JPH09259456A - 光ヘッド装置 - Google Patents

光ヘッド装置

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Publication number
JPH09259456A
JPH09259456A JP6795896A JP6795896A JPH09259456A JP H09259456 A JPH09259456 A JP H09259456A JP 6795896 A JP6795896 A JP 6795896A JP 6795896 A JP6795896 A JP 6795896A JP H09259456 A JPH09259456 A JP H09259456A
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light
photodetector
reflected
component
recording medium
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JP6795896A
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Inventor
Yuichi Nakamura
裕一 中村
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、対物レンズと合焦状態にある記録
層を容易に特定可能な光ヘッド装置を提供することにあ
る。 【解決手段】この発明の光ヘッド装置2は、記録媒体か
ら反射された光の中心ビームを検出する第1の検出領域
32aと、2つのサブビームを検出する第2の検出領域
32b,32cと、2つのサブビームが他の記録層で反
射された周辺ビームを検出する第3の検出領域32d,
32eとを有するフォトディテクタ32と、第3の検出
領域により得られる出力に基づいて記録媒体で反射され
た光が記録媒体のどの記録層で反射されたかを区分する
レイヤ検出回路48とを有することから、光ヘッド装置
がイニシャルされた時点で、対物レンズ10がどのレイ
ヤにフォーカスされているかを容易に識別できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、記録媒体として
の光ディスクから情報を再生する光ヘッド装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】情報処理装置すなわち光ディスク装置
は、対物レンズとフォトディテクタとを有する記録再生
ヘッド (光ヘッド) 装置を含み、この光ヘッド装置を介
して記録媒体すなわち光ディスクの記録面に光ビームを
照射することで、光ディスクに記録されている情報を読
出すとともに光ディスクに情報を記録させる。
【0003】光ヘッド装置は、光ディスクの記録面に近
接して配置された対物レンズを含む可動部と、光源とし
ての半導体レーザおよび対物レンズにより取り出された
反射レーザビームを電気信号に変換するフォトディテク
タ等を含む固定部とにより構成される。
【0004】対物レンズは、半導体レーザ素子から発生
された所定の波長のレーザビームを光ディスクの記録面
に照射するとともに光ディスクの記録面で反射された反
射レーザビームを取り出してフォトディテクタに入射さ
せるために利用される。
【0005】フォトディテクタは、対物レンズにより取
り出された光ディスクの記録面からの反射レーザビーム
を光電変換して反射レーザビームの光強度に対応する電
気信号を出力する。
【0006】ところで、光ディスクとしての新たな規格
も数多く提案され、再生専用に加えて、記録や消去が可
能な光ディスクも利用されている。この結果、既に、十
数種類を数える光ディスクが製品化されている。なお、
現時点で最も記録密度の高いディスクは、ディジタル・
ビデオ・ディスクと呼ばれ、同一の方向からデータを読
みだし可能な2層の記録層が与えられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たディジタル・ビデオ・ディスクからデータを再生する
際に、対物レンズが合焦状態にある記録層が2層のうち
のいづれであるかを識別するためには、光ヘッド装置が
イニシャライズされた際に合焦状態にある記録層に記録
されているデータを再生し、記録されているデータに基
づいて、記録層を特定しなければならない。このこと
は、イニシャライズされた際に合焦状態にある記録層が
目的とする記録層である場合には、そのまま、データの
再生を可能とするが、目的とする記録層が残りの記録層
である場合には、フォーカス制御を、やり直さなければ
ならない問題がある。この発明の目的は、複数の記録層
が与えられた記録媒体からデータを再生する際に、目的
とする記録層を識別可能な光ヘッド装置を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記問題点
に基づきなされたもので、記録媒体から反射された光の
第1の成分を検出する第1の光検出手段と、記録媒体か
ら反射された光の第1の成分とは異なる第2の成分を検
出する第2の光成分を検出する第2の光検出手段と、こ
の第2の光検出手段と前記第1の光検出手段とが配置さ
れる位置に基づいて規定される所定の位置に配置され、
第2の成分に関連して案内される第2の成分の周辺の光
成分を検出する第3の光検出手段と、この第3の光検出
手段により得られる出力に基づいて、記録媒体で反射さ
れた光が記録媒体のどの記録層で反射されたかを区分す
る区分手段とを、有する光ヘッド装置を提供するもので
ある。
【0009】また、この発明は、記録媒体から反射され
た光の第1の成分を検出する第1の光検出手段と、記録
媒体から反射された光の第1の成分とは異なる第2の成
分を検出する第2の光成分を検出する第2の光検出手段
と、この第2の光検出手段と前記第1の光検出手段との
間または前記第2の光検出手段を挟んで前記第1の光検
出手段から離れた所定の位置に配置され、第2の成分に
関連して案内される第2の成分の周辺の光成分を検出す
る第3の光検出手段と、この第3の光検出手段により得
られる出力に基づいて、記録媒体で反射された光が記録
媒体のどの記録層で反射されたかを区分する区分手段と
を、有する光ヘッド装置を提供するものである。
