JPH068983U - 画像表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】船内などのような狭い場所で使用する魚群探知
機用などに適する画像表示装置を提供する。 【構成】画像表示器に隣接して、開閉可能な開閉蓋の前
面側に操作ツマミ類を配置した操作パネルを設けるとと
もに、前記開閉蓋を開いたときに現れる奥側にも操作ツ
マミ類を配置した第１の補助操作パネルを設け、さら
に、前記開閉蓋の裏側面にも操作ツマミ類を配置した第
２の補助操作パネルを設けた構成にする。

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は例えば魚群探知器或はその他の画像表示器を具備した画像表示装置 に関する。 「従来技術」 例えば魚群探知器のように画像表示器を具備した装置において操作ツマミを全 て全面に設けた場合、操作ツマミの数が多いため慣れない間は目的のツマミを探 すことが大変であった。 このため第３図に示すような構造の魚群探知機が実用されている。この第３図 に示す魚群探知機は前面パネルの中央に画像表示器１を配置し、右側に使用頻度 が高い操作ツマミ２，３，４，５，６，７を設ける一方左側に開閉蓋８を設ける と共に開閉蓋８の背後に補助パネル９を設け、補助パネル９に使用頻度が低い操 作ツマミ１１，１２，１３，１４，１５，１６を取付けた構造としたものである 。 この構造によれば通常開閉蓋８を閉じていれば表面に使用頻度が高い操作ツマ ミ２〜７だけが表われているため表面に表われている操作ツマミの数を少なくす ることができる。従って慣れない者でも迷うことなく装置を操作することができ る。 「考案が解決しようとする問題点」 第３図に示した装置によれば使用頻度が低い操作ツマミ１１〜１６を設けるた めに画像表示器１の左側に面積が必要となる。使用頻度の低い操作ツマミを設け るために装置の前面パネルに面積を占有していることは無駄なことである。 また特に最近の半導体技術の進展に伴なって装置の回路実装置密度が向上し回 路部分の小形化が達せられている。これに対し装置の前面形状が操作ツマミの配 置だけの点で小形化できない不合理な面もある。 つまりこの種の装置は一般に漁船に搭載されるものであるが、船舶では魚群探 知機の他に多くの装置を搭載している。これら装置はラック等に組込んで使用す るのが普通である。このため小さい面積内に多くの装置を搭載するには装置の前 面の面積が可及的に小さいことが要求される。 第３図に示す構造とした場合確かに操作性の向上は期待できるが、前面の面積 を小形化することはできない。 「問題点を解決するための手段」 この考案では使用頻度が高い操作ツマミを開閉蓋に取付けると共に開閉蓋の背 後に補助パネルを設け補助パネルに使用頻度が低い操作ツマミを取付る構造とし たものである。 従ってこの考案の構造によれば使用頻度が高い操作ツマミを設けた面と使用頻 度が低い操作ツマミを設けた面を二層化したから使用頻度が低い操作ツマミの取 付面のために装置の前面を占有しない構造とすることができ、装置の前面の面積 を小さくすることができる。 「考案の実施例」 第１図及び第２図にこの考案の一実施例を示す。第１図において第２図と対応 する部分には同一符号を付して示す。 即ち１はブラウン管のような画像表示器、２，３，４，５，６及び７は使用頻 度が高い操作ツマミ、８は開閉蓋、９は補助パネル、１１，１２，１３，１４， １５，１６は使用頻度が低い操作ツマミを示す。 考案においては画像表示器１に隣接して開閉蓋８を設ける。図の例では画像表 示器１の右側に開閉蓋８を設けた場合を示すが、特にその位置に限定はない。こ の開閉蓋８に使用頻度の高い操作ツマミ２〜７を取付ける。 使用頻度の高い操作ツマミの一例としては魚群探知機を例に採れば例えばモー ド切換ツマミ２、探知深度のレンジ切換ツマミ３、ボトムレンジ切換ツマミ４、 画像送り速度切換ツマミ５、受信感度調整ツマミ６、電源スイッチの操作子７等 とすることができる。尚これら操作ツマミ２〜７はシート状の押釦スイッチに置 換えることができる。つまりモード切換スイッチと、その他に１〜９．０の置数 スイッチを設け置数スイッチによってレンジ数、画像送り速度数、感度設定数等 を入力し、モードスイッチによってどのモードかを入力するように構成すること もできる。 開閉蓋８の背後に補助パネル９を設ける。この補助パネル９はケースに取付け られており、開閉蓋８を開けると開閉蓋８を開放した開口部分に露呈し、その表 面に使用頻度が低い操作ツマミ１１〜１６が配置される。 使用頻度が低い操作ツマミとしては例えばパネル照明切入スイッチのツマミ１ １、画像表示器１の輝度調整ツマミ１２、ノイズ除去調整ツマミ１３、海底判別 のための調整ツマミ１４、海底判別の切入スイッチのツマミ１５、超音波の出力 調整ツマミ１６等とすることができる。 「考案の動作」 上記したこの考案の構造によれば平素は開閉蓋８を閉じておけば使用頻度が高 い操作ツマミ２〜７だけが表面に表われており通常の操作に支諦を来すことなく 使用することができる。 また必要に応じて開閉蓋８を開放させることにより使用頻度の低い操作ツマミ １１〜１６を操作することができる。 「考案の効果」 以上説明したようにこの考案によれば使用頻度が高い操作ツマミ２〜７の取付 面を開閉蓋８とし、その開閉蓋８の背後に使用頻度が低い操作ツマミ１１〜１６ を配置したから使用頻度が低い操作ツマミ１１〜１６を取付けるための面を特に 前面パネル上に設けないため装置の前面パネルの面積を小さくすることができる 利点が得られる。 「変形実施例」 上述では操作ツマミの配置面を開閉蓋８の表側と補助パネル９の表側の面とし た場合を説明したが、開閉蓋８の表面と補助パネル９の面に加えて開閉蓋８の裏 側の面に操作ツマミを配置することもできる。 また開閉蓋８の位置は画像表示器１の下側、左側、上側の何れに採ってもよい 。 また上述では魚群探知機を例示して説明したが、他の装置例えばレーダ、方向 探知機、ソーナ等にこの考案を適用できることは容易に理解できよう。

【図面の簡単な説明】 第１図はこの考案の一実施例を説明するための正面図、
第２図はこの考案の要部の構造を説明するための斜視
図、第３図は従来技術を説明するための斜視図である。 １：画像表示器、２〜７：使用頻度が高い操作ツマミ、
８：開閉蓋、９：補助パネル、１１〜１６：使用頻度が
低い操作ツマミ。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 （１）Ａ．画像表示器と、 Ｂ．この画像表示器に隣接して設けられた開閉蓋と、 Ｃ．この開閉蓋に装着した複数の操作ツマミと、 Ｄ．上記開閉蓋を開放したとき露呈する補助パネル板
   と、 Ｅ．この補助パネル板に装着した複数の操作ツマミと、 から成る画像表示装置。