JPH05151586A - 光情報記録媒体の情報記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 光ヘッドをファージャンプからニアジャンプ
に移行させるにつき移行段階での現在アドレスを読み取
る必要がなく、機械的な要因による不具合を解消して短
時間で目標位置に到達するような制御を行う光ヘッドの
移動制御装置を提供すること。 【構成】 光情報記録媒体を、該媒体上に予め設けられ
たトラックを光ヘッドからの光ビームにより走査して該
媒体に情報を記録し、また該媒体に記録された情報を再
生する装置であって、前記媒体上の第１の位置から第２
の位置へ光ビームを移動する際、光ヘッドを駆動して行
うファージャンプと光ヘッドに組み込まれた対物レンズ
を駆動してニアジャンプとの組み合わせによって行うよ
うにした光情報記録媒体の情報記録再生装置に関する。
ファージャンプのとき、移動距離の半分の距離を加速モ
ードで、残りの半分を減速モードで前記光ヘッドを移動
制御する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】本発明は光情報記録媒体の情報記録再生装
置に係り、とくに情報の記録再生のために媒体上のある
トラック位置から他のトラック位置への移動制御を行う
装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種の光情報記録媒体に情報を
記録再生するために光ビームを微小距離だけ移動制御す
るには、トラッキングアクチュエータを用いて対物レン
ズの位置制御を行っており、これをニアジャンプと呼ん
でいる。また、ある程度離隔した点まで光ヘッドを移動
させるには、図４に示すように、光ヘッドのトラッキン
グ制御を解除して目標トラックの近傍までリニアモータ
による送り機構によって光ヘッドを移動させており、こ
れをファージャンプと呼んでいる。

【０００３】通常、ファージャンプを終了した時点でト
ラッキング制御を再開し、その時点のアドレスを読み取
った上でトラッキングアクチュエータによるニアジャン
プを行い、目標トラックに到達したらトラッキング動作
に入る。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】このように、ファージ
ャンプの終了後にトラックアドレスを読み取った上で改
めてニアジャンプを行うと、トラックアドレスの読取り
のために時間を要し、この分だけ目標トラックに到達す
るまでに余分な時間を要する。

【０００５】しかも光ヘッドの移動制御は、図４に示す
ように加速、定速走行、減速という３段階を経るもので
あるから定速での走行部分が長くなり、目標に到達する
までに長時間を要する。そして、この移動制御は速度パ
ターンによって光ヘッドを走行させる訳であるが、駆動
装置が周囲環境とか経時変化などにより安定な動作を保
ち難いから正確な制御が難しく、その分だけ目標に到達
するまでに時間を要する。

【０００６】さらにファージャンプを行っている間はト
ラッキング制御を解除しているため、ファージャンプか
らニアジャンプへの移行時に減速度を大きくすると機械
的アンバランスによる光ヘッドの振動、アクチュエータ
の不安定動作などでトラッキングが不具合になることが
ある。これは光ヘッドの減速度制限を招き、目標トラッ
クに到達するまでの時間を長引かせる。

【０００７】また、移動目標位置が光情報記録媒体の端
部付近に設定された場合、光ビームが記録領域を飛び越
えてトラックオーバーを起こし制御不能となることもあ
る。

【０００８】本発明は上述の点を考慮してなされたもの
で、光ヘッドをファージャンプからニアジャンプに移行
させるにつき移行段階での現在アドレスを読み取る必要
がなく、機械的な要因による不具合を解消して短時間で
目標位置に到達するような制御を行う光ヘッドの移動制
御装置を提供することを目標とする。

