JPS5944097A - 楽音発生装置 - Google Patents

楽音発生装置

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JPS5944097A
JPS5944097A JP57154519A JP15451982A JPS5944097A JP S5944097 A JPS5944097 A JP S5944097A JP 57154519 A JP57154519 A JP 57154519A JP 15451982 A JP15451982 A JP 15451982A JP S5944097 A JPS5944097 A JP S5944097A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は電子楽器のディジタルフィルタ装置に関する
ディジクルフィルタによって実現される振幅周波数特性
は、そのフィルタ型式及び係数の与え方もさることなが
ら、段数(次数)によっても大きな影響を受ける。一般
に、段数が多いほど、多くの極(及び零点)を実現する
ことができ、複雑な振幅周波数特性制御が可能となる。
従って、電子楽器の音色回路としてディジタルフにルタ
を使用する場合、豊かな音色制御を可能にするためには
、ディジタルフィルタの段′数、を出来るだけ多くする
のが好ましい。反面、フィルタ段数を多くすることは、
コストを増大させると共に回路構成規模の拡大を余儀な
くさせるという不利をもたらす。
この発明は」二連の点に舘、1みて力されたもので、少
ない段数のディジタルフィルタ回路を用いてそれよりも
多い段数のディジタルフィルタと同等の機能を実現する
ことのできる電子楽器のディジタルフィルタ装置を提供
しようとするものである。
このディジタルフィルタ装置は、所定数の(好ましくは
1乃至少数の)フィルタ演算段を含むディジタルフィル
タ基礎回路を含み、各サンプル点のティジタル楽音信号
をこの基礎回路において所定回繰返し巡回させると共に
、この巡回に対応して、前記基礎回路の各演算段に対し
て複数のフィルタ係数を時分割的に夫々供給し、−これ
に」:す基礎回路を演算段の数J:りも多段のディジタ
ルフィルタと・して時分割動作さぜるようにしたことを
特徴とする。詳しくは、前記基礎回路を時分割動作させ
るための所定の演算タイミングに対応して、前記基礎回
路の谷演算段に対して複数のフィルタ係数を時分割的に
供給する係数供給手段と、人力楽音信号及びl″Ii前
記基礎回路の出力楽音信号の一方を該基礎回路における
前記演算タイミングに対応して選択的に該基礎回路に入
力する入力選択手段と、前記基礎回路の1」」力楽音信
号を所定のタイミングでサンプリングしで出力するゲー
ト手段とを具え、各サンプル虐の楽音信号を入力選択手
段を介して基礎回路で繰返し巡回させることにより各フ
ィルタ係数との時分割演算を行ない、例えば成るザンプ
ル店の楽音信号に関して全フィルタ係数との演算が終了
したときその楽音信号をゲート手段を介してサンプリン
グして出力する。各サンプル点、に対応する入力楽音信
号は、基礎回路の出力楽音信号の巡回を可能にするため
に、間欠的に与えられる。
以下添付図面を参照してこの発明の一実施例を詳細に説
明しよう。
第1図において、鍵盤部10は例えば上鍵盤、下鍵盤及
びペダル鍵盤を含んでいる。楽音信号発生部11は鍵盤
部10で押工された鍵に対応する楽音信号を発生するも
ので、鍵盤種類及び音色等に応じて楽音信号を発生し得
るものである。音色選択装置12は各鍵盤毎の音色及び
各種効果等を選択するための多数のスイッチを含んでい
る。音色選択装置12の出力のうち所定の出力が楽音信
号発生部11に、りえられており、該発生部11におけ
る楽音信号発生動作を制御する。楽音信号発生部11は
鍵盤種類及び音色等に応じた複数系列の楽音(+j”5
を谷系列旬に並列的にかつディジタル形式で出力する。
勿論、各系列の楽音信号は音色選択装置12における音
色選択に応じて楽音信号発生部11で所定の1、章色が
付与されるが、系列によっては音色伺鳥が完了していな
いものもあり、それらは後段のディジタルフィルタ部1
4で音色制御が力伍される。例えば、音高にかかわりな
く常に同しスペクトル分布をもつ音色(いわば移動フォ
ルマント型の音色)は楽音信号発生部11で付与し、し
1定フオルマント型の音色はディジタルフィルタ部14
で付与する。同、移動フォルマント楯の音色にあっても
、例えばプラス系の低域特性やストリング糸の複雑な特
性など、固定フォルマント型のフィルタ制御を更に施す
ことによってスペクトル補正を行なうのが好ましいもの
があり、これらの音色に関してもディジタルフィルタ部
14が利用される。
楽音信号発生部11から出力されたディジタル楽音信号
は、楽音信号振分は及び累算及びシリアル変換制御回路
16に与えられる。この制御回路16には音色選択装置
12の出力のうち所定の出力が与えられている。制御回
路13は、音色選択装置12から与えられる音色選択情
報に応じて、ディジタルフィルタ部14を通すべきもの
とそうでないものとを振分け、フィルタ部14に通さな
いものはそれらの楽音信号を累算(ミックス)してライ
ン15に出力し、ディジタルフィルタ部14を通すべき
ものはその並列ディジタル楽音信号を夫々シリアル化し
更にそのシリアルディジタル楽音信号を1本の信号ライ
ン16に出力する。ディジタル楽音信号をシリアル化し
た上でディジタルフィルタ部14に与えることは、該フ
ィルタ部14内部の演算回路をンリアル演算回路とする
ことかで紙該フィルタ部14の構成縮小に寄与する。
ライン15の楽音信号は混合回路17に与えられ、ライ
ン16のシリアル楽音信号はディジタルフィルタ部14
を経由して混合回路17に与えられる。混合回路17は
ディジタルフィルタ部14でフィルタ制御された楽音信
号とフィルタ制御されなかったライン15の楽音信号と
をミキシング(ディジタル加算)するためのもので、フ
ィルタ制御された楽音信号はシリアル化されているため
、これらのシリアル楽音信号を谷系列毎にパラレル化し
た後上記ミキシングを行なうようになっている。同、制
i11回路15における「振分け」及び「累算」及び「
シリアル変換」の動作、並びに混合回路17における「
シリアル/パラレル変換」の動作は、公知のディジタル
技術によって容易に実MI+シ得るので、その詳細説明
は省略する。混合回路17から出力されたディジタル楽
音信号はディジタル/アナログ変換器18でアナログ信
号に変換され、サウンドシステム19に与エラれる。
尚、制御回路16は、ライン16に対する楽音信号のシ
リアル送出の基準タイミングに対応して同期パルスS 
Y N’ Cを出力するようになっている。
この同期パルス5YNCは、ディジタルフィルタ部14
に与えられ、シリアル演算タイミングの同期制御のため
、に利用される。
ディジタルフィルタ部14の一例を第2図に示す。ディ
ジタルフィルタ部14は、ディジタルフィルタ基礎回路
20と、この基礎回路20にフィルタ係数Kを供給する
だめの係数供給回路21と、このディジタルフィルタ部
14における演算その他動作を制御するためのタイミン
グ信号を発生するタイミング信号発生回路22と、ディ
ジタルフィルタ基礎回路20の入出力側に設けられたセ
レクタ26及びゲート24とを含んでいる。基礎回路2
0tri、、比較的少ない段数のディジタルフィルタ回
路から成るものであり、ライン16を介してこのディジ
タルフィルタ部14に入力されたディジタル楽音信号が
セレクタ23を介して該回路2゜に入力される。また、
基礎回路2oの出力信号がセレクタ23を介して入力仰
i K 5!:されるようKなっている。タイミング信
号発生回路22から発生された選択制御信号SELによ
ってセレクタ26の2つの人力のどちらか一方が所定の
時間関係で選択される。成るザンプル臓のディジタル楽
音信号を処理する場合、初め、セレクタ26はライン1
6を介して入力される該サンプル点のディジタル楽音信
号を選択してディジタルフィルタ基礎回路20に入力し
、次に、この入力楽音信号に対応する基礎回路20の出
力信号をセレクタ2ろで選択して基礎回路20の入力側
に戻す。こうしてライン16を介して入力されたディジ
タル楽音信号(それに対応する信号)をディジタルフィ
ルタ基礎回路20で何度か巡回させ、これによりノ(礎
回路20に実際に設けられているフィルタ段数の何倍か
の段数をもつディジタルフィルタ回路で処理したのと同
等の機能を実現させる。
成るサンプル点に対応するディジタル楽音信号に関して
所定回数の巡回を終了すると、ゲート制御信号GEがタ
イミング信号発生回路22がらゲート24に力えられ、
フィルタ処理が完了した該楽音信号を該ゲート24で選
択して出力する。
タイミング信号発生回路22は、更に、係数供給回路2
1における各係数の供給タイミングを4j1]御するた
めの信号に一8YNCと、ディジタルフィルタ基礎回路
20における各段への係数分配を制御するための信号K
L及びL’Dとを発生する。このタイミング信号発生回
路22における各信号の発生タイミングは、同期パルス
5YNcにもとつキ、ライン16のディジタル楽音信号
の供給タイミングに同期して制御される。
上述の通り、ディジタルフィルタ基礎回路20は実際に
設けられているフィルタ段数の何倍かの段数をもつディ
ジタルフィルタとして実質的に機能するが、これは言い
換えれば、基礎回路20における各段の機能が時間的に
切換わることを意味する。係数供給回路21では、時間
的な機能切換わりに応じて夫々の機能」二のフィルタ段
に対応するgF数を基礎回路20に供給する。例えば、
基礎回路20の1段目が1段目として機能している時間
では1段目に対応するフィルタ係数を供給し、11段目
として機能している時間ではn段目に対応するフィルタ
係数を供給する。このように、係数供給回路21は、機
能」二の各フィルタ段に対応する1組の係数における各
係数を所定の時間関係で出力する。同、音色選択装置1
2(第1図)から与えられた音色選択情報が係数供給回
路21に加えられており、選択された音色に対応する1
組の係数が該回路21から出力されるようになっている
ディジクルフィルタ基礎回路20として用いるディジタ
ルフィルタの型式は如何なるものでもよい。ディジタル
