JPH0628770A - 光カード記録再生装置 - Google Patents

光カード記録再生装置

Info

Publication number
JPH0628770A
JPH0628770A JP4183925A JP18392592A JPH0628770A JP H0628770 A JPH0628770 A JP H0628770A JP 4183925 A JP4183925 A JP 4183925A JP 18392592 A JP18392592 A JP 18392592A JP H0628770 A JPH0628770 A JP H0628770A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical card
recording
light
optical
track
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4183925A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Horiguchi
敏夫 堀口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP4183925A priority Critical patent/JPH0628770A/ja
Priority to US08/086,904 priority patent/US5380996A/en
Publication of JPH0628770A publication Critical patent/JPH0628770A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K7/00Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns
    • G06K7/10Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by electromagnetic radiation, e.g. optical sensing; by corpuscular radiation
    • G06K7/10544Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by electromagnetic radiation, e.g. optical sensing; by corpuscular radiation by scanning of the records by radiation in the optical part of the electromagnetic spectrum
    • G06K7/10821Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by electromagnetic radiation, e.g. optical sensing; by corpuscular radiation by scanning of the records by radiation in the optical part of the electromagnetic spectrum further details of bar or optical code scanning devices
    • G06K7/10831Arrangement of optical elements, e.g. lenses, mirrors, prisms
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K7/00Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns
    • G06K7/10Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by electromagnetic radiation, e.g. optical sensing; by corpuscular radiation
    • G06K7/10544Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by electromagnetic radiation, e.g. optical sensing; by corpuscular radiation by scanning of the records by radiation in the optical part of the electromagnetic spectrum
    • G06K7/10712Fixed beam scanning
    • G06K7/10762Relative movement
    • G06K7/10782Slot readers

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • Artificial Intelligence (AREA)
  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 光カード記録再生装置の大きさをより小さく
して、かつアクセス時間を短くすること。 【構成】 本装置20は、光学ヘッド21と光カード1
を互いに相対的に往復運動させることにより記録または
再生の少なくとも一方を行う。このとき本装置20は、
前記データ部5とID部4A,4Bの一部とにおいて、
前記相対速度が一定になるようにする。そして、本装置
20は記録または再生の少なくとも一方の動作を行う。 【効果】 従来例のものよりも光カードを保持する載置
台を駆動する距離を短くできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光カードに情報の記録
または再生の少なくとも一方を行う光カード記録再生装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】光カードは磁気カードと比較して数千倍
〜一万倍の記憶容量を有し、WORM型光ディスクと同
様に書換えはできないが、その記憶容量が2〜3Mバイ
トと大きいところから、個人の健康管理カードなど過去
の来歴データを保存するアプリケーションへの応用やプ
リペイドカード、顧客管理等への応用も考えられ、一部
では実験も始まっている。
【0003】現在、使用が開始されている光カード記録
再生装置は、光カード上のトラックの延在する方向に光
カードを往復駆動させることによって、記録または再生
動作の少なくとも一方を行うように構成されている。
【0004】特願平2−298452号には、光カード
記録再生装置の一例が開示されている。前記従来例にお
