JP2800155B2 - 情報記録再生方法 - Google Patents

情報記録再生方法

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JP2800155B2
JP2800155B2 JP62035897A JP3589787A JP2800155B2 JP 2800155 B2 JP2800155 B2 JP 2800155B2 JP 62035897 A JP62035897 A JP 62035897A JP 3589787 A JP3589787 A JP 3589787A JP 2800155 B2 JP2800155 B2 JP 2800155B2
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optical card
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清伸 遠藤
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キヤノン 株式会社
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  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は情報記録再生方法に関し、特に情報記録媒体
の目的情報トラックへのアクセス性の向上した情報記録
再生方法に関する。本発明は、たとえば光学的情報記録
再生に好適に適用される。 [従来の技術及びその問題点] 従来、光を用いて情報を記録し、また記録されている
情報を読み出す媒体の形態としてディスク状、カード
状、テープ状等の各種のものが知られている。これら光
学的情報記録媒体には記録及び再生の可能なものや再生
のみ可能なもの等がある。 記録可能な媒体への情報の記録は、記録情報に従って
変調され微小スポット状に絞られた光ビームで情報トラ
ックを走査することにより行なわれ、光学的に検出可能
な情報ビット列として情報が記録される。 また、記録媒体からの情報の再生は、該媒体に記録が
行なわれない程度の一定のパワーの光ビームスポットで
情報トラックの情報ビット列を走査し、該媒体からの反
射光または透過光を検出することにより行なわれる。 以上の様な記録媒体への光ビームスポット照射及び該
媒体からの反射光または透過光の検出のため、いわゆる
光ヘッドが用いられる。該光ヘッドは記録媒体に対しそ
の情報トラック方向及び該方向を横切る方向に相対的に
移動可能とされており、この相対的移動により光ビーム
スポットの情報トラック走査が行なわれる。 以上の様な光学的情報記録媒体のうちでカード状の光
学的情報記録媒体(以下「光カード」と称する)は小型
軽量で持ち運びに便利な比較的大容量の情報記録媒体と
して大きな需要が見込まれている。 第15図は追記型の光カードの模式的平面図であり、第
16図はその部分拡大図である。 第15図において、光カード1の情報記録面にはLF方向
に延びている情報トラック2が多数平行に配列されてい
る。また、光カード1の情報記録面には上記情報トラッ
ク2へのアクセスの基準位置となるホームポジション3
が設けられている。上記情報トラック2はホームポジシ
ョン3に近い方から順に2−1,2−2,2−3,・・・・と配
列されている。該情報トラック2には、既に情報が記録
されたもの(以下「既記録情報トラック」と称する)と
未だ情報が記録されていないもの(以下「未記録情報ト
ラック」と称する)との2種類がある。該未記録情報ト
ラックには随時情報記録が可能である。 第16図に示される様に、各情報トラック2(たとえ
ば、2−1,2−2)の間にはトラッキングトラック(た
とえば、5−1,5−2,5−3)が設けられている。該トラ
ッキングトラックは、情報記録再生時の光ビームスポッ
トの走査の際に所定の情報トラックから逸脱しない様に
制御するオートトラッキング(AT)のためのガイドとし
て利用される。 情報の記録時または再生時には、光ビームスポットは
先ずホームポジション3に位置しており、この位置から
目的とする情報トラックへとアクセスせしめられる。 目的とする情報トラックであるか否かは情報トラック
番号により識別される。たとえば、第16図に示される様
にトラッキングトラックの延長上の領域6にトラック番
号プリフォーマットにより形成しておくことにより、光
ヘッドに対し光カードをLF方向に往復移動させて該番号
領域を読み取り、該読み取り結果に基づき光ビームスポ
ット位置を確認することができる。また、他の例として
は、たとえば、情報トラックに情報を記録する際に各情
