JPH0690622B2 - 楽音信号処理装置 - Google Patents

楽音信号処理装置

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JPH0690622B2
JPH0690622B2 JP62125560A JP12556087A JPH0690622B2 JP H0690622 B2 JPH0690622 B2 JP H0690622B2 JP 62125560 A JP62125560 A JP 62125560A JP 12556087 A JP12556087 A JP 12556087A JP H0690622 B2 JPH0690622 B2 JP H0690622B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ディジタルフィルタを用いた楽音信号処理
装置に関し、特に、楽音制御情報に応じてフィルタ係数
の選択的供給を制御することに関する。
〔従来の技術〕
楽音信号制御用のディジタルフィルタにおいては、複数
のフィルタ係数の組をメモリに記憶しておき、該メモリ
から選択的にフィルタ係数を読み出してディジタルフィ
ルタに入力することにより該ディジタルフィルタの特性
を所望の特性に設定することが行われている(例えば、
特開昭60−52895号公報)。この場合、フィルタ係数メ
モリでは、記憶した各フィルタ係数組に単純にアドレス
が割当てられており、音色制御情報に応じたアドレスか
ら1組のフィルタ係数を読み出すようになっている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、従来のようなフィルタ係数選択方式では、フィ
ルタ係数を記憶したアドレスと音色制御情報との関係が
1対1で決まってしまい、音色変化制御の自由度に乏し
いという問題点があった。
この発明は上述の点に鑑みてなされたもので、フィルタ
係数の選択を変化に富んだ態様で行うことができるよう
にした楽音信号処理装置を提供しようとするものであ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明に係る楽音信号処理装置は、楽音信号のフィル
タ係数とを入力し、このフィルタ係数に応じた特性に従
って該入力楽音信号を制御するディジタルフィルタ手段
と、所望のフィルタ特性を実現するフィルタ係数の組を
複数組記憶し、各組には少なくとも2軸の座標データが
夫々割当てられている係数記憶手段と、前記係数記憶手
段から読み出すべき係数組を特定するために、各軸毎の
座標データを指定する座標指定手段と、少なくとも1つ
の座標軸を移動軸として指定し、前記座標指定手段で指
定される各軸毎の座標データのうち該指定された移動軸
の座標データを基準座標データとする移動軸指定手段
と、前記基準座標データを音色制御情報に応じて変調若
しくは変更することにより前記移動軸の座標データを可
変制御する制御手段と、前記基準座標データを可変制御
することによって得られた前記移動軸の座標データと前
記座標指定手段によって指定された他の座標軸の座標デ
ータとの組み合わせに応じて前記係数記憶手段からフィ
ルタ係数組を読み出し、この読み出し出力に基づくフィ
ルタ係数組を前記ディジタルフィルタ手段に供給する係
数供給手段とを具えたものである。これを図によって示
すと第1図のようである。
〔作用〕
係数記憶手段に記憶したフィルタ係数の各組には少なく
とも2軸の座標データが夫々割当てられており、各軸の
座標データの組み合わせをアドレスとして任意のフィル
タ係数組が読み出される。係数記憶手段から読み出すべ
き係数組を特定するために、各軸毎の座標データが、座
標指定手段によって指定される。ここで、座標指定手段
によって指定された座標データに対応する係数組が直ち
に読み出されるのではなく、移動軸指定手段と制御手段
による制御に従って読み出される。
すなわち、移動軸指定手段によって、少なくとも1つの
座標軸を移動軸として指定し、前記座標指定手段で指定
される各軸毎の座標データのうち該指定された移動軸の
座標データが基準座標データとされる。また、制御手段
によって、この基準座標データを音色制御情報に応じて
変調若しくは変更することにより前記移動軸の座標デー
タが可変制御される。こうして、基準座標データを可変
制御した移動軸の座標データと、座標指定手段によって
指定された他の座標軸の座標データとの組み合わせに応
じて前記係数記憶手段からフィルタ係数組が読み出さ
れ、この読み出し出力に基づくフィルタ係数組が前記デ
ィジタルフィルタ手段に供給される。ここで、音色制御
情報とは、例えば、鍵タッチ、音高、時間経過、手動操
作子出力信号など、何らかの音色制御要素に基づく情報
のことである。
なお、一実施態様として、前記制御手段による可変制御
によって前記移動軸の座標データが小数値を含むとき、
前記各軸の座標データの組み合わせに応じて前記係数記
憶手段から読み出した少なくとも2組のフィルタ係数を
この小数値に応じて補間し、補間されたフィルタ係数組
を前記ディジタルフィルタ手段に供給するようにすれ
ば、より一層細かな音色制御が行なえるので好ましい。
〔実施例〕
以下、添付図面を参照してこの発明の一実施例を詳細に
説明しよう。
第2図はこの発明を適用した電子楽器の一実施例のハー
ド構成を示すもので、この実施例の電子楽器において
は、CPU(中央処理ユニット)11、プログラムメモリ12
及びデータ及びワーキングRAM(ランダムアクセスメモ
リ)13を含むマイクロコンピュータ部によって、フィル
タ係数の読出しやフィルタ係数補間演算を含む各種の動
作や処理が制御される。プログラムメモリ12はRAMから
なり、そこに記憶する制御プログラムの書き換えにより
該制御プログラムの仕様を容易に変更することができる
ようになっている。
フィルタ係数メモリ14は、所望のフィルタ特性を実現す
るフィルタ係数の組を複数組記憶するものであり、各組
には少なくとも2軸の座標データがアドレスデータとし
て夫々割当てられている。更に詳しく一例を説明する
と、例えば、フィルタ係数メモリ14は複数のテーブルを
具えており、各テーブルにおいて複数組のフィルタ係数
を夫々記憶しており、各テーブルにおける各フィルタ係
数組に対してX,Yの2軸の座標データがアドレスデータ
として夫々割当てられている。1つのテーブルにおける
フィルタ係数の記憶フォーマットの一例を模式的に示す
と、第3図のようであり、この場合、X軸の座標位置が
0,1,2,…nのn+1点、Y軸の座標位置が同じく0,1,2,
…nのn+1点であり、各座標位置の交点によって特定
される(n+1)個のアドレスに(n+1)組のフ
ィルタ係数F00〜Fnnが割当てられている。1組のフィル
