JPH068661B2 - 伝動装置 - Google Patents

伝動装置

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JPH068661B2
JPH068661B2 JP33730990A JP33730990A JPH068661B2 JP H068661 B2 JPH068661 B2 JP H068661B2 JP 33730990 A JP33730990 A JP 33730990A JP 33730990 A JP33730990 A JP 33730990A JP H068661 B2 JPH068661 B2 JP H068661B2
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JP
Japan
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eccentric
cam
face gear
shaft
eccentric cam
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JP33730990A
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English (en)
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JPH03242139A (ja
Inventor
洋司 川本
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は伝動装置にかかり、例えば電動歯ブラシの運動
伝動機構に組み込まれて、回転運動を2つの異なる方向
の運動に選択的に変換可能とした伝動装置に関する。
(背景技術) 従来、この種の伝動装置としては例えば特公昭52-43981
号が提案されている。この伝動装置においては、2つの
偏心面と1つの同心面とを有する偏心カムを備え、この
偏心カムがその軸方向に移動する構造であるため、機構
全体が大径になってスペース面での制約を受け易く、コ
ストも高くなるという欠点があった。
(発明の目的) 本発明は上記の点に鑑み提案されたもので、その目的と
するところは、極めて簡単な構造によって回転運動を2
つの異なる方向の運動に変換することができ、しかも機
構部の小型化を図って取付スペースを最小限に抑えると
共に、コストの低減を可能にした伝動装置を提供するこ
とにある。
(発明の開示) 以下、図に沿って本発明を説明する。なお、2つの異な
る方向の運動として直線往復運動と回動往復運動とを例
にとって説明する。
第3図および第7図は本発明にかかる伝動装置の内部構
造を示すものである。
以上において、15はケーシングであり、その内部にはシ
ャーシ16を介して駆動源としてのモータ17が収容されて
いる。モータ17の出力軸にはピニオン18が取り付けら
れ、このピニオン18は回転駆動軸19にて枢支されている
フェースギア14に噛み合っている。
このフェースギア14には偏心したフェースギア軸11が
一体に形成されており、このフェースギア軸11の運動
は第1と第2の偏心カム7、8を介してカムフォロア1
に伝えられる。そして、その出力軸3が2つの異方向の
従動運動を行う。なお、図において20は軸受を示す。
次に、本発明の要部の詳細について具体的に説明する。
第1図は要部の分解斜視図を示している。
図において、カムフォロア1はほぼ円筒状のカムフォロ
ア本体2と、カムフォロア本体2の上面から突設された
出力軸3とを備えている。
また、カムフォロア本体2には回動往復運動用の第2の
偏心カム8のテーパ面8aに当接する垂直方向の回動往復
運動用接触面4と、第2図に示す如く直線往復運動用第
1の偏心カム7の外周面に当接する水平方向の直線往復
運動用接触面5とが形成されている。
次に、6は平行カム部であり、カムフォロア本体2の内
側に配設されるものである。この平行カム部6は、第1
の偏心カム7と第2の偏心カム8とを若干ずらした状態
で軸方向に連結して形成されており、内部に通孔9を備
えていると共に、通孔9の端縁には回転ストッパー10が
付設されている。
なお、第2の偏心カム8の外周面にはテーパ面8aが形成
されている。また、図においてはaは第1の偏心カム7
の中心軸、bは第2の偏心カム8の中心軸を示す。
前記フェースギア軸11は平行カム部6の通孔9に挿入可
能な外径を有し、かつ内部に軸孔12を備えていてその端
部にはほぼ半周にわたってガイド溝13が設けられてい
る。そして、フェースギア軸11のガイド溝13とは反対側
の端部に、前記フェースギア14が一体的に付設されてい
る。
この第1図において、rは軸孔12の中心、すなわちフ
ェースギア14の中心に対するフェースギア軸11の偏心量
を示し、またrは通孔9の中心すなわちフェースギア
軸11の中心に対する平行カム部6の偏心量をそれぞれ示
している。ここでr=rであり、rは通孔9の中
心に対する第1,第2の偏心カム7,8の偏心量でもあ
る。
次いで、この伝動装置により回転運動を直線往復運動に
変換する動作を説明する。
前に述べた第3図において、モータ17が正転するとピニ
オン18の回転はフェースギア14を介してフェースギア軸
11に伝わる。フェースギア軸11が例えば第4図の矢印方
向に回転すると、その回転は回転ストッパー10によりや
がて規制され、第4図に示すような位置で停止する。
ここでrはrに等しく、回転駆動軸19の中心に対す
る第1の偏心カム7の偏心量は第4図および第6図に示
す如くr=r+r=2rとなり、回転駆動軸19
の中心に対する第2の偏心カム8の偏心量はr−r
=0となる。従って、カムフォロア1は2r×2=4
の変位量にて第1の偏心カム7による上下運動を行
なう。よって出力軸3からは直線往復運動を取り出すこ
とができる。
この間、第2の偏心カム8は回転駆動軸19と同心軸上に
あり、その偏心量は0であるため、出力軸3の回転運動
は拘束されている。なお、第6図は上記の直線往復運動
を様子を示している。
一方、回転運動を回動往復運動に変換するには、モータ
17を逆転させればよい。これによってフェースギア軸11
は第5図に示すように逆回転し、回転ストッパー10の作
用により平行カム部6,フェースギア軸11の位置関係は
第5図に示すとおりとなる。
この場合にもrはrに等しく、回転駆動軸19の中心
に対する第1の偏心カム7の偏心量はr−r=0と
なり、また回転駆動軸19の中心に対する第2の偏心カム
8の偏心量は第5図、第7図および第8図に示す如くr
=r+r=2rとなる。
この時、第1の偏心カム7は回転駆動軸19と同心軸上に
あり、その偏心量が0であるため上下方向の運動が拘束
される。しかし、第2の偏心カム8は前述したようにテ
ーパ面8aを有しているため、第8図に示す如くこのテー
パ面8aに当接しているカムフォロア本体2の回動往復運
動用接触面4を駆動し、このカムフォロア1角度2θの
範囲で回動させる。これにより、出力軸3が角度2θの
範囲で回動するものである。
従って、本実施例の伝動装置を、例えば電動歯ブラシの
運動伝達機構に組み込んだ場合、電動歯ブラシの小型化
と低コスト化を図ることができる。
(発明の効果) 以上のように、本発明によれば、回転駆動軸に枢支され
フェースギアを中心とする軸孔の中心より所定の偏心量
にて偏心するフェースギア軸と、このフェースギア軸の
中心に対して前記偏心量と等しい偏心量にて互いに反対
方向に、かつその偏心方向が一直線となるように偏心す
る第一の偏心カムと第2の偏心カムを備え、回転ストッ
パーによってフェースギア軸の偏心方向と第1の偏心カ
ム及び第2の偏心カムとの偏心方向とが一直線となるよ
うに位置決めして、正逆回転により第1の偏心カム、第
2の偏心カムからカムフォロアに与えられる2つの異方
向の従動運動を選択自在としたことにより、極けて簡単
な構造で機構部の小型化が図られると共に、取付スペー
スを最小限に抑えることができ、ひいてはコストの低減
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る伝動装置の要部の分解斜視図、第
2図は要部の斜視図、第3図は回転運動を直線往復運動
に変換するときの縦断面図、第4図および第5図は第3
図におけるA方向および第7図におけるB方向から見た
説明図、第6図は第3図におけるA方向から見た動作説
明図、第7図は回転運動を回動往復運動に変換するとき
の縦断面図、第8図(イ)〜(ニ)は第7図におけるB
方向から見た動作説明図である。 1・・・カムフォロア 3・・・出力軸 4・・・回動往復運動用接触面 5・・・直線往復運動用接触面 6・・・平行カム部 7・・・第1の偏心カム 8・・・第2の偏心カム 10・・・回転ストッパ 11・・・フェースギア軸 12・・・軸孔 14・・・フェースギア 17・・・モータ 19・・・回転駆動軸

