JP3078641B2 - 光学的情報記録方法および装置 - Google Patents

光学的情報記録方法および装置

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JP3078641B2
JP3078641B2 JP04103100A JP10310092A JP3078641B2 JP 3078641 B2 JP3078641 B2 JP 3078641B2 JP 04103100 A JP04103100 A JP 04103100A JP 10310092 A JP10310092 A JP 10310092A JP 3078641 B2 JP3078641 B2 JP 3078641B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、カード状光記録媒体
に対して情報を光学的に記録する光学的情報記録方法お
よび装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、光記録媒体は、記録密度が磁気
記録媒体に比べて極めて高いことから、大量の情報を記
録する用途向けに応用が始まっている。その中で、光カ
ードは磁気カードと比較して数千倍〜一万倍の記憶容量
を有し、WORM型光ディスクと同様に書換えはできな
いが、その記憶容量が1〜2Mバイトと大きいところか
ら、個人の健康管理カード等の過去の来歴データを保存
するアプリケーションへの応用や、プリペイドカード、
顧客管理等への応用も考えられ、一部では実験も始まっ
ている。また、WORM型の光ディスクも文書ファイル
等で利用が拡大され始め、光磁気ディスクもパーソナル
コンピュータへの組み込み型が市場に出始めている。
【0003】一方、上記のような光記録媒体に、情報を
更に高密度で記録する方法も従来提案されている。図7
および図8は、特開平2−172020号公報に開示さ
れた高密度情報記録方法およびその再生方法をそれぞれ
説明するための図である。図7および図8において、4
0はガイドトラック、41a〜41dは記録ピット、4
2aは第1のレーザビームスポット、42bは第2のレ
ーザビームスポット、43はトラックの中央線を示して
いる。記録時には、図7に示すように、2つのレーザビ
ームスポット42a,42bがトラック中央線43に対
して対称となるようにトラッキングをかけて、トラック
上にピットを千鳥状に記録し、再生時には、図8に示す
ように、レーザビームスポット42bを消灯し、レーザ
ビームスポット42aがトラックの中央に来るようにト
ラッキングをかけて、千鳥状に記録された記録ピットを
再生するようにしている。ここで、千鳥状に記録される
記録ピットの間隔Wは、1つのレーザビームスポットで
再生できるような間隔、すなわちトラックピッチの1/
2以下に設定されている。
【0004】また、光記録媒体の記録密度を高める他の
方法として、トラックピッチを小さくしてトラック本数
を増やし、かつ光ビームスポットを小さくすることも知
られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
特開平2−172020号公報に開示された記録再生方
法にあっては、記録時に2個のレーザが必要となるた
め、コストアップになるという問題があると共に、それ
らのレーザスポットをトラック上で千鳥状に位置するよ
うに正確にトラッキングさせる必要があるため、サーボ
回路が複雑になるという問題がある。また、再生時に
は、1個のレーザスポットによってピットの読み出しを
行うため、記録時とは異なるトラッキングサーボ回路が
必要となり、装置が複雑かつコスト高になるという問題
がある。
【0006】また、トラックピッチを小さくしてトラッ
ク本数を増やし、かつ光ビームスポットを小さくして記
録密度を高める方法にあっては、トラッキング精度を従
来のトラックピッチの場合に比べて高める必要があるた
め、トラッキングサーボ回路が複雑になるという問題が
あると共に、従来のトラックピッチを有する媒体との互
換性が保たれなくなるため、記録媒体を使用するユーザ
に不便をかけるという問題もある。
【0007】この発明は、上述した従来の問題点を解決
し、簡単な回路構成でカード状光記録媒体の記録密度を
トラック単位で有効に向上でき、かつ従来のカード状光
記録媒体との互換性を保つことができる光学的情報記録
方法および装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するこの
発明に係る光学的情報記録方法は、予め設定されている
複数の記録密度のうちからトラック毎に一つの記録密度
を選択し、その選択した記録密度に応じて、光ビームが
カード状記録媒体のトラックを走査する方向のピットの
記録間隔またはピットの記録長を変更して、前記カード
状記録媒体にセクタ当たり一定のバイト数でデータを記