タ係数は所望の1つのフィルタ特性を実現するものであ
り、複数次のフィルタ係数からなる。
フィルタ係数メモリ14はRAMからなっており、そこに記
憶するフィルタ係数の内容を書き換えることが可能とな
っている。外部磁気ディスクドライブユニット15がこの
電子楽器に付設されており、多数組のフィルタ係数を記
憶したフレキシブル磁気ディスクカートリッジ(フロッ
ピーディスク)FD1を該ディスクドライブユニット15に
セットしてそこに記憶したフィルタ係数組をフィルタ係
数メモリ14に転送記憶することができるようになってい
る。また、制御プログラムを記憶したフロッピーディス
クFD2(つまりシステムディスク)をディスクドライブ
ユニット15にセットしてそこに記憶した制御プログラム
をプログラムメモリ12に転送記憶することができるよう
になっている。
鍵盤16は、発生すべき楽音の音高を指定するための複数
の鍵を具えている。タッチ検出回路17は鍵盤16で押圧さ
れた鍵のタッチを検出するためのものである。検出する
タッチの種類は、イニシャルタッチあるいはアフタータ
ッチのどちらでもよい。このタッチ検出回路17で検出さ
れた鍵タッチデータは、音色、音量、音高等の楽音要素
を制御するために利用される。鍵タッチデータを音色制
御情報として利用する場合は、フィルタ係数を制御して
ディジタルフィルタの特性を変更するために使用され
る。
モジュレーションホイール18は音色制御情報を発生する
ための手動操作子であり、この音色制御情報はフィルタ
係数の制御のために使用される。
低周波発振器19は、低周波信号をフィルタ係数の変調信
号として発生するものである。
キースケーリングテーブル20は、発生すべき楽音の音高
に応じたキースケーリングデータを発生するものであ
り、このキースケーリングデータは音色制御情報として
フィルタ係数の制御のために使用される。
フィルタエンベロープ発生器21は、アタック、ディケ
イ、サステイン、レリース等の特性からなるエンベロー
プ波形データを押鍵に応じて発生するものであり、この
エンベロープ波形データは音色制御情報としてフィルタ
係数の制御のために使用される。
操作パネル部22には、フィルタ関係の操作パネル23とそ
の他種々の楽音設定・制御用スイッチ及び操作子24が設
けられている。フィルタ関係操作パネル23の一例を示す
と、ディスプレイ230とカーソルスイッチ231,232、フィ
ルタエディットスイッチ233、テンキースイッチ234を含
んでおり、フィルタ係数の選択・設定に関連する操作を
行うために使用される。
インタラプトタイマ25は各種設定データの取り込みやフ
ィルタ係数補間演算の基本タイミングを設定するための
ものであり、所定時間毎に(例えば10ms毎に)インタラ
プト信号をマイクロコンピュータ部に与える。
楽音信号発生回路27は、データ及びアドレスバス26を介
して与えられる押圧鍵の情報(キーコードとキーオン信
号)に基づき押圧鍵に対応する音高を持つディジタル楽
音信号を発生し、このディジタル楽音信号をディジタル
フィルタ28に入力してそのフィルタ特性に従う音色制御
を施すものである。楽音信号発生方式としては、どのよ
うなタイプの楽音信号発生方式を用いてもよい。例え
ば、キーコードによって指定された音高に対応するレー
トで変化する位相アドレスデータに応じて波形メモリに
記憶した楽音波形サンプル値データを順次読み出す方式
(メモリ読出し方式)、あるいは該位相アドレスデータ
を位相角パラメータデータとして所定の周波数変調演算
を実行して楽音波形サンプル値データを求める方式(FM
方式)、あるいは該位相アドレスデータを位相角パラメ
ータデータとして所定の振幅変調演算を実行して楽音波
形サンプル値データを求める方式(AM方式)、など公知
のどのような方式を用いてもよい。また、メモリ読出し
方式を採用する場合、波形メモリに記憶する楽音波形は
1周期波形のみであってもよいが、複数周期波形である
方が音質の向上が図れるので好ましい。その場合、マイ
クロフォン29を介して外部音を自由にサンプリングして
波形メモリに記憶し、サンプリングした外部音波形デー
タを波形メモリから読み出すことによりディジタル楽音
信号を発生するようにするとよい。
複数周期波形を波形メモリに記憶しこれを読み出す方式
は、例えば特開昭52−121313号に示されたように発音開
始から終了までの全波形を記憶しこれを1回読み出す方
式、あるいは特開昭58−142396号に示されたようにアタ
ック部の複数周期波形と持続部の1又は複数周期波形を
記憶し、アタック部の波形を1回読み出した後持続部の
波形を繰返し読み出す方式、あるいは特開昭60−147793
号に示されたように離散的にサンプリングした複数の波
形を記憶し、読み出すべき波形を時間的に順次切換えて
指定し、指定された波形を繰返し読み出す方式、など種
々の方式が公知であり、これらを適宜採用してよい。更
に、そのような複数周期波形を記憶した波形メモリを読
み出すことにより高品質のディジタル楽音信号を発生す
る方式の一例としては、特願昭61−86835号に示された
ようなものがあり、そこでは、波形メモリ記憶する波形
データLPC(線形予測)などの手法でデータ圧縮し、メ
モリ記憶容量を節約することが開示されている。
ディジタルフィルタ28は、上記ディジタル楽音信号とフ
ィルタ係数を入力し、このフィルタ係数によって設定さ
れるフィルタ特性に従って該入力楽音信号を制御する。
このディジタルフィルタ28の形式もどのようなものでも
よい。ディジタルフィルタの演算形式としては、基本的
には有限インパルス応答(FIR)フィルタと無限インパ
ルス応答(IIR)フィルタとがあるが、FIRフィルタを用
いれば、設計のし易さ、安定性、楽音制御向きである
点、などの理由により好都合である。その場合、フィル
タ係数を時間的に切り換えるタイプのものは特願昭60−
267542号に示されており、そこに示されたようなものを
用いてもよい。
楽音信号発生回路27から出力されたディジタル楽音信号
はディジタル/アナログ変換器30でアナログ信号に変換
され、サウンドシステム31に与えられる。
第4図は32次FIRフィルタとして構成したディジタルフ
ィルタ28の基本回路構成図であり、x(n)は入力楽音
信号における任意のn番目のサンプル点のディジタル楽
音波形サンプル値データである。z-1は単位時間遅れ要
素であり、1サンプリング周期の時間遅れを設定するも
のである。従って、x(n−1)はn−1番目のサンプ
ル点のディジタル楽音波形サンプル値データであり、x
(n−31)はn−31番目のサンプル点のディジタル楽音
波形サンプル値データである。h(0)〜h(31)は32
次のフィルタ係数である。このフィルタ係数が入力され