いては、光カードを光カード載置台に格納して、光カー
ド載置台を光学ヘッドに対し往復駆動させることによっ
て、記録再生動作を行う。このとき、光カード載置台に
保持された光カードに対する、光学ヘッドから照射され
る光ビームの相対速度は、光ビームの位置が光カード上
の両端のID部とID部の間のデータにおいて、一定に
なるように往復駆動される。光ビームが光カード上のI
D部の外側にある場合には、光ビームと光カードとの間
の相対速度を加速または減速させるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記カード記録再生装
置においては、ID部及びデータ部に記録された情報を
安定かつ正確に読みとる(あるいはデータ部に情報を書
き込む)必要がある。このため、ID部及びデータ部に
アクセスしている間は、光ビームに対する光カードの相
対速度を一定にする必要がある。従って、従来例の装置
では、カード両端近傍に設けられたID部の外側端部に
至るまでに、光カードの駆動速度を一定速度に立ち上げ
ていた。つまり、光カードを保持する光カード載置台を
駆動するモーターを含む駆動部は、一方のID部の外側
端部から、他方のID部の外側端部の間で定速駆動する
ことに加えて、それらID部両端の外側で加速/減速駆
動している。
【0006】ところで、駆動距離(範囲)が長くなれ
ば、駆動部が大きくなり、結果として光カード記録再生
装置は大きくなってしまう。駆動部として、例えばボイ
ス・コイル・モーターを用いているものでは、モーター
自体が大きくなってしまう。また、前記駆動距離が長い
ということは、アクセス時間も長いという欠点につなが
っている。
【0007】尚、ID部の間を狭めれば、駆動距離も短
くなり装置の小型化を図れるが、その一方で記録される
情報量も減ってしまうので、有効な方法とはいえない。
【0008】本発明は、前記事情にかんがみてなされた
ものであり、装置の大きさをより小さくすると共に、ア
クセス時間を短くすることができる光カード記録再生装
置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の光カード再生装
置は、光学ヘッドと光カードを互いに相対的に往復運動
させることにより記録または再生の少なくとも一方を行
う際に、前記データ部と少なくとも一方の前記ID部の
一部とにおいて、前記光学ヘッドと前記光カードとの相
対速度を一定になるようにして、記録または再生の少な
くとも一方の動作を行うようにする。
【0010】
【作 用】本発明は、従来例のものよりも光カードを保
持する載置台を駆動する距離を短くできるので、装置の
アクセスタイムを短くすることが可能となる一方、装置
の大きさを小さくすることが可能になる。
【0011】
【実施例】以下、図を参照して本発明の各実施例につい
て説明する。図1ないし図13は本発明の第1実施例に
係るものであり、以下第1実施例について説明する。
【0012】図2は以下の実施例で使用する光カードを
示したものである。光カード1は、互いに平行な複数の
2トラック2を有する光記録部3の両端部に、各トラッ
クに対応してそのトラック情報を記録したID部4A、
4Bを設け、これらID部間をデータ部5としたもので
ある。ID部4A、4Bは、光カード1を製造する際に
予めプリレコードしておく。データ部5には、あらかじ
め定められた複数のセクタ・フォーマットのうち、1つ
のセクタ・フォーマットでデータが記録される。
【0013】図1に本発明の光カード記録再生装置のブ
ロック図を示す。この光カード記録再生装置20は、光
カード1をトラック方向に移動させる一方、光学ヘッド
21を図示しない光学ヘッド駆動モーターによってトラ
ック方向に直交する方向に移動させてデータの記録再生
を行う。
【0014】前記光カード1はボイスコイルモーター
(以下VCMと略す)25の可動コイルと一体となった
シャトル23内の所定の位置に装着される。そして、光
カード1は、VCM駆動回路24によるVCM25の駆
動によって、トラック方向に往復駆動される。シャトル
23には、光学ヘッド21に対する光カード1の位置を
検出するためのエンコーダ22が取り付けられている。
エンコーダ22は、VCM25または図示しない装置底
板に固定されたリニアスケール26を用いて検出した位
置情報を、VCM駆動回路24、セクタ位置検出回路2
7、及び装置全体の動作を制御するコントローラ30に
供給する。前記リニアスケール26としては、光カード
上のトラックと同じ方向の位置が検出できるよう、例え
ば50μmピッチ程度のパルスを出力するものを選ぶ。
【0015】光学ヘッド21上の半導体レーザ(以下L
Dと略す)21aで発生した記録用光ビームは、コリメ
ートレンズ21bでほぼ楕円形の平行ビームとなる。前
記平行ビームは、整形プリズム21cにおいて楕円の長
軸方向のみが縮小されてほぼ円形に整形され、さらに円
形の絞り21dによって、記録用光ビームのスポットサ
イズが所定の値になるように平行ビーム径が絞られる。
径が絞られた円形ビームは、半導体レーザの性質により
ほぼS偏光成分より成り、偏光ビームスプリッタ21e
の反射面で殆ど反射されて、対物レンズ21fに入射す
る。この光は、対物レンズ21fの半分を用いて光カー
ド1上に集光されて、円形の光スポットとなる。この光
スポットにより光カード1は局所的にエネルギー密度が
高められ、光カード1の記録層では、熱的不可逆変化が
生じてピットが形成される。光カード1で反射された光
は、対物レンズ21fの入射側とは逆の半分の領域を通
って、偏光ビームスプリッタ21eの反射面で反射され
て結像レンズ21gに入射する。そして、反射光は、結
像レンズ21gにより、記録光フォーカス用検出器21
hに結像する。これらの光学系は、記録用光ビームを対
物レンズ21fの光軸から偏心した位置に入射し、いわ
ゆる軸はずし方式のフォーカス検出を行うものである。
【0016】前記記録光フォーカス用光検出器21h上
には、フォーカスずれによる記録用光ビームスポットの
像の移動を検出するように、例えば2分割の受光素子が
配設されている。この2分割の受光素子の出力によっ
て、光カード上における記録用ビームのフォーカスのズ
レを知ることができる。
【0017】一方、再生用ビームは、記録ビームを発生
する半導体レーザ21aとは別に設けられた半導体レー
ザ21jを光源とし、コリメートレンズ21kでほぼ楕
円形の平行ビームとなる。この平行ビームは、整形プリ
ズム21lで楕円の短軸方向のみが拡大されてほぼ円形
に整形される。整形された平行ビームは、さらに円形の
絞り21mによって、再生用光ビームのスポットサイズ
が所定の値になるようにその径が絞られる。この円形の
平行ビームは、平凹シリンドリカルレンズ21nにより
光軸に垂直面の一方向のみが屈折作用を受け、その方向
に僅かに発散するビームとなり、さらに回析格子21p
