JPH0688178U - モータ - Google Patents

モータ

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JPH0688178U
JPH0688178U JP3250493U JP3250493U JPH0688178U JP H0688178 U JPH0688178 U JP H0688178U JP 3250493 U JP3250493 U JP 3250493U JP 3250493 U JP3250493 U JP 3250493U JP H0688178 U JPH0688178 U JP H0688178U
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JP
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core
motor
core body
coil
armature
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JP3250493U
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広志 坂下
淳 山下
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Nidec Sankyo Corp
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Nidec Sankyo Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】コイル巻回作業の容易性を犠牲にすることなく
コギングの低減を実現することができるモータを提供す
ること。 【構成】コイル15を巻回したコア14が軸11に固定
され、このコア14には所定間隔を存して複数の突極1
3が設けられ、マグネット16がコア14に対向して設
けられ、コギングを防止するように突極13の隣接空間
内に臨むフランジ24を備えた併設コア体18が軸11
に固定されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、所定間隔を存して複数の突極を有するコアと、該コアに巻回された コイルと、前記コアに対向する界磁マグネットとを備えたモータに関するもので ある。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、図8(A)〜(C)に示すように、所定間隔を存して複数の突 極1を設けると共に軸2に固定されたコア3と、コア3に巻回されたコイル4s を具備する電機子60と、コア3に対向するマグネット5とを備えたモータ6が ある。
【0003】 軸2の上端部には突極1と同数の端子7aを有する整流子7が固定され、軸2 の中央寄りにはコア3の位置決用の絶縁性カラー8が固定されている。
【0004】 コイル4の始端4aはそれぞれ整流子7の各端子7aに接続固定され、巻回後 のコイル4の各終端4bは互いに束ねられた状態で半田付け等により結線され、 図9に示すようなY字結線となっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記の如く構成されたモータ6にあっては、コア4とマグネット5 との磁気作用によりコギングが発生するという問題が生じる。
【0006】 そして、このコギングの低減には、隣接する突極1により形成される空間の幅 w(図8(C)参照)を狭くすることが有効な手段であるが、この幅wを狭くす るとコイル4の巻回作業の支障となるため充分なコギング対策を施すことができ ないのが実情であった。
【0007】 本考案は、上記実情に鑑み、コイル巻回作業の容易性を犠牲にすることなくコ ギングの低減を実現することができるモータを提供することを目的とするもので ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、その目的を達成するため、所定間隔を存して複数の突極を有するコ アと、該コアに巻回されたコイルとを具備する電機子と、前記コアに対向するマ グネットとを備えたモータにおいて、 前記突極の隣接空間内に臨むフランジを備えた併設コア体を前記電機子に配設 したことを要旨とするものである。
【0009】
【作用】
このような構成においては、突極の隣接空間内に臨むフランジを備えた併設コ ア体により突極の隣接空間が狭められる。従って、空間の幅wを狭くしたのと同 様の効果が得られ、ゴギングの低減がはかられる。
【0010】
【実施例】
次に、本考案のモータの実施例を図1乃至図7に基づいて説明する。
【0011】 (第1実施例) 図1乃至図4は本考案のモータの第1実施例を示し、図1(A)は最終組み付 け前のモータの正面図、図1(B)は最終組み付け状態の一部を破断したモータ の電機子の正面図、図1(C)はモータの平面図、図1(D)はモータの電機子 の底面図、図2(A)は併設コア体の平面図、図2(B)は併設コア体の正面図 、図2(C)は併設コア体の拡大斜視図、図3は電機子の結線図、図4(A)は 本考案のコギング状況を示すグラフ、図4(B)は従来のコギング状況を示すグ ラフである。
【0012】 図1(A)〜(D)において、電機子10は、軸11の一端部に固定された整 流子12と、軸11の中途部に固定されると共に所定間隔(ここでは3等分点) を存して複数の突極13を設けたコア14と、コア14の各突極13に巻回され たコイル15と、コア14に対向するマグネット16と、軸11の下方寄りに位 置して軸11に固定された併設コア体18とを備えている。
【0013】 この併設コア体18は、図2(A)〜(C)に示すように、軸11が圧入され る孔17が形成された円筒状の絶縁性カラー19と、この絶縁性カラー19の外 周に固定されるコア体20とを備えている。
【0014】 絶縁性カラー19は、合成樹脂等により形成され、軸11を孔17に圧入する ことで電機子10のスラスト方向の位置を規制する。
【0015】 コア体20は、比較的剛性を有する電磁鋼材等により形成され、絶縁性カラー 19が嵌合される嵌合開口21が形成された環状の基部22と、基部22から3 等分点位置に放射状に突出された水平部23と、水平部23の端部から軸11の 軸線に沿う方向に延在されたフランジ24とを備えている。
【0016】 フランジ24の先端には接合部25が形成されている。また、フランジ24の 外径は突極13の外径に略一致し、隣接した突極13により形成される空間内に 臨むように設定されている。
【0017】 一方、図3に示すように、コイル15の巻回始端部15aは整流子12の端子 12aに接続され、コイル15の巻回完了後の終端部15bは接合部25に接続 されたY字結線となっている。
【0018】 上記の構成においては、先ず軸11に整流子12並びにコア14を固定すると 共に予め一体化された併設コア体18を軸11に仮固定し、端子12aに巻回始 端部15aを接合した後、コア14の各突極13にコイル15を巻回する。