報トラックごとにトラック番号を記録しておくことによ
り、光ヘッドに対し光カードをLF方向に往復移動させて
該情報トラックを読み取り、該読み取り結果に基づきそ
の中からトラック番号を抽出して光ビームスポット抽出
を確認することができる。 しかして、以上の様な従来の情報記録再生では、目的
情報トラックの識別のために、光カードをLF方向に移動
させながらトラック番号の読み出し及び確認を行なう必
要があるので、目的とする情報トラックまでのアクセス
に長い時間がかかるという難点があった。 また、以上の様な情報記録再生では、光カードをLF方
向に往復移動させるため反転時には大きな加速度を生ぜ
しめる必要があり、従って目的情報トラックへのアクセ
スの際にも反転時に振動が発生して光ヘッドが揺動を受
け、このため確実なアクセスができなくなるという難点
もあった。 そこで、本発明は、あるトラックでの情報の記録又は
再生に継続して他のトラックでの情報の記録又は再生を
行う場合の前記難点を解決して、情報記録再生ヘッドに
よる記録媒体の所望情報トラックまでのアクセスを短時
間且つ正確に行い、情報記録再生速度を向上させること
を目的とする。 [問題点を解決するための手段] 本発明によれば、以上の如き目的を達成するものとし
て、 複数の直線状トラックが並列されているカード状情報
記録媒体とヘッドとを前記トラックの方向に相対的に往
復移動させることにより前記記録媒体に対する情報の記
録及び/又は再生を行う情報記録再生方法において、 あるトラックでの情報の記録又は再生に継続して他の
トラックでの情報の記録又は再生を行う場合、前記トラ
ックの方向の往復移動を静止させた状態で、前記ヘッド
が複数のトラックを横切るように前記記録媒体とヘッド
とを相対的に移動させながらトラックを検出し、その検
出個数によりトラック通過数を計数して前記ヘッドを目
的トラックへとアクセスさせることを特徴とする情報記
録再生方法、 が提供される。 [実施例] 以下、図面を参照しながら本発明の具体的実施例を説
明する。 第1図は本発明による情報記録再生方法の実施に用い
られる光カードを示す模式的平面図である。 第1図において、光カード1の情報記録面には、LF方
向に延びている情報トラック4が多数平行に配列されて
おり、また上記情報トラック4へのアクセスの基準位置
となるホームポジション3が設けられている。このホー
ムポジションは仮想的なものであってもよい。上記情報
トラック4はホームポジション3に近い方から順に4−
0,4−1,4−2,4−3,・・・・4−(n+1)と配列され
ている。そして、これら情報トラックのそれぞれについ
てトラッキングトラック5−0,5−1,5−2,5−3,・・・
・5−(n+1)が設けられている。尚、トラッキング
トラック5−0に隣接してトラッキングトラック5−1
と反対の側にはガードのためのトラッキングトラック5
−aが設けられており、同様にトラッキングトラック5
−(n+1)に隣接してトラッキングトラック5−nと
反対の側にはガードのためのトラッキングトラック5−
(n+2),5−(n+2)′が設けられている。これら
ガードトラックは適宜の数設けることができる。 第2図は上記第1図の光カードの一部拡大図を示す。 第2図は示される様に、情報トラック4−0にはGマ
ーク7が予め記録されている。該Gマークは当該情報ト
ラックが基準トラックであることを示すためのものであ
り、従って情報トラック4−0が基準トラックである。
該基準トラックには、記録媒体識別用のパターン8が記
録されている。該記録媒体識別用パターンは光カードの
種別を示すものであり、変復調の方式、1情報トラック
当りのデータ容量、総トラックの本数等の当該光カード
に関する情報を示すものである。これらGマーク7また
は記録媒体識別用パターン8はトラッキングトラックと
同様プリフォーマットにより形成されているか、または
光ビームスポットによる記録により形成されている。 第1図において、情報トラック4−1〜4−nまでの
うち、情報トラック4−1〜4−mには既に情報が記録
されており、これら情報トラックは既記録情報トラック
である。また、情報トラック4−(m+1)〜4−nに
は未だ情報が記録されておらず、これら情報トラックは
未記録情報トラックである。 第1図に示される様に、情報トラック4−(n+1)
にもGマーク7′が記録されており、該情報トラックも
基準トラックとされている。但し、この基準トラックは
ディレクトリのための基準であり、上記既記録情報トラ
ックのディレクトリ情報が該情報トラック4−(n+
1)に記録されている。そして、未記録情報トラックへ
の追記を行なうごとにそのディレクトリ情報の追記が行
