JPH0687460A - 車両の平面挙動検出装置 - Google Patents

車両の平面挙動検出装置

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JPH0687460A
JPH0687460A JP24192192A JP24192192A JPH0687460A JP H0687460 A JPH0687460 A JP H0687460A JP 24192192 A JP24192192 A JP 24192192A JP 24192192 A JP24192192 A JP 24192192A JP H0687460 A JPH0687460 A JP H0687460A
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Kazutaka Adachi
和孝 安達
Yoshinori Yamamura
吉典 山村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ターンテーブルに乗った車両のヨーレート検
出値が零点補正に用いられてその後の検出結果を狂わす
ことのないようにする。 【構成】 ヨーレート検出部7は車両のヨーレ−トを検
出し、検出ヨーレ−ト補正部10は、操舵角センサ8で
検出された操舵角が小さい間、ヨーレ−ト検出値を零に
補正し、検出値のオフセツトを除去してヨーレ−トの検
出精度を向上させると共に、車速センサ9で検出した車
速が零の時、ヨーレ−ト検出値の零点補正を禁止する。
よって、ターンテーブルに乗った車両が、ターンテーブ
ルの回転によりヨーレ−トを受けることがあっても、こ
れを検出値のオフセツトと見做して零点補正するような
ことはなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両のヨーレイトや横
加速度等の平面挙動を検出するための装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】車両の平面挙動検出装置としては従来、
例えば特開平2−204177号公報や、特開平2−2
74662号公報に記載されたヨーレイト検出装置が知
られている。
【0003】これらの装置は、ヨーレイトの検出に当
り、該検出のための電気回路に関わる温度特性や積分誤
差に起因して検出ヨーレイト値に所謂ドリフト(オフセ
ット)が生じ、検出誤差を免れないことから、これを除
去するために、操舵角が極く小さな領域で検出値を零に
する零点補正を行って、ヨーレイトの検出精度を向上さ
せることを狙ったものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかして、かかる従来
の平面挙動検出装置は、操舵角が極く小さな時は必ず上
記の零点補正を行うものであるため、以下の問題が懸念
される。
【0005】即ち、今日駐車場等では用地難から、車両
をターンテーブル上に自走させ、この状態でターンテー
ブルを回転させることにより、狭い場所でも車両の向き
を変えることができるようにすることが多く行われる傾
向にある。この場合、車両は操舵角とは全く関係なし
に、ターンテーブルの回転によって平面挙動を受けるこ
ととなるが、上記従来の挙動検出装置はこれをも検出値
のドリフト(オフセット)と見做して零点補正し、その
後の検出結果を狂わすという問題を生ずる。
【0006】本発明は、この問題が車速零の時に生ずる
との観点から、車速が零の時は前記の零点補正を禁ずる
ようになし、これにより上述の問題を解消することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的のため本発明は
図1に概念を示す如く、車両に発生するヨーレイトや横
加速度等の平面挙動を検出する挙動検出手段と、車両の
ステアリングホイールによる操舵角を検出する操舵角検
出手段と、該手段からの信号に応答して設定値未満の操
舵角では、前記挙動検出手段により検出した車両の平面
挙動検出値を零に補正する零点補正手段とを具えた車両
の平面挙動検出装置において、車両の走行速度を検出す
る車速検出手段と、この車速検出手段からの信号に応答
して、車両の走行速度が零になる時、前記零点補正手段
による車両平面挙動の前記零点補正を禁止する零点補正
禁止手段とを設けて構成したものである。
【0008】
【作用】挙動検出手段は、車両のヨーレイトや横加速度
等の平面挙動を検出し、例えば後輪舵角制御に用いる。
ここで零点補正手段は、操舵角検出手段に応答してこれ
により検出した操舵角が設定値未満である時、挙動検出
手段により検出した平面挙動検出値を零に補正し、検出
値のドリフト(オフセット)を除去してドリフトに伴う
検出誤差をなくし、平面挙動の検出精度を向上させる。
【0009】一方、零点補正禁止手段は、車速検出手段
からの信号に応答し、これにより検出した車両の走行速
度が零の時、上記零点補正手段による車両平面挙動検出
値の零点補正を禁止する。よって、ターンテーブルに乗
った車両が、ターンテーブルの回転により平面挙動を受
けることがあっても、これを検出値のドリフト(オフセ
ット)と見做して零点補正するようなことはなく、その
後の検出結果を狂わすという問題を解消することができ
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に
