JPH0687879B2 - 入浴用リフト - Google Patents
入浴用リフトInfo
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- JPH0687879B2 JPH0687879B2 JP3299321A JP29932191A JPH0687879B2 JP H0687879 B2 JPH0687879 B2 JP H0687879B2 JP 3299321 A JP3299321 A JP 3299321A JP 29932191 A JP29932191 A JP 29932191A JP H0687879 B2 JPH0687879 B2 JP H0687879B2
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- A61G7/00—Beds specially adapted for nursing; Devices for lifting patients or disabled persons
- A61G7/10—Devices for lifting patients or disabled persons, e.g. special adaptations of hoists thereto
- A61G7/1001—Devices for lifting patients or disabled persons, e.g. special adaptations of hoists thereto specially adapted for specific applications
- A61G7/1003—Devices for lifting patients or disabled persons, e.g. special adaptations of hoists thereto specially adapted for specific applications mounted on or in combination with a bath-tub
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- A61G—TRANSPORT, PERSONAL CONVEYANCES, OR ACCOMMODATION SPECIALLY ADAPTED FOR PATIENTS OR DISABLED PERSONS; OPERATING TABLES OR CHAIRS; CHAIRS FOR DENTISTRY; FUNERAL DEVICES
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- A61G7/1013—Lifting of patients by
- A61G7/1015—Cables, chains or cords
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- A61G7/1049—Attachment, suspending or supporting means for patients
- A61G7/1059—Seats
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- Nursing (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
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- Veterinary Medicine (AREA)
- Devices For Medical Bathing And Washing (AREA)
- Invalid Beds And Related Equipment (AREA)
Description
【0001】
【産業上の技術分野】本発明は、病人や身体の不自由な
人などの使用者を浴槽から上げたり又は浴槽へ降したり
するための入浴用リフトに関する。とくに本発明は、浴
槽の縁部に載置される枠体とその枠体に支持されるシー
ト部材とを有し、使用者を座着のまま昇降させる如く動
作する入浴用リフトに関する。
人などの使用者を浴槽から上げたり又は浴槽へ降したり
するための入浴用リフトに関する。とくに本発明は、浴
槽の縁部に載置される枠体とその枠体に支持されるシー
ト部材とを有し、使用者を座着のまま昇降させる如く動