なわれる。基準トラック7′が埋まると、続いて情報ト
ラック4−n,4−(n−1),・・・・へと順にディレ
クトリ情報が記録される。 第1図に示される様に、光カード1の左上隅部には小
孔40が形成されている。 第3図は以上の様な光カード1へ情報を記録し且つ該
光カードに記録されている情報を再生するための情報記
録再生装置の一実施例の構成の概略を示すブロック図で
ある。 第3図において、19は記録再生装置を示し、該装置に
は、上位制御装置たるCPU50が接続されている。記録再
生装置19において、14は不図示の搬送機構を介して光カ
ード1を記録再生装置内に導入し、所定の記録再生位置
にてR方向に往復移動させ、更に該装置外へと排出する
ための駆動モータである。 17は光源を含む光ビーム照射光学系であり、これによ
り情報記録時及び情報再生時には光カード1上に光ビー
ムスポットが形成される。本実施例では記録再生時には
光カード上には3つの光ビームスポットが形成される。
22〜24は光検出器であり、上記光カード1上の3つの光
ビームスポットの反射光をそれぞれ受光することができ
る。15は光ビーム照射光学系17の一部を駆動して光カー
ド面上の光ビームスポットのピント位置をZ方向即ち光
カード面と垂直の方向に移動させてオートフォーカシン
グ(AF)の行なうためのAFアクチュエータであり、16は
光ビーム照射光学系17の一部を駆動して光カード面上の
光ビームスポットをY方向(即ち、R方向とZ方向との
双方に直交する方向)に移動させてATを行なうためのAT
アクチュエータである。 上記光ビーム照射光学系17、光検出器22〜24、AFアク
チュエータ15及びATアクチュエータ16を含んで光ヘッド
18が構成される。13は該光ヘッドをY方向に移動させて
光ビームスポットを光カード上の所望のトラックへとア
クセスさせるための駆動モータである。 該駆動モータ13及び上記駆動モータ14はMPU10により
制御される。また、上記光検出器22〜24の出力はAT/AF
制御回路11に入力され、これに基づき該制御回路は上記
AFアクチュエータ15及びATアクチュエータ16を制御して
AF及びATを行なう。上記光検出器22〜24の出力はまた変
復調回路12へ入力され、読み取り情報の復調が行なわ
れ、復調信号は上記MPU10へと送られる。また、該変復
調回路12は上記MPU10から送られてくる情報信号を変調
し、変調信号に従って上記光ビーム照射光学系17を駆動
させ、情報記録を行なう。 上記MPU10は上記CPU50により制御され且つ該CPUとデ
ータのやりとりを行なう。 第4図は上記第3図の光ヘッド部分の詳細を示す斜視
図である。 第4図において、27は光源たる半導体レーザであり、
28はコリメータレンズであり、29は光ビーム整形プリズ
ムであり、30は光束分割のための回折格子であり、20は
ビームスプリッタであり、25は反射プリズムであり、26
は対物レンズであり、21は非点収差集光レンズ系であ
り、22〜24は上記光検出器である。 半導体レーザ27から発せられた光ビームは発散光束と
なってコリメータレンズ11に入射し該レンズにより平行
光ビームとされる。該平行光ビームは光ビーム整形プリ
ズムにより所定の光強度分布に整形された上で、回折格
子30に入射し、該回折格子により有効な3つの光ビーム
(0次回折光及び±1次回折光)に分割される。これら
3つの光ビームは次いで、ビームスプリッタ20に入射し
て透過直進し更に反射プリズム25により反射されて対物
レンズ26に入射し、これを通過することにより集束せし
められて、光カード1上に3つの微小光ビームスポット
S1(+1次回折光に対応する),S2(0次回折光に対応
する),S3(−1次回折光に対応する)を形成する。 光ビームスポットS1,S3は隣接するトラッキングトラ
ック5上に位置し、光ビームスポットS2は該トラッキン
グトラック間の情報トラック4上に位置している。かく
して、光カード上に形成された光ビームスポットからの
反射光は対物レンズ26を通ってほぼ平行とされ、反射プ
リズム25により反射され、更にビームスプリッタ20によ
り反射され集光レンズ系21により集束せしめられて、光
検出器22,23,24に入射する。 第5図は上記光検出器22〜24の構成を示す図である。
光検出器23は4分割光検出器である。 第6図(A),(B),(C)は上記記録再生装置に
おける光カード搬送機構の要部を示す側面図、平面図、
正面図である。 これらの図において、35は光カード導入排出用ローラ
であり、該ローラは記録再生装置内に光カード1が挿入
されたことを不図示の光検出器で検出した後に駆動モー
タ14の駆動力に基づき駆動され、光カード1をLの向き
