JPH068673A - オフセット印刷カードの製造方法 - Google Patents

オフセット印刷カードの製造方法

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JPH068673A
JPH068673A JP18730392A JP18730392A JPH068673A JP H068673 A JPH068673 A JP H068673A JP 18730392 A JP18730392 A JP 18730392A JP 18730392 A JP18730392 A JP 18730392A JP H068673 A JPH068673 A JP H068673A
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offset printing
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vinyl acetate
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Tadashi Hosokawa
正 細川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ポリ塩化ビニルシート基体の表面にオフセット
印刷を施し、その上面に接着剤を介して透明ポリ塩化ビ
ニルフィルム被覆を接着した構造の印刷カードにおい
て、オフセット印刷層と被覆との接着性を良好にして、
鮮明な全面オフセット印刷カードの製造を可能にする。 【構成】骨白ポリ塩化ビニルシート基体1の表面に酢酸
ビニル、マレイン酸を有する塩化ビニル・酢酸ビニル共
重合体からなる接着剤21 を塗布し、その上からポリエ
ステル樹脂、ポリオール系アクリレート、光重合開始
剤、着色顔料からなる紫外線硬化型樹脂インキを用いて
オフセット印刷3し、その表面に前記接着剤22 を介し
て透明ポリ塩化ビニルフィルムの被覆4を接着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カード表面の全面にオ
フセット印刷が可能なオフセット印刷カードの製造方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、オフセット印刷カードとして、図
2に示すように骨白塩化ビニルシートの基体11の表面
に所定のオフセット印刷12を施したのち、該オフセッ
ト印刷層12の上面に透明ポリ塩化ビニルフィルムの被
覆13を、例えばポリウレタン系接着剤層14を介して
接着した構造のものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ポリ塩
化ビニルシートには一般のオフセットインキの吸収性が
ほとんどなく、また、前記ポリウレタン系接着剤のよう
な、主に2液反応型の接着剤は常温で硬化が進み、オフ
セットインキが接着しなくなるという問題点があった。
このため、前記被覆13と基体11間の接着性を十分な
ものとするには、基体11の表面に最小限度以上の白地
(オフセット印刷を施さない部分)を残さなければなら
ず、基体全面又は殆ど全面にオフセット印刷を施すこと
ができないので、印刷カードの自由なデザインが妨げら
れていたし、基体表面にエンボス加工やサインパネル加
工を施す場合には、これを白地とするか又は網点印刷を
行わなければならず、カードの印刷デザイン上及び製造
上、大きな支障が伴うものであった。また、シルク印刷
は、これらの問題をある程度解消するものではあるが、
この場合、微細な線や図柄,文字,グラデーション等の
再現性が不良となる欠点がある。本発明は、特定の接着
剤と特定のオフセットインキ組成物との組合せを採用す
ることにより、上記従来の問題点を解決したものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、骨白ポリ塩化
ビニルシート基体の表面に、酢酸ビニル、マレイン酸を
有する塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体からなる接着剤
を塗布し、その上からポリエステル樹脂、ポリオール系
アクリレート、光重合開始剤、着色顔料からなる紫外線
硬化型樹脂インキを用いてオフセット印刷を施し、その
表面に前記接着剤を介して透明塩化ビニルフィルムを接
着したことを特徴とするオフセット印刷カードの製造方
法である。
【0005】
【作用】本発明では、骨白ポリ塩化ビニルシート基体の
表面に、まず、酢酸ビニル、マレイン酸を有する塩化ビ
ニル・酢酸ビニル共重合体からなる接着剤を塗布する。
この接着剤はポリ塩化ビニルシートとの接着が極めてよ
く、基体表面に均一な接着剤層を形成する。次に、この
接着剤層の上から、ポリエステル樹脂、ポリオール系ア
クリレート、光重合開始剤、着色顔料からなる紫外線硬
化型樹脂インキを用いてオフセット印刷し、紫外線照射
によって硬化させるが、このインキは前記接着剤層とな
じみおよびのりがよく、鮮明なオフセット印刷を施すこ
とができる。さらに、このオフセット印刷層の上に前記
接着剤層と同様の接着剤を介して透明ポリ塩化ビニルフ
ィルムを接着する際に、たとえ全面オフセット印刷され
ていてもその接着剤とオフセットインキのなじみがよい
ため接着性は良好で、ポリ塩化ビニルシート基体、オフ
セット印刷層、透明ポリ塩化ビニルフィルムとが完全に
接着したオフセット印刷カードが得られ、全面に鮮明な
オフセット印刷を施した構造の全面オフセット印刷カー
ドの製造が可能となる。
【0006】
【実施例】本発明で使用する接着剤は、酢酸ビニル、マ
