JPH0690840B2 - カセットローディング装置 - Google Patents

カセットローディング装置

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JPH0690840B2
JPH0690840B2 JP63096998A JP9699888A JPH0690840B2 JP H0690840 B2 JPH0690840 B2 JP H0690840B2 JP 63096998 A JP63096998 A JP 63096998A JP 9699888 A JP9699888 A JP 9699888A JP H0690840 B2 JPH0690840 B2 JP H0690840B2
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Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は、8ミリVTR等の小形磁気記録再生装置のカセ
ットローディング装置に関するものである。 (従来の技術) 従来第1図B、第1図C、第1図Eに示す如く、モード
に応じてVTRの奥行き長さを拡縮出来るカセットローデ
ィング装置が提案されている(特開昭61-271648
【G1
1B15/665】)。 上記ローディング装置は、ヘッドシリンダ(14)を具え
たメインシャーシ(1)上に、供給リール台(43)及び
巻取リール台(44)を具えたリールシャーシ(4)をス
ライド可能に配備して構成される。 第1図Eのエジェクトモード及び第1図Cのスタンバイ
モード(エジェクトモードの状態からカセットホルダー
(15)がリールシヤーシ(4)上に下降した状態)では
リールシャーシ(4)の一部がメインシャーシ(1)か
ら突出し、エジェクトモードからスタンバイモードへの
移行に伴うホルダー(15)の下降時に、ホルダーに装填
されたカセットのテープ露出部とメインシャーシ(1)
上のヘッドシリンダ(14)との衝突は防止される。 第1図Bのプレイモードでは、リールシャーシ(4)が
ヘッドシリンダ(14)側にスライドして、カセットの前
部開口部(91)にヘッドシリンダ(14)が侵入し、カセ
ットローディング装置の奥行き長さを縮めることが出来
る。 (解決しようとする問題点) 上記ローディング装置では、該装置の最小奥行き長さは
カセット寸法の制約を受け、例えば8mmVTRでは、外径27
mmのヘッドシリンダ(14)を使用した場合、ローディン
グ装置の最小奥行き長さは事実上、85mm程度が限界であ
った。 8ミリVTRではカセット寸法、シリンダ(14)の外径
は、規格若しくはそれに準じた取決めがあり、ローディ
ング装置の超小形は困難であった。 (問題点を解決する為の手段) 記録又は再生時は、ローディング装置にカセットを装填
することが不可欠であるから、カセットの奥行き寸法に
よってローディング装置の最小奥行き長さが制約を受け
ることは止むを得ないが、現状ではカセットを外した状
態でも、ローディング装置の最小奥行長さは、カセット
を装填した場合と同じである。この点に出願人は改良の
余地のあることを見出し、カセットが装填されていない
状態では、プレイモードよりも更にリールシャーシ
(4)をヘッドシリンダ(14)側に接近させることによ
り、従来より一層小形化出来るVTRのカセットローディ
ング装置を明らかにするものである。 又、本発明は、プレイモード中に一時的に再生を中止す
るストップモードに於いて、ピンチローラをキャプスタ
ンから離間せしめることにより、ストップモードが長時
間に亙る場合にもピンチローラの変形を防止出来るカセ
ットローディング装置を提供するものである。 本発明のカセットローディング装置に於いて、リールシ
ャーシ(4)は、装置モードの切換えに応じて動作する
駆動機構によって往復駆動され、スタンバイモードの第
1停止位置S1、該第1停止位置よりもヘッドシリンダ
(14)側に接近したプレイモードの第2停止位置S2、該
第2停止位置よりも更にヘッドシリンダ(14)に接近し
たエンプティモード(カセットが装填されていない状態
のモード)の第3停止位置S3、及び前記第2停止位置か
ら第1停止位置に接近したストップモードの第4停止位
置S4の少なくとも4位置に停止可能である。 又、キャプスタン(16)に磁気テープを介して圧接すべ
きピンチローラ(61)は、カム機構を介してリールシャ
