JP2002087460A - 包装体及び熱収縮性包装材 - Google Patents

包装体及び熱収縮性包装材

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JP2002087460A
JP2002087460A JP2000279405A JP2000279405A JP2002087460A JP 2002087460 A JP2002087460 A JP 2002087460A JP 2000279405 A JP2000279405 A JP 2000279405A JP 2000279405 A JP2000279405 A JP 2000279405A JP 2002087460 A JP2002087460 A JP 2002087460A
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heat
pearl
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shrinkable film
film
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Kazumasa Omachi
和正 大町
Goro Yamaguchi
悟郎 山口
Masahito Nakanishi
雅人 中西
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Fuji Seal Inc
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Fuji Seal Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、封緘と埃防止の機能を備えるだけ
でなく、更に偽造防止機能も具備し、しかも、商品とし
ての特徴を持たせることができることを課題とする。 【解決手段】 透明な熱収縮性フィルム7を基材とする
包装材5で被包装物3の全体又は一部を包んでシュリン
ク包装してなる包装体において、前記熱収縮性フィルム
7には、パール顔料を含有してなるパール印刷層8が設
けられていることにある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、医薬品等
の被包装物を熱収縮性フィルムで包装してなる包装体及
び熱収縮性包装材に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
医療品、食品等の内容物を収容する箱には、内容物の改
ざん(入れ換え)防止や手垢などによる汚れを防止する
ために、熱収縮性フィルム(透明のシュリンクフィル
ム)によるオーバーラップ包装が採用されているものが
ある。
【0003】しかしながら、前記シュリンクフィルム
は、比較的入手が容易なため、内容物を改ざんした後、
別のシュリンクフィルムで容易に包装することが可能で
あり、改ざん防止効果がなくなってきているのが現状で
ある。また、オーバーラップ包装は、箱に印刷された表
示が目視できるように、単に透明なフィルムで覆ってい
るだけであるため、商品としての特徴はない。
【0004】そこで、本発明は、このような問題を解決
すべくなされたものであり、封緘と埃防止の機能を備え
るだけでなく、更に偽造防止機能も具備し、しかも、商
品としての特徴を持たせることができることを課題とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決すべく包装体及び熱収縮性包装材としてなされたもの
であり、本発明に係る包装体としての特徴は、透明な熱
収縮性フィルム7を基材とする包装材5で被包装物3の
全体又は一部を包んでシュリンク包装してなる包装体に
おいて、前記熱収縮性フィルム7には、パール顔料を含
有してなるパール印刷層8が設けられていることにあ
る。
【0006】また、熱収縮性包装材としての特徴は、透
明な熱収縮性フィルム7と、該熱収縮性フィルム7に設
けられ且つパール顔料を含有してなるパール印刷層8と
を備えてなることにある。
【0007】従来のオーバーラップ包装は、封緘と埃防
止の機能を備えるだけのものであったが、本願発明は、
更に偽造防止機能も具備するものである。即ち、熱収縮
性フィルム7にパール顔料を含有してなるパール印刷層
を設けることにより、第三者はパールインキの種別特定
が困難となる。また、パールインキは一般のインキと比