作する入浴用リフトに関する。
【0002】
【従来の技術】枠体から可撓性支持ケーブルにより吊下
げられたシート部材を有する入浴用リフトが知られてい
る。そのシート部材は、ねじ・ナット操作機構によって
昇降され、その機構のねじは浴槽端部において横方向に
延在して手動操作を可能とし、その機構のナットからの
滑車によってケーブルが案内される。
げられたシート部材を有する入浴用リフトが知られてい
る。そのシート部材は、ねじ・ナット操作機構によって
昇降され、その機構のねじは浴槽端部において横方向に
延在して手動操作を可能とし、その機構のナットからの
滑車によってケーブルが案内される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の公知リフトには
数多くの重大な欠点があり、その一つは、シートを浴槽
の頂部まで上昇させることができないため使用者のリフ
トへの出入りが困難である点である。ほかの欠点として
は、上昇させたときのリフトが自由に揺動するので上記
問題がさらに深刻になっている点である。さらなる欠点
として、手動操作機構が使用者の後方に位置しているた
めリフトの自己操作が不可能になるという問題がある。
数多くの重大な欠点があり、その一つは、シートを浴槽
の頂部まで上昇させることができないため使用者のリフ
トへの出入りが困難である点である。ほかの欠点として
は、上昇させたときのリフトが自由に揺動するので上記
問題がさらに深刻になっている点である。さらなる欠点
として、手動操作機構が使用者の後方に位置しているた
めリフトの自己操作が不可能になるという問題がある。
【0004】本発明の目的は、従来よりも有利な構造の
入浴用リフトを提供するにある。
入浴用リフトを提供するにある。
【0005】本発明による入浴用リフトは、浴槽の上縁
に載置する枠体、枠体に取付けた昇降機構、昇降機構か
ら可撓性支持ケーブル又はテープにより吊下げたシート
部材、及びシート部材に枢支された折畳み自在の部材を
備え、折畳み自在の部材を介してシート部材が支持ケー
ブル又はテープに支持される。その折畳み自在の部材
は、少なくともシート部材が上昇終端位置にあるときに
はシート部材から下方に延在し、シート部材が下降終端
位置にあるときにはシート部材の下方に畳み込まれる。
ただし上記用語「ケーブル又はテープ」は、本発明の目
的のためシート部材の吊着に使用できる可撓性の長い部
材を全て包含するように広く解釈するものとする。
に載置する枠体、枠体に取付けた昇降機構、昇降機構か
ら可撓性支持ケーブル又はテープにより吊下げたシート
部材、及びシート部材に枢支された折畳み自在の部材を
備え、折畳み自在の部材を介してシート部材が支持ケー
ブル又はテープに支持される。その折畳み自在の部材
は、少なくともシート部材が上昇終端位置にあるときに
はシート部材から下方に延在し、シート部材が下降終端
位置にあるときにはシート部材の下方に畳み込まれる。
ただし上記用語「ケーブル又はテープ」は、本発明の目
的のためシート部材の吊着に使用できる可撓性の長い部
材を全て包含するように広く解釈するものとする。
【0006】
【作用】折畳み自在の部材は、好ましくは、シート部材
が浴槽の底部に達するときシート部材の下に折れ込み、
上昇動作のときに浴槽底から離れると自動的に立下がる
ような蝶番止め又は枢支された支持材の形態をとる。折
畳み自在の部材を、シート部材の側縁に枢支した側板と
し、シート部材が下降終端位置に到達したとき浴槽の側
壁との係合により自動的に折畳まれる構造とすることが
できる。可撓性ケーブル又はテープを、側板に結合し、
さらにシート部材の下へ延ばしてシート部材の下面に固
定し、上記結合と上記固定との間の長さを適当にしてシ
ート部材に対する側板の立下がりを僅かに内方向に傾斜
した位置に制限することができる。
が浴槽の底部に達するときシート部材の下に折れ込み、
上昇動作のときに浴槽底から離れると自動的に立下がる
ような蝶番止め又は枢支された支持材の形態をとる。折
畳み自在の部材を、シート部材の側縁に枢支した側板と
し、シート部材が下降終端位置に到達したとき浴槽の側
壁との係合により自動的に折畳まれる構造とすることが
できる。可撓性ケーブル又はテープを、側板に結合し、
さらにシート部材の下へ延ばしてシート部材の下面に固
定し、上記結合と上記固定との間の長さを適当にしてシ
ート部材に対する側板の立下がりを僅かに内方向に傾斜
した位置に制限することができる。
