JPH056579A - 光カード及び光カード記録再生装置 - Google Patents

光カード及び光カード記録再生装置

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JPH056579A
JPH056579A JP3154651A JP15465191A JPH056579A JP H056579 A JPH056579 A JP H056579A JP 3154651 A JP3154651 A JP 3154651A JP 15465191 A JP15465191 A JP 15465191A JP H056579 A JPH056579 A JP H056579A
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JP3154651A
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Yasuo Hayashi
泰郎 林
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH056579A publication Critical patent/JPH056579A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 注目する情報を短時間で読み取るのに適し、
且つ低価格化できると共に、簡単な制御機構で補足的情
報も記録することのできる光カードを提供することを目
的とする。 【構成】 ラインに沿って形成され、照射される光ビー
ムをガイドするためのガイドパターン36と、該ガイド
パターン36に平行なラインに沿って複数形成され、情
報を記録可能な記録領域35とからなるトラックを備え
た光カードにおいて、前記トラックを形成する複数の記
録領域35における特定の1つをユーザ記録ライン3
7、残りを再生専用のROM領域38に設定して、同一
トラック内におけるROM領域38の情報に対しての補
足的な情報の書き込み可能にしたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の記録ラインから
なるトラックにおける特定の記録ラインのみをユーザ記
録領域に設定した光カード及び光カード記録再生装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、磁気ヘッドを用いる代りに光ビー
ムを照射して光学的に記録とか、再生を行うことのでき
る光学式記録再生装置が普及しつつある。この光学式記
録再生装置に用いられる光学式記録媒体としては、ディ
スク状の記録媒体(以下、光ディスクと称す。)のもの
とカード状の記録媒体(以下、光カードと称す。)のも
のとが一般的である。
【0003】上記光カードは、光ディスクに比較して、
記録容量は小さいが、従来のフロッピディスク等に比べ
るとその記録密度ははるかに大きいので、用途によって
はその容量が十分である場合が多い。上記光カードにお
いては、トラック方向に延在するガイドパターンと、こ
のガイドパターンと平行な複数のライン上にID部及び
記録領域を設けた構成のトラックを複数形成することに
より、再生時には、これら複数ラインの情報を同時に読
取ることにより情報読取り速度を短縮化できるようにし
たものがある。
【0004】最近の市場動向として、光カードの大部分
の情報は再生専用(固定データ)であり、必要な記録情
報は小容量と言った用途がかなりある。例えば、光カー
ドの属性記録、ユーザーのID(名前、生年月日等)記
録、ゲーム用ソフト、教育用問題集、アンケート調査集
が上げられる。こう云った用途では、記録できる容量が
制限される分だけ記録再生装置としては低価格が求めら
れる。
【0005】このため、光カードのトラック全体を再生
専用領域(ROM領域とも記す。)と、ユーザ(書込
用)領域に分けたものが提案されている。例えばトラッ
ク全体がトラックNo.1からNo.100まで存在する場合、ト
ラックNo.1〜90までをROM領域、残りのNo.91 〜100
をユーザ領域に設定して、上記の用途に対応させること
が考えられる。一方、上記の光カードのユーザ領域に情
報を記録する光カード記録再生装置としては、以下のも
のが知られている。
【0006】特許昭63−153727号公報では記録
用光源として1個の半導体レーザを用い、半導体レーザ
による記録ビームをバイモルフ等でミラーを回動させる
ことによりトラック幅方向に走査させて、光カードの1
トラックに対して複数ラインにわたり情報を書き込み、