に記録再生位置の方へと移動させる。この際の光カード
1の移動状況は発光素子37及び受光素子36を用いて検知
される。38,39は上記の様にして導入された光カード1
を記録再生位置へと移動させ更に該記録再生位置でLF方
向に往復移動させるのに使用されるローラである。尚、
該ローラと同様なローラがLF方向に沿って適宜個数配列
されている。これらローラは上記発光素子37及び受光素
子36により記録再生位置への光カードの到来が検知され
た後に駆動モータ14の駆動力に基づき駆動される。 次に、以上の様な光カード及び記録再生装置を用いた
情報記録再生の一実施例を説明する。 先ず、記録再生装置に光カード1を導入させ、第6図
に示されるローラ35を駆動回転させて光カード1をLの
向きに移動させる。 第7図は、光カード1の導入にともなって第6図の受
光素子36から出力される信号を示す図である。第1図に
示される位置f(即ち、光カード先端部)が受光素子位
置に到達するとそれまでLOWレベルであった信号がHIGH
レベルとなり、更に第1図で示される位置gから位置h
まで(即ち、小孔40の部分)が受光素子位置にある時に
は再びLOWレベルとなる。この様なパターンの信号が得
られたこと及び該信号からf−g間の距離を算出して所
定距離であることを確認することによって、光カード1
が正しい姿勢で導入されたと判定することができる。上
記の様な信号が得られず、光カード導入姿勢が正しくな
いと判定された時は、直ちにローラ35を逆転させ、光カ
ード1を記録再生装置から排出し、ランプ、ブザー等の
手段で、操作者に対しその旨警告して、正しい姿勢での
光カード導入を促す。 正しい姿勢で光カード1が導入されたと判定された時
には、上記ローラ35及びローラ38,39でのLの向きの光
カード移動が更に継続され、上記小孔40の検知後所定の
時間後に停止せしめられる。この停止時にちょうど光ビ
ームスポットがホームポジション3に位置する。 次に、光ビームスポットによる基準トラック4−0へ
のアクセスを行なうため、駆動モータ13により光ヘッド
18を第1図のDの向きに移動させる。この移動にともな
い光ビームスポットS2に対応する光検出器23からは第8
図に示される様な信号が得られる。第1図に示される様
に、Gマーク7はホームポジション3と対応する位置に
設けられているので、トラッキングトラック5−0の検
知までは間隔jが現れるが、Gマーク7の検知時には比
較的短い間隔kが現れる。そこで、この様な間隔kが現
れた時点で光ヘッド18の移動を停止させる。 そして、駆動モータ14により搬送機構を駆動させて光
カード1をLの向きに移動させて記録情報の再生を行な
う。該再生により記録媒体識別パターン8を読み取り、
上記MPU10内のROMに記録されている本装置に適用可能な
カードであるか否かの判別を行ない、その結果をCPU50
に送る。 次に、光ビームスポットをホームポジション3へ戻
し、更に駆動モータ13により光ヘッド18をDの向きに移
動させることにより光ビームスポットを一旦トラッキン
グトラック5−(n+2)′の外側へと移動させ、次い
で光ビームスポットS2をDと反対の向きに移動させて、
上記基準トラック4−0へのアクセスと同様にして、基
準トラック4−(n+1)へのアクセスを行なう。そし
て、同様にして該情報トラックの記録情報であるディレ
クトリ情報を読み出し、上記MPU10内のRAMに記録する。
その後、光ビームスポットをホームポジション3へ戻
す。 次に、情報を記録する場合にはCPU50から記録再生装
置のMPU10に対し記録指令信号が入力され、該MPUではこ
れに基づき未記録情報トラックの内の最初の情報トラッ
ク5−(m+1)に対応する物理的トラックナンバーを
決定する。該物理的トラックナンバーは基準トラック4
−0から順次付されている。 記録再生装置側では、該トラックナンバー指令後直ち
に光カード1を所定距離Fの向きに移動させて、光ビー
ムスポットをトラッキングトラック端部に対応する位置
へと移動させる。 次に、光カード1を静止させた状態で、駆動モータ13
により光ヘッド18をDの向きに移動させ光カード1上で
光ビームスポットをDの向きに移動させる。そして、こ
の際に、光ビームスポットS2からの反射光を光検出器23
で検出してトラッキングトラックの個数を計数する。 第9図は光カード1の部分拡大模式図を示す。第10図
は上記移動によるトラッキングトラックの計数の際の光
検出器23の出力を示す図である。本図におけるb〜eは
上記第9図における部分b〜eに対応している。トラッ
キングトラックがあるたびにその信号が現れるので、該
信号を計数することにより、直ちに物理的トラックナン
