JPH1166573A - 光学的情報記録再生方法および装置 - Google Patents

光学的情報記録再生方法および装置

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JPH1166573A
JPH1166573A JP9214757A JP21475797A JPH1166573A JP H1166573 A JPH1166573 A JP H1166573A JP 9214757 A JP9214757 A JP 9214757A JP 21475797 A JP21475797 A JP 21475797A JP H1166573 A JPH1166573 A JP H1166573A
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optical
optical card
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JP9214757A
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Yasuyuki Kimura
康行 木村
Susumu Kojima
進 小島
Kazuo Noda
和男 野田
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Nippon Conlux Co Ltd
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    • G11B7/002—Recording, reproducing or erasing systems characterised by the shape or form of the carrier
    • G11B7/0033—Recording, reproducing or erasing systems characterised by the shape or form of the carrier with cards or other card-like flat carriers, e.g. flat sheets of optical film
    • G—PHYSICS
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    • G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
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    • G11B7/08505—Methods for track change, selection or preliminary positioning by moving the head
    • G—PHYSICS
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    • G11B7/08529—Methods and circuits to control the velocity of the head as it traverses the tracks
    • G11B7/08535—Methods and circuits to control the velocity of the head as it traverses the tracks to maintain constant velocity during the traverse

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  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】トラックジャンプ動作に基づく光カードの情報
記録容量の減少や記録再生時間の長大化を防止し、か
つ、光カードと光ヘッドの相対移動速度の加減速に伴う
振動により誤トラックジャンプを行うことのない光学的
情報記録再生方法および装置を提供する。 【解決手段】光ヘッドに対する光カードの相対移動速度
を加速または減速する際に定速で相対移動する区間（ａ
２、ｃ２）を設け、該区間においてトラックジャンプ動
作を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、光学的情報記録
再生方法および装置に関し、特に複数の情報トラックを
並列して形成したカード状の光学的記録媒体の目的情報
トラックへの光ビームスポットのトラックジャンプ動作
特性を向上させる光学的情報記録再生方法および装置に
関する。
【０００２】
【従来技術】光学的情報記録媒体を光ビームスポットを
照射する光ヘッドに対して相対的に定速で移動させなが
ら、該記録媒体に情報の記録や再生を行う光学的情報記
録再生装置では、記録媒体としてカード状のもの、すな
わち、光カードと呼ばれる記録媒体が用いられることが
多い。
【０００３】ここで、図６に一般的な光カードの構成を
示す。
【０００４】図６に示すように光カード５００は、その
情報記録領域５０１に数千から数万本の情報トラック５
０４が並列に形成されており、この情報トラック５０４
の中央部５０２（ｐ×ｑの面積で表される領域）に光ビ
ームスポットを照射して、ピットを形成して情報の記録
を行い、光ビームスポットの反射光からピットの有無を
検出して情報の再生を行う。
【０００５】また、中央部５０２は情報の記録の際に形
成されるピットの他に、ビット同期の取得に必要なデー
タ群や情報トラック５０４を特定するためのアドレス情
報等のプリフォーマット情報が予めピットにより記録さ
れている。
【０００６】一方、情報トラック５０４の端部５０３
（ｒ×ｑの面積で表される領域）は、光カードを光ヘッ
ドに対して相対的に定速で移動させる際の加減速領域と
なるため、ピットの形成を行わない。
【０００７】図７は、光カード５００の情報記録領域５
０１の一部を拡大した領域を示した図である。
【０００８】情報記録領域５０１には、情報トラック５