1トラックに対する記録密度を上げている。
【0007】又、特開昭62−279523号公報で
は、記録素子(半導体レーザ)自体をトラック幅方向に
移動させることにより記録ビームを偏向させ、1トラッ
クの複数ラインに渡り情報を書き込むようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする問題点】上述した従来の光カ
ードにおいては、ROM領域内における各トラックに密
接に関連した情報も、そのトラックからかなり離れたユ
ーザ領域に書込まれるので、注目する情報のみを、その
補足情報あるいは訂正情報等(補足的情報と記す。)を
も含めて読み出そうとした場合、光学ヘッドをROM領
域内の注目するトラックと、その補足的情報が書込まれ
たユーザ領域のトラックとにシークしなければならない
ため、アクセスに時間がかかってしまい、所望とする情
報を得るのに時間がかかる欠点がある。
【0009】又、このような光カードに情報を記録する
従来の装置においても、ミラーの回動角を順次変えると
か、半導体レーザ自体を移動させて半導体レーザによる
記録ビームをトラック幅方向に変位させ、1トラックの
複数ラインそれぞれに情報を記録するようにしている。
このため、情報の記録のための制御機構、制御回路が複
雑になるという問題があり、また装置が高価格になって
しまう。さらに、制御処理に時間がかかるため、記録に
要する時間も長くかかってしまう問題も生じる。
【0010】又、ミラーの回動などで光ビームを各ライ
ンに順次照射した場合、その照射強度等がラインが異な
る場合にも同等にしなければならない等の調整作業も複
雑になるという欠点がある。
【0011】本発明は上述した点にかんがみてなされた
もので、注目する情報を短時間で読み取るのに適し、且
つ低価格化できると共に、簡単な制御機構で補足的情報
も記録することのできる光カード及び光カード記録再生
装置を提供することを目的とする。
【0012】
【問題点を解決する手段及び作用】本発明の光カード
は、ラインに沿って形成され、照射される光ビームをガ
イドするためのガイドパターンと、該ガイドパターンに
平行なラインに沿って複数形成され、情報を記録可能な
記録ラインとからなるトラックを備えた光カードにおい
て、前記トラックを形成する複数の記録ラインにおける
特定の1つの記録ラインのみをユーザ記録ラインに設定
することによって、同一トラック内における他の記録ラ
インの再生専用の情報に対しての補足的な情報を書き込
めるようにして、注目する情報を短時間で読み出し可能
にすると共に、簡単な記録装置で補足的な情報を書き込
むこともできるようになっている。
【0013】本発明の光カード記録再生装置は、ライン
に沿って形成され、照射される光ビームをガイドするた
めのガイドパターンと、該ガイドパターンに平行なライ
ンに沿って複数形成され、情報を記録可能な記録ライン
とからなるトラックを備えた光カードに、1トラック幅
全域に照明光を照射する照明光照射手段と、前記照明光
の前記ガイドパターンからの反射光に基づいてフォーカ
スエラー信号、トラッキングエラー信号及びクロック信
号を生成する制御信号生成手段と、前記フォーカスエラ
ー信号及び前記トラッキングエラー信号に基づいてフォ
ーカス制御及びトラッキング制御を行う制御手段と、記
録用の光ビームを発生する記録ビーム発生手段と、前記
制御手段によるフォーカス制御及びトラッキング制御の
もとで前記複数の記録ラインにおける特定の1つの記録
ラインのみに前記記録用の光ビームを位置決めする位置
決め手段とを設けて構成されており、1つのトラック内
では記録用の光ビームを特定の1つの記録ラインのみに
位置決めするのみでその記録ラインに情報を記録できる
ようになっている。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照に本発明の実施例を具体的
に説明する。図1ないし図10は本発明の1実施例に係
り、図1は1実施例の光カードの構成を示す説明図、図
2は1実施例の光カード記録再生装置の構成を示すブロ
ック図、図3は光カードのトラックフォーマットを示す
説明図、図4は光検出器の説明図、図5は光検出器に結
像される発光部の像の直径方向における照度分布を示す
説明図、図6は記録時における復調回路の機能の一部を
示す説明図、図7はトラッキング制御回路及びミラー制
御回路の構成を示すブロック図、図8及び図9は記録ビ
ームの位置決めの説明図、図10は記録ビームの位置決
めの内容を示すフローチャート図である。
【0015】図2に示すように1実施例の光カード1に
対して情報の記録及び再生を行う光カード記録再生装置