【0010】さらに、この発明は、記録媒体から反射さ
れた光の第1の成分を検出する第1の光検出手段と、記
録媒体から反射された光の第1の成分とは異なる第2の
成分を検出する第2の光成分を検出する第2の光検出手
段と、この第2の光検出手段と前記第1の光検出手段と
の間および前記第2の光検出手段を挟んで前記第1の光
検出手段から離れた所定の位置に配置され、第2の成分
に関連して案内される第2の成分の周辺の光成分を検出
する第3の光検出手段と、この第3の光検出手段により
得られる出力に基づいて、記録媒体で反射された光が記
録媒体のどの記録層で反射されたかを区分する区分手段
とを、有する光ヘッド装置を提供するものである。
【0011】またさらに、この発明は、光を記録媒体の
任意の記録層に収束させる対物レンズと、この対物レン
ズを介して取り出された記録媒体からの反射光の第1の
光成分を検出する第1の光検出器と、前記対物レンズを
介して取り出された記録媒体からの反射光の第1の光成
分とは異なる第2の光成分を検出する第2の光成分を検
出する第2の光検出器と、この第2の光検出器と前記第
1の光検出器との間あるい前記第2の光検出器を挟んで
前記第1の光検出器から離れた位置の少なくとも一方に
配置され、第2の光成分に関連して案内される第2の成
分の周辺の光成分を検出する第3の光検出器と、この第
3の光検出器により得られる出力に基づいて、記録媒体
で反射された光が記録媒体のどの記録層で反射されたか
を区分する区分手段とを、有する光ヘッド装置を提供す
るものである。
【0012】さらにまた、この発明は、光を記録媒体の
任意の記録層に収束させる対物レンズと、この対物レン
ズを介して取り出された記録媒体からの反射光の第1の
光成分を検出する第1の光検出器と、前記対物レンズを
介して取り出された記録媒体からの反射光の第1の光成
分とは異なる第2の光成分を検出する第2の光成分を検
出する第2の光検出器と、この第2の光検出器と前記第
1の光検出器との間あるい前記第2の光検出器を挟んで
前記第1の光検出器から離れた位置の少なくとも一方に
配置され、第2の光成分が反射された記録媒体の記録層
とは異なる記録層から反射された第2の光成分の類似成
分を検出する第3の光検出器と、この第3の光検出器に
より得られる出力に基づいて、記録媒体で反射された光
が記録媒体のどの記録層で反射されたかを区分する区分
手段とを、有する光ヘッド装置を提供するものである。
【0013】またさらに、この発明は、光を記録媒体の
任意の記録層に収束させる対物レンズと、この対物レン
ズを介して取り出された記録媒体からの反射光の第1の
光成分を検出する第1の光検出器と、前記対物レンズを
介して取り出された記録媒体からの反射光の第1の光成
分とは異なる第2の光成分を検出する第2の光成分を検
出する第2の光検出器と、この第2の光検出器と前記第
1の光検出器との間あるい前記第2の光検出器を挟んで
前記第1の光検出器から離れた位置の少なくとも一方に
配置され、第2の光成分が反射された記録媒体の記録層
とは異なる記録層から反射された第2の光成分の類似成
分を検出する第3の光検出器と、この第3の光検出器に
より得られる出力に基づいて、類似成分が前記第2の光
検出器と前記第1の光検出器との間あるい前記第2の光
検出器を挟んで前記第1の光検出器から離れた位置のい
づれに案内されたかを検知して、記録媒体で反射された
光が記録媒体のどの記録層で反射されたかを区分する区
分手段とを、有する光ヘッド装置を提供するものであ
る。
【0014】さらにまた、この発明は、光を記録媒体の
任意の記録層に収束させる対物レンズと、この対物レン
ズを介して取り出された記録媒体からの反射光の第1の
光成分を検出する第1の光検出器と、この第1の光検出
器に対して所定の位置に配置され、前記対物レンズを介
して取り出された記録媒体からの反射光の第1の光成分
とは異なる第2の光成分を検出する第2の光検出器と、
前記第1の光検出器に対し、前記第2の光検出器と前記
第1の光検出器を結ぶ線上に、前記第1の光検出器と前
記第2の光検出器とが配置される間隔と等しい間隔で、
前記第1の光検出器を挟んで前記第2の光検出器と点対
称に配置され、前記対物レンズを介して取り出された記
録媒体からの反射光の第1および第2の光成分とは異な
る第3の光成分を検出する第3の光検出器と、前記第1
および第2の光検出器の間の所定の位置に配置され、前
記第2の光成分が反射された記録媒体の記録層とは異な
る記録層から反射された第2の光成分の類似成分を検出
する第4の光検出器と、前記第1および第3の光検出器
の間の所定の位置に配置され、前記第3の光成分が反射
された記録媒体の記録層とは異なる記録層から反射され
た第3の光成分の類似成分を検出する第5の光検出器
と、前記第4および第5の光検出器により得られる出力
に基づいて、記録媒体で反射された光が記録媒体のどの
記録層で反射されたかを区分する区分手段とを、有する
光ヘッド装置を提供するものである。
【0015】またさらに、この発明は、光を記録媒体の
任意の記録層に収束させる対物レンズと、この対物レン
ズを介して取り出された記録媒体からの反射光の第1の
光成分を検出する第1の光検出器と、この第1の光検出
器に対して所定の位置に配置され、前記対物レンズを介
して取り出された記録媒体からの反射光の第1の光成分
とは異なる第2の光成分を検出する第2の光検出器と、
前記第1の光検出器に対し、前記第2の光検出器と前記
第1の光検出器を結ぶ線上に、前記第1の光検出器と前
記第2の光検出器とが配置される間隔と等しい間隔で、
前記第1の光検出器を挟んで前記第2の光検出器と点対
称に配置され、前記対物レンズを介して取り出された第
2の光成分の極性の異なる成分を検出する第3の光検出
器と、前記第1および第2の光検出器の間の所定の位置
に配置され、前記対物レンズを介して取り出された前記
第1の光成分が反射された記録層とは異なる記録層で反
射された第2の光成分の類似成分を検出する第4の光検
出器と、前記第2および第3の光検出器の間の所定の位
置に配置され、前記対物レンズを介して取り出された前
記第1の光成分が反射された記録層とは異なる記録層で
反射された第3の光成分の類似成分を検出する第5の光
検出器と、前記第4および第5の光検出器により得られ
る出力に基づいて、記録媒体で反射された光が記録媒体
