JPH0688948B2 - 2―フェニルプロピオン酸エステル類の光学分割法及び光学活性2―フェニルプロピオン酸の製造法 - Google Patents
2―フェニルプロピオン酸エステル類の光学分割法及び光学活性2―フェニルプロピオン酸の製造法Info
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- JPH0688948B2 JPH0688948B2 JP59224743A JP22474384A JPH0688948B2 JP H0688948 B2 JPH0688948 B2 JP H0688948B2 JP 59224743 A JP59224743 A JP 59224743A JP 22474384 A JP22474384 A JP 22474384A JP H0688948 B2 JPH0688948 B2 JP H0688948B2
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、式(I) (式中、Rはp−ニトロフェニル基、β−ナフチル基又
は2−(β−ナフチル)エチル基を示す。) で表される2−フェニルプロピオン酸エステル及びその
光学活性体の光学分割法に関する。
は2−(β−ナフチル)エチル基を示す。) で表される2−フェニルプロピオン酸エステル及びその
光学活性体の光学分割法に関する。
これらエステル類の光学活性体を立体保持的に加水分解
することにより容易に光学活性な2−フェニルプロピオ
ン酸が取得できる。
することにより容易に光学活性な2−フェニルプロピオ
ン酸が取得できる。
光学活性な2−フェニルプロピオン酸は塩基類の光学分
割剤として広汎に用いられる有用な化合物であり、また
医薬品、農薬などの中間体や修飾剤としても有用であ
る。
割剤として広汎に用いられる有用な化合物であり、また
医薬品、農薬などの中間体や修飾剤としても有用であ
る。
従来の技術 従来、ラセミ体を光学分割する光学活性な2−フェニル
プロピオン酸の製法として、下記の方法が知られてい
る。
プロピオン酸の製法として、下記の方法が知られてい
る。
(イ)光学活性な塩基性光学分割剤との塩形成によるジ
アステレオマー分割法:例えば、分割剤としてα−フェ
ネチルアミンを用いる方法〔Arkiv-kemi.,10 283(195
6)を参照〕、同じくα−フェニル−β−(p-トリル)
エチルアミンを用いる方法〔特開昭56-63946号を参
照〕。
アステレオマー分割法:例えば、分割剤としてα−フェ
ネチルアミンを用いる方法〔Arkiv-kemi.,10 283(195
6)を参照〕、同じくα−フェニル−β−(p-トリル)
エチルアミンを用いる方法〔特開昭56-63946号を参
照〕。
(ロ)光学活性なアルコール類とのエステル形成による
ジアステレオマー分割法:例えば、(−)−メントール
エステルを経由する方法〔西独特許公開公報、DE.31164
74を参照〕、α−フェネチルエステルを経由する方法
〔Angew Chem.93 919(1981)を参照〕。
ジアステレオマー分割法:例えば、(−)−メントール
エステルを経由する方法〔西独特許公開公報、DE.31164
74を参照〕、α−フェネチルエステルを経由する方法
〔Angew Chem.93 919(1981)を参照〕。
また、本発明の化合物については、従来、2−フェニル
プロピオン酸のβ−ナフチルエステルと2−(β−ナフ
チル)エチルエステルについては、光学活性体、ラセミ
体とも知られていなかった。また、2−フェニルプロピ
オン酸のp-ニトロフェニルエステルについては、ケミカ
ル アブストラクト(Chemical Abstract)89,107223q
(原報、Ciba Found.Symp.,53,149(1978))および84,
16437t(原報,J.C.S.Chem.Commun.,969(1974))に記
載はあるが、これらの文献のいずれにも物性、製法につ
いての記載がないので、本発明において初めて単離、精
製されたといえる。
プロピオン酸のβ−ナフチルエステルと2−(β−ナフ
チル)エチルエステルについては、光学活性体、ラセミ
体とも知られていなかった。また、2−フェニルプロピ
オン酸のp-ニトロフェニルエステルについては、ケミカ
ル アブストラクト(Chemical Abstract)89,107223q
(原報、Ciba Found.Symp.,53,149(1978))および84,
16437t(原報,J.C.S.Chem.Commun.,969(1974))に記
載はあるが、これらの文献のいずれにも物性、製法につ
いての記載がないので、本発明において初めて単離、精
製されたといえる。
解決しようとする問題点 従来の光学分割による光学活性な2−フェニルプロピオ
ン酸の製造技術は、いずれも高価な分割剤を必要とす
る。また、2−フェニルプロピオン酸の不要な光学活性
体をラセミ化し、再使用する場合、(イ)の方法はラセ
ミ化が非常に遅いため実用的でない。また、(ロ)の方