バーが検知される。尚、この計数の際にカードトラック
分は除外しておく。かくして、目的とする情報トラック
4−(m+1)へと直ちにアクセスすることができる。 かくして、目的情報トラックへのアクセスが終了した
後に当該情報トラックへの情報記録が行なわれる。第11
図は記録時の光ビームスポットとトラックとの関係を示
す図である。光ビームスポットS1,S3はそれぞれトラッ
キングトラック5−(m+1)及び5−(m+2)にか
かっており、該光ビームスポットの反射光をそれぞれ光
検出器22,24で検出し、その受光量が等しくなる様にAT
アクチュエータ16を駆動してATが行なわれる。また、光
ビームスポットS2は情報トラック4−(m+1)にかか
っており、光カード移動とともに変調光で情報ビット31
が記録されていく。また、光ビームスポットS2からの反
射光を4分割光検出器23で検出し、各分割部分の受光量
が等しくなる様にAFアクチュエータ15を駆動してAFが行
なわれる。 尚、第11図において、3つの光ビームスポットは情報
トラックに垂直の方向に配列されているが、同図に破線
で示した様に斜めの配置でもよい。 以上の様にして情報トラックに記録が行なわれた後
に、その記録の行なわれた情報トラックの物理的トラッ
クナンバー及び該記録情報の内容を示すディレクトリ情
報がディレクトリに追記される。 情報を再生する場合にも、上記記録の際と同様にして
目的情報トラックへのアクセスが行なわれる。 第12図は再生時の光ビームスポットとトラックとの関
係を示す図である。光ビームスポットS1,S3はそれぞれ
トラッキングトラック5−p及び5−(p+1)にかか
っており、光ビームスポットS2は既記録情報トラック4
−pにかかっている(ここでp≦m)。 再生されたデータ情報はMPU10からCPU50へと転送され
る。 本実施例によれば、光カードを静止させた状態で光ビ
ームスポットのみを情報トラックと直交する方向に移動
させているので、計数を極めて正確に行なうことができ
る。即ち、光カードを情報トラックの方向に沿って往復
移動させながら該方向を横切る方向に光ビームスポット
を移動させることもできるが、この場合現実には情報ト
ラック方向と光カード移動方向とは何某かの角度をなす
(スキュー)ので、光カード移動の往時と復時とで光ビ
ームスポットがトラッキングトラックを横切る時間が異
なり検出信号にばらつきを生じ、これに基づき計数に誤
りを生ずるおそれがあるが、上記の本発明実施例によれ
ばこの様な不利はない。 第13図は本発明情報記録再生方法を実施するための情
報記録再生装置の要部を示すブロック図である。 この装置は基本的には上記第3図の装置と同様の構成
を有するが、光ヘッド移動のための駆動モータ13がパル
スモータであり、該モータはMPU10からの指令に基づき
パルスモータドライバ52により制御される。該ドライバ
からパルスモータ13にパルス信号が入力され、該入力パ
ルス数に対応した角度だけパルスモータ13が回転し従っ
て該入力パルス数に対応した距離だけ光ヘッド18が移動
する。 上記パルスモータドライバ52から出力されるパルス信
号はパルスカウンタ54にも入力される。該カウンタは入
力パルス数を計数して、該計数結果が予めMPU10から指
令されている目的情報トラックまでのパルス数に達した
時点で該MPUに対し終了指令信号を送る。該信号に基づ
き、MPU10からはモータドライバ52に対し駆動終了信号
が送られ、この時点でパルスモータ13へのパルス送信は
停止される。これにより、光ヘッド18は目的情報トラッ
クに対応する位置にて停止し、かくしてアクセスが終了
する。尚、この後、光カード18をLF方向に移動させてト
ラックナンバーを確認した上で、該情報トラックに対し
情報の記録再生を行なう。 第14図は本発明情報記録再生方法を実施するための情
報記録再生装置の要部を示す斜視図である。 この装置も基本的には上記第3図の装置と同様の構成
を有するが、更に光ヘッド18の移動量を実測するための
手段を有する。即ち、第14図において、光ヘッド18は駆
動モータ13の駆動回転軸に連結された送りネジ56とネジ
結合されており、更にガイド棒58と摺動自在に結合され
ており、駆動モータ13の回転にともないY方向に往復移
動せしめられるが、本装置には該光ヘッド13のY方向移
動量を実測するためのリニアエンコーダが付設されてい
る。第14図において、60は装置本体側に固定されている
リニアスケールであり、62は該リニアスケールを読取る
ため光ヘッド18に固設された検出器であり、これらを含
んでリニアエンコーダが構成される。 従って、本装置においては、リニアエンコーダから光
