JPH069033Y2 - 水 引 - Google Patents
水 引Info
- Publication number
- JPH069033Y2 JPH069033Y2 JP7593590U JP7593590U JPH069033Y2 JP H069033 Y2 JPH069033 Y2 JP H069033Y2 JP 7593590 U JP7593590 U JP 7593590U JP 7593590 U JP7593590 U JP 7593590U JP H069033 Y2 JPH069033 Y2 JP H069033Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hairline
- film
- metal
- vapor deposition
- core
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Decoration Of Textiles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は水引に関する。
(従来の技術) プラスチックフイルムに金属蒸着層を形成した金属蒸着
フイルムを芯に巻き付けた水引としては従来、表面がフ
ラットなプラスチックフイルムに金属蒸着層を形成した
金属蒸着フイルムや、表面にマット加工、エンボス加工
等を施した艶消しフイルムに金属蒸着層を形成した金属
蒸着フイルムを、接着剤を介して芯に巻き付けた水引が
知られている(実開昭62−44090号公報参照)。
フイルムを芯に巻き付けた水引としては従来、表面がフ
ラットなプラスチックフイルムに金属蒸着層を形成した
金属蒸着フイルムや、表面にマット加工、エンボス加工
等を施した艶消しフイルムに金属蒸着層を形成した金属
蒸着フイルムを、接着剤を介して芯に巻き付けた水引が
知られている(実開昭62−44090号公報参照)。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、従来の水引は金属光沢が単調で方向や角
度を変えて見ても同じような金属光沢をしていた。
度を変えて見ても同じような金属光沢をしていた。
この考案はかかる欠点を除去した水引を提供するもので
ある。
ある。
(課題を解決するための手段) すなわちこの考案は、片面にヘアーラインを形成したヘ
アーラインフイルムの表面に金属蒸着層を形成した金属
蒸着ヘアーラインフイルムを、ヘアーライン面を外側又
は内側として接着剤を介して芯に巻き付けたことを特徴
とする水引である。
アーラインフイルムの表面に金属蒸着層を形成した金属
蒸着ヘアーラインフイルムを、ヘアーライン面を外側又
は内側として接着剤を介して芯に巻き付けたことを特徴
とする水引である。
片面にヘアーラインを形成したヘアーラインフイルムと
しては、厚さ6〜50μmの、ポリエステルフイルム、
ポリプロピレンフイルム、ポリ塩化ビニルフイルム、ポ
リアミドフイルム、ポリカーボネートフイルム、その他
各種のプラスチックフイルムの片面にヘアーラインを形
成したものが使用できる。
しては、厚さ6〜50μmの、ポリエステルフイルム、
ポリプロピレンフイルム、ポリ塩化ビニルフイルム、ポ
リアミドフイルム、ポリカーボネートフイルム、その他
各種のプラスチックフイルムの片面にヘアーラインを形
成したものが使用できる。
ヘアーラインは、例えば回転ブラシ等の各種の研磨材で
上記プラスチックフイルムの片面に形成する。ヘアーラ
インを上記プラスチックフイルムの両面に形成したもの
は、片面に形成したヘアーラインと他の片面に形成した
ヘアーラインとが、互いに他方のヘフアーラインを弱め
たり打ち消したりして、美麗なヘアーラインを損ない、
その結果、後に金属蒸着層を形成したときに、方向や角
度を変えて見ても金属光沢の調子の変化が顕著に現れな
いので、この考案には使用しない。
上記プラスチックフイルムの片面に形成する。ヘアーラ
インを上記プラスチックフイルムの両面に形成したもの
は、片面に形成したヘアーラインと他の片面に形成した
ヘアーラインとが、互いに他方のヘフアーラインを弱め