のどの記録層で反射されたかを区分する区分手段とを、
有する光ヘッド装置を提供するものである。
【0016】さらにまた、この発明は、光を記録媒体の
任意の記録層に収束させる対物レンズと、この対物レン
ズを介して取り出された記録媒体からの反射光の第1の
光成分を検出する第1の光検出器と、この第1の光検出
器に対して所定の位置に配置され、前記対物レンズを介
して取り出された記録媒体からの反射光の第1の光成分
とは異なる第2の光成分を検出する第2の光検出器と、
前記第1の光検出器に対し、前記第2の光検出器と前記
第1の光検出器を結ぶ線上に、前記第1の光検出器と前
記第2の光検出器とが配置される間隔と等しい間隔で、
前記第1の光検出器を挟んで前記第2の光検出器と点対
称に配置され、前記対物レンズを介して取り出された第
2の光成分の極性の異なる成分を検出する第3の光検出
器と、前記第1および第2の光検出器の間の所定の位置
に配置され、前記対物レンズを介して取り出された前記
第1の光成分が反射された記録層とは異なる記録層で反
射された第2の光成分の類似成分を検出する第4の光検
出器と、前記第2および第3の光検出器の間の所定の位
置に配置され、前記対物レンズを介して取り出された前
記第1の光成分が反射された記録層とは異なる記録層で
反射された第3の光成分の類似成分を検出する第5の光
検出器と、前記第4および第5の光検出器により得られ
る出力から第2の光成分の類似成分および第3の光成分
の類似成分の一方を検知して、記録媒体で反射された光
が記録媒体のどの記録層で反射されたかを区分する区分
手段とを、有する光ヘッド装置を提供するものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながらこの発
明の実施の形態について説明する。図1に示されるよう
に、光ヘッド装置2は、図示しない光ディスクの記録面
に沿って図示しない記録領域の径方向に移動可能に形成
された可動部すなわち移動光学系 (アクチェータ) 4
と、移動光学系4が移動される範囲に制限を与えること
のない所定位置に固定された固定部すなわち固定光学系
(レーザビーム送出/受光部) 6とを有している。ま
た、光ヘッド装置2は、光ディスクに記録すべき情報に
対応するレーザビームを生成するために情報に対応する
レーザビーム変調信号を形成するとともに光ディスクか
ら取り出された情報を再生するための信号処理部8を有
している。
【0018】可動部4は、固定部6に配置された後述す
る半導体レーザ素子 (以下、レーザ素子と示す) からの
レーザビームを図示しない光ディスクの記録面の所定の
位置に結像させるとともに光ディスクで反射された反射
レーザビームを取り出す対物レンズ10、対物レンズ1
0を光ディスクの記録面と直交する方向ならびに記録面
に形成されているトラック (グルーブ) を横切る方向
に、記録面に沿って移動可能に保持するレンズホルダ1
2を含んでいる。
【0019】可動部4は、また、ガイドレール14と平
行に移動可能なキャリッジ16上に載置され、キャリッ
ジ16の移動により、光ディスクの記録面に概ね平行に
かつ光ディスクの径方向に移動される。
【0020】レンズホルダ12には、対物レンズ10を
光ディスクの記録面と直交する方向に移動するための推
進力を発生するフォーカすコイル18が配置されてい
る。キャリッジ16の所定の位置すなわちレンズホルダ
12により保持された対物レンズ10とキャリッジ16
との間すなわち図1において紙面と直交する方向から見
た状態で対物レンズ10の背面にあたる位置には、後述
するレーザ素子からのレーザビームを対物レンズ10に
入射させるとともに、図示しない光ディスクで反射され
た反射レーザビームを後述するフォトディテクタ (固定
部6) に案内する立上げミラー20が配置されている。
【0021】立上げミラー20 (可動部4) に向けて、
(固定部6の) レーザ素子から出射されたレーザビーム
を入射可能な位置には、レーザビームを立上げミラー2
0に向かわせるとともに、後述するトラック制御のため
に立上げミラー20に向かうレーザビームの角度を僅か
に変化させるガルバノミラー21が配置されている。
【0022】ガルバノミラー21に向けてレーザビーム
を入射可能な位置には、レーザ素子から出射されたレー
ザビームの断面形状を円形に補正する楕円補正プリズム
22が配置されている。なお、楕円補正プリズム22の
レーザ素子に近接する側の面は、レーザ素子から出力さ
れるレーザビームの光強度の変動をモニタするオートパ
ワーコントロール (Auto Power Control、以下、APC
と示す) のためにガルバノミラー21に向かうレーザビ
ームの一部を反射する反射面22aが形成されている。
なお、反射面22aは、ガルバノミラー21に向かうレ
ーザビームの主光線に対して所定の角度 (非直角) に形
成される。
【0023】楕円補正プリズム22の反射面22aにレ
ーザビームを入射可能な位置には、レーザ素子から出射
されたレーザビームの偏光の方向と図示しない光ディス
クで反射された反射レーザビームの偏光の方向とを、9
0°変化させるためのλ/4板23が配置されている。
【0024】λ/4板23に向けてレーザビームを入射
可能な位置には、レーザ素子を出射されたレーザビーム
をガルバノミラー21の側に向かわせる一方で、図示し
ない光ディスクで反射された反射レーザビームを後述す
るフォトディテクタに案内する第1のビームスプリッタ
24が配置されている。
【0025】第1のビームスプリッタ24によりレーザ
素子から出射されたレーザビームが反射される方向と直
交する方向には、以下に示すレーザ素子で発生されたレ
ーザビームをコリメートするコリメートレンズ25とコ
リメートレンズ25に向けて所定の出力のレーザビーム
を出射するレーザ素子27が配置されている。
【0026】なお、図1に示した光ヘッド装置2は、図
示しない光ディスクに記録されているデータを再生する
ためのトラッキングの制御に、周知の3ビーム法を用い
ることから、レーザ素子27とコリメートレンズ25と
の間には、レーザ素子27から出射されたレーザビーム
から3つのレーザビームすなわち中心ビームとその両サ
イドの2つのサブビームを生成するためのグレーティン
グ (回折格子) 26が配置されている。また、グレーテ
ィング (回折格子) 26には、レーザ素子27を出射さ