フィルタの基本型式を大別すると、有限インパルス応答
フィルタ(以下FIRフィルタという)と無限インパル
ス応答フィルタ(以下IIRフィルタという)が有るが
、中でもIIRフィルタの−・柚であるラティス型フィ
ルタは音声合成に適したフィルタであることが知られて
いる。
しかも、このラティス型フィルタは、イlt2の型式に
比べて乗算器の数が少なくて済み、ハードウェアを小型
化できるという利点があると共に、フィルタ係数のビッ
ト数が少なてて済み、かつ望みのフィルタ特性に対して
係数の設定の仕方が確立されているという利点がある。
そこで、この実施例では好ましい一例として、ディジタ
ルフィルタ基礎回W!20にラティス型フィルタを使用
するものとする。
ラティス型フィルタの基本型式は第3図(a)に示すよ
うであり、同図(b)、 ((りはその基本型式を等何
曲に変換した型式を夫々示すものである。同図において
、符号28乃至64は加算器または引算器であり、65
乃至41は乗算器であり、42ノー7主47ぽ遅延回路
である。図では1つのフィルタユニットが示されており
、これらのユニットを適宜個数縦続接続してフィルタ回
路を構成する。Knl −に、、1−Kn、l+Knは各乗算器で乗算されるべ
きフィルタ係数であり、添字nはn段目のフィルタユニ
ットの係数であることを示す。同、出力側に設けられた
遅延回路43,45.47は最終段のフィルタユニット
の出力とその逆向入力との間に楽音信号の1サンプリン
グ時間に相当する時間遅れを設定するものである。各フ
ィルタユニソI・内の遅延回路42,44.46も1サ
ンプリング時間に相当する時間遅れを設定するものであ
る。この遅延回路42,44.46は、lサンプリング
時間前の信号を前段のフィルタユニットにフィードバッ
クするだめのものであるので、実際回路においては1サ
ンプリング時間から演算回路における時間遅れ分を引い
た時間がその遅延時間として設定されることになる。第
3図に示すラティス型フィルタにおいて、(C)に示す
型式が乗算器第2図のフィルタ基礎回路2oを第3図(
C)に示す型式によって2段ラティス型フィルタとして
構成した一例を第4図に示す。以下述べる実施例では、
この2段ラティス型フィルタから成るディジタルフィル
タ基礎回路20が、2段うティス仰フィルタを4個縦続
接続したのと同等の機能を果たすようになっている。つ
まり、ライン16からセレクタ26を介して取入れられ
た入力信号に対応する(A号が基礎回路2oを4巡する
ことによりフィルタ処理が完了するように々っている。
第4図において、ディジタルフィルタ基礎回路20は第
1のラティス型フィルタユニッl−L 1 ト第2のラ
ティス型フィルタユニットL2とを縁続に接続して成る
もので、第1のユニソ)Llの順向入力端子Fl□には
セレクタ23の出力が与えられ、第2のユニットL2の
順向出力端子Fo2がケート24に接続されている。谷
ユニットL1゜L2では夫々1段分のフィルタ演算を行
なう。第1のユニットL1において、加算器48(機能
としては引算器)は、順向入力端子Ii’ I 1から
入力された楽音信号を、逆向入力端子B11及び遅延回
路56を介して次段のユニットL2から戻された楽音信
号から引算する。この加算器48の出力が乗算器53に
入力され、フィルタ、係数Kiが乗算される。係数Ki
の添字iは1段目(i次)の係数であることを示す。乗
算器53の出力は加算器49に与えられ、入力端子F■
1から入力された楽音信号を遅延回路55で所定時間遅
延したものと加算される。この遅延回路55に相当する
ものは第3図(C)には示されていないが、これは乗算
器41に演算時間遅れが存在しないと仮定したためであ
る。実際回路においてはティジタル乗算器に演算時間遅
れが存在するため、第4図では乗算器56の時間遅れに
合わせるために遅延回路55が設けられている。第2の
ユニソ)L2の遅延回路57も同じ理由による。
遅延回路55〜60のブロック内に記てれた数字は遅延
時間を示すもので、r32DJは32タイムスロツト遅
延、r56DJは56タイムスロソト遅Iリニ、r8D
Jは8タイムスロツト遅延を夫々示す。−例として、乗
算器53.54の演算時間遅れが32タイムスロツトと
なるように設計されており、この遅れに合わせるために
遅I■9回路5!シ。
57では32タイムスロツト分の遅延を行なうのである
。同、1タイムスロツトはディジタルデータの最小時間
単位である。
加算器49の出力は順向出力端子FO1を介して第2の
フィルタユニソ)L2の顔向入力端子F■2に加わる。
第2のユニノ[・L2は、前述の’i d + ’! 
9 + b 6 + b 5と同恒に接続された加算器
00151、乗算器54、遅延回路57を含んでいる。
乗算器54に加わる係数KI+1の添字i+1は1+1
段目(i+1次)の係数であることを示す。加m嘗訝5
1の出力はj脈向出力瑞子FO7を介してゲート24に
人力されると共に遅延回路60を弁1〜で自らの逆向入
力端子B■2に入力される。逆向入力貸11・子B■2
に与えられた信号は遅延回路58を弁して加算器50に
入力されると共に1−に遅延回路59を介して加算器5
2に入力される。加算器52の他の入力には兜算器54
の出力が与えられる。加算器52の出力は逆向出力端子
BO2を介して第1のユニットL1の逆向入力端子BI
、°に与えられ、それから遅延回路56を介して加算器
48に与えられる。
この実施例では、ライン16を介して人力されるディジ
タル楽音信号(これをF Sで示す)の1サンプリング
時間が96タイムスロツトであるとしており、それ故に
、逆向信号を遅延する谷遅延回路56,58,59.6
0の遅延時間が図示のように設定されている。すなわち
d’t lのユニットL1の加算器48に対して次段の
ユニノ)L2がら逆向端子BO2,Bxt及び遅延回路
56を介してフィードバックされる信号は、ル14+向
入力嬬子F■1から与えられる信号に対してlサンプリ
ング時間の遅れがなけれはならないわけであるが、この
目的のために遅延回路56の遅延時間が32タイムスロ
ツトに設定されている。加算器48の出力が乗算器b 
Ol b 4、加算器49,5.0.52、遅延回路5
6を経由する間に、円り算器51−1154、で夫々3
2タイムスロツト遅延され、遅延回路56で32タイム
スロツト遅延されて合計96タイムスロツトすなわちl
サンプリング時間の遅延が得られる。第2のユニノ)L
2の加算器5oには遅延回路60.58を介して自己の
順向出力端子FO2の出力信号が与えられる1、このル
ープで1サンプリング時出Jの遅延を確保するために、
遅延回路60と58で合計64タイムスロツトの遅延が
設定されており、乗算器54の時間遅れ分32タイムス
ロットと合わせて96タイムスロソl−(1サンプリン
グ時間)の遅延が得られる。
加算器52は乗算器54の出力と遅延回路58゜59を
介して逆向出力端子B■2がら与えられる逆向人力(i
j号とを加算し、その出力を逆向出力端子BO2に与え
るためのものである。遅延回路58の出力に対応する乗
算器54の出力は遅延回路58の出力タイミングよりも
32タイムスロット遅れでいる。この遅れに見合った時
間遅れを設定するために遅延回路59が設けられている
ディジタルフィルタ基礎回路2oの出力すなゎち第2の
ユニソ) L 2の、1111向出力44子FO2の出
力を巡回させるためのルートに遅延回路6oが挿入され
ており、ここで8タイムスロツト遅延されるようになっ
ている。これは巡回タイミングの同期をとるために設け
られたものである。この遅延回路60の出力信号(これ
をBSで示す)がセレクタ260入力Bに与えられる。
セレクタ260入力Aにはライン16から入力楽音信号
FSが与えられる。
詳しい動作説明の前に、ディジタル楽音信号FSのデー
タ形式について説明する。−例として、■サンプル点の
楽音信号は24ビットのディジタルデータから成る。ラ
イン16のシリアル楽音信号FSにおいては、この24
ビツトのデータが24タイムスロツトを使用してシリア
ル化されており、かつlサンプリング時間が96タイム
スロツトトなっている。このlサンプリング時間内の順
次タイムスロットに1乃至960査号を付けて図示した
ものが第5図(a)であり、同図(b)に示すようにラ
イン16のシリアル楽音信号FSは第1乃至第24タイ
ムスロツトにおいて供給される。シリアル楽音信号Fs
LD惧給タイムスロットにおいて最初のタイムスロット
(第1タイムスロツト)には最下イムスロットになるほ
ど重みが増し、第23タイl、ヌロソトに最上位ピッ)
MSBが割1当てられ、第24′タイムスロツトにはサ
インビットSBが割当てられる。
タイムスケールを縮小してシリアル楽音信号FSのタイ
ミングを示すと第6図(a)のようになる。
選択匍1?1fl11A号SELは同図(b)に示すよ
うにライン16に楽音信号F Sが現われるタイミング
に一致して、つまり第1乃至第24タイムスロツト毎に
、信号“°1″となり、それ以外の第25乃至第96タ
イムスロツトでは”θ″である。ゲート割部j信号GE
は同図(c)に示すように、成るサンプリング時間の第
89タイムスロツトから次のサンプリング時間の第16
タイムスロツトまでの24タイムスロットの間”1 ”
となり、それ以外の第17乃至第88タイムスロツトで
は“0″である。伺、第6図において信号波形の上側に
邦人した数字は、信号の立上りま−たは立下りのタイミ
ングに対応するタイムスロットの番号を示すものである
次に第6図を参照して第4図の動作につき説明する。第
6図(d)には、第1のフィルタユニッ)Llの順向出
力端子FO1から出力される信号のタイミングが示され
ており、同図(e)には第2′のフィルタユニノ) L
 2の順向出力端子FO2から出力される信号のタイミ
ングが示されている。同図(f)には第2のフィルタユ
ニッ)L2のIlffg向出力信号を遅延回路60で8
タイムスロツト遅延した信号、つ1リセレクタ23の入
力Bに加わる信号BS、のタイミングが示されている。
第1サンプリング時間において初めて楽音信号FSが入
力されたと仮定して第6図が描かれている。第6図(a
)の信号発生タイミング内に記入された丸印で囲んだ数
字■。
■、■、■・・・は、夫々、第1サンプル点、第2サン
プル点、第3サンプル点、第4サンプル点・・・の楽音