法では、光学活性なアルコール部分の影響で完全なラセ
ミ化が実現できない問題の他に、アルコール部分の光学
純度が落ちる副反応の問題もあり、(イ)、(ロ)共に
実用的な製法とは言い難いものであった。
ン酸の製造技術は、いずれも高価な分割剤を必要とす
る。また、2−フェニルプロピオン酸の不要な光学活性
体をラセミ化し、再使用する場合、(イ)の方法はラセ
ミ化が非常に遅いため実用的でない。また、(ロ)の方
法では、光学活性なアルコール部分の影響で完全なラセ
ミ化が実現できない問題の他に、アルコール部分の光学
純度が落ちる副反応の問題もあり、(イ)、(ロ)共に
実用的な製法とは言い難いものであった。
一方、ラセミ体の光学分割として、優先晶出による方法
は高価な光学活性分割剤を必要とせず、少量の種晶を用
いた晶析操作で光学分割を行うことができる有利な方法
であるが、2−フェニルプロピオン酸でこの方法を適用
できる化合物は全く知られていなかった。
は高価な光学活性分割剤を必要とせず、少量の種晶を用
いた晶析操作で光学分割を行うことができる有利な方法
であるが、2−フェニルプロピオン酸でこの方法を適用
できる化合物は全く知られていなかった。
問題点を解決するための手段 本発明者は、2−フェニルプロピオン酸の光学分割に優
先晶出法を適用すべく、ラセミ化も容易である種々のエ
ステル誘導体を探索した結果、 式(I) (式中、Rはp−ニトロフェニル基、β−ナフチル基又
は2−(β−ナフチル)エチル基を示す。) で表される2−フェニルプロピオン酸エステルは、それ
ぞれ(±)−2−フェニルプロピオン酸自身あるいは酸
クロリドと、p−ニトロフェノール、β−ナフトールま
たは2−(β−ナフチル)エチルアルコールとの反応
等、既知のエステル合成法によって合成することができ
る。
先晶出法を適用すべく、ラセミ化も容易である種々のエ
ステル誘導体を探索した結果、 式(I) (式中、Rはp−ニトロフェニル基、β−ナフチル基又
は2−(β−ナフチル)エチル基を示す。) で表される2−フェニルプロピオン酸エステルは、それ
ぞれ(±)−2−フェニルプロピオン酸自身あるいは酸
クロリドと、p−ニトロフェノール、β−ナフトールま
たは2−(β−ナフチル)エチルアルコールとの反応
等、既知のエステル合成法によって合成することができ
る。
また、本発明の光学活性な2−フェニルプロピオン酸エ
ステルは、それぞれ光学活性な2−フェニルプロピオン
酸からのエステル化によって、あるいは下記の(±)−
2−フェニルプロピオン酸エステルの光学分割法によっ
て合成できる。
ステルは、それぞれ光学活性な2−フェニルプロピオン
酸からのエステル化によって、あるいは下記の(±)−
2−フェニルプロピオン酸エステルの光学分割法によっ
て合成できる。
これらを、本発明の優先晶出法によって分割するには、
ラセミ体の過飽和溶液に、(+)−体または(−)−体
の種晶を加え、これと同種の光学活性体を優先的に晶出
させることにより達成される。また、部分的に分割され
た(即ち、一方の光学活性体がより多く存在する)混合
体の過飽和溶液も同様に分割に用いることができ、この
場合には、必ずしも、種晶を外部から加える必要はな
く、自然起晶により分割が進行する。
ラセミ体の過飽和溶液に、(+)−体または(−)−体
の種晶を加え、これと同種の光学活性体を優先的に晶出
させることにより達成される。また、部分的に分割され
た(即ち、一方の光学活性体がより多く存在する)混合
体の過飽和溶液も同様に分割に用いることができ、この
場合には、必ずしも、種晶を外部から加える必要はな
く、自然起晶により分割が進行する。
これらの過飽和溶液は、ラセミ体または部分分割された
混合物を適当な溶媒に加熱溶解した後冷却する方法、溶
液を濃縮する方法、あるいは溶解度を減少させるような
溶媒を添加する方法等、常法に従って調製することがで
きる。
混合物を適当な溶媒に加熱溶解した後冷却する方法、溶
液を濃縮する方法、あるいは溶解度を減少させるような
溶媒を添加する方法等、常法に従って調製することがで
きる。
分割に用いる溶媒としては、2−フェニルプロピオン酸
エステルが適当な溶解度を示すもの、例えば石油エーテ
ル、ベンジン、リグロイン、n−ヘキサンまたはシクロ
ヘキサンのような脂肪族炭化水素類、ベンゼンまたはト
ルエンのような芳香族炭化水素類、エチルエーテルまた
はイソプロピルエーテルのようなエーテル類、四塩化炭
素、クロロホルムまたはジクロロメタンのようなハロゲ
ン化炭化水素類、酢酸エチルのようなエステル類、メタ
ノール、エタノール、イソプロパノール、n−プロパノ
ールまたはt−ブタノールのようなアルコール類、アセ
トン、メチルエチルケトン、DMFまたはDMSOのような非
プロトン性極性溶媒類およびこれらの混合溶媒等を挙げ
ることができる。なお、ラセミ化のための塩基を共存さ
せる場合は、この塩基と直接反応する溶媒は避けなけれ
ばならない。
エステルが適当な溶解度を示すもの、例えば石油エーテ
ル、ベンジン、リグロイン、n−ヘキサンまたはシクロ
ヘキサンのような脂肪族炭化水素類、ベンゼンまたはト