０４（５０４−１、５０４−２、５０４−３）とガイド
トラック５０５（５０５−１乃至５０５−４）が形成さ
れており、情報トラック５０４上にはアドレス情報等の
プリフォーマットデータを構成するプリフォーマットデ
ータピット５０６やユーザが記録するデータを構成する
記録ピット５０７が形成され、このプリフォーマットデ
ータピット５０６や記録ピット５０７の有無が各データ
を表現している。
【０００９】また、ガイドトラック５０５は、情報トラ
ック５０４とは異なる反射率を有する部分であり、光学
的情報記録再生装置が目的の情報トラック５０４を走査
している際に該情報トラック５０４を逸脱しないための
オートトラッキング（以下、ＡＴと略称する）制御に利
用される。
【００１０】図８は光学的情報記録再生装置の構成を示
すブロック図、図９は光ヘッドの構成を示す概略図であ
る。
【００１１】図８において、光学的情報記録再生装置５
１０は、該装置の全体を制御するＣＰＵ（ｃｅｎｔｒａ
ｌ ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ ｕｎｉｔ）５１１、ＣＰＵ
５１１の制御に基づき該装置記録再生動作に係わる部分
を制御するＭＰＵ（ｍｉｃｒｏｐｒｏｃｅｓｓｏｒ ｕ
ｎｉｔ）５１２、記録するデータの変調と再生したデー
タの復調を行う変復調回路５１３、記録ピット５０７の
形成および検出等を行う光ヘッド５１４、光ヘッド５１
４をｙ方向に往復移動させるｙ方向駆動モータ５１５、
光カード５００をｘ方向に往復移動させるｘ方向駆動モ
ータ５１６、トラックジャンプを制御するトラックジャ
ンプ回路５１７、光カード５００の面振れがあっても常
にその光カード５００の面上に合焦状態の光ビームスポ
ットを照射するためのオートフォーカシング（以下、Ａ
Ｆと略称する）制御とＡＴ制御を行うＡＦ／ＡＴ制御回
路５１８、光カード５００の移動速度を検出する移動速
度検出回路５１９を具備して構成される。
【００１２】また、光ヘッド５１４は図９に示すように
半導体レーザ５４１、コリメータレンズ５４２、回折格
子５４３、ビームスプリッタ５４４、対物レンズ５４
５、受光レンズ５４６、受光素子５４７、アクチュエー
タ５４８を具備して構成される。半導体レーザ５４１か
ら出射されたレーザ光はコリメータレンズ５４２で平行
光となり回折格子５４３で３本のビームに分割され、ビ
ームスプリッタ５４４、対物レンズ５４５を介して光カ
ード５００上にビームスポット５５０として照射され
る。光カード５００上に照射されたビームスポット５５
０の反射光は対物レンズ５４５、ビームスプリッタ５４
４、受光レンズ５４６を介して受光素子５４７で電気信
号に変換される。光カード５００上に照射される３本の
ビームスポットは、１本が情報トラック５０４に照射さ
れ、残りの２本が該情報トラック５０４を挟むガイドト
ラック５０５に照射されるため、その反射光、つまり受
光素子５４７で電気信号に変換される信号は、データ信
号の他にフォーカシング制御信号やトラッキング制御信
号が含まれることになる。
【００１３】さて、光学的記録再生装置５１０が目的と
する情報トラック５０４に情報の記録や再生を行うため
には、正確な情報トラック５０４の選択が必要となる。
一般に、情報トラックの選択動作をトラックアクセスま
たは単にアクセスと称し、光ヘッド５１４全体を情報ト
ラック５０４と直交する方向へ移動させる動作と、光ヘ
ッド５１４の中の光学系の一部、例えば対物レンズ５４
５をアクチュエータ５４８により情報トラック５０４と
直交する方向へ移動させる動作からなり、後者はトラッ
クジャンプ動作とも呼ばれる。
【００１４】ここで、図１０、図１１を参照して従来の
トラックジャンプ動作として光カードと光ヘッドの相対
移動速度が一定の状態でトラックジャンプを行う第１例
を説明する。
【００１５】図１０は光カードの相対移動速度と時間の
関係および光学的情報記録再生装置が光カードを移動さ
せるアクチュエータに印加するパルス電圧の関係を示し
た図、図１１は光学的情報記録再生装置におけるトラッ
クジャンプ動作の流れを示すフローチャートである。
【００１６】さて、光学的記録再生装置５１０が光カー
ドへの情報の記録または再生を行うために、ｘ方向駆動
モータ５１６を駆動して光カード５００を往復移動させ
て光カード５００と光ヘッド５１４を相対移動させる動
作を開始すると（図１１のステップ６０１）、ＭＰＵ５
１２はｘ方向駆動モータ５１６に加速パルス（電圧Ｖ
１）を印加して、光カード５００の相対移動速度を所定
の速度ｖ１まで加速する（ステップ６０２、図１０の区
間ａ）。
【００１７】光カード５００の相対移動速度が所定の速
度ｖ１に達したことが移動速度検出回路５１９により検
出されると（以下、光カード５００の相対移動速度の検
出は全て移動速度検出回路５１９で行う）、光学的記録
再生装置５１０はその速度を維持するための定速パルス
（電圧Ｖ２）をｘ方向駆動モータ５１６に印加し（ステ
ップ６０３、区間ｂ）、光カード５００の相対移動速度
が定速の状態で、光ヘッド５１４は、変復調回路５１３
で変調された情報を光カード５００の所定の情報トラッ
ク５０４へ記録する記録動作または光カード５００の所
定の情報トラック５０４に記録されている情報を再生し
て変復調回路５１３で復調する再生動作を行う（ステッ
プ６０４、区間ｂ）。
【００１８】情報の記録または再生が終了すると、光学
的情報記録再生装置５１０は光カード５００の相対移動
速度をｖ１に保ったままＡＦ／ＡＴ制御回路５１８を動
作させＡＴ制御ループを開いてＡＴ制御を停止する（ス
テップ６０５、区間ｂ）。
【００１９】このＡＴ制御の停止は、ＡＴ制御が光ビー
ムスポットを目的の情報トラック５０４に照射し続ける
ための制御であるため、光ビームスポットを別の情報ト
ラック５０４に移動させるトラックジャンプを行う際に
はＡＴ制御とトラックジャンプが相反する動作となって
しまうために行われる。
【００２０】ＡＴ制御が停止すると、トラックジャンプ
回路５１７は対物レンズ５４５を移動させるアクチュエ
ータ５４８にトラックジャンプパルスを印加し、対物レ
ンズ５４５を情報トラック５０４と直交する方向に移動