【0019】 また、コイル15をコア14に巻回する際、図1(A)に示すように、併設コ ア体18はコイル15の巻回作業に支障のない位置で、しかも、図1(B)に示 すように、併設コア体18を軸11の所定位置に固定した場合に終端部15bに 不所望なたるみが発生しない長さを決定する位置にあり、この位置のままコイル 15の所定の巻回が完了した後、終端部15bを接合部25に接合する。
【0020】 この終端部15bの接合が完了したらば、各フランジ24が隣接した突極13 により形成される空間に臨むように、併設コア体18を図1(A)の仮固定位置 から図1(B)の固定位置へと変位させる。
【0021】 このように、隣接した突極13により形成される空間内にフランジ24が臨む と共に、コイル15の終端部15bが剛性の高い接続部25に接続されているた め、モータの回転に伴う振動などにより図示しないハウジングにコイル15の終 端部15bが接触して不必要なノイズが発生したり、短落による回転不能等が防 止されるばかりでなく、実質的な空間幅の縮小を実現することができ、図4(A ),(B)に示すように、コギングを充分に低減することができる。
【0022】 また、コイル15の巻回作業の容易性を維持しつつ終端部15bの接続作業が 容易となるため、コイル15の巻回の機械化を実現し得て、安定した安価な製品 を供給することができる。
【0023】 (第2実施例) 図5は本考案のモータの第2実施例を示し、上記実施例ではコア体20を一体 に成形したものを開示したが、この第2実施例では、図5(A)に示すように、 水平部33とフランジ34、及び接合部35を予め一体に単品成形した後、その 複数を基部32、或は、図5(B)に示すように、基部32と絶縁性カラー部3 9と一体に形成して極数にある程度対応可能な併設コア体30としたものである 。
【0024】 (第3実施例) 図6は本考案のモータの第3実施例を示し、基部42、水平部43、フランジ 44、接合部45を予め一体に単品形成した後、その複数を凹凸により係合させ てコア体40を形成したものである。
【0025】 尚、これら上記各実施例において、接合部25,35,45をフランジ24, 34,44のそれぞれの先端に設けたものを開示したが、フランジ24,34, 44の基端部に形成する等、上記各実施例に限定されるものではない。
【0026】 (第4実施例) 図7は本考案のモータの第4実施例を示し、環状の基部52とフランジ54と でコア体50を形成したものである。コア体50は、軸に固定されるのでなく、 コア13に、例えば絶縁性接着剤などにより絶縁状態で固定される。コイル15 の巻回時には、巻回装置に保持され、終端接続後にコア13の所定位置に固定さ れる。このようにコア体の電機子10への配設は、コア13に対して電気的に絶 縁状態で行うということであれば他の方法によっても良い。
【0027】 ところで、複数のコイル15の終端部15bは、一つのフランジ24,34, 44,54にまとめて接合してもよい。また、コア体20,30,40,50の 表面にメッキ処理を施してコイル15の接続を容易化することも可能である。尚 、本考案のモータとしては、1つ以上の突極を備えたもので、ブラシレスモータ や面対向型モータ等、特に限定されるものではなく、しかも、全ての空間にフラ ンジを臨ませる必要もない。
【0028】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案のモータにあっては、突極の隣接空間内に臨むフ ランジを備えた併設コア体を電機子に配設したことにより、コイル巻回作業の容 易性を犠牲にすることなくコギングの低減を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のモータを示し、(A)は最終組み付け
前のモータの電機子の正面図、(B)は最終組み付け状
態の一部を破断したモータの電機子の正面図、(C)は
モータの電機子の平面図、(D)はモータの電機子の底
面図である。
【図2】同じく、(A)は併設コア体の平面図、(B)
は併設コア体の正面図、(C)は併設コア体の拡大斜視
図である。
【図3】同じく、電機子の結線図である。
【図4】(A)は本考案のコギング状況を示すグラフ、
(B)は従来のコギング状況を示すグラフである。
【図5】本考案のモータの第2実施例を示し、(A)は
単品のコア体の平面図、(B)は併設コア体の平面図で
ある。
【図6】本考案のモータの第3実施例を示し、コア体の
平面図である。
【図7】本考案のモータの第4実施例を示し、コア体の
斜視図である。
【図8】従来のモータを示し、(A)は組み付け状態の
一部を破断したモータの電機子の正面図、(B)はモー
タの電機子の平面図、(C)はモータの電機子の底面図
である。
【図9】同じく、電機子の結線図である。
【符号の説明】
10…モータ 11…軸 13…突極 14…コア 15…コイル 16…マグネット 18…併設コア体 24…フランジ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定間隔を存して複数の突極を有するコ
    アと該コアに巻回されたコイルとを具備する電機子と、
    前記コアに対向する界磁マグネットとを備えるととも
    に、上記電機子と上記界磁マグネットとのいずれか一方
    を回転させるモータにおいて、 前記突極の隣接空間内に臨むフランジを備えた併設コア
    体を前記電機子に配設したことを特徴となすモータ。
  2. 【請求項2】 前記コアと前記併設コア体とが電気的に
    絶縁されたことを特徴となす請求項1のモ−タ。
  3. 【請求項3】 前記コイルの端部を前記併設コア体に結
    線したことを特徴となす請求項1もしくは請求項2のモ
    −タ。
JP1993032504U 1993-05-26 1993-05-26 モータ Expired - Lifetime JP2588204Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11332147A (ja) * 1998-05-14 1999-11-30 Mitsubishi Electric Corp 永久磁石式回転機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11332147A (ja) * 1998-05-14 1999-11-30 Mitsubishi Electric Corp 永久磁石式回転機

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JP2588204Y2 (ja) 1999-01-06

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Effective date: 19980922