【0007】各支持ケーブル又はテープを、好ましくは
対の一方のものとし、その対の他方のものをシート部材
に固定し且つシート部材の上昇終端位置以外の全ての位
置において弛緩させる。かくして、リフトが上昇終端位
置に到達するとき、各対の両テープは、緊張し且つそれ
ぞれ関連する折畳み自在の部材(この時立下がってい
る)及びシート部材上の異なるレベルに作用するので、
これらのテープは三角形の張力支持構造を形成してシー
ト部材を浴槽の高さ方向だけでなくその横手方向と長手
方向にも確実に位置決めするように保持する。このこと
は、シート部材が浴槽の高さより上位にあるという事実
と共に、使用者が滑り動作によりシート部材上に出入り
するのを容易にする。側方翼板をシート部材の側縁に取
付け、シート部材の上昇終端位置において側方翼板が浴
槽の縁部上に延在するようにし、使用者の滑り動作によ
るシート部材への出入りを一層容易にすることもでき
る。
対の一方のものとし、その対の他方のものをシート部材
に固定し且つシート部材の上昇終端位置以外の全ての位
置において弛緩させる。かくして、リフトが上昇終端位
置に到達するとき、各対の両テープは、緊張し且つそれ
ぞれ関連する折畳み自在の部材(この時立下がってい
る)及びシート部材上の異なるレベルに作用するので、
これらのテープは三角形の張力支持構造を形成してシー
ト部材を浴槽の高さ方向だけでなくその横手方向と長手
方向にも確実に位置決めするように保持する。このこと
は、シート部材が浴槽の高さより上位にあるという事実
と共に、使用者が滑り動作によりシート部材上に出入り
するのを容易にする。側方翼板をシート部材の側縁に取
付け、シート部材の上昇終端位置において側方翼板が浴
槽の縁部上に延在するようにし、使用者の滑り動作によ
るシート部材への出入りを一層容易にすることもでき
る。
【0008】
【実施例】以下、図示実施例を参照して本発明による入
浴用リフトをさらに詳細に説明する。
浴用リフトをさらに詳細に説明する。
【0009】図示例の入浴用リフトは、平らな方形シー
ト部材2の含まれるシート装置1を有するが、実用にお
いては通常、使用者の着座を一層快適にするような輪郭
の形状とするのが普通である。シート部材2を、浴槽5
上端の縁部4上に座着するU字型の枠体3の側腕部から
懸吊する。枠体3は2個のL字形セクション6及び7か
らなり、枠体3のU字形の基部において両セクション6
及び7を摺動自在に差込み式に嵌合させて枠体3の幅を
調節可能とすることにより、使用時にリフトが嵌合すべ
き浴槽5に枠体3を適合させる。各セクション6又は7
は、図4に示すように浴槽の縁部4内に嵌入して枠体3
の横方向位置決めをする2個の離隔位置決め板8を有す
る。
ト部材2の含まれるシート装置1を有するが、実用にお
いては通常、使用者の着座を一層快適にするような輪郭
の形状とするのが普通である。シート部材2を、浴槽5
上端の縁部4上に座着するU字型の枠体3の側腕部から
懸吊する。枠体3は2個のL字形セクション6及び7か
らなり、枠体3のU字形の基部において両セクション6
及び7を摺動自在に差込み式に嵌合させて枠体3の幅を
調節可能とすることにより、使用時にリフトが嵌合すべ
き浴槽5に枠体3を適合させる。各セクション6又は7
は、図4に示すように浴槽の縁部4内に嵌入して枠体3
の横方向位置決めをする2個の離隔位置決め板8を有す
る。
【0010】調整後の枠体3におけるセクション6と7
の結合を鎖錠するため、ロック手段(図示せず)を設け
る。各セクション6又は7には、それぞれ離隔支持ブラ
ケット11、12及び13、14内の軸受によって回転自在に支
承される平行巻取り軸9又は10を設け、両軸9,10を枠
体3のU字形の平行脚部に沿って延在させる。シート装
置1は、側方巻取り軸9及び10からの網状テープにより
シート部材2の四隅で懸吊される。これらのテープのう
ち、テープ15、16及び17、18を対として軸9上に、テー
プ19、20及び21、22を対として軸10上に巻取り、各軸を
逆転自在の電動機23と24により個別駆動してシート装置
1を捲上機のように上げ下げする。セクション6及び7
は、テープを通すと共にテープの重ね合わせ対関係を保
たせる案内スロットが穿たれたテープ案内部6a及び7aを
有する。
の結合を鎖錠するため、ロック手段(図示せず)を設け
る。各セクション6又は7には、それぞれ離隔支持ブラ
ケット11、12及び13、14内の軸受によって回転自在に支
承される平行巻取り軸9又は10を設け、両軸9,10を枠