た三角形のブロックは乗算要素であり、遅延要素で遅延
された各サンプル点のデータx(n)〜x(n−31)に
対して夫々に対応するフィルタ係数h(0)〜h(31)
を乗算する。乗算出力が入力された+記号を付したブロ
ックは加算要素であり、各乗算出力を加算合計し、出力
信号y(n)を得る。
このようなFIRフィルタの1つの特徴は、位相特性を直
線位相とすることができることである。直線位相とする
と、フィルタの入出力波形間においてその位相が完全に
直線特性で対応し、出力波形に歪みが生じない。従っ
て、楽音、音声、オーディオ等の信号のフィルタ処理に
好適である。そのような直線位相特性をもつFIRフィル
タの必要十分条件は、そのインパルス応答が対称性をも
つことであり、インパルス応答が対称性をもつというこ
とは、フィルタ係数h(0)〜h(31)が対称性を持つ
ことを意味する。すなわち、フィルタ係数を対称特性で
設定することにより、前述の直線位相特性を実現するこ
とができるのである。この場合、対称位置にある次数同
士はフィルタ係数が同じ値であるため、全ての次数N
(=32)のフィルタ係数を準備する必要はなく、その半
分でよい。詳しくは、この例のようにNが偶数の場合
は、0次から15次までの16個のフィルタ係数を準備すれ
ばよく、16次から31次までのフィルタ係数は0次から15
次までの対称位置関係にあるフィルタ係数を利用すれば
よい。しかし、以下の実施例では、便宜上、0次から31
次までの全てのフィルタ係数を準備するものとして説明
する。
FIRフィルタのその他の特徴としては、フィードバック
ループがないため、安定性がよいという特徴がある。す
なわち、IIRフィルタのようにフィードバックループが
ある場合は発振等の問題が起るが、FIRフィルタでは発
振等の問題が生じず、設計も容易である。また、安定性
がよいため、補間によってフィルタ係数を密に発生させ
る場合においても、補間したフィルタ係数に対応するフ
ィルタ特性がそのまま得られるので、FIRフィルタは有
利である。
次に、フィルタ関係操作パネル23を用いたフィルタ係数
の選択・設定操作の一例につき概略を説明する。
まず、フィルタエディットスイッチ233をオンすると、
ディスプレイ230は第5図(a)のような内容のフィル
タエディットメニューの表示を行う。使用者は、1〜4
のエディットモードのうち所望の番号をテンキースイッ
チ234で選択する。
1番のパラメータセットモード(Parameter)を選択す
ると、ディスプレイ230の画面が第5図(b)のように
変わる。このモードではディジタルフィルタの特性を設
定するためのフィルタ係数をフィルタ係数メモリ14から
読み出すための条件及びそのフィルタ係数を可変制御す
るための各種条件を設定する。ディスプレイ230の上段
の設定項目「tb1」,「Dyn−axis」,「dyn」,「fix」
のうち所望の項目をカーソルスイッチ231,232の操作に
より選択し、選択した項目に対応する所望の選択・設定
データをテンキースイッチ234によって選択・設定す
る。ディスプレイ230における各設定項目「tb1」,「Dy
n−axis」,「dyn」,「fix」の下段には、該項目に対
応して選択・設定されたデータが表示される。各設定項
目について次に説明する。
tb1:フィルタ係数メモリ14におけるフィルタ係数テーブ
ルを選択する。ここで選択したデータは、フィルタ係数
テーブルデータFTABLEとしてデータ及びワーキングRAM1
3内のレジスタに登録される(第7図参照)。
Dyn−axis:フィルタ係数テーブルにおけるX−Y座標軸
(第3図参照)のうちどちらの座標軸の座標データを音
色制御情報に応じて可変制御するのかを選択する。音色
制御情報に応じて可変制御される座標軸をダイナミック
軸ということにする。例えば、X軸をダイナミック軸と
して設定する場合、テンキースイッチ234で「0」を入
力し、Y軸をダイナミック軸として設定する場合は、テ
ンキースイッチ234で「1」を入力する。ここで設定し
たデータは、ダイナミック軸データDYNAXSとしてデータ
及びワーキングRAM13内のレジスタに登録される(第7
図参照)。
dyn:ダイナミック直の座標データを指定する。ここで指
定したデータは、ダイナミック軸基準座標データDYNと
してデータ及びワーキングRAM13内のレジスタに登録さ
れる(第7図参照)。
fix:ダイナミック軸でない方の座標軸(固定軸というこ
とにする)の座標データを指定する。ここで指定したデ
ータは、固定軸座標データFIXとしてデータ及びワーキ
ングRAM13内のレジスタに登録される(第7図参照)。
ダイナミック軸の座標データ及び固定軸の座標データの
指定は、テンキースイッチ234で所望の座標値を夫々入
力することにより行われる。第3図を用いて前述したよ
うに、フィルタ係数メモリ14の各テーブル内に記憶した
各フィルタ係数組にはX,Y軸の座標データが夫々割当て
られており、dyn及びfixの項目で指定したダイナミック
軸の座標データ及び固定軸の座標データの組合せによ
り、1組のフィルタ係数が特定される。なお、各フィル
タ係数組が割当てられている座標データの値を整数値と
すると、ここで指定できるダイナミック軸の座標データ
及び固定軸の座標データの値は整数値に限らず、小数値
を含んでいてもよい。指定した座標データが小数値を含
んでいる場合、それに直接対応するフィルタ係数はフィ
ルタ係数メモリ14に記憶されていないので、補間によっ
てフィルタ係数を求めるようにしている。
この点につき説明を加えると、例えば、指定した座標デ
ータ(1,1)のように整数部のみからなっているとする
と、第6図に示すように座標(1,1)に対応する1組の
フィルタ係数F11をフィルタ係数メモリ14から読み出す
ことにより、この場合は補間を行うことなく指定された
フィルタ係数を得ることができ。しかし、指定した座標
データが(1,1.5)のように少数部も含んでいると、第
6図に示すように座標(1,1)に対応する1組のフィル
タ係数F11と座標(1,2)に対応するもう1組のフィルタ
係数F12とをフィルタ係数メモリ14から読み出し、両フ
ィルタ係数組の間で各座標の小数値(0,0.5)に応じた
比率で補間を行うことにより、実際にはフィルタ係数メ
モリ14に記憶されていない1組のフィルタ係数を作成す
るのである。
第5図(a)に戻り、2番のエンベロープセットモード
(Envelope)を選択すると、ディスプレイ230の画面が
第5図(c)のように変わる。このモードではフィルタ
係数可変制御用のエンベロープ波形を形成するための各
種条件を設定する。ディスプレイ230の上段の設定項目
「R1」,「R2」,「R3」,「R4」,「L1」,「L2」,