べて入手することが困難である。この結果、商品として
陳列された包装体の包装材(真正商品の包装材)5と同
一の包装材を製造することは困難となるため、仮に改ざ
ん目的で真正商品の包装材が開封された後に、再び被包
装物を真正商品の包装材とは別の包装材(偽造包装材)
で包装した場合には、その偽造包装材が真正商品の包装
材でないことが容易且つ確実に識別することができる。
【0008】しかも、透明な熱収縮性フィルム7に、透
明なパール印刷層8を設けていることから、熱収縮性フ
ィルム7及びパール印刷層8を介して被包装物自体や被
包装物に印刷された表示を目視することができる。
【0009】更に、前記パール印刷層8のパール顔料が
干渉色タイプである場合には、パール印刷層8を正面か
ら見た場合には、あまり目立たないが、角度を変えて斜
め方向から見た場合には、虹色等に変色して見える。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参酌しつつ説明する。図1及び図2は本発明の
一実施の形態のシュリンク包装体を例示する。かかるシ
ュリンク包装体1は、被包装物3を包装材としてのオー
バーラップフィルム5で包み込んだものである。かかる
被包装物3の包装形態は、特に限定されるものではない
が、筒状に形成されたオーバーラップフィルム5の両端
部を溶断シールしてなるピロー包装形態や、二つ折りし
たオーバーラップフィルム5の三辺をヒートシールして
なる三方シール包装形態が挙げられる。
【0011】被包装物3は、例えば医薬品等の内容物を
矩形状に折られた箱4で収容したものである。
【0012】前記オーバーラップフィルム5は、透明な
熱収縮性フィルム7を基材とし、該熱収縮性フィルム7
の内面及び/又は外面に、パール印刷層8が例えばグラ
ビア印刷により設けられたものである。熱収縮性フィル
ム7としては、厚さ6〜50μm(好ましくは、厚さ1
0〜30μm)の熱収縮性ポリプロピレンフィルムが採
用されている。尚、熱収縮性フィルム7としては、熱収
縮性ポリエチレンフィルムや、その他多層フィルム等も
採用可能であ。
【0013】前記パール印刷層8は、パールインキによ
り所望の文字等を適宜印刷してなる。また、パールイン
キの印刷膜厚やパール顔料の含有量は印刷層8が略透明
となるように調整され、その印刷膜厚は、通常1〜10
μm程度に設定されている。そして、パールインキは、
例えばアクリル系樹脂等を主体とした透明等の良いビヒ
クルにパール顔料を1〜25重量%程度(好ましくは5
〜15重量%)含有したものである。パール顔料として
は、雲母に酸化チタン、酸化鉄等の屈折率の高い金属酸
化物の薄膜をコーティングすることにより、屈折率の異
なる透明皮膜による規則的多重層反射を起こし真珠光沢
等のような色彩効果が得られるものである。
【0014】特に、パール顔料は見る角度によって虹彩
色が得られる偏光効果のある干渉タイプ(例えば、メル
クジャパン株式会社の商品名Iriodin)が好まし
い。また、パール顔料の粒度分布が5〜60μm(パー
ル顔料は偏平である。)程度のものが良い。
【0015】上記構成からなるシュリンク包装体1は、
透明な熱収縮性フィルム7に透明なパール印刷層8が施
されていることから、熱収縮性フィルム7とパール印刷
層8とが積層されていても、該積層部分を介して箱4に
印刷された効能や注意書等の表示を目視することがで
き、パール印刷層8が箱4の表面に印刷された表示を目
視する際に支障となることはない。尚、通常、パール印
刷層8に他の着色した印刷層が積層されることはない。
【0016】シュリンク包装体1を、正面から見た場合
には、パール印刷層8は略透明であることから目立ち難
いが、斜め方向から角度を変えて見た場合には、パール
印刷層8は虹色等に変色して見え、光沢が良くパール効
果が良好となり、商品として陳列された場合には、単に
透明なオーバーラップフィルムで包装された他の商品に
比し、高級感も得られる。
【0017】しかも、オーバーラップフィルム5を改ざ
ん目的で破断して開封した場合には、前記パール顔料の
種類及び含有量が同一の印刷が施されたオーバーラップ
フィルム5を、第三者が手に入れることは困難であるた
め、仮に他のオーバーラップフィルムで再び包装した場
合であっても、パール印刷層8を調べることにより、真
正商品のオーバーラップフィルムであるか否かを容易に
識別することが可能となる。
【0018】図3は、本発明の第二実施の形態を示し、
本実施の形態は、熱収縮性包装材としてキャップシール
