JPS6021427Y2 - 水引 - Google Patents

水引

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Publication number
JPS6021427Y2
JPS6021427Y2 JP1980109923U JP10992380U JPS6021427Y2 JP S6021427 Y2 JPS6021427 Y2 JP S6021427Y2 JP 1980109923 U JP1980109923 U JP 1980109923U JP 10992380 U JP10992380 U JP 10992380U JP S6021427 Y2 JPS6021427 Y2 JP S6021427Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
plastic film
mizuhiki
vapor
silk
Prior art date
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Expired
Application number
JP1980109923U
Other languages
English (en)
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JPS56103083U (ja
Inventor
俊郎 尾池
Original Assignee
株式会社東海理化電機製作所
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社東海理化電機製作所 filed Critical 株式会社東海理化電機製作所
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Publication of JPS56103083U publication Critical patent/JPS56103083U/ja
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  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
  • Decoration Of Textiles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は新規な水引に関する。
さらに詳しくは、水引の表面に天然絹糸、人造絹糸また
はナイロン糸を巻付けてなる装飾効果がすぐれきわめて
美麗な水引に関する。
従来より紙撚芯のうえに金属蒸着プラスチックフィルム
または金属箔の細長片を巻付けてなる金属光沢を呈する
水引は知られているが、その金属光沢は単調なもので、
装飾効果の乏しいものである。
本考案者はかかる従来の水引の欠点を克服して装飾効果
のすぐれた水引をうるべく鋭意研究を重ねた結果、装飾
効果のきわめてすぐれた本考案の水引に到達した。
すなわち本考案は、紙の細長片のみを撚ってなる紙撚芯
に蒸着プラスチックフィルムまたは金属箔の細長片が接
着剤層を介してすきまなくS撚りに巻付けられ、さらに
該細長片のうえに天然絹糸、人造絹糸、またはナイロン
糸(以下絹様糸という)が糸と糸との間隔をあけてS撚
りに巻付けられてなることを特徴とする水引に関する。
本考案の水引を図面にもとづいて説明する。
第1図は本考案の水引の部分見取図であり、第2図は第
1図のA−A線拡大断面図である。
第1〜2図において、1は紙撚芯であり、これに接着剤
層2を介して蒸着プラスチックフィルムまたは金属箔の
細長片3がすき間なくS撚りに巻付けられており、さら
に該細長片3のうえに絹様糸4が適宜の間隔をあけてS
撚りに巻付けられている。
本考案の水引においては、前記のごとく金属光沢を呈す
る細長片3のうえに艶のよい絹様糸4が適宜の間隔をあ
けてS撚りに巻付けられているから、金属光沢による色
彩効果と絹様糸4による色彩効果があいまってきわめて
すぐれた装飾効果が発揮される。
しかして本考案の水引は鶴亀、松竹梅、菊花その他各種
の飾り細工物にきわめて有利に使用される。
本考案に用いる紙撚芯1はとくに制限されず、通常の紙
の細長片のみを撚った水引用紙撚芯がいずれも用いられ
る。
たとえばクラフト紙、ロール紙、インディアンペーパー
、純白原紙、漉込色紙などの紙で坪量が20〜1009
/rrt程度のものを5〜5orIr1ft程度の巾
に裁断し、この細長片を1枚ないし複数枚撚ったものが