「L3」,「L4」のうち所望の項目をカーソルスイッチ23
1,232の操作により選択し、選択した項目に対応する所
望の設定データをテンキースイッチ234によって設定す
る。ディスプレイ230における各設定項目「R1」,「R
2」,「R3」,「R4」,「L1」,「L2」,「L3」,「L
4」の下段には、該項目に対応して設定されたデータが
表示される。各設定項目について次に説明する。
通常知られたエンベロープ波形の各要素であるアタッ
ク、ディケイ、サステイン、レリースに関連して、「R
1」はアタックレートを設定するもの、「R2」はディケ
イレートを設定するもの、「R3」はサステインレートを
設定するもの、「R4」はレリースレートを設定するも
の、「L1」はアタックレベルを設定するもの、「L2」は
ディケイレベルを設定するもの、「L3」はサステインレ
ベルを設定するもの、「L4」はレリースレベルを設定す
るものである。ここで設定した各項目R1〜L4のデータ
は、フィルタエンベロープ設定データFENV(0)〜FENV
(7)としてデータ及びワーキングRAM13内のレジスタ
に夫々登録される(第7図参照)。第2図のフィルタエ
ンベロープ発生器21では、このフィルタエンベロープ設
定データFENV(0)〜FENV(7)に基づき、押鍵に応じ
て、エンベロープ波形データを発生する。
第5図(a)に戻り、3番の低周波変調信号セットモー
ド(Lfo)を選択すると、ディスプレイ230の画面が第5
図(d)のように変わる。このモードでは低周波発振器
19から発生する低周波変調信号の各種条件を設定する。
ディスプレイ230の上段の設定項目「wave」,「spee
d」,「delay」,「depth」のうち所望の項目をカーソ
ルスイッチ231,232の操作により選択し、選択した項目
に対応する所望の選択・選定データをテンキースイッチ
234によって選択・設定する。ディスプレイ230における
各項目「wave」,「speed」,「delay」,「depth」の
下段には、該項目に対応して設定されたデータが表示さ
れる。各項目について次に説明する。
wave:低周波発振器19から発生する低周波変調信号の波
形を選択する。例えば、正弦波、三角波、鋸歯状波、逆
鋸歯状波、方形波の中から所望の波形を選択する。ここ
で選択したデータは、低周波波形データWAVEとしてデー
タ及びワーキングRAM13内のレジスタに登録される(第
7図参照)。
speed:低周波発振器19から発生する低周波変調信号のス
ピード(周波数)を設定する。ここで設定したデータ
は、低周波スピードデータSPEEDとしてデータ及びワー
キングRAM13内のレジスタに登録される(第7図参
照)。
delay:押鍵開始時から低周波発振器19の発振が開始する
時までの遅れ時間を設定する。ここで設定したデータ
は、低周波発振遅れ時間データDELAYとしてデータ及び
ワーキングRAM13内のレジスタに登録される(第7図参
照)。
depth:低周波発振器19から発生する低周波変調信号の振
幅(すなわち変調度若しくは深さ)を設定する。ここで
設定したデータは、低周波振幅データDEPTHとしてデー
タ及びワーキングRAM13内のレジスタに登録される(第
7図参照)。
第2図の低周波発振器19では、低周波変調信号用の各設
定データWAVE〜DEPTHに基づき低周波変調信号を発生す
る。
第5図(a)に戻り、4番のキースケーリングセットモ
ード(Scale)を選択すると、ディスプレイ230の画面が
第5図(e)のように変わる。このモードではキースケ
ーリングテーブル20における複数のキースケーリングカ
ーブのうち所望の1つを選択する。ここで選択したデー
タは、キースケーリングカーブセレクトデータKYSCVと
してエデータ及びワーキングRAM13内のレジスタに登録
される(第2図参照)。このキースケーリングカーブセ
レクトデータKYSCVに対応するキースケーリングカーブ
がキースケーリングテーブル20において選択的に読出し
可能となり、このキースケーリングカーブにおける押圧
鍵の音高(または音域)に対応するキースケーリングデ
ータが該テーブル20から読み出される。
マイクロコンピュータ部によって実行される処理のう
ち、この発明に関連する処理のフローチャートの一例が
第8図〜第11図に示されている。この処理に関連して使
用されるデータ及びワーキングRAM13内の記憶内容の一
例が第7図に示されている。
KCODEは、キーコードであり、鍵盤16(第2図)で押圧
された鍵を示すものである。
TDATAは、タッチデータであり、タッチ検出回路17(第
2図)で検出された鍵タッチを示すものである。
WHEELDは、モジュレーションホイールデータであり、モ
ジュレーションホイール18(第2図)における操作量に
応じたデータである。
各データFTABLE〜KYSCVは前述した通りのものである。
EGDATAは、エンベロープ波形データであり、フィルタエ
ンベロープ発生器21(第2図)から発生したフィルタ係
数制御用エンベロープ波形データの現在値を示すもので
ある。
LFODATは、低周波変調信号データであり、低周波発振器
19(第2図)から発生した低周波変調信号の現在値を示
すものである。
KYSDATは、キースケーリングデータであり、キースケー
リングテーブル20(第2図)から押圧鍵の音高(または
音域)に対応して読み出したキースケーリングデータの
現在値を示すものである。
DYNDATは、ダイナミック軸座標データであり、ダイナミ
ック軸の現在の座標値を示すものである。
XAXISは、X軸座標データであり、X軸の現在の座標値
を示すものである。
YAXISは、Y軸座標データであり、Y軸の現在の座標値
を示すものである。
ダイナミック軸に該当するX軸又はY軸の一方の座標デ
ータXAXIS又はYAXISは、ダイナミック軸座標データDYND
ATと同じ内容であり、固定軸に該当する方の座標データ
XAXIS又はYAXISが固定軸座標データFIXと同じ内容であ
る。
X軸座標データXAXISとY軸座標データYAXISとの組合せ
により、フィルタ係数メモリ14から読み出すべきフィル
タ係数が特定される。その場合、一方の軸の座標データ
XAXIS又はYAXISは前述のように固定軸座標データFIXと
同じであり、これは前述のようにフィルタ関係操作パネ
ル23を使用したパラメータセットモード(第5図(b)
参照)のときの処理によって指定されたものである。一
方、ダイナミック軸座標データDYNDATに相当する他方の
軸の座標データXAXIS又はYAXISは、次のように、各種音
色制御情報によって変更制御されたものである。
フィルタ関係操作パネル23の操作によって任意に指定し
たダイナミック軸基準座標データDYNを、タッチデータT