で0次回析光、2本の1次回析光の3本のビームに分け
られる。この時、シリンドリカルレンズ21nによるビ
ームの発散方向と、回析格子21pによる回析方法はほ
ぼ直交する方向とする。
【0018】回折により3本に分離されたビームは、半
導体レーザの性質によりほぼP偏光成分から成り、偏光
ビームスプリッタ21eを殆ど透過して対物レンズ21
fに対して、光軸より偏心した位置に入射する。0次回
析光、±1次回析光である3本のビームは、それぞれ、
対物レンズ21fにより光カード1上に集光されて、シ
リンドリカルレンズ21nにより発散性となった方向に
拡大された細長い形状の三つのスポットとなる。図3に
は、光カード1上の記録用光ビームスポット50と再生
用光ビームの回析光によるスポット51、52、53と
を示す。つまり、これらスポット51、52、53が、
発散方向に拡大された前記三つの光スポットである。
【0019】前記記録用と再生用の光スポットの相対的
位置関係は、再生用光ビームの0次回析光によるスポッ
ト51と、2つの1次回析光によるスポット52、53
の一方との間に、記録用光ビームスポット50が位置す
るようにしている。光スポットの配置は、光学ヘッドの
組立調整時に、対物レンズ21fへの入射前の記録用光
ビームの光軸と、再生用光ビームの光軸との間に相対的
に角度差を与えることにより調整している。
【0020】また、前記シリンドリカルレンズ21nの
屈折作用をもつ方向は、図3に示すごとく再生用ビーム
スポット51、52、53の拡大された方向であり、光
記録媒体のトラックガイドにほぼ直交する方向となるよ
うにして、光記録媒体の複数のトラックの情報を同時に
得られるようにしている。
【0021】再生用光ビームの回析光によるスポット5
1、52、53は、光カード上でトラックガイド55と
ピット54の有無により光量変調をかけられた状態で正
反射される。その反射光は対物レンズ21fを逆方向に
通過して、ほぼ平行光の状態で偏光ビームスプリッタ2
1eに導かれる。この反射光は、正反射のためほぼP偏
光を保持しており、偏光ビームスプリッタ21eを殆ど
透過して、さらに反射ミラー21qを経て再生光用集光
レンズ21rに導かれる。この再生光用集光レンズ21
rで集光された光は、光検出器21sの受光面に光カー
ド上の前記スポットの像として拡大投影される。
【0022】図4には、前記光検出器21s上に投影さ
れた再生用光ビームの0次回析及び1次回析光のスポッ
ト像を示している。光検出器21s上には再生用受光素
子64、65、66、69、トラッキング用受光素子6
0、61、62、63、及び再生光用フォーカシング用
受光素子67、68が配設されている。前記再生光のス
ポット像はトラックずれ、フォーカスずれの無い状態
で、これらの受光素子上の適正な位置に結像する。
【0023】前記トラッキング用受光素子60、61及
び62、63は、トラックずれによるトラックガイドの
像の位置変化を受光量の変化として検出し、トラッキン
グエラー信号の生成を可能としている。前記再生光用フ
ォーカシング用受光素子67、68は、フォーカスずれ
による再生用ビームの位置ずれを受光素子67、68の
出力の差として検出する。そして、フォーカスエラー信
号は、受光素子67、68の出力の差から生成される。
【0024】また、再生時には再生用受光素子64、6
5、66により三つのトラックのピットの有無を光量の
変化により検出し、再生信号を出力する。つまり、三つ
のトラックの情報が同時に再生できる。
【0025】図5には、記録用フォーカス検出用光検出
器21h上に投影された記録用光ビームのスポット像7
0を示す。光検出器21h上には記録光用フォーカシン
グ用受光素子71、72が配設されており、前記記録光
のスポット像70はトラックずれ、フォーカスずれの無
い状態で、これらの受光素子上の適正な位置に結像す
る。記録光用フォーカシング用受光素子71、72は、
フォーカスずれによる記録用光ビームの位置ずれを受光
素子71、72の出力の差として検出し、記録用のフォ
ーカスエラー信号の生成を可能としている。
【0026】前記記録用半導体レーザ21aは、本装置
全体の動作を制御するコントローラ30の制御のもと
に、記録用レーザー駆動回路・変動回路31bによっ
て、その発光が制御されている。前記再生用半導体レー
ザー21jも同様に再生用レーザー駆動回路31aによ
って、その発光が制御されている。前記記録用レーザー
駆動回路・変調回路31bは、光カード1へのデータの
記録時に、コントローラ30の制御の基、記録データに
従って記録用半導体レーザー21aの出力パワーを変調
する。
【0027】光検出器21h、21sの出力はフォーカ
ス・トラックサーボ回路29に入力される。フォーカス
・トラックサーボ回路29は、それぞれの光ビームスポ
ットが光カード1上のトラックの中央に常に合焦状態で
追従するように、対物レンズ・アクチュエータ21tを
フォーカス及びトラック方向に駆動する。
【0028】なお、本実施例においてはフォーカスエラ
ー信号は光検出器21h、21sのいずれからも得るこ
とができる。一方は組立時の調整用等に使用して、通常
はもう一方のみを使用してもよいし、あるいは記録・再
生動作によって切り換えて使用しても構わない。
【0029】また、前記光検出器21sの出力は、復調
回路28に供給して読み出し信号35を得、この読み出
し信号35はコントローラ30に供給される。コントロ
ーラ30は、読み出し信号35から、データ再生信号や
トラックアドレス情報を検出するようになっている。
【0030】前記セクタ位置検出回路27は、セクタの
区切りに対応した光カード上の位置に、光学ヘッドが、
さしかかったときにセクタ位置検出信号37を出力する
ものである。光カードのフォーマットは種々あるので、
セクタ位置検出回路27は、コントローラ30からのフ
ォーマット選択信号36により選択されるセクタ・フォ
ーマットに応じて、セクタ位置を検出するようになって
いる。
【0031】図6には、セクタ位置検出回路構成の一例
を示す。このセクタ位置検出回路27は、入力回路され
るフォーマット選択信号36に応じて、光カード上のセ
クタの区切り位置に相当する所定値を比較器81に出力
するフォーマット選択器80と、エンコーダ22からの
出力信号をカウントするカウンタ82とを有している。
また、セクタ位置検出回路27は、カウンタ82が出力
するカウント値と、フォーマット選択器80が出力する
所定値とを比較し、一致したときにセクタ位置検出信号
37を出力する比較器81とから構成される。
【0032】例えば1トラックに3セクタを記録するセ
クタ・フォーマットのときは、各セクタの左端は左側の
ID部の左端基準でそれぞれ4.95mm、23.65
mm、42.35mmの位置にあるとする。例えばエン
コーダ22の出力ピッチが50μmの時、カウンタ82
がID部の左端でリセットされるとすると、カウンタ8