たり打ち消したりして、美麗なヘアーラインを損ない、
その結果、後に金属蒸着層を形成したときに、方向や角
度を変えて見ても金属光沢の調子の変化が顕著に現れな
いので、この考案には使用しない。
金属蒸着ヘアーラインフイルムは、片面にヘアーライン
を形成したヘアーラインフイルムの表面に金属蒸着層を
形成したものである。金属蒸着層の形成は、ヘアーライ
ンフイルムの、ヘアーライン面側であってもよく、非ヘ
アーライン面側であってもよい。
を形成したヘアーラインフイルムの表面に金属蒸着層を
形成したものである。金属蒸着層の形成は、ヘアーライ
ンフイルムの、ヘアーライン面側であってもよく、非ヘ
アーライン面側であってもよい。
金属蒸着層は、ヘアーラインフイルムの表面に、Al、
Ag、Sn、Ni、Cr、Cu、その他各種の金属、合
金等を使用し、真空蒸着、スパッタリング、イオンプレ
ーティング等により、80〜1000Åの厚さに形成す
る。
Ag、Sn、Ni、Cr、Cu、その他各種の金属、合
金等を使用し、真空蒸着、スパッタリング、イオンプレ
ーティング等により、80〜1000Åの厚さに形成す
る。
金属蒸着ヘアーラインフイルムは、金属蒸着層を形成す
る前に、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、尿素樹脂、メラ
ミン樹脂等の適宜の樹脂によりアンダーコート層を形成
する等適宜の前処理を施しておいたものでもよく、この
様なものもこの考案の金属蒸着ヘアーラインフイルムに
含まれる。金属蒸着層を形成する前にアンダーコート層
を形成する場合は、アンダーコート層を例えば黄、赤、
青等の適宜の色に着色しておいてもよい。
る前に、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、尿素樹脂、メラ
ミン樹脂等の適宜の樹脂によりアンダーコート層を形成
する等適宜の前処理を施しておいたものでもよく、この
様なものもこの考案の金属蒸着ヘアーラインフイルムに
含まれる。金属蒸着層を形成する前にアンダーコート層
を形成する場合は、アンダーコート層を例えば黄、赤、
青等の適宜の色に着色しておいてもよい。
金属蒸着ヘアーラインフイルムは、金属蒸着層の上にエ
ポキシ樹脂、アクリル樹脂等の各種の樹脂により保護層
を形成したものでもよく、この様なものもこの考案の金
属蒸着ヘアーラインフイルムに含まれる。保護層は例え
ば黄、赤、青等の適宜の着色をしたものであってもよ
い。金属蒸着ヘアーラインフイルムは、後に芯に巻き付
けるときに内側となる面に、アクリル系樹脂、エポキシ
樹脂、ビニル系樹脂等の適宜の樹脂により樹脂層を形成
したものでもよく、この様なものもこの考案の金属蒸着
ヘアーラインフイルムに含まれる。この樹脂層は、ヘア
ーラインフイルムや接着剤や芯等の種類によっては、金
属蒸着ヘアーラインフイルムを後に芯に巻き付けるとき
に、金属蒸着ヘアーラインフイルムと芯との接着力の向
上に有益なものである。
ポキシ樹脂、アクリル樹脂等の各種の樹脂により保護層
を形成したものでもよく、この様なものもこの考案の金
属蒸着ヘアーラインフイルムに含まれる。保護層は例え
ば黄、赤、青等の適宜の着色をしたものであってもよ
い。金属蒸着ヘアーラインフイルムは、後に芯に巻き付
けるときに内側となる面に、アクリル系樹脂、エポキシ
樹脂、ビニル系樹脂等の適宜の樹脂により樹脂層を形成
したものでもよく、この様なものもこの考案の金属蒸着
ヘアーラインフイルムに含まれる。この樹脂層は、ヘア
ーラインフイルムや接着剤や芯等の種類によっては、金
属蒸着ヘアーラインフイルムを後に芯に巻き付けるとき
に、金属蒸着ヘアーラインフイルムと芯との接着力の向
上に有益なものである。
金属蒸着ヘアーラインフイルムをヘアーライン面を外側
又は内側として、紙撚芯等の従来から水引の芯に使用さ
れている芯に接着剤を介して巻き付けると、この考案の
水引を得ることができる。
又は内側として、紙撚芯等の従来から水引の芯に使用さ
れている芯に接着剤を介して巻き付けると、この考案の
水引を得ることができる。
金属蒸着ヘアーラインフイルムの巻き付けは、金属蒸着