DATA、モジュレーションホイールデータWHEELD、エンベ
ロープ波形データEGDATA、低周波変調信号データLFODAT
及びキースケーリングデータKYSDATによって変調する演
算を行い、その演算結果をダイナミック軸座標データDY
NDATとする。各データTDATA、WHEELD、EGDATA、LFODAT
及びKYSDATは、小数部を含んでいてもよいものであり、
変調演算によって得られるダイナミック軸座標データDY
NDATも小数部を含むものとなることがある。前述のよう
に、フィルタ係数メモリ14においては小数部を含む座標
値に直接的に対応するフィルタ係数は割当てられていな
いため、その場合は補間演算を行うことにより小数部を
含む座標値に対応するフィルタ係数を求める。なお、ダ
イナミック軸基準座標データDYNを、音色制御情報とし
ての各データTDATA、WHEELD、EGDATA、LFODAT及びKYSDA
Tにより変調若しくは変更するための演算は、加算、減
算、乗算、除算等どのような演算であってもよい。例え
ば、加算及び減算を用いるものとする。
COEFA及びCOEFBは補間演算用係数レジスタであり、補間
演算の対象となる2つのフィルタ係数を各レジスタCOEF
A,COEFBに夫々記憶する。補間演算は、補間の対象とな
る2組のフィルタ係数における同じ次数の係数の間で行
われる。レジスタCOEFA,COEFBには、そのとき補間演算
を行おうとする次数のフィルタ係数が記憶される。
COEFD(0)〜COEFD(31)は、フィルタ係数レジスタで
あり、フィルタ係数メモリ14からの読出し及び補間演算
等によって最終的に求められた各次数毎(0次から31
次)のフィルタ係数データを記憶するものである。この
フィルタ係数レジスタCOEFD(0)〜COEFD(31)に記憶
している各次数毎のフィルタ係数データがディジタルフ
ィルタ28に供給され、該フィルタの特性を決定する。
第8図はメインルーチンであり、「フィルタ関係操作パ
ネルスキャン処理」では、フィルタ関係操作パネル23の
各スイッチのオン・オフ検出走査を行い、更に、この走
査結果に応じて第5図を参照して既に説明したようなフ
ィルタ係数の選択・設定操作に関連する処理を行い、選
択・設定された各種データFTABLE,DYNAXS,DYS,FIX,FENV
(0)〜FENV(7),WAVE,SPEED,DELAY,DEPTH,KYSCVを
データ及びワーキングRAM13内のレジスタに登録する。
次の処理では、データ及びワーキングRAM13内に登録し
た低周波変調信号設定用データWAVE,SPEED,DELAY,DEPTH
を低周波発振器19(図中LFOと略記する)に送出し、フ
ィルタエンベロープ設定用データFENV(0)〜FENV
(7)をフィルタエンベロープ発生器21(図中フィルタ
EGと略記する)に送出する。
次の処理では、鍵盤16及びその他の操作子24のオン・オ
フ検出走査処理を行い、その結果得た楽音形成に必要な
データを楽音信号発生回路27(図中TGと略記する)に送
出する。
鍵盤16の各鍵に関するオン・オフ検出走査処理の過程で
新たな押鍵が検出されたとき、第9図に示す「ニューキ
ーオンイベントルーチン」が実行される。なお、説明の
簡単化のために、第9図に示す実施例では、新たな押圧
鍵に対応する楽音を単音優先方式で発音する場合を想定
してプログラムが組んであるものとする。
また、メインルーチンの途中で、インタラプトタイマ25
からインタラプト信号が与えられるたびに定期的に第11
図に示す「タイマインタラプトルーチン」が実行され
る。
第9図に示す「ニューキーオンイベントルーチン」にお
いて、まず、新たな押圧鍵のキーコードをKCODEとして
登録する(ステップ40)。次に、その新たな押鍵に対応
してタッチ検出回路17で検出された鍵タッチデータをTD
ATAとして登録する(ステップ41)。
次のステップ42では、エンベロープ波形データEGDATAと
して初期値「0」をセットすると共に、フィルタエンベ
ロープ発生器21にキーオン信号KONとして鍵押圧を示す
“1"を送出する。なお、エンベロープ波形データEGDATA
の初期値は「0」に限らず、ほかの値でもよい。フィル
タエンベロープ発生器21では、キーオン信号KONとして
“1"が与えられると、エンベロープ波形データの発生を
開始する。
次のステップ43では、低周波変調信号データLFODATとし
て初期値「0」をセットすると共に、低周波発振器19に
スタート命令を与える。低周波発振器19はこのスタート
命令に応じて発振動作を開始する。但し、前述のデータ
DELAYによって設定された送れ時間経過後に実際の発振
動作が開始する。
次のステップ44では、キースケーリングカーブセレクト
データKYSCVに応じたキースケーリングカーブをキース
ケーリングテーブル20で選択し、この選択されたキース
ケーリングカーブにおけるキーコードKCODEの音高に対
応するキースケーリングデータを該キースケーリングテ
ーブル20から読み出す。読み出したキースケーリングデ
ータはKYSDATとして登録する。
次のステップ45では、モジュレーションホイール18の操
作出力を取り込み、モジュレーションホイールデータWH
EELDとして登録する。
次のステップ46では、ダイナミック軸基準座標データDY
Nに対して、タッチデータTDATA、モジュレーションホイ
ールデータWHEELD及びキースケーリングデータKYSDATを
演算して該座標データDYNを可変制御し、その演算結果
をダイナミック軸座標データDYNDATとして登録する。な
お、このときエンベロープ波形データEGDATAと低周波変
調信号データLFODATを演算に加えない理由は、両データ
の初期値を「0」としたからである。「0」以外の初期
値の場合は、このデータを演算に加えてもよい。次に、
「フィルタ係数演算サブルーチン」を実行する。
「フィルタ係数演算サブルーチン」の一例は第10図に示
されている。ここでは、まず、ダイナミック軸データDY
NAXSが“1"であるかどうかを調べる(ステップ47)。
“1"であれば、ダイナミック軸はY軸であり、ステップ
48に行き、前ステップ46で求めたダイナミック軸座標デ
ータDYNDATをY軸座標データYAXISとして登録すると共
に、前述の「フィルタ関係操作パネルスキャン処理」の
ときに指定した固定軸座標データFIXをX軸座標データX
AXISとして登録する。“1"でなければ、ダイナミック軸
はX軸であり、ステップ49に行き、前ステップ46で求め
たダイナミック軸座標データDYNDATをX軸座標データXA
XISとして登録すると共に、固定軸座標データFIXをY軸
座標データYAXISとして登録する。
次のステップ50では、次数レジスタCの内容を「0」に
