JP3358281B2 - 光学活性な(z)−5−ヒドロキシ−7−デセン酸の製造法及び光学活性なジャスミンラクトンの製造法 - Google Patents

光学活性な(z)−5−ヒドロキシ−7−デセン酸の製造法及び光学活性なジャスミンラクトンの製造法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光学活性な(Z)−5−
ヒドロキシ−7−デセン酸の製造法及び光学活性なジャ
スミンラクトンの製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】式(1)で表されるジャスミンラクトン
は、ジャスミン、チュベローズ、くちなし、水仙、ウー
ロン茶、桃果実、マンゴなどを始めとする多くの天然物
中に含まれていることが知られており、グリーンで甘い
特徴のある果実様香気を有するため化粧品や食品調合香
料、合成花精油、医薬、化学品などの分野で有用な物質
である。
【0003】
【化1】
【0004】かかるジャスミンラクトンはキラル中心を
六員環中に一つ持っており二個の光学異性体、すなわち
(+)−ジャスミンラクトンと(−)−ジャスミンラク
トンが存在するが、天然物の種類によって含まれる光学
異性体が異なることが報告されている。例えば、ジャス
ミン中には(−)−ジャスミンラクトンが含まれており
(Helvetica Chimica Acta,4
5,1250(1962))、チュベローズ中には
(+)−ジャスミンラクトンが含まれている(Tetr
ahedron Letters,20,1659(1
976))。このような知見から、目的とするジャスミ
ンラクトンの光学異性体を取得することは極めて意義の
あることである。しかし、天然物から単離する方法は多
大な労力と費用を有するため現実的な方法ではない。こ
れに対し、光学異性体を合成により取得する方法として
は酵母を利用した方法が報告されているが(Helve
tica Chimica Acta,74,787
(1991))、この方法では酵母を利用するため工業
的に好ましくない、また工程数が多いなどの問題点があ
った。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者はかかる従来
技術の問題点を解決するべく鋭意検討の結果、式(2)
で表される(±)−(Z)−5−ヒドロキシ−7−デセ
ン酸と特定な光学分割剤を反応させて光学活性な(Z)
−5−ヒドロキシ−7−デセン酸を得、次いでそれを脱
水することにより、ジャスミンラクトンの光学異性体を
簡単かつ工業的に得ることができることを見い出し、か
かる知見に基づき本発明を完成するに到った。
【0006】
【課題を解決する為の手段】かくして本発明によれば
(±)−(Z)−5−ヒドロキシ−7−デセン酸と光学
活性なエリトロ−2−アミノ−1,2−ジフェニルエタ
ノールを反応させて(Z)−5−ヒドロキシ−7−デセ
ン酸のジアステレオマー塩を製造し、次いで該ジアステ
レオマー塩を各ジアステレオマー塩に分離した後、得ら
れたジアステレオマー塩を分解して光学活性な(Z)−
5−ヒドロキシ−7−デセン酸を得ることを特徴とする
光学活性な(Z)−5−ヒドロキシ−7−デセン酸の製
造法が提供される。さらに本発明によれば、前記方法で
得られた光学活性な(Z)−5−ヒドロキシ−7−デセ
ン酸を脱水することを特徴とする光学活性なジャスミン
ラクトンの製造法が提供される。
【0007】本発明において出発原料として用いる
(±)−(Z)−5−ヒドロキシ−7−デセン酸は式
(2)で表される化合物である。かかる(±)−(Z)
−5−ヒドロキシ−7−デセン酸は、通常、(±)−ジ
ャスミンラクトンを水酸化ナトリウムなどのアルカリで
加水分解し、塩酸などの酸で中和することにより容易に
得ることができる。
【0008】
【化2】
【0009】本発明の(±)−(Z)−5−ヒドロキシ
−7−デセン酸は(+)−(Z)−5−ヒドロキシ−7
−デセン酸と(−)−(Z)−5−ヒドロキシ−7−デ
セン酸の混合物であるが、(+)−体と(−)−体は1
対1の混合物にとどまらず、いずれか一方が他方より多
いものであってもよい。
【0010】本発明ではまず、(±)−(Z)−5−ヒ
ドロキシ−7−デセン酸と光学活性なエリトロ−2−ア
ミノ−1,2−ジフェニルエタノールを溶媒の存在下に
反応させる。光学活性なエリトロ−2−アミノ−1,2
−ジフェニルエタノールの使用量は特に限定されない
が、(±)−(Z)−5−ヒドロキシ−7−デセン酸1
モルに対して、通常、0.3〜5モル、好ましくは0.