(光カード装置と略記する。)2は、光カード1に対向
して光学ヘッド3が配置され、光カード1はカードモー
タ4にて光カード1のトラック方向に移動され、光学ヘ
ッド3はヘッドモータ5にてトラックと直交するトラッ
ク幅方向(シーク方向とも記す。)Sに搬送される。上
記カードモータ4、ヘッドモータ5は、それぞれ駆動回
路6、7により駆動される。
【0016】上記光学ヘッド3は光カード1に対して情
報の記録を行うために記録時にのみ光ビームを発生する
レーザダイオード8と、記録及び再生時共に発光する発
光ダイオード(以下LEDと略記)9とが収納されてい
る。このLED9は、LED駆動回路11によって駆動
される。このLED9の光は、コリメータレンズ12で
平行光束にされ、ミラー13及びハーフプリズム14を
透過した光は、対物レンズ15により集光され、光カー
ド1に投射され、情報トラックをそのトラック幅をカバ
ーするように広域的にスポット照明する。この広域的ス
ポット照明による光カード1からの反射光は、対物レン
ズ15で集光され、ハーフプリズム14で反射された光
を結像レンズ16を経て光検出器17で受光する。
【0017】一方、レーザダイオード8は、変調回路1
8で変調された記録データによりLD駆動回路19を経
て発光駆動される。このレーザダイオード8の光は、コ
リメータレンズ21で平行光束にされ、ミラー13で反
射された後、ハーフミラー14を透過し、対物レンズ1
5により、LED9による広域照明領域内で、光カード
1に微小な記録用ビームとして投射される。
【0018】この投射により、光カード1の記録面を物
理的に変化させて情報を記録し、その反射光は同様に対
物レンズ15、ハーフプリズム14及び結像レンズ16
を経て光検出器17で受光される。尚、ミラー13はL
ED9からの光(例えば波長860nm)は有効に透過
し、レーザダイオード8からの光(例えば波長780n
m)は有効に反射するように、その表面に所定のコーデ
ィングが施されている。
【0019】光検出器17で電気信号に変換された検出
信号は復調回路23に入力され再生信号であるリード信
号と、記録/再生時のタイミング基準となるクロック信
号を出力する。更に前記検出信号の一部はフォーカス制
御回路24及びトラッキング制御回路25にも加えら
れ、それぞれフォーカス誤差信号及びトラッキング誤差
信号を出力し、図示しない駆動回路を介して光学ヘッド
3内のフォーカスコイル26及びトラッキングコイル2
7に加えられ、対物レンズ15を光カード1の遠近方向
及びシーク方向Sへ駆動せしめ、オートフォーカス制御
及びオートトラッキング制御を行う。
【0020】又、レーザダイオード8からの記録用ビー
ムを所望の記録ラインに位置させる為に、ミラー制御回
路28ではトラッキング誤差信号に対応した位置信号を
生成して圧電素子29を駆動させ、ミラー13を回動さ
せることにより正確な位置決めを行う。
【0021】上記駆動回路6、7、LED駆動回路1
1、変調回路18、フォーカス制御回路24、トラッキ
ング制御回路25、ミラー制御回路28は制御回路30
によって制御される。この制御回路30には、復調回路
23の出力信号が入力される。この1実施例の光カード
1を図1に示す。この光カード1においては情報はピッ
トとして記録され、光学的に再生される。これらの情報
はトラック31と称する単位で記録/再生され、互いに
平行な直線状のトラック31,31,…31が複数形成
されて、1枚の光カード1を構成している。
【0022】この光カード1における各トラック31の
両端にはID領域32a,32bと称するものが形成さ
れ、各ID領域32a,32bには各トラック番号と、
該トラック番号を認識する為の各トラック共通の認識パ
ターンが予め記録(プリレコード)されており、目標ト
ラックの検索を容易にしている。上記両端のID領域3
2a,32bで狭まれた間の領域がデータ領域33で、
予め記録した情報と、光学的に記録される情報の格納領
域である。
【0023】上記各トラック31は、図1の拡大図に示
すような構造になっている。つまり、中央部のガイドラ
イン領域34と、その両側のトラック幅方向に形成され
た記録領域35とからなる。ガイドライン領域34と、
その両側のトラック幅方向に形成された記録領域35と
からなる。ガイドライン領域34にはトラック方向に延
在した白黒パターンからなるガイドパターン36がプリ
レコードされている。この両側に、8ビットづつ計16
ビットでライン状に記録領域35が形成されてる。
【0024】この1実施例では記録領域35における最
もガイドライン領域34に近い最近接のライン状記録領
