JP2002001849A - 積層管 - Google Patents

積層管

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JP2002001849A
JP2002001849A JP2000188596A JP2000188596A JP2002001849A JP 2002001849 A JP2002001849 A JP 2002001849A JP 2000188596 A JP2000188596 A JP 2000188596A JP 2000188596 A JP2000188596 A JP 2000188596A JP 2002001849 A JP2002001849 A JP 2002001849A
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Japan
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decorative
sheet
light
layer
laminated tube
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JP2000188596A
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English (en)
Inventor
Hideto Midorikawa
英人 翠川
Nobuhiro Miyamoto
伸浩 宮本
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Ryobi Ltd
Original Assignee
Ryobi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造作業の簡易化を図り、かつ意匠的に装飾
効果の大きな積層管を提供する。 【解決手段】 釣り竿等の積層管の管体(2)外周に所
定長さの高輝度シート(6)を設け、高輝度シートの外
側に装飾糸又は装飾テープを螺旋状又は綾巻き状に巻回
した装飾巻回層(5)を設け、その外側に透光性保護層
(7)を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、釣り竿、ゴルフク
ラブ、テニスラケット等の積層管に係わり、特に表面に
装飾を施した積層管に関する。
【0002】
【従来の技術】釣り竿等の積層管は、外側に任意の色の
塗料を塗布することによって表面装飾が施されている。
実公昭63−29421号公報には、前記塗料に熱可塑
性合成樹脂製の細粒子を混入したものを塗布することに
よって、釣り竿表面に凹凸部を形成して滑り止めしたも
のが開示されているが、細粒子は、塗膜の表面のみでし
か視認できないために深みのある立体的な装飾ができな
い。又、特開平3−219822号公報には、光反射粒
子を混入した透明塗料を積層管に塗布し、この外側に透
光性保護層を設けることが開示されているが、透明塗料
中での光反射粒子の乱反射が視認できるのみであるため
に大きな装飾性の向上を図ることはできない。
【0003】又、特開平7−115877号公報には、
更なる装飾性の向上のために、積層管の外側表面にホロ
グラム層を形成した光反射基板を貼着し、この外側に透
光性保護層を設けることが開示されているが、表面にホ
ログラム層を形成した光反射基板を積層管の外側に平面
的に配置したのみであり、複雑な光輝現象が起こらず、
又、積層管表面に貼着剤にて単に貼着しているだけのた
め、透光性保護層を前記ホログラム層上に塗布する際に
剥離したり、積層管の撓み時に透光性保護層と共に剥離
し易いという問題があった。
【0004】又、釣り竿において外側に塗料を塗布した
積層管の外側、又は外側に下巻きとして糸を密巻きした
外側に装飾用の多色の糸又は装飾テープを綾巻き状に巻
回し、この外側に透光性保護層を設けたものもあるが、
下地塗料或いは下巻き用の糸は通常単色であるため、こ
の外側に巻回した装飾用の糸又は装飾テープのみで大き
な装飾性の向上を図るには限界があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
積層管の表面装飾においては、深みのある立体的な装飾
ができないとか、ホログラム層を採用した場合にも、ホ
ログラム層が積層管の撓み時に透光性保護層と共に剥離
し易やすいという問題があった。。そこで、本発明の解
決しようとする課題は、表面に高輝度シートを備えた積
層管を簡易に製造でき、また高輝度シートが剥離しにく
く、かつ意匠的に装飾効果の大きな積層管を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、釣り
竿等の積層管の管体(2)外周に所定長さの高輝度シー
ト(6)を設け、該高輝度シート(6)の外側に装飾糸
又は装飾テープを螺旋状又は綾巻き状に巻回した装飾巻
回層(5)を設け、該装飾巻回層(5)の外側に透光性
保護層(7)を設けた積層管を採用する。請求項2の発