れたレーザビームの中心ビームと2つのサブビームとの
間の間隔が1/2に相当するよう設定された特性が与え
られている。
【0027】第1のビームスプリッタ24を介して図示
しない光ディスクで反射された反射レーザビームが通過
される方向には、反射レーザビームに所定の収束性を与
える集束レンズ28、集束レンズ28により所定の収束
特性が与えられた反射レーザビームとAPCのために反
射面22aで反射されたAPCレーザビームとを分離す
る第2のビームスプリッタ29が配置されている。
【0028】第2のビームスプリッタ29を介して光デ
ィスクからの反射レーザビームから分離されたAPCレ
ーザビームが案内される方向には、レーザ素子27から
出射されたレーザビームの光強度の変化を検出する (A
PC) フォトディテクタ30が配置されている。
【0029】第2のビームスプリッタ29を通過された
反射レーザビームが案内される方向には、集束レンズ2
8により所定の収束特性が与えられた反射レーザビーム
をフォーカス制御のためのフォーカスずれの検出に利用
される中心レーザビームおよびトラック制御のためのト
ラックずれの検出に利用される2つのサブビームの間隔
を所定の間隔に分離するホログラムプレート31および
ホログラムプレート31により分離された3つのレーザ
ビームのそれぞれを受光して、それぞれのレーザビーム
が投影された面積すなわち光強度に対応する電圧を出力
するフォトディテクタ32が配置されている。なお、フ
ォトディテクタ32には、図6および図7を用いて詳述
するよう、中心ビームを検出する第1の検出領域32
a、2つのサブビームを検出する第2および第3の検出
領域32bおよび32cならびに図6および図7を用い
て詳述するレイヤ検出に利用される第4および第5の検
出領域32dおよび32eが一体に形成されている。
【0030】信号処理部8は、図示しないホストコンピ
ュータとの間のデータの受け渡し、図示しないホストコ
ンピュータからの指示に対応する光ヘッド装置2の各機
構部あるいは部レーザ素子27の動作を制御する主制御
回路40を有している。
【0031】主制御回路40には、以下に示すさまざま
な制御回路および処理回路との間の信号の受け渡しに利
用される内部バス42が接続されている。主制御回路4
0にはまた、ホストコンピュータからリクエストされた
トラックアドレスあるいは再生順等の制御データならび
にフォトディテクタ32を介して取り出された光ディス
クからの反射レーザビームに対応する再生符号列が一時
的に記憶されるバッファメモリ44および主制御回路4
0により光ヘッド装置2が動作される際に必要な固定デ
ータ (イニシャルデータ) 等が記憶されている読みだし
専用メモリ46が、内部バス42を経由して、接続され
ている。
【0032】主制御回路40にはさらに、フォトディテ
クタ32で取り出された光ディスクからの反射レーザビ
ームに基づいて、対物レンズ10が合焦状態にある記録
層を特定するレイヤ検出回路48が、内部バス42を経
由して、接続されている。
【0033】また、同様に、主制御回路40には、フォ
トディテクタ32の出力を参照して固定光学系6に配置
されているレーザ素子27の出力光強度をモニタし、レ
ーザ素子27の出力レベルを安定化させるAPC回路5
0、レーザ素子27をAPC回路50から指示される光
強度に対応する強度のレーザビームを発生するよう駆動
するレーザ駆動回路52、及び、フォトディテクタ32
で取り出されたデータすなわちピットの有無に基づい
て、ピットにより示される符号列から文字列あるいは記
号データ等に対応するコード化符号を再生するデータ信
号処理回路52が接続されている。
【0034】さらに、同様に、主制御回路40には、フ
ォトディテクタ32から出力されるフォーカスずれ信号
に基づいて、キャリッジ16に保持されているレンズホ
ルダ12すなわち対物レンズ10の位置を、図示しない
光ディスクの記録面に対して所定の間隔で対向するよ
う、レンズホルダ12を光ディスクの記録面と直交する
方向に移動させるフォーカス制御回路56、及び、フォ
トディテクタ30の出力を参照してガルバノミラー21
の角度を僅かに変化させ、対物レンズ10を通過された
レーザビームの中心と図示しない光ディスクのトラック
の中心とのずれが所定値になるよう対物レンズ10すな
わち立上げミラー20に案内されるレーザ素子27から
のレーザビームが反射される方向を変化させるためのト
ラック制御回路58が接続されている。
【0035】図2は、図1に示した光ヘッド装置により
再生可能な記録媒体の記録層の特徴を示す概略図であっ
て、図2 (a) は、ディジタル・ビデオ・ディスク等に
代表される2以上のレイヤが与えられた記録層を有する
光ディスクの第1層 (以下、レイヤ0とする) と第2層
(以下、レイヤ1とする) の間の間隔ならびに媒体とレ
イヤ0との距離を示している。
【0036】図2 (a) に示されるように、2以上のレ
イヤが与えられた光ディスクにおいて、媒体 (光ディス
クのベース材) とレイヤ0との間の距離aは、0.58
ミリメートル (以下、mmと示す) 、レイヤ0とレイヤ
1の間の間隔bは、0.04mmである。これに対し
て、周知の片面光ディスクでは、図2 (b) に示される
ように、媒体上の記録層の位置は、媒体の一方の面から
0.6mmに設定されている。
【0037】図3は、図2 (b) に示した片面光ディス
クに記録されているデータすなわちピットにより反射光
量が変化された反射レーザビームがフォトディテクタ3
2の中心ビーム検出領域32a、第1のサブビーム検出
領域32bおよび第2のサブビーム検出領域32cのそ
れぞれに投影された状態を示す概略図である。
【0038】図3に示されるように、ホログラムプレー
ト31を通過され、中心ビームと、中心ビームを挟んで
中心ビームの両サイドに所定の間隔で案内された2つの
サブビームは、予め所定の間隔で配置された検出領域3
2aないし32cのそれぞれの概ね中央に投影される。
なお、検出領域32bおよび32cに投影された2つの
サブビームは、通常、トラック制御回路58により、 検出領域32bの出力 − 検出領域32cの出力 =
T により、トラックずれの程度を示すトラックエラー信号
として利用される。
【0039】ここで、たとえば、 T > 0 においては、対物レンズ10を通過されたレーザビーム
