JP2567717B2 - 楽音発生装置 - Google Patents

楽音発生装置

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JP2567717B2 JP2081187A JP8118790A JP2567717B2 JP 2567717 B2 JP2567717 B2 JP 2567717B2 JP 2081187 A JP2081187 A JP 2081187A JP 8118790 A JP8118790 A JP 8118790A JP 2567717 B2 JP2567717 B2 JP 2567717B2
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    • G10H2250/00Aspects of algorithms or signal processing methods without intrinsic musical character, yet specifically adapted for or used in electrophonic musical processing
    • G10H2250/541Details of musical waveform synthesis, i.e. audio waveshape processing from individual wavetable samples, independently of their origin or of the sound they represent
    • G10H2250/621Waveform interpolation

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、例えばシンセサイザ、電子ピアノ、電子オ
ルガン等の電子楽器に用いられる楽音発生装置に関し、
特に波形メモリから楽音波形データを読出す際の補間を
簡単に行うようにした楽音発生装置に関する。
(従来の技術) 従来、電子楽器等に用いられる楽音発生装置(音源回
路)には、種々の音色に応じた複数の楽音波形データを
記憶する波形メモリを備えている。そして、この波形メ
モリから、例えばパネルスイッチで指定された音色に応
じた楽音波形データを、鍵盤で指定された音高に応じた
速度で読出すことにより楽音波形を再生し、これを音響
回路に供給することにより放音するようになっている。
このような楽音発生装置においては、波形メモリの容
量にも制限があることから、1つの音色に対しては、一
定長の複数周期楽音波形データを記憶し、発音時はこの
楽音波形データを繰り返し読出すことにより持続する楽
音波形を生成するようになっている。また、音高は波形
メモリから楽音波形データを読出す速度により制御でき
るが、読出速度を音高に応じて可変にすると回路が複雑
になることから、実際には、波形メモリ空間中におい
て、読出速度に対応した位置をサンプリングし、当該サ
ンプリング位置が楽音波形データの記憶位置に一致しな
い時は補間を行って楽音波形データを生成し、これによ
り楽音波形を発生するようになっている。
第7図は、波形メモリに楽音波形データ(波形A及び
波形B)が連続して格納されている様子を示すものであ
る。すなわち、図中の黒丸が波形メモリに記憶されてい
るデータを示し、横軸の各アドレス(整数)に対して楽
音波形データが記憶されている。そして、1つの波形を
構成する楽音波形データのうち楽音の立ち上がり部分以
外の繰り返して読出す範囲はループトップLT及びループ
エンドLEの各アドレスによって規定されている。第7図
の例は、繰り返すべき楽音波形のみで構成される楽音波
形データ(楽音の立ち上がり部分がない楽音波形デー
タ)が連続して格納されている場合を示しており、波形
AはLT1とLE1とにより、波形BはLT2とLE2とによってそ
れぞれ繰り返して読出す範囲が指定されるようになって
いる。この場合、波形AのLE1は繰り返しの終わりを判
断するためにのみ用いられ、実際のデータは不要なこと
から、次の波形BのLT2と同じアドレスに定義してい
る。
このような形態で楽音波形データが記憶された波形メ
モリから所定の速度で各アドレスの内容を順次読出して
放音すると、所定音高の楽音が得られる。一方、同じ音
色で上記所定音高より低い音を放音する場合は、同じ楽
音波形データを、図示するようにサンプリング点(図
中、「↑」印で示す点)のピッチをアドレス間隔より狭