ヘアーラインフイルムを縦長に裁断して細幅にしたもの
を巻き付ける。
ヘアーラインフイルムを縦長に裁断して細幅にしたもの
を巻き付ける。
接着剤は、芯側又は金属蒸着ヘアーラインフイルム側或
いはその両方側に設けておくことができる。
いはその両方側に設けておくことができる。
金属蒸着ヘアーラインフイルムをヘアーライン面を外側
として、紙撚芯等の従来から水引の芯に使用されている
芯に接着剤を介して巻き付けると、得られる水引きの表
面がヘアーラインによる凹凸をしているので、手触りが
よくしかも滑らないので、水引細工のときに作業性が非
常によい。
として、紙撚芯等の従来から水引の芯に使用されている
芯に接着剤を介して巻き付けると、得られる水引きの表
面がヘアーラインによる凹凸をしているので、手触りが
よくしかも滑らないので、水引細工のときに作業性が非
常によい。
この考案は、適宜の箇所に適宜の印刷をしておいてもよ
く、このようなものもこの考案に含まれる。
く、このようなものもこの考案に含まれる。
(実施例) 次に、図面を参照しつつ、この考案を実施例で説明す
る。
る。
厚さ12μmの広幅長尺なポリエステルフイルムの片面
にヘアーラインを形成したヘアーラインフイルム10の
ヘアーライン面に、金属蒸着層20として厚さ約500
ÅのAl蒸着層を形成し、さらに、その金属蒸着層20
上に、エポキシ樹脂により未着色の保護層30を形成
し、前記ヘアーラインフイルム10の非ヘアーライン面
には、アクリル系樹脂により樹脂層40を形成して、金
属蒸着ヘアーラインフイルムを得た。
にヘアーラインを形成したヘアーラインフイルム10の
ヘアーライン面に、金属蒸着層20として厚さ約500
ÅのAl蒸着層を形成し、さらに、その金属蒸着層20
上に、エポキシ樹脂により未着色の保護層30を形成
し、前記ヘアーラインフイルム10の非ヘアーライン面
には、アクリル系樹脂により樹脂層40を形成して、金
属蒸着ヘアーラインフイルムを得た。
次に、得られた金属蒸着ヘアーラインフイルムを約2cm
の幅で縦長に裁断し、さらにこの裁断したものを、非ヘ
アーライン面すなわち樹脂層40を内側として、クラフ
ト紙による紙撚芯に接着剤を介して巻き付けて、この考
案の水引を得た。
の幅で縦長に裁断し、さらにこの裁断したものを、非ヘ
アーライン面すなわち樹脂層40を内側として、クラフ
ト紙による紙撚芯に接着剤を介して巻き付けて、この考
案の水引を得た。
得られた水引は、ヘアーラインによる乱反射により、ケ
バケバしさがなく、落着いた金属光沢をしていた。ま
た、方向や角度を変えて見ると、ヘアーラインが形成さ
れていることにより光の反射と屈折が一様でなく、金属
光沢の調子に変化があり、独特の色彩効果と光沢効果を
有していた。また、水引の表面がヘアーラインによる凹
凸をしているから手触りがよくしかも滑らないので、水
引細工のときの作業性が非常によかった。
バケバしさがなく、落着いた金属光沢をしていた。ま
た、方向や角度を変えて見ると、ヘアーラインが形成さ
れていることにより光の反射と屈折が一様でなく、金属
光沢の調子に変化があり、独特の色彩効果と光沢効果を
有していた。また、水引の表面がヘアーラインによる凹
凸をしているから手触りがよくしかも滑らないので、水
引細工のときの作業性が非常によかった。
(考案の効果) この考案は上記のように構成したから、ヘアーラインに
よる乱反射により、ケバケバしさがなく、落着いた金属
光沢をしている。
よる乱反射により、ケバケバしさがなく、落着いた金属
光沢をしている。
そして、単にケバケバしさがなく、落着いた金属光沢を
しているばかりでなく、従来の水引が金属光沢が単調で
どの方向や角度から見ても同じような金属光沢をしてい
たのに対して、この考案の水引は、方向や角度を変えて
見ると、ヘアーラインが形成されていることにより光の
反射と屈折が一様でなく、金属光沢の調子に変化があ
り、独特の色彩効果と光沢効果を有している。
しているばかりでなく、従来の水引が金属光沢が単調で
どの方向や角度から見ても同じような金属光沢をしてい
たのに対して、この考案の水引は、方向や角度を変えて
見ると、ヘアーラインが形成されていることにより光の