域が光学的に書込可能なユーザ記録ライン37とされ、
残りの15本のライン状記録領域が再生専用のROM領
域38に設定してある。そして、ROM領域38には再
生専用の固定データが予めプリフォーマットされ、各ト
ラック31のROM領域38の情報の付随的情報をその
トラック31内のユーザ記録ライン37に書込むことが
できるようにしてある。
【0025】図3は、図1の点線で囲まれた領域Aにお
けるトラック31の詳細を示す。上述のようにデータ領
域33では、中央のガイドライン領域34にトラック方
向に延在した白黒パターンからなるガイドパターン36
がプリレコードされており、データ領域33ではガイド
ライン領域34の両側にトラック幅方向へ各8ビット計
16ビットのデータの記録領域35が形成されている。
ID領域32aでは39−a〜39−hが各トラック共
通な特定の認識パターンであり、40−1〜40−8が
トラック番号を示すパターンである。
【0026】ここで、シーク時にはID領域32aのト
ラック番号40と認識パターン39を検出し、再生時に
はデータ領域33における16ビットのデータを同時に
読み出し、読み取りの高速化を図っている。尚、この図
3において、ID領域32aの39ーdと同一のライン
上におけるデータ領域33がユーザ記録ライン37に設
定されている。
【0027】図4は光検出器17の受光面17aを示し
たもので、トラック幅方向の16ビットのデータ記録位
置に対応して配置された16個のデータ読み取り用受光
領域17−A1〜17−A16と、ガイドパターン36
の像を受光するようにトラック方向に離間して配置され
た5対のクロック生成用受光領域17−B1〜17−B
10と、ガイドパターン36のトラック幅方向の両エッ
ジ部の像を受光するようにトラック幅方向に離間対向し
て配置された4対のサーボ信号検出用受光領域17−C
1〜17−C4及び17−D1〜17−D4とをもって
構成される。尚、符号41は、光カード1で反射されて
光検出器17上に形成されたLED9の発光部の像を示
す。
【0028】ここで、光カード1の記録面が対物レンズ
15の合焦位置になる状態で、光検出器17に結像され
る発光部の像の直径方向に於ける照度分布が図5の実線
で示すごとく、内側のサーボ信号検出要受光領域17−
D1,17−D2,17−D3,17−D4の外側近傍
に突出面41が形成されるように、LED9の配置位置
及び光学系の倍率を設定する。このようにすると、光カ
ード1が対物レンズ15の合焦位置よりも近づくと光検
出器17上での照度分布は図5の破線で示すようにな
り、逆に遠ざかると一点鎖線で示すようになる。
【0029】即ち、光カード1が対物レンズ15側に近
づくと外側のサーボ信号検出用受光領域17−C1,1
7−C2,17−C3,17−C4に入射する光量が増
加して、内側のサーボ信号検出用受光領域17−D1,
17−D2,17−D3,17−D4に入射する光量が
減少し、逆に光カード1が対物レンズ15側から遠ざか
ると、外側のサーボ信号検出用受光領域17−C1,1
7−C2,17−C3,17−C4に入射する光量が減
少して、内側のサーボ信号検出用受光領域17−D1,
17−D2,17−D3,17−D4に入射する光量が
増加することになる。
【0030】この様にしてフォーカス誤差信号は外側の
サーボ信号検出用受光領域17−C1,17−C2,1
7−C3,17−C4の出力和と、内側のサーボ信号検
出用受光領域17−D1,17−D2,17−D3,1
7−D4の出力和との差に基づいて得ると共に、サーボ
信号検出用受光領域17−D1,17−D2,17−D
3の出力和と、サーボ信号検出用受光領域17−D2,
17−D4の出力和との差に基づいてトラッキング誤差
信号を得ている。
【0031】更に、クロック生成用の対を成す一方の受
光領域17−B1,17−B3,17−B5,17−B
7,17−B9の出力和と、他方の受光領域17−B
2,17−B4,17−B6,17−B−,17−B1
0の出力和との差に基づいてクロック信号を得、このク
ロック信号に同期させながら再生時はデータ読み取り用
受光領域17−A1〜17−A16の出力から16ビッ
トのデータを同時に読み取り、記録時はレーザダイオー
ド8からのビームで光カード1の記録面に情報を書き込
むようになっている。
【0032】記録時には図6と示すように上記データ読
み取り用受光領域17−A8検出信号は復調回路23に
入力され、この復調回路23(の一部)を構成するI−
V変換回路42で電圧変換された後、A/Dコンバータ
43でディジタル値44に変換して制御回路30に出力
する。(尚、再生時には、他の受光領域の検出信号も入