くして上記所定速度で読出す。この際、サンプリング点
は記憶アドレスに一致しないので、補間により楽音波形
データを算出する。同様に、同じ音色で上記所定音高よ
り高い音を放音する場合は、同じ楽音波形データを、サ
ンプリング点のピッチをアドレス間隔より広くして所定
の速度で読出しつつ補間する。
第8図は、このような補間の方法を示すものである。
すなわち、サンプリング点となる読出アドレスΣaが小
数部を含む場合は、その読出アドレスΣaに最も近い2
つの整数「int」及び「int+1」で示されるアドレスの
記憶内容の差(傾き)に応じて、読出アドレスΣaの記
憶内容となるべき値を算出し、これを楽音波形データ値
とする。
第9図は補間をとりながら楽音波形データを繰り返し
読出す回路(図示しない)の動作をフローチャートで示
したものである。
まず、現在の読出アドレスΣaに周波数ナンバーωを
加算して次の読出アドレスΣaを算出する(ステップS1
1)。ここで、読出アドレスΣaは小数部を含み、整数
部が波形メモリに対するアドレスとなり、小数部が補間
処理時の変位量として用いられる。また、周波数ナンバ
ーωも小数部を含み、これにより波形メモリ空間内のサ
ンプリングピッチを決定し、キーナンバーに応じた読出
速度相当を実現するようになっている。
次いで、ループエンドLEから次読出アドレスΣaを減
算して差Δを求め(ステップS12)、この差Δがゼロよ
り大きいか否かを調べる(ステップS13)。そして、第
7図に示すように、差Δがゼロより大きければ、つまり
サンプリング位置がループエンドLEを越えていなければ
LEから差Δを減算して現読出アドレスΣaを復元する
(ステップS14)。一方、差Δがゼロより小さければ、
つまりサンプリング位置がループエンドLEを越えていれ
ばループトップLTから差Δを減算して現読出アドレスΣ
aとする(ステップS15)。これにより、現読出アドレ
スΣaは波形メモリの先頭へラウンドするようになって
いる。
次に、上記で算出した現読出アドレスΣaの整数部を
取り出して読出アドレス整数部K1とし(ステップS1
6)、この読出アドレス整数部K1に「1」を加えて補間
用整数アドレスK2とする(ステップS17)。そして、補
間用整数アドレスK2がループエンドLEと等しいか否かを
調べ(ステップS18)、等しければ現読出アドレスΣa
が「LE−1≦Σa<LE」の範囲にあることになるので、
補間用整数アドレスK2としてループトップアドレスLTを
用いる(ステップS19)。次いで、第8図で示した補間
処理を行う(ステップS20)。これにより、ループエン
ドからループトップへ連続して楽音波形データを読出す
ことができ、放音される楽音もスムーズに連続したもの
が得られる。
しかしながら、上記音源回路において波形メモリから
楽音波形データを繰り返して読出す際は、補間用整数ア
ドレスが最終アドレス(ループエンド)と等しくなるか
否かをチェックしつつ楽音波形データの読出を行う必要
があるので回路規模が大きくなり、また装置が高価にな
るという欠点があった。
(発明が解決しようとする課題) この発明は、上記したように従来の音源回路では、波
形メモリから楽音波形データを繰り返して読出す際は、
補間用整数アドレスが最終アドレス(ループエンド)と
等しくなるか否かを常にチェックしつつ楽音波形データ
の読出を行う必要があるので、回路規模が大きくなり、
また装置が高価になるという欠点を解消するためになさ
れたもので、補間のための回路規模を小さくでき、した
がって、装置を安価にすることのできる楽音発生装置を
提供することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) この発明の楽音発生装置は、楽音波形データを記憶し
た波形メモリを有し、該波形メモリの任意の第1の整数
アドレスから任意の第2の整数アドレスの1つ前の整数
アドレスの間を、小数を含む読出アドレスで繰り返し読
出し、前記読出アドレスの整数部及び補間用整数アドレ
スの記憶内容と前記読出アドレスの小数部とに応じて補
間する補間手段により楽音波形を発生する楽音発生装置
において、前記第2の整数アドレスには前記第1の整数
アドレスに記憶された楽音波形データと同一の楽音波形
データを記憶した波形メモリと、前記読出アドレスが前
記第2の整数アドレスの1つ前の整数アドレスと前記第
2の整数アドレスとの間を指定している場合に、前記第
2の整数アドレスの1つ前の整数アドレスに記憶された
楽音波形データと前記第2の整数アドレスに記憶された
