平面図であり、第2図はその
一部拡大図である。 第3図は本発明による情報記録再生装置の一実施例の構
成の概略を示すブロツク図であり、第4図はその光ヘッ
ド部分の詳細を示す斜視図であり、第5図はその光検出
器の構成を示す図であり、第6図(A),(B),
(C)はその光カード搬送機構の要部を示す側面図、平
面図、正面図である。 第7図は、受光素子から出力される信号を示す図であ
る。 第8図は光検出器から得られる信号を示す図である。 第9図は記録時の光ビームスポットとトラックとの関係
を示す図である。 第10図は情報記録時の動作を説明するための図であ
る。 第11図(A)は光ビームスポットの移動速度変化を示
す図であり、第11図(B)は該移動にともなう記録タ
イミングを示す図である。 第12図は情報記録時の動作を説明するフロー図であ
る。 第13図(A)は光ビームスポットの移動速度変化を示
す図であり、第13図(B)はキックタイミングを示す
図である。 第14図はキック動作を説明するフロー図である。 第15図は再生時の光ビームスポットとトラックとの関
係を示す図である。 第16図は再生時の光ビームスポットの移動速度変化を
示す図である。 1:光カード、 4:情報トラック、 5:トラツキングトラック、 9,13:エラーなしのマーク 17:光ビーム照射光学系、 18:光ヘッド、 22,23,24:光検出器。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の情報トラックが並設されている光学
    的情報記録媒体と光ヘッドとを情報トラックの方向に相
    対的に往復移動させながら該光ヘッドから光学的情報記
    録媒体にスポット状に光ビームを照射して情報の記録再
    生を行なう方法において、光ヘッドと光学的情報記録媒
    体との情報トラック方向の相対速度を実施上なくした
    後、所定時間経過後に光ヘッド内の光学系の一部を移動
    させることにより光ビームスポットを現在いる情報トラ
    ックから隣接する情報トラックへ移動させるキック動作
    を行なうことを特徴とする光学的情報記録再生方法。
  2. 【請求項2】光学的情報記録媒体が光カードである、特
    許請求の範囲第1項の光学的情報記録再生方法。
  3. 【請求項3】複数の情報トラックが並設されている光学
    的情報記録媒体と光ヘッドとを情報トラックの方向に相
    対的に往復移動させながら該光ヘッドから光学的情報記
    録媒体にスポット状に光ビームを照射して情報の記録再
    生を行なう方法において、光ヘッドと光学的情報記録媒
    体との情報トラック方向の相対速度を検出する手段と、
    該手段により前記相対速度が実質上ゼロと検出された
    後、所定時間経過後に光ヘッド内の光学系の一部を移動
    させることにより光ビームスポットを現在いる情報トラ
    ックから隣接する情報トラックへ移動させるキック動作
    制御手段とを有することを特徴とする光学的情報記録再
    生装置。
JP62182316A 1987-02-20 1987-07-23 光学的情報記録再生方法及び光学的情報記録再生装置 Expired - Fee Related JPH069088B2 (ja)

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DE88301442T DE3880527T2 (de) 1987-02-20 1988-02-19 Zugriffsverfahren zu einer Spur eines Aufzeichnungsmediums im stillstehenden Zustand und Gerät dafür.
EP88301442A EP0279696B1 (en) 1987-02-20 1988-02-19 Method of accessing track in still state of recording medium and apparatus thereof

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