させる（ステップ６０６、区間ｂ）。
【００２１】次に、トラックジャンプ回路５１７がアク
チュエータ５４８にトラックジャンプパルスとは逆極性
のブレーキパルスを印加して（ステップ６０７、区間
ｂ）、対物レンズ５４５の移動速度を減速し、光ビーム
スポットが目的の情報トラック５０４上に照射される位
置で対物レンズ５４５が静止するようにする。
【００２２】光ビームスポットの照射位置が目的の情報
トラック５０４上に移動すると、ＡＦ／ＡＴ制御回路５
１８は、ＡＴ制御ループを閉じてＡＴ制御を開始させ
（ステップ６０８、区間ｂ）、ＭＰＵ５１２がｘ方向駆
動モータ５１６に減速パルス（電圧−Ｖ１）を印加し、
光カード５００の相対移動速度を減速させる（ステップ
６０９、区間ｃ）。この減速パルスの印加は、光カード
５００の相対移動速度が０になるまで行われ（ステップ
６１０でＮＯ）、相対移動速度が０になると（ステップ
６１０でＹＥＳ、区間ｄ）、ｘ方向駆動モータ５１６に
加速パルス（電圧−Ｖ１）を印加し、光カード５００の
相対移動速度を所定の速度−ｖ１まで加速する（ステッ
プ６１１、区間ｅ）。このとき、印加する加速パルスは
ステップ６０２で印加した加速パルスとは逆極性の加速
パルスであり、このため光カード５００が相対移動する
方向はステップ６０２で加速されて移動する方向とは逆
方向となる。
【００２３】光カード５００の相対移動速度が所定の速
度−ｖ１に達すると、ＭＰＵ５１２はその速度を維持す
るための定速パルス（電圧−Ｖ２）をｘ方向駆動モータ
５１６に印加し（ステップ６１２、区間ｆ）、光ヘッド
５１４が光カード５００の所定の情報トラック５０４に
情報の記録または再生を行い（ステップ６１３、区間
ｆ）、ＡＦ／ＡＴ制御回路５１８がＡＴ制御ループを開
いてＡＴ制御を停止する（ステップ６１４、区間ｆ）。
【００２４】ＡＴ制御が停止すると、トラックジャンプ
回路５１７がアクチュエータ５４８にトラックジャンプ
パルスを印加し、対物レンズ５４５を情報トラック５０
４と直交する方向に移動させる（ステップ６１５、区間
ｆ）。
【００２５】次に、トラックジャンプ回路５１７はアク
チュエータ５４８にトラックジャンプパルスとは逆極性
のブレーキパルスを印加して（ステップ６１６、区間
ｆ）、対物レンズ５４５の移動速度を減速し、光ビーム
スポットが目的の情報トラック５０４上に照射される位
置で対物レンズ５４５が静止するようにする。
【００２６】光ビームスポットの照射位置が目的の情報
トラック５０４上に移動すると、ＡＦ／ＡＴ制御回路５
１８は、ＡＴ制御ループを閉じてＡＴ制御を開始させる
（ステップ６１７、区間ｆ）。
【００２７】次に、ＭＰＵ５１２はｘ方向駆動モータ５
１６に減速パルス（電圧Ｖ１）を印加して光カードの相
対移動速度を減速させ（ステップ６１８、区間ｇ）、相
対移動速度が０になると（ステップ６１９でＹＥＳ、区
間ｈ）、ステップ６０２に戻り、ｘ方向駆動モータ５１
６に再び加速パルスを印加する（ステップ６０２、区間
ｉ）。
【００２８】これらの動作は、光学的記録再生装置５１
０が所定の記録再生動作を終了するまで繰り返される。
【００２９】次に、図１０、図１２を参照して、従来の
トラックジャンプ動作の第２例として特公平６−９０８
８号公報等で提案されている光カードと光ヘッドの相対
移動速度が０の状態でトラックジャンプを行う場合の説
明をする。
【００３０】図１２は、光学的記録再生装置におけるト
ラックジャンプ動作の流れを示すフローチャートであ
る。
【００３１】さて、光学的記録再生装置５１０が光カー
ド５００への情報の記録または再生を行うために、光カ
ード５００を往復移動させて光カード５００と光ヘッド
５１４を相対移動させる動作を開始すると（図１２のス
テップ７０１）、ＭＰＵ５１２はｘ方向駆動モータ５１
６に加速パルス（電圧Ｖ１）を印加して、光カード５０
０の相対移動速度を所定の速度ｖ１まで加速する（ステ
ップ７０２、図１０の区間ａ）。
【００３２】光カード５０５の相対移動速度が所定の速
度ｖ１に達すると、ＭＰＵ５１２はその速度を維持する
ための定速パルス（電圧Ｖ２）をｘ方向駆動モータ５１
６に印加し（ステップ７０３、区間ｂ）、光ヘッド５１
４が光カード５００の所定の情報トラック５０４に情報
の記録または再生を行う（ステップ７０４、区間ｂ）。
【００３３】光カード５００と光ヘッド５１４が所定の
位置関係になると、ＭＰＵ５１２はｘ方向駆動モータ５
１６に減速パルス（電圧−Ｖ１）を印加し、光カード５
００の相対移動速度を減速させる（ステップ７０５、区
間ｃ）。この減速パルスの印加は、光カード５００の相
対移動速度が０になるまで行われ（ステップ７０６でＮ
Ｏ）、相対移動速度が０になると（ステップ７０６でＹ
ＥＳ、区間ｄ）、ＡＦ／ＡＴ制御回路５１８がＡＴ制御
ループを開いてＡＴ制御を停止する（ステップ７０７、
区間ｄ）。
【００３４】ＡＴ制御が停止すると、トラックジャンプ
回路５１７は対物レンズ５４５を移動させるアクチュエ
ータ５４８にトラックジャンプパルスを印加し、対物レ
ンズ５４５を情報トラック５０４と直交する方向に移動
させる（ステップ７０８、区間ｄ）。
【００３５】次に、トラックジャンプ回路５１７がアク
チュエータ５４８にトラックジャンプパルスとは逆極性
のブレーキパルスを印加して（ステップ７０９、区間
ｄ）、対物レンズ５４５の移動速度を減速し、光ビーム
スポットが目的の情報トラック５０４上に照射される位
置で対物レンズが静止するようにする。
【００３６】光ビームスポットの照射位置が目的の情報
トラック５０４上に移動すると、ＡＦ／ＡＴ制御回路５
１８は、ＡＴ制御ループを閉じてＡＴ制御を開始させ
（ステップ７１０、区間ｄ）、ＭＰＵ５１２がｘ方向駆
動モータ５１６に加速パルス（電圧−Ｖ１）を印加し、
光カード５００の相対移動速度を所定の速度−ｖ１まで
加速する（ステップ７１１、区間ｅ）。このとき、印加
する加速パルスはステップ７０２で印加した加速パルス
とは逆極性の加速パルスであり、光カード５００が相対
移動する方向はステップ７０２で加速されて移動する方
向とは逆方向となる。
【００３７】光カード５００の相対移動速度が所定の速
度−ｖ１に達すると、ＭＰＵ５１２はその速度を維持す