が光ディスク (媒体) の半径方向の中心側に位置された
ものとして、ガルバノミラー21から対物レンズ10に
案内されるレーザビームの中心が光ディスクの半径方向
の外径よりに移動するよう、ガルバノミラー21の図示
しないミラーモータ (あるいはムービングコイル) に、
トラック制御回路58から所定の方向の駆動電流が供給
される。同様に、たとえば、 T < 0 においては、対物レンズ10を通過されたレーザビーム
が光ディスク (媒体) の半径方向の外径よりに位置され
たものとして、ガルバノミラー21で反射されて対物レ
ンズ10に案内されるレーザビームの中心が光ディスク
の半径方向の中心側に移動するよう、ガルバノミラー2
1の図示しないミラーモータ (または駆動コイル) に、
トラック制御回路58から所定の方向 (T > 0と比
較して逆向き) の駆動電流が供給される。
【0040】これに対して、図4に示されるように、光
ディスクが2層ディスクであって、対物レンズ10が光
ディスクのレイヤ1すなわち対物レンズ10から離れた
側の記録層にフォーカスされると、フォトディテクタ3
2のそれぞれの検出領域32aないし32cの概ね中央
には、レイヤ1から反射されたレーザビームにより、図
3を用いて説明したと同様の中心ビームおよび2つのサ
ブビームが投影されるが、同時に、ビーム径が大きく光
強度の小さい、レイヤ0で反射されたレーザビームによ
り生じる別のビームも投影される。なお、レイヤ0で反
射されたレーザビームの中心ビームは、レイヤ1から反
射された中心ビームと概ね等しい位置に投影されるが、
2つのサブビームは、レイヤ1から反射されたレーザビ
ームに比較して、中心間距離が拡大された状態で投影さ
れる。
【0041】また、同様の理由により、図5に示される
ように、光ディスクが2層ディスクであって、対物レン
ズ10が光ディスクのレイヤ0 (対物レンズ側の記録
層) にフォーカスされると、フォトディテクタ32のそ
れぞれの検出領域32aないし32cの概ね中央には、
レイヤ0から反射されたレーザビームにより、図3を用
いて説明したと同様の中心ビームおよび2つのサブビー
ムが投影されるが、同時に、ビーム径が大きく光強度の
小さい、レイヤ1で反射されたレーザビームにより生じ
る別のビームも投影される。なお、レイヤ1で反射され
たレーザビームの中心ビームは、レイヤ1の中心ビーム
と概ね等しい位置に投影され、2つのサブビームは、レ
イヤ1から反射されたレーザビームに比較して、中心間
距離が減少された状態で投影される。
【0042】図6および図7は、図1に示した光ヘッド
装置により、記録層が複数のレイヤを有する場合に、対
物レンズ10がフォーカス状態にあるレイヤを特定する
ために有益なフォトディテクタ32と、ホログラムプレ
ート31を通過されてフォトディテクタ32に投影され
る中心ビームおよび2つのサブビームの様子を示す概略
図である。
【0043】図6および図7に示されるように、フォト
ディテクタ32には、中心ビームの両サイドの2つのサ
ブビームの一方のサブビームが投影される検出領域32
bと中心ビームが投影される検出領域32aとの間に配
置された第1のレイヤ識別検出領域32dおよび中心ビ
ームが投影される検出領域32aと中心ビームの両サイ
ドの2つのサブビームの残りのサブビームが投影される
検出領域32cとの間に配置された第2のレイヤ識別検
出領域32eとを有している。
【0044】以下、図4を用いて既に説明したと同様
に、光ディスクが2層ディスクであって、対物レンズ1
0が光ディスクのレイヤ1すなわち対物レンズ10から
離れた側の記録層にフォーカスされると、フォトディテ
クタ32のそれぞれの検出領域32aないし32cの概
ね中央には、レイヤ1から反射されたレーザビームによ
り、図3を用いて説明したと同様の中心ビームおよび2
つのサブビームが投影され、さらに、第2のレイヤ識別
検出領域32eに、レイヤ0からのサブビームのうちの
一方のサブビームが投影される。
【0045】一方、図5を用いて既に説明したと同様
に、対物レンズ10が光ディスクのレイヤ0にフォーカ
スされると、フォトディテクタ32のそれぞれの検出領
域32aないし32cの概ね中央には、レイヤ0から反
射されたレーザビームにより、図3を用いて説明したと
同様の中心ビームおよび2つのサブビームが投影され、
さらに、第1のレイヤ識別検出領域32dに、レイヤ1
からのサブビームのうちの一方のサブビームが投影され
る。
【0046】従って、レイヤ検出回路48により、 検出領域32dの出力 − 検出領域32eの出力 =
R を求めると、たとえば、 R > 0 においては、対物レンズ10がフォーカス状態にある記
録層がレイヤ1であることが、容易に識別できる。同様
に、たとえば、 R < 0 においては、対物レンズ10がフォーカス状態にある記
録層がレイヤ0であることが認められる。この場合、レ
イヤ検出回路48は、簡単な差動増幅器と極性判別回路
により、提供される。
【0047】なお、レイヤ検出回路48は、たとえば、
所定の基準電流 (あるいは電圧) が入力される入力端を
有する比較器と極性判別回路であってもよく、この場合
は、フォトディテクタ32に要求されるレイヤ識別検出
領域の数を、1か所に、低減できる。
【0048】次に、図1を用いて光ヘッド装置の動作に
ついて説明する。図示しない電源スイッチが投入される
ことで、主制御回路40の制御により、読み出し専用メ
モリ46からイニシャルプログラムが読み出され、レン
ズホルダ12が所定トラックに位置される。すなわち、
図示しないリニアモータ制御回路の制御によりキャリッ
ジ16が所定の位置たとえば図示しない光ディスクの記
録面の図示しないリードインエリアのキャリブレーショ
ンエリアに移動される。
【0049】続いて、レーザ素子27による予備発光が
指示され、レーザ駆動回路52からの予備発光に対応す
るレーザ駆動電流により、レーザ素子27から所定の光
強度の予備発光ビームが出射される。
【0050】以下、レイヤ検出回路48の出力に基づい
て、レンズ10がフォーカスされている記録層がレイヤ
1とレイヤ0のいづれであるかが識別される。次に、ホ
ストコンピュータからのリクエストによりバッファメモ
リ44に記憶されたアドレスあるいは再生順に基づい
て、対応する記録層にフォーカスが一致するよう対物レ
ンズ10のフォーカス方向の位置が設定される。すなわ
