JPH1142137A - パワーシート駆動装置 - Google Patents
パワーシート駆動装置Info
- Publication number
- JPH1142137A JPH1142137A JP19815597A JP19815597A JPH1142137A JP H1142137 A JPH1142137 A JP H1142137A JP 19815597 A JP19815597 A JP 19815597A JP 19815597 A JP19815597 A JP 19815597A JP H1142137 A JPH1142137 A JP H1142137A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- adjustment
- rotating shaft
- power seat
- motor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 少ないモーター台数でモーター台数以上の種
類の調整が行えるパワーシート駆動装置を提供する。 【解決手段】 パワーシートの前端部上下調整回転軸3
a、後端部上下調整回転軸3b、リクライニング調整回
転軸3c、前後スライド調整回転軸3dにそれぞれ歯車
5a〜5dを取り付ける。移動モーター7の回転によっ
て駆動モーター13を移動させて、駆動モーター13の
歯車17が前記歯車5a〜5dのいずれかと噛み合うよ
うにする。例えば歯車17と歯車5bが噛み合っている
状態で駆動モーター13を回転させると、後端部上下調
整回転軸3bが回転して後端部上下調整が行える。その
他の調整も同様に行える。
類の調整が行えるパワーシート駆動装置を提供する。 【解決手段】 パワーシートの前端部上下調整回転軸3
a、後端部上下調整回転軸3b、リクライニング調整回
転軸3c、前後スライド調整回転軸3dにそれぞれ歯車
5a〜5dを取り付ける。移動モーター7の回転によっ
て駆動モーター13を移動させて、駆動モーター13の
歯車17が前記歯車5a〜5dのいずれかと噛み合うよ
うにする。例えば歯車17と歯車5bが噛み合っている
状態で駆動モーター13を回転させると、後端部上下調
整回転軸3bが回転して後端部上下調整が行える。その
他の調整も同様に行える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車などに用い
られるパワーシートの各種調整を行うための駆動装置に
関するものである。
られるパワーシートの各種調整を行うための駆動装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】パワーシートの一例を図5に示す。パワ
ーシートは内部に組み込んだモーターによって、前後
スライド調整、前端部上下調整、後端部上下調整、
リクライニング調整などを行うようにしたものであ
る。
ーシートは内部に組み込んだモーターによって、前後
スライド調整、前端部上下調整、後端部上下調整、
リクライニング調整などを行うようにしたものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のパワーシート
は、1種類の調整を行うために1台のモーターを使用し
ている。このため調整の種類が多くなると、モーターの
台数が多くなり、重量増大、コストアップを招くという
問題があった。
は、1種類の調整を行うために1台のモーターを使用し
ている。このため調整の種類が多くなると、モーターの
台数が多くなり、重量増大、コストアップを招くという
問題があった。
【0004】本発明の目的は、少ないモーター台数でモ
ーター台数以上の種類の調整が行えるパワーシート駆動
装置を提供することにある。
ーター台数以上の種類の調整が行えるパワーシート駆動
装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明のパワーシート駆動装置は、パワーシートの複数
種類(好ましくは3種類以上)の調整を行う複数本(好
ましくは3本以上)の回転軸と、これらの回転軸を動力
伝達手段を介して個別に回転させる1台の駆動モーター
と、この駆動モーターをいずれかの回転軸を回転させる
位置に移動させる1台の移動モーターとを備えているこ
とを特徴とするものである。この構成によると、1台の
駆動モーターと、それより小型で安価な1台の移動モー
ターとでパワーシートの複数種類の調整を行うことが可
能となる。
本発明のパワーシート駆動装置は、パワーシートの複数
種類(好ましくは3種類以上)の調整を行う複数本(好
ましくは3本以上)の回転軸と、これらの回転軸を動力
伝達手段を介して個別に回転させる1台の駆動モーター
と、この駆動モーターをいずれかの回転軸を回転させる
位置に移動させる1台の移動モーターとを備えているこ
とを特徴とするものである。この構成によると、1台の
駆動モーターと、それより小型で安価な1台の移動モー
ターとでパワーシートの複数種類の調整を行うことが可
能となる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して詳細に説明する。図1ないし図4は本発明の一
実施形態を示す。図において、1は車体の床に設置され
る1対のシートアジャスタで、固定レール、可動レー
ル、機構部フレーム等から構成されている。また3aは
前端部上下調整回転軸、3bは後端部上下調整回転軸、
3cはリクライニング調整回転軸、3dは前後スライド
調整回転軸である。これらの回転軸3a〜3dは正方形
配置で平行に設置され、長手方向の同じ位置にそれぞれ