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転駆動軸に枢支され、正逆回転する駆動
    源からの力を伝動するフェースギアと、 このフェースギアの一体に形成されると共に、前記回転
    軸に枢支されフェースギア中心を中心とする軸孔を有
    し、この軸孔の中心より所定の偏心量にて偏心するフェ
    ースギア軸と、 このフェースギア軸の中心に対して前記所定の偏心量と
    等しい偏心量にて互いに反対方向に、かつその偏心方向
    が一直線となるように偏心し、回転駆動軸に平行な平行
    カム部が形成された第一の偏心カムと、回転駆動軸に傾
    斜する傾斜カム部を有する第2の偏心カムと、 この第1の偏心カムの平行カム部と第2の偏心カムの傾
    斜カム部とにそれぞれ当接する接触面を有し、かつ出力
    軸を有するカムフォロアと、 駆動源の正逆回転によって、前記フェースギア軸と第
    1、第2の偏心カムとの相対位置関係が180度回転し
    て位置決めされる回転ストッパーを有し、 この回転ストッパーによってフェースギア軸の偏心方向
    と第1の偏心カム及び第2の偏心カムとの偏心方向とが
    一直線となるように位置決めして、 正逆回転により、回転駆動軸に対する第1の偏心カムま
    たは第2の偏心カムのいずれか一方の回転駆動軸に対す
    る相対的偏心量を略零にすることにより、 第1の偏心カム、第2の偏心カムからカムフォロアにそ
    れぞれ与えられる2つの異方向の従動運動を選択自在と
    したことを特徴とした伝動装置。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項記載の伝動装置にお
    いて、この装置は電動歯ブラシの運動伝達機構に組み込
    まれることを特徴とした伝動装置。
JP33730990A 1990-11-30 1990-11-30 伝動装置 Expired - Lifetime JPH068661B2 (ja)

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JP33730990A JPH068661B2 (ja) 1990-11-30 1990-11-30 伝動装置

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JP61038044A Division JPS62196463A (ja) 1986-02-21 1986-02-21 伝動装置

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Publication Number Publication Date
JPH03242139A JPH03242139A (ja) 1991-10-29
JPH068661B2 true JPH068661B2 (ja) 1994-02-02

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