ち、入力されたアドレスあるいは再生順と対物レンズ1
0がフォーカスされているレイヤとが一致されている場
合、フォーカス制御回路56からフォーカスコイル18
に供給されるコイル電流の大きさは、そのままに維持さ
れる。これに対して、対物レンズ10がフォーカスされ
ている記録層と入力されたアドレスあるいは再生順によ
り特定されるレイヤとが一致しない場合であって、アド
レスあるいは再生順がレイヤ1に含まれ、対物レンズ1
0がフォーカスされている記録層がレイヤ0である場合
には、対物レンズ10を光ディスクから遠ざける方向に
移動可能に、フォーカスコイル18に、所定の大きさの
コイル電流が印加される。他方、同様に、アドレスある
いは再生順がレイヤ0に含まれ、対物レンズ10がフォ
ーカスされている記録層がレイヤ1である場合には、対
物レンズ10を光ディスクに接近する方向に移動可能
に、フォーカスコイル18に、所定の大きさのコイル電
流が提供される。
【0051】このようにして、レイヤ1またはレイヤ0
の内の希望する記録層と対物レンズ10のフォーカスが
整合された状態で、主制御回路40により、レーザ駆動
回路52が付勢されて、レーザ素子27から再生ビーム
が発光される。
【0052】レーザ素子27を出射された再生ビーム
は、グレーティング26により所定の間隔が与えられた
3つのレーザビームに変換されたのちコリメートレンズ
25により平行ビームに変換され、第1のビームスプリ
ッタ24で反射されて、λ/4板23に入射される。
【0053】λ/4板23に入射されたレーザビーム
は、λ/4板23で偏光面が円偏光に変換されたのち、
楕円補正プリズム22によりビームスポットが概ね円形
に補正されて、ガルバノミラー21に案内される。な
お、楕円補正プリズム22に案内されたレーザビームの
一部すなわち楕円補正プリズム22の反射面22aによ
り反射されたレーザビームは、APC回路50によるレ
ーザ素子27からのレーザビームの光強度を安定化する
ために、APC用フォトディテクタ30に向けて、所定
の角度で反射される。
【0054】λ/4板23を通過されたレーザビーム
は、ガルバノミラー21により所定の角度で反射され
て、移動光学系4のレンズホルダ12の立上げミラー2
0により対物レンズ10に案内される。
【0055】このようにして、図示しない光ディスクの
希望のレイヤ (現在対物レンズ10がフォーカス状態に
あることが検知されている記録層) のアドレスまたは再
生順が指示されているデータが記録されているトラック
あるいは近傍のトラックに、対物レンズ10を通って、
所定のビーム径に変化された再生レーザビームが照射さ
れる。
【0056】光ディスクの希望のレイヤのトラックに導
かれたレーザビームは、トラックに記録されているデー
タ (すなわちピット) の有無に応じて反射光量 (光強
度) が変化され、対物レンズ10に戻される。
【0057】光ディスクのトラックに記録されているデ
ータにより光強度が変化されて対物レンズ10に戻され
た反射レーザビームは、立上げミラー20ならびにガル
バノミラー21により順に反射され、楕円補正プリズム
22およびλ/4板23を順に通過されて、第1のビー
ムスプリッタ24に戻される。
【0058】第1のビームスプリッタ24に戻された反
射レーザビームは、今度は、ビームスプリッタ24を通
過され、集束レンズ28を通過されることにより所定の
収束特性が与えられて第2のビームスプリッタ29に入
射される。
【0059】第2のビームスプリッタ29に入射された
反射レーザビームは、第2のビームスプリッタ29をそ
のまま通過 (APCフォトディテクタに向かう反射面2
2aからの反射レーザビームから分離) され、フォトデ
ィテクタ32の所定の位置に結像される。なお、フォト
ディテクタ32に向かうレーザビームは、既に説明した
ように、ホログラムプレート31により、フォーカスず
れおよびトラックずれを正確に検出可能な所定の光学特
性が与えられる。
【0060】次に、フォトディテクタ32の検出領域3
2bおよび32dからの出力に対応するトラック制御回
路58の制御によりガルバノミラー21の角度が最適に
設定され、対物レンズ10と光ディスクの希望のレイヤ
のトラックのトラッキングが整合される。なお、この場
合、光ディスクの偏心成分に対応して生じる周期性の高
いトラックずれについては、図示しないサーボ回路 (ト
ラック制御回路58の要素の1つとして予め用意されて
いる) を介して、ガルバノミラー21の角度の制御量
に、フィードバックされる。
【0061】続いて、フォトディテクタ32の検出領域
32aにより出力されたフォーカスずれ信号に対応する
フォーカス制御回路56の制御により、レンズホルダ1
2のフォーカスコイル18に所定の大きさの電流が供給
され、レイヤ検出回路48により、対物レンズ10がフ
ォーカス状態にあることが識別されている記録層に、フ
ォーカスロックされる。なお、この場合、光ディスクの
面ぶれ成分に対応して生じる周期性の高いフォーカスず
れについては、図示しないサーボ回路 (フォーカス制御
回路56の要素の1つとして予め用意されている) によ
り、フォーカスコイル18に供給される電流の大きさ
に、フィードバックされる。
【0062】次に、光ディスクから読み出されたデータ
すなわちピットの有無に基づいて、データ信号処理回路
52により、ピットにより示される符号列から文字列あ
るいは記号データ等に対応するコード化符号が再生さ
れ、バッファメモリ44あるいは図示しないホストコン
ピュータに転送される。
【0063】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明の光ヘッド
装置は、記録媒体から反射された光の中心ビームを検出
する第1の検出領域と、記録媒体から反射された光の±
1次ビームを検出する第2の検出領域と、第2の検出領
域と第1の検出領域とが配置される位置に基づいて規定
される所定の位置に配置され、±1次ビームが他の記録
層で反射された周辺ビームを検出する第3の検出領域と
を有するフォトディテクタと、第3の検出領域により得
られる出力に基づいて記録媒体で反射された光が記録媒
体のどの記録層で反射されたかを区分する記録層検出回
路とを有することから、光ヘッド装置がイニシャルされ
た時点で、対物レンズがどの記録層にフォーカスされて