2の出力が、それぞれ99、473、847となったと
きにセクタ位置検出信号37が出力される。
【0033】尚、カウンタ82がリセットされる点は、
前記位置のみに限らず光学ヘッド21に対する光カード
1の位置の基準となる点(例えば、光カードのエッジ、
あるいはプリレコードされているID部内の所定の位置
等)であればどこでもよい。前記セクタ位置検出信号3
7は、コントローラ30に出力される。コントローラ3
0は、この信号37をカウントすることにより所望のセ
クタを判断できる。尚、セクタ位置検出回路27内にこ
のようなカウンタを設け、そのカウンタ出力をセクタ番
号としてコントローラ30に与えてもよい。
【0034】次に本第1実施例の光カード記録再生装置
20の動作を説明する。本実施例においては、VCM2
5によって、シャトル23に装着された光カード1をト
ラック方向に往復駆動させることにより記録再生動作を
行う。1回の光カード1の駆動における光カード1の駆
動の様子を図7(a)に示す。図7(a)の縦軸は光カ
ードと光学ヘッドとの間の相対的な速度を、横軸は時間
及び光学ヘッドの光カード上での位置を表す。符号90
で示す部分は移動スピードが停止状態から立ち上がる状
態の部分(以下、加速部)を示し、符号91は相対的ス
ピードが一定の部分(以下、一定部)を示し、符号92
は移動スピードを減速させて停止させる部分(以下、減
速部)を示す。
【0035】本実施例の装置では、光学ヘッド21が2
つのID部を通過する際に、これらID部の一部が光カ
ード往復駆動の加速部または減速部にかかるように、光
カード1を駆動する。すなわち、加速部においては光カ
ード1の駆動速度が一定速度になる前に、光学ヘッド2
1つまり光スポットはID部に到達し、減速部において
は光スポットがID部にある間に、光カードの駆動速度
が減速を始める。このようにすることで、図7(b)の
一点鎖線で示した従来の動作パターンに比べて、本実施
例の装置は、d1とd2の合計分だけ短い時間で光カード
の駆動を行うことができる。また、本実施例の装置は、
光カードを駆動する距離が短くなるので、光カード記録
再生装置の大きさを小さくすることが可能となる。
【0036】図7(a)に示すパターンで光カードを駆
動する場合、データの記録再生方法について、以下に説
明する。まず、データ部5については従来の方法の駆動
パターンと同じく一定速度であるので記録再生方法は同
じである。
【0037】次に、ID部の再生方法について図9のフ
ローチャートに沿って説明する。まず、最初の時点では
光カード1は静止しており、光学ヘッド21からの光ビ
ームは、光カード1上の左側の端に位置決めされている
ものとする。この時、コントローラ30は、光ビームが
光カード1上にオンしているトラック番号を認識してい
るものとする。ステップS1で、アクセスする目的トラ
ックが現在のトラックと一致するかを判断する。一致し
ない場合にはステップS2で、光学ヘッド21を光カー
ド1上のトラックと直交する方向に動かして、目的トラ
ックまで移動させる。この際、移動させる距離は図示し
ないリニアスケールによって測定してもよいし、光学ヘ
ッド21内の光源からの光ビームが移動の際に、クロス
するトラックガイドの本数を、カード20からの反射光
によってカウントする方法でもよい。
【0038】光学ヘッド21が光カード1上の目的トラ
ックに到達したならば、光カード1をトラック方向に駆
動させるために、コントローラ30は、VCM駆動回路
24に対して命令または信号を出力する。この命令また
は信号を受けてVCM駆動回路24は、VCM25のコ
イルに電流を流す。VCM25のコイルにはシャトル2
3が取り付けられているので、シャトル23に装着され
ている光カード21が、トラック方向に駆動される(ス
テップS3)。
【0039】VCM駆動回路24は、シャトル23に取
り付けられたエンコーダ22の出力からシャトル23の
速度と位置を検出し、シャトル23の位置毎にあらかじ
め定められた速度との差を検出してその差がゼロになる
ように、VCM25に加える駆動電圧を制御する。シャ
トル23は最初は停止しているので、VCM25のコイ
ルにはステップ状に駆動電圧が加えられ、シャトル23
が図7(a)に示すように加速し始める。VCM駆動回
路24内には、シャトル23の位置に対してあらかじめ
定められた目標速度が記憶されており、それに従って速
度サーボをかけているので、ほぼ所定の位置でシャトル
23が一定速度に到達する。コントローラ30は、シャ
トル23に取り付けられているエンコーダ22の出力を
カウントし、光カード1に対して光学ヘッド21から照
射される光ビームが、光カード1上の左端のIDの位置
に到達するまで待機する(ステップS4)。
【0040】光ビームがIDの位置に到達しても図7
(a)に示すように、シャトル23の速度はまだ一定速
度に到達していない。従って、コントローラ30はまだ
光カード1からのデータの読み出しは行わない。VCM
駆動回路24は、シャトル23の速度をエンコーダ22
の出力によって測定しているが、その測定速度が一定速
度(または一定速度から若干遅い速度)に到達した時点
で、シャトル速度が一定速度に到達したことを意味する
信号38をコントローラ30に供給する。コントローラ
30は、信号38が供給されるのを待ってから(ステッ
プS5)、光カード1上のデータの読み出しを行う。
【0041】光カード1上のデータは、光ディスク等と
同様にMFM変調や2−7変換のようにセルフクロック
方式の変調規則で記録されている。このため、読み出し
や書き込みの際には、光カード1は一定速度で駆動され
ている必要がある。光カード1の駆動速度が一定速度と
なった後に、ステップS6でID部のデータを読み出
す。尚、ステップS6の動作はこの後で詳しく述べる。
ID部には、光カード1の各トラックのアドレス情報が
プリレコードされているので、ID部のデータを読み出
してそのトラックが目的トラックであるかを確認する
(ステップS7)。目的トラックでない場合には、光カ
ード1の駆動を終了させて、光ビームが光カード1のも
う一方の端に位置するまで待ち(ステップS8)、その
後にステップS2に戻ってもう一度光学ヘッド21をト
ラックに直交する方向に動かして、光ビームを目的トラ
ックに移動させる。
【0042】目的トラックである場合には、ステップS
9で、データ部に対する読み出し、または書き込み動作
を行う。データ部5へのアクセスが終了したら、光ビー
ムの位置をエンコーダ22の出力によって認識し、光ビ
ームがシャトル23の減速を開始する位置にくるまで待
機する(ステップS10)。シャトル23の減速を開始
する位置は、図7(a)に示すように光ビームが、まだ
光カード1上の右側のID部の中に位置している状態で
ある。この位置はID部の中であればどの位置でもよ
い。すなわち、従来はID部をすぎた後にシャトル23
を減速させていたが、データ部5へのアクセスが終了す