歯車5a〜5dが固定されている。
参照して詳細に説明する。図1ないし図4は本発明の一
実施形態を示す。図において、1は車体の床に設置され
る1対のシートアジャスタで、固定レール、可動レー
ル、機構部フレーム等から構成されている。また3aは
前端部上下調整回転軸、3bは後端部上下調整回転軸、
3cはリクライニング調整回転軸、3dは前後スライド
調整回転軸である。これらの回転軸3a〜3dは正方形
配置で平行に設置され、長手方向の同じ位置にそれぞれ
歯車5a〜5dが固定されている。
【0007】4本の回転軸3a〜3dの中心には移動モ
ーター7が設置されている。移動モーター7の回転軸9
にはアーム11が直角に固定され、このアーム11には
前記移動モーター7と偏心させて駆動モーター13が固
定されている。駆動モーター13の回転軸15には歯車
17が固定されている。なお移動モーター7はパワーシ
ート調整のための駆動力を必要としないので、駆動モー
ター13より小型で安価なものでよい。
ーター7が設置されている。移動モーター7の回転軸9
にはアーム11が直角に固定され、このアーム11には
前記移動モーター7と偏心させて駆動モーター13が固
定されている。駆動モーター13の回転軸15には歯車
17が固定されている。なお移動モーター7はパワーシ
ート調整のための駆動力を必要としないので、駆動モー
ター13より小型で安価なものでよい。
【0008】駆動モーター13は移動モーター7の回転
によって図2の矢印A又はB方向に移動可能であり、こ
の移動によって歯車17が前記歯車5a〜5dのいずれ
かと噛み合うようになっている。図1および図2は駆動
モーター13の歯車17が後端部上下調整回転軸3bの
歯車5bと噛み合っている状態であり、図3および図4
は駆動モーター13の歯車17が前後スライド調整回転
軸3dの歯車5dと噛み合っている状態である。
によって図2の矢印A又はB方向に移動可能であり、こ
の移動によって歯車17が前記歯車5a〜5dのいずれ
かと噛み合うようになっている。図1および図2は駆動
モーター13の歯車17が後端部上下調整回転軸3bの
歯車5bと噛み合っている状態であり、図3および図4
は駆動モーター13の歯車17が前後スライド調整回転
軸3dの歯車5dと噛み合っている状態である。
【0009】移動モーター7により駆動モーター13を
図1および図2の位置にセットして、駆動モーター13
を回転させると、歯車17と歯車5bの噛み合いにより
後端部上下調整回転軸3bが回転する。すると従来と同
様に、ウォームギヤ19、スクリュー21、リンク23
などを介して後端部上下調整ロッド25が回転し、シー
トの後端部上下調整が行われる。
図1および図2の位置にセットして、駆動モーター13
を回転させると、歯車17と歯車5bの噛み合いにより
後端部上下調整回転軸3bが回転する。すると従来と同
様に、ウォームギヤ19、スクリュー21、リンク23
などを介して後端部上下調整ロッド25が回転し、シー
トの後端部上下調整が行われる。
【0010】また移動モーター7により駆動モーター1
3を移動させ、歯車17が歯車5aと噛み合う位置にセ
ットして、駆動モーター13を回転させると、前端部上
下調整回転軸3aが回転する。すると従来と同様に、リ
ンク機構27によって前端部上下調整ロッド29が上方
または下方に移動してシートの前端部上下調整が行われ
る。
3を移動させ、歯車17が歯車5aと噛み合う位置にセ
ットして、駆動モーター13を回転させると、前端部上
下調整回転軸3aが回転する。すると従来と同様に、リ
ンク機構27によって前端部上下調整ロッド29が上方
または下方に移動してシートの前端部上下調整が行われ
る。
【0011】また移動モーター7により駆動モーター1
3を移動させ図3および図4の位置にセットして、駆動
モーター13を回転させると、歯車17と歯車5dの噛
み合いにより前後スライド調整回転軸3dが回転する。
すると従来と同様に、ウォームギヤ31、スクリュー3
3などを介してシートアジャスタ1の可動レールが前後
方向に移動し、前後スライド調整が行われる。
3を移動させ図3および図4の位置にセットして、駆動
モーター13を回転させると、歯車17と歯車5dの噛
み合いにより前後スライド調整回転軸3dが回転する。
すると従来と同様に、ウォームギヤ31、スクリュー3
3などを介してシートアジャスタ1の可動レールが前後
方向に移動し、前後スライド調整が行われる。
【0012】また移動モーター7により駆動モーター1
3を移動させ、歯車17が歯車5cと噛み合う位置にセ
ットして、駆動モーター13を回転させると、リクライ
ニング調整回転軸3cが回転する。すると従来と同様
に、ウォームギヤ35、スクリュー35などを介してナ
ットホールドブラケットが回転し、リクライニング調整
が行われる。
3を移動させ、歯車17が歯車5cと噛み合う位置にセ
ットして、駆動モーター13を回転させると、リクライ
ニング調整回転軸3cが回転する。すると従来と同様
に、ウォームギヤ35、スクリュー35などを介してナ
ットホールドブラケットが回転し、リクライニング調整
が行われる。
【0013】このように本実施形態によれば、1台の駆
動モーター13と、それより小型で安価な1台の移動モ
ーター7とで4種類の調整を行うことが可能である。
動モーター13と、それより小型で安価な1台の移動モ
ーター7とで4種類の調整を行うことが可能である。
【0014】以上は本発明の一実施形態であり、本発明
はこれに限定されるものではない。例えば調整の種類を
2種類または3種類にすることも可能であるし、ランバ