【０００９】

【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
発明では、光情報記録媒体を、該媒体上に予め設けられ
たトラックを光ヘッドからの光ビームにより走査して該
媒体に情報を記録し、また該媒体に記録された情報を再
生する装置であって、前記媒体上の第１の位置から第２
の位置へ光ビームを移動する際、光ヘッドを駆動して行
うファージャンプと光ヘッドに組み込まれた対物レンズ
を駆動して行うニアジャンプとの組み合わせによって行
い得るようにした光情報記録媒体の情報記録再生装置に
おいて、前記媒体を走査して現在のアドレス情報を得る
位置読取り手段と、前記現在のアドレス情報を記憶する
位置記憶手段と、前記光ビームによる前記トラックの横
断を検出して信号を形成する横断信号形成手段と、前記
情報記録再生装置に動作開始時にリセットされ、前記横
断信号形成手段の出力を受けて前記媒体に対する前記光
ヘッドの移動量を検出する移動量検出手段と、この移動
量検出手段の出力がゼロであるときは前記位置記憶手段
の出力を取り出し、ゼロでないときは前記移動量検出手
段の出力を取り出す切り替え手段と、前記媒体における
次の情報記録再生を行うべき指令を受けて移動の目標位
置を得るための目標位置取得手段と、この目標位置取得
手段が得た目標位置と切り替え手段を介して与えられる
前記位置記憶手段に記憶されている現在位置および前記
移動量検出手段による移動量とを比較して移動方向を決
定する方向指示手段と、前記目標位置取得手段が得た目
標位置と前記位置記憶手段に記憶されている現在位置と
を比較して移動距離を求め、移動動作の開始後は前記目
標位置と前記移動量とを比較して移動距離を求める移動
距離算出手段と、この移動距離算出手段の移動距離が、
所定値より小さいときニアジャンプでの走査を行い、所
定値より大きいときファージャンプでの走査を行うよう
に切り替えを行うトラッキング制御のオンオフ制御手段
と、このオンオフ制御手段がファージャンプに切り替え
たとき、前記方向指示手段による移動方向に、前記移動
距離算出手段による移動距離の半分の距離を加速モード
で、残りの半分を減速モードで前記光ヘッドを移動制御
する移動速度制御手段と、前記方向指示手段および前記
移動速度制御手段の出力に基づき前記光ヘッドを移動さ
せる駆動手段と、をそなえたことを特徴とする光情報記
録媒体の情報記録再生装置、を提供するものである。

【００１０】

【作用】位置読取り手段が光情報記録媒体を走査して現
在のアドレス情報を得る。このアドレス情報は、位置記
憶手段に記憶された上で切り替え手段を介して移動方向
指示手段および移動距離算出手段に与えられ、目標位置
取得手段からの目標位置と比較されて移動方向および移
動距離が求められる。

【００１１】他方、光ヘッドによる光ビームがトラック
を横断したとき、横断信号形成手段が形成する信号に基
づき移動量検出手段が光ヘッドの移動量を検出し、この
検出信号も切り替え手段を介して移動方向指示手段およ
び移動距離算出手段に与えられる。

【００１２】切り替え手段は、移動量検出手段の出力が
ゼロであれば位置記憶手段の出力を、またゼロでなけれ
ば移動量検出手段の出力を移動方向指示手段および移動
距離算出手段に与える。

【００１３】移動方向指示手段は、その出力を駆動手段
に与える。また移動距離算出手段の出力は移動速度制御
手段に与えられ、その出力が駆動手段に与えられる。移
動距離が所定値より大きいとファージャンプとなり、小
さいとニアジャンプになる。ファージャンプの場合はオ
ンオフ制御手段がトラッキング制御をオフとする。そし
て、駆動手段は移動方向指示手段による方向に、移動距
離算出手段による算出距離の半分だけ加速し残りの半分
だけ減速するように移動速度を制御する。ニアジャンプ
の場合は、移動速度制御手段は駆動手段に対して位置制
御を行わせ、トラッキング制御系による制御を行う。フ
ァージャンプにより目標位置に近付くと必然的にニアジ
ャンプに移行し、最終的にトラッキング制御が行われ
る。

【００１４】

【発明の効果】本発明は上述のように、移動方向と移動
距離とを求め、移動距離が所定値より大きい場合は移動
距離の半分は加速モードで移動し残りの半分を減速モー
ドで移動するようにしたため、従来のような定速走行が
なく最短時間で光ヘッドの移動を行うことができる。