ヘッド18の移動量が実測されるので、該実測移動量が予
め設定された目的情報トラックまでの距離に到達した時
点で駆動モータ13を停止させれば目的情報トラックへの
アクセスが完了する。 以上の実施例においては、光カード1を静止させた状
態で光ヘッド18のみを情報トラック方向と直交する方向
に移動させて目的情報トラックへのアクセスを行なって
いるのでの、該アクセス時に光カード往復移動にともな
う振動が発生することがなく、従って高速且つ正確にト
ラックアクセスを行なうことができる。 記録媒体として光ディスク等の如き回転型のものを用
いる情報記録再生においては、記録媒体を高速回転させ
ながら記録再生ヘッドを情報トラック方向と直交する方
向へと移動させて振動発生なしに安定且つ高速に記録情
報を再生して、記録されているトラックナンバーを確認
しながら目的情報トラックへとアクセスできる。しかし
ながら、本発明の様に直線状の情報トラックが複数並列
に配置されている情報記録媒体を用いる場合には、記録
情報を再生してトラックナンバーを確認するためには記
録媒体を往復移動させなければならず、この往復移動は
記録媒体に頻繁に加速度を生ぜしめることにより行なわ
れるので、情報再生は低速とならざるを得ない。 そこで、上記本発明実施例においては、光カード1を
静止させた状態で光ヘッド18のみを移動させることによ
り、トラックアクセスの高速化及び安定化をはかってい
るのである。 尚、以上の実施例においては、情報の記録再生に先立
ち一旦光ビームスポットをホームポジションまで戻した
後にアクセスを行なう例を示したが、記録または再生後
に継続して記録または再生の動作を行なう場合には、続
けて直ちに目的情報トラックへとアクセスすることがで
きる。即ち、移動前に光ビームスポットが存在する物理
的トラックナンバーは既知であるので、該ナンバーに対
し、光ビームスポット移動により通過した情報トラック
数を加減することにより、移動後の物理的トラックナン
バーが得られる。これによれば、より迅速に目的情報ト
ラックへのアクセスが可能である。 [発明の効果] 以上の様な本発明によれば、記録再生手段を情報記録
媒体に対し情報トラックを横切る方向にのみ相対的に移
動させながら高速且つ安定に所望の情報トラックへとア
クセスすることができ、従って情報記録再生速度の向上
が可能となる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明による情報記録再生方法の実施に用いら
れる光カードを示す模式的平面図であり、第2図はその
一部拡大図である。 第3図は本発明による情報記録再生装置の一実施例の構
成の概略を示すブロック図であり、第4図はその光ヘッ
ド部分の詳細を示す斜視図であり、第5図はその光検出
器の構成を示す図であり、第6図(A),(B),
(C)はその光カード搬送機構の要部を示す側面図、平
面図、正面図である。 第7図は、受光素子から出力される信号を示す図であ
る。 第8図は光検出器から得られる信号を示す図である。 第9図は光カードの部分拡大模式図である。 第10図は光検出器の出力を示す図である。 第11図は記録時の光ビームスポットとトラックとの関係
を示す図である。 第12図は再生時の光ビームスポットとトラックとの関係
を示す図である。 第13図は本発明方法を実施するための装置の要部を示す
ブロック図である。 第14図は本発明方法を実施するための装置の要部を示す
斜視図である。 第15図は追記型の光カードの模式的平面図であり、第16
図はその部分拡大図である。 1:光カード、 4:情報トラック、 5:トラッキングトラック、 17:光ビーム照射光学系、 18:光ヘッド、 22,23,24:光検出器。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.複数の直線状トラックが並列されているカード状情
    報記録媒体とヘッドとを前記トラックの方向に相対的に
    往復移動させることにより前記記録媒体に対する情報の
    記録及び/又は再生を行う情報記録再生方法において、 あるトラックでの情報の記録又は再生に継続して他のト
    ラックでの情報の記録又は再生を行う場合、前記トラッ
    クの方向の往復移動を静止させた状態で、前記ヘッドが
    複数のトラックを横切るように前記記録媒体とヘッドと
    を相対的に移動させながらトラックを検出し、その検出
    個数によりトラック通過数を計数して前記ヘッドを目的
    トラックへとアクセスさせることを特徴とする情報記録
    再生方法。
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