ルエンのような芳香族炭化水素類、エチルエーテルまた
はイソプロピルエーテルのようなエーテル類、四塩化炭
素、クロロホルムまたはジクロロメタンのようなハロゲ
ン化炭化水素類、酢酸エチルのようなエステル類、メタ
ノール、エタノール、イソプロパノール、n−プロパノ
ールまたはt−ブタノールのようなアルコール類、アセ
トン、メチルエチルケトン、DMFまたはDMSOのような非
プロトン性極性溶媒類およびこれらの混合溶媒等を挙げ
ることができる。なお、ラセミ化のための塩基を共存さ
せる場合は、この塩基と直接反応する溶媒は避けなけれ
ばならない。
種晶の添加量、粒度には特に制限はないが、通常は、溶
液中のラセミ体または部分分割された混合体に対し1〜
20重量%程度の結晶を砕いた粉末を用いるのが適当であ
る。
液中のラセミ体または部分分割された混合体に対し1〜
20重量%程度の結晶を砕いた粉末を用いるのが適当であ
る。
操作温度も特に制限はなく溶媒の沸点まで可能である
が、用いる溶媒に対する2−フェニルプロピオン酸エス
テルの溶解度に従って、安定過飽和溶液が得られるよう
調節する必要がある。
が、用いる溶媒に対する2−フェニルプロピオン酸エス
テルの溶解度に従って、安定過飽和溶液が得られるよう
調節する必要がある。
分割の方法としては、交互に逆の光学活性体を分割させ
る回分法、カラム内に種晶を存在させ、過飽和溶液を連
続的に流入させる連続法、また一方の光学活性体と他方
の光学活性体をある間隔をもった場所に種晶として浸せ
きし同時にそれぞれの種晶を成長させる方法等、優先晶
出法として既知である種々の方法を用いることができ
る。
る回分法、カラム内に種晶を存在させ、過飽和溶液を連
続的に流入させる連続法、また一方の光学活性体と他方
の光学活性体をある間隔をもった場所に種晶として浸せ
きし同時にそれぞれの種晶を成長させる方法等、優先晶
出法として既知である種々の方法を用いることができ
る。
このようにして得られた光学活性な2−フェニルプロピ
オン酸エステルは、光学純度が不充分な場合には、再結
晶等によりさらに光学純度を上げることができる。
オン酸エステルは、光学純度が不充分な場合には、再結
晶等によりさらに光学純度を上げることができる。
ラセミ化剤を共存させる場合、ラセミ化剤としては、
(i)使用するエステルのそれぞれに対応するエステル
部分のアルコール残基またはフェノール残基のアルカリ
金属塩またはアルカリ土類金属塩、即ちp−ニトロフェ
ノール、β−ナフトールまたは2−(β−ナフチル)エ
タノールのアルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩
〔例えば、ナトリウム塩、カリウム塩またはカルシウム
塩〕。(ii)トリエチルアミン、ジアザビシクロウンデ
セン(DBU)、ジアザビシクロノネン(DBN)またはジア
ザビシクロオクタン(DBO)のような含窒素塩基等を用
いることができる。
(i)使用するエステルのそれぞれに対応するエステル
部分のアルコール残基またはフェノール残基のアルカリ
金属塩またはアルカリ土類金属塩、即ちp−ニトロフェ
ノール、β−ナフトールまたは2−(β−ナフチル)エ
タノールのアルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩
〔例えば、ナトリウム塩、カリウム塩またはカルシウム
塩〕。(ii)トリエチルアミン、ジアザビシクロウンデ
セン(DBU)、ジアザビシクロノネン(DBN)またはジア
ザビシクロオクタン(DBO)のような含窒素塩基等を用
いることができる。
また、ラセミ化剤の濃度は、多いほどラセミ化反応が速
くなるので好ましいが、余り多すぎると溶液の粘性が高
くなったり、副反応がおこる。塩基の強さによって異な
るが、例えばジアザビシクロウンデセン(DBU)、ジア
ザビシクロノネン(DBN)のような強塩基の場合、0.1〜
20%(w/w)程度が好ましい。
くなるので好ましいが、余り多すぎると溶液の粘性が高
くなったり、副反応がおこる。塩基の強さによって異な
るが、例えばジアザビシクロウンデセン(DBU)、ジア
ザビシクロノネン(DBN)のような強塩基の場合、0.1〜
20%(w/w)程度が好ましい。
実施例 以下に、参考例および実施例を示し本発明を更に詳しく
説明する。なお、これらの実施例によって、本発明が限
定されるものではない。
説明する。なお、これらの実施例によって、本発明が限
定されるものではない。
参考例1.(±)−p−ニトロフェニルエステルの合成。
(±)−2−フェニルプロピオン酸7.50g(50ミリモ
ル)と塩化チオニル7.14g(60ミリモル)を四塩化炭素
中、1時間加熱、還流させた。溶媒および未反応の塩化
チオニルを減圧留去して(±)−2−フェニルプロピオ
ン酸塩化物の淡黄色油状物を得た。この油状物にベンゼ
ン30ml、p−ニトロフェノール7.30g(52.5ミリモル)
およびピリジン4.75g(60.0ミリモル)を加え、室温で
2時間撹拌した。反応液に10%塩酸水10mlを加え、酢酸
