JPH047950Y2 - - Google Patents

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JPH047950Y2
JPH047950Y2 JP4028383U JP4028383U JPH047950Y2 JP H047950 Y2 JPH047950 Y2 JP H047950Y2 JP 4028383 U JP4028383 U JP 4028383U JP 4028383 U JP4028383 U JP 4028383U JP H047950 Y2 JPH047950 Y2 JP H047950Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は真珠光沢を発する各種物品の包装フ
イルムに関する。
例えばテープカートリツジは塵埃の侵入を嫌う
ので、専用の収納箱に収納したうえで更にその外
周をプラスチツクフイルムで密閉状に包装する形
態を採つている。
その包装形態を更に詳しく説明すると、収納箱
1は第1図に示す如く身1aとこれに回動自在に
枢着される透明の蓋1bとからなる左右横長状の
ものであり、これにテープカートリツジ2が個別
に収納され、収納箱1が熱収縮性を有するポリプ
ロピレンなどのプラスチツクフイルム3で更に包
装される。
第2図および第3図において、このフイルム3
は収納箱1の長辺周囲に巻き付け、その前後端辺
3a,3bを収納箱1の前側壁部分において適当
な上下幅で重ね合わせ、この重合箇所Aをヒート
シールする。次に、収納箱1の左右端から筒状に
はみ出るフイルム3の左右端辺3c,3dを収納
箱1の左右側壁部分において折り重ね、この折り
重ね箇所Bを同様にヒートシールする。その後
に、フイルム3を瞬間的に加熱して収縮させ、各
部に生じた折り皺や隙間を取ることにより収納箱
1の外周にフイルム3を密着させている。
この考案はかかる包装に使用する包装フイルム
の改良に関するが、前述の包装形態は本案包装フ
イルムの代表的な使用例を挙げたに過ぎず、包装
の対象となる物品は限定されるものではない。ま
た、テープカートリツジ用の収納箱を対象とする
ときも、個装用に限られず数巻まとめて包装する
のにも供されるものである。
ともあれ、本考案はかかる包装フイルムにおい
て、いかに真珠光沢を出すかを問題にする。
類似の技術としてフイルム基材にアルミニウム
粉末を入れたインキを印刷することが知られてい
る。しかしインキ印刷法ではアルミニウム地金の
光沢は満足に得られない。
印刷以外の方法で光彩色を出そうとする場合、
多くはフイルム基材にアルミニウムを蒸着する方
法が一般に採られている。これによるとき光沢性
の点で満足すべき仕上がりが得られる。
しかし、アルミ蒸着ではベタ一色の場合は別に
して、フイルム3に商品名や取扱説明などの字句
を色違いで表現しようとするとき、蒸着工程と印
刷工程とを別々に経なければならず、工程が一貫
しない。それに高価につく。加えて、物品1を包
装したのち、折れ皺などを取るために熱処理をか
けたとき、フイルム基材とアルミ蒸着膜との熱収
縮性の相違が原因して、皺取り不良や密着性不良
を招き、却つて小皺がセツトされてしまつたり、
アルミ蒸着膜に亀裂が生じるなどして仕上がり荷
姿が悪くなる欠点を有する。
この考案は、かかる従来の不具合を解消するた
めに提案されたものであり、インキによる印刷だ
けでアルミ蒸着法に勝るとも劣らない真珠光沢を
持つたプラスチツク製の包装フイルムを得ること
を第1の目的とする。そして、物品の外周に包装
フイルムを包んで熱処理をかけたときにも、折り
皺などが一切の支障なく取れ、物品を密着状に包
装し得るようにすることを第2の目的とする。
その特徴とするところは、熱収縮性を有するプ
ラスチツク製の透明フイルム基材の裏面に、雲母
粉末等を含むインキのように透明で光反射性に富
む光反射層と、濃色系のインキによる吸光印刷層
とを順に積層した断面構造にした点にある。しか
るときは吸光印刷層をバツクにして光反射層中に
散在する光反射粉末を透明フイルム基材を通して