レイン酸を有する塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体から
なり、オフセットインキ組成物としては、前記ポリエス
テル樹脂としてポリエチレンテレフタレート樹脂又はポ
リエチレンイソフタレート樹脂が、前記ポリオール系ア
クリレートとしてポリエステルアクリレート又はウレタ
ンアクリレートが、前記光重合開始剤としてはイソブチ
ルベンゾインエーテル又は1−ヒドロキシシクロヘキシ
ルフェニルケトン又はベンジルメチルケトンの組合せが
採用される。また、このオフセットインキ組成物におい
てポリエステル樹脂とポリオール系アクリレートとの重
量比率は、おおよそ1:2〜3の範囲内とすることが好
ましく、これにより全面オフセット印刷カードの製造が
可能となる。またこのインキ組成物におけるポリエステ
ル樹脂とポリオール系アクリレートとの合計配合量はお
およそ60〜90%(重量基準、以下%はすべて重量基
準のものである)の範囲内とする。また、前記光重合開
始剤の配合量は前記ポリオール系アクリレートの種類や
配合量を考慮して設定される。このような接着剤とオフ
セットインキ組成物との組合せにより透明ポリ塩化ビニ
ルフィルム被覆とオフセット印刷層及び骨白塩化ビニル
シート基体の接着性が極めて良好となる。
【0007】オフセット印刷カード製造の一例を示す
と、縦×横×厚さが100×50×0.27mmの骨白
ポリ塩化ビニルシート基体1(以下、図1を参照)の片
面全面に、酢酸ビニル、マレイン酸を有する塩化ビニル
・酢酸ビニル共重合体からなるVMCH接着剤(桜宮化
学株式会社製品)を3μmの厚さに均一に塗布し、該接
着剤層21 を40℃で加温、乾燥させた。次に、この接
着剤層21 の全面に、ポリエステル樹脂20%とポリオ
ール系アクリレート50%との合計配合量70%のベス
トキュアUV−STP−KP−No.1なるオフセット
インキ(共同印刷株式会社製品)で2μmの厚さにオフ
セット印刷し、揮発性成分を十分に乾燥させたのち高圧
水銀灯(80W/cm)で上記印刷面に紫外線(UV)
を4〜5秒照射して光重合性モノマーを重合・硬化させ
てオフセット印刷層3を形成した。さらに、このオフセ
ット印刷層3の表面に上記接着剤を3μmの厚さに均一
に塗布し、該接着剤層22 に縦×横×厚さだが150×
75×0.1mmの透明ポリ塩化ビニルフィルムを重層
して該接着剤層22 全面を被覆4したのち上記と同一条
件で該接着剤層22 を加温、乾燥させて片面全面オフセ
ット印刷物となし、この印刷物の前記基体1の下面に上
記と同じ接着剤23 を3μmの厚さに均一に塗布し、こ
れに上記と同一要領で作成した片面全面オフセット印刷
物の基体下面を重ね、前記接着剤層22 を上記と同一条
件で加温、乾燥させ、図1に示す構造の両面全面オフセ
ット印刷カードを得た。
【0008】
【発明の効果】以上述べたように、本発明では骨白ポリ
塩化ビニルシート基体の表面に特定の接着剤層を介して
特定のオフセットインキを用いてオフセット印刷を施
し、その表面に上記特定の接着剤を介して透明ポリ塩化
ビニルフィルムを接着したことにより、透明ポリ塩化ビ
ニルフィルムの被覆とオフセット印刷層及び骨白ポリ塩
化ビニルシート基体の接着強度が十分なものとなり、こ
の結果、オフセット印刷カードにおけるオフセット印刷
層の面積比率を任意の大きさに設定することができて全
面オフセット印刷カードの製造が容易となり、微細な
線,図柄,文字,グラテーション等の再現性に優れたオ
フセット印刷技術を印刷カードに好都合に適用すること
が可能となり、隠ぺいカードにも容易に応用されうるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る両面全面オフセット印刷
カードの一部の縦断面図である。
【図2】従来例のオフセット印刷カードの一部の縦断面
図である。
【符号の説明】
1 基体 21 接着剤層 22 接着剤層 23 接着剤層 3 オフセット印刷層 4 被覆
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08J 5/12 CEV 9267−4F

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 骨白ポリ塩化ビニルシート基体の表面
    に、酢酸ビニル、マレイン酸を有する塩化ビニル・酢酸
    ビニル共重合体からなる接着剤を塗布し、その上からポ
    リエステル樹脂、ポリオール系アクリレート、光重合開
    始剤、着色顔料からなる紫外線硬化型樹脂インキを用い
    てオフセット印刷を施し、その表面に前記接着剤を介し
    て透明塩化ビニルフィルムを接着したことを特徴とする
    オフセット印刷カードの製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CH684528A5 (de) * 1994-02-05 1994-10-14 Hans Auer Verfahren zur Herstellung von bedruckten Smart Cards.
WO2000016166A1 (en) * 1998-09-11 2000-03-23 Imation Corp. Multilayer articles having an ink-containing surface bonded to a second surface with a photopolymerized adhesive
KR20030050670A (ko) * 2001-12-19 2003-06-25 송요석 합성수지제품의 표면 인쇄방법

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