エチルで抽出し、有機層を溶媒留去して淡黄色固体13.9
gを得た。これをエタノールより再結晶して、(±)−
2−フェニルプロピオン酸p−ニトロフェニルの無色結
晶10.4g(38.4ミリモル、収率77%)を得た。
ル)と塩化チオニル7.14g(60ミリモル)を四塩化炭素
中、1時間加熱、還流させた。溶媒および未反応の塩化
チオニルを減圧留去して(±)−2−フェニルプロピオ
ン酸塩化物の淡黄色油状物を得た。この油状物にベンゼ
ン30ml、p−ニトロフェノール7.30g(52.5ミリモル)
およびピリジン4.75g(60.0ミリモル)を加え、室温で
2時間撹拌した。反応液に10%塩酸水10mlを加え、酢酸
エチルで抽出し、有機層を溶媒留去して淡黄色固体13.9
gを得た。これをエタノールより再結晶して、(±)−
2−フェニルプロピオン酸p−ニトロフェニルの無色結
晶10.4g(38.4ミリモル、収率77%)を得た。
融点:55.0〜56.5℃1 H NMR:(CDCl3)δ:1.60(d,3H,J=6Hz)3.97(q,1H,J
=6Hz)7.0〜8.2(m,9H) IR(KBr)1745,1530,1340,1200,1140,1080,900,870,74
0,700cm-1 MS,m/e(強度比):271(M+,4),133(34),105(100) 参考例2〜6.2−フェニルプロピオン酸の各種エステル
類の合成 2−フェニルプロピオン酸の(+)体、(−)体または
(±)体とp−ニトロフェノール、β−ナフトールまた
は2−(β−ナフチル)エタノールとの反応、後処理を
参考例1の方法に準じて行った。(反応のモルスケール
を変更した場合は、モルスケールの変更率と同比率で溶
媒、原料の使用量を変更した。)これら反応の結果を以
下に示した。
=6Hz)7.0〜8.2(m,9H) IR(KBr)1745,1530,1340,1200,1140,1080,900,870,74
0,700cm-1 MS,m/e(強度比):271(M+,4),133(34),105(100) 参考例2〜6.2−フェニルプロピオン酸の各種エステル
類の合成 2−フェニルプロピオン酸の(+)体、(−)体または
(±)体とp−ニトロフェノール、β−ナフトールまた
は2−(β−ナフチル)エタノールとの反応、後処理を
参考例1の方法に準じて行った。(反応のモルスケール
を変更した場合は、モルスケールの変更率と同比率で溶
媒、原料の使用量を変更した。)これら反応の結果を以
下に示した。
参考例2.(−)−p−ニトロフェニルエステルの合成 反応モルスケール:7.0ミリモル(原料2−フェニルプロ
ピオン酸のモル数) 2−フェニルプロピオン酸の種類:(−)−体〔α▲〕
25 D▼‐79.1゜(c=1,EtOH)(100%e.e.) フェノールまたはアルコールの種類:p−ニトロフェノー
ル 収率:83% 融点:78.5〜79.0℃(エタノールから再結晶)− MS,m/e(強度比)と1H NMR:(CDCl3)δとIR(KBr):
参考例1に同じ 〔α▲〕25 D▼‐134.5゜(c=1,EtOH)(100%e.e.) 参考例3.(±)−β−ナフチルエステルの合成 反応モルスケール:10.0ミリモル(原料2−フェニルプ
ロピオン酸のモル数) 2−フェニルプロピオン酸の種類:(±)−体 フェノールまたはアルコールの種類:β−ナフトール 収率:67% 融点:54.0〜55.0℃(イソプロパノールから再結晶) MS,m/e(強度比):276(M+,23),144(96),132(10
0),105(84)1 H NMR:(CDCl3)δ:1.52(d,3H,J=6Hz)4.00(q,1H,J
=6Hz),7.0〜7.9(m,12H) IR(KBr)1740,1450,1140,1060,910,820,750,700cm-1 〔α▲〕25 D▼0゜ 参考例4.(+)−β−ナフチルエステルの合成 反応モルスケール:4.0ミリモル(原料2−フェニルプロ
ピオン酸のモル数) 2−フェニルプロピオン酸の種類:(+)−体、〔α
▲〕25 D▼+79.1゜(c=1,EtOH)(100%e.e.) フェノールまたはアルコールの種類:β−ナフトール 融点:78.0〜78.5℃(イソププーパノールから再結晶) MS,m/e(強度比)と1H NMR:(CDCl3)δとIR(KBr):
参考例3に同じ 〔α▲〕25 D▼+135.3゜(c=1,EtOH)(100%e.e.) 参考例5.(±)−2−(β−ナフチル)エチルエステル
の合成 反応モルスケール:10.0ミリモル(原料2−フェニルプ
ロピオン酸のモル数) 2−フェニルプロピオン酸の種類:(±)−体 フェノールまたはアルコールの種類:2−(β−ナフチ
ル)エタノール 収率:79% 融点:68.0〜69.0℃(エタノールから再結晶) MS,m/e(強度比):304(M+,6),154(100)1 H NMR:(CDCl3)δ:1.48(d,3H,J=6Hz)3.00(t,2H,J
=6Hz),3.66(q,1H,J=6Hz),4.35(t,2H,J=6Hz),7.