ーシ(4)に連繋しており、該カム機構には、プレイモ
ードからストップモードへの移行に伴ってピンチローラ
(61)をキャプスタン(16)から離間せしめるカム面が
形成されている。 (作 用) 第1図Cのスタンバイモードでは、リールシャーシ
(4)はメインシヤーシ(1)から突出して第1停止位
置S1にて停止している。 カセットローディングが開始され、従前の如くリールシ
ャーシ(4)がヘッドシリンダ(14)側に前進する。 リールシャーシ(4)にカセット(9)が装填されてい
る場合、リールシャーシ(4)は第1図Bのプレイモー
ドに示す第2停止位置S2で停止し、記録或は再生を行な
う。 リールシャーシ(4)にカセット(9)が装填されてい
ない空の状態では、第1図のエンプティモードに示す如
く、リールシャーシ(4)は更に前進して第3停止位置
S3にて停止する。 又、プレイモードからストップモードへの移行指令が発
せられると、プレイモードの状態からアンローディング
が行なわれ、リールシャーシ(4)が所定距離だけ第1
停止位置S1側へ移動し、第4停止位置S4にて停止する。
リールシャーシ(4)の移動に伴ってカム機構が動作
し、ピンチローラ(61)はキャプスタン(16)から離間
する。 (発明の効果) エンプティモードでは、ローディング装置の奥行き長さ
は、カセットの奥行き寸法の制約を受けず、ローディン
グ装置の最小奥行き長さを従来のそれよりも小さく出来
る。然も、ストップモードに於いては、ピンチローラが
キャプスタンから離間するから、ストップモードが長時
間に亙る場合にもピンチローラの変形を防止出来る。 (実施例) 以下、8ミリVTRでの実施例に基づき本発明を具体的に
説明する。 カセットローディング装置は、リールシャーシ(4)の
スライド停止位置及びカセットホルダー(15)の状態に
よって、エンプティモード、プレイモード、ストップモ
ード、スタンバイモード、エジェクトモードの5つのモ
ードの状態に変化する。 第1図Eに示すエジェクトモードは、リールシャーシ
(4)がメインシャーシ(1)から突出して第1停止位
置S1にて停止し、カセットホルダー(15)が上昇した状
態である。 第1図Cに示すスタンバイモードは、カセットホルダー
(15)が下降してリールシャーシ(4)にロックされた
状態である。 第1図Bに示すプレイモードは、スタンバイモードの状
態からリールシャーシ(4)がヘッドシリンダ(14)側
に移動して第2停止位置S2で静止した状態である。プレ
イモードにて、記録又は再生が行なわれる。 第1図Dに示すストップモードは、プレイモードの状態
からリールシャーシ(4)がヘッドシリンダ(14)から
離間する方向に移動して、第4停止位置S4にて停止した
状態である。該ストップモードに於いては、磁気テープ
がヘッドシリンダ(14)に巻装されたまま、テープの走
行が停止されると共に、後述の如くピンチローラがキャ
プスタンから離間する。 第1図Aに示すエンプティモードは、カセットホルダー
が空の状態において、プレイモードの状態よりもリール
シャーシ(4)が更にヘッドシリンダ(14)側に移動し
て第3停止位置S3で静止した状態である。 エンプティモードにて、ローディング装置及びVTR全体
の奥行き長さが最小になる。 実施例では、第1図C、第3図のスタンバイモードでの
ローディング装置の奥行き長さL1は103mm、第1図D、
第6図のストップモードでの奥行き長さL4は89mm、第1
図B、第4図のプレイモードでの奥行き長さL2は87mm、
第1図A、第5図のエンプティモードでの奥行き長さL3
は67mmであり、スタンバイモードに比べて第1図Bのプ
レイモードではカセットローディング装置の奥行き長さ
は16mm小さくなり、エンプティモードでは36mm小さくな
る。 第2図に示す如く、カセットローディング装置は矩形の
メインシャーシ(1)、メインシャーシ上にスライド可
能に配備されたリールシャーシ(4)及び両シャーシの
間にスライド可能に配備されたサブシャーシ(5)を有
している。 メインシャーシ(1)にはヘッドシリンダ(14)、該ヘ
ッドシリンダの近傍にテープローディング装置(2)、
ヘッドシリンダ(14)の奥方右側にキャプスタン(16)
が配備されている。 テープローディング装置(2)は、第12図乃至第14図に
示す様に、ヘッドシリンダ(14)の下部を包囲して2枚
のリング状ギア(3)(31)を上下2段に同芯且つ回転