録することを特徴とするものである。さらに、この発明
に係る光学的情報記録装置は、記録すべき情報に基づく
変調信号を生成してレーザダイオードを駆動するレーザ
駆動回路と、カード状記録媒体の所望のトラックの所望
のセクタ位置に光ヘッドが達したときにセクタ位置検出
信号を出力するセクタ位置検出回路と、予め設定されて
いる複数の記録密度のうちからトラック毎に一つの記録
密度を選択して記録密度選択信号を出力するコントロー
ラとを有し、前記コントローラは前記セクタ位置検出信
号に基づいて所望のセクタを認識して前記記録密度選択
信号を前記レーザ駆動回路に出力し、その選択した記録
密度に応じたピットの記録間隔またはピットの記録長
で、前記カード状記録媒体にセクタ当たり一定のバイト
数でデータを記録するように制御することを特徴とする
ものである。
【0009】
【作用】この発明によると、カード状記録媒体のトラッ
ク毎に、データは、記録密度が低いときには、記録密度
が最も高いときに形成されるピット間隔やピット長のn
倍(nは実数)のピット間隔やピット長で、セクタ当た
り一定のバイト数で記録される。
【0010】
【実施例】図1は、この発明の光学的情報記録方法にお
いて用いる光カードの一例を示すものである。この光カ
ード1は、互いに平行な複数のトラック2を有する光記
録部3と、その両端部に各トラックに対応してトラック
情報を記録したID部4A,4Bとを有し、ID部4
A,4B間をデータ部5としたものである。ここで、I
D部4A,4Bは、光カード1を製造する際に予めプリ
レコードしておく。
【0011】図2AおよびBは、図1のトラック2を拡
大したもので、図2Aは1トラック1セクタの場合を、
図2Bは1トラック3セクタの場合をそれぞれ示してい
る。なお、図2A,Bにおいて、符号201a〜201
dはトラック2に記録されたセクタデータを、202
a,202cはID部4Aとセクタデータとの間のギャ
ップを、202b,202dはID部4Bとセクタデー
タとの間のギャップを、203a,203bはセクタデ
ータ間のギャップを、204はトラッキングを行うため
のガイドトラックをそれぞれ示し、ギャップ202a〜
202dおよび203a,203bは、それぞれ光カー
ド1を定速で駆動する際の速度変動を吸収するために設
けられる。
【0012】図2AおよびBにおいて、従来の記録方法
にあっては、図2Aにおいて1セクタ1024バイトと
すると、図2Bの場合には1セクタ256バイトとして
データを記録するようにしている。このため、記録密度
が低くなる。この発明の実施例では、データ部5に、予
め定められた複数の記録密度のうちの1つの記録密度
で、かつ予め定められた複数のセクタフォーマットのう
ちの1つのセクタフォーマットでデータを記録する。以
下、1トラック内に、1セクタあたり1024バイトの
セクタを、1セクタ、2セクタ、3セクタ記録できる3
通りの記録密度を選択してデータを記録する場合につい
て説明する。
【0013】図3A〜Cは、この実施例による光カード
上のトラック内の記録フォーマットを示すもので、図3
Aは1トラックに1セクタを、図3Bは1トラックに2
セクタを、図3Cは1トラックに3セクタをそれぞれ記
録した場合を示している。図3A〜Cにおいて、符号1
0はガイドトラックを、11a,11bはトラック番号
が記録されているID部を、12a〜12fは記録され
ているセクタをそれぞれ示し、各セクタはエラー訂正符
号を含んでユーザーデータとして1024バイトの容量
を有している。また、各ID部11a,11bとセクタ
との間およびセクタ間には、何も記録されない部分(ギ
ャップ)を設ける。なお、図3A〜Cに示す寸法は、光
カード上で実際にセクタが記録される位置を示してい
る。
【0014】図4A〜Cは、図3に示した各セクタに記
録されたピットの一部を示すもので、図4Aはセクタ1
2aに対応し、図4Bはセクタ12bに対応し、図4C
はセクタ12dに対応する。なお、この実施例では、デ
ータ変調規則がMFMで、ピットポジション記録(マー
ク間記録)の場合を示す。図4A〜Cにおいて、符号1
3a〜13dは、トラック上に記録されたピットを示
す。ここでは、ピット13aと13bとの間は、MFM
記録の最小間隔を示す1τ、ピット13bと13cとの
間は1.5τ、ピット13cと13dとの間は2τとす
る。
【0015】図4Aにおいて、1τが6μmに相当する
とすると、1.5τは9μm、2τは12μmとなり、
また図4Bの場合には、記録密度が図4Aの場合の2倍
であるから、1τが3μm、1.5τが4.5μm、2
τは6μmとなり、図4Cの場合には、記録密度が図4
Aの場合の3倍であるから、1τが2μm、1.5τが
3μm、2τが4μmとなる。この実施例では、図4C
の場合が最高記録密度で、その場合の最小ピット間隔は
2μmであるから、記録されるピットサイズは、光学系