20を例示する。該キャップシール20は、被包装物と
しての容器21の小径の口部21aに装着されるもの
で、筒状のキャップシール本体22aと、該キャップシ
ール本体22aの上縁に設けられた環状の上端部22b
からなり、破断用の縦ミシン目23がキャップシール本
体22aの上下方向の全長にわたって形成されている。
【0019】かかるキャップシール20は、厚さ10〜
100μm(好ましくは20〜80μm)の例えばポリ
エチレンテレフタレートや共重合ポリエステル等からな
る熱収縮性フィルム10を基材として構成されている。
尚、前記容器21は、ガラス瓶、プラスチックボトルや
金属製のもので、口部21aには、例えば金属製又はプ
ラスチック製等のスクリューキャップ(閉塞体)26が
着脱自在に螺合されている。
【0020】前記熱収縮性フィルム10の内面に、前記
第一実施の形態と同様にパール印刷層8が適宜位置に設
けられている。従って、本第二実施の形態においても、
前記第一実施の形態と同様に、封緘と埃防止の機能だけ
でなく、更に偽造防止機能も具備することができる。
【0021】本発明は上記それぞれの実施の形態に限定
されるものではなく、例えば種類の相違するパール顔料
をそれぞれ含有した複数のパール印刷層8の組み合わせ
も可能である。かかる場合には、第三者は、それぞれの
パール顔料の特定が非常に困難となり、真正商品の包装
材と同一のパール印刷層8を偽造包装材に印刷すること
はほとんど不可能であり、偽造防止効果が向上する。
【0022】また、前記オーバーラップフィルム5は全
面が略透明である必要はなく、図1に示す如く熱収縮性
フィルム7の一部分に不透明の印刷層9を設けた場合で
あっても良い。即ち、オーバーラップフィルムやキャッ
プシールの一部分にパール印刷が施されていれば良い。
しかも、本発明は前記図3に示した容器21の全体を熱
収縮性フィルムで包装することも可能である。
【0023】
【発明の効果】以上ように、本発明は、透明の熱収縮性
フィルムに、パール顔料を含有してなる透明なパール印
刷層を設けているので、透明な熱収縮性フィルム及び透
明なパール印刷層を介して被包装物や被包装物の表面に
印刷された表示を目視することができると共に、包装材
に封緘と埃防止の機能だけでなく、改ざん防止の機能も
具備させることが可能となる。
【0024】また、包装材の見る角度によってパール印
刷層を変色させることが可能となり、従って、包装材は
単なる透明のラップに止まるものではなく、偽造を不可
能とする効果と装飾的効果をも有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施の形態を示す一部破断を含む
包装体の全体斜視図。
【図2】同包装材の断面図。
【図3】本発明の第二実施の形態を示し、(イ)はキャ
ップシールの斜視図、(ロ)はキャップシールを容器の
口部に装着した状態の要部を示す斜視図。
【符号の説明】
3…被包装物、5…包装材、7…熱収縮性フィルム、8
…パール印刷層、10…熱収縮性フィルム、21…キャ
ップシール(包装材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中西 雅人 大阪市鶴見区今津北5丁目3−18 株式会 社フジシール内 Fターム(参考) 3E067 AA03 AA11 AB26 AB81 BA03B BA05B BA18C BB14C BB26C CA01 EA29 EB19 EE02 FA04 FB01 FC01 FC02 GD10 3E086 AD16 BA15 BA40 BB22 BB67 CA28

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明な熱収縮性フィルム(7)を基材と
    する包装材(5)で被包装物(3)の全体又は一部を包
    んでシュリンク包装してなる包装体において、前記熱収
    縮性フィルム(7)には、パール顔料を含有してなるパ
    ール印刷層(8)が設けられていることを特徴とする包
    装体。
  2. 【請求項2】 前記パール印刷層(8)のパール顔料が
    干渉色タイプである請求項1に記載の包装体。
  3. 【請求項3】 透明な熱収縮性フィルム(7)と、該熱
    収縮性フィルム(7)に設けられ且つパール顔料を含有
    してなるパール印刷層(8)とを備えてなることを特徴
    とする熱収縮性包装材。
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