体3のU字形の平行脚部に沿って延在させる。シート装
置1は、側方巻取り軸9及び10からの網状テープにより
シート部材2の四隅で懸吊される。これらのテープのう
ち、テープ15、16及び17、18を対として軸9上に、テー
プ19、20及び21、22を対として軸10上に巻取り、各軸を
逆転自在の電動機23と24により個別駆動してシート装置
1を捲上機のように上げ下げする。セクション6及び7
は、テープを通すと共にテープの重ね合わせ対関係を保
たせる案内スロットが穿たれたテープ案内部6a及び7aを
有する。
【0011】シート装置は、シート部材2の対向側縁に
蝶番を介して回動自在に取付けた側板25及び26を有す
る。外側網状テープ15及び17を側板25の下端縁にピン27
(図2)等によって結合し、さらに側板25の下端面に接
触させながらシート部材2の中央部28まで延ばしその中
央部28に固定する。同様に、外側網状テープ19及び21を
側板26の下端縁に結合しさらにシート部材2の中央部28
まで延ばしその中央部28に固定する。その結果、シート
装置1が昇降の中間位置、即ちやや下降した位置にある
とき、テープ15、17、19、及び21の下端部は緊張して側
板25及び26を僅かに内向きに傾斜させる。この状況を図
2に示す。この時、側板25及び26は支持材として働き、
昇降作動中のシート部材2はその支持材を介して外側テ
ープ15、17、19及び21により支えられ、その際内側テー
プ16、18、20、及び22は弛緩している。
蝶番を介して回動自在に取付けた側板25及び26を有す
る。外側網状テープ15及び17を側板25の下端縁にピン27
(図2)等によって結合し、さらに側板25の下端面に接
触させながらシート部材2の中央部28まで延ばしその中
央部28に固定する。同様に、外側網状テープ19及び21を
側板26の下端縁に結合しさらにシート部材2の中央部28
まで延ばしその中央部28に固定する。その結果、シート
装置1が昇降の中間位置、即ちやや下降した位置にある
とき、テープ15、17、19、及び21の下端部は緊張して側
板25及び26を僅かに内向きに傾斜させる。この状況を図
2に示す。この時、側板25及び26は支持材として働き、
昇降作動中のシート部材2はその支持材を介して外側テ
ープ15、17、19及び21により支えられ、その際内側テー
プ16、18、20、及び22は弛緩している。
【0012】シート部材2が浴槽5の底部に達すると、
側板(支持材)25及び26は浴槽5の側壁5a及び5bと係合
しそのカム作用によってシート部材2の内方に倒れその
下に畳込まれる。図3の下降終端位置においては、図4
に破線で示すように、側板25及び26は浴槽5の底壁5cに
平らに当接し、使用者は浴槽の水に浸って入浴するか、
又は入浴させてもらう。
側板(支持材)25及び26は浴槽5の側壁5a及び5bと係合
しそのカム作用によってシート部材2の内方に倒れその
下に畳込まれる。図3の下降終端位置においては、図4
に破線で示すように、側板25及び26は浴槽5の底壁5cに
平らに当接し、使用者は浴槽の水に浸って入浴するか、
又は入浴させてもらう。
【0013】電動機23及び24によって軸9及び10を適当
に逆方向に回転し、シート装置1を上昇させて浴槽底壁
5cから離れさせると、側板は図2の中間位置の傾斜に復
帰する。電動機23及び24は直角減速歯車装置29及び30に
より軸9及び10に結合する。両歯車装置29及び30は、駆
動方向について逆転不能であって軸9及び10をシート装
置1の任意の高さ位置で確実にロックし、特に懸吊重量
で駆動される「暴走」を起すことのない制御された下降
操作を行い、制動機構を必要としない。軸9及び10の駆
動の最終段階は、それぞれたわみ継手29a及び30aを介し
て行なわれる。
に逆方向に回転し、シート装置1を上昇させて浴槽底壁
5cから離れさせると、側板は図2の中間位置の傾斜に復
帰する。電動機23及び24は直角減速歯車装置29及び30に
より軸9及び10に結合する。両歯車装置29及び30は、駆
動方向について逆転不能であって軸9及び10をシート装
置1の任意の高さ位置で確実にロックし、特に懸吊重量
で駆動される「暴走」を起すことのない制御された下降
操作を行い、制動機構を必要としない。軸9及び10の駆
動の最終段階は、それぞれたわみ継手29a及び30aを介し
て行なわれる。
【0014】側方翼板31及び32もまた、シート部材2の
対向側縁に回動自在の蝶番によって取付けられているの