自由に配備し、上段のリング状ギア(3)にテープ供給
側のテープ先導ガイド(32)、下段のリング状ギア(3
1)にテープ巻取側のテープ先導ガイド(34)を配備し
ている。 供給側の先導ガイド(32)はレバー(35)を介してリン
グ状ギア(3)(31)に取り付けられ、レバー(35)に
は公知の如く、テープローディング完了時に先導ガイド
(32)をメインシャーシ(1)上の位置決めストッパ
(36)に押圧付勢するバネ(33)が連繋されている。 上記リング状ギア(3)(31)は中間歯車列(20)を介
してローディングモータ(26)に連繋されている。中間
歯車列(20)は、ローディングモータ(26)によって駆
動されるウォーム(27)、該ウォーム(27)とリング状
ギア(3)(31)の間に配備された第1、第2、第3、
第4、第5の各歯車(21)(22)(23)(24)(25)に
よって構成される。 第14図に示す如く、第1乃至第5の各歯車は夫々上下2
段にギアが形成され、第1歯車(21)の下段ギア(21
b)はウォームギアであって前記ウォーム(27)に噛合
し、上段のギア(21a)が第2歯車(22)の下段ギア(2
2b)に噛合している。 第2歯車(22)の上段ギア(22a)は第3歯車(23)の
上段ギア(23a)に、第3歯車(23)の下段ギア(23b)
は第4歯車(24)の下段ギア(24b)に噛合している。 第4歯車(24)の上段ギア(24a)は第5歯車(25)の
上段ギア(25a)及び前記上段のリング状ギア(3)(3
1)に噛合し、第5歯車(25)の下段ギア(25b)は前記
下段のリング状ギア(31)に噛合している。 第1歯車乃至第4歯車(21)(22)(23)(24)は上段
ギアと下段ギアは一体に回転するが、第5歯車(25)は
上段ギア(25a)と下段ギア(25b)が互いに無関係に回
転自由に同心に軸承され、トーションバネ(30)にて連
繋されている。 第1歯車(21の上段ギア(21a)と該ギアに噛合する第
2歯車(22)の下段ギア(22b)は全周ギアではなく、
上段ギア(21a)は一部に歯先円半径の大径円弧部(21
c)を有し、下段ギア(22b)は歯元円半径の小径円弧部
(22c)を有している。 第12図のスタンバイモードに於て、第1歯車(21)が時
計方向に回転すると、第4歯車(24)は反時計方向に回
転し、第5歯車(25)は時計方向に回転する。これによ
って上段のリング状ギア(3)は時計方向に回転して、
テープ供給側先導ガイド(32)も時計方向に回転移動す
る。 下段のリング状ギア(31)は反時計方向に回転して、テ
ープ巻取り側の先導ガイド(34)も反時計方向に回転移
動し、第13図の如く両先導ガイドはメインシャーシ上の
ストッパ(36)(32)に当たって位置決めされた、テー
プローディング完了状態になる。 このとき第5歯車(25)の上段ギア(25a)はオーバー
ランして回転し、トーションバネ(30)の撓みによって
先導ガイド(34)を位置決めストッパ(37)に押圧付勢
する。 上記の状態から更に第1歯車(21)が時計方向に回転し
ても、第1歯車(21)の上段ギア(21a)の大径円弧部
(21c)と第2歯車(22)の下段ギア(22b)の小径円弧
部(22c)が対向し、第1歯車(21)は空回りして、第
2歯車(22)以降の歯車に回転力を伝達しない。 第13図のプレイモードに於て、供給側先導ガイド(32)
をストッパ(36)に付勢するバネ(35)及び巻取側先導
ガイド(34)をストッパ(37)に付勢するトーションバ
ネ(30)の反力によって、両リング状ギア(3)(31)
にはテープのアンローデング方向に力が作用し、第2歯
車(22)は時計方向の回転力を受けている。 しかし、前記の如く、第1歯車(21)の上段ギアの大径
円弧部(21c)と第2歯車(22)の下段ギアの小径円弧
部(22c)が対応して、第2歯車(22)の時計方向の回
転は阻止される。 テープアンローディング時には、ローディングモータ
(26)が逆転し、第1歯車(21)が反時計方向に回転
し、第1歯車(21)の上段ギア(21a)と第2歯車(2
2)の下段ギア(22b)が再び噛合する。中間歯車列(2
0)を介してリング状ギア(3)(31)が逆転して第12
図の如く、先導ガイド(32)(34)を元位置に復帰させ
るのである。 上記テープローディング装置(2)に於て、重要なこと
は、テープローディングが完了しても、ローディングモ