いるかを容易に識別できる。
【0064】従って、複数の記録層が与えられた記録媒
体からデータを再生する際に、目的とするアドレスある
いは再生順に対応する記録層を検索するために必要な時
間が低減される。これにより、光ディスクに記録されて
いるデータを再生する際のアクセス速度が向上される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態である光ヘッド装置を示
す概略図。
【図2】図1に示した光ヘッド装置を用いて再生可能な
記録媒体の記録層の特徴を示す概略図。
【図3】周知の光ヘッド装置により記録層が1層の記録
媒体からデータを取出す状態を示す概略図。
【図4】周知の光ヘッド装置を用いて記録層が2層の記
録媒体の対物レンズ側の層からデータを取出す状態を示
す概略図。
【図5】周知の光ヘッド装置により記録層が2層の記録
媒体の対物レンズから離れた層からデータを取出す状態
を示す概略図。
【図6】図1に示した光ヘッド装置により記録層が2層
の記録媒体の対物レンズ側の層からデータを取出す状態
を示す概略図。
【図7】図1に示した光ヘッド装置により記録層が2層
の記録媒体の対物レンズから離れた層からデータを取出
す状態を示す概略図。
【符号の説明】
2…光ヘッド装置、 4…移動光学系、 6…固定光学系、 8…信号処理部、 10…対物レンズ、 12…レンズホルダ、 14…ガイドレール、 16…キャリッジ、 18…フォーカスコイル、 20…立上げミラー、 22…ガルバノミラー、 23…楕円補正プリズム、 24…λ/4板、 25…第1のビームスプリッタ、 26…コリメートレンズ、 27…レーザ素子、 28…集束レンズ、 29…第2のビームスプリッタ、 30…APCフォトディテクタ 31…ホログラムプレート、 32…フォトディテクタ、 40…主制御回路、 42…内部バス、 44…バッファメモリ、 46…読み出し専用メモリ、 48…レイヤ検出回路、 50…APC回路、 52…レーザ駆動回路、 54…データ信号処理回路、 56…フォーカス制御回路、 58…トラック制御回路。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体から反射された光の第1の成分を
    検出する第1の光検出手段と、 記録媒体から反射された光の第1の成分とは異なる第2
    の成分を検出する第2の光成分を検出する第2の光検出
    手段と、 この第2の光検出手段と前記第1の光検出手段とが配置
    される位置に基づいて規定される所定の位置に配置さ
    れ、第2の成分に関連して案内される第2の成分の周辺
    の光成分を検出する第3の光検出手段と、 この第3の光検出手段により得られる出力に基づいて、
    記録媒体で反射された光が記録媒体のどの記録層で反射
    されたかを区分する区分手段と、を、有する光ヘッド装
    置。
  2. 【請求項2】記録媒体から反射された光の第1の成分を
    検出する第1の光検出手段と、 記録媒体から反射された光の第1の成分とは異なる第2
    の成分を検出する第2の光成分を検出する第2の光検出
    手段と、 この第2の光検出手段と前記第1の光検出手段との間ま
    たは前記第2の光検出手段を挟んで前記第1の光検出手
    段から離れた所定の位置に配置され、第2の成分に関連
    して案内される第2の成分の周辺の光成分を検出する第
    3の光検出手段と、 この第3の光検出手段により得られる出力に基づいて、
    記録媒体で反射された光が記録媒体のどの記録層で反射
    されたかを区分する区分手段と、を、有する光ヘッド装
    置。
  3. 【請求項3】記録媒体から反射された光の第1の成分を
    検出する第1の光検出手段と、 記録媒体から反射された光の第1の成分とは異なる第2
    の成分を検出する第2の光成分を検出する第2の光検出
    手段と、 この第2の光検出手段と前記第1の光検出手段との間お
    よび前記第2の光検出手段を挟んで前記第1の光検出手
    段から離れた所定の位置に配置され、第2の成分に関連
    して案内される第2の成分の周辺の光成分を検出する第
    3の光検出手段と、 この第3の光検出手段により得られる出力に基づいて、
    記録媒体で反射された光が記録媒体のどの記録層で反射
    されたかを区分する区分手段と、を、有する光ヘッド装
    置。
  4. 【請求項4】光を記録媒体の任意の記録層に収束させる
    対物レンズと、 この対物レンズを介して取り出された記録媒体からの反
    射光の第1の光成分を検出する第1の光検出器と、 前記対物レンズを介して取り出された記録媒体からの反
    射光の第1の光成分とは異なる第2の光成分を検出する
    第2の光成分を検出する第2の光検出器と、 この第2の光検出器と前記第1の光検出器との間あるい
    前記第2の光検出器を挟んで前記第1の光検出器から離
    れた位置の少なくとも一方に配置され、第2の光成分に
    関連して案内される第2の成分の周辺の光成分を検出す
    る第3の光検出器と、 この第3の光検出器により得られる出力に基づいて、記
    録媒体で反射された光が記録媒体のどの記録層で反射さ
    れたかを区分する区分手段と、を、有する光ヘッド装
    置。
  5. 【請求項5】光を記録媒体の任意の記録層に収束させる
    対物レンズと、 この対物レンズを介して取り出された記録媒体からの反
    射光の第1の光成分を検出する第1の光検出器と、 前記対物レンズを介して取り出された記録媒体からの反
    射光の第1の光成分とは異なる第2の光成分を検出する
    第2の光成分を検出する第2の光検出器と、 この第2の光検出器と前記第1の光検出器との間あるい
    前記第2の光検出器を挟んで前記第1の光検出器から離
    れた位置の少なくとも一方に配置され、第2の光成分が
    反射された記録媒体の記録層とは異なる記録層から反射
    された第2の光成分の類似成分を検出する第3の光検出
    器と、 この第3の光検出器により得られる出力に基づいて、記
    録媒体で反射された光が記録媒体のどの記録層で反射さ
    れたかを区分する区分手段と、を、有する光ヘッド装
    置。
  6. 【請求項6】光を記録媒体の任意の記録層に収束させる