1〜7.9(m,12H) IR(KBr)1720,1330,1200,1165,1100,960,825,750,705c
m-1 〔α▲〕25 D▼0゜ 参考例6.(+)−2−(β−ナフチル)エチルエステル
の合成 反応モルスケール:1.8ミリモル(原料2−フェニルプロ
ピオン酸のモル数) 2−フェニルプロピオン酸の種類:(+)−体、〔α
▲〕25 D▼+79.1゜(c=1,EtOH)(100%e.e.) フェノールまたはアルコールの種類:2−(β−ナフチ
ル)エタノール 収率:59% 融点:89.5〜90.5℃(エタノールから再結晶) MS,m/e(強度比)と1H NMR:(CDCl3)δとIR(KBr):
参考例5に同じ 〔α▲〕25 D▼+22.5゜(c=0.5,EtOH)(100%e.e.) 実施例1.(±)−p−ニトロフェニルエステルの種晶添
加による分割晶析 (±)−2−フェニルプロピオン酸p−ニトロフェニル
0.505gをエタノール9.780gに加熱溶解した。溶液を20℃
に冷却し、(−)−2−フェニルプロピオン酸p−ニト
ロフェニル(〔α▲〕25 D▼−134.5゜(c=1.0,EtO
H),100%e.e.)の粉末結晶100mgを接種し、20℃で30
分、続いて1℃/hrの冷却速度で16℃まで冷却しつつ撹
拌した後、結晶をろ別、乾燥した。結晶の収量130mg、
〔α▲〕25 D▼‐131.8゜(c=1.0,EtOH),98.0%e.
e.。
ピオン酸のモル数) 2−フェニルプロピオン酸の種類:(−)−体〔α▲〕
25 D▼‐79.1゜(c=1,EtOH)(100%e.e.) フェノールまたはアルコールの種類:p−ニトロフェノー
ル 収率:83% 融点:78.5〜79.0℃(エタノールから再結晶)− MS,m/e(強度比)と1H NMR:(CDCl3)δとIR(KBr):
参考例1に同じ 〔α▲〕25 D▼‐134.5゜(c=1,EtOH)(100%e.e.) 参考例3.(±)−β−ナフチルエステルの合成 反応モルスケール:10.0ミリモル(原料2−フェニルプ
ロピオン酸のモル数) 2−フェニルプロピオン酸の種類:(±)−体 フェノールまたはアルコールの種類:β−ナフトール 収率:67% 融点:54.0〜55.0℃(イソプロパノールから再結晶) MS,m/e(強度比):276(M+,23),144(96),132(10
0),105(84)1 H NMR:(CDCl3)δ:1.52(d,3H,J=6Hz)4.00(q,1H,J
=6Hz),7.0〜7.9(m,12H) IR(KBr)1740,1450,1140,1060,910,820,750,700cm-1 〔α▲〕25 D▼0゜ 参考例4.(+)−β−ナフチルエステルの合成 反応モルスケール:4.0ミリモル(原料2−フェニルプロ
ピオン酸のモル数) 2−フェニルプロピオン酸の種類:(+)−体、〔α
▲〕25 D▼+79.1゜(c=1,EtOH)(100%e.e.) フェノールまたはアルコールの種類:β−ナフトール 融点:78.0〜78.5℃(イソププーパノールから再結晶) MS,m/e(強度比)と1H NMR:(CDCl3)δとIR(KBr):
参考例3に同じ 〔α▲〕25 D▼+135.3゜(c=1,EtOH)(100%e.e.) 参考例5.(±)−2−(β−ナフチル)エチルエステル
の合成 反応モルスケール:10.0ミリモル(原料2−フェニルプ
ロピオン酸のモル数) 2−フェニルプロピオン酸の種類:(±)−体 フェノールまたはアルコールの種類:2−(β−ナフチ
ル)エタノール 収率:79% 融点:68.0〜69.0℃(エタノールから再結晶) MS,m/e(強度比):304(M+,6),154(100)1 H NMR:(CDCl3)δ:1.48(d,3H,J=6Hz)3.00(t,2H,J
=6Hz),3.66(q,1H,J=6Hz),4.35(t,2H,J=6Hz),7.