ータ(26)及びウォーム(27)の回転に支障がない点で
ある。 ウォーム(27)は後記の如く、リールシャーシ(4)を
駆動する働きもあり、テープローディングが完了した後
も、先導ガイド(32)(34)をテープローディング完了
位置に待機させたまま、リールシャーシ(4)をスライ
ド駆動出来る。 第2図の如く、上記メインシヤーシ(1)は四辺を上向
きに屈曲して高さの短い壁板を形成しており、両側壁
(11)(11)にガイドバー(13)(13)を配備してい
る。 メインシャーシ(1)上に、ヘッドシリンダ(14)に接
近離間可能にリールシャーシ(4)が配備される。 リールシャーシ(4)は底板(41)の両側を上向きに屈
曲して側板(42)(42)を形成し、底板(41)の両側に
ガイド部材(46)を突設して、該ガイド部材(46)を前
記メインシャーシ(1)のガイドバー(13)(13)に摺
動可能に係合している。 底板(41)には供給リール台(43)及び巻取リール台
(44)が配備され、更に後記するサブシャーシ駆動レバ
ー(8)、ピンチローラレバー(6)、巻取側テープ引
出しレバー(64)及び供給側テープ引出しレバー(7)
が底板(41)に平行な面内で回動可能に配備されてい
る。 底板(41)はヘッドシリンダ(14)側の奥側が大きくえ
ぐられており、リールシャーシ(4)がヘッドシリンダ
(14)側に前進して、両シャーシ(4)(14)が重なり
合ってもリールシャーシ(4)はヘッドシリンダ(14)
に衝突しない。 第2図、第14図に示す如く、底板(41)の下面には前記
テープローディング装置(2)のウォーム(27)に噛合
するラック板(48)が突設され、ウォーム(27)の回転
によってリールシャーシ(4)がヘッドシリンダ(14)
に接近離間する。 第2図の如く、メインシャーシ(1)とリールシャーシ
(4)の間にサブシャーシ(5)が備され、該サブシャ
ーシ(5)は、前板(51)、両側板(53)(53)及び前
板(51)と両側板(53)を連結する底板(52)とで形成
される。該底板(52)は両端部を残して大きくえぐられ
ている。 サブシャーシ(5)の両側板(53)(53)に該ガイド溝
(54)が開設され、該ガイド溝(54)に、リールシャー
シ(4)の側板(42)に突接したローラ(45)が転動可
能に嵌まり、サブシャーシ(5)の底板(52)に突設さ
れたガイド軸(55)が、リールシャーシ(4)の底板
(41)に開設されたガイド長孔(47)に摺動可能に嵌ま
っており、サブシャーシ(5)は、リールシャーシ
(4)のスライドとは無関係にリールシャーシ(4)上
を該シャーシのスライド方向と同じ方向にスライド可能
である。 サブシャーシ(5)の底板(52)の上面にカセット検出
スイッチ(56)が配備され、該スイッチ(56)はリール
シャーシ(4)の底板(41)の前部切欠部(49)を貫通
して、リールシャーシ(4)上に臨出している。 サブシャーシ(5)とリールシャーシ(4)との間には
サブシャーシ(5)をヘッドシリンダ(14)側に付勢す
るバネ(57)が連繋され、サブシャーシ(5)の動きは
該バネ(57)及びリールシャーシ(4)の底面に回動可
能に配備されたサブシャーシ駆動レバー(8)によって
規制される。 駆動レバー(8)は一端に下向きの当り片(81)、他端
に当り爪(82)を突設しており、第7図のエジェクトモ
ードに於て、当り片(81)はメインシャーシ(1)の前
壁(10)の内面に当たり、当り爪(82)をサブシャーシ
(5)の底板(52)の後端面に当てている。尚、第7図
乃至第11図に於て、メインシャーシ(1)及びサブシャ
ーシは2点鎖線によって一部だけを表した。 サブシャーシ(5)は前記の如くバネ(57)によって常
時ヘッドシリンダ(14)側に付勢され、駆動レバー
(8)に時計方向の回転力を付与しているが、該レバー
(8)は当り片(81)がメインシャーシ(1)の前壁
(10)内面に当接しており、時計方向の回転は阻止さ
れ、従って第7図のエジェクトモードではサブシャーシ
(5)はメインシャーシ(1)から最大突出した状態に
てロックされている。 第2図、第15図の如く、リールシャーシ(4)の底板
(41)の右側上部にはピンチローラレバー(6)と圧着
レバー(62)が同軸に且つ互いの回転に無関係に回転自
由に枢支(6a)されている。ピンチローラレバー(6)
のヘッドシリンダ側の自由端にピンチローラ(61)が上