5〜3モルの範囲である。(±)−(Z)−5−ヒドロ
キシ−7−デセン酸と(+)−エリトロ−2−アミノ−
1,2−ジフェニルエタノールを反応させると、難溶性
のジアステレオマー塩として(−)−(Z)−5−ヒド
ロキシ−7−デセン酸・(+)−エリトロ−2−アミノ
−1,2−ジフェニルエタノールの結晶が析出する。ま
た、(±)−(Z)−5−ヒドロキシ−7−デセン酸と
(−)−エリトロ−2−アミノ−1,2−ジフェニルエ
タノールを反応させると、難溶性のジアステレオマー塩
として(+)−(Z)−5−ヒドロキシ−7−デセン酸
・(−)−エリトロ−2−アミノ−1,2−ジフェニル
エタノールの結晶が析出する。
【0011】溶媒は(Z)−5−ヒドロキシ−7−デセ
ン酸のジアステレオマー塩の形成を阻害しないものであ
れば特に限定されず、例えば、水;ジエチルエーテル、
ジイソプロピルエーテル、ジオキサンなどのエーテル
類;メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール
などのアルコール類;酢酸メチル、酢酸エチルなどのエ
ステル類;アセトン、メチルエチルケトンなどのケトン
類;ベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素類;n−
ヘキサン、シクロヘキサンなどの脂肪族炭化水素類など
が挙げられ、なかでも水、アルコール類などが好まし
い。これらは単独で用いても、二種以上を混合して用い
てもよい。
【0012】(Z)−5−ヒドロキシ−7−デセン酸と
光学活性なエリトロ−2−アミノ−1,2−ジフェニル
エタノールからジアステレオマー塩を生成する反応は、
通常、溶媒の凝固点から沸点までの間の温度、好ましく
は室温から沸点までの温度範囲内で行われる。以上の操
作により、(Z)−5−ヒドロキシ−7−デセン酸のジ
アステレオマー塩が生成される。
【0013】次いで本発明では、(Z)−5−ヒドロキ
シ−7−デセン酸のジアステレオマー塩を各ジアステレ
オマー塩に分離する。分離の方法としては、例えば、ジ
アステレオマー塩の溶媒に対する溶解度差を利用して各
ジアステレオマー塩に分離する方法、ジアステレオマー
塩をカラムクロマトグラフィーや高速液体クロマトグラ
フィーに供して分離する方法などが挙げられる。前者の
溶解度差を利用する方法は、通常、反応溶液を徐冷して
(Z)−5−ヒドロキシ−7−デセン酸のジアステレオ
マー塩を結晶として析出させ、ろ過や遠心分離などの固
液分離法により分離する方法が実施される。また、分離
したジアステレオマー塩の結晶は必要に応じて再結晶す
ることにより、その純度を高めることができる。
【0014】(Z)−5−ヒドロキシ−7−デセン酸の
ジアステレオマー塩は、例えば、水酸化ナトリウムや水
酸化カリウムなどの水溶性塩基の水溶液で処理すること
により分解される。上記処理により遊離したエリトロ−
2−アミノ−1,2−ジフェニルエタノールはエーテル
やベンゼンなどの有機溶媒で抽出することにより回収さ
れる。一方、水層に塩酸、硫酸などの無機酸を添加して
光学活性な(Z)−5−ヒドロキシ−7−デセン酸を遊
離させ、次いでエーテルやベンゼンなどの有機溶媒で抽
出することにより光学活性な(Z)−5−ヒドロキシ−
7−デセン酸を取得することができる。
【0015】本発明によれば、このようにして得られた
光学活性な(Z)−5−ヒドロキシ−7−デセン酸を加
熱または蒸留などにより脱水せしめて光学活性なジャス
ミンラクトンを得ることができる。
【0016】以下に本発明の光学活性な(Z)−5−ヒ
ドロキシ−7−デセン酸の製造法及び光学活性なジャス
ミンラクトンの製造法の好ましい態様について示す。 (1)(±)−(Z)−5−ヒドロキシ−7−デセン酸
1モルに対し、光学活性なエリトロ−2−アミノ−1,
2−ジフェニルエタノール0.5〜3モルを反応させる
ことを特徴とする本発明の光学活性な(Z)−5−ヒド
ロキシ−7−デセン酸の製造法。 (2)水またはアルコール類の存在下に、(±)−
(Z)−5−ヒドロキシ−7−デセン酸に光学活性なエ
リトロ−2−アミノ−1,2−ジフェニルエタノールを
反応させることを特徴とする本発明の光学活性な(Z)
−5−ヒドロキシ−7−デセン酸の製造法。 (3)光学活性な(Z)−5−ヒドロキシ−7−デセン
酸を加熱または蒸留により脱水することを特徴とする光
学活性なジャスミンラクトンの製造法。
【0017】かくして(−)−(Z)−5−ヒドロキシ
−7−デセン酸・(+)−エリトロ−2−アミノ−1,
2−ジフェニルエタノールの塩からは(−)−(Z)−
5−ヒドロキシ−7−デセン酸が得られ、それを脱水す
ることにより(−)−ジャスミンラクトンが得られる。
また、(+)−(Z)−5−ヒドロキシ−7−デセン酸
・(−)−エリトロ−2−アミノ−1,2−ジフェニル