1〜7.9(m,12H) IR(KBr)1720,1330,1200,1165,1100,960,825,750,705c
m-1 〔α▲〕25 D▼0゜ 参考例6.(+)−2−(β−ナフチル)エチルエステル
の合成 反応モルスケール:1.8ミリモル(原料2−フェニルプロ
ピオン酸のモル数) 2−フェニルプロピオン酸の種類:(+)−体、〔α
▲〕25 D▼+79.1゜(c=1,EtOH)(100%e.e.) フェノールまたはアルコールの種類:2−(β−ナフチ
ル)エタノール 収率:59% 融点:89.5〜90.5℃(エタノールから再結晶) MS,m/e(強度比)と1H NMR:(CDCl3)δとIR(KBr):
参考例5に同じ 〔α▲〕25 D▼+22.5゜(c=0.5,EtOH)(100%e.e.) 実施例1.(±)−p−ニトロフェニルエステルの種晶添
加による分割晶析 (±)−2−フェニルプロピオン酸p−ニトロフェニル
0.505gをエタノール9.780gに加熱溶解した。溶液を20℃
に冷却し、(−)−2−フェニルプロピオン酸p−ニト
ロフェニル(〔α▲〕25 D▼−134.5゜(c=1.0,EtO
H),100%e.e.)の粉末結晶100mgを接種し、20℃で30
分、続いて1℃/hrの冷却速度で16℃まで冷却しつつ撹
拌した後、結晶をろ別、乾燥した。結晶の収量130mg、
〔α▲〕25 D▼‐131.8゜(c=1.0,EtOH),98.0%e.
e.。
ろ液側の2−フェニルプロピオン酸p−ニトロフェニル
の旋光度は〔α▲〕25 D▼+11.2゜(c=1.0,EtOH),8.
3%e.e.であった。
の旋光度は〔α▲〕25 D▼+11.2゜(c=1.0,EtOH),8.
3%e.e.であった。
実施例2.(±)−2−(β−ナフチル)エチルエステル
の種晶添加による分割晶析 (±)−2−フェニルプロピオン酸2−(β−ナフチ
ル)エチル1.00gをエタノール24.66gに加熱溶解した。
この溶液を29℃に冷却し、(+)−2−フェニルプロピ
オン酸2−(β−ナフチル)エチル(〔α▲〕25 D▼+2
2.5゜(c=0.5,EtOH),100%e.e.)の粉末結晶51mgを
接種し、29℃で30分、続いて1℃/hrの冷却速度で23℃
まで冷却しつつ撹拌した後、結晶をろ別、乾燥した。結
晶の収量120mg、〔α▲〕25 D▼+20.8゜(c=0.5,EtO
H),92.4%e.e.。
の種晶添加による分割晶析 (±)−2−フェニルプロピオン酸2−(β−ナフチ
ル)エチル1.00gをエタノール24.66gに加熱溶解した。
この溶液を29℃に冷却し、(+)−2−フェニルプロピ
オン酸2−(β−ナフチル)エチル(〔α▲〕25 D▼+2
2.5゜(c=0.5,EtOH),100%e.e.)の粉末結晶51mgを
接種し、29℃で30分、続いて1℃/hrの冷却速度で23℃
まで冷却しつつ撹拌した後、結晶をろ別、乾燥した。結
晶の収量120mg、〔α▲〕25 D▼+20.8゜(c=0.5,EtO
H),92.4%e.e.。
ろ液側の2−フェニルプロピオン酸2−(β−ナフチ
ル)エチルの旋光度は〔α▲〕25 D▼‐0.8゜(c=0.5,
EtOH),3.6%e.e.であった。
ル)エチルの旋光度は〔α▲〕25 D▼‐0.8゜(c=0.5,
EtOH),3.6%e.e.であった。
実施例3.(±)−β−ナフチルエステルのラセミ化剤共
存下での優先晶析 (±)−2−フェニルプロピオン酸β−ナフチル2.00g
を、30℃で、5重量%ジアザビシクロウンデセン(DB
U)クメン溶液1.84gに溶解させた後、24℃で(+)−2
−フェニルプロピオン酸β−ナフチル100mg(〔α▲〕
25 D▼+130゜(c=1.0,EtOH),96%e.e.)を加えた。2
4℃で30分かく拌した後、0.5℃/hrの冷却速度で14℃ま
で冷却し、更に14℃で2時間かく拌した。結晶をろ取
し、冷エタノールで洗浄、乾燥し、無色結晶706mgを得
た。〔α▲〕25 D▼+130゜(c=1.0,EtOH)96%e.e.。
これは、(+)−体682mgが得られたことになり、種晶
分を除くと原料の(±)−体の29%に相当する。
存下での優先晶析 (±)−2−フェニルプロピオン酸β−ナフチル2.00g
を、30℃で、5重量%ジアザビシクロウンデセン(DB
U)クメン溶液1.84gに溶解させた後、24℃で(+)−2
−フェニルプロピオン酸β−ナフチル100mg(〔α▲〕
25 D▼+130゜(c=1.0,EtOH),96%e.e.)を加えた。2
4℃で30分かく拌した後、0.5℃/hrの冷却速度で14℃ま
で冷却し、更に14℃で2時間かく拌した。結晶をろ取
し、冷エタノールで洗浄、乾燥し、無色結晶706mgを得
た。〔α▲〕25 D▼+130゜(c=1.0,EtOH)96%e.e.。
これは、(+)−体682mgが得られたことになり、種晶
分を除くと原料の(±)−体の29%に相当する。
実施例4.(±)−β−ナフチルエステルのラセミ化剤共
存下での優先晶析 (±)−2−フェニルプロピオン酸β−ナフチル2.625g
を、35℃で、5重量%ジアザビシクロウンデセン(DB
U)イソプロピルエーテル溶液3.09gに溶解させた後、29
℃で(+)−2−フェニルプロピオン酸β−ナフチル10
0mg(〔α▲〕25 D▼+135.3゜(c=1.0,EtOH),100e.