向きに突設されている。 圧着レバー(62)の自由端には下向きにカムローラ(6
8)が突設され、該カムローラはメインシャーシ(1)
に形成したカム溝(67)に転動可能に係合している。
又、圧着レバー(62)とピンチローラレバー(6)とは
バネ(63)にて連繋されている。 圧着レバー(62)には巻取側テープ引出レバー(64)が
枢支され、該レバーとピンチローラレバー(6)とが連
結板(66)にて枢支連結されている。 上記引出レバー(64)の自由端にはテープを引っ掛ける
軸(65)が突設されている。 第17図はカム溝(67)のカム形状を示しており、スタン
バイモードに於けるカムローラ(68c)が係合すべき第
1カム面(67c)と、プレイモードに於けるカムローラ
(68a)が係合すべき第2カム面(67a)との間に、スト
ップモードに於けるカムローラ(68b)が係合すべき第
3カム面(67b)が形成されている。 リールシャーシ(4)の底板(41)の左側には供給側テ
ープ引出しレバー(7)が配備され、該レバーは第16図
に示す如く、ばね(73)によって反時計方向に付勢さ
れ、回転中心の近傍に下向きに突設したカムローラ(7
2)をメインシャーシ(1)上に形成したカム溝(74)
に摺動可能に嵌めている。 上記引出レバー(7)の自由にはテープを引っ掛ける軸
(71)が突設されている。 第7図の如く、メインシャーシ上にはローディングモー
タ(26)の近傍に該モータを停止させるローディングエ
ンドスイッチ(28)及び該スイッチを作動させるスイッ
チレバー(29)が配備される。 上記スイッチ(28)はリールシャーシ(4)上にカセッ
トが装填された状態にて、リールシャーシ(4)がプレ
リモードの第2停止位置S2に達したとき、カセット
(9)がスイッチレバー(29)に当たり、スイッチ(2
9)をONにしてローディングモータ(26)を停止する。 リールシャーシ(4)が空の状態では、該シャーシ
(4)がエンプティモードの第3停止位置S3に達したと
き、リールシャーシ(4)がスイッチレバー(29)を作
動して前記スイッチをONにする。 以下、リールシャーシ(4)上にカセット(9)が装填
されている場合と空の場合についてローディング装置の
動作を説明する。 カセットを装填する場合 第1図Eのエジェクトモードに於て、ホルダー(15)に
カセット(9)を投入し、ホルダー(15)をリールシャ
ーシ(4)上に下降させる。 ロック手段(図示せず)によってホルダー(15)はリー
ルシャーシ(4)上にロックされると共に、カセット検
出スイッチ(56)が働いてローディングモータ(26)が
回転し、第7図、第8図、第9図、第10図の動作順序に
従って、ウォーム(27)、中間歯車列(20)、リング状
ギア(3)(31)を介して両先導ガイド(32)(34)が
カセットのテープ(図示せず)を引き出しながらヘッド
シリンダ(14)の回りを略半周してテープローディング
を行なう。 上記の動作と同時にウォーム(27)によってリールシャ
ーシ(4)がヘッドシリンダ(14)側にスライド駆動さ
れ、リールシャーシ(4)がプレイモードの第2停止位
置S2までスライドし、カセット(9)がスイッチレバー
(29)に当たってローディングモータ(26)が停止し、
リールシャーシ(4)も停止する。この間のリールシャ
ーシ(4)の移動量は16mmである。 リールシャーシ(4)が前進する間に、リールシャーシ
上の圧着レバー(62)のカムローラ(68)がメインシャ
ーシ(1)上のカム溝(67)の形状に対応して時計方向
に回動し、バネ(63)を介してピンチローラレバー
(6)を同方向に回動させ、テープをキャプスタン(1
6)に圧着させる。 圧着レバー(62)、ピンチローラレバー(6)の回転に
よって、圧着レバー(62)上に枢支され且つピンチロー
ラレバー(6)に連結板(66)にて枢支連結された巻取
側テープ引出しレバー(64)も時計方向に回転し、テー
プを引き出す。 供給側テープ引出しレバー(7)は、リールシャーシ
(4)の移動によって、レバー(7)のカムローラ(7
2)がメインシャーシ(1)上のカム溝(74)に対応し
て反時計方向に回転し、テープを引き出す。 第7図のスタンバイモードから第10図のプレイモードに
示す如く、リールシャーシ(4)がヘッドシリンダ(1
4)側へ移動することによって、該シャーシ上に枢支さ
れたサブシャーシ駆動レバー(8)の回転中心もヘッド
シリンダ(14)側に移動するため、駆動レバー(8)の