るための定速パルス（電圧−Ｖ２）をｘ方向駆動モータ
５１６に印加し（ステップ７１２、区間ｆ）、光ヘッド
５１４が光カード５００の所定の情報トラック５０４に
情報の記録または再生を行う（ステップ７１３、区間
ｆ）。
【００３８】光カード５００と光ヘッド５１４が所定の
位置関係になると、ＭＰＵ５１２はｘ方向駆動モータ５
１６に減速パルス（電圧Ｖ１）を印加して光カード５０
０の相対移動速度を減速させ（ステップ７１４、区間
ｇ）、相対移動速度が０になると（ステップ７１５でＹ
ＥＳ、区間ｈ）、ＡＦ／ＡＴ制御回路５１８がＡＴ制御
ループを開いてＡＴ制御を停止する（ステップ７１６、
区間ｈ）。
【００３９】ＡＴ制御が停止すると、トラックジャンプ
回路５１７はアクチュエータ５４８にトラックジャンプ
パルスを印加し、対物レンズ５４５を情報トラック５０
４と直交する方向に移動させる（ステップ７１７、区間
ｈ）。
【００４０】次に、トラックジャンプ回路５１７がアク
チュエータ５４８にトラックジャンプパルスとは逆極性
のブレーキパルスを印加して（ステップ７１８、区間
ｈ）、対物レンズ５４５の移動速度を減速し、光ビーム
スポットが目的の情報トラック５０４上に照射される位
置で対物レンズが静止するようにする。
【００４１】光ビームスポットの照射位置が目的の情報
トラック５０４上に移動すると、ＡＦ／ＡＴ制御回路５
１８は、ＡＴ制御ループを閉じてＡＴ制御を開始させ
（ステップ７１９、区間ｈ）、ステップ７０２に戻り、
ＭＰＵ５１２がｘ方向駆動モータ５１６に加速パルスを
印加する（ステップ７０２、区間ｉ）。
【００４２】これらの動作は、光学的記録再生装置５１
０が所定の記録再生動作を終了するまで繰り返される。
【００４３】次に、図１０、図１３を参照して、従来の
トラックジャンプ動作の第３例として特開平５−２８２
６８２号公報等で提案されている光カードと光ヘッドの
相対移動速度が加速されているとき、または減速されて
いるときにトラックジャンプ動作を行う場合の説明をす
る。
【００４４】図１３は、光学的記録再生装置におけるト
ラックジャンプ動作の流れを示すフローチャートであ
る。
【００４５】さて、光学的記録再生装置５１０が光カー
ド５００への情報の記録または再生を行うために、光カ
ード５００を往復移動させて光カード５００と光ヘッド
５１４を相対移動させる動作を開始すると（図１３のス
テップ８０１）、ＭＰＵ５１２はｘ方向駆動モータに加
速パルス（電圧Ｖ１）を印加して、光カード５００の相
対移動速度を所定の速度ｖ１まで加速する（ステップ８
０２、図１０の区間ａ）。
【００４６】ここで、光カード５００の相対移動速度が
速度ｖ１に達するまでの間に、ＡＦ／ＡＴ制御回路５１
８はＡＴ制御ループを開いてＡＴ制御を停止し（ステッ
プ８０３、区間ａ）、トラックジャンプ回路５１７がア
クチュエータ５４８にトラックジャンプパルスを印加し
て、対物レンズ５４５を情報トラック５０４と直交する
方向に移動させる（ステップ８０４、区間ａ）。
【００４７】次に、トラックジャンプ回路５１７がアク
チュエータ５４８にトラックジャンプパルスとは逆極性
のブレーキパルスを印加して（ステップ８０５、区間
ａ）、対物レンズ５４５の移動速度を減速し、光ビーム
スポットが目的の情報トラック５０４上に照射される位
置で対物レンズが静止するようにする。
【００４８】光ビームスポットの照射位置が目的の情報
トラック５０４上に移動すると、ＡＦ／ＡＴ制御回路５
１８は、ＡＴ制御ループを閉じてＡＴ制御を開始させる
（ステップ８０６、区間ａ）。
【００４９】次に、光カード５００の相対移動速度が所
定の速度ｖ１に達すると、ＭＰＵ５１２はその速度を維
持するための定速パルス（電圧Ｖ２）をｘ方向駆動モー
タ５１６に印加し（ステップ８０７、区間ｂ）、光ヘッ
ド５１４が光カード５００の所定の情報トラック５０４
に情報の記録または再生を行う（ステップ８０７、区間
ｂ）。
【００５０】光カード５００と光ヘッド５１４が所定の
位置関係になると、ＭＰＵ５１２はｘ方向駆動モータ５
１６に減速パルス（電圧−Ｖ１）を印加し、光カード５
００の相対移動速度を減速させる（ステップ８０９、区
間ｃ）。この減速パルスの印加は、光カード５００の相
対移動速度が０になるま行われ（ステップ８１０でＮ
Ｏ）、相対移動速度が０になると（ステップ８１０でＹ
ＥＳ、区間ｄ）、ＭＰＵ５１２がｘ方向駆動モータ５１
６に加速パルス（電圧−Ｖ１）を印加して、光カード５
００の相対移動速度を所定の速度−ｖ１まで加速する
（ステップ８１１、区間ｅ）。
【００５１】このとき、印加する加速パルスはステップ
８０２で印加した加速パルスとは逆極性の加速パルスで
あり、光カード５００が相対移動する方向はステップ８
０２で加速されて移動する方向とは逆方向となる。
【００５２】ここで、光カード５００の相対移動速度が
所定の速度−ｖ１に達するまでの間に、ＡＦ／ＡＴ制御
回路５１８はＡＴ制御ループを開いてＡＴ制御を停止し
（ステップ８１２、区間ｅ）、トラックジャンプ回路５
１７がアクチュエータ５４８にトラックジャンプパルス
を印加して、対物レンズ５４５を情報トラック５０４と
直交する方向に移動させる（ステップ８１３、区間
ｅ）。
【００５３】次に、トラックジャンプ回路５１７がアク
チュエータ５４８にトラックジャンプパルスとは逆極性
のブレーキパルスを印加して（ステップ８１４、区間
ｅ）、対物レンズ５４５の移動速度を減速し、光ビーム
スポットが目的の情報トラック５０４上に照射される位
置で対物レンズが静止するようにする。
【００５４】光ビームスポットの照射位置が目的の情報
トラック５０４上に移動すると、ＡＦ／ＡＴ制御回路５
１８は、ＡＴ制御ループを閉じてＡＴ制御を開始させる
（ステップ８１５、区間ｅ）。
【００５５】ここで、光カードの相対移動速度が所定の
速度−ｖ１に達すると、ＭＰＵ５１２はその速度を維持
するための定速パルス（電圧−Ｖ２）をｘ方向駆動モー
タ５１６に印加し（ステップ８１６、区間ｆ）、光ヘッ
ド５１４が光カード５００の所定の情報トラック５０４
に情報の記録または再生を行う（ステップ８１７、区間
ｆ）。
【００５６】光カード５００と光ヘッド５１４が所定の