ーサポート調整などを含めた5種類以上の調整を行うこ
とも可能である。また上記の実施形態では各種調整回転
軸の回転をウォームギヤとスクリューを用いて方向を変
換して伝達する方式としたが、フレキシブル駆動軸など
を使用すれば、より構造を簡素化することが可能であ
る。
はこれに限定されるものではない。例えば調整の種類を
2種類または3種類にすることも可能であるし、ランバ
ーサポート調整などを含めた5種類以上の調整を行うこ
とも可能である。また上記の実施形態では各種調整回転
軸の回転をウォームギヤとスクリューを用いて方向を変
換して伝達する方式としたが、フレキシブル駆動軸など
を使用すれば、より構造を簡素化することが可能であ
る。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、1
台の駆動モーターとそれより小型で安価な1台の移動モ
ーターとでパワーシートの複数種類の調整を行うことが
できるので、パワーシートの軽量化、コストダウンを図
ることができる。
台の駆動モーターとそれより小型で安価な1台の移動モ
ーターとでパワーシートの複数種類の調整を行うことが
できるので、パワーシートの軽量化、コストダウンを図
ることができる。
【図1】 本発明に係るパワーシート駆動装置の一実施
形態を示す平面図。
形態を示す平面図。
【図2】 図1のA−A線における矢視図。
【図3】 図1の装置で、調整の種類を変更した状態を
示す平面図。
示す平面図。
【図4】 図3のB−B線における矢視図。
【図5】 パワーシートの一例を示す説明図。
1:シートアジャスタ 3a:前端部上下調整回転軸 3b:後端部上下調整回転軸 3c:リクライニング調整回転軸 3d:前後スライド調整回転軸 5a〜5b:歯車 7:移動モーター 11:アーム 13:駆動モーター 17:歯車
Claims (1)
- 【請求項1】パワーシートの複数種類の調整を行う複数
本の回転軸と、これらの回転軸を動力伝達手段を介して
個別に回転させる1台の駆動モーターと、この駆動モー
ターをいずれかの回転軸を回転させる位置に移動させる
1台の移動モーターとを備えていることを特徴とするパ
ワーシート駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19815597A JPH1142137A (ja) | 1997-07-24 | 1997-07-24 | パワーシート駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19815597A JPH1142137A (ja) | 1997-07-24 | 1997-07-24 | パワーシート駆動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1142137A true JPH1142137A (ja) | 1999-02-16 |
Family
ID=16386386
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19815597A Pending JPH1142137A (ja) | 1997-07-24 | 1997-07-24 | パワーシート駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1142137A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10247703B3 (de) * | 2002-10-12 | 2004-04-08 | Faurecia Autositze Gmbh & Co. Kg | Verstellvorrichtung für einen Kraftfahrzeugsitz |
JP2012011911A (ja) * | 2010-07-01 | 2012-01-19 | Nhk Spring Co Ltd | シート作動装置 |
JP5934694B2 (ja) * | 2011-02-28 | 2016-06-15 | 日本発條株式会社 | 多軸駆動装置 |
DE102015214297B4 (de) | 2015-07-28 | 2023-03-23 | Stabilus Gmbh | Elektrisch verstellbarer Bürostuhl |
-
1997
- 1997-07-24 JP JP19815597A patent/JPH1142137A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10247703B3 (de) * | 2002-10-12 | 2004-04-08 | Faurecia Autositze Gmbh & Co. Kg | Verstellvorrichtung für einen Kraftfahrzeugsitz |
JP2012011911A (ja) * | 2010-07-01 | 2012-01-19 | Nhk Spring Co Ltd | シート作動装置 |
JP5934694B2 (ja) * | 2011-02-28 | 2016-06-15 | 日本発條株式会社 | 多軸駆動装置 |
DE102015214297B4 (de) | 2015-07-28 | 2023-03-23 | Stabilus Gmbh | Elektrisch verstellbarer Bürostuhl |
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