見ることになり、看る者に深みのある真珠光沢を
感じさせるものとなる。吸光印刷層は雲母粉末の
存在を引立て、透明フイルム基材は深みを与え
る。雲母粉末が選ばれたのは印刷インキに合つて
いてアルミニウム粉末では得られない真珠に似た
光彩色、それはメタリツク感とも言える光沢を出
すものとして最も優れていることが本考案者等の
実験によつて確認されたからである。
ここで光反射層は好ましくは粉末状の雲母と酸
化チタンを含むパール類料を入れた着色インキで
印刷形成する。酸化チタンは雲母粉末を覆う形と
なり、その膜厚を変えることにより光反射性を変
えてパール金、パール青、パールレツドなどの色
を出すためのものである。また、雲母粉末と同様
な作用効果を奏するものとしてオキシ塩化ビスマ
スやグマニンの結晶体などが好適に使用し得る。
また、吸光印刷層の上にマスキング印刷層を形
成して、外光が吸光印刷層を通り抜けないように
することが望まれる。このマスキング印刷層とし
ては白色インクによつて形成すると、なお一層好
都合である。それは白色インクが最も耐熱性を有
するものとして一般に汎用されており、前述せる
皺取りのための熱処理時に物品にインク付着が生
じることを確実に防止できるからである。もつと
も、吸光印刷層が外光を必要かつ十分に吸収し、
これ自体が皺取り処理時の熱に耐えられるもので
あればマスキング印刷層は必ずしも要しない。
次に、本考案の実施例を前述の第1図および第
2図に示す如き包装フイルム3に適用した場合に
ついて説明する。
第4図は包装フイルム3を表面側から見た展開
図であり、これは熱収縮性を有する透明のポリプ
ロピレンフイルムを基材とし、この透明フイルム
基材4に多色印刷が施されている。図中、5はフ
イルム基材そのままの透明部分であり、中味を透
視するために存在する。6はパール色部分(点描
で示す)であり、透明部分5を取り囲むように広
範囲に形成されて地色をなしている。7は青色部
分であり、例えばテープ長さ(録音時間)を表示
する。8は白色部分であり、例えば出所、品種、
等級などを表示する。9は黒色部分であり、図柄
紋様などを表示している。
第5図は第4図におけるV−V線に沿う包装フ
イルム3の断面図であり、フイルム基材4の裏面
に天然雲母の破砕粉末および酸化チタンとからな
るパール顔料を含む着色インキによる透明な光反
射層10と、カーボンブラツクなどの黒色顔料を
含むインキによる吸光印刷層11と、青色顔料を
含むインキによる着色印刷層12と、酸化チタン
などの白色顔料を含むインキによるマスキング印
刷層13とが形成されている。因に、前記パール
顔料中における酸化チタンの含有率は40〜60%で
あり、酸化チタンによる雲母粉末の被覆率は10〜
60%である。光反射層10と吸光印刷層11との
乾燥厚はそれぞれ10μm以下で、マスキング印刷
層13のインキ組成は酸化チタンとポリエステル
系やビニル系などの樹脂とケトン系(MEK等)
の溶剤に添加剤を加えたものとした。
すなわち、フイルム基材4の裏面には、パール
色部分6に相当する箇所にのみパール顔料を含む
インキを、青色部分7に相当する箇所にのみ青色
インキをそれぞれ印刷して光反射層10と青色の
着色印刷層12とを形成する。次に、光反射層1
0の表面と黒色部分9に相当する箇所にのみ黒色
インキを印刷して吸光印刷層11を形成する。最
後に透明部分5を除く全面に白色インクを塗布し
てマスキング印刷層13を形成したものとなつて
いる。
このように刷り上げた包装フイルム3を表面、
つまり透明フイルム基材4側から見ると、光反射
層10と吸光印刷層11とマスキング印刷層13
とが重なつた部分、つまりパール色部分6は透明
フイルム基材4を介して入射した外光が光反射層
10中の雲母粉末に当たつて反射し、深みのある
高級なメタリツク感が出るものとなる。全体の色
調は消し墨色になるが、雲母粉末が光輝性を与え
る。そして青色部分7は着色印刷層12の青色
が、白色部分8はマスキング印刷層13の白色
が、黒色部分9は吸光印刷層11の黒色が、それ
ぞれ透明フイルム基材4を介して直接に鮮やかに