れば光カード1は、一定速度で駆動される必要はない。
ただし、光カード1を今まで述べた方向とは反対の方
向、すなわち図7(a)で右側からアクセスする場合を
考慮して、光カード1を一定速度から減速させるために
必要な距離と、静止状態から一定速度に加速するまでに
必要な距離のうち、大きい方を共通の加速減速領域の距
離に設定することが望ましい。最後にステップS11
で、光カード1を装着したシャトル23を減速させ、所
定の位置で停止させる。
【0043】次に、前記ステップS6におけるID部の
読み出し方法を説明する。図8に本実施例で使用する光
カード1上の1本のトラック56の構成例を示す。トラ
ック56は両端のID部(左ID部と右ID4B)とそ
の間のデータ部5からなり、左ID部はID0〜ID4
で、右ID4Bは、ID5〜ID9で、それぞれ構成され
ている。左ID4Aとデータ部の間、右ID4Bとデー
タ部5との間には、それぞれ速度変動を吸収するための
ギャップ(GAP)が設けられている。ID0〜ID4、
ID5〜ID9は、それぞれ何番目のIDかを示すデータ
と、そのトラックのアドレス情報(トラック番号)及び
エラー訂正符号とで構成されている。つまり、それぞれ
のID0〜ID9は、独立にエラーの訂正を行ってアドレ
ス情報を読み出すことができるようになっている。ただ
し、エラー訂正符号としては、そのデータ量の大きいも
のは採用できない。このため、左ID4Aの中のID0
〜ID4、及び右ID4Bの中のID5〜ID9は、それ
ぞれでエラー訂正が可能で、かつトラック番号が3つ以
上で一致が得られた場合にそのトラック番号を正しいと
するようになっている。
【0044】本実施例では、光カード1の加速時には光
カード1の光ビームに対する速度が一定になる前に光ビ
ームがID部にさしかかるようになっているが、一定に
なる直前の位置は、図8に示すID1とID2の間に設定
する。この時、ID0とID1においては、光カード1の
駆動速度が一定でないので、安定した再生ができない。
一方、前記駆動速度が一定なので、ID2〜ID4までの
3個のIDが安定して再生できることになる。本実施例
では図1に示すように3本のトラックを同時に照明して
再生するようにしているため、IDとしては3個×3本
=9個のIDが同時に再生できる。
【0045】図10には、図1に示した復調回路28の
ブロック図を示す。符号64、65、66は図4に示し
た受光素子である。受光素子64の出力する電気信号
は、増幅器101aによって増幅され、2値化回路10
2aで2値化信号に変換される。2値化信号は、PLL
(Phase Locked Loop)回路103a
に入力されてビット同期信号に変換された後、復調回路
104aに入力される。復調回路104aはビット同期
信号に基づいてデータ復調信号を生成し、結果をメモリ
105aに格納する。他の2つの受光素子65、66の
出力信号も同様に変換されて、そのデータ復調信号がメ
モリ105b、105cに格納される。コントローラ3
0は、セレクタ106に対してセレクト信号を出力し
て、どのメモリの内容を使用するかを指定し、順次エラ
ー訂正回路107に入力してエラー訂正を行い、その結
果をコントローラ30内の図示しないメモリ内に格納す
る。
【0046】メモリ105a、b、cには前述したよう
に、それぞれのトラックのID2〜ID4までを再生した
データが格納されているものとする。このときのトラッ
ク番号の判定方法を図11及び図12のフローチャート
に沿って説明する。受光素子64がトラックn、受光素
子65がトラック(n−1)、受光素子66がトラック
(n+1)のデータを読み出すものとする。
【0047】まず、図11のステップS21で3本のト
ラックのID2〜ID4を光カード1から同時に読み出し
て復調データをメモリ105a、b、cにそれぞれ格納
する。ステップS22でメモリ105aに格納されてい
る復調データを読み出してエラー訂正を行い、その結果
として得られたトラックアドレスをコントローラ30内
のメモリにTA2、3、4として格納する。続いて、ステ
ップS23、24でメモリ105b、cに格納されてい
る復調データを読み出してエラー訂正を行い、その結果
として得られたトラックアドレスをコントローラ30内
の前記メモリにそれぞれTB2、3、4及びTC2、3、4と
して格納する。
【0048】次にステップS25で、TA2、3、4また
はTB2、3、4またはTC2、3、4のいずれかの中ですべ
て一致するものがあるか否かをチェックする。もし、あ
ればステップS28へ進み、いずれか一致する組からト
ラックnのアドレスを判定する。例えばTA2、3、4が
すべて一致すればトラックnのアドレスはTA2と判定
し、TB2、3、4がすべて一致すればトラックnのアド
レスは(TB2)+1と判定する。すべて一致するもの
がない場合にはステップS26に進む。ステップS26
では、TA2、(TB2)+1、(TC2)−1がすべて
等しいかをチェックする。すべてが一致した場合はステ
ップS29へ進み、トラックnのアドレスはTA2であ
ると判定する。
【0049】一致しない場合はステップS27に進む。
ステップS27では、TA3、(TB3)+1、(TC
3)−1は、すべて等しいかをチェックする。すべてが
一致した場合はステップS30へ進み、トラックnのア
ドレスはTA3であると判定する。一致しない場合はス
テップS31に進む。図12のステップS31では、T
A4、(TB4)+1、(TC4)−1がすべて等しいか
をチェックする。すべてが一致した場合は図12のステ
ップS32へ進み、トラックnのアドレスはTA4であ
ると判定する。一致しない場合は図12のステップS3
3に進み、ID部の読み出しができなかったとして終了
する。図11のステップS28、S29、S30、及び
図12のステップS32のいずれかで、トラックnのア
ドレスhが判定できた場合は、図9のフローチャートに
沿って、これ以降の処理が行われる。つまり、データの
読み出し、またはデータの書き込みが行われる。
【0050】前記のように光カード1を駆動することに
より、本実施例の装置は、従来の駆動方法に比べて光カ
ード1の駆動距離を短くすることができる。従って、本
実施例の装置は、光カード1へのアクセスタイムを短く
することが可能になるとともに、VCM25の小型化を
図ることができ、光カード記録再生装置全体の大きさを
小さくすることができる。ひいては、本実施例では、光
カード記録再生装置の製造コストを低減することが可能
になる。
【0051】なお、本実施例では3本のトラックを同時
に読み出す場合を説明したが、読み出し本数は更に多く
てもよい。また、光カード1を一定速度に制御する位置
はID部内のID1とID2の間としたが、ID部内にお
いて前記位置以外でもよい。更に、光カード1の減速を
開始する位置もID内部であればどこでもよい。