説明する。図2は本発明一実施の態様になるヨーレイト
検出装置を示し、1L,1Rは夫々左右前輪、2L,2
Rは夫々左右後輪である。これら車輪を具えた車両を本
例では、前輪1L,1Rがパワーユニット3により駆動
される前輪駆動車とする。また、この車両においては前
輪1L,1Rがステアリングホイール4により主操舵さ
れると共に、後輪2L,2Rも後輪操舵アクチュエータ
5により補助的に操舵されるものとする。そして、この
後輪補助操舵を後輪舵角設定部6により電子制御するこ
ととし、該電子制御に本例のヨーレイト検出装置を用い
る。
【0011】ここで、ヨーレイト検出装置を説明する
に、これは車両に発生したヨーレイトφを検出する挙動
検出手段としてのヨーレイト検出部7と、ステアリング
ホイール4による操舵角θを検出する操舵角検出手段と
しての操舵角センサ8と、車両の走行速度Vを検出する
車速検出手段としての車速センサ9と、零点補正手段兼
零点補正禁止手段としての検出ヨーレイト補正部10と
で構成する。
【0012】検出ヨーレイト補正部10は、ヨーレイト
検出部7、操舵角センサ8及び車速センサ9からの信号
を入力され、ヨーレイト検出部7で検出したヨーレイト
φを、センサ8,9で検出した操舵角θ及び車速Vに応
じて後述の如くに補正してヨーレイト補正値φc とな
し、これを後輪舵角設定部6に入力する。
【0013】一方、この後輪舵角設定部は例えば、特開
昭57−44568号公報に記載の如きものとし、上記
のヨーレイト補正値φc 、及びセンサ8,9で検出した
操舵角θ、車速Vを基に、車両の発生ヨーレイトが狙い
通りのものになるような後輪舵角δを演算する。後輪舵
角設定部6はこの演算舵角δを後輪操舵アクチュエータ
5に指令し、このアクチュエータを介して後輪2L,2
Rを指令舵角δとなるよう補助操舵する。
【0014】ところで、ヨーレイト検出部7は温度特性
や、積分誤差等により、検出ヨーレイトφに所謂ドリフ
ト(オフセット)を生じ、検出値が誤差を持ったものと
なるのを免れない。従って、ヨーレイト検出部7の検出
結果をそのまま後輪舵角設定部6に入力したのでは、こ
れによる後輪舵角制御が狙い通りのものにならないこと
から、ヨーレイト検出値の補正が必要である。
【0015】検出ヨーレイト補正部10は例えばマイク
ロコンピュータで構成し、図3の制御プログラムを実行
して上記ヨーレイト検出値の補正を以下の如くに行うも
のとする。このプログラムは、ステップ21で一定時間
が経過したと判別する度に繰り返し実行され、先ずステ
ップ22でセンサ8,9により検出した操舵角θ、車速
V、及び検出部7により検出したヨーレイトφを読み込
む。
【0016】次いで、ステップ23,24において、読
み込んだ車速Vが例えば図5に示す設定値V1 ,V2
にあるか否かを、また読み込んだ操舵角θが車速Vの関
数である設定値θs [θs =f(V)]未満か否かをチ
ェックする。V1 <V<V2で、且つθ<θs の微車
速、微舵角域なら、ステップ25で今回のヨーレイト検
出値φを、ヨーレイト検出部7の温度特性や、積分誤差
等に基づくドリフト(オフセット)量φos(NEW)と
して更新する。しかして、それ以外の車速領域及び操舵
角領域なら、ステップ25をスキップして当該更新を行
わなわず、前回の値のままとする。この処理は、車両の
微車速及び微舵角域ではヨーレイトがほとんど発生せ
ず、過渡特性も無視することができ、従って当該領域で
のヨーレイト検出値φをドリフト(オフセット)量φos
(NEW)と見做して差し支えないとの事実認識に基づ
くものである。
【0017】例えば、ヨーレイト補正値に0.5deg
/secのオフセット量を許容するとした場合、車両毎
に実験して予め例えば図5に示すような補正条件マップ
を作成することができ、読み込んだ操舵角θと車速Vが
斜線領域内にある時、ヨーレイト検出値φをヨーレイト
検出部7のオフセット量φos(NEW)と見做し得る。
【0018】このようにしてステップ25で更新したオ
フセット量φos(NEW)を、ステップ28でヨーレイ
ト検出値補正量φosとしてセットし、該ヨーレイト検出
値補正量φosの更新を行い、前回更新したヨーレイト検
出値補正量φosを用いてステップ26ではヨーレイト補
正値φc をφc =φ−φosの演算により求める。ステッ
プ27ではこのヨーレイト補正値φc を後輪舵角設定部
6に出力し、前記した後輪舵角δの演算に資する。
【0019】なお、上記微舵角及び微車速域においても
車両は実際上、僅かではあるがヨーレイトを発生してお
り、ヨーレイト検出値φはこれを含んでいる。従って、
微舵角及び微車速域のヨーレイト検出値φをそのままオ
フセット量φos(NEW)とする上記の例では、車両が
実際に発生しているヨーレイト分だけ、オフセット量の
判定が不正確になる。そこで、オフセット量φos(NE
W)の更新に当たっては、車両が実際に発生しているヨ
ーレイト分を除去するよう
【数1】φos(NEW)=φ−{〔V/(1+AV2
L〕×〔(θ/N)−δ〕} A:車両のスタビリティファクタ L:ホイールベース N:ステアリングギヤ比 により演算した値を更新値とするのが良い。
【0020】また、微舵角を判定するに当たっては、図
3におけるステップ24の如く操舵角θが設定値θs