の分解能を考慮すると、トラック方向には1μm程度で
ある必要がある。また、記録ピットのトラッキング方向
(トラックを横切る方向)の長さに関しては、図4A〜
Cの各場合とも同じで良く、2.5μm程度が選ばれ
る。したがって、トラックに記録されるピットは、おお
よそ2.5μm幅×1μm長の形状となる。このような
ピット形状は、光ピックアップの対物レンズの開口数
(N/A)を大きく取り、かつ、光源としての半導体レ
ーザの出力に絞りを入れてトラックの方向に垂直な方向
に光ビームを広げることで実現できる。
【0016】図5は、この発明を実施する光カード記録
再生装置の一例の構成を示すブロック図である。この光
カード記録再生装置は、光カード20をトラック方向に
移動させ、光学ヘッド21を図示しない光学ヘッド駆動
モータによりトラック方向と直交する方向に移動させ
て、データの記録再生を行うものである。光カード20
は、ボイスコイルモータ(以下、VCMという)25の
可動コイルと一体となったシャトル23内の所定の位置
に装着され、VCM駆動回路24によるVCM25の駆
動によってトラック方向に往復駆動される。シャトル2
3には、光カード20の光学ヘッド21に対する位置を
検出するためのエンコーダ22が取り付けられ、VCM
25または装置底板に固定されたリニアスケール26の
検出出力をセクタ位置検出回路27に供給する。なお、
リニアスケール26としては、光カード上の長さで50
μmピッチ程度でパルス出力が得られるものを選ぶ。
【0017】光学ヘッド21は、レーザダイオード21
aからの書き込みまたは読み取り光を、光カード上で
2.5μm幅×1μm長となるように絞り21dを介し
た後、光学系21bを介して光カード20上に照射し、
その反射光をディテクタ21cに入射させるように構成
する。ディテクタ21cの出力は、復調回路28に供給
して読み出し信号35を得ると共に、フォーカス・トラ
ックサーボ回路29に供給してフォーカスエラー信号お
よびトラックエラー信号を検出し、これにより光カード
20上でのビームスポットが常に合焦状態でトラックに
追従するように、光学ヘッド21のフォーカスおよびト
ラッキング方向の駆動を制御する。また、読み出し信号
35は、コントローラ30に供給して、ここでデータ再
生信号やトラックアドレス情報を検出するようにする。
【0018】次に、コントローラ30の動作について説
明する。この光カード記録再生装置は、3つの記録密度
を選択するため、記録再生動作にあたっては、最初にど
の記録密度であるかをコントローラ30が認識する必要
がある。その方法としては、(1)図示しないホストコ
ンピュータからのコマンドとして指示されて認識する、
(2)光カードの特定の領域(特定トラックの特定セク
タ、例えば先頭または最終トラックの先頭セクタ)に、
その光カードで使用されている記録密度を示すデータを
記録しておき、光カードが装置内に挿入された時点でそ
の領域を読み出して認識する、(3)データ記録時はホ
ストコンピュータからのコマンドによって認識し、デー
タ再生時は記録されているデータのプリアンブル領域
(再生用PLL回路の同期引き込み用領域)の周波数に
よって認識する、等の方法が考えられる。コントローラ
30は、上記の(1),(2)および(3)のいずれか
の方法またはそれらの組み合わせによって記録密度を認
識し、記録密度選択信号38としてセクタ位置検出回路
27、復調回路28、変調・レーザ駆動回路31に供給
し、記録再生動作を行う。
【0019】以下、データ記録動作について説明する。
先ず、コントローラ30は、セクタ位置検出回路27に
セクタフォーマットの種類を示すフォーマット選択信号
36と、記録密度選択信号38とを出力して、セクタフ
ォーマットと記録密度とを選択する。次に、データを記
録する所望のトラックに光学ヘッド21をシークさせた
後、変調・レーザ駆動回路31を介してレーザダイオー
ド21aから低出力の読み取り光を発光させると共に、
VCM駆動回路24を制御してシャトル23をトラック
方向に駆動し、光カード20の端部のID部11aまた
は11b(図3参照)を読み出して目的トラックである
ことを確認する。ここで、ID部11a,11bは、最
も低い記録密度でプリレコードされているので、復調回
路28内部のPLL回路は、ID部11aまたは11b
の読み出し前にはその周波数近傍でフリーランし、読み
出すID部の先頭のプリアンブル領域で正確な周波数と
位相の引き込みを行う。
【0020】次に、コントローラ30は、記録密度選択
信号38と、セクタ位置検出回路27からのセクタフォ
ーマットおよび記録密度に応じたセクタ位置検出信号3
7とに基づいて、変調・レーザ駆動回路31を介してレ
ーザダイオード21aから高出力の書き込み光を記録す
べきデータに従って変調して出力させ、これにより所望
のセクタにデータを記録する。なお、この際、コントロ