信号FSが与えられるタイミングであることを示してい
る。第6図(d)、(e)、(f)の信号発生タイミン
ク内に記入された丸印で囲んだ数字とそれにハイフォン
で結ばれた数字は、前記谷サンプル点の楽音信号に対し
て何段目の機能上のフィルタ段の処理が施されたかを示
すものである。丸印で囲んだ数字がサンプル点を特定す
るもので、第6図(a)に記入されたものに対応してお
り、ハイフォンで結ばれた数字が機能上のフィルタ段を
示す。例えば[■−3」は、第1サンプル点の楽音信号
FS K IPf して3段目の機能上のフィルタ段の
処理が施されたことを示す。
選択制御(M−号sELはセレクタ23のA選択制御人
力SAに人力され、これをインバータ61で反転した信
号がB選択制御入力SBに入力される。
従って、ライン16に新しいサンプル麿のシリアル楽音
信号FSが与えられる毎にセレクタ26は入力Aを選択
し、この楽音信号FSを第1のフィルタユニットL1に
入力する。それ以外のとき、セレクタ26は入力Bを選
択し、ディジタルフィルタ基礎回路20の出力信号BS
を巡回させる。
第1す・ンプル点■の楽音信号FSがライン16に与え
られると、この信号FSは信号SELによってセレクタ
26で選択され、第1のフィルタユニットL1に入力さ
れる。ユニットL1ではこの入力信号を32タイムスロ
ツトの時間をかけて処理するので、信号FSのタイミン
グの32タイムスロツト後の第33乃至第56タイムス
ロツト区間において第1サンプル点に関する1段目のフ
ィルタ処理を終えた信号がユニットL1の順向出力端子
FO0から出力される(第6図(d)の■−1参照)。
第2のフィルタユニットL2は第1のユニッ)Llの出
力信号を32タイムスロツトの時間をかけて処理するの
で、第65乃至第88タイムスロツト区間において第1
サンプル点に関する2段目のフィルタ処理を終えた信号
がユニットL2のj順向出力端子FO2から出力される
(第6図(e)の■−2参照)。この第2のユニッ)L
2の出力信号を遅延回路60で8タイムスロツト遅延し
たものが信号B Sとしてセレクタ23に戻される。従
って、第1サンプル点に関する2段目のフィルタ処理を
終えた信号が信号BSとしてセレクタ23に入力される
のFi第73乃至第96タイムスロツト区間においでで
ある(第6図(f)の■−2参照)。
この■−2に相当する信号BSがセレクタ26に入力さ
れるとき、選択制御信号SELは”0′″であるので、
1号BSがセレクタ26で選択され、itのフィルタユ
ニットL1に与えられる。
■−2に相当する信号BSをセレクタ23で選択した直
後の第2サンプリング時間の第1乃至第24タイムスロ
ツトにおいて選択制御信号SELが”1 ”となり、ラ
イン16に与えられた第2ザンプル点■の楽音信号FS
をセレクタ26で選択する。こうして、第1のユニット
L1には、第1サンプリング時間の第73乃至第96タ
イムスロツト区間と第2サンプリング時間の第1乃至第
24タイムスロツトにおいて、第1サンプル点の2段目
のフィルタ処理を終えた信号BSとまだ何のフィルタ処
理もしていない信号FSとが相次いで入力される。第1
のフィルタユニットL1は、前者の信号BSを処理して
いるときは3段目のフィルタ段として機能し、後者の信
号FSを処理してぃるときは1段目のフィルタ段として
機能する。後者の信号FSが第1のユニットL1の加算
器48に人力されるとき(第1乃至第24タイムスロツ
ト)、第6図(e)の■−2と同じタイミングで第2の
ユニットし20乗算器54から出力された第1ザンプル
点に関する信号が、加算器52及び遅延回路56を介し
て32タイムスロツト遅延されて丁度同じ第1乃至第2
4タイムスロツトで該加算器48に入力される。従って
、第2サンプル点の楽音信号とその1ザンプリング時間
前の第1サンプル点に対応する信号とが加算器48で確
実に演算される。入力タイミングから32タイムスロツ
ト後の第2サンプリング時間の第9乃至第32及び第3
3乃至第56タイムスロソトにおいて、第1サンプル点
に関する3段目のフィルり処理を終えた信号及び第2サ
ンプル点に関する1段目のフィルタ処理を終えた信号が
相次いで第1のユニットL1から出力され(第6図(d
)の■−3及び■−1参照)、第2のユニツ)L2に入
力される。
第2のユニットL2は、■−3に相当する信号を入力し
てこれを処理しているときは4段目のフd。
イルタ段として機能し、■=1に相当する信号を入力し
てこれを処理しているときは2段目のフィルタ段として
(力と能する。後者の信号(?)−1が加算器50に人
力されるとき(第33乃至第56タイムヌロノト)、第
6図(e)の■−2のタイミングで第2のユニッ) 1
.、2から出力された第】サンプル点に関する信号が、
遅延回路60及び58を介して64タイツ・ヌロノト遅
延されて丁度同じ第33乃至第56タイムスロノトで該
加算器50に入力される。従って、第2サンプル点に対
応する楽音信号とそのlサンプリング時間前の第1ザン
プル廣に対応する楽音信号とが加算器50で確実に演算
される3、第2サンプリング時間の第41乃至第64及
び第65乃至第88タイムスロツトにおいて、第1ザン
プル点に関する4段目のフィルタ処理を終えた信号と第
2ザンゾル店に関する2段目のフィルタ処理を終えた信
号が相次いで第2のユニットL2から出力され(第6図
(e)の■−4及び■−2参照)、その8タイムスロツ
ト後に信号BSとしてセレクタ26に入力される(第6
図(f)の■−4.■−2参照)。
第2ザンプリング時間の第49乃至第72及び第73乃
至第96タイムスロントにおいて、■−4に相当する信
号BSと@、t−2に相当する信号BSとが相次いでセ
レクタ25で匙択され、第1のユニットL1に入力され
る。、その直後の第3サンプリング時間の第1乃至第2
4タイムスロー、/トに」。・いて新たな第3サンプル
点6.)の信号FSがセレクタ2′J、で選択されて第
1のユニノl−L 1に入力される。、これらの相次ぐ
信号入力にもとづき、第1のフィルタユニ、トL1&よ
、ul’4’ 1サンプル点に+9jしては5段目、第
2ザンプル点に関しては3段口、4λ3サンプル 段として夫々時分割的にIiK f!t:を切長えてi
スy:能する。
しかして、谷々の入力タイミングから32タイムスl」
シト1裳に、第1@)ンブルハに]刀する5段目の々1
1.理を終えた信号及び第2ザンプル点にしりする3段
目の処理を終えた信号及び第3サンプル点に関する1段
目の処理を終えた伯−弓がシ1つ1のユニットL 1か
らJ:次出力され(第6図(d)の■ー5,■−3、■
−l<=iii.i )、第2のユニットL 2に人力
される。勿β1,、加算器48において夫々のlサンプ
リング時lHI前のザンプル小の信−号との演算がイ1
((−実に行なわれるのは前述から明らかである。
ε「;2のユニットL2では、■−5,(2) −3,
((1)−1に相当する信号の相次ぐ入力に応答しで、
εglゲンプル7山に関しては6段目、第2ザンプル点
にし、1してifi4段目、第3サンプル段目のフィル
タ段として時分割に機能する。しかして、6々の人力タ
イミングから32タイムスロノトケ・に、第1サンプル
点に関する6 1j,;目の6r,i理を終えた信号、
第2サンプル声に関する4段目の処理を糾えた伯錦、第
3サンプル虞にじIJする2段目の処理′8!l−A”
”、えた43号が第2のユニーノ!・■72から)::
次出力され( iX 6図(e)の■−6 、 CI−
” 、i’ 、■−2を照)、その8タイムスロット仲
に信号B Sとしてセレクタ23に入力される(第6図
(f)の■−も,(2フー4,■−2参照)。
第3ルーンプリンク時間の第25乃至第48、6に49
乃至第72及び第73乃至第96タイムヌロツトにおい
て、■−6“、■−4.■−2に相当する信号B Sが
相次いでセレクタ26で選択されて第1のユニットL1
に入力される。その直後の第4サンプリング時間の第1
乃至第24タイムスロツトにおいて新たな第4サンプル
点■の信号FSがセレクタ23で選択されて第1のユニ
ッ)Llに入力される。これらの相次ぐ信号入力にもと
づき、第1のユニッ) L 1は、第1ザンプル7Qに
関しては7段目、第2サンプル点に関しては5段目、第
3ザンプル点に関しては3段目、第4サンプル点に関し
ては1段目のフィルタ段として時分割的に(幾能する。
しかして、各々の入力タイミングから32タイムスロツ
ト後に、第1サンプル点に関する7段目の処理を終えた
信号、第2サンプル点に関する5段目の処理を終えた信
号、第3サンプル点に関する3段目の処理を終えた信号
、第4サンプルに関する1段目の処理を終えた信号が第
1のユニッ)Llから順次出力され(第6図(d)の■
−7.■−5.■−3.■−1参照)、第2のユニット
L2に人力される。
第2のユニットL2では、■−7.■−5.■−3.■
−1に相当する信号の相次ぐ入力に応じて、第1ザンプ
ル、壱に関しては8段目、第2ザンプル小に関しては6
段目、第3ザンゾル点に関しては4段目、第4ザンプル
点にじ11シては2段目のフィルタ段として時分割的に
機能する。しかして、各々の人力タイミングから32タ
イムスロツト後に、第1ザンプル点に関する8段目の処
理を終えた信号、第2サンプル小に関する6段目の処理
を終えた信号、第3サンプル虞に関する4段目の処理を
終えた信号、第4サンプル点に関する2段目の処理を終
えた信号、が第2のユニノ)L2から順次出力される(
第6図(e)の■−8.■−6.■−4.■−2参照)
ε1′31サンプル、〜に関する8段目の処理を終えた
信号が第2のユニットL2から出力される第89乃至第
16タイムスロツトにおいて、第6図(c)のようにケ
ート制御信号GEが”1 ”となり、ゲート24が開放
される。これにより、8段目の処理を終えた信号(■−
8参照)がゲート24を通過し、ディジタルフィルタ部
14の出力信号として出力される。他方、8段目の処理
を終えた信号(■−゛8参照)が遅延回路60を介して
信号BSとしてセレクタ23に入力されるのは丁度第1
乃至第24タイムスロツトであり、セレクタ23は入プ
月3を禁」1ルて入力Aン加わる新たなサンプル点の信
号FSを選択する。従って、ゲート24を介して出力さ
れる最終段の出力信号はセレクタ23で阻止され、巡回
が終了する。