通常用いられる。
紙撚芯1の太さは通常0.8〜2rrrm程度である。
前記の紙撚芯1には接着層2を介して蒸着プラスチック
フィルムまたは金属箔の細長片3がすき間なくS撚りに
巻付けられる。
細長片3を与える蒸着プラスチックフィルムとしてはと
くに制限されず通常のものはいずれも用いられうるが、
たとえばポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン
、ポリ塩化ビニル、ポリアミド、ポリカーボネート、ビ
ニロン、セロハンなどの厚さが6〜25μ程度のプラス
チックフィルムにアルミニウム、銀、金、クロム、ニッ
ケル、亜鉛、スズなどの単体金属、それらの合金、さら
にはそれらの金属酸化物などを真空蒸着法、スパッタリ
ング法、イオンブレーティング法などの通常の薄膜形成
法によって層厚0.03〜0.1μ程度に蒸着したもの
が用いられる。
蒸着層が変色しやすいばあい、摩擦などの外部からの物
理的作用に対してとくに耐久性のすぐれた水引をえたい
ばあい、あるいは蒸着層の蒸着物質に固有の金属光沢に
限定されない各種色彩の金属光沢を呈する水引をえたい
ばあいには蒸着層上にさらにトップコート層を施す。
トップコート層は樹脂塗料の塗布層であるが、塗料樹脂
としてはたとえば塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ニ
トロセルロース、アクリル樹脂、ポリアミドなどの熱可
塑性合成樹脂、エポキシ樹脂、アミノ樹脂、アルキッド
樹脂、ウレタン樹脂、熱硬化性アクリル樹脂などの熱硬
化性合成樹脂、およびそれらの混合物があげられる。
さらに用途によりカゼイン、ニカワ、トラガントゴム、
アラビアゴム、ロジンなどの天然樹脂を前記合成樹脂と
併用してもよい。
トップコート層を着色したいばあいは染料または透明性
有機願料で着色する。
かかるばあいには蒸着物質に固有の金属光沢に限定され
ない各種色彩の金属光沢かえられる。
トップコート層は通常1〜3μの層厚とされる。
前記のごとき蒸着プラスチックフィルムからえられる細
長片3はプラスチックフィルムが透明であれば紙撚芯1
に巻付ける際にいずれの側を外側にしてもよいが、プラ
スチックフィルムの反対側における金属光沢がすぐれて
いるので、この点からはプラスチックフィルムの側を内
側にして巻付けるのが好ましい。
その際プラスチックフィルムが無色透明に近<、トップ
コート層がないかあっても着色されていない蒸着プラス
チックフィルムを用いると、これからえられる細長片3
の表裏の判別が困難である。
かかるばあいには蒸着プラスチックフィルムの裏面(す
なわちのちに紙撚芯1に巻付けられる際に紙撚芯1と重
ねられる側)に表裏の判別を容易にするための着色層(
以下、判別層という)を設けるのが好ましい。
判別層の形成には前記のトップコート層の形成に用いた
と同様な樹脂塗料が用いられるが、通常不透明に着色し
たものが用いられる。
通常着色剤として酸化チタン、炭酸マグネシウムなどの
無機顔料を用い白色に着色したものが用いられる。
乳白色のエマルジョン型塗料を用いるばあいは無機顔料
を加えなくてもよい。
前記蒸着プラスチックフィルムの裏面にはさらに裏貼紙
を貼合せてもよい。
裏貼紙は紙撚芯1の表面の凹凸が蒸着プラスチックフィ
ルムの表面にあられれるのを防ぎ、えられる水引の風合
をよりよくする。
裏貼紙用の紙としては通常表面の平滑な白地の和紙また
は洋紙で坪量が6〜30!iF/d程度のものが用いら
れる。
裏貼紙を貼合せる接着剤としてはとくに制限されず通常
のものがいずれも用いられるが、たとえばエチレン−酢
酸ビニル共重合体、アクリル系樹脂などのエマルジョン
型接着剤、ポリビニルアルコール、デンプンなどの水溶
性接着剤があげられる。
細長片3を与える金属箔としては金属を圧延加工してえ
られる通常の金属箔が用いられ、たとえばアルミニウム
箔、銀箔、金箔、クロム箔、ニッケル箔、亜鉛箔、スズ
箔などがあげられる。
金属箔の厚さとしては通常4〜10μが好ましい。
金属箔には前記の蒸着プラスチックフィルムのばあいと
同様にトップコート層を設けてもよく、さらに裏貼紙を
貼合わせてもよい。
前記の蒸着プラスチックフィルムおよび金属箔はマイク
ロスリッターなどで適宜の巾に裁断されて細長片3とさ
れる。
細長片3の巾は通常1.5〜5mm程度にとられる。
えられた細長片3は紙撚芯1に接着剤層2を介してすき
間なくS撚りに巻付けられる。
接着剤としては蒸着プラスチックフィルムまたは金属箔
に裏貼紙を貼合わせる際に用いたものと同様なものが用