位置関係になると、ＭＰＵ５１２はｘ方向駆動モータ５
１６に減速パルス（電圧Ｖ１）を印加して光カード５０
０の相対移動速度を減速させ（ステップ８１８、区間
ｇ）、相対移動速度が０になると（ステップ８１９でＹ
ＥＳ、区間ｈ）、ステップ８０２に戻りｘ方向駆動モー
タ５１６に加速パルスを印加する（ステップ８０２、区
間ｉ）。
【００５７】これらの動作は、光学的記録再生装置５１
０が所定の記録再生動作を終了するまで繰り返される。
【００５８】また、同様の方法で相対移動速度の減速時
にトラックジャンプ動作を行うこともできる。
【００５９】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の従来
のトラックジャンプ動作の第１例では、光カードと光ヘ
ッドの相対移動速度が一定の状態でトラックジャンプを
行っている。しかし、この相対移動速度が一定の状態の
時には、光ヘッドは光カードの中央部を走査しているタ
イミングであり、光カードと光ヘッドが比較的高速で移
動しているため、光カードの中央部に形成できるピット
の数が減少し、結果として光カードに記録できる情報の
容量が小さくなってしまうという問題があった。
【００６０】また、従来のトラックジャンプ動作の第２
例では、光カードと光ヘッドの相対移動速度が０の状
態、つまり、光ヘッドが光カードの端部を走査している
状態でトラックジャンプを行うため、第１例での問題は
解消できるが、トラックジャンプ動作のために光カード
と光ヘッドの相対移動速度が０の状態を長く保たなけれ
ばならず、情報の記録や再生に要する時間が長くなると
いう問題があった。
【００６１】さらに、従来のトラックジャンプ動作の第
３例では、光カードと光ヘッドの相対移動速度が加速さ
れているとき、または減速されているときにトラックジ
ャンプ動作を行うもので、この加速（減速）時には、光
ヘッドは情報の記録や再生を行っていないため、第１例
のように情報の記録容量が小さくなるという問題はな
く、光カードと光ヘッドの相対移動速度が０の状態を長
く保つ必要もない。
【００６２】ところが、第３例のトラックジャンプ動作
では、光カードと光ヘッドの相対移動速度の加減速に伴
い発生する振動のために、正確なトラックジャンプ動作
ができずに、目的となる情報トラック以外の情報トラッ
クに誤ってトラックジャンプしてしまうといった問題が
生じることもあった。
【００６３】そこで、この発明は、トラックジャンプ動
作に基づく光カードの情報記録容量の減少や記録再生時
間の長大化を防止し、かつ、光カードと光ヘッドの相対
移動速度の加減速に伴う振動により誤トラックジャンプ
を行うことのない光学的情報記録再生方法および装置を
提供することを目的とする。
【００６４】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、請求項１の発明では、光学的情報記録媒体に対し
て光ヘッドを相対的に移動させ、前記光ヘッドにより前
記光学的情報記録媒体に対する情報の記録再生を行う光
学的情報記録再生方法において、前記光ヘッドの加速領
域と減速領域とのうち少なくとも１つの領域に該速度が
一定となる定速領域を設け、該定速領域で前記光ヘッド
による記録再生トラックへのジャンプ動作を行うことを
特徴とする。
【００６５】また、請求項２の発明は、請求項１の発明
において、前記光学的情報記録媒体が、光カードである
ことを特徴とする。
【００６６】また、請求項３の発明は、請求項１または
２の発明において前記定速領域は、前記ジャンプ動作に
要する時間に対応して設けられることを特徴とする。
【００６７】また、請求項４の発明は、光カードを光ヘ
ッドに対して相対的に往復移動させ、前記光ヘッドによ
り前記光カードに対する情報の記録再生を行う光学的情
報記録再生方法において、前記光カードを前記光ヘッド
に対して所定の速度まで加速する第１のステップと、前
記第１のステップによる加速動作が終了した後前記光カ
ードを前記光ヘッドに対して所定の速度で定速移動させ
る第２のステップと、前記光カードを前記所定の速度か
ら減速する第３のステップと、前記第１のステップによ
る加速動作の途中と第２のステップによる減速動作の途
中とのうち少なくとも１方で前記光カードを定速移動さ
せる第４のステップと、前記第２のステップによる定速
動作中に前記光ヘッドによる前記情報の記録再生を行う
第５のステップと、前記第４のステップによる定速動作
中に前記光ヘッドによる記録再生トラックへのジャンプ
動作を行う第６のステップとを有することを特徴とす
る。
【００６８】また、請求項５の発明は、光学的情報記録
媒体に対して光ヘッドを相対的に移動させ、前記光ヘッ
ドにより前記光学的情報記録媒体に対する情報の記録再
生を行う光学的情報記録再生装置において、前記光ヘッ
ドの加速領域と減速領域とのうち少なくとも１つの領域
に該速度が一定となる定速領域を設ける移動速度制御手
段と、該定速領域で前記光ヘッドによる記録再生トラッ
クへのジャンプ動作を行うトラックジャンプ制御手段と
を具備することを特徴とする。
【００６９】また、請求項６の発明は、請求項５の発明
において、前記光学的情報記録媒体が、光カードである
ことを特徴とする。
【００７０】また、請求項７の発明は、請求項５または
６の発明において、前記移動速度制御手段が、前記ジャ
ンプ動作に要する時間に対応して前記定速領域を設ける
ことを特徴とする。
【００７１】さらに、請求項８の発明は、光カードを光
ヘッドに対して相対的に往復移動させ、前記光ヘッドに
より前記光カードに対する情報の記録再生を行う光学的
情報記録再生装置において、前記光ヘッドに対して前記
光カードを所定の速度まで加速する加速動作と、該加速
動作の後前記光カードを所定の速度で定速移動させる第
１の定速動作と、該第１の定速動作の後前記光カードを
前記所定の速度から減速する減速動作とを制御するとと
もに、前記光カードの加速動作の途中と減速動作の途中
とのうち少なくとも１方で前記光カードを定速移動させ
る第２の定速動作を制御する移動速度制御手段と、前記
第１の定速動作中に前記光ヘッドによる前記情報の記録
再生を行う記録再生手段と、前記第２の定速動作中に前