以下同様に、時分割的なフィルタ処理が繰返され、8段
目の処理を終えた各サンプル点の信号が、そのサンプリ
ング順序に従って、所定のサンプリング周期(96タイ
ムスロツト)毎につ丑り第89乃至第16タイムスロノ
ト区間毎に、ゲート24を介してlllffi次出力さ
れる。各段の時分割的な演算処理の繰返しにおいて、各
段の演算タイミングは次のように割当てられてい乙こと
が」二連及び第6図から理解されよう。すなわち、第1
のフィルタユニットL1においては、第33乃至第56
タイムスロツトにおいて最も新しいサンプル点に関する
1段目の演算出力が生じ、その直前の第9乃至第32タ
イムスロツトにおいて2番目に新しいサンプル別に13
’−、]する3段目の演算出力が生じ、その直前の第8
1乃至第8タイムスロツトにおいて3番目にIノ[シい
サンプル点に関する5段目の演算出力が生じ、その直前
の第57乃至第80タイムスロツトにおいては4番目に
新しいつ丑り最も古いサンプル点に関する7段目の演算
出力が生じるように、演算タイミングが割当てられてい
る。寸だ、第2UフフィルタユニソトL2においては、
第65乃至at’< 88タイツ、スロットにおいて最
も新しいサンプル、1J5に関する2段目の演算出力が
生じ、その直前の第41乃至第64タイムスロツトにお
いて2番目にX灯しいサンプル 出力が生じ、その直前の第17乃至第40タイl、スロ
ットにおいて3番目に妨しいサンプル点に関する6段目
の演算出力が生じ、その直前の第89乃至Wr16タイ
ムスロツトにおいて4番目に新しいつまり最も古いサン
プル点に関する8段目の演算出力が生じるように、演算
タイミングが割当てられている。
係数供給回路21(第2図)は、各フィルタユニットL
1.L2における上述のような各演算段の時分割的な割
当てに対応して、各段のためのフィルタ係数Kを所定の
タイミングで出力し、ユニットL1.L2の乗算器53
.54に供給する5、奇数段のフィルタ係数Kiが所定
のタイミングでユニソ)Llの乗算器53に供給され、
偶数段のフィルタ係数K i + 1が所定のタイミン
グでユニットL20乗算器54に供給されねばならない
ことは上述から明らかであろう。第4図では、フィルタ
係数Ki、K1−4−1が予めパラレル化、された状態
で乗算器53154に供給されるようになっているかの
ように示されている。しかし、各段(1段目から8段目
まで)に対応するフィルタ係数Kを係数供給回路21か
らシリアル形式で出力し、各ユニット’L1.L2の乗
算器53.54に付属して設けた係数分配回路によって
パラレル形態Ki。
Ki+1に変換するようにしてもよい。第7図には、そ
のような係数分配回路25を具えた第1のフィルタユニ
ットL1の詳細例が示されている。タイミング信号発生
回路22(第2図)から発生されたタイミング信号KL
、LDはシリアルフィルタ係数にのパラレル変換を制御
するために係数分配回路25で利用される。
第7図において、第4図の加算器48.49及び遅延回
路55 + 56に相当する回路は同一符号が付しであ
る。また、乗算器56に相当する回路部分も同−杓号を
用いて包括的に示しである。係数分配回路25は、8個
の1タイムスロット遅延回路を縦続接続した遅延回路列
62(すなわち8スデージの直列シフトレジスタ)と、
この遅延回路列62の谷遅延回路出力を夫々入力し/ζ
8個の1ピットラツナ回路から成るラッチ回路66と、
8個の1タイムスロット遅延回路から成る遅延回路列6
4と、8個のラッチ回路から成る係数記憶回路65とを
含んでいる。同、図において1タイ台スロットの遅延を
行なう遅延回路はrDJなる記号を記入したブロックに
よって表示するものとし、特に説明を要する場合を除き
個々の1タイムスロット遅延回路の参照番号は省略する
。また、ラッチ回路の出力タイミングは入力をロードし
たタイミングから1タイムスロット遅れるものとする。
遅延回路列62にはシリアルフィルり係数Kが人力され
、lタイムそロットずつlli:1次ノフトされる3、
ラッテ回路63の各ロード制御入力しにはタイミング信
号KLが共通に与えられる。遅延回路列64にはタイミ
ング信号LDが入力され、lタイムスロットずつ順次シ
フトされる。1つのフィルタ係数K(1段目の係数Ki
)は、−例として8ビツトのディジタルデータであり、
8タイムスロツトを使用してシリアル化されている。第
8図(a)に拡大して示すように、−例として、1つの
シリアル係数にの8タイムスロツトにおいて最初のタイ
ムスロットにはサインビットSBが割当てられ、次のタ
イムスロットには最上位ビットMSBが割当てられ、以
下順次下位ビットが割当てられ、8番目のタイムスロッ
トに最下位ビットLSBが割当Ωられている。l音色に
対応する1組のフィルタ係数は841blの(8段分の
)係数から成り、各段の係数に1〜に8が第8図(b)
に示すようなタイミングで7リアル化されている。タイ
ミング信号KL。
LI)のパルス発生タイミングは第8図(b)のようで
ある。これらの信号KL、LD及びシリアルフィルタ係
数には各ザンプリング時間毎に第8図(b)と゛同じタ
イムスロットで繰返し供給される。第8図において、信
号波形の上側に記入した数字は、第6図と同枳に、信号
の立上りまたは立下りのタイミングに対応するタイムス
ロット番号を示すものである。
第8図(b)を参照すると、シリアルフィルタ係数Kに
おいては奇数段の係数に1 + K7 + K5+ K
3と偶数段の係数に4. K2. K8. K6が変互
に供給されるようになっている。タイミング信号K L
は奇数段の係数に、、に7.に5.に3の直後のタイム
スロットに同期して24タイムスロット絢期でパルス発
生する。タイミング信号LDはタイミング信号KLの1
タイムスロツト後に同じく24タイムスロット屑1期で
パルス発生する。第15乃至第22タイムスロツトにお
いて1段目の;、;、 ;x K 、の各ビットがシリ
アル送出されるので、その直後の第23タイムスロツト
でタイミング信号KLが発生したとき、該係数に□の各
ビットが遅延回路列62の各遅延回路から丁度出力され
ている。従って、信号KLによって1段目の係数に1の
各ビットをラッチ回路63に同時にラッテすることがで
きる。
こうしてラッチ回路63にラッテされた1段目の係数に
0の並列データは、次に信号KLが発生するときまで保
持される。第8図(b)から明らかなように、タイミン
グ信号KLが第47タイムスロノトで発生したときは7
段目のシリアル係数に7がパラレル変換されてラッチ回
路66にラッチされ)該信号KLがvJ、72タイムス
ロツトで発生したときは5段目のシリアル係数に、がパ
ラレル変換されてラッチされ、第95タイムスロツトで
発生したときは3段目のシリアル係数に3がパラレルK
mされてラッテされる。従って、ラッチ回路6δがらパ
ラレル出力される係数の状態は第8図(b)のに■〕の
4f”6のようになる。
ラッチ回路ろ6からパラレル出方された8ビツトの係数
は、係数記憶回路65を構成する各ラッチ回路〆; J
”  1乃至65−8のデータ入力KDiに夫々加えら
れる。このラッチ回路65−1のロード制御人力りには
タイミング信号り、I)が加わり、ラッテ回路6512
乃至65−8のロード制御入力しには該信号LDを遅延
回路列64で順次遅延した信号が夫々加えられる。係数
記憶回路65(ランチ回路65−1乃至65−8 )は
、乗算器53におけるシリアル演算のタイミングに同期
させるために、係数の谷ビットを順次時間的にずらして
記憶するためのものである。ラッチ回路65−1が係数
の最下位ピッ)LSBに対応し、6b  7が最上位ピ
ッ)’MSHに対応し、6L+8がサインビットS B
に対応する。同、8ビツトの係数データはサイン・マグ
ニチュード形式で表わされているものとし、下位7ビツ
トで係数の絶対値を表わし、その上位のサインビットs
Bで係数の正負符号(”0″′のとき馬、”ビのとき負
)を表ゎす。同、係数の最上位ピッ)MSBすなわちラ
ンチ回路65−7に対応するビットの車みが10進数の
0.5であるとする。
最下位ピッ) L S Bに対応するラッチ回路65−
1には、ラッチ回路66にラッチしたデータ(第8図の
KD参照)の最下位ビットが信号LDのタイミングで取
り込まれる。従って、ラッチ回路65−1から出力され
るイ系数の状態は第8図(b)の65−1に示すように
なる。佃のラッチ回路65−2乃至65−8は信号LD
を順次lタイムスロットづつ遅延した信号によって制御
される3、従って、谷ラッチ回路65−2乃至65−8
の出力の状態の変化パターンは第8図(b)の65−1
と同じであるが、その変イヒのタイミングがIIIIJ
次lタイムスロットづ・つずれたものとなる。但し、ラ
ッチ回路65−5と65−6との間には余分の遅延回路
66が設けられているのでラッチ回路65−6の変化タ
イミングは65−5のそれよりも2タイムスロツト遅れ
る。
さて、顔向入力端子FI、から入力されたシリアル楽音
信シjFSまたはBSはインバータ86で反転されて、
加算器48のB入力に与えられる。
第6図の第3サンプリング時間を例にとると、セレクタ
2乙では、第1乃至第24タイムスロツトで幼だなWJ
3サンプル点■のシリアル楽音信号FSを選択[7、第
25乃至第96タイムスロツトではシリアル楽音伯’s
 B Sとして第1サンプル点に関する6段目の処理を
終えたもの(■−6)及び第2サンプル点に関する4段
目の処理を終えたもの(■−4)及び第3サンプル点に
関する2段目の処理を彰えたもの(■−2)を順次選択
する(第6図(al、 (f)参照)。従って、−例と
して第6図の第3サンプリング時間においてセレクタ2
3からl1ffl同人力幻子FI□を介して加算器48
に入力される信号FStたはBSの状態を示すと、第8
図(b)のFS(BS)の楠に示すようになる。つまり
、第1乃至第24タイムスロツトでは址だ何の処理もし
ていない信号FSが与えられ、第25乃至第48タイム
スロツトでは6段目の処理を終えた信号が与えられ、第
49乃至第72タイムスロノドでは4段目の処理を終え
た信号が与えられ、第73乃至第96タイムスロノトで
は2段目の処理を終えた信号が与えられる。各信号のザ
ンプル70番号は順次変わるにしても、上述の24タイ
ムヌロツトから成る各タイムスロット区間において1!