エタノールの塩からは(+)−(Z)−5−ヒドロキシ
−7−デセン酸が得られ、それを脱水することにより
(+)−ジャスミンラクトンが得られる。このようにし
て得られた光学活性なジャスミンラクトンは化粧品や食
品調合香料、合成花精油、医薬、化学品などの分野で有
効に利用することができる。
【0018】
【発明の効果】かくして本発明によれば、従来技術に比
較して簡単かつ工業的な方法でジャスミンラクトンの光
学異性体を得ることができる。
【0019】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をさらに具体的
に説明する。なお、実施例及び比較例中の部及び%は特
に断りのないかぎり重量基準である。 実施例1 (±)−ジャスミンラクトン15ミリモルに1規定の水
酸化ナトリウム水溶液22.5ミリリットルを加え、7
0℃で20分間攪はんした。次いで、水25ミリリット
ルを加え、1規定の塩酸でpH7にした後、(+)−エ
リトロ−2−アミノ−1,2−ジフェニルエタノール1
3.9ミリモルを1規定の塩酸14ミリリットル及び水
40ミリリットルで加熱溶解させたものを加え、100
℃に加熱した。室温にまで徐冷し一晩放置して析出した
粗結晶をろ別し、この粗結晶を水で再結晶したところ、
(−)−(Z)−5−ヒドロキシ−7−デセン酸・
(+)−エリトロ−2−アミノ−1,2−ジフェニルエ
タノールの塩3.3ミリモル(理論量に対する収率4
3.6%)を得た。この塩の比旋光度は以下の通りであ
った。 [α]435+144.9°(c=1.009、メタノー
ル) [α]D+67.5°(c=1.009、メタノール) 融点141〜142℃
【0020】(−)−(Z)−5−ヒドロキシ−7−デ
セン酸・(+)−エリトロ−2−アミノ−1,2−ジフ
ェニルエタノールの塩3.3ミリモルに1規定の水酸化
ナトリウム水溶液6.5ミリリットルを加え、遊離した
(+)−エリトロ−2−アミノ−1,2−ジフェニルエ
タノールをジエチルエーテルで抽出除去した後、水層に
1規定の塩酸7.0ミリリットルを加えジエチルエーテ
ルで抽出した。エーテル層を乾燥後、減圧下に溶媒を留
去したところ、(−)−ジャスミンラクトン2.2ミリ
モル(理論量に対する収率29.4%)を得た。(−)
−ジャスミンラクトンの比旋光度は以下の通りであっ
た。 [α]435−29.7°(c=0.381、クロロホル
ム) [α]D−17.3°(c=0.381、クロロホル
ム)
【0021】この(−)−ジャスミンラクトンを光学活
性な(−)−1−(1−ナフチル)エチルアミンとのア
ミドに誘導し、高速液体クロマトグラフィーで分析した
ところ光学純度は98.7%であった。従って、(−)
−(Z)−5−ヒドロキシ−7−デセン酸・(+)−エ
リトロ−2−アミノ−1,2−ジフェニルエタノールの
塩の結晶操作による収率43.6%と、光学純度98.
7%とから、分割効率(収率×光学純度÷100)は4
3.0%であった。
【0022】実施例2 (+)−エリトロ−2−アミノ−1,2−ジフェニルエ
タノールに代えて(−)−エリトロ−2−アミノ−1,
2−ジフェニルエタノール7.7ミリモルを用いること
以外は実施例1に準じて操作して粗結晶を得、この粗結
晶を水で再結晶したところ、(+)−(Z)−5−ヒド
ロキシ−7−デセン酸・(−)−エリトロ−2−アミノ
−1,2−ジフェニルエタノールの塩3.0ミリモル
(理論量に対する収率40.5%)を得た。この塩の比
旋光度は以下の通りであった。 [α]435−145.5°(c=1.005、メタノー
ル) [α]D−66.9°(c=1.005、メタノール)
【0023】(+)−(Z)−5−ヒドロキシ−7−デ
セン酸・(−)−エリトロ−2−アミノ−1,2−ジフ
ェニルエタノールの塩3.0ミリモルに1規定の水酸化
ナトリウム水溶液6ミリリットルを加え、遊離した
(−)−エリトロ−2−アミノ−1,2−ジフェニルエ
タノールをジエチルエーテルで抽出除去した後、水層に
1規定の塩酸7ミリリットルを加えジエチルエーテルで
抽出した。エーテル層を乾燥後、減圧下に溶媒を留去
し、減圧蒸留したところ、(+)−ジャスミンラクトン
2.1ミリモル(理論量に対する収率27.3%)を得
た。得られた(+)−ジャスミンラクトンの比旋光度は
以下の通りであった。 [α]435+29.7°(c=0.381、クロロホル
ム) [α]D+17.3°(c=0.381、クロロホル
ム)
【0024】この(+)−ジャスミンラクトンを光学活
性な(−)−1−(1−ナフチル)エチルアミンとのア
ミドに誘導し、高速液体クロマトグラフィーで分析した
ところ光学純度は96.5%であった。従って、(−)
−(Z)−5−ヒドロキシ−7−デセン酸・(+)−エ
リトロ−2−アミノ−1,2−ジフェニルエタノールの
塩の結晶操作による収率40.5%と、光学純度96.