力される。)又、図7に示すように、トラッキング制御
回路25では、光検出器17のサーボ信号検出用受光領
域17−D1,17−D3からの検出信号はI−V変換
回路45でI−V変換後加算回路46へ、サーボ信号検
出用受光領域17−D2,17−D4からの検出信号は
I−V変換後加算回路47へ各々入力され、各出力は差
動増幅器48にてトラッキング誤差信号49が生成され
て、位相補償回路50、アナログスイッチ51、及び駆
動回路52を経て光学ヘッド2内のトラッキングコイル
27へ出力され、トラッキングサーボループが形成され
る。
【0033】トラッキング誤差信号49は更に、ミラー
制御回路28にも入力され、位相補償回路53、アナロ
グスイッチ54、加算回路55、及び駆動回路56を経
て圧電素子29へ出力してサーボループが形成され、ミ
ラー13を回動させることで記録ビームを制御する。加
算回路55の他方の入力端には制御回路30からのディ
ジタル値57をD/Aコンバータ58で変換したアナロ
グ値が入力される。アナログスイッチ51及び54は制
御回路30からの制御信号59でサーボループを開閉す
る。
【0034】次に一連の記録/再生動作を図2で説明す
る。先ず、光学ヘッド3を目的トラックへフォーカス制
御を行いながらヘッドモータ5を介して駆動させ、目的
トラックが検出された時ヘッドモータ5を停止させると
同時にトラッキング制御を開始させ、目的トラックにお
ける情報の再生に於いては、光カード1と光学ヘッド3
とをトラック方向にカードモータ4を介して相対的に移
動させながらクロック信号に同期させて復調回路23よ
り情報が再生される。
【0035】目的トラックにおける情報の記録に於いて
は、先ずレーザダイオード8からの記録ビームを1トラ
ックに於ける特定の1ライン、つまりユーザ記録ライン
37に位置決めさせる。その状態で上述した再生時と同
様にフォーカス及びトラッキング制御を行いながら、光
カード1と光学ヘッド3とをトラック方向にカードモー
タ4を介して相対的に移動させながらクロック信号に同
期させてレーザダイオード8の光を変調させて情報を光
カード1の記録面に記録する。
【0036】この場合の記録ビームの位置決め方法につ
いて以下に説明する。この実施例では記録ビームの目標
位置を図4出示す光検出器17の受光面17aのデータ
読み取り用受光領域17−A8に対応させた光カード1
の位置に定めている。図6に示すように、復調回路23
の一部は光検出器17のデータ読み取り用受光領域17
−A8からの検出信号をI−V変換回路42で電圧変換
後、A/Dコンバータ43でディジタル値44に変換し
て制御回路30へ出力する。
【0037】又、サーボ信号検出用受光領域17−D1
〜17D4の検出信号は図7に示すようにトラッキング
制御回路25に入力され、トラッキング誤差信号49が
生成され、この誤差信号49に基づく信号がトラッキン
グコイル27に供給され、トラッキングサーボループが
形成される。上述のようにこのトラッキング誤差信号4
9はミラー制御回路28にも入力され圧電素子29を介
してミラー13を回動させて記録ビームの位置を制御す
る。
【0038】次にユーザ記録ライン37に記録ビームを
位置決めして記録を行う動作を詳しく説明する。尚、光
学ヘッド3内の対物レンズ15は、目的トラックのガイ
ドパターン36中心に位置決めされているとする。この
状態で (1)レーザダイオード8の出力を書込み不可能な低出
力に設定して、光カード1上に微小な記録ビーム(図8
でL1で示す。)を投射する。
【0039】(2)制御回路30よりディジタル値57
(可変量に相当)を増加(又は減少)させ、ミラー13
を回動させることにより記録ビームを図3のL1→L2
→L3のようにユーザ記録ライン37側に変位させて行
き、制御回路30はA/Dコンバータ43のディジタル
値44(モニタ量に相当)を監視し続け、モニタ量44
の最大値を判別する。
【0040】(3)このようにして、記録ビームを変位
させて行くこと、モニタ量44が最大と判断される位置
が存在する。光検出器17のデータ読み取り用受光領域
17−A8からの検出信号が最大となり、記録ビームは
記録ライン上に位置決めされる。(図3のビームL3の
位置がこの状態に対応する。) (4)記録ビームが位置決めされた時の変位量57を制
御回路30は保持し、レーザダイオード8の出力を停止
させる。
【0041】(5)光カード1と光学ヘッド3とをトラ
ック方向に相対的に移動させながら、ID領域32aと
データ領域33の境界を検出し、データ領域33となっ
た場合にクロック信号に同期させてレーザダイオード8