:’+向入力件11子F11に与えられるシリアル楽音
信号が狗段目のフィルタ処理を終えた信号であるのか、
という点はどのサンプリング時間においても不変である
加算器48のA入力には、次段のフィルタユニノ)L2
から逆向入力婦子BI、に与えられたイ菖号が、遅延回
路56を介して入力される。CO−1−1はキャリイア
ウド出力であり、キャリイアウド信号が生じた加算タイ
ミングとこの出力C8+1に信号” l ”が出力され
るタイミングとの間には1タイムスロツトの時間遅れが
あるものとする。キャリイアウド出力C8+1の出力信
号はオア回路87を介して加算器48の01人力に与え
られる。第5図中)に示したようにシリアル楽音信号F
Sにおいては上位ビットのデータはどより遅いタイムス
ロットに割当てられている。従って、lタイムスロット
遅れ−で!出力C8−1、から出力されたキャリイアウ
ド信号をC1入力に加えることにより、キトリイアウl
−(71号を1ビット上位のデータに加算することがで
きる。、オア回路87の(IIHの入力には遅延回路列
、′J401段目の遅延回路6〕から出力される信号S
 H1が与えられる。この信号SH1は、第8図(b)
に示すように発生するタイミング信号LD−と1タイト
スロット遅延させたものであり、第25、第49、第7
3及び第1タイムヌロノトにおいて”1″となる信号で
ある。一方、セレクタ25″8を介してl1lr4向入
力端子F11に入力されるシリアル楽音信号FSまたは
BSは第5図(b)及び第61m(a)、 (f)のよ
うであるため、シリアル楽音信号の最下位ピッ)(’L
SB)のタイミングに対応して信号5)(1が”1″と
なることにかり、加算器48では最下位ビット(LSB
)のタイミングで繰返し”1 ”が加算される。この操
作は、入力端子F]1から加算器48の8人力に与えら
れる楽音(n号FSまたはBSを狗の値に変換するため
のものである。すなわち、楽音信号FS(BS)をイン
バータ86で反転し、その最下位ビット(LS13)に
1を加算することにより、2の補数形式の負の値に変換
する操作が行なわれている。同、ライン16に与えられ
る楽音信号FSも負の値は」−記インバータ86及び信
号S H1による2の補数化抄作によって実質的に正の
仙に変換されることになる。こうして、加算器48では
、逆向入力婦子B■1及び遅延回路56をブrしてA入
力に与えられるフィードバックされた楽旨信号の振幅デ
ータから順向入力端子F■、に与えられた楽音信号の振
幅データを減算する操作が行なわれる。
加算器48の出力は遅延回路88に人力されると共にラ
ッチ回路89のデータ人力に与えられる。
逆向人力楽音信号とl1l−、向入力楽音信号F S 
(BS)との差を示す加算器II 8の出力113号は
遅延回路88で24タイムスロツト遅延され、υl (
117,オア回路90に与えられる。、排他オア回路9
0の出力は加算器91の八人力に内えしれる。遅延回路
88、う、ノナ回路8・2、排他オア回路90及び加算
器91は、2の補数形式で表わされた加算器48の出力
信号をツイン・マグニチュード(サインビットと絶対値
)形式に変換するためのもの又ある。
ラッテ回路89のラッチ制御人力りにはタイミング信号
LDが入力される。信号LDが発生する第24タイムヌ
ロノトまたは第48、第72、第96タイムスロツトで
は、加算器48からはザインビソ) S Hを表わす信
号が出力されている。従って、サインビットSBの値が
ラッテ回1烙89にラッテされる。このラッチ回路89
の出力はり1他オア回路9U及びアンド回路92に与え
られる。
例えば、第24タイムスロツトで壕だ例の処理もしてい
ない信号(第8図(b)のFS(BS)の(1)に関す
るサインビットSBをラッテし、ラッチした信号を第2
5タイムスロツトから第48タイムスロツト1での24
タイムスロツトの間該ラッテ回路89から出力している
とき、第1乃至第24タイムヌロソトで加算器48から
出力されたまだ何の処理もしていない信号(■)を24
タイムスロソト二゛ニタ正した信号が遅クエ回路88か
ら出力される。
異ってλ ラッチ回路89から出力されるサインピノト
イ菖号と遅延回Vl 88から出力される信号は対応し
ている6、ラッチ回路89 VC:7ツチされたサイン
ビット信号が′0″すなわち正のとき、遅延回路88の
出力信−号は44目也オア回路90をそのまま通過し、
加算器91のA入力を介してS出力からその11出力さ
れる。ザインビソト信号ンバ1″′すなわち負のとき、
遅延回路Jj 8の1」」力信号は排他オア回路90で
反転される。このときラッチ回路89の出力゛1″′に
よってアンド回路92が可能化され、イ階号SH1のタ
イミングでアンド回路;2から” 1 ”が出力され、
オア回路96を介して加算器91の01人力”1″′が
与えられる。この信号S H1はタイミング信号L D
を1タイムスロIト遅延した信号であり、最下位ビット
に対応している。例えば、まだ何の処理もしていない信
号(■)が遅延回路88から出力される第25乃至纂4
8タイムヌロ:ソトにおいてl・、i二、jπ25タイ
ム30ットで信=sn4が”1″となり、最下位ビア・
トに関する↓:°゛・i・オア回路90の出力信号に対
してj、Jjシi−t>°’7’ 1−c l L J
が加算される。加算の結果生したギャリイアウト信号は
lタイムスロ、・ト遅j−1,−r(出力C。ヤ、から
出力され、アンド回路94、オア回路96を介してCi
大入力与えられる3、アンド回路シ4の他の人力には信
号S HIをインバータソ5で反転した信号5)(1が
与えられる。最干位ビ・ソトの演算タイミンクでは信号
S R’Iの” 73 ”によってアンド回路94が不
能イヒされ、演算タイミングが先行する別のサンプル廣
の楽音信号の最上位ビットからのキャリイアウド信号を
力?止するようにしでいる。排他オア回路(7”0にお
り′る反転と最下位ビットへの1加算とによって、2の
補数で衣ねされ7で負の値が絶対値に俊挨される。
以上の構成によって、加算器91の出力Sからは加初−
器4εの高力信号を絶対値で衣わした信号F (ンが出
力される。この信号FS’の状態を第8図(1))の」
イ゛S (B S )に対応して示すと、第8図のFS
’σノようであり、人力楽音信’i8’ F 8寸たは
BSのタイミングよりも24タイムスロツト遅れている
。この信号FS’は第5図(b)に示す信号FSと同様
に1サンプル声につき24ビツト(タイムスロット)の
シリアルデータであり、最下位ビンl−LSBが先行し
ている。
乗算器56では、加算器91から出力された24ビット
のシリアルデータFS’にもラッチ回路65−1乃至6
5−8から出力された8ビツトのフィルタ係数を乗算す
る。24ビットと8ビツトのシリアル乗算では普通32
タイムスロット分の演算時間が必要であるが、24タイ
ムスロット毎に各奇数フィルタ段の時分割演算を行なわ
ねば力らないため下位8ビット分の乗算結果は切捨で、
ザインビットも含めて上位24ビット分の積を求めるよ
うにしている。乗算器53は、ラッチ回路65−1乃至
、!、 5−7から並列的に出力されるフィルタ係数の
絶対値部分の各ビン)f、−f7に対応する7個の莱算
器部分M1乃至M7を含んでいる。
これらの部分Ml乃至IVi 7は順にね続接続されて
いる。部分M4.M5.M6に関しては詳細図を省略し
たが、部分M2及びM乙と同一構成である。
第8図(b)を参照すると、加算器917′lXら乗算
器53の最下位ビット対応部分M1に人力される信号F
S’のタイミングとラッチ回路65−1から訃部分M1
に人力される係数の最下位ビットf1のり1ミングとが
一3夕していることが半11かる32例えは、第25乃
至第48タイムスロットでは、寸だ何のダ、1理もなさ
れていない第3サンプル声の信号■が信号FS’として
入力されると共に、1段目のフィルタ段のための係数に
1が入力される。従って第3ザンプル沖の信号に対して
1段目フィルタ演算処理がなされることになる。また、
第49乃至第72タイムスロツトでは、6段目の処理を
終えた第1ザンプル、由の信号■−6が信号FS’とし
て入力されると共に、7段目のフィルタ段のための係数
に7が入力される。従ってこの区間では第】サンプル廣
の信号に対して7段目の演算処理が施されることになる
。第73乃至第96タイムスロノトでは、4段目の処理
を終えた第2ザンプル点の信号(2)−4が信号FS’
として入力されると共に、5段目のフィルタ段のための
係数に5が入力される。従ってこの区間では第2サンプ
ル点の信号に対して5段目の演算処理がMMされる。前
後するが、同じ第3サンプリング時間の第1乃至第24
タイムスロツトでは、2段目の処理を終えた第2ザンプ
ル点の信号(2)−’2が信号FS’として入力される
と共に、3段目のフィルタ段のだめの係数■り3が人力
される。従ってこの区間では第2サンプル廣の信号に対
して3段目の演算処理が行なわれる3、最下位ビットの
乗算器部分M1における各段の時分割演算タイミングは
上述の通りであるが、追って明らかに力るように、仲の
部分M2〜M7における演算タイミングは順次lタイム
スロットずツ遅れ、全ビットのシリアル乗算が路下する
にはシリアル信号FS’のタイムスロット数24に遅れ
タイムスロット数8をプラスした時間すなわち32タイ
ムスロツトを要する。この点を考慮して、第8図(b)
には乗算器5乙全体の時分割演算タイミングが示されて
いる。すなわち、第1乃至第32タイムスロツト、第2
5乃至第56タイムスロツト、第49乃至第80タイム
スロツト、第73乃至第8タイムスロツト、が第1のフ
ィルタユニットL1における夫ノζ3段目、1段目、7
段目、5段目の時分割演算タイミングであり、各区間に
おいて下位ビットはど先に演算が行なわれる。%演算区
間の最初の8タイl、スロットは、酸9.タイミングが
先行する演や区間の終わりの8タイムスロットト軍なっ