5%とから、分割効率は39.1%であった。
【0025】比較例1 (+)−エリトロ−2−アミノ−1,2−ジフェニルエ
タノールに代えて(+)−1−フェニル−2−(p−ト
リル)エチルアミンを用いること以外は実施例1に準じ
て操作して粗結晶を得、次いで水で再結晶したところ
(−)−(Z)−5−ヒドロキシ−7−デセン酸・
(+)−1−フェニル−2−(p−トリル)エチルアミ
ンの塩(理論量に対する収率71.1%)を得た。次い
で(−)−(Z)−5−ヒドロキシ−7−デセン酸・
(+)−1−フェニル−2−(p−トリル)エチルアミ
ンの塩を実施例1と同様に処理したところ光学純度は0
%であり、従って、分割効率は0%であった。
【0026】比較例2 (+)−1−フェニル−2−(p−トリル)エチルアミ
ンに代えて(+)−cis−2−(ベンジルアミノ)シ
クロヘキサンメタノールを、また溶媒として水に代えて
99%エタノールを用いること以外は比較例1に準じて
操作して粗結晶を得、次いで水で再結晶したところ
(−)−(Z)−5−ヒドロキシ−7−デセン酸・
(+)−cis−2−(ベンジルアミノ)シクロヘキサ
ンメタノールの塩(理論量に対する収率49.9%)を
得た。次いで(−)−(Z)−5−ヒドロキシ−7−デ
セン酸・(+)−cis−2−(ベンジルアミノ)シク
ロヘキサンメタノールの塩を比較例1と同様に処理した
ところ光学純度は3.3%であり、従って、分割効率は
1.6%であった。
【0027】比較例3 エリトロ−2−アミノ−1,2−ジフェニルエタノール
に代えて以下の分割剤を用い、実施例1または2に準じ
て操作したところ、(Z)−5−ヒドロキシ−7−デセ
ン酸と分割剤との塩は結晶化しなかった。溶媒として水
に代えて99%エタノール、酢酸エチル、ヘキサンをそ
れぞれ検討したがいずれも結晶化しなかった。 分割剤; ・(+)−α−(p−トリル)エチルアミン ・(+)−α−(4−イソプロピルフェニル)エチルア
ミン ・(+)−1−(1−ナフチル)エチルアミン ・(+)−1−メチル−3−フェニルプロピルアミン ・(+)−N−ベンジル−α−メチルベンジルアミン ・(+)−2−アミノ−1−ブタノール ・(−)−α−メチルベンジルアミン ・(−)−α−エチルベンジルアミン ・(−)−3−メチル−2−フェニルブチルアミン ・(−)−トレオ−2−アミノ−1−(4−ニトロフェ
ニル)−1,3−プロパンジオール ・キニーネ ・ブルシン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07C 59/42 C07C 51/487 C07D 309/30 C07B 57/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (±)−(Z)−5−ヒドロキシ−7−
    デセン酸と光学活性なエリトロ−2−アミノ−1,2−
    ジフェニルエタノールを反応させて(Z)−5−ヒドロ
    キシ−7−デセン酸のジアステレオマー塩を製造し、次
    いで該ジアステレオマー塩を各ジアステレオマー塩に分
    離した後、得られたジアステレオマー塩を分解して光学
    活性な(Z)−5−ヒドロキシ−7−デセン酸を得るこ
    とを特徴とする光学活性な(Z)−5−ヒドロキシ−7
    −デセン酸の製造法。
  2. 【請求項2】 請求項1で得られた光学活性な(Z)−
    5−ヒドロキシ−7−デセン酸を脱水することを特徴と
    する光学活性なジャスミンラクトンの製造法。
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