【0052】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。図13(a)に本発明の第2実施例の1回の光カー
ド1の駆動における光カード1の駆動の様子を示す。図
13(a)は図7(a)と同様に時間に対する駆動速度
の変化を表すものであり、図7(a)と同じ部分は同じ
符号を使用している。図7(a)の駆動と異なるのは、
光カード1を一定速度からの減速を開始させる位置が異
なる点である。本第2実施例では、データ部5を通過し
た時点で減速を開始し、図13(a)の符号93に示す
ように、第1実施例よりも小さな減速加速度で減速させ
て、第1実施例と同じ位置で停止させる。停止位置を第
1実施例と同じ位置にするのは、光カード1を例えば右
側ID部4B側から駆動させる場合に、一定速度に到達
させるまでの距離が必要なためである。ID部、データ
部の読み出し・書き込み動作は第1実施例と同じである
ので省略する。図13(b)は、図7(b)と同様に、
比較のための従来例の動作パターンを示した説明図であ
る。
【0053】前述のように光カード1を駆動させること
により、本実施例の装置は、光カード1を一定速度から
減速させる際の減速加速度を従来より小さくできるの
で、減速時に加わる外部からの振動や衝撃に対して強く
すること、及び装置自身が発生する振動を小さくするこ
とが可能になる。すなわち、本発明は、加速時に一定速
度に到達させる時の位置や減速時に一定速度から減速を
開始するときの位置の選び方によっては、加速及び減速
時の加速度を小さくできる。
【0054】なお、減速開始位置はデータ部の終りの位
置としたが、データ部とID部の間には速度吸収用のギ
ャップがあるため、その分だけ手前で減速を開始しても
よい。
【0055】また、本実施例は、第1実施例同様、光カ
ード1を一定速度までに立ち上げるまでの時間のうち
で、d1分だけ光カード1の駆動時間を短くすることが
可能となる。
【0056】図14(a)に本発明の第3実施例の1回
の光カード1の駆動における光カード1の駆動の様子を
示す。図14(a)は図13(a)と同様に時間に対す
る速度の変化を表すものであり、図13(a)と同じ部
分は同じ符号を使用している。図13(a)に示す第2
実施例の駆動と異なるのは、光カード1の停止位置から
加速させて一定速度に到達させる位置が異なる点であ
る。本第3実施例では、前記光学ヘッド21からの光ビ
ームがID部に到達する前に相対速度を一定にして、I
D部とデータ部5のアクセスを行い、その後の減速は第
2実施例と同様に行う。図14(b)は、図13(a)
と同様に、比較のための従来例の説明図である。
【0057】前述のように光カード1を駆動させること
により、一定速度に立ち上げた後に、ID部はすべて一
定速度で読み出すことができるので、第1及び第2実施
例のように複数のトラックのID部を同時に読み出さな
くても、本第3実施例は、トラックアドレスの認識を行
うことができる。また、本実施例は、第2実施例同様、
光カード1を一定速度から減速させる際の減速加速度を
従来より小さくできるので、減速時に加わる外部からの
振動や衝撃に対して強くすることや装置自身が発生する
振動を小さくすることが可能になる。
【0058】なお、本発明は前記実施例に限定されるこ
となく、種々の変形が可能である。光カードを往復駆動
させるためにVCMを用いたが、回転モータをベルトや
ワイヤ等の駆動機構によって直線運動に変換して、前記
シャトル23を駆動するようにしてもよい。また、再生
用光学系はシリンドリカルレンズによって細長いビーム
を使用しているが、LED等を用いて円形状に照明して
複数トラックを読み出すようにしてもよい。フォーカス
検出方式やトラッキング検出方式は、他の方法でもよ
い。また、ID部の読み出しは5重書きしたものをエラ
ー訂正した結果の多数決によって行ったが、エラー訂正
を行わず、エラー検出能力の高いCRCコードによって
エラー検出のみを行うようにしてもよい。
【0059】
【発明の効果】本発明によれば、従来に比べて光カード
を保持する載置台を駆動する距離が短くなるので、装置
の大きさをより小さくすると共に、アクセス時間を短く
することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は光カード記録再生装置のブロック図。
【図2】図2は光カードの構成図。
【図3】図3は光カード上の記録用及び再生用光ビーム
の位置に関する説明図。
【図4】図4は光検出器上に投影された再生用光ビーム
のスポット像の説明図。
【図5】図5はフォーカス検出用光検出器上に投影され
た記録用光ビームのスポット像の説明図。
【図6】図6はセクタ位置検出回路構成の一例を示すブ
ロック図。
【図7】図7は光カードの駆動速度と、時間及び位置の
関係を示すグラフ。
【図8】図8は光カード上のトラックの構成例を示す説
明図。
【図9】図9はID部の再生方法に関するフローチャー
ト。
【図10】図10は図1に示した復調回路の構成例を示
すブロック図。
【図11】図11はトラック番号の判定方法に関するフ
ローチャート。
【図12】図12は図11に続くフローチャート。
【図13】図13は第2実施例に係る光カードの駆動速
度と、時間及び位置との関係を示すグラフ。
【図14】図13は第3実施例に係る光カードの駆動速
度と、時間及び位置との関係を示すグラフ。
【符号の説明】
1…光カード 21…光学ヘッド 20…光カード記録再生装置 22…エンコーダ 24…VCM駆動回路 25…VCM 26…リニアスケール 27…セクタ位置検出回路 30…コントローラ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年7月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の光カード記録
生装置は、光学ヘッドと光カードを互いに相対的に往復
運動させることにより記録または再生の少なくとも一方
を行う際に、前記データ部と少なくとも一方の前記ID
部の一部とにおいて、前記光学ヘッドと前記光カードと
の相対速度を一定になるようにして、記録または再生の
少なくとも一方の動作を行うようにする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】
【実施例】以下、図を参照して本発明の各実施例につい
て説明する。図1ないし図12は本発明の第1実施例に
係るものであり、以下第1実施例について説明する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】図2は以下の実施例で使用する光カードを
示したものである。光カード1は、互いに平行な複数
ラック2を有する光記録部3の両端部に、各トラック
に対応してそのトラック情報を記録したID部4A、4
Bを設け、これらID部間をデータ部5としたものであ
る。ID部4A、4Bは、光カード1を製造する際に予