ている3、そこで前者を切捨て(図で斜線を旋して示す
]、1:;者を優先することにより、下位8ビツトの原
算結果を切捨て、サインビットも含めて」二位24ビッ
ト分の積を出力するようにしている。従って’ 、、4
’ 3サンプリング時間において第1のフィルタユニ・
ソトL1から出力される信号の状態は第8図(b)のL
1出力の欄のようにカリ、これは@6図(d)の第3サ
ンプリング時間に示されたものと回しであることが理解
されよう。
第7図を診照し、乗算器5乙の詳細説明に戻ると、各部
分M1乃至M7は部分積を求めるためのアンド回路96
.97.98.  ・・・99を夫々含んでおり、各ア
ンド回路96乃至99に谷ランチ回路65−1乃至65
−7から出力されるフィルタ係数の絶対値部分の各ビッ
トf1.f2°・°f7が夫々入力される。捷た、部分
Ml乃至M6は縦続接続された遅延回路100,101
.102・・・を夫々含んでおり、加算器91の出力信
号FS’をこれらの遅延回路100,101.102・
・・でlタイムスロットずつ111次遅延し、各々の遅
延出力を上記アンド回路97.98・・・99に夫々印
加する。部分M1のアンド回路96には遅延されていな
い信号Ii’S’が印加される。部分M2乃到7は加鏝
二器105,104.  ・・・105を夫々含んでお
り、各アンド回路96乃至99で求めた部分積をこれら
の加算器103乃至105で加算する。
信号FS’が各遅延回路100.1〔]1,102で順
次遅延されるので、個々のタイムスロット毎の各アンド
回路96乃至99の出力の重みは一致しており、従って
加算器106乃至105では同じ重み同士の部分積を加
算することができる。
加算器106乃至105におい−ご1個々のビットの部
分積すなわちアンド回路97乃至99の出力はA人力に
夫々印加される。B入力には部分積もしくは部分Af、
、の和がアンド回路106.Ill7゜1〔18・・・
を介して入力される3、アンド回路106にはアンド回
路9乙の出力及びインバータ95の出力信号SH,1が
入力される。アンド回路107゜108・・・には加算
器1o、J、1o4・・・の出力S及び上記信号SH1
を遅延回路109,110゜111・・・でl1lr+
次遅延した信号が加わる。これらのアンド回路106,
107,108・・・は下位の部分積を切捨てるための
ものである。符加算器103.104.  ・・・10
5のギャリイアウト出力C8+1はアンド回路113,
114・・・115を介してギヤリイイン入力C1に入
力される。アンド回路113,114.  ・・・11
5の他の入力には信号S’H1を遅延回路109,11
0.111・・・でIll;次遅延した信号が加わる。
アンド回路11F;、114・・・115は同じフィル
タ段に関するキャリイアウド信号の加算を可能にする一
方で、演算タイミングが先行する別のフィルタ段に関す
る最上位ビット演算によって生じたキャリイアウト信号
がその次のタイミングのフィルり段に関する最下位ビッ
ト演算で加算されないようにするためのものである。
部分M5とM6の間に設けられた遅延回路116゜11
7.118は、部分Ml乃至M5におけるアンド回路1
06,107,108・・・及び加算器103、ID4
・・・の動作遅れを補償するためのものである。これら
の部分Ml乃至M5における演算動作遅れ時間の合計(
これはlタイムスロットに満た々いものである)を遅延
回路117でタイムスロットの変化に同期させてlタイ
ムスロ、ノドの遅れとし、かつ、これに合わせるために
遅延回路100,101,102の経路に遅延回路11
6を挿入し、遅延回路109.1・10,111・・・
の経路に遅延回路118を挿入しである。また、この遅
れに合わせるため、遅延回路列64に余分の遅延回路6
6が挿入されている。
こうして、信号FS’とフィルタ係数の絶対値部分(ビ
ットf1〜f7)との積に相当するシリアルデータが部
分M7の加算器105から出力される。
この加算器105の出力は排他オア回路119を介して
加算器120のA入力に加わる。排他オア回路119及
び加算器12[1は信号FS’とフィルタ係数のサイン
ビット同士の乗算結果に応じて積を2の補数形式に変換
するためのものである。フィルタ係数のサインビット(
SB)を示すデータf8はラッチ回路65−8から排他
オア回路121に入力される。信号FS’のサインビッ
トはラッチ回路89にラッテされている。このラッチ回
路89の出力信号をラッチ回路65二8の出力に同期さ
せるためにラッチ回路122が設けられており、ラッチ
回路ε9の出力を遅延回路列6408段目の遅延回路1
2この出力が”1”となるタイミングでラッチする。こ
のラッチ回路122の出力が排他オア回路121の他の
入力に与えられる。ラッチ回路65−8と122のラッ
チタイミングが同じであるため、成るフィルタ段のため
のフィルタ係数めサインビットデータとそのフィルタ段
に関する演算を行なうべき信号FS’のサインビットデ
ータとが同期して排他オア回路121に入力されること
になる。排他オア回路121は両者のサインビットが不
一致のとき負を示す”1″を出力し、一致しているとき
正を示す”0′′を出力する。
この排他オア回路121の出力が°°0”のときつまり
積のサインが正のときは、加算器105の出力は排他オ
ア回路119及び加算器120をその!f、ま通過し、
アンド回路124に与えられる。排他オア回路121の
出力が”ビのときつまり積のサインが負のときは、加算
器105の出力は排他オア回路119で反転され、加算
器120のA入力に加わる。加算器1200C1人力に
は、杉ト他オア回路121の出力がビのとき後述のよう
に最下位ピントのタイミングでアンド回路125からオ
ア回路126を介してl”が与えられるようになってい
る。こうして、負の値の積は2のキ)1)数形成に変換
される1、 2の補数形式で表わされた積は加算器120力≧らアン
ド回路124及びオア回路127を弁して加算器49の
A入力に与えられる3、同、カロ算器120及び49の
キャリイアウド出力C8+、のキャリイイン人力Ciへ
の供給を制御するアンド回路128及び129は前記ア
ンド回路11jS、11.’!。
・・・115と同じ目的で設けられたものである。
加算器105の出力を入力したオア回路160、アンド
回路151、遅延回路132から成るループは積が全ビ
ット“θ″であるか否かを検出するためのものであ′る
3、信号SH1を7タイムスローソト遅延した信号「「
τがアンド回路131に加えられており、このループの
記憶内容がこの信号S )−I 8によってリセットさ
れる。加算器105の出力が11支でも1 ”になると
、このループ1?6U、 151゜162にl ”が記
憶される。加算器105の出力が1+iも1’にならな
かったとき、すなわち積がオール゛0”のときこのルー
プI C; E311?J11132には”1″が記憶
されず、”0″のままである。遅延回路132及び排他
オア回路121の出力がアンド回路133に入力されて
いる。積がオール”0パでなければ、排他オア回路12
1の出力すなわちサインビットの積がその1″!!アン
ド133を通過する。積がオール゛0″ならば、アンド
回路163が不能化され、排他オア回路121の出力の
如何にかかわらず該アンド回路163の出力は”0′″
(っ寸り正のサインを示す)となる。アンド回路133
の出力はアンド回路134及びオア回路127を介して
加算器49のA人力に与えられる。アンド回路164は
信号S H8をインバータ165で反転した信号によっ
てサインビットのタイミングでだけ可能化されるように
なっている。従って、アンド回路133の出力が積のサ
インビットを示すものとなり、積がオー/l/“0″の
ときはサインビットは強制的に0′″つ捷り正とされる
オア回路127がら加算器49の入力Aに与えられるj
Ktj+tl出力のタイミングは、第8図(b)の時分
割演算タイミングの欄に示した辿りである。これ橢−一
例として第3サンプル点■の1段目の乗算に関して詳(
〜く検討して見る。、係数の最上位ビットf7と信号F
S’の最上位ビット(24ビット目)との乗算について
見ると、信号FS’の最上位ビットが第48タイムスロ
ツトのとき加算器91がら出力され、これを遅延回路列
1010,101,102゜・・・で7タイムスロツト
遅延することにより、第55タイムスロットにおいて部
分M7でこの最上位ビット同士の弐【算が行なわれる。
この最上位ビット同士の乗算結果は、遅延されることな
く、第55タイムスロツトにおいて加算器49の入力A
に馬えられる。従って、第33から第55タイムスロツ
トまでの23タイムスロット区間において乗算結果の上
位23ピントが加算器49に入力されることは明らかで
ある。サインビットをケートするための信号SH8は信
号LDの反転信号を8タイムスロツト遅延したものであ
る。従って、第48タイムスロツトで発生した信号LD
に応じて第56タイムスロツトで信号SH8が“(ビと
なり、アンド回路164が可能化されて、ザインビノト
全示すテークがオア回路127を介して加算器49の人
力Aに鳥えられる。こうして第33乃至第56タイムス
ロノトの区間で、第3サンプル点の楽音信号FSと1段
目の係数に1との乗算結果(24ビツトデータ)が加算
器49の入力Aに入力される。
加算器49の入力Bには、順向入力端子F I 1に与
られた信号FS−fたはBSを遅延回路55で32タイ
ムスロツト遅延した信号dFSが加わる。
第1乃至第24タイムスロツトにおいて端子F■1に与
えられた第3サンプル点の信号FSは、第33乃至第5
6タイムスロツトにおいて加算器49に加わる。そのと
き、上述の通り、加算器49には第3サンプル廣に関す
る乗算結果が人力されているので、同じサンプル10同
士の加算がIr(L実に行なわれる。
第2のフィルタユニノ)L2の詳細例は第9図に示され
ている。第9図において、第4図の加算器50,51.