の出力を書き込み可能な高出力にして、記録ビームを光
カード1に順次図3のビームL4→L5→Ltと投射
し、ピットを形成して行く。
【0042】この様にして、例えば記録ビームの初期照
射位置(この場合ガイドパターン36)と記録ライン3
7との距離だけ光ビームを変位させるために可変量57
を与え、且つ光学ヘッド3の対物15の位置をトラッキ
ング誤差信号で移動中の変動制御して、LED9の照射
中心位置がガイドパターン36を追尾するようにトラッ
キング制御しているので、レーザダイオード8による照
射位置はガイドパターン36から一定距離だけ離れた状
態、つまり記録ライン37上を移動するように制御さ
れ、この記録ライン37上に情報を記録することができ
る。
【0043】図8における記録ビームL1を特定の記録
ライン37に設定する様子を図9及び図10のフローを
参照して以下により詳しく説明する。
【0044】図9(a)に示すように記録ビームが記録
ビーム初期位置(ガイドパターン36の位置にあるとす
る)にある状態において、制御回路30は可変量57を
増加(又は減少)させ、記録ビームを記録ライン37側
に移動させ、その際図4に示すようにトラック幅方向に
おける記録ライン37での反射光を受光するデータ読み
取り用受光領域17−A8で受光した光量を図6に示す
ようにA/Dコンバータ43を介して制御回路30はモ
ニタする。
【0045】このモニタ量は図9(b)のように、記録
ビームが移動して、受光領域17−A8内に存在する面
積に応じて増大し、記録ビームが受光領域17−A8内
に存在する状態で最大となり、さらに移動させるとモニ
タ量は減少し、受光領域17−A8から外れるとLED
9による光量レベルまで低下する。
【0046】図10は、記録ビームを移動し、モニタ量
が最大となるD/A値を保持するフローを示す。この場
合、制御回路30は、ステップS1で、その制御回路3
0内のレジスタをクリアし、モニタ量を保持するための
2つの変数M0,M1を0にする。次にステップS2
で、D/Aを例えばN(ガイドパターン36から記録ラ
イン37に移動させる値よりは小さい値)にセットした
後、ステップS3に示すようにD/A値を出力する。こ
の出力により、記録ビームは移動する。
【0047】その際ステップS4に示すようにモニタ量
をリードし、そのリードした値をM1とする。そして、
ステップS5により、このリードした値M1と前の値
(M1と前の値(この場合、初期値0)M0とを比較、
つまりM1≦M0の判断を行い、リード値が最大値かを
判断し、最大値である場合にはステップS6に示すよう
にその時のD/A値、つまりNを保持する。
【0048】一方、最大値でないと、ステップS7に示
すようにリード値M1をM0に設定し、さらにステップ
S8でD/A値を1つインクリメント(N→N+1)し
た後、ステップS3に戻る。このようにして、もに量が
最大値となるときのD/A値を保持すると共に、記録ビ
ームの位置をその状態に保持して、記録ビームを記録ラ
イン37上に位置決めする。
【0049】尚、受光領域17−A8は記録ビームの径
より大きくすることにより、厳密に両者の中心を合わせ
る必要はない。つまり位置決めを容易に行うことができ
る。この様にして、位置決めをした記録ライン37に情
報を記録することができる。そして、他のトラックにお
ける記録ライン37に情報和記録する際には、制御回路
30で保持した可変量57(D/A値)を与え、制御信
号59をオンするだけで、その記録ライン37に記録ビ
ームの位置決めが可能になる。
【0050】この1実施例の光カード1によれば、複数
ラインで構成された各トラックの1つのラインを記録用
ラインとして他の再生専用情報領域の付随的情報を書き
込み可能にしているので、記録用ビームの位置決めが簡
単な回路構成で実現できる。又、注目する情報を短時間
で読取ることが可能な光カードを提供できる。さらに、
情報を後で追加(書き込み)できるので、再生専用の場
合よりも広い用途に適すると共に、トラック単位で記録
領域を設けた場合よりも、注目する情報を短時間で読み
出すのに有効である。
【0051】一方、1実施例の光カード装置2によれ
ば、複数の記録ラインにおける特定の1つの記録ライン
のみに前記記録用の光ビームを位置決めする位置決め手
段とを設けてあり、各トラック内の基準位置(例えばガ
イドパターン36)から記録ラインまでの記録用ビーム
の位置決め手段(具体的には可変量57の設定)を1つ
行うと、次にはその位置決めに対応するもの(可変量5
7など)を与えるのみで他のトラックでも記録用ビーム
を記録ラインに位置決めできることになり、簡単な回路