時計方向の移動が許容され、サブシャーシ(5)はリー
ルシャーシ(4)に対して相対的に前進が可能となる。
しかし、第4図の如く、サブシャーシ(5)の前板(5
1)がカセット(9)の全面に当たっているため、サブ
シャーシ(5)はリールシャーシ(4)に対して相対的
にスライド出来ず、リールシャーシ(4)と一体に移動
する。 リールシャーシが空の場合 前記の如く、第1図Cのスタンバイモードから、ローデ
ィングモータ(26)の回転によってテープローディング
とカセットローディングが同時に開始され、リールシャ
ーシ(4)がヘッドシリンダ(14)側に移動する。 前記の如く、サブシャーシ駆動レバー(8)の時計方向
の回転が許容され、サブシャーシ(5)に対するロック
が解除され、バネ(57)の付勢力により、サブシャーシ
(5)はリールシャーシ(4)の前進に無関係にリール
シャーシに対して相対的に前進する。 第1図Bのプレイモードの第2停止位置S2を越えてリー
ルシャーシ(4)及びサブシャーシ(5)は前進し、リ
ールシャーシ(4)がスイッチレバー(29)に当たっ
て、ロィンデッグモータ(26)が停止し、リールシャー
シ(4)が停止する。 この時、ピンチローラレバー(6)はカム溝(67)の形
状によってキャプスタン(61)から少し離間し、ピンチ
ローラ(61)の圧着変形を防止する。 第1図C、第3図、第7図のスタンバイモードから第1
図A、第5図、第11図のエンプティモードまでのリール
シャーシ(4)の前進量は20mm、サブシャーシ(5)の
リールシャーシ(4)に対する前進量は16mmであって、
エンプティモードのカセットローディング装置の奥行き
長さは、スタンバイモードのそれよりも36mm小さくな
る。 尚、リールシャーシ(4)がプレイモードの第2停止位
置S2に達した時点でテープローディングは完了してお
り、この状態から更にローディングモードが回転して、
リールシャーシ(4)を前進させても、前述の如く、中
間歯車列(20)の第1歯車(21)の大径円弧部(21c)
と第2歯車(22)の小径円弧部(22c)との対向によ
り、ローディングモータ(26)の回転力は先導ガイド
(32)(34)には伝達されず、先導ガイドはリールシャ
ーシ(4)から離れたローディング完了位置で停止した
ままであり、リールシャーシ(4)の前進に支障はな
い。 操作パネル(図示せず)の操作によってエジェクトモー
ドを選択すると、ローディングモータ(26)が逆転し、
テープアンローディングとカセットアンローディングが
同時に開始され、リールシャーシ(4)はヘッドシリン
ダ(14)から離間し、スタンバイモードの第1停止位置
S1にて停止する。 リールシャーシ(4)の後退途上で、サブシャーシ駆動
レバー(8)の当り片(81)がメインシャーシ(1)の
前壁(10)の内面に引っ掛かり、バネ(57)に抗して駆
動レバー(8)が反時計方向に回転する。 これによって該レバーの当り爪(82)がサブシャーシ
(5)を後退方向に押圧し、該シャーシをリールシャー
シ(4)に対して相対的に後退させ、第3図、第7図の
スタンバイ状態に復帰させる。 この状態にて、ホルダーのロックが解除され、ホルダー
が上昇する。 ストップモードへの移行動作 次に、プレイモードにて操作パネルのストップ釦を操作
し、ストップモードへ移行する場合の動作について、第
17図及び第18図に沿って説明する。 第18図に示す様に、プレイモードにてストップ釦が操作
(100)されると、ローディングモータがローディング
時とは逆方向に回転し、アンローディングが開始(10
1)される。その後、ローディングエンドスイッチ(第
6図(28))がOFF(102)となる時点を検知し、その後
100msecを経過(103)した後、ローディングモータが停
止(104)し、ストップモードへ移行する。 上記アンローディング動作によって、第17図に示すピン
チローラレバー(6)及び圧着レバー(62)の枢軸(6
a)がリールシャーシと共に後退し、これに伴ってカム
ローラ(68a)が(68b)の位置までカム溝(67)に沿っ
て移動する。又これに伴って、プレイモードにてキャプ
スタンに圧着していたピンチローラ(61a)が(61b)の
位置まで移動し、キャプスタンから離間することにな
る。従って、プレイモードではキャプスタンがピンチロ
ーラによる押圧力を受けることはない。 上記ローディング装置によれば、メインシャーシ(1)