満になった時を微舵角域とするのに代え、図4における
ステップ31,32の如くに、操舵角θ及び操舵角速度
(d/dt)θが共に零になった時を微舵角域としても
良いことは言うまでもない。
【0021】以上説明した各実施例においては、操舵角
θが極く小さい時のヨーレイト検出値φをオフセット量
とするのではなく、操舵角θが極く小さく且つ車速Vも
低い時のヨーレイト検出値φをオフセット量としてヨー
レイト検出値の補正に資することから、車速Vが低い時
の資料がヨーレイト検出値の補正に用いられることがな
くなる。従って、ターンテーブルに乗った車両がターン
テーブルの回転に伴うヨーレイトを受けても、このヨー
レイトを間違ってオフセットと見做すことがなくなり、
これによりヨーレイト検出値の前記補正がでたらめにな
るのを回避することができる。
【0022】
【発明の効果】かくして本発明の車両用平面挙動検出装
置は請求項1に記載の如く、零点補正手段が、設定値未
満の微舵角域において、挙動検出手段による車両の平面
挙動検出値を零に補正し、検出値のドリフト(オフセッ
ト)を除去してドリフトに伴う検出誤差をなくすよう構
成する反面、車速が零の時は、上記の零点補正を禁止す
る構成としたから、ターンテーブルに乗った車両が、タ
ーンテーブルの回転により平面挙動を受けることがあっ
ても、これを検出値のドリフト(オフセット)と見做し
て零点補正するようなことがなくなり、その後の検出結
果を狂わすという問題を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の平面挙動検出装置を示す概念図であ
る。
【図2】本発明一実施の態様になる平面挙動検出装置を
具えた後輪操舵制御系のシステム図である。
【図3】同例の検出ヨーレイト補正部が実行する制御プ
ログラムを示すフローチャートである。
【図4】同制御プログラムの変形例を示すフローチャー
トである。
【図5】ヨーレイト検出値を補正すべき領域を示す補正
条件マップ図である。
【符号の説明】
1L 左前輪 1R 右前輪 2L 左後輪 2R 右後輪 3 パワーユニット 4 ステアリングホイール 5 後輪操舵アクチュエータ 6 後輪舵角設定部 7 ヨーレイト検出部(挙動検出手段) 8 操舵角センサ(操舵角検出手段) 9 車速センサ(車速検出手段) 10 検出ヨーレイト補正部(零点補正手段兼零点補正禁
止手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に発生するヨーレイトや横加速度等
    の平面挙動を検出する挙動検出手段と、 車両のステアリングホイールによる操舵角を検出する操
    舵角検出手段と、 該手段からの信号に応答して設定値未満の操舵角では、
    前記挙動検出手段により検出した車両の平面挙動検出値
    を零に補正する零点補正手段とを具えた車両の平面挙動
    検出装置において、 車両の走行速度を検出する車速検出手段と、 この車速検出手段からの信号に応答して、車両の走行速
    度が零になる時、前記零点補正手段による車両平面挙動
    の前記零点補正を禁止する零点補正禁止手段とを設けて
    構成したことを特徴とする車両の平面挙動検出装置。
JP24192192A 1992-09-10 1992-09-10 車両の平面挙動検出装置 Expired - Lifetime JP2795089B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6314329B1 (en) 1998-11-06 2001-11-06 Visteon Global Technologies, Inc. Compensation algorithm for initializing yaw rate sensor's zero point offset
US6324445B2 (en) 1998-10-13 2001-11-27 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Yaw rate detecting system for a vehicle
KR100759886B1 (ko) * 2003-11-13 2007-09-18 주식회사 만도 요레이트 센서 오프셋 보정 및 고장검출방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6324445B2 (en) 1998-10-13 2001-11-27 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Yaw rate detecting system for a vehicle
US6314329B1 (en) 1998-11-06 2001-11-06 Visteon Global Technologies, Inc. Compensation algorithm for initializing yaw rate sensor's zero point offset
KR100759886B1 (ko) * 2003-11-13 2007-09-18 주식회사 만도 요레이트 센서 오프셋 보정 및 고장검출방법

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