楽音波形データとを用いて補間を行う制御手段とを具備
したことを特徴とする。
(作用) 本発明は、波形メモリに楽音波形データを記憶する
際、繰り返し読出す部分については、任意の第1の整数
アドレスから任意の第2の整数アドレスの1つ前の整数
アドレスまでの範囲に記憶し、かつ第2の整数アドレス
には第1の整数アドレスに記憶したものと同じ楽音波形
データを記憶し、次の波形の楽音波形データは、第2の
整数アドレスの次の整数アドレスから記憶する。そし
て、小数を含む読出アドレスで楽音波形データを繰り返
し読出して補間する際は、上記読出アドレスが第2の整
数アドレスの1つ前の整数アドレスと第2の整数アドレ
スとの間に有るか否かとは無関係に、例えば上記読出ア
ドレスの整数部及びこれに続く補間用整数アドレスに記
憶されている各楽音波形データを用いて読出アドレスの
小数部の値に応じて補間を行うことができる。
これにより、上記読出アドレスが第2の整数アドレス
の1つ前の整数アドレスと第2の整数アドレスとの間に
あっても補間用整数アドレスがループエンドを越えたか
否かを判断する必要がなく、波形メモリに楽音波形デー
タを記憶するに際して、従来の記憶方法より1ワード余
分にメモリを使用するだけで、ループエンドの判断をす
るためのハードウエアが不要になって回路規模が小さく
なり、したがって、安価な装置を実現できるものとなっ
ている。
(実施例) 第3図は、本発明に係る楽音発生装置を適用した電子
楽器の全体的な構成を示す概略ブロック図である。
図において、1は鍵盤スイッチ群であり、鍵盤と各々
の鍵の押下の状態を検知するためのキースキャン回路と
を含むものである。
2はパネルスイッチ群であって、電源スイッチ、モー
ド指定スイッチ、メロディ選択スイッチ、リズム選択ス
イッチ等を備えている。各スイッチのセット状態は、上
記鍵盤スイッチ群1と同様に、内部に含まれるパネルス
キャン回路によって検知されるようになっている。
3はスイッチインタフェースであり、上記鍵盤スイッ
チ群1及びパネルスイッチ群2の状態を調べ、オン(O
N)状態になっているパネルスイッチデータ、新たにオ
ン状態になった鍵盤コードとタッチ、及び新たにオフ状
態になった鍵盤コードを出力するものである。なお、上
記タッチ情報は、図示しない周知のタッチ検出回路で生
成されるようになっている。
4は中央処理装置(CPU)であり、読出専用記憶装置
(ROM)5のプログラムメモリ部に記憶されたプログラ
ムに従って当該電子楽器の各部を制御するものである。
上記ROM5は、CPU4を動作させるプログラムの他、音色
データ、その他の種々の固定データを含んでいる。
7は本発明の特徴であるところの音源回路であり、波
形メモリ8が接続されるようになっている。この音源回
路7及び波形メモリ8の詳細については後述する。
上記スイッチインタフェース3、CPU4、ROM5及び音源
回路7は、システムバス11を介して相互に接続されるよ
うになっている。
また、上記音源回路7から出力されるデジタル楽音信
号は、D/A変換器9に送出されるようになっている。D/A
変換器9は、入力されたデジタル楽音信号をアナログ楽
音信号に変換するものである。このD/A変換器9で変換
されたアナログ楽音信号は、音響回路10に供給されるよ
うになっている。音響回路10は、入力された電気信号と
してのアナログ楽音信号を音響信号に変換するもので、
例えばスピーカやヘッドホン等に代表される音響発生手
段により放音するものである。
第1図は、波形メモリ8と音源回路7とをさらに詳細
に示すブロック図である。
波形メモリ8には、第4図に示すように、立ち上がり
部分の特定区間8aとそれに続く繰り返し区間8bとが記憶
されている。そして、楽音波形データを読出して発音す
る際は、まず矢印で示すように特定区間8a及び繰り返
し区間8bが連続して読出され、次いで矢印で示す繰り
返し区間8bのみが読出され、以下、矢印で示すように
繰り返し区間8bのみが繰り返して読み出されるようにな
っている。また、この繰り返し区間は、ループトップLT
及びループエンドLEとによって定義され、LTとLEとには
同じ楽音波形データが記憶される。
第5図は、上記繰り返し区間8bの記憶状態を、楽音波
形のイメージで表したものである。同図に示すように、
繰り返し区間8bのループトップLTとループエンドLEとに
は、同一の楽音波形データW1が記憶される。
第6図は、他の楽音波形データの記憶方法を示すもの
である。すなわち、同図(a)に示すように、立ち上が