反射と屈折が一様でなく、金属光沢の調子に変化があ
り、独特の色彩効果と光沢効果を有している。
また、金属蒸着ヘアーラインフイルムをヘアーライン面
を外側として、紙撚芯等の従来から水引の芯に使用され
ている芯に接着剤を介して巻き付けると、得られる水引
の表面がヘアーラインによる凹凸をしているので、手触
りがよくしかも滑らないので、水引細工のときに作業性
が非常によい。
を外側として、紙撚芯等の従来から水引の芯に使用され
ている芯に接着剤を介して巻き付けると、得られる水引
の表面がヘアーラインによる凹凸をしているので、手触
りがよくしかも滑らないので、水引細工のときに作業性
が非常によい。
そして、単に手触りがよくしかも滑らないので、水引細
工のときに作業性が非常によいばかりでなく、出来上が
った水引細工は、接している一本一本の水引が表面のヘ
アーラインによる凹凸によって互いに引掛っているか
ら、形がくずれずに何時までも形状の安定を保つことが
できる。
工のときに作業性が非常によいばかりでなく、出来上が
った水引細工は、接している一本一本の水引が表面のヘ
アーラインによる凹凸によって互いに引掛っているか
ら、形がくずれずに何時までも形状の安定を保つことが
できる。
また、金属蒸着ヘアーラインフイルムをヘアーライン面
を内側として、紙撚芯等の従来から水引の芯に使用され
ている芯に接着剤を介して巻き付けると、ヘアーライン
による凹凸の影響で接着剤のなじみが非常によく、接着
力が強固となり、接着作業性がよい。。
を内側として、紙撚芯等の従来から水引の芯に使用され
ている芯に接着剤を介して巻き付けると、ヘアーライン
による凹凸の影響で接着剤のなじみが非常によく、接着
力が強固となり、接着作業性がよい。。
図面は、この考案に使用する金属蒸着ヘアーラインフイ
ルムの一例を示す一部拡大断面図である。 10……ヘアーラインフイルム 20……金属蒸着層 30……保護層 40……樹脂層
ルムの一例を示す一部拡大断面図である。 10……ヘアーラインフイルム 20……金属蒸着層 30……保護層 40……樹脂層
Claims (1)
- 【請求項1】片面にヘアーラインを形成したヘアーライ
ンフイルムの表面に金属蒸着層を形成した金属蒸着ヘア
ーラインフイルムを、ヘアーライン面を外側又は内側と
して接着剤を介して芯に巻き付けたことを特徴とする水
引。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7593590U JPH069033Y2 (ja) | 1990-07-17 | 1990-07-17 | 水 引 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7593590U JPH069033Y2 (ja) | 1990-07-17 | 1990-07-17 | 水 引 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0433684U JPH0433684U (ja) | 1992-03-19 |
JPH069033Y2 true JPH069033Y2 (ja) | 1994-03-09 |
Family
ID=31616951
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7593590U Expired - Lifetime JPH069033Y2 (ja) | 1990-07-17 | 1990-07-17 | 水 引 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH069033Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-07-17 JP JP7593590U patent/JPH069033Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0433684U (ja) | 1992-03-19 |
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