e.)を加えた。28℃で30分かく拌した後、1.0℃/hrの冷
却速度で10℃まで冷却し、更に10℃で2時間かく拌し
た。結晶をろ取し、冷エタノールで洗浄、乾燥し、無色
結晶1.847gを得た。〔α▲〕25 D▼+132.4゜(c=1.0,
EtOH),97.9%e.e.。これは、(+)−体1.807gが得ら
れたことになり、種晶分を除くと原料の(±)−体の64
%に相当する。
存下での優先晶析 (±)−2−フェニルプロピオン酸β−ナフチル2.625g
を、35℃で、5重量%ジアザビシクロウンデセン(DB
U)イソプロピルエーテル溶液3.09gに溶解させた後、29
℃で(+)−2−フェニルプロピオン酸β−ナフチル10
0mg(〔α▲〕25 D▼+135.3゜(c=1.0,EtOH),100e.
e.)を加えた。28℃で30分かく拌した後、1.0℃/hrの冷
却速度で10℃まで冷却し、更に10℃で2時間かく拌し
た。結晶をろ取し、冷エタノールで洗浄、乾燥し、無色
結晶1.847gを得た。〔α▲〕25 D▼+132.4゜(c=1.0,
EtOH),97.9%e.e.。これは、(+)−体1.807gが得ら
れたことになり、種晶分を除くと原料の(±)−体の64
%に相当する。
参考例7.光学活性な2−フェニルプロピオン酸β−ナフ
チルの加水分解による光学活性な2−フェニルプロピオ
ン酸の製造 (+)−2−フェニルプロピオン酸β−ナフチル1.00g
(3.62mmol,〔α▲〕25 D▼+135.3゜(c=1.0,EtOH),
100%e.e.)に、35%塩酸1.00gおよび酢酸3.00gを加
え、120℃で20分加熱、撹拌した。反応液を冷却し、ト
ルエン15ml、水5mlを加え、分液し、トルエン層を水5ml
で2回洗浄後、0.1規定濃度の水酸化ナトリウム水溶液4
0gを加え、よく振とう、分液した。トルエン層を溶媒留
去、乾燥し、β−ナフトールの淡褐色結晶0.51g(3.54m
mol,98%回収)を得た。
チルの加水分解による光学活性な2−フェニルプロピオ
ン酸の製造 (+)−2−フェニルプロピオン酸β−ナフチル1.00g
(3.62mmol,〔α▲〕25 D▼+135.3゜(c=1.0,EtOH),
100%e.e.)に、35%塩酸1.00gおよび酢酸3.00gを加
え、120℃で20分加熱、撹拌した。反応液を冷却し、ト
ルエン15ml、水5mlを加え、分液し、トルエン層を水5ml
で2回洗浄後、0.1規定濃度の水酸化ナトリウム水溶液4
0gを加え、よく振とう、分液した。トルエン層を溶媒留
去、乾燥し、β−ナフトールの淡褐色結晶0.51g(3.54m
mol,98%回収)を得た。
一方、アルカリ層に35%塩酸0.50gを加えて酸性とし、
トルエン15mlで抽出し、トルエン層を溶媒留去、乾燥
し、(+)−2−フェニルプロピオン酸の無色油状物0.
49g(3.27mmol,90%回収)を得た。〔α▲〕25 D▼+75.
7゜(c=1.0,EtOH),96%e.e.。
トルエン15mlで抽出し、トルエン層を溶媒留去、乾燥
し、(+)−2−フェニルプロピオン酸の無色油状物0.
49g(3.27mmol,90%回収)を得た。〔α▲〕25 D▼+75.