り部分の特定区間8aとそれに続く繰り返し区間8bを用い
て格納する楽音波形データを生成するのは上記第4図に
示した場合と同じであるが、繰り返し区間8bをさらに2
つの区間8c,8dに等分し、第6図(b)に示すように、
区間8cは重み付けによりフェードインになるように振幅
を調整し、区間8dは重み付けによりフェードアウトにな
るように振幅を調整する。そして、同図(c)に示すよ
うに、上記フェードイン及びフェードアウトする各楽音
波形データを加算してクロスフェードする楽音波形デー
タを作成する。次いで、同図(d)に示すように、クロ
スフェードする楽音波形データの先頭番地をループトッ
プLTとし、その内容と同一の楽音波形データを最後尾に
付加してループエンドLEとする。このようにして作成し
た楽音波形データを同図(e)に示すように連結し、波
形メモリ8に格納する。
次に、音源回路7の構成を第1図を参照しながら説明
する。なお、上記波形メモリ8には、上述した楽音波形
データの他、エンベロープデータも格納されているもの
とする。
加算器20は、アドレス計算回路21で計算した現読出ア
ドレスΣaとCPU4から与えられる周波数ナンバーωとを
加算するものである。この加算器20で加算された結果は
アドレス計算回路21に供給され累積記憶される。アドレ
ス計算回路21は、LTレジスタ22及びLEレジスタ23にセッ
トされている各アドレス値に応じて、繰り返し読出しの
制御を行うものである。このアドレス計算回路21で計算
された読出アドレス整数部K1及び補間用整数アドレスK2
は波形メモリ8に供給される。また、読出アドレスΣa
は補間回路24にも供給されるようになっている。
補間回路24は、読出アドレス整数部K1、補間用整数ア
ドレスK2に応じて波形メモリ8から読出された楽音波形
データと現読出アドレスΣaとにより補間をとり、この
結果を波形発生回路25に供給するようになっている。
波形発生回路25は、補間回路24からのデータに基づき
波形信号を発生し、乗算器27に供給するようになってい
る。
一方、エンベロープ発生回路26は、波形メモリ8から
読出されたエンベロープデータに基づいてエンベロープ
信号を発生し、乗算器27に供給するようになっている。
乗算器27は波形発生回路25からの楽音波形信号とエン
ベロープ発生回路26からのエンベロープ信号を乗算する
ことによりエンベロープ信号が付加された楽音信号を発
生するものである。この楽音信号はD/A変換器9でアナ
ログ信号に変換され、音響回路10で放音されるようにな
っている(第1図参照)。
次に、上記のような構成において、本発明の実施例の
動作を説明する。第2図は補間をとりながら楽音波形デ
ータを繰り返し読出す音源回路の動作をフローチャート
で示したものである。
まず、加算器20において、アドレス計算回路21から出
力される現在の読出アドレスΣaにCPU4から出力される
周波数ナンバーωを加算して次の読出アドレスΣaを算
出し、アドレス計算回路21の内部レジスタ(図示しな
い)に記憶する(ステップS1)。上記読出アドレスΣa
は、上述したように、小数部を含んでおり、整数部が波
形メモリ8に供給されて楽音波形データを読出すための
アドレスとなり、小数部が補間回路24に供給されて補間
処理時の変位量として用いられる。また、周波数ナンバ
ーωも小数部を含んでいることは上述した通りである。
次いで、LEレジスタ22にセットされているループエン
ドLE値から、ステップS1で求めた次読出アドレスΣaを
減算して差Δを求める(ステップS2)。そして、この差
Δがゼロより大きいか否かを調べ(ステップS3)、差Δ
がゼロより大きければ、つまりサンプリング位置がルー
プエンドLEを越えていなければLEから差Δを減算して現
読出アドレスΣaを復元する(ステップS4)。一方、差
Δがゼロより小さければ、つまりサンプリング位置がル
ープエンドLEを越えていればループトップLTから差Δを
減算して現読出アドレスΣaとする(ステップS5)。こ
れにより、現読出アドレスΣaは波形メモリ8の先頭へ
ラウンドするようになっている。
次に、上記ステップS4又はS5で算出した現読出アドレ
スΣaの整数部を取り出して読出アドレス整数部K1とし
(ステップS6)、この読出アドレス整数部K1に「1」を
加えて補間用整数アドレスK2とする(ステップS7)。次
に、上記現読出アドレスΣa、読出アドレス整数部K1
び補間用整数アドレスK2を用いて、補間回路24で補間処
理を実行する(ステップS8)。