セットする。この次数レジスタCの内容は、今現在演算
によって求めるべきフィルタ係数の次数を指示する。
次のステップ51では、フィルタ係数メモリ14におけるフ
ィルタ係数テーブルのうち前述の「フィルタ関係操作パ
ネルスキャン処理」のときに設定したフィルタ係数テー
ブルデータFTABLEにより指示されたフィルタ係数テーブ
ルを選択し、この選択されたテーブルにおけるX軸座標
データXAXISおよびY軸座標データYAXISの夫々の整数部
によって指示されたX,Y座標値に該当する1組のフィル
タ係数を特定し、この1組のフィルタ係数における次数
レジスタCによって指示された次数のフィルタ係数を読
み出す。こうして読み出される或る次数のフィルタ係数
を、図中ではFCOEF{FTABLE,C,(XAXIS)I,(YAXIS)
I}で示す。こうして読み出した或る次数のフィルタ係
数を、一方の補間演算用係数レジスタCOEFAに記憶す
る。
次のステップ52では、ステップ47と同様に、ダイナミッ
ク軸データDYNAXSが“1"であるかどうかを調べ、“1"で
あればステップ53に行き、“0"であればステップ54に行
く。
ステップ53では、データFTABLEにより指示されたフィル
タ係数テーブルにおいて、X軸座標データXAXISの整数
部(XAXIS)IとY軸座標データYAXISの整数部(YAXI
S)Iより1大きいY軸座標値(YAXIS)I+1とにより
1組のフィルタ係数を特定し、この1組のフィルタ係数
における次数レジスタCによって指示された次数のフィ
ルタ係数を読み出す。こうして読み出される或る次数の
フィルタ係数を、図中ではFCOEF{FTABLE,C,(XAXIS)
I,(YAXIS)I+1}で示す。こうして読み出した或る
次数のフィルタ係数を、他方の補間演算用係数レジスタ
COEFBに記憶する。この場合、Y軸がダイナミック軸で
あるため、Y軸に沿う補間を行うのである。
一方、ステップ54では、データFTABLEにより指示された
フィルタ係数テーブルにおいて、X軸座標データXAXIS
の整数部(XAXIS)Iより1大きいX軸座標値(XAXIS)
I+1とY軸座標データYAXISの整数部(YAXIS)Iとに
より1組のフィルタ係数を特定し、この1組のフィルタ
係数における次数レジスタCによって指示された次数の
フィルタ係数を読み出す。こうして読み出される或る次
数のフィルタ係数を、図中ではFCOEF{FTABLE,C,(XAXI
S)I+1,(YAXIS)I}で示す。こうして読み出した或
る次数のフィルタ係数を、他方の補間演算用係数レジス
タCOEFBに記憶する。この場合、X軸がダイナミック軸
であるため、X軸に沿う補間を行うのである。
次のステップ55では、X軸座標データXAXISとY軸座標
データYAXISのうちダイナミック軸に該当する方の座標
値の小数部をパラメータとして、レジスタCOEFA,COEFB
に記憶したフィルタ係数の間を補間する演算を行う。こ
の補間演算により求めたフィルタ係数を次数レジスタC
により指示された次数に対応するフィルタ係数レジスタ
COEFD(C)(COEFD(0)〜COEFD(31)のいずれか)
に登録する。なお、この補間演算の関数は、直線補間で
あってもよいし、その他の適宜の曲線(例えば、2次曲
線あるいは補間関数メモリに予め記憶した任意の補間曲
線)であってもよい。
次に、次数レジスタCの内容を1増加し(ステップ5
6)、その値が最大次数31よりも大であるかを調べる
(ステップ57)。まだ最大次数31を超えていない場合は
ステップ51に戻り、前述と同様の処理を次のフィルタ次
数に関して行う。こうしてステップ51〜57の処理の繰返
しにより、全ての次数のフィルタ係数を求め終えると、
ステップ5はYESとなり、ステップ58に行く。
ステップ58では、フィルタ係数レジスタCOEFD(0)〜C
OEFD(31)に記憶されている全次数のフィルタ係数デー
タをディジタルフィルタ28に送出する。
第9図に戻り、フィルタ係数演算サブルーチンを終える
と、ステップ59に行き、新たな押圧鍵のキーコードKCOD
Eとキーオン信号KONを楽音信号発生回路27に送出する。
第11図の「タイマインタラプトルーチン」について説明
すると、まず、ステップ60では現在発音中であるかを調
べる。発音中であればステップ61に行くが、発音中でな
ければリターンに行く。
ステップ61では、フィルタエンベロープ発生器21で現在
発生しているエンベロープ波形データ取り込み、EGDATA
として登録する。
次のステップ62では、低周波発振器19で現在発生してい
る低周波変調信号データを取り込み、LFODATとして登録
する。
次のステップ63では、前述のステップ45と同様に、モジ
ュレーションホイール18の操作出力を取り込み、モジュ
レーションホイールデータWHEELDとして登録する。
次のステップ64では、ダイナミック軸基準座標データDY
Nに対して、タッチデータTDATA、モジュレーションホイ
ールデータWHEELD,エンベロープ波形データEGDATA,低周
波変調信号データLFODAT及びキースケーリングデータKY
SDATを演算して該座標データDYNを可変制御し、その演
算結果をダイナミック軸座標データDYNDATとして登録す
る。
次に第10図の「フィルタ係数演算サブルーチン」を実行
し、これにより、補間演算によりフィルタ係数データを
求め、求めたフィルタ係数データをディジタルフィルタ
28に送出する。
第6図のようなフイルタ係数テーブルが選択されている
と仮定して、フィルタ係数の選択及び補間演算の一例に
つき説明する。なお、第6図では、理解を容易にするた
めに、各フィルタ係数組F00〜F22の座標位置に該フィル
タ係数組によって実現されるフィルタ特性の図を略図に
て配置した。このフィルタ特性略図において横軸fは周
波数、縦軸Lはレベルである。
ダイナミック軸データDYNAXSが“1"であるとし(Y軸を
ダイナミック軸とする)、ダイナミック軸基準座標デー
タDYNが「0」、固定軸座標データFIXが「2」、に設定
されているとする。この場合、X軸座標データとして固
定軸座標データFIXに該当する「2」が指定され、Y軸
座標データとしてダイナミック軸基準座標データDYNに
該当する「0」が初期指定されていることになる。これ
により、X,Y座標位置(2,0)に割当てられているフィル
タ係数組F20が選択される。
音色制御情報であるタッチデータTDATA、モジュレーシ
ョンホイールデータWHEELD、エンベロープ波形データEG
DATA、低周波変調信号データLFODAT及びキースケーリン
グデータKYSDATによってダイナミック軸基準座標データ
DYNを変調する演算を行い、その演算結果として得られ
