JPH018131Y2 - - Google Patents

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JPH018131Y2
JPH018131Y2 JP1985009573U JP957385U JPH018131Y2 JP H018131 Y2 JPH018131 Y2 JP H018131Y2 JP 1985009573 U JP1985009573 U JP 1985009573U JP 957385 U JP957385 U JP 957385U JP H018131 Y2 JPH018131 Y2 JP H018131Y2
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JP
Japan
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synthetic resin
resin film
bird
metal layer
sheet material
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JP1985009573U
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JPS61125286U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は農園又は果樹園に穀類、果実等を食べ
にくる鳥を追い払うための鳥追い具に関する。
(ロ) 従来の技術 この種鳥追い具として、古くから「かかし」、
田畑等に張設して使用される長尺の布片、ビニー
ル片が存在する。
また、最近では、実開昭59−47488号公報に示
されるような風船状鳥追い具が開発使用されてい
る。
この種風船状鳥追い具は、シート材を気密的に
貼り合わせて袋状になし、気体注入孔より空気、
ヘリウムガス等の気体を圧入可能なように形成し
たものであり、通常、シート材の表面に鳥が畏怖
又は嫌悪する模様が描かれており、農園或いは果
樹園で張設又は吊り下げて使用される。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 上記のような風船状鳥追い具のシート材として
これまで塩化ビニルシートが使用されてきたが、
鳥追い効果が必らずしも十分でなかつた。
本考案者等は、種々の実験の結果、合成樹脂フ
イルムに光輝性を付与することにより鳥追い効果
が著しく増進されることを見い出した。
本考案はこの知見に基づいてなされたものであ
る。
(ニ) 問題点を解決するための手段 例示の図を用いて説明すると、本考案は、シー
ト材2を気密的に貼り合わせて袋状になし、気体
を圧入可能なように形成した第1図及び第2図に
示されるような鳥追い具であり、前記シート材2
は、第3図及び第4図に拡大して示されるよう
に、内側から順に低融点合成樹脂フイルム11、
金属層12aが蒸着された合成樹脂フイルム12
b、及び印刷層13からなる積層で構成されてお
り、印刷層13は第1図においては模様3として
発現する。
(ホ) 作用 上記構成よりなる本考案の鳥追い具は、シート
材2の積層中に金属層12aが含まれているの
で、太陽等の光線を受けると、金属光沢による光
輝性と金属層のゆがみによる光の乱反射が鳥追い
具表面に生じ、印刷層によつて生じる鳥が畏怖又
は嫌悪する模様との相乗効果により、著しい鳥追
い効果を奏する。
又、シート材2の内層に低融点合成樹脂フイル
ム11を配置しているため、シート材2を貼り合
わせて袋状にする時に、熱融着が容易となり作業
性が高まる。
(ヘ) 実施例 図面の実施例に従つて、本考案の鳥追い具を更
に詳しく説明する。
第1図中、4はロープであり、鳥追い具本体の
耳片5に取り付けて鳥追い具を張設する。6は気
体注入孔である。
第3図は、本考案の鳥追い具を構成するシート
材の積層構造の一例を示すものである。
図中、シート材の最内側に置するる低融点合成
樹脂フイルム11は熱融着が容易なようにポリエ
チレン樹脂で形成されるが、ナイロンフイルム或
いはエチレンビニルフイルム等で代替することも
可能である。
この低融点合成樹脂フイルム11の外側に金属
層12aが蒸着された合成樹脂フイルム12bが
接着されている。
第3図の例では、金属層12aはこれが蒸着さ
れる透明な合成樹脂フイルム12bの内側に配置
されており、金属層12aによる光輝性は合成樹
脂フイルム12bを透して発現する。
この金属層12aを形成する金属としてはアル
ミニウム、クロム等蒸着可能なものが使用され、
金属層12aが蒸着される合成樹脂フイルム12
bには、金属層を蒸着させるためポリエステルフ
イルムのように高融点のものが使用されるのが通
常である。
この第3図のシート材の場合、金属層12aの
内側に低融点合成樹脂フイルムが存在しているた
め、シート材を袋状に形成するときに熱融着が可
能となる。
印刷層13は、金属層が蒸着された合成樹脂フ
イルムの外側に塗布され、模様が描かれる。
14は、印刷層13を保護するために設けられ