構成及び制御系で記録することのできる装置を実現でき
る。
【0052】また、同一トラック内に再生専用の情報に
対する補足的情報を書き込むことができるので、トラッ
ク単位で記録領域を設けた場合よりも、注目する情報を
補足的情報を含めて短時間で読み出すことができる。
尚、再生専用主体の用途に於いては、記録/再生トラッ
ク又は再生専用トラックを任意に設定することが可能で
あり、再生時は複数ラインからの情報を同時に読み取れ
るので情報を効率よく再生できる。
【0053】上述の説明において、記録ビームの初期
(照射)位置として、ガイドパターン36として説明し
たが、他の位置でも良い。例えば初期照射位置としてガ
イドパターン36の位置に設定するためには、例えばL
ED9の広域照明の中心位置をガイドパターン36に設
定した後、LED9を消灯し、フォーカスコイル26に
デフォーカスさせる信号を印加して、レーザダイオード
8によるビームをデフォーカス状態で複数ラインにまた
がるように照射し、その際受光領域17−A8と17−
A9の差動出力(及び/又は)17−A7と17−A1
0の差動出力等が最小値となるようにミラー13の回動
角を制御することにより行うようにすれば良い。
【0054】この制御により、トラック幅方向に対して
はガイドパターン位置に設定できるが、トラック方向に
ついては、例えば図4における広域照明の中心からトラ
ック方向にずれている場合もある。これを防止しるに
は、レーザビームの照射をデフォーカス制御でスポット
径を大きくし、この状態で受光領域17−B5と17−
B6との差動出力(及び/又は)17−B4と17−B
7との差動出力等が最小値となるように制御すれば良
い。
【0055】尚、記録ライン37として、光検出器17
のデータ読み取り用受光領域17−A8に相当する位置
に定めているが、他の特定の1ラインに定めても良い。
又、各トラックに1つ記録ラインを設けるものに限ら
ず、各トラックに複数の記録ラインを設けるようにして
も良い。又、全てのトラックに記録ラインを1つ又は複
数設けるものに限らず、用途によっては記録ラインを設
けないトラックを設けるようにしても良い。さらに、用
途によっては記録ラインのみからなるトラックを形成し
ても良い。
【0056】尚、上述の説明では、最初に記録ライン3
7への位置決めのための可変量を設定した場合、その設
定に用いた可変量で次回からは位置決めを行うように説
明したが、毎回、可変量の設定を行っても良いし、適宜
に可変量の設定を行ったり、光カード1を交換した場合
ごとに設定しても良い。さらに、可変量の設定を行うこ
となく、固定値で位置決めを行うようにしても良い。
又、光カード1の種類等に応じて、可変量を設定した
り、固定値を選択設定しても良い。
【0057】尚、図2ではレーザダイオード8の光ビー
ムはミラー13で反射されて特定の記録ライン37など
に照射するように制御しているが、本発明はこれに限定
されるものでなく、例えばLED9に隣接する位置など
にレーザダイオード8を配置しても良い。この場合、L
ED9による広域照明の中心がガイドパターン36に一
致した場合、レーザダイオード8のビームスポット位置
が特定の記録ライン37近傍に位置するようにレーザダ
イオード8を取付け、ネジなどの微調整によりビームス
ポット位置を特定の記録ライン37に位置決めできるよ
うにしても良い。
【0058】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、複数
ラインで構成された各トラックの1つのラインを記録用
ラインにしているので、記録用ビームの位置決めが簡単
な回路構成で実現できると共に、注目する情報を短時間
で読取ることが可能な光カードを提供できる。又、記録
ビームの位置決めの制御が簡単となるので、構成が簡単
で低価格の光カード記録再生装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例の光カードの構成を示す説明
図。
【図2】本発明の1実施例の光カード記録再生装置の構
成を示すブロック図。
【図3】光カードのトラックフォーマットを示す説明
図。
【図4】光検出器の説明図。
【図5】光検出器に結像される発光部の像の直径方向に
おける照度分布を示す説明図。
【図6】記録時における復調回路の機能の一部を示す説
明図。
【図7】トラッキング制御回路及びミラー制御回路の構
成を示すブロック図。
【図8】記録ビームの位置決めの説明図。
【図9】記録ビームの位置決めの説明図。
【図10】記録ビームの位置決めの内容を示すフローチ
ャート図。
【符号の説明】