この際、現読出アドレスΣaが LE−1≦Σa<LE…(1) の範囲にあれば、読出アドレス整数部K1として「LE−
1」を、補間用整数アドレスK2として「LE」を用いて補
間処理を行う。しかしながら、LEにはLTと同じ内容が記
憶されているので、結果として読出アドレス整数部K1
して「LE−1」を、補間用整数アドレスK2として「LT」
を用いて補間処理を行うことになる。これにより、ルー
プエンドからループトップへ連続して楽音波形データを
読出すことができ、放音される楽音もスムーズに連続し
たものが得られる。
このように構成することにより、第2図に示した本発
明の処理と、第9図に示した従来例で説明した処理とを
比較してみるに、本発明では従来のステップS18及びS19
で示したハードウエアが不要になることになる。
以上のように、波形メモリ8に楽音波形データを記憶
する際、ループトップLTで示される整数アドレスからル
ープエンドLEで示される整数アドレスの1つ前の整数ア
ドレス「LE−1」までの範囲に記憶し、ループエンドLE
の整数アドレスにはループトップLTの整数アドレスに記
憶したものと同じ楽音波形データを記憶し、次の波形の
楽音波形データは、ループエンドLEの整数アドレスの次
の整数アドレスから記憶し、楽音波形データを繰り返し
読出して補間する際は、補間するためのアドレスがルー
プエンドを越えたか否かを判断することなく補間できる
ようにしたので、波形メモリ8に楽音波形データを記憶
するに際して、従来の記憶方法より1ワード余分にメモ
リを増やすだけで、ループエンドの判断をするためのハ
ードウエアが不要になって回路規模が小さくなり、した
がって、安価な装置を実現できるものとなっている。
[発明の効果] 以上詳述したように、この発明によれば補間のための
回路規模を小さくでき、したがって、装置を安価にする
ことのできる楽音発生装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は本発明の一実施例を示すもので、
第1図は楽音発生装置(音源回路)の構成を示すブロッ
ク図、第2図は楽音発生装置の動作を説明するためのフ
ローチャート、第3図は電子楽器の全体の構成を概略的
に示すブロック図、第4図は原波形の一部の楽音波形デ
ータを波形メモリに格納した状態及び読出し動作を説明
するための図、第5図は波形メモリに記憶された楽音波
形データを波形イメージで示した図、第6図は原波形の
一部をクロスフェードした楽音波形データを波形メモリ
に格納した状態を説明するための図であり、第7図ない
し第9図は従来の楽音発生装置を説明するための図であ
り、第7図は波形メモリに記憶された楽音波形データの
状態及び読出し動作を説明するための図、第8図は補間
処理を説明するための図、第9図は楽音発生装置の動作
を説明するためのフローチャートである。 7……音源回路、8……波形メモリ、20……加算器、21
……アドレス計算回路(制御手段)、22……LTレジス
タ、23……LEレジスタ、24……補間回路(補間手段、制
御手段)、25……波形発生回路、26……エンベロープ発
生回路、27……乗算器、Σa……読出アドレス、LT……
ループトップ(第1の整数アドレス)、LE……ループエ
ンド(第2の整数アドレス)。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】楽音波形データを記憶した波形メモリを有
    し、該波形メモリの任意の第1の整数アドレスから任意
    の第2の整数アドレスの1つ前の整数アドレスの間を、
    小数を含む読出アドレスで繰り返し読出し、前記読出ア
    ドレスの整数部及び補間用整数アドレスの記憶内容と前
    記読出アドレスの小数部とに応じて補間する補間手段に
    より楽音波形を発生する楽音発生装置において、 前記第2の整数アドレスには前記第1の整数アドレスに
    記憶された楽音波形データと同一の楽音波形データを記
    憶した波形メモリと、 前記読出アドレスが前記第2の整数アドレスの1つ前の
    整数アドレスと前記第2の整数アドレスとの間を指定し
    ている場合に、前記第2の整数アドレスの1つ前の整数
    アドレスに記憶された楽音波形データと前記第2の整数
    アドレスに記憶された楽音波形データとを用いて補間を
    行う制御手段と を具備したことを特徴とする楽音発生装置。
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