出る。
なお、図示例ではとくに青色部分7における青
色が他の部分と対照的に鮮明に出るよう透明フイ
ルム基材4の裏面に青色の着色印刷層12ついで
マスキング印刷層13を順に形成した断面構造に
したが、該当部分7においても透明フイルム基材
4の裏面に前述の光反射層10、着色印刷層12
ついでマスキング印刷層13を順に形成せる断面
構造にしてもよい。この考え方は白色部分8にお
いても同様に適用できるが、白色を含む淡い色調
を背景にするときは雲母粉末による真珠光沢はさ
ほど強調されない。
また、図示例では二色以上で印刷する場合を説
明したが、包装フイルム3の全体又は一部が無模
様一色か、単一色で色模様をなす場合も当然に含
まれており、そうした場合は着色部分において、
透明フイルム基材4の裏面に光反射層10ついで
色調となる吸光印刷層11を形成するだけでよ
い。吸光印刷層11は濃色系であればよく黒色に
限られないことは云うまでもない。
以上説明したように、この考案に係る包装フイ
ルム3は透明フイルム基材4の裏面に雲母粉末な
どを含む着色インキの光反射層10と、濃色系イ
ンクの吸光印刷層11を順に印刷で積層形成する
ものとしたので、透明フイルム基材4が印刷表面
の光の乱反射を抑えて深みを与える役目をし、吸
光印刷層11が背景色となつて光輝性を有する真
珠光沢を強調する結果、アルミニウム蒸着に勝る
とも劣らない高級なメタリツク感を出せた。
そして、光反射層10および吸光印刷層11が
全て印刷機により積層形成できるので、包装フイ
ルム3の加工工程が一貫し効率的に生産できた。
更に、光反射層10および吸光印刷層11を伸
縮性と可撓性を富むバインダーで連結形成できる
ので、包装フイルム3を物品1に包んで皺取りの
ための熱処理をかけたときにも、これら印刷層1
0,11が熱収縮性フイルム基材4とともに収縮
して物品を皺付きのない状態で密着包装するに適
しており、包装荷姿を端正に仕上げることができ
た。
その他、印刷によるときはアルミ蒸着の場合に
比べて全厚が5〜12μm程度大きくなるが、これ
は薄物のフイルム基材4の腰を強くして包装作業
性の向上に貢献することにもなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案が対象とする包装対象物品のひ
とつであるテープカートリツジ用収納箱を例示す
る斜視図、第2図はこの収納箱を本案包装フイル
ムで包装する途中の状態を示す斜視図、第3図は
その包装完了状態での斜視図である。第4図は本
考案に係る包装フイルムを例示する表面側から見
た概略平面図、第5図は第4図におけるV−V線
断面図である。 1……収納箱、2……テープカートリツジ、3
……包装フイルム、4……透明フイルム基材、5
……透明部分、6……パール色部分、7……青色
部分、8……白色部分、9……黒色部分、10…
…光反射層、11……吸光印刷層、12……着色
印刷層、13……マスキング印刷層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 熱収縮性を有するプラスチツク製の透明フイル
    ム基材4の裏面に、透明な光反射層10と濃色系
    インクによる吸光印刷層11とを順に積層してな
    る包装フイルム。
JP4028383U 1983-03-19 1983-03-19 包装フイルム Granted JPS59145754U (ja)

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JP4028383U JPS59145754U (ja) 1983-03-19 1983-03-19 包装フイルム

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JP4028383U JPS59145754U (ja) 1983-03-19 1983-03-19 包装フイルム

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