いられる。
細長片3は通常紙撚層1の撚方向と同方向に巻付けられ
るが、えられる水引を螺施に巻かないばあいは紙撚芯1
の撚方向と反対方向に巻付けてもよい。
本考案においては、紙撚芯1に巻付けられた細長片3の
うえにさらに絹様糸4が巻付けられる。
用いる絹様糸4は天然絹糸、人造絹糸およびナイロン糸
であるが、人造絹糸としてはビスコースレーヨン糸、キ
ュプラ糸(銅アンモニアレーヨン糸)、アセテートレー
ヨン糸などがあげられる。
絹様糸4の太さは通常100〜300デニールが好まし
い。
太さが100デニール未満では細長片3の金属光沢によ
って絹様糸4の色彩がころされて絹様糸4の色彩が充分
に浮びでず、細長片3の強い金属光沢と絹様糸4のやわ
らかで美しい色彩のコントラストかえられがた(、一方
300デニ一ルを超えると風合がわるくなりかつ細工加
工時に指先をいためやすくなる。
絹様糸4としては装飾効果はすぐれたものにするため通
常各種の色に染色したものが用いられる。
絹様糸4は細長片3のうえに糸と糸との間隔を適度にと
ってS撚りに巻付けられる。
この間隔は通常0.1〜2.−が好ましい。
間隔がO,h+a未満では細長片3の表面がみえがたく
なり、一方2.0mmを超えると細長片3の金属光沢と
絹様糸4のやわらかな色彩との調和がくずれ、所期の装
飾効果かえられがたい。
前記間隔は通常一定にとられるが、用途により徐々に大
きくしたり小さくしたり、あるいはランダムにしてもよ
い。
巻付けは絹様糸4に適宜の接着剤たとえば蒸着プラスチ
ックフィルムまたは金属箔に裏貼紙を貼合わせる際に用
いたものなどをつけて行なう。
かくしてえられた本考案の水引においては細長片3の金
属光沢による色彩効果と絹様糸4による色彩効果があい
まってきわめてすぐれた装飾効果が発揮され、きわめて
美麗である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の水引の部分見取図、第2図は第1図の
A−A線拡大断面図である。 図面の符号、1:紙撚芯、2:接着剤層、3:蒸着プラ
スチックフィルムまたは金属箔の細長片、4:絹様糸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 紙の細長片のみを撚ってなる紙撚芯に蒸着プラスチック
    フィルムまたは金属箔の細長片が接着剤層を介してすき
    間なくS撚りに巻付けられ、さらに該細長片のうえに天
    然絹糸、人造絹糸またはナイロン糸が糸と糸との間隔を
    あけてS撚りに巻付けられてなることを特徴とする水引
JP1980109923U 1980-08-02 1980-08-02 水引 Expired JPS6021427Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980109923U JPS6021427Y2 (ja) 1980-08-02 1980-08-02 水引

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980109923U JPS6021427Y2 (ja) 1980-08-02 1980-08-02 水引

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56103083U JPS56103083U (ja) 1981-08-12
JPS6021427Y2 true JPS6021427Y2 (ja) 1985-06-26

Family

ID=29666554

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1980109923U Expired JPS6021427Y2 (ja) 1980-08-02 1980-08-02 水引

Country Status (1)

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JP (1) JPS6021427Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5632557Y2 (ja) * 1978-02-23 1981-08-03

Also Published As

Publication number Publication date
JPS56103083U (ja) 1981-08-12

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