で、中間位置及び下降終端位置の両位置において両翼板
はそれぞれ対応する側方テープ上に休止する。しかし、
シート装置1が上昇終端位置に到達すると、シート部材
2は側板25及び26があるためテープ15、17、19、及び21
により浴槽の縁部4より高く上昇し、翼板31及び32は図
1及び図4に示すようにシート部材2と同じレベルに到
達するまで下向きに回転しそれぞれ支持ブラケット11及
び12、あるいは13及び14の上に休止する。このようにし
て、シート部材2の座席面は浴槽5の高さより上に達
し、使用者は滑り動作によりシート部材2に出入りする
ことができる。これにより、この入浴用リフトはとくに
車椅子の使用者が浴槽に出入りするのに適したものとな
っている。既に述べたように、この利点は浴槽5の高さ
以上にシート部材2を上昇させる蝶番利用の側板25、26
の存在によってもたらされ、それらの側板25、26はシー
ト部材2の下に畳込まれるので、浴槽5の使用可能深さ
を実質的に制限することがない。
対向側縁に回動自在の蝶番によって取付けられているの
で、中間位置及び下降終端位置の両位置において両翼板
はそれぞれ対応する側方テープ上に休止する。しかし、
シート装置1が上昇終端位置に到達すると、シート部材
2は側板25及び26があるためテープ15、17、19、及び21
により浴槽の縁部4より高く上昇し、翼板31及び32は図
1及び図4に示すようにシート部材2と同じレベルに到
達するまで下向きに回転しそれぞれ支持ブラケット11及
び12、あるいは13及び14の上に休止する。このようにし
て、シート部材2の座席面は浴槽5の高さより上に達
し、使用者は滑り動作によりシート部材2に出入りする
ことができる。これにより、この入浴用リフトはとくに
車椅子の使用者が浴槽に出入りするのに適したものとな
っている。既に述べたように、この利点は浴槽5の高さ
以上にシート部材2を上昇させる蝶番利用の側板25、26
の存在によってもたらされ、それらの側板25、26はシー
ト部材2の下に畳込まれるので、浴槽5の使用可能深さ
を実質的に制限することがない。
【0015】シート部材2が上昇終端位置に接近すると
内側網状テープ16、18、20及び22が緊張し、シート装置
1が上昇終端位置に達すると、全てのテープが緊張して
シート装置を軸9及び10の間にしっかりと支持する。図
4から明らかなように、網状テープの対及び側板25と26
の存在によりシート部材2の対向側縁には三角形の緊張
支持構造が構成される。上述のようにシート装置が,確
実且つ堅固に保持されながら浴槽5の中央に配置され、
使用者はそのシート部材2に滑り動作により出入りする
ことができる。
内側網状テープ16、18、20及び22が緊張し、シート装置
1が上昇終端位置に達すると、全てのテープが緊張して
シート装置を軸9及び10の間にしっかりと支持する。図
4から明らかなように、網状テープの対及び側板25と26
の存在によりシート部材2の対向側縁には三角形の緊張
支持構造が構成される。上述のようにシート装置が,確
実且つ堅固に保持されながら浴槽5の中央に配置され、
使用者はそのシート部材2に滑り動作により出入りする
ことができる。
【0016】個々の軸駆動電動機23及び24を、使用者自
身が操作できる制御スイッチを設けた低電圧制御回路
(図示せず)により制御する。この制御回路はサーボ式
制御を行なうので2個の電動機は協調しており、4対の
網状テープ全ての緊張状態及び電動機速度の所定最低値
への低下の検知により上昇終端位置を判定することがで
きる。この制御回路に、軸の回転を比較する回転測定手
段をも含め、その回転の測定を各動作サイクルで下降終
端位置から開始するようにしてもよい。こうすれば、各
動作サイクルにおいて例えば網状テープの伸長の差異を
補償する等の所要修正操作を行うことができる。
身が操作できる制御スイッチを設けた低電圧制御回路
(図示せず)により制御する。この制御回路はサーボ式
制御を行なうので2個の電動機は協調しており、4対の
網状テープ全ての緊張状態及び電動機速度の所定最低値
への低下の検知により上昇終端位置を判定することがで
きる。この制御回路に、軸の回転を比較する回転測定手
段をも含め、その回転の測定を各動作サイクルで下降終
端位置から開始するようにしてもよい。こうすれば、各
動作サイクルにおいて例えば網状テープの伸長の差異を
補償する等の所要修正操作を行うことができる。
【0017】
【発明の効果】本発明の入浴用リフトは、リフト自体の
据付用床面積を要しない既存の浴槽上縁への着脱自在な