1…光カード 2…光カード記録再生装置(光カード装置) 3…光学ヘッド 4、5…モータ 8…レーザダイオード 9…LED 13…ミラー 15…対物レンズ 17…光検出器 23…復調回路 24…フォーカス制御回路 25…トラッキング制御回路 28…ミラー制御回路 29…圧電素子 30…制御回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラインに沿って形成され、照射される光
    ビームをガイドするためのガイドパターンと、該ガイド
    パターンに平行なラインに沿って複数形成され、情報を
    記録可能な記録ラインとからなるトラックを備えた光カ
    ードにおいて、前記トラックを形成する複数の記録ライ
    ンにおける特定の1つの記録ラインのみをユーザ記録ラ
    インに設定したことを特徴とする光カード。
  2. 【請求項2】 ラインに沿って形成され、照射される光
    ビームをガイドするためのガイドパターンと、該ガイド
    パターンに平行なラインに沿って複数形成され、情報を
    記録可能な記録ラインとからなるトラックを備えた光カ
    ードに、1トラック幅全域に照明光を照射する照明光照
    射手段と、前記照明光の前記ガイドパターンからの反射
    光に基づいてフォーカスエラー信号及びトラッキングエ
    ラー信号を生成する制御信号生成手段と、前記フォーカ
    スエラー信号及び前記トラッキングエラー信号に基づい
    てフォーカス制御及びトラッキング制御を行う制御手段
    と、記録用の光ビームを発生する記録ビーム発生手段
    と、前記制御手段によるフォーカス制御及びトラッキン
    グ制御のもとで前記複数の記録ラインにおける特定の1
    つの記録ラインのみに前記記録用の光ビームを位置決め
    する位置決め手段とを備えた光カード記録再生装置。
JP3154651A 1991-06-26 1991-06-26 光カード及び光カード記録再生装置 Withdrawn JPH056579A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3154651A JPH056579A (ja) 1991-06-26 1991-06-26 光カード及び光カード記録再生装置
US08/302,980 US5451762A (en) 1991-06-26 1994-09-12 Optical card having guide patterns for information line positioning and optical card recording/reproducing apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3154651A JPH056579A (ja) 1991-06-26 1991-06-26 光カード及び光カード記録再生装置

Publications (1)

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JPH056579A true JPH056579A (ja) 1993-01-14

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ID=15588897

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JP3154651A Withdrawn JPH056579A (ja) 1991-06-26 1991-06-26 光カード及び光カード記録再生装置

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JP (1) JPH056579A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6087433A (en) * 1997-12-22 2000-07-11 Sumitomo Chemical Company, Ltd. Resin composition

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6087433A (en) * 1997-12-22 2000-07-11 Sumitomo Chemical Company, Ltd. Resin composition

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Effective date: 19980903