とリールシャーシ(4)との間にサブシャーシ(5)を
配備することによって、メインシャーシ(1)の前進量
に、サブシャーシ(5)の前進量を加えた分だけ、ロー
ディング装置の奥行き長さを小さく出来る。 サブシャーシ(5)を設けず、リールシャーシ(4)だ
けをスライドさせる構造では、スタンバイモードの状態
に於て、メインシャーシ(1)とリールシャーシ(4)
の重なり部が小さく、肉厚、軸太の部品を使用して、メ
カニズムの強度を維持しなければならず、重量が嵩む。 又、本発明に係る上記ローディング装置によれば、スト
ップモードに於けるローディングモータの停止がタイマ
ー設定によって行なわれるから、ストップモード専用の
位置検出スイッチは不要である。 尚、本発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請求
の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である
ことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図AはVTRのエンプティモードの斜面図、第1図B
は同上のプレイモードの斜面図、第1図Cは同上のスタ
ンバイモードの斜面図、第1図Dは同上のストップモー
ドの斜視図、第1図Eは同上のエジェクトモードの斜面
図、第2図はローディング装置の分解斜面図、第3図は
ローディング装置のスタンバイモード及びエジェクトモ
ード時の平面図、第4図は同上のプレイモード時の平面
図、第5図は同上のエンプティモード時の平面図、第6
図は同上のストップモード時の平面図、第7図はスタン
バイモード及びエンプティモードに於けるヘッドシリン
ダに対するサブシャーシ(5)の位置関係を示す平面
図、第8図、第9図はカセットローディング及びテープ
ローディング途上のヘッドシリンダに対するサブシャー
シの位置関係を示す平面図、第10図はプレイモードに於
けるヘッドシリンダに対するサブシャーシの位置関係を
示す平面図、第11図はエンプティモードに於けるヘッド
シリンダに対するサブシャーシの位置関係を示す平面
図、第12図はテープローディング装置の平面図、第13図
は同上のテープローディング完了状態の平面図、第14図
は同上の断面図、第15図はピンチローラレバーの斜面
図、第16図は供給側テープ引出しレバーの平面図、第17
図はピンチローラレバーが連繋するカム溝の形状とピン
チローラとの位置関係を示す平面図、第18図はプレイモ
ードからストップモードへの移行動作を表わすフローチ
ャートである。 (1)……メインシャーシ (14)……ヘッドシリンダ (2)……テープローディング装置 (4)……リールシャーシ (5)……サブシャーシ (6)……ピンチローラレバー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヘッドシリンダ(14)及びキャプスタン
    (16)を具えたメインシャーシ(1)上に、ピンチロー
    ラ(61)、供給リール台(43)及び巻取りリール台(4
    4)を具えたリールシャーシ(4)がスライド可能に配
    備されたカセットローディング装置に於いて、リールシ
    ャーシ(4)は、モード切換えに応じて動作する駆動機
    構によって往復駆動され、カセットの装填が可能なスタ
    ンバイモードの第1停止位置S1、該第1停止位置よりも
    ヘッドシリンダ(14)側に接近したプレイモードの第2
    停止位置S2、該第2停止位置よりも更にヘッドシリンダ
    (14)に接近し、カセット未装填時に実現されるエンプ
    ティモードの第3停止位置S3、及び前記第2停止位置よ
    り第1停止位置に接近しヘッドシリンダ(14)に磁気テ
    ープが巻装された状態を保持するストップモードの第4
    停止位置S4の少なくとも4位置に停止可能であり、ピン
    チローラ(61)はカム機構を介してリールシャーシ
    (4)のスライドに連動し、該カム機構には、プレイモ
    ードからストップモードへの移行に伴ってピンチローラ
    (61)をキャプスタン(16)から離間せしめるカム面が
    形成されていることを特徴とするカセットローディング
    装置。
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