【００１５】

【実施例】図１は、本発明の一実施例の回路構成を示し
た回路図であり、ここでは光情報記録媒体としていわゆ
る光カードを用いた情報の記録再生を行うものを適用対
象としている。同図の右端部に同装置の機構部分が示さ
れており、光カード１の記録面に光ビーム２が焦点合わ
せされている。

【００１６】通常、光カード１に対する光ビーム２の位
置は、反射光がトラックエラー検出器５によりトラック
エラー信号として検出され、トラッキング制御回路２５
に与えられ、スイッチ２６が閉じていれば、このスイッ
チ２６を介した閉ループとなり、トラックエラー信号が
ゼロとなるように、すなわち光ビームが常にトラックの
中央を保持するようにアクチュエータ３による対物レン
ズ（図示せず）の制御が行われ、いわゆるトラッキング
制御が行われる。近くのトラックへのジャンプすなわち
ニアジャンプもアクチュエータ３の動作により行われ
る。そしてトラックエラー信号は検出器５により検出さ
れる。

【００１７】他方、ファージャンプの際は、スイッチ２
６を開放することによりトラッキング制御のためのルー
プを開いてアクチュエータ３による制御を止め、リニア
モータ６により光ヘッド４を移動させる制御が行われ
る。光ヘッド４の移動速度はスケール７をセンサ８が感
知することにより検出される。

【００１８】このような構成の図示された制御装置は、
ＣＰＵにより制御される。すなわちＣＰＵは図示装置に
移動指令を与えることにより制御動作を行わせ、制御の
結果を位置データ読取り手段９が光カードのアドレスデ
ータを読み取って得た位置データとして受け取る。

【００１９】次にＣＰＵにより制御される回路部分を説
明する。

【００２０】ＣＰＵからの移動指令は目標位置取得手段
１３に与えられ、目標とする位置のデータが書き込まれ
る。この目標位置取得手段１３に書き込まれた位置デー
タは誤差分加算回路１４に与えられ、併せてＣＰＵから
は目標位置がカード端部の場合にトラックオーバーしな
いようにオフセット加算指令が与えられる。このような
処理を施された位置データが移動方向指示手段２１およ
び移動距離算出手段２２に与えられる。

【００２１】他方、移動方向指示手段２１および移動距
離算出手段２２には、現在の位置に関するデータも与え
られる。現在の位置データは、光ヘッド４の移動開始前
の位置データは光カード１から読み取ったものであり、
これは位置データ読取り手段９から位置記憶手段１５に
与えられ、記憶されているものを用いればよい。

【００２２】そして、移動開始後の位置データは、トラ
ック横断検出回路１１から移動量検出手段１２により与
えられるもので、切替え手段１６により位置記憶手段１
５からの位置データと切り替えられて移動方向指示手段
２１および移動距離算出手段２２に与えられる。

【００２３】移動方向指示手段２１の出力は、光ヘッド
４を移動させるために駆動手段３２に与えられるととも
に、対物レンズを動作させるためにアクチュエータ３に
与えられる。

【００２４】また、移動距離算出手段２２の出力は、そ
の距離の大小に応じてトラッキング制御の要否が決まる
からトラッキングＯＮ／ＯＦＦ回路２４に与えられ、ス
イッチ２６のオンオフ制御が行われる。同時に、移動距
離算出手段２２の出力はファージャンプ制御手段２３に
与えられる。

【００２５】ファージャンプ制御手段２３は、それによ
ってトラッキング移動距離に応じた加減速パターンを形
成し、最適速度算出手段３１に与える。この際、誤差記
憶手段１８に記憶された前回のファージャンプにおける
誤差が加味されて加減速パターンが作成される。

【００２６】最適速度算出手段３１には、現在速度検出
手段３３からの速度帰還信号が与えられ、駆動手段３２
に加減速度信号を送出してリニアモータ６を作動させ
る。現在速度検出手段３３の出力はトラッキングＯＮ／
ＯＦＦ回路２４に与えられてリニアモータ６が十分に減
速されたらトラッキング制御をオンするようになってい
る。

【００２７】トラッキングＯＮ／ＯＦＦ回路２４の出力
は、ファージャンプ制御回路２３とともに誤差検出手段
１７に与えられてファージャンプ終了を表す信号として
用いられる。すなわち誤差検出手段１７は、ファージャ
ンプ終了時の目標位置と現在位置との差を検出して誤差
記憶手段１８に与える。