記光ヘッドによる記録再生トラックへのジャンプ動作を
行うトラックジャンプ制御手段とを具備することを特徴
とする。
【００７２】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係わる光学的情
報記録再生方法および装置の一実施例を添付図面を参照
して詳細に説明する。
【００７３】なお、この実施例において使用する光カー
ドは従来の光カード５００と同様の構成であり、光学的
情報記録再生装置は制御部を除いて従来の光学的情報記
録再生装置５１０と同様の構成であるため、図６乃至９
を参照して説明を行う。
【００７４】図１は、この発明に係わる光学的情報記録
再生方法および装置における光カードと光ヘッドの相対
移動速度を示した図である。
【００７５】図１において、区間ａ（ａ１、ａ２、ａ
３）は光学的情報記録再生装置５１０が情報の記録や再
生を行うために光カード５００と光ヘッド５１４の相対
移動速度を所定の速度ｖ１まで加速する区間であり、区
間ｂは光カード５００と光ヘッド５１４の相対移動速度
を一定（ｖ１）に保ち情報の記録や再生を行う区間であ
り、区間ｃ（ｃ１、ｃ２、ｃ３）は光カード５００と光
ヘッド５１４の相対移動速度を０まで減速する区間であ
る。
【００７６】ここで、区間ａ２は光カード５００と光ヘ
ッド５１４の相対移動速度を０からｖ１に加速する途中
で一時的に速度を一定（ｖ２）に保っている区間であ
り、光学的情報記録再生装置５１０はこの区間ａ２でト
ラックジャンプ動作を行う。
【００７７】同様に、区間ｃ２は光カード５００と光ヘ
ッド５１４の相対移動速度をｖ１から０に減速する途中
で一時的に速度を一定（ｖ２）に保っている区間であ
り、光学的情報記録再生装置５１０はこの区間ｃ２でト
ラックジャンプ動作を行う。
【００７８】また、区間ａ２およびｃ２は相対移動速度
の加減速区間での任意の位置で速度を一定とすることが
できる。
【００７９】実際には、光カード５００に往復動をさせ
て情報の記録や再生を行うため、トラックジャンプは加
速中の区間ａ２または減速中の区間ｃ２のどちらか一方
でトラックジャンプ動作を行うことになる。
【００８０】また、この加速または減速中にトラックジ
ャンプを行うための制御は図示しない記憶装置に記憶さ
れた処理命令に基づきＣＰＵ５１１またはＭＰＵ５１２
が光学的情報記録再生装置５１０の各部を動作させて行
う。
【００８１】ここで、図２および図３を参照してトラッ
クジャンプ動作を説明する。
【００８２】図２は相対移動速度とパルス電圧を示した
図、図３はトラックジャンプ動作の流れを示すフローチ
ャートである。
【００８３】さて、光学的情報記録再生装置５１０が光
カード５００の往復移動を開始させると（図３のステッ
プ１０１）、まず、ＭＰＵ５１２がｘ方向駆動モータ５
１６に加速パルス（電圧Ｖ１）を印加して光カード５０
０を所定の速度ｖ２まで加速し（図２の区間ａ１、ステ
ップ１０２）、次にｘ方向駆動モータ５１６に定速パル
ス（電圧Ｖ３）を印加し（区間ａ２、ステップ１０
３）、光カード５００が定速となったら（区間ａ２、ス
テップ１０４でＹＥＳ）、ＡＦ／ＡＴ制御回路５１８が
ＡＴ制御ループを開き（区間ａ２、ステップ１０５）、
トラックジャンプ回路５１７が対物レンズ５４５を駆動
するアクチュエータ５４８にトラックジャンプパルスを
印加する（区間ａ２、ステップ１０６）。
【００８４】次に、ビームスポットが目的の情報トラッ
ク５０４上で静止するようにトラックジャンプ回路５１
７がアクチュエータ５４８にブレーキパルスを印加して
（区間ａ２、ステップ１０７）、ＡＦ／ＡＴ制御回路５
１８がＡＴ制御ループを閉じて（区間ａ２、ステップ１
０８）、再びＭＰＵ５１２がｘ方向駆動モータ５１６に
加速パルス（電圧Ｖ１）を印加して光カード５００を所
定の速度ｖ１まで加速する（区間ａ３、ステップ１０
９）。
【００８５】光カード５００の相対移動速度が所定の速
度ｖ１に達したらＭＰＵ５１２はｘ方向駆動モータ５１
６に定速パルス（電圧Ｖ２）を印加し（区間ｂ、ステッ
プ１１０）、光カード５００が定速となったら（区間
ｂ、ステップ１１１でＹＥＳ）、光ヘッド５１４が情報
の記録または再生を行う（区間ｂ、ステップ１１２）。
【００８６】また、光カード５００が移動することによ
りビームスポットが光カード５００の所定の位置に達し
たら、ＭＰＵ５１２がｘ方向駆動モータ５１６に減速パ
ルス（電圧−Ｖ１）を印加し（区間ｃ、ステップ１１
３）、光カード５００の相対移動速度が０となったら
（区間ｄ、ステップ１１４でＹＥＳ）、光カード５００
の移動方向を切り換える（区間ｄ、ステップ１１５）。
【００８７】次に、ステップ１０２に戻り、ＭＰＵ５１
２がｘ方向駆動モータ５１６に加速パルス（電圧−Ｖ
１）を印加して光カード５００を所定の速度−ｖ２まで
加速して（区間ｅ１、ステップ１０２）、ｘ方向駆動モ
ータ５１６に定速パルス（電圧−Ｖ３）を印加し（区間
ｅ２、ステップ１０３）、光カード５００が定速となっ
たら（区間ｅ２、ステップ１０４でＹＥＳ）、ＡＦ／Ａ
Ｔ制御回路５１８がＡＴ制御ループを開き（区間ｅ２、
ステップ１０５）、トラックジャンプ回路５１７がアク
チュエータ５４８にトラックジャンプパルスを印加する
（区間ｅ２、ステップ１０６）。
【００８８】次に、ビームスポットが目的の情報トラッ
ク５０４上で静止するようにトラックジャンプ回路５１
７がアクチュエータ５４８にブレーキパルスを印加して
（区間ｅ２、ステップ１０７）、ＡＦ／ＡＴ制御回路５
１８がＡＴ制御ループを閉じて（区間ｅ２、ステップ１
０８）、再びＭＰＵ５１２がｘ方向駆動モータ５１６に
加速パルス（電圧−Ｖ１）を印加して光カード５００を
所定の速度−ｖ１まで加速する（区間ｅ３、ステップ１
０９）。
【００８９】光カード５００の相対移動速度が所定の速
度−ｖ１に達したらＭＰＵ５１２がｘ方向駆動モータ５
１６に定速パルス（電圧−Ｖ２）を印加し（区間ｆ、ス
テップ１１０）、光カード５００が定速となったら（区
間ｆ、ステップ１１１でＹＥＳ）、光ヘッド５１４が情
報の記録または再生を行う（区間ｆ、ステップ１１
２）。
【００９０】また、光カード５００が移動することによ