7゜(c=1.0,EtOH),96%e.e.。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土屋 脩二 千葉県船橋市坪井町722番地1 日産化学 工業株式会社中央研究所内 審判の合議体 審判長 茂原 正春 審判官 中野 修身 審判官 谷口 操 (56)参考文献 米国特許2917502(US,A) Chemical Abstracts 9th Collective Ind ex,Vol.76−85(1972−1976),F ormulas,第7634F頁,「Benz eneaceticacid,a−met huyl−4−nitrophevyl ester,(R)−」及び「同,(S) −」の項 「実験化学講座18,有機化合物の反応▲ II▼(上)」(S.32.11.25)丸善, 第504〜523頁
Claims (4)
- 【請求項1】式(I) (式中、Rはp−ニトロフェニル基、β−ナフチル基又
は2−(β−ナフチル)エチル基を示す。) で表される2−フェニルプロピオン酸エステルの、ラセ
ミ体或いは一方の光学活性体が他方の光学活性体より過
剰に存在する混合体の過飽和溶液に、いずれか一方の光
学活性体を接種することにより、晶析分割後、該エステ
ルを加水分解し2−フェニルプロピオン酸とすることを
特徴とする光学活性2−フェニルプロピオン酸の製造
法。 - 【請求項2】式(I) (式中、Rはp−ニトロフェニル基、β−ナフチル基又
は2−(β−ナフチル)エチル基を示す。) で表される2−フェニルプロピオン酸エステルの、ラセ
ミ体或いは一方の光学活性体が他方の光学活性体より過
剰に存在する混合体の過飽和溶液を自然晶析後、該エス
テルを加水分解し2−フェニルプロピオン酸とすること
を特徴とする光学活性2−フェニルプロピオン酸の製造
法。 - 【請求項3】式(I) (式中、Rはp−ニトロフェニル基、β−ナフチル基又
は2−(β−ナフチル)エチル基を示す。) で表される2−フェニルプロピオン酸エステルの、ラセ
ミ体或いは一方の光学活性体が他方の光学活性体より過
剰に存在する混合体の過飽和溶液に、ラセミ化を促進す
る強塩基性アミン或いは金属アルコキシドを添加した
後、いずれか一方の光学活性体を接種することにより、
晶析分割することを特徴とする式(I)で表される2−
フェニルプロピオン酸エステルの光学分割法。 - 【請求項4】式(I) (式中、Rはp−ニトロフェニル基、β−ナフチル基又
は2−(β−ナフチル)エチル基を示す。) で表される2−フェニルプロピオン酸エステルの、ラセ
ミ体或いは一方の光学活性体が他方の光学活性体より過
剰に存在する混合体の過飽和溶液に、ラセミ化を促進す
る強塩基性アミン或いは金属アルコキシドを添加した
後、いずれか一方の光学活性体を接種することにより、
晶析分割後、該エステルを加水分解し2−フェニルプロ
ピオン酸とすることを特徴とする光学活性2−フェニル
プロピオン酸の製造法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59224743A JPH0688948B2 (ja) | 1984-10-25 | 1984-10-25 | 2―フェニルプロピオン酸エステル類の光学分割法及び光学活性2―フェニルプロピオン酸の製造法 |
US06/789,640 US4709082A (en) | 1984-10-25 | 1985-10-21 | 2-phenylpropionic acid esters, method for optical resolution thereof and optically active substance thereof |
DE8585113599T DE3564260D1 (en) | 1984-10-25 | 1985-10-25 | 2-phenylpropionic acid esters, method for optical resolution thereof and optically active substance thereof |
EP85113599A EP0179487B1 (en) | 1984-10-25 | 1985-10-25 | 2-phenylpropionic acid esters, method for optical resolution thereof and optically active substance thereof |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59224743A JPH0688948B2 (ja) | 1984-10-25 | 1984-10-25 | 2―フェニルプロピオン酸エステル類の光学分割法及び光学活性2―フェニルプロピオン酸の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61103853A JPS61103853A (ja) | 1986-05-22 |
JPH0688948B2 true JPH0688948B2 (ja) | 1994-11-09 |
Family
ID=16818539
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59224743A Expired - Lifetime JPH0688948B2 (ja) | 1984-10-25 | 1984-10-25 | 2―フェニルプロピオン酸エステル類の光学分割法及び光学活性2―フェニルプロピオン酸の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0688948B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR19990026514A (ko) * | 1997-09-25 | 1999-04-15 | 구광시 | 페닐 프로피온산 유도체의 신규 제조방법 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2917502A (en) | 1956-01-26 | 1959-12-15 | Ciba Pharm Prod Inc | Process for the manufacture of amino carboxylic acid esters and peptide reactants therefor |
-
1984
- 1984-10-25 JP JP59224743A patent/JPH0688948B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2917502A (en) | 1956-01-26 | 1959-12-15 | Ciba Pharm Prod Inc | Process for the manufacture of amino carboxylic acid esters and peptide reactants therefor |
Non-Patent Citations (2)
Title |
---|
「実験化学講座18,有機化合物の反応▲II▼(上)」(S.32.11.25)丸善,第504〜523頁 |
ChemicalAbstracts9thCollectiveIndex,Vol.76−85(1972−1976),Formulas,第7634F頁,「Benzeneaceticacid,a−methuyl−4−nitrophevylester,(R)−」及び「同,(S)−」の項 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61103853A (ja) | 1986-05-22 |
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