ーラ30は、光カード20の搬送方向に応じて、記録す
るデータの並び換えおよび変調規則の切り換えを行っ
て、変調・レーザ駆動回路31に記録すべきデータとし
て出力する。
【0021】また、データを再生する場合には、先ず、
コントローラ30から上記と同様にセクタ位置検出回路
27にセクタフォーマットの種類を示すフォーマット選
択信号36および記録密度選択信号38を出力して、セ
クタフォーマットおよび記録密度を選択する。なお、記
録密度選択信号38は、上述した(3)の認識方法にに
よる場合には、読み出し動作を開始した直後にコントロ
ーラ30から出力される。次に、データを再生する所望
のトラックに光学ヘッド21をシークさせた後、変調・
レーザ駆動回路31を介してレーザダイオード21aか
ら低出力の読み取り光を発光させると共に、VCM駆動
回路24を制御してシャトル23をトラック方向に駆動
し、記録時と同様にして光カード20の端部のID部1
1aまたは11bを読み出して目的トラックであること
を確認する。次に、コントローラ30は、記録密度選択
信号38と、セクタ位置検出回路27からのセクタフォ
ーマットおよび記録密度に応じたセクタ位置検出信号3
7とに基づいて、所望のセクタ位置のセクタデータの再
生を行う。なお、この際、復調回路28において、光カ
ード20の搬送方向に応じて、データの並び換えおよび
変調規則の切り換えを行う。
【0022】かかる光カード記録再生装置において、セ
クタ位置検出回路27は、コントローラ30からのフォ
ーマット選択信号36および記録密度選択信号38によ
り選択されるセクタフォーマットおよび記録密度に応じ
て、セクタの区切りに対応した光カード上の位置に光学
ヘッド21がさしかかったときに、セクタ位置検出信号
27を出力する。図6は、かかるセクタ位置検出回路2
7の一例の構成を示す回路図で、1セクタが何バイトの
ものかを選択するフォーマット選択信号36および最小
ピット間隔が幾つのものかを選択する記録密度選択信号
38に応じて光カード上のセクタの区切り位置に相当す
る所定値を出力するフォーマット選択器32と、エンコ
ーダ22からの出力信号をカウントするカウンタ34
と、フォーマット選択器32から出力される所定値とカ
ウンタ34からの出力カウント値とを比較して、両者が
一致したときにセクタの先頭位置を示すセクタ位置検出
信号37を出力する比較器33とを有する。
【0023】図6において、例えばエンコーダ22の出
力ピッチが50μmとすると、図3Cに示す各セクタ1
2d,12e,12fの左端は、左側のID部11aの
左端基準で、それぞれ4.95mm、23.65mm、
42.35mmの位置にあるので、カウンタ34をID
部11aの左端でリセットすれば、カウンタ34の出力
がそれぞれ99、473、847となったときにセクタ
位置検出信号37が出力されることになる。なお、カウ
ンタ34のリセットは、上記の位置に限らず、光学ヘッ
ド21に対して基準となる光カード上の位置、例えば光
カード20のエッジやプリレコードされているID部内
の所定の位置等、であれば任意に設定できる。このセク
タ位置検出回路27からのセクタ位置検出信号37をコ
ントローラ30に供給し、コントローラ30においてこ
の信号をカウントすることにより所望のセクタを認識す
ることができる。
【0024】また、変調・レーザ駆動回路31は、デー
タ記録時にコントローラ30から出力される変調された
信号に従ってレーザダイオード21aを駆動するが、そ
の変調時の基本周波数は、記録密度選択信号38によっ
て所定の周波数を選択する。例えば、図3Aの場合にお
ける変調周波数が160KHzとすると、図3Bの場合
には記録密度が2倍であるから320KHzで、図3C
の場合には記録密度が3倍であるから480KHzでそ
れぞれ変調する。
【0025】また、復調回路28は、セクタデータの読
み出し時に、セクタの端に一定期間記録されているプリ
アンブル部によって復調回路内のPLL回路を位相同期
させるが、プリアンブル部により同期引き込みを行う前
においては、目的とする周波数でフリーランさせる必要
がある。このため、記録密度選択信号38によって、フ
リーランする周波数を、上記の変調周波数に対応して1
60KHz/320KHz/480KHzに切り換え
る。なお、ID部11a,11bにおける情報は、最も
低い記録密度で記録されているので、その読み出しを行
う際には160KHzでフリーランさせ、データ部の読
み出しを行う前に、コントローラ30からの記録密度選
択信号38に応じて切り換える。
【0026】以上のように構成することによって、トラ
ックピッチを小さくすることなく、かつ単一のレーザビ
ームを用いて、したがってトラッキング精度を何ら高く
することなく、簡単な回路構成で情報を所望の記録密度
で記録することができる。
【0027】なお、この発明は上述した実施例にのみ限