明は、前記高輝度シート(6)がホログラム模様を有す
る積層管を採用する。請求項3の発明は、前記高輝度シ
ート(6)の外側と内側との少なくとも外側表面に凹凸
面を形成した積層管を採用する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る積層管の実施
形態について、図1乃至図3を用いて説明する。
【0008】図1は本発明の実施形態に係る積層管を採
用した釣り竿の一部を示す正面図である。釣り竿は、竿
管2と、その後端に設けられた前方グリップ4aとその
後端に設けられた図示しないリールを取り付けるリール
シート1と、更に、その後端に後方グリップ4bを備え
ている。竿管の適当な個所には糸ガイド8が設けられて
いる。
【0009】竿管は、例えば、高強度繊維に合成樹脂を
含侵させたプリプレグを捲装したものである。ここで、
高強度繊維にはカーボン繊維、アラミド繊維、ガラス繊
維等を使用し、合成樹脂にはエポキシ樹脂、ポリエステ
ル樹脂等を使用する。釣り竿には、デザイン的な観点か
ら必要に応じて装飾部3を備えている。図2はその装飾
部3を拡大したものであり、管体2の外周に所定長さの
高輝度シート6を貼り付け、高輝度シート6の外側に装
飾糸又は装飾テープを螺旋状又は綾巻き状に巻回した装
飾巻回層5を備えている。前記装飾巻回層5の両端に
は、糸巻き部4、4が装飾巻回層5の両端を固定するた
めに設けられている。更にその外側には高輝度シート6
と糸巻き部4、4と装飾巻回層5の全体を保護するため
の透光性保護層7が設けられている。図3は図2の部分
拡大断面図である。
【0010】高輝度シート6の1つの実施例について説
明する。高輝度シート6は片面に粘着性を備え、もう一
方の面に高輝度面を備える。この高輝度面は、光反射用
粒子と透光性を有する透明樹脂層等から形成されてい
る。光反射用粒子としては、例えば、日本板硝子株式会
社の「メタシャイン」がある。「メタシャイン」はガラ
ス母材の表面に金、銀、ニッケル−リン合金等の金属層
を無電解メッキ法により形成した光輝性顔料であり、フ
レーク状のものと粒状のものとがある。この光反射用粒
子の平均厚さは2〜20μm、平均粒度10〜600μ
mである。外部からこの高輝度シート6に光が当たる
と、光は透明樹脂層内を進行し、その内部に散在してい
る光反射用粒子に衝突反射して、再度透明樹脂層内を進
行して、高輝度シート6外へ出ていく。
【0011】高輝度シート6の他の実施例として、ホロ
グラムシートがある。このホログラムシートはホログラ
ム粘着テープとして一般に市販されているものを利用す
ることができる。ホログラム模様を有する粘着テープと
しては、例えばテープ状フィルム基材の片面に反射型ホ
ログラムを形成してなる樹脂層からなるホログラム形成
層を設け、該ホログラム形成層の表面に更に粘着剤層を
設けるか、又は、フィルム基材の片面に反射型ホログラ
ムを形成してなる樹脂層よりなるホログラム形成層を設
け、フィルム基材の他面に粘着剤層を設けた構成を有す
るものである。
【0012】上記フィルム基材としては耐久性があり、
長期間に亘って物性等の変化が少なく、厚さむらが少な
く、張りがあり、ロール状に巻回した場合に滑り出しに
よるロールの形くずれを生じない、例えば和紙、クラフ
ト紙、クルパック紙、クレープ紙等の紙類;綿、スフ、
化学繊維、ガラス繊維等よりなる不織布、織布等の布
類;セロファン、塩化ビニル、ポリエチレン、ポリエス
テル、テフロン(登録商標)、アセテート、ポリイミ
ド、酢酸セルロース、延伸ポリプロピレン等の合成樹脂
類;天然ゴム、合成ゴム;鉛、アルミニウム等の金属
類;ウレタンフォーム、ポリエチレンフォーム等の発泡
体;レーヨン、ガラス、ポリエチレン等のフィラメント
で補強した紙、合成樹脂フィルムや各種フィルムと布類
との積層体あるいはファイバーとフィルムとの積層体等
の複合材料が挙げられる。
【0013】次に、装飾部3の製作手順について説明す
る。先ず竿管2に高輝度シート6を貼り付ける。次に、
高輝度シート6の上に装飾糸又は装飾テープを螺旋状又
は綾巻き状に巻回して装飾巻回層5を作成する。高輝度
シート6は、装飾糸又は装飾テープによって巻回位置決
めされるので、次の作業である透光性保護層7の層成時
に剥離したり位置ズレすることが無く、作業の簡易化を
図ることができて製造コストの削減を図ることができ
る。又、高輝度シートは、装飾糸又は装飾テープによっ
て巻回位置決めし、締め付けられるので強力に積層管2
へ密着させることができ、釣り竿等に使用する場合に
は、積層管の撓み等に対しても剥離を防止することがで
きる。又、高輝度シートは、この外側に捲回された装飾
糸又は装飾テープによって巻き締められて非巻回面が湾
曲するから透光性保護層7を介して視認角度に応じた複
雑な乱反射現象を生じ、意匠的な装飾効果が増大する。
【0014】次に、前記装飾巻回層5の両端を糸巻き部
4により固定する。次に装飾巻回層5と糸巻き部4の外
側に透光性保護層7として、エポキシ等の塗装を行な
い、最後に乾燥させる。尚、高輝度シート6の上に装飾