たダイナミック軸座標データDYNDATが例えば「0.3」で
あるとすると、Y軸座標データYAXISが「0.3」に変更さ
れる。しかし、Y軸座標データYAXISの整数部(YAXIS)
Iは「0」と変わらず、フイルタ係数テーブルから選択
されるフィルタ係数組はX,Y座標位置(2,0)に割当てら
れているF20であり、初期設定したものと変わらない。
しかし、Y軸座標データYAXISの小数部「0.3」をパラメ
ータとしてフィルタ係数組F20とF21との間で補間演算が
行われる。
すなわち、X,Y座標位置(2,0)に割当てられているフィ
ルタ係数組F20のフィルタ係数をレジスタCOEFAに記憶
し、Y軸座標データYAXISの整数部(YAXIS)Iより1大
きいY軸座標値(YAXIS)I+1=「1」とX軸座標デ
ータXAXISの「2」によって特定されるX,Y座標位置(2,
1)に割当てられているフィルタ係数組F21をフイルタ係
数テーブルから選択してそのフィルタ係数をレジスタCO
EFBに記憶し、両レジスタCOEFA,COEFBに記憶しているフ
ィルタ係数の間でY軸座標データYAXISの小数部「0.3」
をパラメータとして補間演算を行うのである。こうして
補間演算により作成されたフィルタ係数によって実現さ
れるフィルタ特性は、補間対象となったフィルタ係数組
F20,F21に対応する2つのフィルタ特性をY軸座標デー
タYAXISの少数部「0.3」の値に応じた比率で補間合成し
た特性である。例えば、フィルタ係数組F20がローパス
フィルタ特性を実現し、F21がハイパスフィルタ特性を
実現するものであるとすると、音色制御情報である各デ
ータTDATA、WHEELD、EGDATA、LFODAT、KYSDATの合成値
の大きさに応じて、F20のローパスフィルタ特性により
近い特性からF21のハイパスフィルタ特性により近い特
性まで、フィルタ特性を可変制御することができる。
上述のようにX,Y座標位置(2,0)に割当てられているフ
ィルタ係数組F20が初期指定された場合において、音色
制御情報である各データTDATA、WHEELD、EGDATA、LFODA
T、KYSDATの合成値によってダイナミック軸基準座標デ
ータDYNを変調する演算を行い、その演算結果として得
られたダイナミック軸座標データDYNDATが例えば「1.
2」のように整数部まで変わったとすると、Y軸座標デ
ータYAXISが「1.2」に変更され、これに伴い、Y軸座標
データYAXISの整数部(YAXIS)Iが「1」に変わり、フ
イルタ係数テーブルから選択されるフィルタ係数組はX,
Y座標位置(2,1)に割当てられているF21に変わる。こ
のフィルタ係数組F21のフィルタ係数がフィルタ係数テ
ーブルから読み出され、レジスタCOEFAに記憶される。
また、これに伴い、Y軸座標データYAXISの整数部(YAX
IS)Iより1大きいY軸座標値(YAXIS)I+1=
「2」とX軸座標データXAXISの「2」によって特定さ
れるX,Y座標位置(2,2)に割当てられているフィルタ係
数組F22がフイルタ係数テーブルから読み出され、その
フィルタ係数がレジスタCOEFBに記憶される。こうし
て、こんどは、フィルタ係数組F21とF22との間でY軸座
標データYAXISの小数部「0.2」をパラメータとして補間
演算が行われる。こうして補間演算により作成されたフ
ィルタ係数によって実現されるフィルタ特性は、補間対
象となったフィルタ係数組F21,F22に対応する2つのフ
ィルタ特性をY軸座標データYAXISの少数部「0.2」の値
に応じた比率で補間合成した特性である。例えば、フィ
ルタ係数組F21がハイパスフィルタ特性を実現し、F22が
カットフ周波数が上記よりも高いハイパスフィルタ特性
を実現するものであるとすると、音色制御情報である各
データTDATA、WHEELD、EGDATA、LFODAT、KYSDATの合成
値の大きさに応じて、F21に対応する比較的低いカット
フ周波数のハイパスフィルタ特性からF22に対応する比
較的高いカットフ周波数のハイパスフィルタ特性まで、
フィルタ特性を可変制御することができる なお、第10図のステップ52,53,54では、ダイナミック軸
に相当する軸の座標値を1増加し、固定軸に該当する軸
の座標値は1増加せずに、対応するX,Y座標位置のフィ
ルタ係数をレジスタCOEFBに記憶するようにしている
が、これに限らず、X,Y両軸の座標値を夫々1増加し
て、対応するX,Y座標位置のフィルタ係数をレジスタCOE
FBに記憶するようにしてもよい。すなわち、FCOEF{FTA
BLE,C,(XAXIS)I+1,(YAXIS)I+1}で示される或
る次数のフィルタ係数を、補間演算用係数レジスタCOEF
Bに記憶するようにしてもよい。その場合は、「フィル
タ関係操作パネルスキャン処理」のときに固定軸座標デ
ータFIXとして小数部を含むデータを設定すると、その
小数部に対応して固定軸に沿うフィルタ係数を補間する
ことができる。
上記実施例では音色制御情報に応じて制御される座標軸
(ダイナミック軸)が1軸だけであるが、これはX,Yの
2軸であってもよい。そうすると、両軸の座標データを
同時に可変制御した場合、フィルタ係数テーブルの座標
上における選択されるべきフィルタ係数の移動方向は1
軸のみに沿う方向ではなく、座標面上斜めの方向あるい
は円を描くような方向など、任意に設定できる。
また、上記実施例ではダイナミック軸は鍵タッチ、キー
スケーリング、エンベロープ波形等のどの音色制御要素
に対しても共通であるが、各音色制御要素の種類毎に独
立にダイナミック軸を選定することができるようにして
もよい。その場合は、各音色制御要素の種類毎にダイナ
ミック軸として選定したX軸及びY軸毎に別々に、対応
する音色制御情報の合成演算及びそれに応じた座標デー
タ変更演算を行うものとする。そのようにすると、更に
複雑なフィルタ制御が可能になる。
上記実施例ではフィルタ係数テーブルは演奏者により任
意に選択するようになっているが、音色選択操作に応じ
て適切なフィルタ係数テーブルを自動選択するようにし
てもよい。また、ダイナミック軸の選択とダイナミック
軸座標データの設定と固定軸座標データの設定とを演奏
者により任意に行うことにより、X,Y座標データの指定
が演奏者により任意に行われるようになっているが、こ
れも音色選択操作等に応じて適切なデータが自動選択さ
れるようにしてもよい。
上述の実施例では補間演算等はソフトウェア処理によっ
て実行されるが、専用のハードウェア回路によって実行
するようにしてもよい。
また、上述の実施例では、低周波発振器19やフィルタエ
ンベロープ発生器21は専用のハードウェア回路によって
構成されいるが、これをソフトウェア処理によって実現
するようにしてもよい。