52、乗算器54及び遅延回路57゜58.59に相当
する回路は同一符号が付しである。乗算器54は、第7
図に示された乗勢:器53と同一の詳細構成であるため
、内部の詳細は省略]7.1つのブロックで表わしであ
る。つ捷り、この乗算器54のブロック内には紀7図の
乗算器53における遅延回路88及びラッチ回路89か
らオア回路127に至る回路と同じ詳細回路が入ってい
る。、係数分配回路26も第7図の係数分配回路25と
同様に、遅延回路列162,16,71.、ラッテ回路
16乙、係数記憶回路165を含んでいる。
係数記憶回路165は第7図の記憶回路65と同わ・に
8個のラッチ回路165−1乃至165−8を含んでい
る。加算器51及び52に関連して設けられたアンド回
路190及び191は第7図のアンド回路129と同様
に信号S H9によってキャリイアウド伯勾がキャリイ
人力Ciに入力されることを禁止するためのものである
遅延回路列162には係数供給回路21(第2図)から
馬えられたシリアルフィルタ係数Kが入力される。第7
図の遅延回路192でタイミング伯弓KLを8タイムス
ロット遅延した信号K L 、4jが第9図のラッチ回
路163のロード匍Ilq+人力りにJ、えられ、ε1
37図の遅延回路列64てクイミンク信号LDを8タイ
ムスロット遅延した信号LD本が第9図の遅延回路列1
64に与えられると共にラッチ回路165−1及び89
のロード制命1人力f、に与えられる。ラッチ回路16
5を制御するためのタイミング信号KL*及びラッチ回
路165−1乃至165−8を順次制御するためのタイ
ミング信号LD*は第8図(C)に示すように夫々パル
ス発生する。−万、/リアルフィルタイ系数にはγX<
8図(b)に示す通りである。従って、ラッチ回路16
3にパラレルにラッテさ″れるフィルタ係数の状態は第
8図(C)のKD木の欄のように々る。すなワチ、第2
のフィルタユニノl−L 2では、偶数段(,2,4,
6,8段目)のためのフィルタ係数に2゜K4.に6.
に8 がラッテされ、乗算器54で利用される。
係数の最下位ピッ) L S ’Bに対応するラッチ回
路165−1にはラッチ回路166にラッチしたデータ
(第8図(C)のK D本参照)が信号しD*のタイミ
ングで取り込まれる。従って、ラッチ回路165−1か
ら出力される係数の状態は第8図(c)の165−1欄
に示すようになる。他のラッチ(ロ)路16会−2乃至
1l65−8J(おける係数に2+に4 + Ka +
 K8 の変化タイミングが165−1よりlタイムス
ロットっつ(但し、165−5と145−6の間では2
タイムスロツト)遅れるのは前ノホと同様である。
第1のユニットL1のl111′!向出力娼子FO1が
ら出力されて第2のユニソ)L2の1119向入力端子
F■2に人力されるシリアル楽音(i号の状態が第8図
(b)のL 1出力の欄のようであるとすると、これに
対応する加算器50の出力信号を24タイムスロツト遅
砥した遅延回路88の出力信号F 8本の状態は第8図
(e)のようになる。従って、5段目、3段目、1段目
、7段目のフィルタ演算結果((’J)−5,■−3.
■−1.■−7)に対して6段目、4段目、2段目、8
段目の係数に6. K4. K2. K8を夫々東γす
、することができ、この笛2のユニットL2が偶数のフ
ィルタ段として時分割的に機能する。
乗算器と、4の出力は加算器51及び52の入力AJこ
夫々与えられる。加算器51の入力BにはIIIUl[
す入力端子F■2に与えられた信号が遅延回路57を経
由して局えられる。この加算器51の出力Sから1ll
r(向出力瑞千FO2に与えられる楽音信号の状態は第
8図(eJのL2出力の欄に示すようである。
ず々わち @ l ?乃至第40タイトスロットで6段
目の演算結果が、第41乃至第64タイム70ノドで4
段目の演算結果が、第65乃至第88タイムスロットで
2段目の演算結果が、第89乃至第16タイムスロツト
で8段目の演算結果が、夫々出力される。
第4図乃至第9図の実施例では、第lのフィルタユニッ
l−L 1が逆向出力端子を持たず、従って、Ll及び
L2から成る2段ラティス型フィルタを4個縦続接続し
た構成を時分割的に実現することIより8段のディジタ
ルフィルタとしている。他方、真のラティス型フィルタ
は、第3図を参照して説明したように、谷フィルタ段の
l1lft向入力並びに逆向入力と逆向出力がlltE
次接続されるものである。そこで、ディジタルフィルタ
基礎回路20によって真の8段ラティス型フィルタを実
現し得るようにするには、第4図を第1O図のように変
更すればよい。
第1O図において、第4図と同一機能の回路には同−省
]号が付してあり、これらの説明は省略する。第4図と
の相違について説明すると、第1のフィルタユニットL
1は、遅延回路56の出力信号を切に32タイムスロッ
ト遅延する遅延回路192と、この遅延回路192の出
カイ5号と乗算器53の出力信号とを加算する加算器1
9乙と、この加算器193の出力が与えられる逆向出力
端子BO1とを更に具えている。また、第4図では第2
のフィルタユニソ)L2内の遅延回路58の遅延時間は
56−タイムスロットであったが、第10図ではこの遅
延回路58に対応する遅延回路58aの遅延時間は24
タイムスロツトであり、外部に設けられた遅々11.:
回路58bの遅延時間(32クイムスロツト)との組合
せによって56タイムスロノトの遅延が確保できるよう
になっている。
第1のユニットL1の逆向出力Xfii子BO□はセレ
クタ194の入力Bに接続されている。また、第2のユ
ニットL2の順回出力端子FO2が遅延回路60及び5
8bを介してセレクタ194の入力Aに接続されている
。セレクタ194の出力4第2のユニットL2の逆向入
力端子B■2を介しして遅延回路58aに与えられる。
選択制御信号SCがB選択制御入力SHに与えられ、こ
の信号SCを反転した信号がA選択制御人力SAに与え
られる。選択制御信号SCは、’nlのユニッ)Llが
3段目、5段目及び7段目の演算様能を果すタイミング
に同期してl”となり、セレクタ194の入力Bを選択
して第1のユニットL1の逆向出力端子BO1を第2の
ユニットL 2の逆向入力端子BI2に接続する。第1
のユニットL1が1段目の機能を果したとき、つまり8
段目として機能した第2のユニソ)L2の出力信号が遅
延回路60及び58bを介してセレクタ1940入力A
に与えられるとき、制御信号SCが”0”となり、セレ
クタ194の入力Aを選択して遅延回路58bを第2の
ユニットL2の逆向入力端子BI2に接続する。
第1θ図の各フィルタユニットL 1 ’、 L 2 
(D詳細は第7図及び第9図に準じて構成することがで
きる。捷だ、第6図及び第8図に示した動作例と全く同
じタイミングで動作する。第11図のL1出力及びL2
出力の′欄には、第6図に示された第1のユニットL1
及び第2のユニットL2の出方状態と全く同じものが第
3サンプリング時間及び第4サンプリング時間に関して
示されている。また、上述の選択制御信号scの発生例
が第11図外のタイムスロットで”1″′である。また
、第11図の58aの桐・1には、セレクタ194の出
力信号を24タイムスロット遅らせた遅延回路58aの
出力の状態がL1比力及びL2出カに対応する表示形式
で示されている。
信号SCが“]″となる区間は、第1のユニットL1の
逆向出力端子BO8がら7段目、5段目及び3段目のフ
ィルタ演算に対応する信号が出力されるときである。例
えば、第3vンプリング時間の第9乃至第32タイムス
ロツトにおいて、第2サンプル点の楽音信号に3段目の
係数を乗算した乗算結果(■−3に対応するもの)が乗
算器56から出力され、この乗算出力信号に対応する加
算器193の出力信号が逆向出力端子BO0を介してセ
レクタ194の入力Bに与えられる。このとき信号SC
は”1′″であり、人力Bに与えられた信号がセレクタ
194で選択されて第2のユニットL2の逆向入力端子
B’T□に与えられる。この端子BI。に与えられた信
号が24タイムスロツト遅延されて遅延回路58aから
出力されるので、第3サンプリング時間の第33乃至第
56タイムスロツトでは第2サンプル点に関する3段目
のフィルタ段の逆向出力信号(@=’31が遅延回路5
8aから出力される。この遅延回路58aの出力信号は
加算器50のプラス入力に与えられる。
このとき、加算器50のマイナス入力には第1のユニッ
)Llから出力された第3サンプル点に関する1段目の
順向出力信号(■−1)が与えられる。従って、第2の
フィルタユニットL2が2段目のフィルタ段として機能
するとき、順向入力端子F■2に加えられた成るサンプ
ル点の1段目の11シ1向出力信号とそのlサンプル点
前のサンプル点に関する3段[1の逆向出力信号とを演
算することができ、完全なラティス型フィルタとして動
作する。7段目及び5段目に関する逆向信号に関しても
同様に完全なラティス型フィルタとして動作することが
第11図から明らかであろう1、また、第89乃至第1
6タイムスロツトにおいて第2のユニットL2から8段
目の演算結果が出方されるが(例えばθ、)8)、これ
が遅延回路60.58bで40タイムスロツト遅延され
て第33乃至第56タイムスロツト区間でセレクタ19
40入力Aに与えられるとき、信号scが”0”となり
、この人力Aの信号を選択する。従って、その24タイ
ムスロツト後の第57乃至第80タイムスロツト区間で
、8段目の出力信号(例えば(’J:)−8’)が遅延
回路58aから出力され、第1のユニットL1から出力
された1サンプル点後の7段目の出力信号(例えば(j
4)T)と演算される。
上記実施例ではディジタルフィルタ部14において1チ
ャン坏ル分の楽音信号のみを処理するようにしているが
、複数チャンネルの楽音信号を時分割処理し得るように
構成することも可能である。
捷だ、上記実施例ではライン16を介してディジタルフ
ィルタ部14に与えられる楽音信号はシリアル形式であ
るが、これはパラレル形式であってもよい。また、ディ
ジタルフィルタ基礎回路20に採用するフィルタ型式は
ラティヌ型に限らす如如なる型式でもよい。第12図に
は有限インパルス応答フィルタ(FIRフィルタ)の基
本型式が示されてお、す、第13図には無限インパルス
応答フィルタ(IIRフィルタ)の基本型式が示されて
いる。また、第14図及び第15図にはFIRフィルタ
とIIRフィルタを組合せたディジタルフィルタの構成
例が示されているわ、第12図乃至第15図において、
参照番号168〜141と同一の図示法で描かれている
ものはlサジブリング時間の遅延(単位遅延)を設定す