取付けの可能性、浴槽上縁より高い位置でのシート部材
の保持、折畳み自在の部材の畳み込みによる浴槽の有効
入浴深さの利用の確保、浴槽上縁より上方で保持された
シート部材へ入浴者が出入りする際のシート部材の揺動
防止の可能性、入浴者自身の手動操作による入浴の可能
性などの顕著な効果を奏する。
据付用床面積を要しない既存の浴槽上縁への着脱自在な
取付けの可能性、浴槽上縁より高い位置でのシート部材
の保持、折畳み自在の部材の畳み込みによる浴槽の有効
入浴深さの利用の確保、浴槽上縁より上方で保持された
シート部材へ入浴者が出入りする際のシート部材の揺動
防止の可能性、入浴者自身の手動操作による入浴の可能
性などの顕著な効果を奏する。
【図1】上昇終端位置における入浴用リフトの斜視図で
ある。
ある。
【図2】中間位置における入浴用リフトの斜視図であ
る。
る。
【図3】下降終端位置における入浴用リフトの斜視図で
ある。
ある。
【図4】線IV-IVにおける図1の断面図である。
【符号の説明】 1 シート装置 2 シート部材 3 枠体 4 縁部 5 浴槽 6、7 セクション 9、10 軸 11、12、13、14 ブラケット 15、16、17、18、19、20、21、22 テープ 23、24 電動機 25、26 側板 27 ピン 28 中央部 29、30 減速歯車装置 31、32 側方翼板
Claims (8)
- 【請求項1】 浴槽に出入りする患者又は身体不自由者
を昇降させる入浴用リフトにおいて、上記浴槽の上縁に
載置する枠体、上記枠体に取付けた昇降機構、上記昇降
機構から可撓性支持ケーブル又はテープにより吊下げた
シート部材、及び上記シート部材に枢支された折畳み自
在の部材を備え、上記折畳み自在の部材を介して上記シ
ート部材を上記支持ケーブル又はテープに支持し、少な
くともシート部材が上昇終端位置にあるときに上記折畳
み自在の部材を上記シート部材から下方に延在させ且つ
上記シート部材が下降終端位置にあるときに上記折畳み
自在の部材を上記シート部材の下に畳み込んでなる入浴
用リフト。 - 【請求項2】 請求項1記載の入浴用リフトにおいて、
上記折畳み自在の部材を、上記シート部材が浴槽の底に
到達したとき上記シート部材の下に畳み込まれ且つ上記
シート部材が上昇して上記浴槽の底から離れると自動的
に下方へ延在する如く枢支された支持材としてなる入浴
用リフト。 - 【請求項3】 請求項2記載の入浴用リフトにおいて、
上記支持材を、上記シート部材が下降終端位置に達する
とき上記浴槽の側壁及び底部に係合して畳み込まれるよ
うに上記シート部材の側縁に枢支した側板としてなる入
浴用リフト。 - 【請求項4】 請求項3記載の入浴用リフトにおいて、
上記可撓性支持ケーブル又はテープを上記側板に結合し
さらに上記シート部材の下に延ばして上記シート部材の
下面に固定し、上記側板結合と上記下面固定との間の長
さを適当にして上記シート部材に対する上記側板の枢動
を内向きに僅かに傾斜した位置に制限してなる入浴用リ
フト。 - 【請求項5】 請求項1、2、3又は4に記載の入浴用
リフトにおいて、上記支持ケーブル又はテープと対とな
り且つ前記シート部材に結合した第2支持ケーブル又は
テープを設け、上記シート部材の上昇終端位置以外の全
てのシート部材位置において上記第2支持ケーブル又は
テープを弛緩させ、上昇終端位置における上記シート部
材を、そのとき緊張した上記支持及び第2支持ケーブル
又はテープ上に支持することにより上記浴槽の高さ方向
のみでなく横手方向及び長手方向にも確実に位置決めし
てなる入浴用リフト。 - 【請求項6】 請求項1、2、3、4又は5に記載の入
浴用リフトにおいて、上記浴槽の側部に取付けた2本の
回転軸を含む入浴用リフトの昇降機構を設け、昇降中の
上記シート部材の各側縁を、上記シート部材の前後方向
に離隔し且つ上記両軸中の対応軸へ巻上機状の態様で巻
付けた2組の上記支持ケーブル又はテープに吊着してな
る入浴用リフト。 - 【請求項7】 請求項1、2、3、4、5又は6に記載
の入浴用リフトにおいて、上記支持ケーブル又はテープ
を網状テープとしてなる入浴用リフト。 - 【請求項8】 請求項1、2、3、4、5、6又は7に
記載の入浴用リフトにおいて、上記入浴用リフトを、上
記浴槽の縁部への載置による上記浴槽へのユニット的取
付け可能とし且つ不要時に容易に除去可能としてなる入
浴用リフト。
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