上述の実施例ではキースケーリングデータの発生はキー
スケーリングテーブル20から読み出すことにより行うよ
うになっているが、これに限らず、キーコードに応じて
所定の演算を行うことにより押圧鍵に対応するキースケ
ーリングデータを発生するようにしてもよい。
この発明は単音楽器のみならず複音楽器にも適用できる
のは勿論である。その場合は、フィルタエンベロープ発
生器21は、各楽音発生チャンネル毎にエンベロープ波形
データを発生するようにする。
また、この発明の楽音信号処理装置を具えたユニットに
対して鍵盤16及びタッチ検出回路17は別ユニットとなっ
ていてもよく、その場合は、MIDI規格によりデータを授
受するものとする。また、この発明は音階音の楽音信号
処理に限らず、リズム音やその他の音の信号処理にも適
用することができる。
また、上記実施例ではフィルタ係数テーブルにおける座
標軸は2軸である(2次元座標である)が、3軸(3次
元座標)であってもよい。
また、少なくとも1つの座標軸の座標データを音色制御
情報に応じて可変制御することにより読み出すべきフィ
ルタ係数の座標データを変更し、これによりフィルタ係
数メモリから読み出すフィルタ係数組を変更するという
観点に立てば、補間演算は必須ではない。その場合、音
色制御(フィルタ特性制御)を精密に行うためには、フ
ィルタ係数メモリに多数組のフィルタ係数を記憶してお
くとよい。
〔発明の効果〕
以上の通り、この発明によれば、記憶手段に記憶したフ
ィルタ係数の各組に少なくとも2軸の座標データを夫々
割当て、読み出すべきことが指定されたフィルタ係数組
の座標データのうち移動軸として任意に指定された少な
くとも1つの座標軸の座標データを音色制御情報に応じ
て可変制御し、こうして、可変制御された座標データに
対応するフィルタ係数組を記憶手段から読み出すように
したので、変更すべき座標軸の選定や座標データの可変
制御により、フィルタ係数の選択を変化に富んだ態様で
容易に行うことができるようになる、という優れた効果
を奏する。これにより、より一層複雑なディジタルフィ
ルタ特性制御を比較的簡単に行うこができるようにな
る、という優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の構成を示す機能ブロック図、 第2図はこの発明を適用した電子楽器の一実施例を示す
ハード構成ブロック図、 第3図は第2図のフィルタ係数メモリにおける1つのフ
ィルタ係数テーブルにおけるフィルタ係数の各組に割当
てられる座標データの一例を示すグラフ、 第4図は第2図のディジタルフィルタを32次FIRフィル
タによって構成する場合の一例を示すブロック図、 第5図は第2図のフィルタ関係操作パネルにおけるディ
スプレイの表示例を示す図、 第6図は1つのフィルタ係数テーブルにおける各フィル
タ係数組によって実現されるフイルタ特性の一例を該フ
ィルタ係数組が割当てられた座標位置に対応して夫々示
すグラフ、 第7図は第2図のデータ及びワーキングRAM内の記憶内
容の一例を示す図、 第8図〜第11図は第2図のマイクロコンピュータ部によ
って実行される処理の一例を示すフローチャートであっ
て、第8図はメインルーチン、第9図はニューキーオン
イベントルーチン、第10図はフィルタ係数演算サブルー
チン、第11図はタイマインタラプトルーチンを夫々示す
図、である。 14……フィルタ係数メモリ、16……鍵盤、17……タッチ
検出回路、18……モジュレーションホイール、19……低
周波発振器、20……キースケーリングテーブル、21……
フィルタエンベロープ発生器、22……操作パネル部、23
……フィルタ関係操作パネル、230……ディスプレイ、2
7……楽音信号発生回路、28……ディジタルフィルタ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】楽音信号とフィルタ係数とを入力し、この
    フィルタ係数に応じた特性に従って該入力楽音信号を制
    御するディジタルフィルタ手段と、 所望のフィルタ特性を実現するフィルタ係数の組を複数
    組記憶し、各組には少なくとも2軸の座標データが夫々
    割当てられている係数記憶手段と、 前記係数記憶手段から読み出すべき係数組を特定するた
    めに、各軸毎の座標データを指定する座標指定手段と、 少なくとも1つの座標軸を移動軸として指定し、前記座
    標指定手段で指定される各軸毎の座標データのうち該指
    定された移動軸の座標データを基準座標データとする移
    動軸指定手段と、 前記基準座標データを音色制御情報に応じて変調若しく
    は変更することにより前記移動軸の座標データを可変制
    御する制御手段と、 前記基準座標データを可変制御することによって得られ
    た前記移動軸の座標データと前記座標指定手段によって
    指定された他の座標軸の座標データとの組み合わせに応
    じて前記係数記憶手段からフィルタ係数組を読み出し、
    この読み出し出力に基づくフィルタ係数組を前記ディジ
    タルフィルタ手段に供給する係数供給手段と を具える楽音信号処理装置。
  2. 【請求項2】前記係数供給手段は、前記制御手段による
    可変制御によって前記移動軸の座標データが小数値を含
    むとき、前記各軸の座標データの組み合わせに応じて前
    記係数記憶手段から読み出した少なくとも2組のフィル
    タ係数をこの小数値に応じて補間し、補間されたフィル
    タ係数組を前記ディジタルフィルタ手段に供給するもの
    である特許請求の範囲第1項記載の楽音信号処理装置。
JP62125560A 1986-11-02 1987-05-22 楽音信号処理装置 Expired - Fee Related JPH0690622B2 (ja)

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EP87116017A EP0266703B1 (en) 1986-11-02 1987-10-31 Tone signal processing device using a digital filter
DE87116017T DE3788710T2 (de) 1986-11-02 1987-10-31 Tonsignalverarbeitungsvorrichtung mit einem digitalen Filter.
SG7095A SG7095G (en) 1986-11-02 1995-01-17 Tone signal processing device using a digital filter
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