るための遅延回路、参照番号142〜145と同一の図
示法で描かれているものは係数に工〜Kn、−に1’〜
−Kn’5KOI〜KO,、Kll 〜KIn、 K2
1〜に2n、 −Kll’ 〜−に’1n、−に’2、
〜−に′2nを乗算するための乗算器、参照番号146
〜149と同一の図示法で描かれているものは加算器、
である。第12図乃至第15図に示すようなディジタル
フィルタの1段あるいは少数段だけを用いてディジタル
フィルタ基礎回路20を構成し、その入出力側の選択回
路(セレクタ2乙、チー1−241を相応の構成とする
と共に選択制御用のタイミング信号及びフィルタ係数及
び楽音信号の与え方を相応のものとして該基礎回路20
を時分割動作させることにより、同図に示すものと同・
−のまたはそれに類似した多段のディジタルフィルタと
して実質的に、機能させることができる。
ディジタルフィルタ基礎回路2oを第12図に示すより
なFIRフィルタによって構成した例を第16図及び第
17図に示す。入力楽音信号FSのチータフオーマット
は第5図に示すように24タイムスロツトから成るシリ
アルデータであるとし、lサンプリング時間は96タイ
ムスロツトであるとする。第18図は入力楽音信号FS
と選択制御信号SE4及びゲート制御信号GE1のタイ
ミングを示したもので、第16図及び第17図に共通で
ある。第16図は、第4図と同じ考え方にもとづき構成
されたもので、2段のFIRフィルタから成る基礎回路
20内で楽音信号を4回巡回させることにより、2段の
FIRフィルタを4個縦続接続したものと同等の効果を
得るものである。
第17図は、第10図と同じ考え方にもとづき構成され
たもので、2段のFIRフィルタから成る基礎回路20
を真の8段FIRフィルタとして時分割動作させるよう
にしたものである。前述と同様に、乗算器202,20
3では32タイムスロツトの演算遅れが存在するものと
する。そのため、1段目の遅延回路200の遅延時間は
64タイムスロツトとなっており、2段目の遅延回路2
01の遅延時間は96タイムスロツトとなっている。
乗算器202かも1段目の加算器204に入力される信
号は遅延回路200×乗算器202によって96タイム
スロツト(lサンプリング時間)の遅れが設定されてお
り、乗算器20?Jから2段目の加算器205に入力さ
れる信号は遅延回路200゜201と乗算器203によ
って192タイムスロツト(2サンプリング時間]の遅
れが設定されている。基礎回路20の出力信号の帰還経
路に設けられた24タイムスロツトの遅延回路206,
207゜208は、該出力信号の帰還タイミングを入力
楽音信号FSのタイミングからずらすためのものである
。その結果、成るサンプル点の楽音信号の基礎回路20
内での巡回タイミングを順次ずらすことができ、時分割
演算動作が可能となる。第17図では入力側に2個のセ
レクタ2 S A + 23Bが設けられており、基礎
回路20の2つの出力信号が巡回するようになっている
。遅延回路209は遅延回路201の出力信号を巡回さ
せる際に、乗算器20乙による時間遅れ(32タイムス
ロツト)に同期させるためのものである。第13図乃至
第15図のフィルタ型式に関しても、第16図及び第1
7図と同様の考え方でディジタルフィルタ基礎回路20
及びその周辺の選択回路及びゲート回路を適宜構成でき
ることは明らかであろう。
尚、上記各実施例において、ゲート24は必らずしも最
終の演算段(8段目)の出力タイミングで開く心安はな
く、任意の演算段の出力タイミングで開くことも可能で
ある。また、上記各実施例では基礎回路20を2段とし
ているが、これは何段であってもよい。史に、楽音信号
を基礎回路?0で4巡回させて8段のディジタルフィル
タとして時分割動作させているが、これも何巡回であっ
てもよい。
以上説明したようにこの発明によれば、少ない段数のデ
ィジタルフィルタ回路を用いてそれよりもはるかに多い
段数のディジタルフィルタと同等の機能を実現すること
ができ、コスト及び回路規模を縮小することができると
いう優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明のディジタルフィルタ装置を実11行
シた電子楽器の全体構■例を示すブロック図、第2図は
この発明に係るディジタルフィルタ装置の一実施例を示
すブロック図で、第1図のディジタルフィルタfi、l
Iの内部を示すもの、第3図(alはラティヌ型フィル
タの基本構成を示すブロック図、同図(b)、 (e)
は(a)の基本構成を等制約にクリ扮したラティヌ桿゛
フィルタの別の構成例を示すブロック図、ガ」“4図は
第2図にお・けるディジクルフィルタ基礎回路を2程の
ラティス型1フイルタによって構成した一例を示すブロ
ック図、第5図はディジタルフィルタBl、B ((こ
人力゛するシリアルなディジクル楽音信号q〕データ形
弐の一例を示すタイミングチャート、第6図は第4図の
回路における時分割的な多段フィルタ演tつ動作を説明
するためのタイミングチャート、記71区(グ、′li
τ4図における第1のフィルタユ図は第4図(における
第2のフィルタユニットの詳細例を示す回路図、第10
図は第4図の変史例を示すブロック図、第11図は第1
0図の動作例を示すタイミングチャート、第12図乃至
第15図は第2図のディジタルフィルタ基礎回路を時分
割動作させることにより実現可能な様々なディふジタル
フィルタの構成例を示すブローツク図、第16図及び第
171νりは第12図の型式のディジタルフィルタを用
いて第2図のディジタルフィルタ基礎回路を構成したし
I]を夫々示すブロック図、第18図は第16図及び第
17図における各111j(3号の発生例を示すタイミ
ングチャート、である。 14・・・ディジタルフィルタ部1,20・・・ディジ
タルフィルタ基礎回路、21・・・係数供給回路、22
・・・タイミング信号発生回路、23,194・・・セ
レクタ、24・・・ゲート、Ll、L2・・・ラティス
型のフィルタユニノ)、’ bp+ 54・・・呆算器
、48〜52・・・加算■、55〜60・・・遅延回路
。 行計出願人 日本楽器−製造株式会社 −α 追

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、所定数のフィルタ演算段を含むディジタルフィルタ
    基礎回路と、各サンプル点のディジタル楽音信号を前記
    基礎回路において所定回繰返し巡回させ、この巡回に対
    応して、前記基礎回路の各演算段に対して複数のフィル
    タ係数を時分割的に供給し、これにより前記基礎回路を
    前記演算段の数よりも多段のディジタルフィルタとして
    時分割動作させる制御手段とを具えたことを特徴とする
    電子楽器のディジタルフィルタ装置。 2、前記制御手段が、前記基礎回路を時分割動作させる
    ための所定の演算タイミングに対応して、前記基礎回路
    の各演算段に対して複数のフィルタ係数を時分割的に供
    給する係数供給手段と、入力楽音信号及び前記基礎回路
    の出力楽音信号の一方を該基礎回路における前記演算タ
    イミングに対応して選択的に該基礎回路に入力する入力
    選択手段と、前記基礎回路の出力楽音信号を所定のタイ
    ミングでザンプリングして出力するゲート手段とを含む
    ものである特許請求の範囲第1項記載の電子楽器のディ
    ジタルフィルタ装置。 6、前記入力楽音信号として各サンプル点のディジタル
    楽音信号を間欠的に与え、前記入力選択手段では、該入
    力楽音信号が与えられたとき該入力楽音イ言号を選択し
    て前記基礎回路に入力し、該・入力楽音信号が途切れて
    いる間に前記基礎回路の出力楽音信号を該基礎回路に入
    力するようにした特π1−請求の範囲第2項記載の電子
    楽器のディジタルフィルタ装置。 4、前記基礎回路の出力楽音信号を前記入力選択手段を
    介して該基礎回路の入力側に戻すだめの経路において、
    前記入力楽音信号が途切れている期間における所定の演
    算タイミングに同期して前記出力楽音信号が前記基礎回
    路に入力されるようにするために、所定の遅延を設定す
    る遅延回路が設けられていることを特徴とする%’fF
     gH木の範囲第6項記載の電子楽器のディジタルフィ
    ルタ装置。 5、すべての前記フィルタ係数との演算を終了した楽音
    化5号が前記基礎回路から出力されるとき前記ゲート手
    段で該楽音信号をサンプリングして出力し、前記入力選
    択手段ではimt算終了した前記出力楽音信号を選択し
    ないようにした特許請求の範囲第2項記載の電子楽器の
    ティジタルフィルタ装M’:。 6、前記ディジタルフィルタ基礎回路が、ラティス型フ
    ィルタから成るものである特許請求の範囲第1項乃至第
    夛項のいずれかに記載の′電子楽器のディジタルフィル
    タ装置。 7、前記ディジタルフィルタ基礎回路が、有限インパル
    ス応答フィルタから成るものである特許請求の範囲第1
    項乃至第4項のいずれかに記載の電子楽器のディジタル
    フィルタ装置。 8、前記ディジタルフィルタ基礎回路が、無限インパル
    ス応答フィルタから成るものである特、vf請求の範囲
    第1項乃至第夕項のいずれかに記載の電子楽器のディジ
    タルフィルタ装置。 9、前記ディジタルフィルタ基礎回路が、順向入力及び
    l1llj向出力及び逆向入力及び逆向(13力を有す
    るラティス堀フィルタから成るものであり、前記制御手
    段が、前記基礎回路を時分割動作させるための所定の演
    算タイミングに対応して、前記基礎回路の各演初段に勾
    I〜て複数のフィルタ係数を時分割的に供給する係数供
    給手段と、入力楽音信号及び前記基礎回路のj制向出力
    情号の一方をS9基礎回路における前記演算タイミング
    に対応して選択的に該基礎回路のll14向入力に入力
    する第1の選択手段と、前記基(姑回路の111向出力
    信号及び逆向出力信号の一方を前記演算タイミングに対
    応して選択的に該基礎回1.゛3の逆向入力に人力する
    第2の選択手段と、前記基礎回路の順向出力信号を所定
    のタイミングでサンプリングし又出力するゲート手段と
    を含むものである特許請求の範囲第1項記41のディジ
    タルフィルタ装置。
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