めプリレコードしておく。データ部5には、あらかじめ
定められた複数のセクタ・フォーマットのうち、1つの
セクタ・フォーマットでデータが記録される。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】一方、再生用ビームは、記録ビームを発生
する半導体レーザ21aとは別に設けられた半導体レー
ザ21jを光源とし、コリメートレンズ21kでほぼ楕
円形の平行ビームとなる。この平行ビームは、整形プリ
ズム21lで楕円の短軸方向のみが拡大されてほぼ円形
に整形される。整形された平行ビームは、さらに円形の
絞り21mによって、再生用光ビームのスポットサイズ
が所定の値になるようにその径が絞られる。この円形の
平行ビームは、平凹シリンドリカルレンズ21nにより
光軸に垂直面の一方向のみが屈折作用を受け、その方向
に僅かに発散するビームとなり、さらに回折格子21p
で0次回折光、2本の1次回折光の3本のビームに分け
られる。この時、シリンドリカルレンズ21nによるビ
ームの発散方向と、回折格子21pによる回折方法はほ
ぼ直交する方向とする。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】回折により3本に分離されたビームは、半
導体レーザの性質によりほぼP偏光成分から成り、偏光
ビームスプリッタ21eを殆ど透過して対物レンズ21
fに対して、光軸より偏心した位置に入射する。0次
光、±1次回折光である3本のビームは、それぞれ、
対物レンズ21fにより光カード1上に集光されて、シ
リンドリカルレンズ21nにより発散性となった方向に
拡大された細長い形状の三つのスポットとなる。図3に
は、光カード1上の記録用光ビームスポット50と再生
用光ビームの回折光によるスポット51、52、53と
を示す。つまり、これらスポット51、52、53が、
発散方向に拡大された前記三つの光スポットである。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】前記記録用と再生用の光スポットの相対的
位置関係は、再生用光ビームの0次回折光によるスポッ
ト51と、2つの1次回折光によるスポット52、53
の一方との間に、記録用光ビームスポット50が位置す
るようにしている。光スポットの配置は、光学ヘッドの
組立調整時に、対物レンズ21fへの入射前の記録用光
ビームの光軸と、再生用光ビームの光軸との間に相対的
に角度差を与えることにより調整している。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】再生用光ビームの回折光によるスポット5
1、52、53は、光カード上でトラックガイド55と
ピット54の有無により光量変調をかけられた状態で正
反射される。その反射光は対物レンズ21fを逆方向に
通過して、ほぼ平行光の状態で偏光ビームスプリッタ2
1eに導かれる。この反射光は、正反射のためほぼP偏
光を保持しており、偏光ビームスプリッタ21eを殆ど
透過して、さらに反射ミラー21qを経て再生光用集光
レンズ21rに導かれる。この再生光用集光レンズ21
rで集光された光は、光検出器21sの受光面に光カー
ド上の前記スポットの像として拡大投影される。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】図4には、前記光検出器21s上に投影さ
れた再生用光ビームの0次回折及び1次回折光のスポッ
ト像を示している。光検出器21s上には再生用受光素
子64、65、66、69、トラッキング用受光素子6
0、61、62、63、及び再生光用フォーカシング用
受光素子67、68が配設されている。前記再生光のス
ポット像はトラックずれ、フォーカスずれの無い状態
で、これらの受光素子上の適正な位置に結像する。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】図6には、セクタ位置検出回路構成の一例
を示す。このセクタ位置検出回路27は、入力されるフ
ォーマット選択信号36に応じて、光カード上のセクタ
の区切り位置に相当する所定値を比較器81に出力する
フォーマット選択器80と、エンコーダ22からの出力
信号をカウントするカウンタ82とを有している。ま
た、セクタ位置検出回路27は、カウンタ82が出力す
るカウント値と、フォーマット選択器80が出力する所
定値とを比較し、一致したときにセクタ位置検出信号3
7を出力する比較器81とを有している
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正内容】
【0043】次に、前記ステップS6におけるID部の
読み出し方法を説明する。図8に本実施例で使用する光
カード1上の1本のトラックの構成例を示す。前記トラ
クは両端のID部(左ID部4Aと右ID4B)とそ
の間のデータ部5からなり、左ID部はID0〜ID4
で、右ID4Bは、ID5〜ID9で、それぞれ構成され
ている。左ID4Aとデータ部の間、右ID4B
とデータ部5との間には、それぞれ速度変動を吸収する
ためのギャップ(GAP)が設けられている。ID0〜
ID4、ID5〜ID9は、それぞれ何番目のIDかを示
すデータと、そのトラックのアドレス情報(トラック番
号)及びエラー訂正符号とで構成されている。つまり、
それぞれのID0〜ID9は、独立にエラーの訂正を行っ
てアドレス情報を読み出すことができるようになってい
る。ただし、エラー訂正符号としては、そのデータ量の
大きいものは採用できない。このため、左ID部4A
中のID0〜ID4、及び右ID4部Bの中のID5〜I
D9は、それぞれでエラー訂正が可能で、かつトラック
番号が3つ以上で一致が得られた場合にそのトラック番
号を正しいとするようになっている。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図14
【補正方法】変更
【補正内容】
【図14】図14は第3実施例に係る光カードの駆動速
度と、時間及び位置との関係を示すグラフ。
【手続補正13】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のトラックを有し、各トラックは両
    端にトラックアドレス情報を含むID部と、前記ID部
    に挾まれたデータ部とからなる光カードに対し、光学的
    に情報の記録または再生の少なくとも一方を行う光カー
    ド記録再生装置において、 光学ヘッドと光カードを互いに相対的に往復運動させる
    ことにより記録または再生の少なくとも一方を行う際
    に、前記データ部と少なくとも一方の前記ID部の一部
    とにおいて、前記光学ヘッドと前記光カードとの相対速
    度を一定になるようにして、記録または再生の少なくと
    も一方の動作を行うようにしたことを特徴とする光カー