りビームスポットが光カード５００の所定の位置に達し
たら、ＭＰＵ５１２がｘ方向駆動モータ５１６に減速パ
ルス（電圧Ｖ１）を印加し（区間ｇ、ステップ１１
３）、光カード５００の相対移動速度が０となったら
（区間ｈ、ステップ１１４でＹＥＳ）、光カード５００
の移動方向を切り換え（区間ｈ、ステップ１１５）、再
びステップ１０２に戻る。
【００９１】以上の動作で光カード５００は往復動の１
周期を終了し、必要に応じて往復動を続けて、情報の記
録または再生を行うことになる。
【００９２】次に、図４および図５を参照してトラック
ジャンプ動作の第２の実施例を説明する。
【００９３】図４は第２の実施例における相対移動速度
とパルス電圧を示した図であり、図５は第２の実施例に
おけるトラックジャンプ動作の流れを示すフローチャー
トである。
【００９４】さて、光学的情報記録再生装置５１０が光
カード５００の往復移動を開始させると（図５のステッ
プ２０１）、まず、ＭＰＵ５１２がｘ方向駆動モータ５
１６に加速パルス（電圧Ｖ１）を印加して光カード５０
０を所定の速度ｖ１まで加速し（図４の区間ａ、ステッ
プ２０２）、次にＭＰＵ５１２がｘ方向駆動モータ５１
６に定速パルス（電圧Ｖ２）を印加し（区間ｂ、ステッ
プ２０３）、光カード５００が定速となったら（区間
ｂ、ステップ２０４でＹＥＳ）、光ヘッド５１４が情報
の記録または再生を行う（区間ｂ、ステップ２０５）。
【００９５】また、光カード５００が移動することによ
りビームスポットが光カード５００の所定の位置に達し
たら、ＭＰＵ５１２がｘ方向駆動モータ５１６に減速パ
ルス（電圧−Ｖ１）を印加し（区間ｃ１、ステップ２０
６）、次にｘ方向駆動モータ５１６に定速パルス（電圧
Ｖ３）を印加し（区間ｃ２、ステップ２０７）、光カー
ド５００が定速となったら（区間ｃ２、ステップ２０８
でＹＥＳ）、ＡＦ／ＡＴ制御回路５１８がＡＴ制御ルー
プを開き（区間ｃ２、ステップ２０９）、トラックジャ
ンプ回路５１７が対物レンズ５４５を駆動するアクチュ
エータ５４８にトラックジャンプパルスを印加する（区
間ｃ２、ステップ２１０）。
【００９６】次に、ビームスポットが目的の情報トラッ
ク５０４上で静止するようにトラックジャンプ回路５１
７がアクチュエータ５４８にブレーキパルスを印加して
（区間ｃ２、ステップ２１１）、ＡＦ／ＡＴ制御回路５
１８がＡＴ制御ループを閉じて（区間ｃ２、ステップ２
１２）、再びＭＰＵ５１２がｘ方向駆動モータ５１６に
減速パルス（電圧−Ｖ１）を印加して光カード５００と
の相対移動速度が０になるまで減速し（区間ｃ３、ステ
ップ２１３）、光カード５００の相対移動速度が０とな
ったら（区間ｄ、ステップ２１４でＹＥＳ）、光カード
５００の移動方向を切り換える（区間ｄ、ステップ２１
５）。
【００９７】次に、ステップ２０２に戻り、ＭＰＵ５１
２がｘ方向駆動モータ５１６に加速パルス（電圧−Ｖ
１）を印加して光カード５００を所定の速度−ｖ１まで
加速し（区間ｅ、ステップ２０２）、次にｘ方向駆動モ
ータ５１６に定速パルス（電圧−Ｖ２）を印加し（区間
ｆ、ステップ２０３）、光カード５００が定速となった
ら（区間ｆ、ステップ２０４でＹＥＳ）、光ヘッド５１
４が情報の記録または再生を行う（区間ｆ、ステップ２
０５）。
【００９８】また、光カード５００が移動することによ
りビームスポットが光カード５００の所定の位置に達し
たら、ＭＰＵ５１２がｘ方向駆動モータ５１６に減速パ
ルス（電圧Ｖ１）を印加し（区間ｇ１、ステップ２０
６）、次にｘ方向駆動モータ５１６に定速パルス（電圧
−Ｖ３）を印加し（区間ｇ２、ステップ２０７）、光カ
ード５００が定速となったら（区間ｇ２、ステップ２０
８でＹＥＳ）、ＡＦ／ＡＴ制御回路５１８がＡＴ制御ル
ープを開き（区間ｇ２、ステップ２０９）、トラックジ
ャンプ回路５１７がアクチュエータ５４８にトラックジ
ャンプパルスを印加する（区間ｇ２、ステップ２１
０）。
【００９９】次に、ビームスポットが目的の情報トラッ
ク５０４上で静止するようにトラックジャンプ回路５１
７がアクチュエータ５４８にブレーキパルスを印加して
（区間ｇ２、ステップ２１１）、ＡＦ／ＡＴ制御回路５
１８がＡＴ制御ループを閉じて（区間ｇ２、ステップ２
１２）、再びＭＰＵ５１２がｘ方向駆動モータ５１６に
減速パルス（電圧Ｖ１）を印加して光カード５００との
相対移動速度が０になるまで減速する（区間ｇ３、ステ
ップ２１３）。
【０１００】光カード５００の相対移動速度が０となっ
たら（区間ｈ、ステップ２１４でＹＥＳ）、光カード５
００の移動方向を切り換え（区間ｈ、ステップ２１
５）、再びステップ１０２に戻る。
【０１０１】以上の動作で光カード５００は往復動の１
周期を終了し、必要に応じて往復動を続けて、情報の記
録または再生を行うことになる。
【０１０２】なお、第１の実施例における区間ａ２、ｅ
２や第２の実施例における区間ｃ２、ｇ２の時間は、ト
ラックジャンプに要する時間に対応して、例えば、隣接
する情報トラックへトラックジャンプする場合と複数ト
ラック離れた情報トラックへトラックジャンプする場合
とでは異なる時間に設定することも可能であり、固定さ
れた時間とすることもできる。
【０１０３】また、トラックジャンプを行うための区間
を、加速区間（ａ、ｅ）と減速区間（ｃ、ｇ）の両者に
設け、複数トラック離れた情報トラックへトラックジャ
ンプする場合に分割してトラックジャンプすることもで
きる。
【０１０４】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、光カードに情報の記録または再生を行う際に、光ヘ
ッドに対する光カードの相対移動速度を加速または減速
する際に定速で相対移動する区間を設け、該区間におい
てトラックジャンプ動作を行うように構成したのでトラ
ックジャンプ動作に基づく光カードの情報記録容量の減
少や記録再生時間の長大化を防止し、かつ、光カードと
光ヘッドの相対移動速度の加減速に伴う振動による誤ト
ラックジャンプを防止することができる。
【０１０５】また、光カードの隅部を避け、より内側で
トラックジャンプ動作を行うことになるため、光カード
隅部に出来やすい傷および変形による動作不具合の防止