定されるものではなく、幾多の変更または変形が可能で
ある。例えば、上述した実施例では、1セクタを102
4バイトとして、1トラックに記録密度を変更して1〜
3個のセクタを記録するようにしたが、1セクタのバイ
ト数や1トラック内のセクタ数は任意に変更することが
できる。また、図5に示す光カード記録再生装置におい
ては、セクタ位置検出回路27からセクタの先頭位置を
示すセクタ位置検出信号38を出力させ、その信号をコ
ントローラ30においてカウントして所望のセクタを認
識するようにしたが、セクタ位置検出回路27内にセク
タ位置検出信号38をカウントするカウンタを設け、そ
の出力をセクタ番号としてコントローラ30に供給する
よう構成することもできる。
【0028】さらに、上述した実施例では、ピット・ポ
ジション記録(マーク間記録)でデータを記録するよう
にしたが、ピット・エッジ記録(マーク長記録)の場合
にもこの発明を有効に適用することができる。また、光
カードは、VCMに限らず、回転モータとプーリや搬送
ベルトとの組み合わせによって駆動するよう構成するこ
ともできる。さらに、上述した実施例では、光カードと
して、トラックの両端部にID部を有するものを用いた
が、ID部が片側のみの場合にも、この発明を有効に適
用することができると共に、データの変調規則について
も、MFMに限らず、1−7変調、2−7変調や8/1
0変換等の他の変調規則の場合にも、この発明を有効に
適用することができる。
【0029】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、カー
ド状記録媒体のトラック毎に、データを、選択した記録
密度に応じてピットの記録間隔またはピットの記録長を
変更して、セクタ当たり一定のバイト数で記録するの
で、記録密度をトラック単位で有効に向上することがで
きる。また、トラッキング方向の光ビーム幅は従来と同
じで良く、したがってトラックピッチを何ら狭くするこ
となく、しかも単一の光ビームで記録できるので、トラ
ッキングサーボ回路の変更やトラッキング精度を高める
ことなく、簡単な回路構成で実施できると共に、従来の
カード状記録媒体との互換性も保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の光学的情報記録方法において用い
る光カードの一例を示す図である。
【図2】 図1のトラックに対する従来の記録方法を説
明するための図である。
【図3】 この発明にかかる記録方法の一実施例を示す
図である。
【図4】 この発明に従って記録されるピットの一部を
示す図である。
【図5】 この発明を実施する光カード記録再生装置の
一例の構成を示す図である。
【図6】 図5に示すセクタ位置検出回路の一例の構成
を示す図である。
【図7】 従来の記録密度を高める記録方法を説明する
ための図である。
【図8】 図7によって記録されたデータの再生方法を
説明するための図である。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め設定されている複数の記録密度のう
    ちからトラック毎に一つの記録密度を選択し、その選択
    した記録密度に応じて、光ビームがカード状記録媒体の
    トラックを走査する方向のピットの記録間隔またはピッ
    トの記録長を変更して、前記カード状記録媒体にセクタ
    当たり一定のバイト数でデータを記録することを特徴と
    する光学的情報記録方法。
  2. 【請求項2】 前記記録密度の選択は、コントローラが
    ホストコンピュータからのコマンドとして指示されるこ
    とでトラック毎の記録密度を認識したのちに行われるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の光学的情報記録方法。
  3. 【請求項3】 記録すべき情報に基づく変調信号を生成
    してレーザダイオードを駆動するレーザ駆動回路と、 カード状記録媒体の所望のトラックの所望のセクタ位置
    に光ヘッドが達したときにセクタ位置検出信号を出力す
    るセクタ位置検出回路と、 予め設定されている複数の記録密度のうちからトラック
    毎に一つの記録密度を選択して記録密度選択信号を出力
    するコントローラとを有し、 前記コントローラは前記セクタ位置検出信号に基づいて
    所望のセクタを認識して前記記録密度選択信号を前記レ
    ーザ駆動回路に出力し、その選択した記録密度に応じた
    ピットの記録間隔またはピットの記録長で、前記カード
    状記録媒体にセクタ当たり一定のバイト数でデータを記
    録するように制御することを特徴とする光学的情報記録
    装置。
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