    対物レンズと、 この対物レンズを介して取り出された記録媒体からの反
    射光の第1の光成分を検出する第1の光検出器と、 前記対物レンズを介して取り出された記録媒体からの反
    射光の第1の光成分とは異なる第2の光成分を検出する
    第2の光成分を検出する第2の光検出器と、 この第2の光検出器と前記第1の光検出器との間あるい
    前記第2の光検出器を挟んで前記第1の光検出器から離
    れた位置の少なくとも一方に配置され、第2の光成分が
    反射された記録媒体の記録層とは異なる記録層から反射
    された第2の光成分の類似成分を検出する第3の光検出
    器と、 この第3の光検出器により得られる出力に基づいて、類
    似成分が前記第2の光検出器と前記第1の光検出器との
    間あるい前記第2の光検出器を挟んで前記第1の光検出
    器から離れた位置のいづれに案内されたかを検知して、
    記録媒体で反射された光が記録媒体のどの記録層で反射
    されたかを区分する区分手段と、を、有する光ヘッド装
    置。
  7. 【請求項7】光を記録媒体の任意の記録層に収束させる
    対物レンズと、 この対物レンズを介して取り出された記録媒体からの反
    射光の第1の光成分を検出する第1の光検出器と、 この第1の光検出器に対して所定の位置に配置され、前
    記対物レンズを介して取り出された記録媒体からの反射
    光の第1の光成分とは異なる第2の光成分を検出する第
    2の光検出器と、 前記第1の光検出器に対し、前記第2の光検出器と前記
    第1の光検出器を結ぶ線上に、前記第1の光検出器と前
    記第2の光検出器とが配置される間隔と等しい間隔で、
    前記第1の光検出器を挟んで前記第2の光検出器と点対
    称に配置され、前記対物レンズを介して取り出された記
    録媒体からの反射光の第1および第2の光成分とは異な
    る第3の光成分を検出する第3の光検出器と、 前記第1および第2の光検出器の間の所定の位置に配置
    され、前記第2の光成分が反射された記録媒体の記録層
    とは異なる記録層から反射された第2の光成分の類似成
    分を検出する第4の光検出器と、 前記第1および第3の光検出器の間の所定の位置に配置
    され、前記第3の光成分が反射された記録媒体の記録層
    とは異なる記録層から反射された第3の光成分の類似成
    分を検出する第5の光検出器と、 前記第4および第5の光検出器により得られる出力に基
    づいて、記録媒体で反射された光が記録媒体のどの記録
    層で反射されたかを区分する区分手段と、を、有する光
    ヘッド装置。
  8. 【請求項8】光を記録媒体の任意の記録層に収束させる
    対物レンズと、 この対物レンズを介して取り出された記録媒体からの反
    射光の第1の光成分を検出する第1の光検出器と、 この第1の光検出器に対して所定の位置に配置され、前
    記対物レンズを介して取り出された記録媒体からの反射
    光の第1の光成分とは異なる第2の光成分を検出する第
    2の光検出器と、 前記第1の光検出器に対し、前記第2の光検出器と前記
    第1の光検出器を結ぶ線上に、前記第1の光検出器と前
    記第2の光検出器とが配置される間隔と等しい間隔で、
    前記第1の光検出器を挟んで前記第2の光検出器と点対
    称に配置され、前記対物レンズを介して取り出された第
    2の光成分の極性の異なる成分を検出する第3の光検出
    器と、 前記第1および第2の光検出器の間の所定の位置に配置
    され、前記対物レンズを介して取り出された前記第1の
    光成分が反射された記録層とは異なる記録層で反射され
    た第2の光成分の類似成分を検出する第4の光検出器
    と、 前記第2および第3の光検出器の間の所定の位置に配置
    され、前記対物レンズを介して取り出された前記第1の
    光成分が反射された記録層とは異なる記録層で反射され
    た第3の光成分の類似成分を検出する第5の光検出器
    と、 前記第4および第5の光検出器により得られる出力に基
    づいて、記録媒体で反射された光が記録媒体のどの記録
    層で反射されたかを区分する区分手段と、を、有する光
    ヘッド装置。
  9. 【請求項9】光を記録媒体の任意の記録層に収束させる
    対物レンズと、 この対物レンズを介して取り出された記録媒体からの反
    射光の第1の光成分を検出する第1の光検出器と、 この第1の光検出器に対して所定の位置に配置され、前
    記対物レンズを介して取り出された記録媒体からの反射
    光の第1の光成分とは異なる第2の光成分を検出する第
    2の光検出器と、 前記第1の光検出器に対し、前記第2の光検出器と前記
    第1の光検出器を結ぶ線上に、前記第1の光検出器と前
    記第2の光検出器とが配置される間隔と等しい間隔で、
    前記第1の光検出器を挟んで前記第2の光検出器と点対
    称に配置され、前記対物レンズを介して取り出された第
    2の光成分の極性の異なる成分を検出する第3の光検出
    器と、 前記第1および第2の光検出器の間の所定の位置に配置
    され、前記対物レンズを介して取り出された前記第1の
    光成分が反射された記録層とは異なる記録層で反射され
    た第2の光成分の類似成分を検出する第4の光検出器
    と、 前記第2および第3の光検出器の間の所定の位置に配置
    され、前記対物レンズを介して取り出された前記第1の
    光成分が反射された記録層とは異なる記録層で反射され
    た第3の光成分の類似成分を検出する第5の光検出器
    と、 前記第4および第5の光検出器により得られる出力から
    第2の光成分の類似成分および第3の光成分の類似成分
    の一方を検知して、記録媒体で反射された光が記録媒体
    のどの記録層で反射されたかを区分する区分手段と、
    を、有する光ヘッド装置。
JP6795896A 1996-03-25 1996-03-25 光ヘッド装置 Pending JPH09259456A (ja)

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