    ド再生装置。
JP4183925A 1992-07-10 1992-07-10 光カード記録再生装置 Pending JPH0628770A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4183925A JPH0628770A (ja) 1992-07-10 1992-07-10 光カード記録再生装置
US08/086,904 US5380996A (en) 1992-07-10 1993-07-07 Optical card recording/regenerating method and apparatus for driving optical card with respect to optical head so as to increase or decrease relative speed in at least one of ID divisions of optical card

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4183925A JPH0628770A (ja) 1992-07-10 1992-07-10 光カード記録再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0628770A true JPH0628770A (ja) 1994-02-04

Family

ID=16144216

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4183925A Pending JPH0628770A (ja) 1992-07-10 1992-07-10 光カード記録再生装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5380996A (ja)
JP (1) JPH0628770A (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10143866A (ja) * 1996-11-11 1998-05-29 Nippon Conlux Co Ltd 光メモリカードのデータ記録方法および装置
JP4348851B2 (ja) * 2000-09-21 2009-10-21 ソニー株式会社 記録媒体、ディスク記録装置および方法、並びにディスク再生装置及び方法
US6811085B2 (en) * 2001-10-26 2004-11-02 Symbol Technologies, Inc. Miniature imager

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62102475A (ja) * 1985-10-29 1987-05-12 Olympus Optical Co Ltd カ−ド往復駆動装置
JPH0754607B2 (ja) * 1987-08-11 1995-06-07 キヤノン株式会社 光学的記録再生装置
JPH0652573B2 (ja) * 1988-05-13 1994-07-06 シャープ株式会社 光カード記録再生装置
JP2952029B2 (ja) * 1990-11-02 1999-09-20 オリンパス光学工業株式会社 光カード情報記録再生装置
JP2888495B2 (ja) * 1991-01-29 1999-05-10 オリンパス光学工業株式会社 光カード装置
US5105072A (en) * 1991-03-06 1992-04-14 Olympus Optical Co., Ltd. Optical information recording/reproducing apparatus having stopping position deviation and correction circuitry relative to movement in the track direction

Also Published As

Publication number Publication date
US5380996A (en) 1995-01-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4513406A (en) Positioning servo circuit for a disk system
GB2174530A (en) Optical record medium (card) recording/reproduction
JP2633535B2 (ja) 光学ピツクアツプ装置
JP2804118B2 (ja) トラッキング制御装置
JPH06274901A (ja) 情報処理装置
US5247499A (en) Optical card apparatus for re-seeking by moving an optical head in a tracking direction
JPH0628770A (ja) 光カード記録再生装置
US5495455A (en) Magneto-optical disk recording and reading apparatus and method wherein the recording head is controlled in the radial direction of the disk to a desired position
JPH03203031A (ja) 光ディスクドライブ装置
JPH06333234A (ja) 光カード記録再生装置
JPH0234089B2 (ja) Mokuhyotoratsukuichikensakusochi
JP2685637B2 (ja) 光学的情報記録再生装置
JP2592794B2 (ja) 光学的情報記録再生方法
JPH09259456A (ja) 光ヘッド装置
JPS6257126A (ja) 光学的情報記録媒体
EP0383562B1 (en) Optical information recording and/or reproducing apparatus with device for prohibiting movement of optical head
JP2698420B2 (ja) カード状記録媒体のアクセス方法
JPH06139595A (ja) 光カード記録再生装置
JP2795233B2 (ja) 光ヘッド装置
JPH0738256B2 (ja) オ−トトラッキング制御装置
JP3078641B2 (ja) 光学的情報記録方法および装置
JP2653446B2 (ja) 情報処理装置
KR910006665B1 (ko) 광학적 정보 기억시스템의 목표트랙억세스장치
JPH02121129A (ja) 光ヘッド
JPS62143237A (ja) 光デイスク装置