【００２８】図２は、図１の装置の動作内容を示すフロ
ーチャートであり、以下このフローチャートに基づき動
作説明を行う。

【００２９】いまＣＰＵから移動指令が与えられたとす
る。これにより目標位置取得手段１３にはＣＰＵから目
標トラックに相当する位置データが書き込まれる（ステ
ップＳ１）。次いで、ステップＳ２において、ＣＰＵに
より目標トラックがカード端部であるか否かに応じてオ
フセット加算の要否が判断され、必要であればステップ
Ｓ３によりオフセット加算回路１４によるオフセット加
算が行われてトラックオーバーを生じないように目標位
置がずらされる。

【００３０】この後、ステップＳ４により位置記憶手段
１５に位置データ読取り手段９により予め書き込まれた
データが切替え手段１６を介して移動方向指示手段２１
および移動距離算出手段２２に与えられる。これにより
ステップＳ５による移動方向の決定およびステップＳ６
による移動距離の算出が行われる。

【００３１】移動距離が求められると、その大小を基準
にしてファージャンプか否かの判断がファージャンプ制
御手段２３で行われる（ステップＳ７）。ファージャン
プであれば、ステップＳ８によりファージャンプ制御手
段２３が誤差記憶手段１８からの前回の誤差を加味して
加減速パターンを決定する。そしてトラッキングＯＮ／
ＯＦＦ手段２４の出力によりスイッチ２６を開いてトラ
ッキング制御をオフとする（ステップＳ９）。

【００３２】この状態において、ステップＳ１０で最適
速度算出手段３１が加減速パターンにしたがい駆動手段
３２を作動させてリニアモータ６を駆動する。加速を移
動距離の半分に達するまで行う（ステップＳ１１）。半
分に達したら最適速度算出手段３１はステップＳ１２に
移り減速を行う。十分に減速したかどうかをステップＳ
１３により判断し、減速が十分であればステップＳ１４
によりトラッキング制御オンとする。

【００３３】このファージャンプからトラッキングへの
切り替わり時点での位置誤差を誤差検出手段１７がステ
ップＳ１５で検出し、ステップＳ１６で誤差記憶手段１
８に与えて記憶させる。

【００３４】そして、ステップＳ１７で目標に達してい
ればトラッキング制御回路２５による位置制御が行わ
れ、目標位置に達していなければ、切替え手段１６がス
テップＳ１８で位置記憶手段１５からの出力に代えて移
動量検出手段１２の出力を移動方向指示手段２１および
移動距離算出手段２２に与えるようにする。これにより
移動方向指示手段２１および移動距離算出手段２２は、
光ヘッドおよび対物レンズの移動により当初に位置デー
タ読取り手段９から与えられた位置データから移動量を
差し引いた現在の位置を知ることができる。

【００３５】そしてステップＳ５ないしＳ１７までの動
作を、目標位置に達するまで繰り返す。この間、ステッ
プＳ７でファージャンプ制御手段２３がファージャンプ
ではないと判断すると、駆動手段３２はステップＳ１９
により移動方向指示手段２１が指示する移動方向に、ス
テップＳ２０のニアジャンプを行いステップＳ２１で目
標位置か否かを判断しつつ目標位置に達するまで動作を
行う。

【００３６】目標位置に達したら動作終了である。

【００３７】図３は、本発明での速度制御に用いる加減
速パターンである。この図３のパターンは、図４のもの
と対比すると良く分かるように、定速走行部分がなく加
速領域から直ちに減速領域に入る。この結果、従来定速
走行に要していた時間が大幅に削減され、目標位置に早
く到達する。

【００３８】そして、送り機構（光ヘッドのリニアモー
タ）は、速度制御中は図１の回路により加減速制御さ
れ、それ以外は図示しない位置制御手段によって通電制
御されて位置制御されている。また、アクチュエータ
は、送り機構が速度制御されているときは無制御もしく
はトラッキング制御されており、送り機構が位置制御さ
れている間はトラッキング制御されている。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例の回路構成を示す図。

