JPH06889U - パワーシート用駆動機構 - Google Patents

パワーシート用駆動機構

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JPH06889U
JPH06889U JP042362U JP4236292U JPH06889U JP H06889 U JPH06889 U JP H06889U JP 042362 U JP042362 U JP 042362U JP 4236292 U JP4236292 U JP 4236292U JP H06889 U JPH06889 U JP H06889U
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JP
Japan
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screw
seat
nut members
drive mechanism
movable rail
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JP042362U
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秀輝 浦道
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Araco Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】複数の調整機構を有する多機能を備え、各調整
下機構を一駆動源で駆動させることができるパワーシー
ト用駆動機構。 【構成】シートトラックの可動レール12側に回転可能
に支持されて可動レール12側に沿って延びるスクリュ
ー21と、可動レール12側に配設されてスクリュー2
1を回転駆動させる駆動源22と、スクリュー21上に
螺合してスクリュー21と一体回転する複数のナット部
材23と、各ナット部材23に係脱し係合時には各ナッ
ト部材23のスクリュー21に対する相対的回転を許容
して各ナット部材23を軸方向へ相対的に移動させる係
合手段24と、各ナット部材23の移動力を出力して各
シート調整機構へ伝達する出力部材25を備えている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はパワーシート用駆動機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
シートの一形式として刊行物「自動車工学便覧第6編第1−24頁〜第1−2 7頁(自動車技術会昭和58年9月30日発行)」に示されているように、シ− トクッションの前後方向の位置を調整するシートスライド調整機構、同シ−トク ッションの前後各端部側の上下方向の位置を調整するバーチカル調整機構、シ− トバックの前後方向の傾斜角を調整するリクライニング機構等を、電動モータ等 の駆動源にて駆動して行うパワーシートがあり、またこれらの各調整機能を複数 備えた多機能有するパワーシートがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記した多機能を有するパワーシートは乗員の利便性の点では満足 がいくものであるが、一調整機構毎に一駆動源を使用しているためシートが高価 になるとともにシートの重量が増大するという問題がある。従って、本考案の目 的は、一駆動源により複数の調整機構を駆動することができるパワーシート用駆 動機構を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、駆動源により複数のシート調整機構を駆動させてシ−トクッション の前後方向の位置調整、同シ−トクッションの前後各端部側の上下方向の位置調 整、シ−トバックの前後方向の傾斜角調整等を行う多機能を有するパワーシート 用駆動機構であり、当該駆動機構はシートトラックを構成する可動レール側に回 転可能に支持されて同可動レール側に沿って延びるスクリューと、前記可動レー ル側に配設されて前記スクリューを回転駆動させる駆動源と、前記スクリュー上 に螺合して同スクリューと一体回転する複数のナット部材と、これら各ナット部 材に係脱し係合時には同各ナット部材の前記スクリューに対する相対的回転を許 容して各ナット部材を軸方向へ相対的に移動させる係合手段と、前記各ナット部 材の移動力を出力して各シート調整機構へ伝達する出力部材を備えていることを 特徴とするものである。
【0005】
【考案の作用・効果】
かかる構成の駆動機構においては、各係合手段の各ナット部材に対する係脱に より各ナット部材のスクリューに対する相対回転を制御して必要時には各ナット 部材を独立的に移動させてその移動力を出力して各調整機構に伝達することがで き、これにより各調整機構を任意に駆動することができる。このため、各調整機 構毎に一駆動源を配設する必要がなく、多機能を有するパワーシートの価格の増 大および重量の増大を抑制することができる。
【0006】
【実施例】
以下本考案に係るパワーシート用駆動機構の一実施例を図面に基づいて説明す るに、図1には本考案に係る駆動機構を採用した車両用シートのシートトラック の一部が示されている。当該シートトラック10においては固定レール11の上 部に可動レール12が長手方向に摺動可能に嵌合されており、このような構成の 左右一対のシートトラックに車両用シートが支持されてフロアに組付けられてい る。左右の可動レール12の前部には所定幅の配設用の第1ブラケット13が固 定されて、両可動レール12間に位置している。また、可動レール12の後部に は支持用の第2ブラケット14が固定されている。
【0007】 しかして、駆動機構20は一対の第1,第2出力機構20a,20b、リンク 機構20c、スクリュー21、駆動源である電動モータ22を備えており、また 各出力機構20a,20bは図1〜図4に示すように、ナット部材23、係合手 段24、出力部材25を備えている。モータ22は第1ブラケット13上に配設 されていて、その出力軸22aがギヤボックス26内に臨んで同ギヤボックス2 6内にて、第2ブラケット14に回転可能に支持されてシートトラック10に沿 って前後方向へ延びるスクリュー21の先端部に駆動力伝達可能に連結している 。スクリュー21上には第1,第2出力機構20a,20bを構成するナット部 材23が螺合している。
【0008】 各出力機構20a,20bは図1〜図4に示すように、ナット部材23、係合 手段24および出力部材25にて構成され、また係合手段24は電磁ソレノイド 24aおよびロッド状のストッパ部24bにて構成されている。ナット部材23 は筒状本体23aの外周に4本の凹部23bを備えたもので、各凹部23bは周 方向に均等の間隔で設けられて長手方向へ延びている。ナット部材23はスクリ ュー21上に螺合している。ナット部材23のスクリュー21に対する螺合状態 は、ナット部材23に対する外部からの回転規制力が作用しない自由状態におい てはスクリュー21と一体に回転し、かつ回転規制力が作用した場合にはスクリ ュー21に対して相対回転して軸方向へ相対的に移動する状態にある。