巻回層5を設ける前に、高輝度シート6の外側表面に研
磨加工等により凹凸面を形成してもよい。この凹凸面を
設けることにより、この上に巻回される装飾糸又は装飾
テープ及びこの表面に設けられる透光性保護層7との密
着性が向上し、装飾糸又は装飾テープ及び透光性保護層
7の剥離を防止することができる。
【0015】又、高輝度シート6の上に装飾巻回層5を
設ける前に、ウレタン等のクリア塗装により透光性保護
層を設けてもよい。又、高輝度シート6にホログラムシ
ートを使用すると虹色のホログラム模様が視認でき、更
に装飾効果を高めることができる。尚、本発明の積層管
は、以上説明してきた釣り竿に限らず、ゴルフシャフト
やテニスラケット等へも適用することができる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、上述のよ
うに構成したので次のような効果を生ずる。 高輝度シートは、装飾糸又は装飾テープによって巻
回位置決めされるので、この外側への透光性保護層の層
成時に剥離したり位置ズレすることが無く、作業の簡易
化を図ることができ、製造コストの削減を図ることがで
きる。 高輝度シートは、この外側に捲回された装飾糸又は
装飾テープによって巻き締められて非巻回面が湾曲する
から透光性保護層を介して視認角度に応じて複雑な乱反
射現象を生じ、意匠的な装飾効果の向上を図ることがで
きる。 高輝度シートは、装飾糸又は装飾テープによって巻
回位置決めされると共にこの外側に装飾糸又は装飾テー
プが巻回されているので、各層を強力に密着させること
ができ、釣り竿等に使用する場合に、積層管の撓み等に
対しても積層管からの剥離や透光性保護層の剥離を防止
することができる。 高輝度シートにホログラムシートを使用すると虹色
のホログラム模様が視認でき、装飾効果を更に高めるこ
とができる。 高輝度シートの外側表面にのみ凹凸面を形成した場
合は、この表面に巻回される外側に装飾糸又は装飾テー
プ及び更にこの表面に設けられる透光性保護層との密着
性が向上し、装飾糸又は装飾テープ及び透光性保護層の
剥離を防止することができる。 高輝度シートの外側表面に形成した凹凸面と透光性
保護層との境界面における屈折率並びに境界角度の変化
により、装飾効果を更に高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す釣り竿の正面図であ
る。
【図2】図1中装飾部の拡大正面図である。
【図3】図2の拡大断面図であり、形状は一部誇張して
示している。
【符号の説明】
1 リールシート 2 竿管 3 装飾部 4a 前方グリップ 4b 後方グリップ 5 装飾巻回層 6 高輝度シート 7 透光性保護層 8 糸ガイド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2B019 AD01 AD05 AD07 2C002 AA05 CS03 MM02 MM07 PP01 PP04 4F100 AK01B AK51D AT00B BA04 BA07 BA10A BA10D DA11 DA11A DD01B DG07C DG10B DG12B DG15B DH01A EH51C GB87 HB00B HB00C JL02 JN01D JN08D JN21B

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 釣り竿等の積層管の管体外周に所定長さ
    の高輝度シートを設け、該高輝度シートの外側に装飾糸
    又は装飾テープを螺旋状又は綾巻き状に巻回した装飾巻
    回層を設け、該装飾巻回層の外側に透光性保護層を設け
    たことを特徴とする積層管。
  2. 【請求項2】 前記高輝度シートがホログラム模様を有
    するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の積層
    管。
  3. 【請求項3】 前記高輝度シートの外側と内側との少な
    くとも外側表面に凹凸面を形成するようにしたことを特
    徴とする請求項1又は請求項2に記載の積層管。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20130239456A1 (en) * 2010-11-29 2013-09-19 Gary Leffler Decorative fishing rod
US20160286770A1 (en) * 2015-03-31 2016-10-06 Globeride, Inc. Tubular structure having decorative layer and method of forming decorative layer on tubular structure
KR101728159B1 (ko) 2011-09-06 2017-04-19 주식회사 디아이에프레포츠 낚시대 제조방법

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