に効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明に係わる光学的情報記録再生方法およ
び装置における光カードと光ヘッドの相対移動速度を示
した図。
【図２】相対移動速度とパルス電圧を示した図。
【図３】トラックジャンプ動作の流れを示すフローチャ
ート。
【図４】第２の実施例における相対移動速度とパルス電
圧を示した図。
【図５】第２の実施例におけるトラックジャンプ動作の
流れを示すフローチャート。
【図６】一般的な光カードの構成を示した図。
【図７】光カードの記録領域の拡大図。
【図８】光学的情報記録再生装置の構成を示すブロック
図。
【図９】光ヘッドの構成を示す略図。
【図１０】光カードの相対移動速度と時間の関係と光学
的情報記録再生装置が光カードを移動させるアクチュエ
ータに印加するパルス電圧の関係を示した図。
【図１１】第１従来例における光学的情報記録再生装置
におけるトラックジャンプ動作の流れを示すフローチャ
ート。
【図１２】第２従来例における光学的情報記録再生装置
におけるトラックジャンプ動作の流れを示すフローチャ
ート。
【図１３】第３従来例における光学的情報記録再生装置
におけるトラックジャンプ動作の流れを示すフローチャ
ート。
【符号の説明】
５００ 光カード ５０１ 情報記録領域 ５０２ 中央部 ５０３ 端部 ５０４、５０４−１〜５０４−３ 情報トラック ５０５、５０５−１〜５０５−４ ガイドトラック ５０６ プリフォーマットデータピット ５０７ 記録ピット ５１０ 光学的情報記録再生装置 ５１１ ＣＰＵ ５１２ ＭＰＵ ５１３ 変復調回路 ５１４ 光ヘッド ５１５ ｙ方向駆動モータ ５１６ ｘ方向駆動モータ ５１７ トラックジャンプ回路 ５１８ ＡＦ／ＡＴ制御回路 ５１９ 移動速度検出回路 ５４１ 半導体レーザ ５４２ コリメータレンズ ５４３ 回折格子 ５４４ ビームスプリッタ ５４５ 対物レンズ ５４６ 受光レンズ ５４７ 受光素子 ５４８ アクチュエータ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 光学的情報記録媒体に対して光ヘッドを
    相対的に移動させ、前記光ヘッドにより前記光学的情報
    記録媒体に対する情報の記録再生を行う光学的情報記録
    再生方法において、 前記光ヘッドの加速領域と減速領域とのうち少なくとも
    １つの領域に該速度が一定となる定速領域を設け、 該定速領域で前記光ヘッドによる記録再生トラックへの
    ジャンプ動作を行うことを特徴とする光学的情報記録再
    生方法。
  2. 【請求項２】 前記光学的情報記録媒体は、 光カードであることを特徴とする請求項１記載の光学的
    情報記録再生方法。
  3. 【請求項３】 前記定速領域は、 前記ジャンプ動作に要する時間に対応して設けられるこ
    とを特徴とする請求項１または２記載の光学的情報記録
    再生方法。
  4. 【請求項４】 光カードを光ヘッドに対して相対的に往
    復移動させ、前記光ヘッドにより前記光カードに対する
    情報の記録再生を行う光学的情報記録再生方法におい
    て、 前記光カードを前記光ヘッドに対して所定の速度まで加
    速する第１のステップと、 前記第１のステップによる加速動作が終了した後前記光
    カードを前記光ヘッドに対して所定の速度で定速移動さ
    せる第２のステップと、 前記光カードを前記所定の速度から減速する第３のステ
    ップと、 前記第１のステップによる加速動作の途中と第２のステ
    ップによる減速動作の途中とのうち少なくとも１方で前
    記光カードを定速移動させる第４のステップと、 前記第２のステップによる定速動作中に前記光ヘッドに
    よる前記情報の記録再生を行う第５のステップと、 前記第４のステップによる定速動作中に前記光ヘッドに
    よる記録再生トラックへのジャンプ動作を行う第６のス
    テップとを有することを特徴とする光学的情報記録再生
    方法。
  5. 【請求項５】 光学的情報記録媒体に対して光ヘッドを
    相対的に移動させ、前記光ヘッドにより前記光学的情報
    記録媒体に対する情報の記録再生を行う光学的情報記録
    再生装置において、 前記光ヘッドの加速領域と減速領域とのうち少なくとも
    １つの領域に該速度が一定となる定速領域を設ける移動
    速度制御手段と、 該定速領域で前記光ヘッドによる記録再生トラックへの
    ジャンプ動作を行うトラックジャンプ制御手段とを具備
    することを特徴とする光学的情報記録再生装置。
  6. 【請求項６】 前記光学的情報記録媒体は、 光カードであることを特徴とする請求項５記載の光学的
    情報記録再生装置。
  7. 【請求項７】 前記移動速度制御手段は、 前記ジャンプ動作に要する時間に対応して前記定速領域
    を設けることを特徴とする請求項５または６記載の光学
    的情報記録再生装置。
  8. 【請求項８】 光カードを光ヘッドに対して相対的に往
    復移動させ、前記光ヘッドにより前記光カードに対する
    情報の記録再生を行う光学的情報記録再生装置におい
    て、 前記光ヘッドに対して前記光カードを所定の速度まで加
    速する加速動作と、該加速動作の後前記光カードを所定
    の速度で定速移動させる第１の定速動作と、該第１の定
    速動作の後前記光カードを前記所定の速度から減速する
    減速動作とを制御するとともに、前記光カードの加速動
    作の途中と減速動作の途中とのうち少なくとも１方で前
    記光カードを定速移動させる第２の定速動作を制御する
    移動速度制御手段と、 前記第１の定速動作中に前記光ヘッドによる前記情報の
    記録再生を行う記録再生手段と、 前記第２の定速動作中に前記光ヘッドによる記録再生ト
    ラックへのジャンプ動作を行うトラックジャンプ制御手
    段とを具備することを特徴とする光学的情報記録再生装
    置。
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