【0009】 出力部材25は箱状を呈しており、スクリュー21上に螺合しているナット部 材23を収容しているとともに、ナット部材23に対向する係合手段24が配設 されている。出力部材25の前後各壁部25a,25bとナット部材23の先端 部間にはボール軸受が介在されていて、これら両者23,25間の摺動抵抗を極 めて小さくしている。係合手段24のストッパ部24bはナット部材23の外周 に対向していて、ソレノイド24aが非通電時には図4の実線で示すように後退 しており、ソレノイド24aに通電された場合には同図の2点鎖線で示すように 突出し、ナット部材23の各凹部23bの1つに係合してナット部材23の回転 を規制する。第1出力機構20aを構成する出力部材25はシートトラック10 の固定レール11に固定され、また第2出力機構20bを構成する出力部材25 はリンク機構20cを構成する第1リンク26aに回動可能に連結されている。
【0010】 リンク機構20cは第1,第2,第3リンク26a,26b,26cおよびコ ネクティングロッド27にて構成されている。コネクティングロッド27は第1 ブラケット13の左右両壁部に回転可能に支持されて左右方向へ延びており、そ の外周に第2,第3リンク26b,26cが固着されている。第1リンク26a は第2出力機構20bの出力部材に回動可能に連結され、かつ第2リンク26b は第1リンク26aに回動可能に連結されている。また、第3リンク26cは左 右一対あり、各第3リンク26cは図示しなシ−トクッションを構成するクッシ ョンフレームに回動可能に連結されている。一方、第1出力機構20aにおいて は、その出力部材25が可動レール12に固着されている。
【0011】 このように構成されたパワーシート用駆動機構においては、モータ22を駆動 させるとスクリュー21が回転する。しかしながら、各出力機構20a,20b におけるソレノイド25aが非通電状態である場合には、各ナット部材23はス クリュー21と一体的に回転してスクリュー21上を軸方向へ移動することはな い。従って、各出力機構20a,20bは非作動状態にある。
【0012】 しかして、各出力機構20a,20bのいずれかのソレノイド24aが通電さ れると、ストッパ部24bが突出してナット部材23の凹部23bに係合して、 ナット部材23の回転を規制する。このため、スクリュー21とナット部材23 間には相対回転が発生してナット部材23はスクリュー21上を軸方向へ相対的 に移動し、またこの移動力は出力部材25から出力される。従って、第1出力機 構20aのソレノイド24aが通電されている場合にはシートトラック10を構 成する可動レール12が前後方向へ摺動し、図示しないシートの前後方向の位置 が調整され。また、第2出力機構20bのソレノイド24aが通電されている場 合にはリンク機構20cを構成するコネクティングロッド27が回動してシート を構成するシ−トクッションの前部の上下方向の位置を調整する。
【0013】 このように、本実施例においては、1台のモータ22を駆動源として2つの出 力を取り出してシートの前後方向の位置調整とシ−トクッションの前部の上下方 向の位置調整の両方を行うことができ、複数のモータを使用することによる価格 の増大を抑制し、かつ重量の増大を抑制することができる。また、本実施例にお いては、各出力機構20a,20bを小型に構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るパワーシート用駆動機
構を備えたシートトラックを示すの部分斜視図である。
【図2】同駆動機構を構成する一出力機構の斜視図であ
る。
【図3】同出力機構における図2の矢印3−3方向の縦
断正面図である。
【図4】同出力機構における図2の矢印4−4方向の縦
断側面図である。
【符号の説明】
10…シートトラック、11…固定レール、12…可動
レール、20…駆動機構、20a,20b…出力機構、
20c…リンク機構、21…スクリュー、22…モー
タ、23…ナット部材、24…係合手段、24a…ソレ
ノイド、24b…ストッパ部、25…出力部材、26
a,26b,26c…リンク、27…コネクティングロ
ッド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動源により複数のシート調整機構を駆動
    させてシ−トクッションの前後方向の位置調整、同シ−
    トクッションの前後各端部側の上下方向の位置調整、シ
    −トバックの前後方向の傾斜角調整等を行う多機能を有
    するパワーシート用駆動機構であり、当該駆動機構はシ
    ートトラックを構成する可動レール側に回転可能に支持
    されて同可動レール側に沿って延びるスクリューと、前
    記可動レール側に配設されて前記スクリューを回転駆動
    させる駆動源と、前記スクリュー上に螺合して同スクリ
    ューと一体回転する複数のナット部材と、これら各ナッ
    ト部材に係脱し係合時には同各ナット部材の前記スクリ
    ューに対する相対的回転を許容して各ナット部材を軸方
    向へ相対的に移動させる係合手段と、前記各ナット部材
    の移動力を出力して各シート調整機構へ伝達する出力部
    材を備えていることを特徴とするパワーシート用駆動機
    構。
JP1992042362U 1992-06-19 1992-06-19 パワーシート用駆動機構 Expired - Lifetime JP2573892Y2 (ja)

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JP1992042362U JP2573892Y2 (ja) 1992-06-19 1992-06-19 パワーシート用駆動機構

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JP1992042362U JP2573892Y2 (ja) 1992-06-19 1992-06-19 パワーシート用駆動機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06889U true JPH06889U (ja) 1994-01-11
JP2573892Y2 JP2573892Y2 (ja) 1998-06-04

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ID=12633932

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JP1992042362U Expired - Lifetime JP2573892Y2 (ja) 1992-06-19 1992-06-19 パワーシート用駆動機構

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018090059A (ja) * 2016-12-01 2018-06-14 トヨタ紡織株式会社 シートスライド装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018090059A (ja) * 2016-12-01 2018-06-14 トヨタ紡織株式会社 シートスライド装置

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JP2573892Y2 (ja) 1998-06-04

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