【図２】同実施例の動作説明用フローチャート。

【図３】同実施例における加減速パターンを示す図。

【図４】従来の装置における速度パターンの図。

【符号の説明】

１ 光カード ２ 光ビーム ３ アクチュエータ ４ 光ヘッド ５ トラックエラー検出器 ６ リニアモータ ７ スケール ８ センサ

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】光情報記録媒体を、該媒体上に予め設けら
   れたトラックを光ヘッドからの光ビームにより走査して
   該媒体に情報を記録し、また該媒体に記録された情報を
   再生する装置であって、前記媒体上の第１の位置から第
   ２の位置へ光ビームを移動する際、光ヘッドを駆動して
   行うファージャンプと光ヘッドに組み込まれた対物レン
   ズを駆動して行うニアジャンプとの組み合わせによって
   行い得るようにした光情報記録媒体の情報記録再生装置
   において、 前記媒体を走査して現在のアドレス情報を得る位置読取
   り手段と、 前記現在のアドレス情報を記憶する位置記憶手段と、 前記光ビームによる前記媒体における前記トラックの横
   断を検出して信号を形成する横断信号形成手段と、 前記情報記録再生装置の動作開始時にリセットされ、前
   記横断信号形成手段の出力を受けて前記媒体に対する前
   記光ヘッドの移動量を検出する移動量検出手段と、 この移動量検出手段の出力がゼロであるときは前記位置
   記憶手段の出力を取り出し、ゼロでないときは前記移動
   量検出手段の出力を取り出す切り替え手段と、 前記媒体における次の情報記録再生を行うべき指令を受
   けて移動の目標位置を得るための目標位置取得手段と、 この目標位置取得手段が得た目標位置と切り替え手段を
   介して与えられる前記位置記憶手段に記憶されている現
   在位置および前記移動量検出手段による移動量とを比較
   して移動方向を決定する方向指示手段と、 前記目標位置取得手段が得た目標位置と前記位置記憶手
   段に記憶されている現在位置とを比較して移動距離を求
   め、移動動作の開始後は前記目標位置と前記移動量とを
   比較して移動距離を求める移動距離算出手段と、 この移動距離算出手段の移動距離が、所定値より小さい
   ときニアジャンプでの走査を行い、所定値より大きいと
   きファージャンプでの走査を行うように切り替えを行う
   トラッキング制御のオンオフ制御手段と、 このオンオフ制御手段がファージャンプに切り替えたと
   き、前記方向指示手段による移動方向に、前記移動距離
   算出手段による移動距離の半分の距離を加速モードで、
   残りの半分を減速モードで前記光ヘッドを移動制御する
   移動速度制御手段と、 前記方向指示手段および前記移動速度制御手段の出力に
   基づき前記光ヘッドを移動させる駆動手段と、をそなえ
   たことを特徴とする光情報記録媒体の情報記録再生装
   置。
2. 【請求項２】請求項１の装置において、 前記ファージャンプ終了時における目標位置と前記現在
   位置検出手段での現在位置とを比較してその差を検出す
   る誤差検出手段と、 この誤差検出手段の検出値を記憶する誤差記憶手段とを
   有し、 この誤差記憶手段の記憶値に基づいて前記移動速度制御
   手段の動作を制御するようにした光情報記録媒体の情報
   記録再生装置。
3. 【請求項３】請求項１の装置において、 前記移動速度制御手段は、 前記光ヘッドの移動速度を検出する現在速度検出手段
   と、 前記現在速度検出手段の検出速度に基づいて前記光ヘッ
   ドを加減速するための速度を算出する最適速度算出手段
   と、 この最適速度算出手段の出力に応じて前記光ヘッドを移
   動させる駆動手段と、をそなえた光情報記録媒体の情報
   記録再生装置。
4. 【請求項４】請求項３の装置において、 前記現在速度検出手段の出力が所定値より低下したとき
   に前記オンオフ制御手段をオンオフさせてトラッキング
   制御を行うようにした光情報記録媒体の情報記録再生装
   置。