た耐候性に秀れた保護膜であり、印刷層13によ
る模様と金属層12aによる輝性を発現するよう
に透明であり、合成樹脂フイルムを接着するか、
合成樹脂を膜状に塗布することにより得られる。
金属層12aの固有な色を彩色するためには、
金属層12aの外側の層に光輝性を損わない着色
を施せば良い。
次に第4図は、シート材の積層構造の他の例を
示し、第3図の例とは金属層12aとこれが蒸着
される合成樹脂フイルム12bとの位置関係が逆
転している。
ところで、金属層12aが蒸着される合成樹脂
フイルム12bは先述したように高融点合成樹脂
フイルムを使用するのが通例であり、その熱融着
性は劣るが、第4図の例ではその内層に低融点合
成樹脂フイルムが接着されているため熱融着が容
易になる。
次に、第5図は上記のようなシート材を用いて
作られた本考案の風船状鳥追い具21の他の例で
あり、シート材の周縁の所要部を熱融着により貼
り合わせて矩形の袋状に形成している。
図中、22は、ロープ23を取り付けるための
透孔であり、24は気体注入孔である。
この第5図の鳥追い具21には、鳥が畏怖又は
嫌悪する模様として実験的に確められた鳥の眼の
模様が印刷層に描かれている。
25は、可撓性の秀れた複数のデープ片であ
り、透孔22に取り付けられる。このテープ片2
5にも光輝性を付与することが適当で、金属層が
蒸着された合成樹脂フイルムが使用され、金属層
の上面には更に金属層の保護用に合成樹脂を膜状
に塗布若しくは合成樹脂フイルムを接着する。又
このテープ片25も、必要に応じて金属固有の色
を彩色するために、金属層の両側若しくは片側の
層を光輝性を損わない程度に着色してもよい。
この第5図の鳥追い具によれば、これを構成す
るシート材の金属光沢による光輝性、シート材に
描かれた眼の模様、これに取り付けられるテープ
片の金属光沢による光輝性等の視覚的効果、及び
テープ片が風になびく時のうなり音による聴覚的
効果により、顕著な鳥追い効果が得られる。
(ト) 考案の効果 上述のように、本考案の鳥追い具はそれを構成
するシート材が金属層を有しているため、金属光
沢による光輝性を呈し、又金属層のゆがみ等によ
り太陽光線を乱反射し、シート材の印刷層に描か
れる模様と相俟つて、鳥を畏怖或いは嫌悪させて
顕著な鳥追い効果を奏効する。
又、シート材の金属層蒸着フイルムの内側に低
融点合成樹脂フイルムが接着されているので、シ
ート材を袋状に形成するときに、熱融着を容易に
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の風船状の鳥追い具の正面図、
第2図は第1図のA−A線断面図、第3図は本考
案の鳥追い具を構成するシート材の積層構造を示
す断面図、第4図はシート材の積層構造の他の例
を示す断面図、第5図は本考案の鳥追い具の他の
例を示す正面図である。 1,21……鳥追い具、2……シート材、11
……低融点合成樹脂フイルム、12a……金属
層、12b……合成樹脂フイルム、13……印刷
層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シート材を気密的に貼り合わせて袋状になし、
    気体を圧入可能なように形成した風船状鳥追い具
    において、シート材が内側から順に低融点合成樹
    脂フイルム、金属層を蒸着した合成樹脂フイル
    ム、及び印刷層からなる積層で構成されているこ
    とを特徴とする鳥追い具。
JP1985009573U 1985-01-25 1985-01-25 Expired JPH018131Y2 (ja)

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JP1985009573U JPH018131Y2 (ja) 1985-01-25 1985-01-25

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JP1985009573U JPH018131Y2 (ja) 1985-01-25 1985-01-25

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JPS61125286U JPS61125286U (ja) 1986-08-06
JPH018131Y2 true JPH018131Y2 (ja) 1989-03-03

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0737505Y2 (ja) * 1989-02-22 1995-08-30 三菱アルミニウム株式会社 鳥獣類駆逐具
JP5142864B2 (ja) * 2008-07-14 2013-02-13 九州電力株式会社 固定式鳥除けシール及び固定式鳥除け方法

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JPS61125286U (ja) 1986-08-06

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